雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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山の積雪が減ると田植えができなくなるというのは、本当か?
温暖化恐怖の喧伝と、振りこめ詐欺はやり方が酷似する!
●二酸化炭素地球温暖化のハナシは、何べんでも申すとおり、100年後の恐怖を喧伝して、二酸化炭素を減らせば助かるんだということにして、いろんな利権にしようとするネライがあるわけです。基本的な詐欺の手法を見事に踏襲していますね。簡便な図式でその詐欺の構造を書くと、

「大変なことになると恐怖を煽る、スパコン水晶玉に映る未来地獄絵を見せる」
          ↓
「人々は恐れおののく、藁にもすがる思いに駆られる」
          ↓
「助かる方法がたった1つだけある、今ならば間に合うのですよと悪魔のささやき」
          ↓
「それは二酸化炭素を減らすことなんです!」 (赤い舌を出して、ムハハハ‥)
          ↓
「みなさん、二酸化炭素を出さないものをドンドンと推進しましょうよネ!」 

●で、原発、太陽光発電、風力発電、エコカー、エコグッズ、二酸化炭素排出権取引、などなど‥。 でもまあ、それらが本当に、つまりエネルギー利益率 (Energy Profit Ratio) で、ライフサイクルアセスメント (LCA) の評価で、本当に二酸化炭素を減らせるのかどうかの検証は相当にいいかげんです。相当にあやしげで胡散臭いです。ていうか、そんなのどうでもいいんです! 利権になりさえするが万々歳なんです! ということでしょ。 本当に二酸化炭素の排出を減らしたかったら、一番の切り札は世の中を不況にすることです。リーマンショックで確かに二酸化炭素排出量は減ったですわね!! 二酸化炭素排出をうんと減らしたければ大不況 (恐慌) にしたらいいのです。この当たり前のことを科学者も経済人も政治家も官僚もだれ一人として言わないのが不思議です。ていうか、この一点を見てもこのハナシの胡散臭さが分かります。吾輩の知るかぎりではこの当たり前のことを言うのは、反骨の物理学者の槌田敦先生ぐらいです。


●温暖化利権者どもは、次々に阿呆な脅迫を繰り出すのですが、有名な地球温暖化利権者の山本良一氏は、何年前だったかわすれましたが、わが洲本商工会議所 (青年会だったか?) の招へいで洲本に来て講演をしました。どんな阿呆なことを言うのか吾輩もケーブルテレビを通して聞きましたが、案の定、ニタニタとうすら笑いを浮かべながら、「温暖化で淡路島が沈没するぞ!」 と何回も脅迫を言いましたわ。で、講演の最後で、沈没したくなかったならばグリーン購入ネットワークに入りなさい、という宣伝活動です。ここでも典型的な詐欺の構造がみられます。淡路島が沈没するぞ! と脅迫し、助かる方法ならばある、それはグリーン購入ネットワークに入ることだ! (もちろん会費等カネを盗られますわ、彼は当時国際グリーン購入ネットワークの会長でした) 彼は東大教授もつとめた偉い人ですが、詐欺商法の悪徳商売人とどう違うのか? たいして違いはありません。 それから、彼は10年ほど前に、あと数年で温暖化で人類の3分の1が死ぬという阿呆な主張をしていましたが、そういうことは全く起こっていません。


温暖化で山の積雪が減り、田植えができなくなる? アホな。
という脅迫がありますが、それは本当なのか? 考えてみます。 これは、北陸の豪雪地帯のハナシなのですが脊梁山地に冬に降り積もった雪はダムみたいなものであって、その雪解け水が減ると田植えが出来なくなるという脅迫です。積雪の少ない年は春の雪解け水が少なく川の水量は減るでしょうし、逆に豪雪の年には雪解け水があふれて融雪洪水というのも過去にあったようです。で、この脅迫はなるほどそうかな、という面は多少あるとしても、別に心配することはさらさらありません。脅迫に乗せられてカネを盗られないようにするほうが大事です。

↓ 下図は気象庁ホームページの メッシュ平年値図 から借用しました。原図はこれ ですが、瀬戸内中部~東部を拡大トリミングしました。年降水量平年値1200ミリ線を赤で強調しました。採色段階は200ミリ刻みです。
メッシュ年降水量平年値図

●瀬戸内海中部~東部の沿岸地方は日本三大乾燥地帯の1つです。あとの2つは信州内陸盆地と北海道道東地方です。瀬戸内地方では降水量が1000~1200ミリと他地方よりもかなり少なく、むかしから旱魃や断水に苦しめられてきました。瀬戸内では旱魃による飢饉も歴史上しばしば起こっています。北日本の飢饉は冷害が原因ですが、瀬戸内地方では何ヶ月も雨が降らないことが原因です。雨量の少ない年では年間600とか700ミリのこともあります。植生をみても瀬戸内地方では乾燥気候に適応した硬葉樹のウバメガシ林が発達していますが、四国でも雨量の多い高知県ではウバメガシはほとんど見られません。瀬戸内の夏に乾燥する気候ではムギならばともかく水稲は作りづらいです。讃岐うどんと言えば今では全国的に人気ですが、讃岐 (香川県) でうどんが盛んなのは、雨量の少なさから水稲ではなく小麦のほうが栽培しやすかったという気候的な背景があります。瀬戸内でも特に深刻なのは島嶼部で、雨量の少なさに加えて平坦地がないので稲作が不能、サツマイモを主食にしてきた人々が少なからずいます。私の出身地も昔はその傾向が非常に強いところでしたわ。

