雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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四国の山に雪を見に行こう! (その3) 写真28枚一挙掲載
剣山登山口 見ノ越への初冬雪見写真を、なんと28枚も一挙に陳列します。撮影は2015年12月18日午前中です。

●ところで、10shinranman さんの山行報告の入電がありました。(アップされた) 20日に矢筈山 (1849m) の前衛峰の石堂山 (1636m) に旧半田町側から登られたようですが、終始ツボ足の苦しいラッセル状態で難行を強いられたようです。降雪は17日で3日後の入山ということになるようですが、その間の積雪の消耗を考慮にいれると、やはり矢筈山周辺では積雪が多かったようです。落合峠へとも考えたそうですが、無謀だという判断で半田町から行ったとか。ま、冬期の落合峠へは通行止めになるということではなくても、積雪が多いとこですね。ま、あそこは四国屈指のスノーアタック軍団、阿波泥暴さん (泥棒とは字がちがう) らの行くところ。リフトアップ車以外は進入禁止。


スキー場を後にして見ノ越へ向かいます。
↓ 夫婦池のほとりにあるラ・フォーレ剣山は既に冬眠に入っています。営業再開は4月だと思いますが、例年4月もかなり遅かったと思います。
ラ・フォーレ剣山は冬眠に入っています

↓ ここがつるぎ町と三好市の境界です。海抜は1450-1460m。つるぎ町はその名に反して町域は剣山から外れています。剣山山頂は三好市、那賀町、美馬市の3市町が接する境界であってつるぎ町は完全にカヤの外です。そういう意味では 「つるぎ町」 の名はインチキです。
ここからは三好市

↓ 重厚な名峰、三嶺 (1894m) が見えてきました。徳島・高知県境にありますが、高知県側では 「さんれい」 徳島県側では 「みうね」 と呼び名が異なります。
三嶺(さんれい/みうね)が見えてきた

↓ 三角錐のやや尖った山容の次郎ギューが見えてきました。標高は1930m。剣山は別名 太郎ギューです。両山は兄弟なのでしょうか? ギューは漢字では 「竹冠」 に 「及」 ですが捜すのが邪魔くさいのでカタカナ表記です。
ジローギューが見えてきた

↓ その太郎ギューこと剣山が見えてきました。海抜は1955m。朝日を受けて神々しく、霧氷で白っぽくて山の幽霊みたいです。逆光写真となりました。
朝日をうけて神々しい剣山

無事に、事故もなく、見ノ越に到着!
↓ 登って来る道すがらアイスバーンのところもあって少し滑りましたが、無事に、事故もなく、神仏およびご先祖様のご加護もあったのか? 見ノ越に到着しました。感謝再拝。 なお、蛇足ながら、老婆心から、じゃあ、わしも行ってみようと思われた方は十分な雪道走行装備でお願いします。以前に100名山巡礼で札幌から来たという登山者と話したら、「こりゃあ、北海道の道より恐い道だ」 と言っていましたよ。積雪状態も標高に応じてシャーベット状、乾雪状態、凍結路面、急傾斜+連続急カーブ、道は狭隘、除雪があるかどうかは行かないと分からない、スキー場が稼働していたころのような丁寧な除雪はもうなく、1台がやっと通れる幅の除雪、対向車が来たらえらいこっちゃ!、山の南側に回れば雪があったり、突然になかったり、吹き溜まりに突っ込んだりと、状況は目まぐるしく変化します。いちおう国道とはいえ、酷道ファンの間では全国的に有名な酷道439号線 (よさく) と1番違いの438号です。ガードレールの無い所も随所にあります。もしスリップして道から踏み外したら谷底まで回転落下、過去に例があります。それから、なんせ山岳道路なので積雪の下に落石が隠れていたり、大雪で樹木が倒れたりということもあります。鋸も必携です。北日本の道路みたいに路肩や側溝の位置を示す親切な標識などないからハマリ易いし、ハマっても救援隊なんか簡単には来てくれません。自力脱出できず結局徒歩で下山、峠などで放置された越冬車 (?) がしばしば見られます。吾輩としては四国山地内への冬期雪中ドライブはあまりお奨めはしません。 行政もこうゆう呼びかけをしています。 チラシの中で、日本海側でも北陸でもないのに 「集中除雪」 などという言葉が使われています。

