雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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市街地のまん中にある巨樹
巨樹は山奥の原生林にあるのではなく、町のまん中にあるものだ、と言えば常識とは異なるみたいですが、一面では真理です。そういう典型的な実例を報告します。1月30日に、所用で久しぶりに淡路島の中心 (吾輩はそう思わないが) とされる洲本へ行ってきました。個人的には、洲本へ行くよりも阿波の鳴門や徳島方面に行く方が多いから、洲本が淡路島の中心だとは思わないのであって、むしろ歴史的にも淡路島は阿波国の辺縁であるという認識です。それはさておき、洲本図書館の前の公園に巨木があります。外来樹木のユーカリなので植栽品であるのは疑いようがないのですが、この公園はカネボウの紡績工場跡なので、紡績工場の敷地に明治か大正のころに植栽されたものではないか? 植栽年月すなわち樹齢も不明なので確かなことは言えませんが、樹齢100年か、100数十年であろうかと思われます。それと、ユーカリは生長がとても速い樹種ということも窺えます。 → リンク地図の+マークのところ にその巨樹があります。 ちなみに、旧東浦町の 「ババたれ観音」 の洲本寄り1キロか2キロに有名なユーカリ巨樹がありますね。それは環境省の調査に引っかかったのですが、老朽化が著しく現在はどうなっていますか? 長いことあんなところは通っていませんわ。

↓ 公園のまん中にユーカリの巨樹があります。ユーカリの樹はこれ1本しか見当たりません。あとは背丈もないオリーブの木などが点々と植栽されているだけです。
公園のまん中にユーカリの巨樹

↓ 幹は太く、ごつごつしていて、樹皮には模様があり風格を感じさせます。
風格がある
見上げた
幹はとても太い

幹周囲は460~470センチ程度かと思われます。
↓ 東側から見たところです。
東側から見たところ
↓ 西側から見たところです。
西側から見たところ
↓ とりあえず胴回り460センチと計測しましたが、実は計測困難か、計測不能です。環境省の巨樹・巨木林調査マニュアルでは地面から130センチの高さの幹周を測るとしていますが、こぶだらけなので、こぶを避けると120センチとか、150センチの所を測ることになり、基準通りの高さでは計測できません。マニュアルでは異常なこぶがある樹はこぶをはずして測るとしていますが、本事例はこぶを避けるか入れるのか微妙なところです。写真の460センチというのは地面から、130センチよりも更にだいぶん高いところを測っています。基準の130センチの高さで、こぶを含めて測ると480センチ程度になります。巨樹の幹周を測るのは意外に難しいという良い例でもあります。
とりあえず胴回り460センチと計測

↓ 幹はごつごつしていて起伏が大きく、異常なこぶが多数あります。ただしこの樹種にとってこぶがあるのは樹種本来の性質なのかもわかりません。もしそうなら異常ではなく、正常なこぶということになりましょう。
こぶが多い

↓ 樹皮には縦じま模様がありますが、バクチノキやカゴノキと原理は同じなのではないか? すなわち、次々に樹皮が縦に剥がれるのですが、剥がれた跡の下の若い樹皮が時間と共に老成して色が濃くなる (あるいは薄くなる?)、これが 縦じま模様の出来るからくりだと思います。ケヤキやアキニレでもそうです。
樹皮には縞模様がある

↓ 樹皮が縦に剥がれる性質があるようです。
樹皮が縦に剥がれる

↓ 葉は、熱帯果樹のマンゴーの葉によく似ています。マンゴーを食べた後、暖かい季節ならば、中心にある大きな種子を植木鉢に蒔くとじきに発芽して苗木ができます。10度以下の気温では寒害で枯れますが、冬に室内に置けば越冬可能で観葉植物になりますわ。
葉は、マンゴーの葉に似ている




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