●しかしながら、米のメシが喰いたいという願望・執念は抑えがたく、旱魃と断水に苦しめられてきたこの地方の先人達があみだした解決法は、下に引用した国土地理院の地形図を見ると一目瞭然です。申すまでもなく溜め池です。すさまじい数の溜め池です。大小無数にあります。香川県は日本一の溜め池王国ですが、わが淡路島は地域的な溜め池分布密度は香川県を遥かに凌駕しています。香川県と淡路島の溜め池数はほぼ同じですが、香川県の面積は淡路島のほぼ3倍です。なお、具体的に溜め池がいくつあるのかは難しい問題です。埋め立てなどで数がジリジリ減っていますし、6畳一間ていどの小さなものまで含めるかどうかなど、溜め池と看做す基準にもよります。なお、同じ瀬戸内地方でも岡山県側などでは、中国山地から流れてくる川が沢山あるから水利にはそれほど深刻ではありません。深刻なのは淡路島と香川県平野部でした。四国山地の豊かな降水も吉野川から太平洋側に流れてしまい讃岐には来ません。 (現在は高知県早明浦ダムから香川県に導水されています)



↓ 国土地理院地形図から 淡路島中部の洲本市五色町 付近を借用します。溜め池だらけです。溜め池だらけなので、淡路島は大阪や奈良や京都の釣りファンがブラックバス釣りにわんさかと来ますね。淡路島は近畿地方有数の隠れたバス釣りエリアです。淡路島の若者が就職や進学で本土に行ったときに、必ず言われるのが 「野球をしたらボールが海に落ちないかい?」 ですが、吾輩も言われましたね。でもまあ、ボールが海に落ちるということはないのですが、溜め池にポチャと落ちることならばあります。
溜め池だらけ


たとえ山の積雪が半減しても大丈夫
↓ 下図は、降水量の少ない瀬戸内地方と、冬に降水量が非常に多くなる北陸地方の月ごとの雨量平年値を比べたものです。北陸地方の降水量の豊かさに目を見張らされます。北陸地方では雪という形で降る冬の降水量の多さだけでなく、夏場も結構多いですわね! かりに北陸地方の降水量が半減しても瀬戸内と同レベルかまだ多いぐらいです。背後の脊梁山地は高く深いからそう簡単に川の水が涸れるなどということはないハズです。つまり、温暖化で少々雪が減っても大丈夫です! 

一方、瀬戸内地方では11月から4月までの半年間は、月100ミリ以下です。このわずかな雨量を溜め池に溜めて田植えが出来るわけです。水田に水を張らなきゃならない夏場の8月も100ミリ以下です。この100ミリも台風によるものです。もし台風が来なければ梅雨明けの7月中旬から秋雨の9月下旬まで、2か月間降水ゼロのこともよくあります。もしカラ梅雨だったら3か月間降水ゼロというのも過去にあります。しかしながら、それでも、溜め池に乏しい水をためりゃ稲作はできるわけです。

したがって、北陸地方の人々が少々積雪が減って田植えが出来ないなど心配する必要は皆無です。田植え時期の4月5月に降水量が減る傾向はありますので、将来が心配だったらダムや溜め池をたくさんこしらえて、少なくなるという雪解け水をシッカリと溜めておいたらいいでしょう。そもそも農業は気象・気候の変動に振り回される業界であるから、リスクマネージメントはしっかりとやっておく必要がありますね。で、ダムや溜め池をこしらえておくというのはアリです。公共工事が減った建設業界も喜ぶのじゃないかな。予算はあるのか? と言われそうですが、ありますね。ただしそれには悪徳自民党を倒す必要がありますけど。天下りの根絶・特別会計の縮減や廃止・米国支配からの独立、これらを敢然とやると予算なんていくらでも出てきますね。リスクマネージメントをしないのは豊かな降水量の上にあぐらをかいていると言わざるをえないです。阿呆な脅迫を弄する温暖化利権者どもは、讃岐や淡路に溜め池の視察にいらっしゃい。なんだったら吾輩が案内して回ってもいいですわ。弘法大師様がこしらえたという満濃池はビックリするような大きな池で、観光名所になっていますわ。乏しい水資源のなかで何とか稲作をしようとした先人達の執念と辛苦がよく分かる場所です。


↓ 統計期間が1981~2010年、資料年数が30年の平年値です。単位はミリ。100ミリ以下の月を赤字にした。
瀬戸内地方と北陸地方の雨量比較


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おたけさんのコメント
>淡路島は大阪や奈良や京都の釣りファンがブラックバス釣りにわんさかと来ますね

