雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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海岸から四国アルプスの連山を眺め、浜豆苗 (はまとうみょう) を採る。
淡路島南部の海岸から、四国アルプスを眺めた
山座同定は意外に難しい作業です。遠望した山々を歩き尽くして地形を熟知していないと、なかなか正確には同定できないものです。ま、山登りじゃないけど、遠望したエリアは長年の間には結構歩き回っているので、間違いはないと思います。

四国アルプスの面々
↑ 四国アルプスの高峰の面々を遠望しました。書きこんだ文字がうるさい感じですが、いい眺めです。なんとなく、信州の盆地から眺めた北アルプスみたいです。信州の盆地の人里自体が標高が高いから、比高ではそんなに差はありません。そのため似た眺めになるのでしょう。 地元の徳島市からだと、手前の里山が邪魔して四国アルプスの全貌が見渡せません。離れた淡路島南部からのほうが四国アルプスの連山がよく見えます。燈台元暗しの逆で、燈台の足元からはローソクは見えないものです。

なお、四国山地を、四国アルプスと呼んだのは、旧制松山高等学校(現愛媛大学)に赴任してきた登山家、北川淳一郎の著作 『四国アルプス』 伊予史籍刊行会、大正14年刊あたりだと思われますが、90年ほど昔です。ただし北川の考案かどうかは不明です。なかなかいい名称なに、四国アルプスの名はあまり人口に膾炙しませんでした。四国の山登りでもあまり四国アルプスという表現を使わないようです。で、ヘンな言葉を使うようですが、けっして吾輩の勝手な創作じゃありません。剣山地を 「四国東アルプス」、 石鎚山地を 「四国西アルプス」 とも言いますわ。


剣山周辺
↑ 四国アルプスの東の盟主、剣山をズームアップ。双眼鏡でみれば見ノ越のトンネルが確認できます。剣山と一ノ森の中間に二ノ森というピークがあります。徳島県レッドデータ種なのであまり大きな声でいえませんが、ここにハクサンシャクナゲが自生します。剣山のハクサンシャクナゲは桃色が濃くて観賞価値が高いです。花期は夏の7月ですが、今年はハクサンシャクナゲのお花見にいきましょう!

矢筈山周辺
↑ 手前の高越山と、奥の矢筈山は標高差が700mもあるのですけど、距離が全くことなるので重なって見えています。すぐそこに見えていますが、実際に車で素っ飛ばして行っても遠いです。手前の黒々とした山は鳴門市の山です。まん中の黒い山はお城がある妙見山で、標高はわずか61m。左の山でも89m。


砂質海岸に生育する第一級の山菜、ハマエンドウ! 
浜豆苗 (はまとうみょう) と呼ぼう!

淡路島南部の海岸にきましたから、お土産に山菜を採りましょう。たしか、拙ブログでは、まだ未発表だったかと思いますが、ハマエンドウです。普通は山菜と認知されていないし利用もされませんが、間違いなく第一級の山菜です。ただし、採り方に要領がいります。このハマエンドウが第一級の山菜となるか、ただの雑草となるかは採り方しだいです。

第一級の山菜ハマエンドウ
↑ 砂浜の強光下で生育したものはダメです。固くて筋ばっています。写真のように、陸地側にだいぶん入った 「安定帯」 と呼ばれるあたり、他の草がぼうぼうと生えているあたりのものが柔らかくて利用できます。写真ではイネ科のネザサやチガヤがぺんぺんと茂っていて、その中に埋まるようにしてハマエンドウが生育しています。こういうところのものは、半日蔭に近い状態でややモヤシ的な生育で柔らかいです。

本日の収穫
↑ 本日の収穫、お土産です。蔓の先っぽのみを摘み取ります。指でつまんで簡単に折れるところから先を摘みます。折れないところは固いからダメです。アクは一切なし、苦みも皆無です。山菜は苦みや渋みやアクがつきものですが、それらは全くありません。緑の菜だと考えて食します。食材としては、豆苗 (とうみょう) によくにています。ていうか豆苗そのものですわ。普通のエンドウの若い葉や茎が本来の豆苗ですが、中華料理の高級食材です。実際に菜園のエンドウの蔓先を食べてみますと、生でも食べられますし美味いです。それの海岸野生版というところです。で、浜豆苗 (はまとうみょう)とでも呼べば値打ちが出てきます。

調理の一例
↑ 吾輩の作品。浜豆苗のソテー、卵とじ。写真の撮り方が下手なので、美味そうに見えませんけど、美味いです。知らずに食べたらホウレンソウかと思うでしょう。ビタミン類など栄養価もすこぶる高いと思われます。初夏にハマエンドウの種子ができます。夏のあいだ種子が休眠するので秋口に蒔いて栽培してもいいかもしれません。ていうか、栽培すれば高品質のものが採れるでしょう。



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