雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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日本一のオンツツジ群落、高越山船窪ツツジ公園は満開! (その3)
2016年5月17日 高越山オンツツジお花見写真ギャラリー
沢山の写真を撮っているので以下に写真を陳列します。

↓ 船窪公園から遠望した四国東アルプスの高峰の面々
剣山遠望
天神丸遠望
三嶺方向
矢筈山方向

↓ 帰る前にもう一度花を眺めます。また来年もオンツツジに会いにきますね。
明らかに花の表年だ
見事です
写真の撮り方で花が多く見えるのではなく、実際に肉眼でも目が痛くなるほどの物凄い鮮やかな花です。こんなに花を着けると、養分が全部花に吸い取られて、もしかしたら樹が衰弱しえへんやろか?
花が多すぎ

↓ イタッポ (イタドリ) は皆一生懸命に採っているのに、何故かフキを採る人はいませんでした。四国ではフキを食べない? そんなことはないと思いますが、何故なんでしょうか? 山間部の集落あちこちで畑で栽培しているのも見ます。 ワラビを採っている人に 「フキは採らないんですか?」 と吾輩が聞いたら、「ほな採ろか」 と嫌そうに採りはじめました。どうやら阿波国では山菜としてはフキの位が低そうな感じ?
フだれもキを採らない

間違えないように、採取の前によく観察です。
フキを採るさいに、間違えてメタカラコウやオタカラコウを採る人が出るだろうなと思っていましたが、案の定ですわ。高越山ではこれらが混在しています。採るまえによく観察しましょう。もし間違えて採ったものが有毒植物だったら大変なことになります。阿波国では山菜としてフキをあまり採らないから、見分けられないのかも?

↓ オタカラコウの採取跡です。たぶんフキと思って採ったのではないか? オタカラコウは葉柄を手で引っ張っても株元からちぎれないから、鎌か何かで葉柄の根元を刈って採っています。

オタカラコウの採取跡
花が無い時期なので葉で識別するほかありません。オタカラコウは大きな個体では、株元から沢山の葉が出ています。(フキは2~3本程度) それから株のまん中の葉がテカテカと光沢があります。ただし、オタカラコウが密生するとフキそっくりです。その場合はのびのびと育っている大きな株を観察することです。
まん中の葉がテカテカ


↓ ツツジ公園に隣接している植林のなかに点々とナナカマドがありますが新緑が美しいです。
ナナカマドの新緑が美しい

↓ もう一度、ふり返ってから帰ります。ツツジ群落の上に見えるピークは地形図によると標高1143.3mです。高越山の1133mよりも少し高いです。
もう一度振り返る

↓ 帰りは高越山の登山車道を折り返すのではなく、旧美郷村のボロボロ滝のほうに降りていきました。昼になって登って来る車が急に増えてきたからです。ボロボロ滝への林道を降りて行く途中、植林の切れ目から高城山や雲早山が良く見えるところがあった。高城山のネギ坊主 (レーダー雨量観測所) が肉眼でもハッキリ見えました。
高城山遠望
ネギ坊主も見える

↓ 林道を降る途中の見晴しのいいところで小休止、徳島平野を悠然と流れる吉野川を眺めながら、昼飯として船窪ツツジ公園の露店で買ったタコ焼きを喰います。大阪名物たこ焼きと銘打っていました。阿波名物じゃありません。食い倒れの大坂食文化の威光が、四国本島とりわけ徳島県にまで及んでいるということでしょうか? 四国本島には4県ありますが、徳島県人の目は関西方向に向いているのを何となく感じます。 鳴門市の人と話をしていたら、対岸の淡路島は島という認識ではなく、関西だと言われたことがあります。鳴門市は四国で一番関西に近い市なので、経済的に関西と結びつくのに有利なのだ、と言うのです。
徳島平野を俯瞰しながら
1船500円とはちと高ないか? と思うんですけれども、千mの山の上なんでしょーがないか? ま、富士山で麓で100円の缶コーヒーが標高が上がるにつれて200円、300円と値段もあがるのと同じなんでしょうか?
タコ焼きを食べる


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高越山の植物観察 ユキモチソウ (有毒)
花の見頃は過ぎていますが、ユキモチソウの集団がありました。山野草愛好家の間で人気がある花ですので盗掘の危惧があり、詳細な自生場所は非公開です。仏炎苞 (ぶつえんほう) はくたびれて生彩がありません。よれよれです。お餅みたいな付属体も空気の抜けかけた風船みたいな感じですす。手で押さえると、お餅の内部は空洞ではなく、中実です。ぷよんぷよと弾力があり、カマボコをおさえるような感じです。

