雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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四国の山に雪を見に行こう! (その1)
泰山鳴動してネズミ一匹、降雪は1日だけ‥

本日は2015年12月18日(金曜日)であります。 本日朝早くから、大鳴門橋をわたり徳島自動車道を素っ飛ばして、四国山地の積雪状態を観察してきました。剣山スキー場で20センチ、剣山登山口の見ノ越で23センチの積雪でした。吹き溜まりでは30~40センチぐらいのところも。50センチぐらいが見れるかと思ったのですが期待外れです。撮ってきた写真を陳列します。

●気象庁も気象台も、天気予報のお天気姉さんも、気象予報士も、マスゴミどもも、大変な寒波が来て大雪になるかのような大騒ぎ傾向でありましたが、やや針小棒大のきらいがありました。ま、日本海に南下した寒気も500hPa高度で-40度にまでかなり距離がありましたわね。昨日17日21時の高層観測データで、山陰の島根県米子で-24.6度で、北陸の石川県輪島で-30.6度でした。東北北部の秋田県秋田でも-31.5度 (ただし17日09時には-32.5度) でしかありません。これでは大したことはありません。とりたてて騒ぎ立てるほどの寒気じゃなかったです! 上空の寒気がもう10度下がらなければ騒いではいけなかったようです。予報官でも気象予報士でもない吾輩が言うても説得力はないでしょうが、上空の寒気がもっと強烈じゃないと、背の低い雪雲が高層雲の領域近くまでモクモクと高く発達しませんよね。夏の重量級の積乱雲みたいのじゃないとねえ‥。太陽が透けて見えるような薄っぺらい雪雲じゃ積雪はしれていますね!

●昨日の積雪の観測データでめぼしいもの、各地で特に多いものを拾ってみても、17日~18日の一両日で、最深積雪で、広島県八幡が33センチ、島根県大山で27センチ、兵庫県兎和野高原で22センチ、新潟県守門で33センチ、山形県肘折で39センチ、青森県酸ヶ湯で59センチ(これは前からの積雪だ、今回降ったのは10センチほど) です。 これではスキー場の悲鳴が聞こえてきます。雨乞いならぬ雪乞い祈願祭をしなければなりません。各地のスキー場はまだ開業できないところも多いし、雪不足でお客様が来てくれへんし、開業しても造雪機フル稼働でコストがかさみ商売になりません。各地のスキー場関係者の落胆が想像つきます。ぬかよろこびさせた気象庁は罪なものです。気象庁はぬかよろこびさせた責任をとって、地球温暖化の妄説から手を引くべきでしょうね。100年後の阿呆な予測が当るわけないわな。(問題は、そのころには関係者はほとんどが死んでいます。つまり検証もされないし、責任も取らないのです。)



剣山系では標高400~500mから上で積雪した模様
↓ 17日は剣山地に雪雲がかかっていましたが、降水強度(降雪強度)は弱く、アメダス京上で15ミリの降水量、アメダス池田で13ミリです。この降水量では氷点下の場合は15センチ(13センチ)の積雪です。山じゃアメダスのある人里や低地より3割や5割増しの降水量になることが多いので、20センチ前後の積雪と推定して登って行きましたが推定通りでした。地形的に矢筈山北西斜面は積雪が多くなるので、恐らく30センチ程度か? 山登りたちの報告を期待したいところ。
剣山系に雪雲がかかる

旧 一宇村の剣橋 あたりから樹上に雪が積もっていました。橋の上は凍結状態。
旧 一宇村の剣橋あたりから樹上に雪が

↓ 最初のチェーン着脱場に来ました。18日7時15分です。淡路島南部の南あわじ市にある雑想庵を出たのは5時10分です。トイレ休憩10分したので、正味2時間でここへ来れました。いつもならば真っ暗いうちにここへ来ますが、今日は寝過ごしたわ。
最初のチェーン着脱場

↓ 二番目のチェーン着脱場にきましたが、ここからは地面にも雪があります。寝過ごすとはアウトドアマン失格ですが、夜が明けてのこのこと来たので先客が沢山ですわね! 山登りでも、雪見でもみんな物凄く朝早いです。真っ暗いうちに来ますね。二番目のチェーン着脱場から路面にも雪

↓ 600~700mの標高の高い所に集落があります。このあたりでは西高東低の冷える日には雪です。四国は太平洋側か? 日本海側か? と問えば常識的には太平洋側でしょう。しかしながら、このあたりは太平洋側じゃないです。積雪はさほど多くはないにしても、剣山地の北側の山間部は太平洋側の日本海側です。夏は涼しくてクーラーがいらないでしょうが、冬は雪が降るしかなり寒そう。
集落にも積雪が


