雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
201706<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201708
性懲りもなく、またシャクナゲを見に行った。(その2)
シャクナゲ以外のものも、少し観察した。
↓ このあたりの尾根筋は岩場になっているところが多いです。
尾根は岩場になっている

↓ シャクナゲは尾根筋の岩場や、急斜面にあります。そういうところは土壌が薄いのですが、岩の間などにシッカリと腐葉土が溜まり、水はけ・通気性が高い膨軟な土にシャクナゲは根を張っています。シャクナゲは “環境要求度が非常に高い” 花木と思われます。つまり成育環境に注文が多く、具体的には、夏が涼しい、霧が良くかかって空中湿度が高い、けれども土は保水性・排水性が良い膨軟な土で、あまり強光下では困る、かと言って昼なお暗い森林内ではダメ、などなど気難しい植物なのでしょう。また、この環境要求度の高さが平地での栽培を困難にしていますね。
尾根にシャクナゲが自生する

↓ ミヤコツツジと称される非常に美しいツツジです。薄い桃色のモチツツジと、朱色のヤマツツジの自然交雑種だと言われています。
ミヤコツツジが綺麗
ミヤコツツジ

↓ こちらは朱色のヤマツツジであります。花期が非常に長く、淡路島南部では3月下旬くらいから咲きはじめ、6月中旬ぐらいまで遅い花は見られます。
ヤマツツジ
ヤマツツジ

↓ カンアオイ変種ナンカイアオイですが、分類位置付けは研究者によって見解に相違があるようです。ナンカイアオイは和歌山県・淡路島・徳島県・高知県あたりに分布するようですが、つまり律令時代に南海道と称した地方の植物です。日本のレッドデータ検索システムによれば、ナンカイアオイは環境省カテゴリーで絶滅危惧Ⅱ類 であります。県ごとのレッドデータ指定でも四国の3県で絶滅危惧指定されています。しかしながら、淡路島南部では個体数は非常に多いです。淡路島南部の山中ではどこにでもあります。山野草愛好家は珍重するようですが、冬場に咲く花は地味なので、斑入りみたいな葉に観賞価値があるのでしょうかね? たくさんあるので、少しならば採ってもよろしい。
ナンカイアオイ

↓ ウリハダカエデの子供たちです。カエデ類では一番葉が大きな樹種でしたか? 四国の山では標高の高い暖帯上部からブナ帯でよく見るのですが、淡路では山裾の低地にわんさかとあります。毒があるのかどうか分かりませんが、シカ (鹿) が嫌う不嗜好植物の1つです。シカはこれを絶対に食べません。この山域ではシカの棲息密度は国内有数の高さだとの調査報告もあるようで、食植動物としてのシカの被食圧は強く、で、山中にはシカが嫌がって食べない草や木が殖える傾向がハッキリとあります。イズセンリョウ、オモト、レモンエゴマ、ヤブマオの仲間、ナチシダ等のシダ植物、タケニグサ、などなどシカが食べない草木は多いです。そういえばシャクナゲもシカが食べません。
ウリハダカエデの子供たち


穴掘りにはシカの角で! よく掘れます。
↓ 山中でときどきシカの角が落ちているのを見ます。シカの角は毎年生えかわって古い角は落ちるらしい。徳島県・神山町の道の駅ではシカの角が2000円~3000円で売られていますが、写真のものは小さいので1500円ぐらいか? 鉄器時代の現代では (まだ鉄器時代が続いています) 実用的な意味はないでしょうが、石器時代あるいは縄文時代になってもシカの角は役に立ったのではないか? ざらざらした石で削って釣り針をこしらえたり、食べられる根を採取する掘り棒に使えるでしょう。ためしに、このシカの角で穴を掘ってみましたが、よく掘れます。何しろ固くて緻密でどっしりと比重があります。木の棒で穴掘りするよりも掘る効率ははるかに高そうです。原始農業ではシカの角が活躍したのではないか?
石器時代には貴重な掘り棒


顕著な黄砂のため、景色は黄土色にかすむ
↓ シャクナゲ山に来る前に、旧三原町市から諭鶴羽山を仰ぎ見ました。この時点で黄砂に気付いたのですが、山頂までの水平距離は6.6キロです。視程はそれほど低くはないので、黄砂の程度は比較的に軽いといえましょう。
麓から諭鶴羽山を仰ぎ見る
↓ シャクナゲ自生地の近くの尾根から、はるか西方の諭鶴羽山を眺めました。遥かかなたにあるように見えますが、(肉眼でもそう見える) 距離は上の写真と同じく6.6キロです。このあたりは淡路島南部の山岳地帯の核心地域ですが、500m前後のピークが幾重にも重畳しています。小さな島の割には山は深いです。
遥かに諭鶴羽山
↓ 拡大したところ。諭鶴羽山 (608m) は、瀬戸内海島嶼地方では第3位の標高です。1位じゃありません! 1位は香川県・小豆島の星ヶ城山 (816m)、2位は山口県・周防大島の嘉納山 (691m)、であります。瀬戸内海諸島の中でも3位なのです。夜郎自大 (やろうじだい) になってはいけないということです。小さな島の自称文化人には井戸の中で威張り散らす者がおるけど、悔い改めるべきだよね。小さな島の中だから威張れるのであって、広大な本土へ行きゃ通用しないと思うけど。
諭鶴羽山まで6.6キロ
↓ 山の切れ目から北西方向を眺めました。旧西淡町松帆方面ですが、ランクルさんの家は見えません。13.6キロ先の慶野の松原がかすかに認められますが、播磨灘は黄砂の煙幕で見えません。
13.6キロ先の播磨灘は見えない
↓ 帰りしなに、樹林の途切れ目から鮎屋滝方面を俯瞰しました。
尾根から大城池方面を俯瞰する
↓鮎屋川ダムです。
鮎屋川ダム
↓ 大城池 (だいじょういけ) であります。洲本市大野地区 (旧大野村) は車で走ると遥かに見通しが利き、高原みたいな雰囲気がするいいところです。これは土地が洪積台地になっているためで、つまり水はけがよく干天が続くと旱魃に苦しめられます。そこで、この水不足に苦しめられた大野村に農業用水を供給するために、1928年ころに築造されたものであります。
大城池


黄砂は発生源から2日ほどで、西日本にやってくる。
気象庁サイト 黄砂情報 (実況図) から4日分を並べてみました。図をトリミングし若干改変しました。こうして見ると、中国の北京北西の乾燥地帯で発生した黄砂は、2日後には日本列島にやってきています。その時の偏西風の蛇行のしかたや、地上の気圧配置などで、黄砂の日本への飛来状況は変わるでしょうけど、概ね2日ということですね。

中国にも沢山の原発がありますが、もし中国で放射性物質をまき散らす事故があったならば、2日後には汚染物質が日本にやってくることを意味しています。フクイチ原発過酷事故の真なる原因も不明だし、問題は全く解決されていないのだから、世界に向かって率先して原発廃止の手本を示すべきであるのにもかかわらず、安倍下痢野郎は原発メーカーのセールスマンとなって東南アジア等に原発を売り込んでいます。全く正気の沙汰ではありません。安倍独裁政権は気違いです。中国で原発事故が起こらないように祈るしかありません。もし川内原発や、まもなく再稼働する予定の伊方原発が事故れば、半日か1日で放射能プルームが淡路島にきますね。恐いですわね。7月の参議院の争点のひとつは原発廃止かどうかです。 原発推進議員候補は全部落としてやる必要があります。


5月5日
5月6日
5月7日
5月8日



スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
copyright © 2017 Powered By FC2ブログ allrights reserved.