なお、テンナンショウ属植物は有毒とされます。夏から秋に赤く熟した果実がトウモロコシにそっくりな種があり、幼児や認知症の老人などが誤食する事故がときどきあるようです。絶対に食べないように!
厚生労働省 自然毒のリスクプロファイル : 高等植物:テンナンショウ類
【毒性成分】 シュウ酸カルシウム
【中毒症状】 口唇、口内のしびれ、腫れなどのほか、腎臓にシュウ酸カルシウムが
         沈着して腎機能を障害する。
【発病時期】 30 分以内の短い潜伏期間の後に発症 


ユキモチソウ
仏炎苞 (ぶつえんほう) はよれよれ
ユキモチソウの花序 果実になりかけている
すこし拡大


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高越山はほんとにいいところです。季節おりおりに楽しめます。吉野川市の筆頭の観光資源です。冬は雪景色や霧氷がみられるし、今時分はオンツツジのお花見です。登山するのもよし、フロラ(植物相)も豊かで、自然観察には最適です。他にも森林浴や夏に山上にテントを張って避暑とか? もちろん山菜採りもできるし、忘れてはならないのが山上の名刹、高越寺です。阿波国一の修験道の山で、信徒は他府県にまで広がっています。






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野や山の雑草を喰らふ貧人談義

ランクルさんのコメント
平成の修験者みたいですね。いつも楽しみに読ませていただいております。

フキは好んで食べます。

春になるとメバルなど磯魚と一緒に煮たり、とにかく出汁を効かせて炊いたのは美味しいですね。文句ばかり言いながら関白つもりのランクルではありますが、ほとんど料理はしません(^^; 

フキ好きが高じて畑の横にフキを植えたりしていますが、近所の野原に行けばたくさん生えているところがあるので、自宅のは間に合わせの時だけです。

フキはフキでも「ツワブキ」というのがありますが、私の住んでいるこの辺の人たちは食べません。しかし大阪へ行っている人たちが帰ってきて、道端にたくさん生えているツワブキを採取しているのを見ると、いっぺん食べてみたいと思うのですが、いつも食べているフキに比べたら美味しそうには見えないのですが・・・・・。

料理は目で食べるのではなく、口や! 舌や! といわれそうですがねえ。


山のキノコの返信
ランクル さん 今晩は

朝早くから出掛けておりまして、さっき帰ってまいりました。
今日はまる一日、同級生のO君(おおくん)と徳島市の奥の高城山(1632m)へ行っていました。四国のシャクナゲを見たり、シロヤシオという清楚な白いツツジをみたり、高城山の山頂によじ登ったり、剣山スーパー林道という日本一の素晴らしい悪路を走りまわったりでした。今日のお土産は、ヤマブドウの新芽! で、北海道の人のブログに食べ方を教わりながら、試食してみようと思います。どんなお味か? 新しい山菜の試食はわくわくしますね!

私の山菜好きのルーツは中国山地の山奥にありまして、私の実母が中国山地の山奥出身で、中国山地の山奥の山菜食文化を淡路島に伝来させました。子供のころ春になると実母から「晩のおかずに山菜を採ってきなさい」と命じられ、山菜を採る任務は私が一手に引き受けました。とくにフキは嫌になるぐらい採らされました。フキは油揚げ・椎茸・タケノコ等と一緒に煮るか、佃煮にして食膳を飾りました。昨日もフキよ、今日もフキよ、明日もフキなのよ、と嫌になるぐらいフキを食べさせられたですね。その実母はまだ健在で、敬老の日に市長さんからお祝いを戴こうと頑張っていますが、「高城山に行って来るけど、山の上のフキを採ってこよか?」と言うても「フキはもう採ってこんでいいよ」 この春に山のようにフキを採ってきて沢山喰わせたからもう十分に堪能したみたいです。

わが山のキノコ家の山菜食文化ルーツの中国山地の山奥は、裏山には沢山の雪が降り積もり、尾根にはスズコ(ネマガリダケ)が分布するところですが、日本海からも瀬戸内海からも離れているのでツワブキは自生していません。で、実母はツワブキを食べないし、その食文化を遺伝継承した私もツワブキは食べませんですね。あれを喰うのは九州の人らですね。

大分県とか、このあいだ地震で大変な目にあった熊本県とか。ツワブキは自生品をとるだけでなく、農家の人が畑でツワブキを栽培していますね! ツワブキ生産部会があり農協が出荷しているようで、かの地では八百屋の店頭でツワブキが売られているようですね! (たとえばJAおおいた公式ホームページ 旬情報 ツワブキ) 淡路島でも海岸にはツワブキはわんさかと自生していますが、淡路島の土着原住民はツワブキを喰いませんね。あんなもん、喰えるんやろか? 固そうやし。という感じです。淡路島関係者でツワブキを喰う人がいたら、たぶん九州出身者ではないでしょうか? 九州から淡路島に嫁にきたとか? 淡路島原住民が九州に留学したり出稼ぎに行ってツワブキ食文化を学んできたとかも?