朝8時ちょうどに、剣山スキー場 (休業中) に到着。
↓ 元は徳島県が開発した県営スキー場ですが、旧 一宇村に移管され、平成の町村合併で貞光町と半田町と一宇村が合併してつるぎ町が誕生、で自動的につるぎ町経営のスキー場となりました。しかしスキー客の減少で経営難におちいり休業中です。実質は倒産だと思いますが、再開の目途はないと思います。リフトなど施設が錆付いています! もし再開するのであれば素人がみても施設を新しくやり直す必要がありそうですね‥。
剣山スキー場
剣山スキー場

↓ ゲレンデの様子です。積雪は少ないのですが、一面の雪原になっています。朝日を受けると雪原がまぶしいです。
ゲレンデの様子
一面の雪原
朝日を受けて雪面がまぶしい


積雪は20センチ、気温は-6度くらい
↓ 気象観測では、積雪は昔は雪尺で測るものとされましたが、金属製のメジャーを雪面に地面にコツンと当るまで刺し立て、その雪面表面の数字を読みとりましたが場所によって違います。で吹き溜まりでもなく、かといって吹きさらされた所でもなく、できるだけ均質に積もっているところを模索して測ったら20センチ程度です。ゲレンデを登っていくと、履いている膝まである長ぐつがスポッとハマる場所もたくさんあり、吹き溜まりじゃ30~40センチぐらい。
積雪は20センチ程度

● 気象観測では、気温はとにかく気象庁の (気象業務支援センターの) 検定合格証の付いた温度計を使用しなければなりません。でないと正確な気温が測れませんわ。写真のようなものではかなりの誤差が生じます。ダメなんです。市販の安物の温度計を買う場合、並んでいる沢山の温度計の示度が違っています。同じ場所に陳列してあるのに15度だったり16度だったり17度だったりします。上下2度ぐらいの差があるのが普通です。これが検定合格証付きじゃないとダメな理由です。温度でも長さでも測定器というのは案外いいかげんなもので、正確な値を測れるように検定をし、検定合格しても時間経過とともに狂ってくることもあるから再検定や校正が必要です。 しかしながら、じゃあ何万円も10万円も20万円もする温度計を買えるか? ですが我々のような普通の一般の者は買えませんし、買う必要もないでしょう。 

●で、次善の策としてどうしたらいいか? 並んでいる市販の安物温度計はみな狂っていて正確な気温を示しません。正確な気温から乖離した示度なのですが、それぞれの温度計は様々な乖離 (正確な温度からの偏差) をしているのですが、いかに安物とはいえメーカーはできるだけ精確さを心がけて製造しているでしょうから、個々の沢山の乖離値は、正確な温度のまわりに正規分布しているであろう? と考えます。精確な温度あるいはそれに近い示度のものほど多く、かけ離れた示度のものほど少なくなると考えます。この考えが当っているならば、沢山並んでいる安物温度計が何度を指し示すか全部チェックをして、その中間のものあるいは同じ示度のものが沢山あるものを選べば、そう狂いはないかも???

気温は-6度程度
↑ 2015年12月18日午前8時37分、徳島県つるぎ町剣山スキー場のロッジ東側50mほどのところ、海抜1350-1360m地点で、雪面上120センチの高さで測りました。-6.2度ぐらいですが、この時・場所の正確な気温は-5度 ~ -7度の範囲だろうと見ます。

●で、言わんとするのは、気温を測るというのは簡単なようで、全く簡単ではないということです。ブログ等で毎日の気温を発表しているのをたくさん見かけますが、大部分は場所も標高も時刻も周辺環境もどんな測器で測ったのか全く書かれていません。それでは何の参考にもならず、せっかく「観測の成果」を発表しても価値がありません。法的にも違法行為の可能性すらあります。 「観測の成果」 を継続的に毎日ブログで発表したら 気象業務法 第6条違反になる可能性が濃厚です。個人が気温を測るなど気象観測をして、観測の成果 (観測データ等) をブログに発表するだけでも、観測施設の気象庁長官への届け出や、検定に合格した測器の使用が規定されています。本当は各地の気象庁や気象台が広報活動しなければいけないのですが、しないのは職務怠慢ではないか? ま、たぶん、地球温暖化の煽りみたいな利権になることはするが、たいして利権にならんことは何もしないということなのでしょう‥。



↓ ゲレンデの上の方にまで登ってきました。吹き溜まりでは軽いラッセル状態になって非常にしんどいのですが、こんな傾斜が緩い歩きやすいところでも気息延々です。やはり雪山登山する人らはよほど体力優良児なのでしょう。
ゲレンデの上の方にまで登ってきた

↓ 雪面に風紋が出来ています。
雪面に風紋が出来ている
雪面に風紋が

↓ 小さな雪庇のようなものが出来ています。
小さな雪庇のようなものが

↓ 高木の梢の雪はみな風で落とされますが、低木には重厚な雪帽子です。
小低木には厚い雪帽子





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