雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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雨上がりの雲海を見に行ったが、見ノ越に客がいない。 (その3)    倒産したスキー場のゲレンデを歩いてみた。
●久しぶりに剣山スキー場のゲレンデをお散歩してみたのですが、写真を陳列します。申すまでもなく剣山スキー場は1976年に徳島県がこしらえた県営スキー場です。その後、県から一宇村に移管され、さらに平成の大合併で一宇村と貞光町と半田町が合併しつるぎ町になったから、現在はつるぎ町の所管となっています。経営難で2007年の冬の営業を最後に閉鎖されましたわね。閉鎖してもう8年ですよね。再開の目途などあろうハズがなく、施設は放置され錆付き腐朽化して事実上倒産! ですよね。もはや廃墟となるのは時間の問題でしょう…。いな、既に事実上の廃墟かもしれません。廃墟になったとはいえ、ゲレンデ跡は広々としていて見晴らしも良く、お散歩するのにはとてもいいところです。スキー場としてはもはやダメにしても、何か活用する方法はないのでしょうかねえ? 

たとえば、冬に雪を見に来るにはとても良いところです。厳冬期に剣山に登るには冬用登山靴に12本爪のアイゼン装着が必要で、一般の者は剣山に近づけません。ここのスキー場の初心者コースをリフト山頂駅まで歩くのであれば、傾斜も緩く氷結していてもせいぜい6本爪の軽アイゼンがあれば行けますし、雪庇ができるわけでもなし雪崩の心配もそうありません。一般の者が雪山登山気分を味わうにはちょうどいいのでないか? それから、ウドとかタラノキの種子を蒔いて山菜を育てるとか? シカ除けの防護ネットが要りますけど、広いゲレンデだからかなりの山菜採取場になると思います。もちろんタダではなく入場料千円です。採った山菜をその場で天ぷらにして食べさせるとか? 商売になるかも??

●前にお散歩をしたのは2月28日です。もう4か月も前になりますが、まだゲレンデには1mぐらいの積雪がありました。 四国には小規模だがスキー場がたくさんある 前回のお散歩は ↓の傾斜の緩い初心者コースの雪原をあるきました。

2015年2月28日の様子


今回は、トゲアザミのお花畑を行く雲表のプロムナード
などと申せば大袈裟ですが、そこかしこにトゲアザミが今を盛りと咲いています。雲表 (うんひょう) 高度と目線はほぼ同じとはいえ雲海も見えています。なので雲表のプロムナード (お散歩道) と言ってもウソというわけではありません。

↓ 残念ながらスキー場は事実上の倒産ということになりましたが、眺望は絶佳、広々として牧歌的ないいところです。映画のロケでもできそうな雰囲気です。写真では分からなくなっていますがトゲアザミが沢山咲いています。それなりに花もあります。これにヤギが数頭いて草を食んでいたら絵ハガキになりますね。それでは傾斜の緩やかな初心者コース跡を登りましょう。往復1時間のお散歩コースです。
剣山スキー場のロッジを眺める
初心者コースを登る

↓ 向こうのほうに雲海が広がっています。スロープはなだらかで両側にはブナ林が広がりいい雰囲気です。冬にはちょっとした雪山登山をたのしみ、夏には避暑をかねたお散歩、秋にはキノコ狩り! によろしい。このスキー場の少し上のほうの尾根筋には夫婦池から塔丸への登山道があります。スキー場から尾根筋までブナやミズナラの森です。8月のお盆ぐらいからトンビマイタケやブナハリタケが出てきます。順次マイタケやムキタケ、ヒラタケ、ホウキタケ、ブナシメジ・ナメコなど色々な食用キノコが出てきますね。暖温帯の照葉樹林とことなり冷温帯のブナ ー ミズナラの夏緑樹林はキノコの宝庫です。腰籠をさげて採りにいきましょう! ただし、ツキヨタケなど毒茸やクマ (熊) に要注意。塔丸はクマの目撃例があるようです。ツキノワグマ「ショウコ」の捕獲から首輪装着の様子 を参照。NPO四国自然史科学センターの人々が剣山系のクマの調査をされているようです。クマが居るのは間違いなく、吾輩も1回だけ見たことがあります。ただまあ、紀伊半島と剣山系のクマは小さいみたい。(遭遇しても大丈夫という意味ではない)
大分登ってきた

↓ なだらかな山容の丸笹山 (1719m) を眺む。草地の中に立っている樹木はウラジロモミ (別名ダケモミ) と赤っぽい幹の樹はアカマツです。右に見える白亜の建物はスカイゲレンデと名付けられた施設ですが廃墟となっています。
丸笹山を眺む
逆に丸笹山から剣山スキー場を眺めたならばどう見えるのか? 剣山スキー場の麓 (ロッジ) とリフト山頂駅は尾根北側の斜面にあります。(3月26日撮影)
逆に丸笹山から剣山スキー場を眺めると
【訂正】 写真中に丸笹山の山頂が1719mと記入しましたが誤りです。正しくは1712mです。正確には国土地理院地図で三角点標高が1711.9mとなっております。

↓ いい雰囲気の草地になっています。なんとか活用できないものか? ヤギを飼うとか? 剣山名物のヤギ乳のアイスクリームなど作ったら登山者や観光客に売れるかも? もちろん吾輩は買いますね。草地が広い範囲で汚染されたため、いま牛乳はかなり危ない食品になっています。愛知県 ー 岐阜県 ー 富山県ライン以西はいちおう大丈夫であるが、利潤追求主義の大手乳業メーカーは各地で生産された原乳を混ぜるらしいから、西や北の牛乳も安心はできないのです。理想的には汚染がないか、あっても汚染の程度がごく軽微なところで自給自足 (地産地消) するのがよい。とにかく大手業者を信用してはいけないのです。大手になるほど政治献金で政治とつながり政府とケッタクしています。で、身を守るにはヤギを飼うのがよろしい。この山上で生産したヤギ乳ならば安全だろうし、剣山名物のヤギ乳バターとかできないものでしょうかね??
リフト山頂駅近くまで来た

↓ 雲海を背景にしたウラジロモミの木。とても絵になる風景です。これも牧歌的な物語の映画のロケに使える景色です。雲海の表面の高度は1200-1300mぐらいです。眺めている場所が1430mなので標高差が少なく雲海らしくはありませんが、高い山に来たという雰囲気は出ています。弁当持参でお散歩に来るにはいいところかも?
雲海を背景にしたウラジロモミの木

↓ リフト山頂駅が見えてきました。もうすこしです。標高差で110mほど登ってきました。もともとスキー場のコース跡ですから険しい登山道ではなく、歩けさえすれば老人でも小さな子供でも来れますね。
リフト山頂駅が見えてきた

↓ 今となっては空しい案内看板です。看板自体はあまり腐朽化していなくて新しいです。廃墟となったところに、まだまだ新しい看板があるのがかえって痛々しく切ない感じです。
今となっては空しい案内看板

↓ もはや二度と使われることのない索道です。リフト山頂駅の降り口の板敷きはボロボロで、腐食し穴があき鉄骨が錆付き非常に危険な状態になっています。 (うっかり写真を撮りわすれたが) もし将来このスキー場を営業再開するならば、大がかりな補修でも無理です。素人が見てもこの索道の建て替えが必要なことが分かります。で、このスキー場再開は絶対に不可能。賭けをしてもいいです。
二度と使われることのない索道

↓ リフト山頂駅から矢筈山 (1849m) を眺めたが山頂付近は雲に隠れています。山頂駅は海抜1450mくらい。
リフト山頂駅から矢筈山系を望む



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