雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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剣山スーパー林道の閉鎖前日、今年の高城山の登り納め (続編)
↓ ニセ車載動画? ナレーションもミュージックもありませんが、取りえは4K仕様です。途中で滑っています。うろたえて2WD→4WDに切り替えました。四国山地の林道に行くには、たとえパートタイムであっても4WDとスタッドレス必須、念のためチェーンも、それからスコップ、牽引ロープも(他車の為)、できればボロ毛布とか(スタック脱出に使う)、デフロック付き車ならベスト、四国山地特有の装備がノコギリ(鋸)です。 不用意に夏タイヤで冬期の四国山地に絶対に入らないように‥。山地の林道は南国じゃ全くありません。


林道は一部で凍結していて、すっかり冬の状態です。
↓ ファガスの森は海抜1300mですが、スーパー林道の最高所は1530mぐらいです。これからちょうど南辺寺山ていどの高さを登っていきます。高城山の北側斜面を巻くので2日前の雪が良く残り、凍結している箇所もありました。
剣山スーパー林道、高城山の山頂直下の北側
剣山スーパー林道、高城山の山頂直下の北側
↓ ウラジロモミの葉の上の綿帽子です。ウラジロモミは葉が密生してよく雪が付着するのに、スギと異なり雪害に強いという印象がします。スギは自然分布の本拠地はブナ帯だと考えられていますが、ブナ帯では西日本でも冬は雪が降ります。その割にはスギは雪害抵抗性が乏しいようで、スギの分布の本拠地がブナ帯といっても、降雪量の少ない太平洋側に自生するためか? というのは日本海側のスギは変種のアシウスギに変わるるので。
ウラジロモミの葉の上に綿帽子
↓ 徳島のヘソまで来ました。海抜約1500mぐらいか、少し足りないかです。11月27日に地下足袋王子様がここで積雪をはかったら7センチだったらしい。そう書いています。
徳島のヘソまで来た、海抜約1500m
↓ 徳島のヘソから南高城山を眺めました。写真左側の小高い山で山登りや地元の人が南高城と呼んでいますが、国土地理院の地形図には載っていません。三角点も標高点もなく正確な標高は不明ですが1580mぐらいのようです。 さっき申したアシウスギですが、日本海側の多雪地にあって、太平洋側のスギ (オモテスギ) と性質が違い、「伏条性」 をしめします。雪の重みで垂れ下がった枝が地面について、その枝から根をだし更新します。オモテスギは実生更新です。 「伏条性」とは多雪地帯の環境に適応した性質といわれます。なぜこういう話題を出すのかですが、南高城の北斜面に生育するツツジ類などでこの伏条性を示すものが観察できるからです。つまり、南高城の北斜面は5月まで雪が残るのですが、伏条性と併せて考えると、局地的に風向きなどで雪が吹き溜まるのではないか? ぜひ厳冬期に南高城の積雪状態を観察してみたいものですが、10キロ (往復で20キロ) も歩けれへんわな。
南高城を眺める


登山道の入り口(山頂南側)、ソフトバンク基地局の横。
登山口、ソフトバンクの基地局の横


高城山の山座同定の決め手は、山頂のネギ坊主!
高城山 山座同定の決め手 山頂のネギ坊主
↓ 山頂のネギ坊主までラックピニオン方式の立派なモノレールがあります。
ネギ坊主まで行く立派なモノレール
↓ よく見ると、手すり付き、足元滑り止め付きの点検用歩道まであるわ! (右側)
補修点検用の手すり付き通路まである!
↓ 建設省は、いかに環境に負荷をかけないよう考慮しているか、立派なお役所であると言っています。もちろん建設省は環境にやさしい立派なお役所なのですが、登山者の関心は建設省 (現国土交通省) の立派さではありません。ここを歩いていいのか? いけないのか? 点検用通路を歩いてもよろしいとは書いていません。しかしながら、歩いてはいけないとも書いていません。登山者が点検用通路を歩いているのを来るたびに見ますわ!
ここを歩いてもいい、とは書いていない。


崩壊箇所の復旧工事が完了!
スーパー林道冬期閉鎖までには間に合いませんでしたが、長らく通行止めになっていた林道崩壊箇所の復旧工事が完了した模様です。来年4月からは高城山から先へも行けそうです。それにしても、近年剣山スーパー林道の荒廃が目立ってきました。この先、この国が崩壊に向かうでしょうから、スーパー林道の補修なんて出来ない情勢になっていくのではないか?
通行止めのバリケード
工事の表示看板
↓ 今回補修された箇所と思われます。通行止めのところから吾輩の足でちょうど1400歩のところ、1400×70センチで980mです。誤差5%以内ならば合格。アウトドアズマンたる者は測定道具なしでも、自分の身体を可能な限り使って測ります。ボーイスカウト式。なお、立ち入り禁止ではありますが、何事があっても自己責任で一切関係者・関係機関に文句を言わないということで侵入しました。
今回修理した場所
↓ 下を覗くと深い谷、崩壊跡です。工事にはかなりの危険が伴ったのではないか? 来年、通行が出来るようになったら、ここを補修工事された建設会社・作業員の方々に感謝しながら通らさせていただきます。
下は急峻な深い谷
↓ ここは今回の補修ではないと思いますが、とりあえず通れるようにと応急補修したって感じです。予算の不足か? こういう箇所が随所にあるから、やがてこのスーパー林道は見捨てられるときが来るのではないか? この国はたぶん間違いなく、あらゆる面で崩壊に向かっていると思います。
別の場所の応急修理



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