雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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日本屈指の清流、吉野川に発生する渦列を世界遺産にしよう!
JCPZ(日本海寒帯気団収束帯)を捉えた見事なアニメ

Weather Models さんがこしらえた JCPZ (日本海寒帯気団収束帯) の見事なアニメーション を拝見すると、方向が異なる気流が合流すると、ぶつかりあった空気が行き場を失って、激しい上昇気流を起こして雲が湧きたったり、あるいは渦を巻くのがよくわかります。 リンクは必見です! べつに気象ファンじゃなくても、「なるほど」 とよく分かる素晴らしいインターバル動画です。このアニメは、モノクロの可視衛星画像を、30秒ごとの画像を1時間分つないだもののようです。1枚の静止画像だけでは絶対にわからないところの、JPCZに沿って雪雲が湧き立つ様子を可視化しています。 ↓ は下手な素人講釈。

下手な素人講釈を書きこんだ
↑ 気流そのものは目には見えませんが、低層の雲の動きで気流が可視化しています。北西方向からと、北東方向からの、2つの筋状対流雲がぶつかるところに明瞭な収束帯ができて、見事な帯状対流雲が湧き立っています。その帯状対流雲の中に渦巻き状の雲が見られます。これがポーラー・ロー(径数十キロ~200か300キロ程度の規模)と言われる寒帯気団のなかに発生する超小型低気圧の卵で、超小型ながらも台風級の威力があって、過去、船舶や列車の転覆や、思わぬ山岳遭難事故を引き起こしています。引用した図に関しては、1月14日09時の地上天気図を閲覧したら、日本海西部に等圧線の西へのくぼみがあってポーラー・ローの発生しそうな状況ではありますが、ポーラー・ローは解析されていません。


吉野川の清流の中で起こる渦列!

同じ流体であっても、上のJPCZは気体である大気のなかで起こる現象です。ところが、全く同じようなことが液体である水の流れの中でも起こることは、とても面白いと思います。



●日本三大暴れ川の一つであり、四国三郎の異名をもつ吉野川にやってきました。川幅が広­いので大きな中洲があり、川の水流が二分されています。その分流がふたたび合流してい­るところに渦列が生じています。 右からの流れは比較的におだやかです。左からの流れは早いです。両方が接するところに­、気象でいう収束帯みたいなものができて渦が巻いています。渦は3~4個並んでいて現­われては消え、消えては現われています。渦の回転方向は反時計まわりです。

川の向こうには、阿波富士と讃えられる秀麗な高越山(標高1133m)がそびえていま­す。2016年3月15日、山頂が雪化粧しています。 美しい山河に恵まれた阿波国は、登山やカヌーでの川下り、冬には山に積雪があってスノーボー滑りも可能。海もあってダイビングや釣りも。アウトドア派には最高のロケーションですが、ひょっとすると消費者庁の職員500人が神山町に移住してくるかも? おおっぴらには言えないのですが、実は、官僚たちも放射能汚染地帯から脱出しようとたくらんでいるわけでして、徳島はいいところです。どうぞ、いらっしゃい! お待ちしております。吾輩は徳島県人じゃないけど、徳島県への移住をお奨めしますね。




● 場所は、阿波市阿波町と吉野川市山川町との間に架かっている 瀬詰大橋 から、上流側およ­そ1キロのところです。吉野川の北岸 (阿波市側) であります。吉野川を探せばいたるところに渦があるのでしょうかね?

美しい阿波国の山河の象徴として、日本屈指の清流、吉野川に発生する渦列を世界遺産にしよう!



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鳴門の渦潮が世界遺産にダメな理由
鳴門の渦潮を世界遺産になどと阿呆な動きがありますが、環境省の手先の世界遺産水先案内人に踊らされていますね。市長も行政も観光業者も、世界自然遺産が環境省の利権だということに全く気づいていないようです。問題点は山のようにありますが、いくつか列挙します。

①、世界遺産条約は破壊や消滅から遺産を護るのが目的です。観光のための箔付けでは全くありません。地域の知名度アップのための看板でもありません。市長は、ちゃんと条約の条文を読む必要があります。ま、この点に関しては日本全体がおかしいです。条約の趣旨を意図的にはき違えています。

よしんば、世界遺産を観光の箔付けであるとしても、遺産保護の為の余計なコストが必要となったり、開発制限や入場者制限がかかったり、マイナス面も沢山あって、あまり良い話じゃないです。物事には必ず光と影があります。影の部分を見落としちゃダメです。観光客増加につながったのは、それまでほとんど無名だったところです。もともと知られているところは観光客増加効果はあまりありませんでした。それに、すでに国内には世界遺産がいっぱいで食傷気味です。もはや世界遺産など観光市場に訴求する効果は希薄です。ま、これは数が増えるにつれて価値が逓減していくということです。世界遺産のインフレ化です。もはや値打ちがないのですわ。

②、鳴門の渦潮は潮流の中でおこる現象であり、何の破壊の危機にもありません。つまり守るべき対象外です。具体的に世界遺産条約で護るのは「不動産」です。古い建造物だとか、山とか平原とかです。現象は護りようがありません! 雷や台風を世界遺産にして護ろうというのに等しいわけです。ヘンな話です。

③、世界遺産に登録するには、顕著な学術価値が必要とされるようですが、鳴門の渦潮は学術研究分野としては「流体力学」です。物理学の分野です。世界自然遺産の学術分野(動植物学・生物地理学・地質や地形学など)から全く外れています

ついでに申せば、鳴門の渦潮はその発生機構は複雑なようですが、主に、流れのなかに障害物 (小さな島) があることに起因するカルマン渦列です。そこに加えて、流速の早い遅いの境界にできる渦とが複合したものか? そもそもカルマン渦などに興味を示すのは気象学者であって、物理学者はあまり興味がないみたいです。ていうか、カルマン渦など100年前に研究されていて、もはや不思議はなく、手を上げる研究者などいないでしょう。ただしカネを積めば別ですが‥。カネを盗られる危惧がありますね。御用学者の研究利権のエジキになるだけです。馬鹿な市長は貴重な市民の税金をエジキに差し出しているわけです。

④、自然の景観としても大したことはありません。鳴門海峡は景観が単調すぎます。瀬戸内海国立公園の中でとりわけ美しいのは、広島県尾道と愛媛県今治市を結ぶしまなみ海道から眺める西瀬戸内海の多島美です。多島海の向こうに沈む夕日は筆舌に尽くしがたい美しさがあります。まさに日本のエーゲ海です。(エーゲ海など行ったことないけど) 残念ながら東瀬戸内海の景観は単調で見劣りしますね。

⑤、鳴門の渦潮が世界遺産にダメな理由はまだまだたくさんありますが、以下は割愛。




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