雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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8.25夏の終りの剣山納涼、雲の中に虹が出る。 (その1)
●毎日暑いわけですが、500hPa高層天気図をみると上空の気圧配置が一変してきました。シベリアの奥地の上空の気温が急低下してきました。最新の8月25日21時の図では、北緯51度・東経133度には-21.5度の寒冷渦があって北日本方面に南下中です。また遥か北方ですが、北極圏の北緯70度・東経120度には-36.3度という冬の気温が出現しています。高層天気図は明確に夏の終焉を告げています。 → 気象庁サイト 船舶向け天気図ペー図からAUAS50(12) (なおリンクは最新図しか表示されない) ぼちぼち冬将軍が勢力を涵養しはじめたという感じですが、炎威をふるう夏将軍という言葉はありませんが、夏将軍が戦線壊滅ちりじりに退散する日もそう遠くありません。

この段落と図を28日23時14分に追記
8月26日09時の図で、まだ8月なのに、なんと-38.3度!
気象庁サイトから、極東500hPa高度・気温図を抜粋して引用します。最低限の着色をしました。いくらシベリア奥地だと言っても、上空はぐんぐん冷えて8月なのに真冬の気温が出現です。こりゃあ、この冬は寒そうですね。えらいこっちゃあァ! 北半球で一番寒い町のオイミヤコンで雪が降ったもようです。日本時間で26日21時に天気は雪、また28日15時~21時も天気は雪です。28日朝の最低気温は-10度まで下がったようです。ほんまに地球温暖化しよるんか?? → tenki.jp オイミヤコンの天気
2016年8月26日09時 極東500hPa高度・気温 (抜粋)

気象庁の長期予報は当ったり外れたりで、宝くじを買うときのお守りにならないのですが、ここ半年あるいは1年続く高温状態の反動がそろそろ来るのではないか? 自然界の変動は大きな振れがあるのが常ですが、一方的に片方に振れつづけることなどなく、超長期的なことでも氷期・後氷期をくりかえしたり、ごく短期的にも気温の日周変化が起こるわけです。どこかで帳尻を合わせます。動あれば静あり、陽あれば陰ありというふうに、どこかでバランスを取ろうとするのが自然なのであります。今後、秋遅くから気温が低いほうにシフトして予想外の厳冬となるのではないか? 10年ぶりに見ノ越で積雪5m (吹き溜まりで) とか? 

●さて、わが業界は8月は暇で今月は夏休みをさせていただいておりましたが、夏の終りにまた剣山です。剣山が多くなるのは、四国東アルプスの1500m以上はミヤマクマザサが優占して、登山道が狭いと夏には足がびしょぬれになるのが嫌だからですが、選択肢として登山道が幅2mある剣山になりがちです。ところで、拙ブログの表題を改名する必要がありそうです。「田舎暮らしを楽しむ」 とか 「毎日がアウトドア、家の中でも?」 とか 「四国東アルプスを歩く」 など今考えているところです。


四国本島も田舎、深夜道路はさながらプライベート道路か?
↓ 旧 一宇村漆野瀬の電光標識まで来ました。午前3時47分。気温が高いスね。例年ならば夏の早朝は20度以下に下がることが多いです。
旧 一宇村漆野瀬

↓ 剣山登山口の見ノ越に到着しました。午前4時30分。朝早く午前1時55分に淡路島南部の雑想庵を出ましたから、所要時間は2時間35分です。道路が空く深夜(早朝)帯は順調にこれます。高速道路も一般道も、自車のまえに先行車なく自車のうしろに後続車なしでスイスイ、自分のプライベート道路かと錯覚するほどです。鳴門大橋から徳島自動車道を通って見馬 (貞光) まで1時間ちょうどできていますが、問題は貞光~見ノ越の間の40キロです。この国道438号は有名な酷道439 (よさく) と姉妹酷道です。狭隘でカーブの連続、これが時間がかかります。ただし、この438号線は夜間のほうが走りやすいです。つまりカーブで対向車の有無が前照燈で分かりますから。この酷道438号線が剣山山岳観光のネックであるのは間違いないところですが、どうにもなりませんわね。
見ノ越に4時30分到着

