雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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環境省の調査の網から漏れ落ちたかわいそうな巨木・巨樹たち。    兵庫県南あわじ市編 (その13)
旧 三原町の巨樹の50%はクスノキ!
わが南あわじ市の巨樹・巨木林の調査がやや御留守になってしまったので、ここで旧 三原町内の測定巨木の数を中間集計します。本日のエントリーで取り上げる7本の巨樹たちも含めます。まだ未調査地区が残っていますし、手持ちの写真もあります。まだまだ巨木数は増えます。あくまでも中間集計です。

環境省の調査の網にかかった巨樹 (1999年調査時に幹周300cm以上) 10本
環境省の調査の網から漏れ落ちた巨樹 (2015年現在幹周340cm以上) 21本
2000年に幹周3m未満だった可能性の巨樹 (現在幹周298~339cm) 19本
計50本  

【樹種内訳】 クスノキ26本、シイノキ8本、ホルトノキ4本、ムクノキ3本、
         クロガネモチ2本、ヤマモモ2本、ケヤキ2本、
         イヌマキ1本、イブキ1本、カエデ1本




環境省の調査の網から漏れ落ちたかわいそうな巨木・巨樹たち ファイル19
クスノキ科 クスノキ 幹周3m44cm
旧 三原町 榎列上幡多 阿波井神社 の鏡内にあるクスノキですが、幹にめずらしい “窓” が開いています。この窓は、主幹の基部から出た枝が垂直に立ちあがって太く成り、主幹と枝が癒合して形成されたようで、垂直に立ちあがった枝が弓状にまがっていたところが窓になったと思われます。
阿波井神社のクスノキ
幹に窓が出来ている
幹周は3m44センチ



環境省の調査の網から漏れ落ちたかわいそうな巨木・巨樹たち ファイル20
ニレ科 ムクノキ 幹周3m90cm
南あわじ市 旧 三原町市小井 にある春日神社の鏡内のムクノキは、主幹上部が欠損し幹の下部には空洞が出来つつあります。老朽化がいちじるしいのですが立派な巨樹です。
春日神社のムクノキ
主幹の上部が欠損
幹周は3m90センチ



環境省の調査の網から漏れ落ちたかわいそうな巨木・巨樹たち ファイル21
ヤマモモ科 ヤマモモ 幹周3m79cm
南あわじ市 旧 三原町榎列掃守 (えなみかもり) の榮福寺に立派なヤマモモの古木があります。幹周を地上130センチで測ると、幹が分岐している大きな膨らみに当たって過大な数字になってしまいます。かといって株立ち巨木と考えて、主幹と副幹の太さを測ると地上150センチの高さになります。つまり、環境省の巨樹・巨木林測定マニュアルで想定していないケースです。で、地上130センチに満たないのですが、幹が分岐する下のくびれたところを測りました。 なお、分岐した2つの幹の幹周は2m76センチと2m16センチで環境省の巨木基準を十二分に満たしています。
ヤマモモの大木
注連縄を張ってご神木扱い
幹周は3m79センチ



参考巨樹 17 (将来3回目の巨樹・巨木林調査の対象)
クスノキ科 クスノキ 幹周3m35cm
旧 三原町の 榎列下幡多 にある八幡神社の鏡内にクスノキとケヤキの巨木があります。鏡内の東側にイチョウのかなり大きなものもありますが、そのイチョウは根元からひこばえが沢山出ている上に雑草に埋もれているので測りにくく、これはパスした。ひょっとしたら幹周3mあるかもしれません。
榎列下幡多の八幡神社の大クスノキと大ケヤキ
幹周は3m35センチ



参考巨樹 18 (将来3回目の巨樹・巨木林調査の対象)
ニレ科 ケヤキ 幹周3m12cm
上記と同じ榎列下幡多の八幡神社の鏡内にあります。全国的には、とくに関東など東日本ではケヤキの巨樹・巨木林の出現頻度が高いようです。西日本ではケヤキよりもムクノキの巨木が目立ちますが、ケヤキがないわけではなく時折ケヤキの巨木が出てきます。旧 三原町ではこれで馬廻の天野神社のケヤキに続いて2本目が出てきました。
下幡多の八幡神社の大ケヤキ
ケヤキの根元
幹周は3m12センチ



参考巨樹 19 (将来3回目の巨樹・巨木林調査の対象)
モチノキ科 クロガネモチ 幹周3m13cm
旧 三原町の 八木養宜上(やぎようぎかみ) の小さな公園にクロガネモチの木が何本か植えられています。その中の1本がなかなかの太さです。測ってみると幹周3mあるではないか! 国道28号線からよく見えているのですが、まさか巨木はなかろうと思われたのですがやはり近づいて調べてみることです。幹が剪定されて樹高がそれほどなくても幹周3m超が予想外にあったりするものです。よく歩き回らないと見落としが出そうです。
小さな公園に予想外の巨木がある
主幹が剪定されているので樹冠は小さい
くりぬいて臼が出来るほど幹が太い
幹周は3m13センチ



参考巨樹 20 (将来3回目の巨樹・巨木林調査の対象)
ブナ科 シイノキ 幹周3m06cm
旧 三原町の 神代社家 にあります。祠のようなものが祀ってあり、地元の方に聞いたら馬廻の関係のものらしい。現在は祀る人がいなくて草ぼうぼうに埋まっています。樹は欠損が多く老木ですが、ギリギリ幹周3mありました。株元を見ると非常に古い切り株が朽ち果てていて、その切り株から出たひこばえが幹周3mまでなったようです。で、実際は幹周3mよりももっと古く大きい巨樹であったハズです。
田んぼの中の一本スギではなく一本シイノキ
幹は太いが欠損の多い老木のようだ
幹周は3m06センチ



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