雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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釣り客を歓迎しない看板!
釣り客を歓迎しない看板! であります。
釣り客を歓迎しない看板

「都会から来る釣り客はウロウロして、仕事の邪魔だよな。」
「来たからと言って、経済効果があるわけじゃないしなあ。」
「ワシらには何のトクにもなれへんしな。ほんまに邪魔やで。」
「ゴミを捨てるだけだしね。迷惑なもんだべ。」
「第一によ、めざわりなんだよ。できたら来んとって欲しいな。」

と上の看板は明確に言っています。残念ながら都会から来る釣り客は歓迎されていません。赤の下線は吾輩が記入しました。そもそも、淡路島は基本的に就業者の業種別比率から言って、農業や漁業の生産の島です。観光島じゃありません。カンコウ、カンコウと言っているのはよく見ると行政が勝手に言っているだけなんですわ。 ちなみに、鳴門の渦潮を世界遺産にだって? アホウか! 日本地質100撰にも、日本ジオパークにも選ばれないものが、なんで世界遺産なんやねん? ユネスコ職員上がりの世界遺産指南ビジネス屋に踊らされているちゅうことが、なんで分からないのか? 元は貴重な税金なのに、ムダ金をドブに捨てるなよ。

船着き場にはためくノボリ

●100歩ゆずって世界遺産を良しとしても、もはや数が多くなりすぎて値打ちがありませんわ。インフレでお札の値打ちが下がるのと同じです。文化遺産なんてのは数が多くなりすぎてもはや食傷気味です。そもそも世界遺産条約の条文では世界遺産の目的は、世界遺産を損傷や破壊等の脅威から保護し、保存するためです。
観光のための箔付けじゃありませんわ!
うちらのバカ市長は世界遺産条約の条文を読んだことがあるのか? たぶん読んでもいないのでしょう。 「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」  の仮訳が文部科学省から発表されています。そもそも、英語・フランス語・ロシア語・スペイン語・アラビア語の5ヶ国語を正文とする条約なので、日本語の正文はありませんが、世界遺産に登録して観光振興のミシュラン星付けにしようなどという意味はどこにも書いていません

●そもそも、この国はおかしいです。条約の主旨から全く逸脱したことをめざしています。条約の主旨に忠実であれば、その世界遺産を護るために観光客を制限しなければなりません。多くの国でそうしていますね。もし、万が一、億が一、仮に鳴門の渦潮が世界遺産になれば、観光客を締め出す必要があります。なぜならば、観光客が増えるとゴミをたくさん捨てて景観を破壊するからです。



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冬のたそがれ時の鳴門海峡
↓ 大鳴門橋の南側 (太平洋側) に渦はありません。
大鳴門橋の南側に渦はなし
↓大鳴門橋の北側 (瀬戸内海側) にも渦はありません。
大鳴門橋の北側に渦はなし

●つまり、渦はつねにあるのではなく、大潮のときに太平洋側と瀬戸内播磨灘側の海面の水位が、2メートルの落差をもったときにのみ見られるだけです。つまり、めったに見られません。なぜならば渦というのは物体ではなく、現象であるからです。その現象が起こる条件が生じたときにだけ見られるものだからです。渦を世界遺産にしようなどという阿呆な主張は、台風や雷を世界遺産にしようというのに等しいわけです。すこし考えればいかに頓珍漢な主張なのかが分かります。

●世界遺産条約の主旨をもう一度おさらいしますと、世界遺産を損傷や破壊等の脅威から保護し、保存するのが目的です。ここで考えなければならないのは、鳴門海峡でたまに見られる渦が、損傷しているのか? 破壊の脅威にさらされているのか? そんなことはありません。つまり世界遺産条約の対象外なのです! 基本的には損傷したり破壊されるのは不動産です。古い建造物、たとえばピラミッドとかパルテノン神殿とか。これらは崩れかけているから文句なしに世界遺産条約の対象です。自然遺産では森林や山などで、結局これらもみな広義の不動産なのですが、屋久島は登山者が殺到して生態系に大きな負荷をかけているし、白神山地のブナ林はいつ乱開発で破壊されるかわかりません。だからこそ、世界遺産に登録して保護・保存しようというわけですが、渦や台風や雷、蜃気楼とかオーロラなどは不動産 (≒物体) ではないから保存しようがありません。渦を発生させる海峡部の地形 (海底地形) ならば保存するのは可能ですが、だれも鳴門海峡を埋め立てようなどとは言っていませんよね。つまり破壊の脅威にさらされていないわけです。そのように煎じつめて考えると、南あわじ市も対岸の鳴門市もなんと愚かな運動をしていることか! 


結局、鳴門海峡の渦潮は世界遺産に登録される可能性はないのです。世界遺産に登録されるためには、学術的に高い価値があることが証明されなければなりませんが、そんな証明はありません。で、行政が研究者を雇って証明させようとしていますが、本末転倒です。学術的価値があるから世界遺産にしようというのならば分るのですが、世界遺産登録をめざして学術的研究をさせるのでは、それは完全に 「やらせ」 です。御用研究です。そもそも御用研究などで得られた知見は眉つばものです。 ところで全国各地の自治体が世界遺産登録をめざしてやっきになっているのは、実は官僚たちの利権に振り回されているからとも言えましょう。世界文化遺産は文化庁の利権、世界自然遺産は環境省の利権なのです。



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