天気晴朗ならず、ときおり驟雨性の雨が。
↓ 天気が悪いので登るか? 登らないか? 30分沈思黙考して、でもまあ、せっかく来たのだから、雨降りのなか登るのも風情があろうかと5時ちょうどに登り始めました。ゆっくりと5時58分に登山リフト終点の西島駅に来ました。明らかに、雨は対流性の雲から降る驟雨 (しゅうう) で、ときどきザアーッときます。こういう降雨はムラが大きく、2~3キロ離れたら晴れていたりするから、予想が非常に難しいもので予報官や気象予報士泣かせといえましょう。
西島駅 5時58分

↓ あいにく天気が晴朗ではありません。丸笹山 (1712m) も雲や霧に煙っています。今朝は南東の暖湿気流が四国山地に進入しています。山地の南側ほど天気が悪く、徳島県南東部では結構雨が降っていますが、山地の脊梁付近が境目で北側は雲が少ないです。むしろ青空が見えています。
天気晴朗ならず
丸笹山も雲霞に煙っている

安徳天皇が刀を掛けた松は、大昔に朽ち果てている!
↓ 刀掛け松まで来ました。標高は1810m。平家の落武者とともに祖谷の山中に隠れ住んだ安徳天皇が、剣山に登る途中でここの松に刀を掛けて休憩したと言い伝えられているようですが、もしこのハナシが史実であったとしても、写真の倒木がそれであるとは、絶対にありえません。 この標高では松はクロマツやアカマツじゃなくてヒメコマツです。剣山の南側では管轄する四国森林管理局の調査でヒメコマツの巨木 (幹周3m超) がみつかっていますが、そんなのは九牛の一毛であってめったになく、樹齢もせいぜい推定200年とか300年です。安徳天皇が生存した時代は800年あまり前です。よって、この倒木は3代目ぐらいと考えるのが合理的です。実際に安徳天皇が刀を掛けた松は何百年も前に朽ち果てて消えているハズです。

どうも、この国の住民は2代目や3代目を異常に評価しすぎです。よしんば本家本元の1代目は価値があるとしても、価値は1代限りです。二代、三代、末代まで価値を継承すると考えるのは誤りです。この松をみてもこの国の住民の異常思考性が表われていますね。親が著名な政治家だったからというても、何の社会経験もなく、確固とした政治信条とか主義主張もない30歳にも満たない若造にやんやの喝采で、有権者がなぜ大量の票を投じるのか? 私には理解ができないし、多くの有権者は狂っていると思います。これでは、憲法を破壊されて、大多数の有権者が権力者の意のままにいいように縛られるのは、しかたがありませんね‥。 (なお、これは批判ではなくボヤキです)

刀掛け松
刀掛け松

↓ 山頂の平家の馬場の東端で、斜面最上部にある剣山頂上ヒュッテと、剣山本宮宝蔵石神社に到着です。ちょうど午前7時です。両方とも店は開いていて早朝から営業しています。ヒュッテに入って朝飯として半田そうめんをいただきましたが、神社の人とおぼしき人が厨房で山小屋の経営者と一緒にパンを食べていました。この神社も神社本庁傘下でしょうかね? 憲法破壊をたくらむ日本会議の役員名簿に多数の神社本庁関係者が名を連ねていますが、ホントは人材的には薄っぺらい布陣なのに、安倍政権を陰から支配しています。有権者は彼らの野望をちゃんと理解して投票したのでしょうかね? 彼らの野望は端的に申して 「大日本帝国の復活」 です。軍産複合体が世の中を支配し、国民は国家のために奉仕するのが当然だという国家体制です。そこには民主主義とか基本的人権とか自由などはありません。有権者は本当にそういうのを望んでいるのでしょうかね? 選挙結果によって極右の反動政策が承認されたとみなされて、そういうふうに向かうでしょう。 吾輩は神社の前を通っても、今後はお賽銭をあげることはありません。それは大日本帝国復活に資金源になるからです。
山頂の山小屋と神社

やはり2000m近い山上、極楽の涼しさ。
↓ 7時9分に、頂上ヒュッテの入り口に掛けてある温度計は16度です。気象庁検定合格の温度計でなく、しかも測り方に問題がありますが、熱帯夜に苦しむ瀬戸内平地からみると別世界の極楽の涼しさです。気象庁サイトのアメダス気温分布図を細工すると、やはり剣山が図のエリアで第一の避暑地であることが言えそうです。
剣山は平地よりも10度ほど低い
午前7時に16度だ

山頂での不思議な虹が見られた。
この雲の状況ならば、もしかしたらブロッケン現象とか、一面の雲海とか見られるかも? と思い大分待ちましたがダメでした‥。
剣山山頂に出た虹
剣山山頂に出た虹
剣山山頂に出た虹









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