雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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台風11号 (T1511) 大波の写真ギャラリー
台風11号は午後10時ごろ室戸岬付近に上陸の模様
●台風の上陸前の中心気圧は960hPaと推定されていましたが (ドボラック法による推定) 旧 室戸測候所で午後10時に963.5hPaを観測しました。これは正時の値なので1分ごとの最低値はもう少し下だろうと思います。で、推定値はほぼドンピシャリの当たり! お見事。 台風の中心が太平洋に突き出た岬の観測所付近に上陸したり、島嶼の観測所を通過したときはドボラック法の推定が当っているかどうか検証する絶好の機会ですが、ときには20~30hPaぐらいも違うことがあります。今回はほぼ当たり気象庁は威信を保ちましたね。

●台風11号の進路は、淡路島南部で波浪観察するには絶好のコースとなりました。なんといっても波向が南です。紀伊水道の入り口は東西30キロですが、その30キロの間から外洋の大うねりが紀伊水道の中に真っ直ぐに進入してきました。今回の台風では、国土交通省港湾局のナウファス観測網で、室戸沖、徳島県海陽沖、潮岬、和歌山南西沖の4観測所で、はやばやと有義波高が10mを越えました。紀伊水道を潜り抜けるあいだに波高は減衰するでしょうが、なんと、小松島港という湾内でも午後11時には6.13mにまで達しています。淡路島南部の海岸では有義波高が少なくとも7~8mに達したのではないか? 高波のピークが深夜なので残念ながら見ることはできませんが、淡路島南部海岸でも10m近い大波ではないかな? (ただし観測所が存在しないから実際は不明) 夕方に波浪観察してきたので写真を陳列します。



有義波高の最大値が10mを超えた!
台風11号による各地の波の高さ
リアルタイム ナウファス (国土交通省港湾局 全国港湾海洋波浪情報網) を16日24時に閲覧しデータを取得。


なんと、わが紀伊水道が高波圏のど真ん中ではないか!
紀伊水道が高波圏のどまん中だ
↑ 気象庁のホームページから 沿岸波浪実況図 を一枚借用させていただきます。2015年7月16日21の実況図です。四国室戸岬と紀伊半島潮岬の間の海域がとくに波高が高くなっています。これを見ても、今回の台風では淡路島の南部海岸で波浪観察するのには良いチャンスだったことがハッキリしています。

●大きな被害が出ることが多いから忌み嫌われる台風ですが、漁業については高波の間は出漁できないから収入がなくて困るのですが、必ずしも台風はマイナス面ばかりではありません。激しい波浪によって海水がかき回され、海水の上下の撹拌が起こります。これが海底の栄養塩類を海面近くに浮かび上がらせる効果があります。また海水温もハッキリと下がります。これがプランクトンの増殖をもたらし、ひいては漁獲高の増進につながります。漁師さんと話をすると、「最近は台風が来ないから漁がないわな」 などとよく言いっていますね。現場では経験的に台風と豊漁の相関関係に気付いていますね。つまり、台風もまた良し なのであります。


淡路島南部の海岸に打ち寄せる大波 (2015年7月16日16時頃)
↓ 淡路島南部海岸に次々に高いうねりが押し寄せています。南あかじ市灘大川にて。海岸に降りて行くと危険なので、海抜80mの高台から見ています。
次々に押し寄せるうねり


波止場に打ちつける大波
↓ 南あかじ市灘黒岩です。波止場に高波が打つ付けています。これから晩に潮が満ちて海面が上がってくるし、強い南風による海水吹き寄せ効果、気圧低下で海面吸い上げ効果で高潮は避けられません。これから夜間は海岸は非常に危険になりますね。(帰りしな海岸道路は全面通行止めとなりましたわ) 波の大きさを判断するスケールとして波止場を入れたのですが、波止場の先端の幅は5~6mぐらいですかね? こんど行ったら巻尺で測っておきます。
波止場に打ちつける大波
次々に大波が
波止場に打ちつける大波
波止場に打ちつける大波
波止場に打ちつける大波
ときどき30mぐらいの波しぶきが上がる
荒ぶる海神 (わだつみ)


恐ろしいような大しけ
海神 (わだつみ) の逆鱗に触れたのか、猛り狂っています。海が巨大な釜となって、沸騰し、煮えたぎっているようにも見えます。自然の猛威の前にはヒトなど矮小なもので、なすすべもありません。不遜にも自然をコントロールできると考えたり、傲慢になって天上のご神火に手をだすと大バチが当りますね。で、実際にこの国には大バチが当りましたわ。核 (=原子力) というのは、けっして手を出してはいけない天上のご神火だったようです。
海が沸騰しているよう
海が沸騰しているよう
海が沸騰しているよう
海が沸騰しているよう


サーフィン天国の吹上浜にも大波
灘海岸に比べると波は一回り小さいようですが、それでもかなりの大波です。さすがに屈強のサーファーたちも今日は海に入りませんね。この状態で海に入るのは自殺行為です。吹上浜は波打ち際からストンと水深があります。で、沖合ではなく波打ち際で大波が砕けています。この状態ならば海に入ろうとすると波打ち際で崩れる大波に巻きこまれますわね。そして体が海底に叩きつけられてすくなくとも大怪我ですし、救助することも不可能です。
こうなってはサーフィンは無理
こうなってはサーフィンは無理
こうなってはサーフィンは無理



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