雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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アサリを掘りにいくも、アサリはいなくなった! ウナギに続いてアサリも絶滅危惧へと向かうのか?


淡路島南部の南あわじ市です。南海道 (阿波・土佐・伊予・讃岐・淡路・紀伊の旧6国) では梅雨が明け、踊りに浮かれる情熱の夏がやってきました。紀伊水道に湾口が開いている福良湾にやってきました。久しぶりにアサリを掘ろうとするも、全くいません! 近年、アサリが急激にいなくなっているのは日本全国で起こっている現象で、その要因も諸説ありハッキリしませんが、こりゃあ、まもなくアサリも絶滅危惧生物の仲間入りでしょうか? 天然ウナギはすでに絶滅危惧種ですが、身近な生物が次々にいなくなっていますね。ヒト (人類) がいなくなるのはもう少し先か?

アサリがいなくなったので、ひざ上までジャボジャボと水に入り、海底の石をひっくり返して●●●●を獲っていたら、シーカヤックに乗った若い女性が吾輩にぶつかりそうになりました。彼女はシーカヤック初体験なのか? パドルをうまく操れず真っ直ぐに進めないようです。

「こんにちは! 面白そうですね!」
「うまく漕げないのよね、なかなか難しいです。おじさん、何とってるの?」
「アサリを掘りにきたんだけど、いないので●●●●を獲ってます!」
吾輩がバケツの中を見せたら、その若い女性は覗き込んだのですが、
「おじさんもカヤックしませんか?」
「そうだね、したいんだけど、体重制限がありそうだよね!」

シーカヤックで海上散歩していたのは3人ですが、若い男女のペアとインストラクターと思しきベテランです。1時間以上も福良湾内を海上散歩していたのですが、その女性は最初は真っ直ぐに進めなく、坐った状態だったのですが、終わるころにはなんとカヤックの上でスラと立っています。しかも、スイスイと、まるでアメンボウみたいに自在に散歩しているではありませんか! ビックリ仰天です。その女性はよほど運動神経がよく器用なのか? あるいはインストラクターの指導が良かったのか? あるいは、シーカヤックというものは誰でも1時間ほど練習すればスイスイ行けるものなのか? 吾輩はしたことがないので良く分かりません。

ところで、最近は磯遊びや釣りや、水上バイクなどマリンレジャーに繰り出す人が減ったという印象がしています。海でも山でもキャンプでも、少し前まであんなに盛んだったアウトドア・レジャーブームも去ったのではないか?




アサリが獲れないので、●●●●を獲ったのですが、なんと10個も獲れました。大収獲! 夕餉のおかずの材料です。●●●を獲りながら、海産種子植物のアマモの海中草原を歩いてみました。

アマモは胞子で殖える海藻ではなく、歴とした種子植物です。花がさきます。福良湾ではたいてい4月の初めの大潮の干潮のときに開花します。米粒ぐらいの大きさで、イネ科の花に若干に似ています。地味な花なので常識的にはとても花などと呼べません。アマモの花など見に来るのは、植物調査に参加するようなごく一部の人だけで、一般にはだれも興味を示さないのですが、アマモは波の静かな湾や入り江の浅い海底に生育し、海の生態系や水質浄化に大きな働きをしています。アマモは魚やエビなどの産卵場であり、富栄養化の元凶の多すぎる窒素やリンを吸収し、水質浄化の働きがあることで知られます。海底にアマモが大群生している所を藻場といい保護されているところが多いです。ほかにも、別名がリュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ (龍宮の乙姫の元結の切り外し) と称され、これは和名・異名を含めて最長の植物名ということでも知られます。いろいろと話題が多い植物であります。

アマモ藻場を散歩していると、ときどき海賊船が通るときに起こす引き波が土用波のように来て、足をすくわれそうになります。向こうには釣り堀があって賑わっていますが、いけすの魚を釣るのは金魚すくいと同じで、自然とはかけ離れているように見えます。山の原生林へ行ってキノコ狩りをするんじゃなくて、空調設備の完備した工場で菌床キノコを採るのと同じで、そんなの自然じゃないですわね。何が面白いんでしょうかね。でも、まあ、商売として成り立っているのを見ると面白いんでしょう‥。にわかアウトドアブームなんて、人々の行動を観察すれば、自然志向とは全然ちがうようです。

湾口に養殖イカダがあり、その向こうに鳴門大橋が見えています。





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