元々ため池に住んでいた魚は、フナとかメダカやウナギ程度で魚が魚を食べる類の物は台湾ドジョウとかナマズぐらいだったと思います。 外来魚が (台湾ドジョウも外来魚ですね) ブラックバスのような生態系を壊すような悪い魚は居なかったのに、あちこちからリリースを口実にいっぱい魚放して、池を壊してしまってます。

狭い淡路島に沢山池があるのは、水を蓄える大きな山林が少ないし雨水を受けたような小さな池ばかりです。その池にも個人で所有する池だったりで勝手に私有地に入るのはいけないことなのですが、マナーの悪いバス釣り人は大きな車できて釣り糸とゴミを捨てて帰ります、最近では冬場に池を空っぽにして魚を完全に鳥の餌にしてしまいます。 池で会うバス釣り人に 「この池少し前まで完全に空で何も居ませんよ!」 こう言っても竿振ってますね。

地元に経済効果は全く無いのに、外来魚問題何とかならないのかなぁ。


山のキノコの返信
おたけさん、こんばんは。

ホント、バス釣り公害としか言いようがないですね。ゴミは捨てるわ、狭い農作業用道路に大きな車をデーンと置いて邪魔になるわ、迷惑千万ですわね。猪鼻ダムとか阿万本庄ダムとか釣禁止の看板があっても無視するわ、飲料水の水源地にボートを浮かべて釣りをするわで、マナーがなってないです。田主や水利組合の人々が金網を張って立ち入り禁止の実力行使に出ても金網を破るわ、これはもう器物損壊の犯罪になるのでは? もちろん私有地に勝手に入るのも難しくいえば犯罪ですね。

思うに、行政が観光客に甘いのも一つの要因かもしれません。観光客は “旅の恥はかき捨て” みたいなところがあって傍若無人な振る舞いをします。淡路島の島民で観光業でメシを喰っているのはせいぜい5%もないと思います。ごくごく一部の人々と行政が結託して、観光立島だの世界遺産だのアホウなことばかり言っています。淡路島は95%の島民にとって生活の島であり、農業など生産の場です。観光客が飲んだ空き缶を田んぼにポイ捨てするなど日常茶飯事で迷惑なだけです。観光振興だの言って、たとえば福良のグロテスクな建物の人形座など何億円ものカネを入れて、結果は大赤字垂れ流し! で、市の財政を毀損しています。行政が観光に力を入れれば入れるほど財政は悪化しますね。 (本当のところは観光振興を口実にしてハコモノを作るからですが) 観光客が来るのが市の財政悪化の一つの要因とさえ言えますし、観光客が来なければ市の財政の持ち出しは減りますね。ならば、観光客など来ない方がいいという判断・選択もアリです。

バス釣りに至っては、観光客とはいえない迷惑客で、困ったものです。バス釣りに関しては、釣り具メーカー、釣り具販売店、釣りの雑誌なども、共犯者でバス釣りを煽っているわけです。みなタチが悪いです。ある意味では、バス釣りどもは釣り具業者に踊らされているわけで、主体性を持ってやっているのではなく、業者に踊らされて高価な道具を買わされカネを取られている可哀そうな人々です。そういう意味では業者のほうが一枚上手でタチがより悪いです。

バス釣りだけでなく、海釣りの人らもマナーが非常に悪いです。灘にいたころ、海岸にゴミ収集の金網籠を設置しているんですが、釣り客がレジ袋に入れたゴミを籠のなかに放りこみます。それは収集してくれませんので町内会で専用袋に入れ直していましたわ。もはや、バス釣りでも海の波止場釣りでも清掃費用などに充てるために、1000円程度徴収する必要がありますね。富士山じゃ世界文化遺産になってから登山者から1000円徴収していますね。淡路島は富士山ほど立派な所じゃないのですが、清掃料・迷惑料として1000円程度は妥当だと思いますね。




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コメント
>淡路島は大阪や奈良や京都の釣りファンがブラックバス釣りにわんさかと来ますね
元々ため池に住んでいた魚は、フナとかメダカやウナギ程度で魚が魚を食べる類の物は
台湾ドジョウとかナマズぐらいだったと思います。
外来魚が(台湾ドジョウも外来魚ですね)ブラックバスのような生態系を壊すような
悪い魚は居なかったのに、あちこちからリリースを口実にいっぱい魚放して、池を壊してしまってます。
狭い淡路島に沢山池があるのは、水を蓄える大きな山林が少ないし雨水を受けたような小さな池ばかりです、その池にも個人で所有する池だったりで勝手に私有地に入るのはいけないことなのですが、マナーの悪いバス釣り人は大きな車できて釣り糸とゴミを捨てて帰ります、最近では冬場に池を空っぽにして魚を完全に鳥の餌にしてしまいます。
池で会うバス釣り人に「この池少し前まで完全に空で何も居ませんよ!」こう言っても竿降ってますね。
地元に経済効果は全く無いのに、外来魚問題何とかならないのかなぁ。
2016/01/07(木) 22:47:20 | URL | おたけ #oKUqqsRc [ 編集 ]
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