道路は高速道路・一般国道・県道以下の道路ごとに管轄が異なるので、全ての道路を一元管理している公的機関は見当たらないのが国民側から見て大変に不便ですが、次のサイトを冬に閲覧すると、 とくしま林道ナビ四国地方整備局 道路情報提供システム徳島県土防災情報管理システム、 12月~3月の間は積雪で通行止めだとか、チェーン必携だらけです。これらのサイトを冬に閲覧すると、四国山地の山間部は南国じゃ全くないことが良く分かります。

見ノ越に到着

↓ 春から秋までの登山シーズンに、大変に賑わった登山リフトも冬眠にはいっています。ひっそり閑としています。
登山リフトも冬眠中

↓ もちろん民宿も食堂も冬眠中です。営業再開は4月下旬だったか? 
民宿も食堂も冬眠中

↓ 丸笹山 (1712m) を見上げましたが山頂は見えません。
丸笹山を見上げた

↓ ウラジロモミ林も雪化粧していますが、まだ積雪が少ないのでモンスター風には見えません。でも、日本海側で豪雪で悲鳴を上げる年には、お余りの雪がこちらにも流れて来て、ときには山形県蔵王山みたいなモンスターが見られることもたまにはあります。10年ほど前でしたか、ここ見ノ越で積雪5m! なんと5m! (ただし吹き溜まりで) 徳島新聞の記事になりましたよね。
ウラジロモミ林も雪化粧

駐車場の二階部分で、阿波タヌキ合戦よろしく走りまわる。
↓ 登山リフトに隣接する第一駐車場の二階部分です。広い駐車場ですが、今日は独り占め! これこそ平日に (金曜日) に来られる特権です。いくらなんでも日曜日にはこうはまいりません。
第一駐車場の二階

↓ 積雪は22センチぐらいか? 場所によって深かったり浅かったり積雪にはムラがあります。あちこち測ったらだいたい20~25センチの範囲です。
積雪は22センチ

↓ 贅沢にも独り占めで走り回りました。阿波のタヌキ合戦の跡みたいな荒れようですが、リフトは冬眠中なので今は鬼はいません。(以前、別のことで怒られた!) 実は、急ブレーキをかけたら滑るか? どのあたりまでは大丈夫か? など雪道走行の練習です。 ほんとうは我流ではダメで、機会があればパリ・ダカール・ラリーを制覇した 篠塚建次郎 氏のようなプロ中のプロの指導を受けたいところ‥。
贅沢にも独り占めで走り回った!

トンネルをくぐっても、淡路島は見えなかった。
↓ さて、次はトンネルをくぐって旧 木屋平村側へ。通常は12月1日から木屋平村へのルートは積雪で閉鎖のハズですが、何故かバリケードがありません。今年は暖冬で雪が遅かったからでしょうか?  吾輩の勘違い、閉鎖期間がほぼ固定的なのがスーパー林道で、あとは積雪状態によって早遅があるみたい。
トンネルをくぐった

↓ 美味しそうな 「つらら」 です。トンネルの壁や天井から染み出す水が凍ったものなので地下水みたいなものです。水が凍るときに不純物を除去するので綺麗な氷のハズです。たとえば海水が凍ったらその氷には塩分がありません。塩分という不純物は除去されます。で、この氷を魔法瓶にいれて持ち帰ると上等なお土産です。水割りにするのもよし、かき氷にするのもよし。冬のアイスは美味いです。
美味しそうなつらら

