雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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今年のヒラタケの発生状況を見に行ったんやけど‥、よわったなあぁ!
今年のヒラタケの発生状況は? ということで見に行ったが‥
淡路島はいびつな二等辺三角形ですが、底辺部分の対向車があまり来ない道路を、紀伊水道の大海原を横目で見ながら軽快に走り、車を停めてからは谷沿いの林道を少し溯上して、コクモンジ (標準和名はシマサルナシ) の稔り具合をも観察し、谷川を渡渉して、やっとヒラタケが発生するエノキの立ち枯れ大木にたどり着きました。しかしながら、ヒラタケはありません。影も形もありません! やはり原木が腐朽化したため、もう出ないのかな? ただし、ヒラタケは西日本ではカンタケ (寒茸) と広く呼ばれています。寒い時期に出るキノコです。で、暖冬のためにキノコの発生が遅れているという可能性も、なきにしもあらず‥。



旧 洲本測候所の気温変化を調べてみると‥
↓ 日々の最高気温は、12月に入ってから今年のほうがハッキリと高く、やはり暖冬を示しています。
今年と去年の気温を比較する

↓ 日々の最低気温でも、12月に入ってからはハッキリと今年のほうが高くなっています。 11月27日に急に気温が下がったものの一時的で、その後は朝の冷え込みはゆるいです。ヒラタケは寒冷刺激があって出てくるキノコなので、暖冬で遅れている可能性はありえます。
今年と去年の気温を比較する


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黒岩水仙郷はまだオープン前で、花ももちらほら
開店はまだなのでひっそり閑としています。スイセンはまだほとんど咲いていませんわね。暖冬だと早く咲くのか? 遅く咲くのか? そういえば子供の頃から何十年となくスイセンを見ていますが、???です。何十年も見ているということは、「観察する」 ということと全く違うようです。「見ている」 というのは何の問題意識も持っていないわけで、ただ目に入っているだけにすぎず、結局、何も見ていないということのようです。 スイセンという植物は寒候期に生育開花する植物なのですが、秋になって気温が下がって球根から発芽するのは間違いないところですが、だとしたら暖秋だと発芽が遅れるのではないか? で、暖秋・暖冬だと開花が遅れる? ちょっと寒い所じゃ開花が春になるところを見れば、冬寒いと開花が遅れる? 暖かくても寒くても開花が遅れる? あるいは、季節は平年よりも暖かかったり寒かったりを交互に繰り返しながらすすむので、その寒暖の変化パターンによって開花は早くも遅くもなる?? ようわからんわね。
黒岩水仙郷

昔、子供のころ、こういうスイセンの植えられた斜面でよく “水仙スキー” をやりましたよね。ミカンを入れる木箱をソリにして斜面を滑るのですが、スイセンの葉はつるつるしてよく滑りますね。ボブスレーみたいで面白いのですが、当然大人たちから大目玉を喰らいます。ま、なんせ昔はスイセンは切り花の売り物で、京阪神市場に出荷していたから怒られるのは当たり前ですわな。
花はまだちらほら

この立像はインチキ、にせものだ!
吾輩はこの黒岩水仙郷がある村の出身ですから、100%確信をもって断言しますが、お登勢などという人物は実在しません。札幌出身の作家、船山 馨 (ふなやま かおる) が書いた小説の中の架空の人物であります。お登勢は、ここ淡路島最南端の灘村黒岩 (なだそんくろいわ) 出身ということになっていますが、そんなのは小説の中の作りバナシです。歴史事実に題材を採った小説であるといっても、実録ではなく創作であり、黒岩に過去にお登勢なる人物がいて稲田家に奉公にいったなどという事実は存在しません。実在しない架空の人物を、実在した人物かのごとく立像をこしらえるのはインチキなのです。
お登勢の立像

錦おりなす南淡路の初冬風情
↓ 赤い紅葉です。ハゼノキです。常緑の照葉樹林のハゼノキは紅葉が非常に美しい樹です。人によってはかぶれることもあるみたいですが毒性は低いです。まだまだ紅葉が正月明けまで楽しめます。
赤い紅葉
↓ 黄色い黄葉です。アカメガシワです。カシワと語尾に名がつくのですが、ブナ科のドングリが成るカシワ (柏) の樹とは類縁関係は全くありません。そもそも、淡路島にはカシワの樹は分布していません。ていうか、そもそも西日本の太平洋側にはカシワはないです。あるのは主に中国山地や日本海側です。
黄色い黄葉
↓ そこかしこで冬の花、ヤブツバキが咲いています。昔はツバキの実 (種子) から油を採ったよなあ。村の中にツバキ油を絞る家(業者)がありました! 子供の仕事にツバキの種子を沢山集めて持って行って、一升瓶の油と交換してもらいました。ツバキ油はとても貴重品で、ツバキ油の天麩羅は盆と正月などめったに食べられませんが美味かったよな!
ツバキも咲いたよ
↓ コクモンジが成っています。標準和名はシマサルナシです。マタタビ科。今年は裏年なのか、実が少ないです。昔はこれが貴重な食料 (食料の足し) だったけど、飽食の今では自生地の住民でも見向きもしないわな。自生種から優良系統を選抜して栽培するのも一興ですが、大玉種のキウイがあるさかい、はやらんわな。結局、忘れ去られていく植物やろか?
コクモンジも成った



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