雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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3月4日の徳島県剣山 山行記録 (その1)
●南あわじ市 (淡路島南部) の雑想庵を出発したのは午前2時41分です。こんな早朝、ていうかまだ夜中だから人を誘うわけにはいきません。で、単独行です。剣山は四国東部の山岳地帯の中心にそびえていて、幾重にも前衛峰に取り囲まれています。で、登山口までのアプローチが意外に長いわけで、四国島内の徳島市とか高松市などから来るにも2時間半~3時間ぐらいかかります。午前中に全行程を終るぐらいの早立ちの登山の鉄則からすると、朝3時とか遅くても4時に出発するわけです。かといって四国島内や近隣から来るのは日帰り圏内で、山地内の宿泊施設で泊まったり、テント泊するほどでもありません。という事情があるために単独行登山者が多い山です。ほんとはご来光を見るために、もっと早く1時か2時に出たかったのですが、寝過ごしてしまった! 寝過ごすというのはアウトドアズマン失格です。

雑想庵02時41分 → 鳴門大橋02時57分 → 板野パーキングで大潔斎(?)10分ロス → 板野出口で一般道に降りる03時33分 → 岩津橋手前のファミマで一服04時10分 → 貞光(うだつで有名な所)04時29分 → 電光標識に到着05時10分



2016年3月4日 徳島県剣山 写真ギャラリー
↓ 旧一宇村の剣橋から600mの 漆野瀬 の電光標識、05時11分。チェーン規制がかかっています。3.9度という表示が出ていますが、出発時にわが雑想庵の庭で2度でしたから、山間部といえども冷え込みは全くないようです。
旧一宇村の剣橋から1キロ先の電光標識、05時11分

↓ 第1ヘアピンカーブで雪が出てきました。ここで海抜750mぐらい。
第1ヘアピンカーブで雪が出てきた

↓ 路面は完全に凍結状態です。ここからは4WDに切り替え低速ギアで慎重運転です。あらゆる 「急」 のつく操作はご法度です。雪道・凍結路走行の経験を積んだ北日本のドライバーのようにスイスイとはまいりません。ていうか、急こう配・急ヘアピンカーブの連続なのでスイスイと行こうとしたら、谷底に転落かも?
路面は凍結状態

↓ 剣山スキー場に到着、06時08分。スイスイと来れないから電光標識からほぼ1時間もかかってしまいました。日が当るところは雪が消えています。
剣山スキー場に到着、06時08分

↓ スキー場から夫婦池の区間は山の裏側で標高も高く、例年雪が多いところです。しかも道幅が狭くなり、除雪幅が車1台幅しかされない場所です。しかし、一面の雪ですが、積雪は5-10センチのレベルです。これならば対向車が来ても交わせそうです。
一面の雪だが、積雪は5-10センチのレベル

↓ ほんまに雪が少ないです。例年ならば積雪と除雪の排雪で、写真にある説明看板がほとんど埋まっています。
雪が少ない

↓ 夫婦池に到着、06時23分。
夫婦池

↓ 峠みたいな感じの登山車道の最高所 (1455mぐらい) を越えると山の南側に回りますが、日が当るためか路面に雪がありません。前方に剣山が見えてきました。
山の南側に回ると路面に雪がない

↓ 剣山は別名は、太郎笈 (たろうぎゅう、1955.0m) と呼ばれ、次郎笈 (じろうぎゅう、1930.0m) と兄弟であるらしい。西日本第2位と第4位の高峰です。なお、1位は申すまでもなく石鎚山(1982m)です。3位は屋久島の宮之浦岳(1936m)、第5位は二の森(石鎚の西南西2.3キロ、1929.6m)、第6位は奈良県大峰の八経ヶ岳(1915.2m) です。西日本に本当に高い山はなくドングリの背比べ。なお、山頂に三角点のある山の標高は小数第1位までの表示ですが、山頂が標高点の山では整数表示です。
太郎次郎の雄姿が見えてきた

↓ 剣山を少し拡大。石鎚山が痩せ尾根の岩峰という感じと対照的で、重厚なドッシリ感があります。で、登るに危険性が少ないとされているようですね。
剣山を少し拡大

↓ 高知県の最高峰の三嶺 (さんれい、1893.6m) です。石鎚山は完全に愛媛県側になっていますので、高知県の最高峰はここですが、高知・徳島県境にあり、徳島県側の呼び名は 「みうね」 です。同山異名の典型例。
高知県の最高峰の三嶺(さんれい)

