雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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淡路島南部の南あかじ市で、なんと24時間雨量が400ミリ!
●台風11号は室戸岬に上陸してから後は、むかしの社会党みたいに牛歩戦術でゆっくりと北上したので降雨時間帯は長引きました。淡路島内には気象庁の旧測候所とアメダス観測所が3つありますが、他にも国土交通省の雨量観測所が20か所あります。計23か所で雨量が観測されています。昨日16日の夕方ごろから降りはじめた台風本体に螺旋回転しながら流れ込む雲による雨は、島内各地で少ない所でも200ミリ以上、多いところでは400ミリを越えました。一番降水量が多かったのは諭鶴羽ダムで17日23時で414ミリに達しました。久しぶりの大雨であります。特に目立った被害はなさそうではありますが、河川は増水し、南あわじ市の一部で道路や田畑の冠水があった模様です。


洪水発生レベル雨量だが、長時間分散したのが幸運だった
↓ 増水した洲本市千草川、上流方向を見たところです。氾濫するにはまだ余裕があります。あと2mぐらいでしょうか? 旧 洲本測候所での観測データは、昨日16日夕方から今日17日23時までの累加降水量は339ミリです。物部川上流の柏原山では降水量はもっと多かった可能性が考えられます。2004年10月の大洪水のときの降水量 (309ミリ) と変わらないレベルです。むしろ今回のほうが多いです。しかしながら今回はまだ余裕しゃくしゃくです。どこがどう違うかと申せば、降水強度の差であります。同程度の総降水量であっても、1時間雨量が50ミリで3時間たてつづくのと、1時間20ミリや30mで10時間に分散するのとでは水の吐けぐあいは全く違うということでしょう。 → 洲本 2004年10月20日 (1時間ごとの値) を見ると100ミリあまり降ったあとに50ミリが3時間続き、これにやられました。
増水する洲本市物部川
↓ 増水した洲本市千草川、下流方向を見たところ。橋の路面までまだ2mぐらいあります。まだ緊迫した状態ではなく、余裕しゃくしゃくです。台風が去ったのも幸いです。洪水はたんに川が増水するだけではなく、河口で高潮や満潮で海水面が上昇しているときに起こりがちです。海水面が上昇していたら増水した川の水が吐けないからでしょう。今朝17日午前3時前後は洲本港で潮位が天文潮位よりも70センチ上昇して高潮注意報のレベルになっていました。 (高潮注意報は出なかったようです) もし50ミリ/時以上の降水強度で雨が続いていたらかなり危険だっただろうと思います。実際は20~25ミリ/時の降水強度で12時間かけて降りました。 → 洲本 2015年7月17日の1時間ごとの値
増水する洲本市物部川


諭鶴羽ダムでの24時間雨量は、398ミリ
16日21時~17日20時の24時間雨量はなんと398ミリに達しています。表では406ミリになっていますが、。16日20時までの累加降水量 (11-3=8ミリ) を引く必要があります。以下2枚の表は 国土交通省 リアルタイム川の防災情報 から観測データを借用した。 三原川河口一帯で2004年10月のような大規模な家屋浸水がなかったのは、1時間に50ミリを超えるような強い雨がなかったのが幸いであったろうと思われます。
諭鶴羽ダムでの降水量
時間雨量と累積雨量のグラフ


まいど同じところが水没するよね!
↓ 冠水した道路です。うずしおラインのマルナカ南あわじ店から洲本方向へ300mあまりのところ。ここは大雨が降るたびに冠水するところですわね。
冠水したうずしおライン

↓ 池などではありません。田んぼです。ここの田んぼは特に低い土地になっているから1mか1m半ぐらい冠水しているのではないか? 早急に水が引けばいいのですが何日もこの状態ならばイネが完全にやられてしまいますわね。
ここは田んぼ

↓ 川か運河みたいに見えるけど、イネが植わっていた田んぼです。
ここも田んぼ

↓ 冠水の程度はたいしたことはありませんが、かなり広い範囲の田畑が水に浸かっています。写真右上の建物は民家じゃなく、下水道処理施設ですかね?
冠水した田畑



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