↓ 川端康成は 「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」 と言うたけど、見ノ越の長いトンネルを抜けると淡路島が見えた、です。晴れて空気が透明ならば左右の山の間に淡路島が遠望できます。逆に淡路島の海岸から高倍率の双眼鏡でみたらこのトンネルが見えます。かすみと雲が邪魔して今日はダメですが。
淡路島は見えない

↓ 赤帽子山 (1620mぐらい) を見上げる
赤帽子山を見上げる

↓ 四国山地の主稜線のいちばん東の端のほうを見ました。高城山 (1632m) は雲に隠れています。剣山スーパー林道は12月1日にピシャリと閉鎖されたので、3月31日まで高城山へは行けません。(ただし歩いてならば可)
高城山方面を眺める

↓ 見ノ越に戻って、第二駐車場の二階部分を見ました。朝のうちには1台車が上がっていましたが帰ったようです。左の山は三嶺、右の山は塔丸 (とうのまる、1713m) です。
第二駐車場の二階と三嶺

さて、ぼちぼち帰ります。
↓ 帰りしなにもう一度、見ノ越を振り返った。今度いつ来られるかな? それは降雪しだいで分りません。26日~27日にまた冬型の気圧配置か? 29日か、30日あたりに南岸低気圧が西日本の南海上を通る可能性も‥。 太平洋側の高い山ではむしろ南岸低気圧による降雪のほうが一回あたりの積雪は多いです。ときには一晩で50センチから1mもあり得ます。 ひょっとすると諭鶴羽山の中腹から上でも積雪があるかも?
もう一度、見ノ越を振り返る

↓ 剣山を再度見上げます。
剣山を再度見上げる

↓ ズームインすると山頂の雲海荘が見えます。頂上ヒュッテの別館ですが、11月23日で山小屋は営業終了ですが、正月の間だけ小屋が営業されるようです。去年は元旦に猛吹雪で見ノ越でも一挙に80センチの積雪で、登山客が大変な目に遭ったそうです。今年はあまり雪のないお正月か? どうなんでしょうか。気象庁の短期予報はともかく、ちょっと先の予報になったら当らないです。昔は 「気象台と唱えたら腐ったタコでもあたらない」 と言われましたが‥。
雲海荘が見えます

↓ 登山車道中の展望所ですが、ここで三嶺と塔丸を眺めながら昼食の弁当を食べます。四国には山名が 「~山」 というのではないのが多いです。 「~丸」 では天神丸(1632m)、旭ヶ丸(1020m)、湯桶丸(1372m)、神戸丸(1149m)、吉野丸(1116m)、貧田丸(1019m)、この 「丸」 は山の意味があるので普通は山をつけないのですが、付ける場合もあります。高丸山(1439m)、日ノ丸山(1240m)、 五ノ丸山(823m) など。「丸」 は恐らく山上の見張り所とか、山城とかの意味だと思います。
登山車道中の展望所
三嶺と塔丸

↓ 重たそうです。早く払いのけてと言っているような気がします。
重たそう

↓ 吉野川の支流の一つである貞光川 (さだみつがわ) です。青い色の流れです。たしか、以前に、九州から北海道まで全国にはあまたある川の中で水質日本一! に輝いたことがあったと記憶しています。
青い貞光川

剣山は遠いから、ここでもいいわけです。
↓ これは阿波富士と讃えられる秀麗な高越山 (1133m) ですが、帰りしなに美馬市脇町から見上げました。高越山の北西側から見たのですが、ここからは富士山型に見えません。これから厳冬期になると剣山よりも遥かに標高は低いですけれども、この山も中腹から上は白銀に輝きます。で、雪見には剣山は遠いからここでもいいわけです。徳島県在住者でもたとえば徳島市内から剣山までは非常に遠いです。で、1~2月の日曜日は高越山の山頂近くのつつじ公園は雪見客でけっこう賑わいます。
高越山
高越山




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