見ノ越 に到着、06時37分。淡路島からちょうど4時間かかってしまいました。帰りも4時間はかかるから日帰り圏内の山としては時間的にギリギリか? 強行軍覚悟ならばまだ余裕しゃくしゃくかもしれませんが‥。ま、その人の体力・気力しだいなのかも?
見ノ越に到着 06時37分

↓ ここから降りて行くと有名なかずら橋ですが、酷道与作 (439号) としても有名で、酷道ファン垂涎のルートで一度は走ってみたい道らしい。で、四国島外のナンバーの車をよく見ます。橋梁補修のために通行止めと書いてあります。
祖谷地方には降りていけないようだ

↓ 駐車場にはまだ1台も車がきていません。どうやら本日は吾輩が剣山一番乗りみたいだ。何事においても、一番乗りには何となく先行者利得みたいなものがあります。ということもあるし、後からきた人に 「今日は朝早くにはこうだったんだよ」 と講釈を垂れて先輩面みたいにできますわね。
駐車場には車は1台もいない
駐車場には車は1台もいない

↓ バリケードが一部開けられて車がたくさん通っていますが、木屋平村に降りていけるんやろか? 徳島市へは木屋平 → 神山町経由コースが近道ですが、どうなんでしょうか? 一応、通行止めとなっていますが。 この山域に進入するさいには、徳島県 県土防災情報管理システム とか とくしま林道ナビ など関連サイトを閲覧し通行止めや通行規制をチェックしましょう。
木屋平村に降りていけるのか??

↓ 持参の温度計で測ると、見ノ越の海抜1400m、07時正時に、プラス2度か3度です。ただし気象庁の検定済みの正式な温度計じゃなくおもちゃ同然のものなので、プラスマイナス1度程度の誤差があると思います。でもまあ寒暖の目安にはなります。貧乏なので、高価な検定付きの温度計がまだ買えません。

ところで、希望ですが、ネットでこの山域でも気温情報が沢山ありますが、少なくとも場所・標高・時刻を、できればどういう観測機器なのか、周辺の環境や、測定方法なども発表してほしいものです。でなければ、場所も時刻も不明では、せっかく情報発信しても何の価値もありません。もしそういう詳細が分かれば、気象庁のアメダス気温分布の空白を埋める情報としての価値が出てきますね。日々の気温を発表するのならば、できれば徳島地方気象台の指導を受けて観測すべきです。ていうか、そうしないと気象業務法違反です。

見ノ越で07時に気温は2度か3度だ


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去年と今年の写真を比較すれば、今年の寡雪は歴然!
写真の縦横比を変えたのでやや分かりにくいのですが、写真を比べると今年の雪の少なさがハッキリわかります。去年の写真は2月28日のものです。今年は3月4日なので5日の違いはありますが、去年の写真で積雪が10センチか20センチ減耗したと頭の中で補正して、画像を観察すればいいと思います。

↓ 今年、2016年3月4日、見ノ越銀座の入り口です。路面に雪が少しあるだけ。
見ノ越銀座の入り口 (今年)

↓ 昨年、2015年2月28日、同じ場所です。屋根から落ちた雪が胸高まで堆積しています。路面にもまだかなりの雪が残っています。なお、昨年は12月~1月に降雪が多かったのですが、その後は寒気の吹き出しが弱く、2月末時点では例年よりも雪は少なかったです。
見ノ越銀座の入り口 (去年)

↓ 以下3枚の写真は、今年3月4日です。第二駐車場の二階部分に上がる入り口です。入り口ゲートの高さ制限横棒 (高さ2.3m) に着目。ここは雪がよく吹き溜まる場所ですが、今年は雪がほとんどありません。今年は帰りしなに高知ナンバーの車が1台二階に駐車していました。
第二駐車場の二階部分入り口
第二駐車場の二階部分入り口
↓ せいぜい膝ぐらいの吹き溜まりです。これでは雪洞を掘ることは出来ません。
吹き溜まりも僅かだ

↓ 以下2枚は昨年の2月28日です。横棒スレスレまで雪が吹き溜まっていました。入り口は完全に吹き溜まりで塞がれて、これでは二階に駐車できません。
去年の写真
↓ 歩いて2階部分に上がり、上から吹き溜まりを見た状態です。雪がこれだけあれば、北日本みたいに雪洞を掘ったり、鎌倉を作って遊べますね。
去年の写真



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