それにしても、西日本は広いです。近畿・中国・四国・九州地方の合計面積は約12万6000平方キロもあって韓国一国の面積(約10万平方キロ)よりも広く、広いために多様性に富んでいて、各地でわけのわからんものを喰っていますね。土佐のイタッポもそうですが、ツワブキも美味そうには見えませんね。




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コメント
コメント
ランクル さん

今晩は

朝早くから出掛けておりまして、さっき帰ってまいりました。
今日はまる一日、同級生のO君(おおくん)と徳島市の奥の高城山(1632m)へ行っていました。四国のシャクナゲを見たり、シロヤシオという清楚な白いツツジをみたり、高城山の山頂によじ登ったり、剣山スーパー林道という日本一の素晴らしい悪路を走りまわったりでした。今日のお土産は、ヤマブドウの新芽! で、北海道の人のブログに食べ方を教わりながら、試食してみようと思います。どんなお味か? 新しい山菜の試食はわくわくしますね!

私の山菜好きのルーツは中国山地の山奥にありまして、私の実母が中国山地の山奥出身で、中国山地の山奥の山菜食文化を淡路島に伝来させました。子供のころ春になると実母から「晩のおかずに山菜を採ってきなさい」と命じられ、山菜を採る任務は私が一手に引き受けました。とくにフキは嫌になるぐらい採らされました。フキは油揚げ・椎茸・タケノコ等と一緒に煮るか、佃煮にして食膳を飾りました。昨日もフキよ、今日もフキよ、明日もフキなのよ、と嫌になるぐらいフキを食べさせられたですね。その実母はまだ健在で、敬老の日に市長さんからお祝いを戴こうと頑張っていますが、「高城山に行って来るけど、山の上のフキを採ってこよか?」と言うても「フキはもう採ってこんでいいよ」 この春に山のようにフキを採ってきて沢山喰わせたからもう十分に堪能したみたいです。

わが山のキノコ家の山菜食文化ルーツの中国山地の山奥は、裏山には沢山の雪が降り積もり、尾根にはスズコ(ネマガリダケ)が分布するところですが、日本海からも瀬戸内海からも離れているのでツワブキは自生していません。で、実母はツワブキを食べないし、その食文化を遺伝継承した私もツワブキは食べませんですね。あれを喰うのは九州の人らですね。

大分県とか、このあいだ地震で大変な目にあった熊本県とか。ツワブキは自生品をとるだけでなく、農家の人が畑でツワブキを栽培していますね! ツワブキ生産者部会があり農協が出荷しているようで、かの地では八百屋の店頭でツワブキが売られているようですね! 淡路島でも海岸にはツワブキはわんさかと自生していますが、淡路島の土着原住民はツワブキを喰いませんね。あんなもん、喰えるんやろか? 固そうやし。という感じです。淡路島関係者でツワブキを喰う人がいたら、たぶん九州出身者ではないでしょうか? 九州から淡路島に嫁にきたとか? 淡路島原住民が九州に留学したり出稼ぎに行ってツワブキ食文化を学んできたとかも?

それにしても、西日本は広いです。近畿・中国・四国・九州地方の合計面積は約12万6000平方キロもあって韓国一国の面積(約10万平方キロ)よりも広く、広いために多様性に富んでいて、各地でわけのわからんものを喰っていますね。土佐のイタッポもそうですが、ツワブキも美味そうには見えませんね。





2016/05/21(土) 23:58:19 | URL | 山のキノコ #js83eNAU [ 編集 ]
平成の修験者みたいですね。いつも楽しみに読ませていただいております。

フキは好んで食べます。
春になるとメバルなど磯魚と一緒に煮たり、とにかく出汁を効かせて炊いたのは美味しいですね。
文句ばかり言いながら関白つもりのランクルではありますが、ほとんど料理はしません(^^;
フキ好きが高じて畑の横にフキを植えたりしていますが、近所の野原に行けばたくさん生えているところがあるので、自宅のは間に合わせの時だけです。

フキはフキでも「ツワブキ」というのがありますが、私の住んでいるこの辺の人たちは食べません。
しかし大阪へ行っている人たちが帰ってきて、道端にたくさん生えているツワブキを採取しているのを見ると、いっぺん食べてみたいと思うのですが、いつも食べているフキに比べたら美味しそうには見えないのですが・・・・・。

料理は目で食べるのではなく、口や! 舌や! といわれそうですがねえ。


2016/05/21(土) 09:08:25 | URL | ランクル #tSD0xzK. [ 編集 ]
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