雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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夏のお花見に行こう! 剣山のキレンゲショウマは人気沸騰!(その4)
キレンゲショウマ自生地で見られた花たち


キツリフネ です。黄色いツリフネソウですが、名前のとおり花は船を吊り下げているような独特な形状です。この花の形状はまさに、漁港やヨットハーバーで黄色の漁船や黄色のボートをクレーンで吊り上げているイメージですわね。それにしても昔の人は上手く名前をつけるものです。
キツリフネ
キツリフネの花
キツリフネの花


オタカラコウ が咲き始めました。2枚目の写真では舌状花は8個あります。よく似たメタカラコウは舌状花は2~3個しかありません。
オタカラコウの花
舌状花は8枚ある
葉はフキの葉にとてもよく似ています。で、観光客が
「これって食べられるのかしら?」
「どうでしょうかねえ? 山菜の本には載ってませんけど。試食したというハナシも聞いたことないわよ」
「そやけど、フキにそっくりだよな、食べられるのとちゃうか?」
「じゃあ、貴方が試食してみましょうね! 人に聞くよりも自分で実験!」

フキの葉に似る


↓ ギンバイソウです。キレンゲショウマの観察登山道にありました。ギンバイソウの注目点は、装飾花 (かざり花) のほうが貧弱であることです。両性花 (ほんまの花) のほうが大きくて見栄えがします。多数のおしべがふさふさしていて豪勢な感じです。両性花が豪華なので装飾花はいらないのではないか? あってもなくてもいいように思います。何らかの要因で両性花が大きく立派になったので装飾花が不必要となり、退化して消えて行く途上にあるのかも?
ギンバイソウ
ギンバイソウ


↓ 【参考】 ノリウツギ です。装飾花と両性花とがありますが、装飾花のほうが大きくてりっぱです。装飾花と両性花の2種類がある花は、たいてい装飾花の方が見栄えがします。ノリウツギは夏の花ですが、興味深いことには剣山に向かう道すがら、貞光川に沿う標高200メートルのところにも山頂直下の1800mのところにもあり、両地点での気温は全く違うハズなのに、低所でも高所でも花期に差がありません。ちょうど今咲いています。
ノリウツギ
ノリウツギ


↓ ナンゴククガイソウの花期もそろそろ終わりです。花の盛りは短いものです。阿部政権の盛りももう終わりです。栄耀栄華はいつまでも続かないと古人が喝破しています。ナンゴククガイソウはおしべは2個あり、めしべの花柱とが花冠の外に突き出しています。
ナンゴククガイソウの花期も終りだ
ナンゴククガイソウの花


↓ ツルギハナウドです。徳島県版レッドデータでは絶滅危惧Ⅱ類 (Bランク) です。花の花弁は不思議な形をしています。
ツルギハナウド
ツルギハナウド
ツルギハナウドの葉


シシウド です。花は花火みたいです。ウドと名がつくけど、セリ科シシウド属の豪壮な植物で、ウコギ科のウドとは分類位置がかけはなれています。
シシウド
シシウドの葉


ソバナ です。キキョウ科ツリガネニンジン属。この花が咲くと夏たけなわですが、秋は近いです。シカよけの防護網の外にもあちこちに咲いていましたからシカが食べないのか? 行場のソバナは小振りの個体が多かったです。
ソバナ
ソバナ


テンニンソウ です。シソ科テンニンソウ属。これはシカの不嗜好植物です。シカが食べないから林床ではびこっています。葉は柔らかそうだし、シソ科はシソやオオバなど香りのよい野菜です。シソ科植物は食べられそうに思うけど、シカは嫌がるみたいです。淡路島南部の山に多いシソ科のレモンエゴマでもシカが絶対に食べません。シソ科独特の香りが嫌なのかなあ?
テンニンソウ
4本のおしべと1本のめしべが花冠の外に長く突き出しています。
テンニンソウの花


↓ トリカブトの一種のシコクブシです。猛毒植物です。これもシカが食べない植物です。シカが食べないから徳島県のブナ帯の山ではあちこちで大群落を形成しています。この花が咲き始めると秋はすぐそこに来ています。花の盛りは9月中旬~10月初旬くらい。
シコクブシ
シコクブシの蕾



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