雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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環境省が目の敵にする外来種のトウネズミモチは、養蜂において梅雨期の貴重で有力な蜜源!
手術は、原始的で野蛮な治療法??
●思わぬ口腔外科の病を得て島内の医院で診てもらったところ、「これは生命にかかわる重大な病気の疑いがあるから精密な診断が要る、徳島に行ってくれ」 と、紹介状を渡されました。徳島にきて調べてもらったら重大な病気の疑いは晴れましたが、「手術が必要かどうか微妙なところだな、とりあえず保存治療でいくが、どうしてもダメだったら手術しなきゃ仕方がないけん」 という診立てで手術回避の可能性もありました。で、1カ月半徳島に週2回通院しましたが、どうも病状は変わらず、結局、手術ですわ! 局部麻酔なので意識はあります。骨の内部に膿の袋があるのだそうで、切開して、ゴリゴリ、ギリギリと骨を削り、膿の袋を取った跡に詰め物をして、それから縫合したらしい。なんともまあ荒っぽいというか野蛮な治療であろうか! 手術というのは原始的な野蛮治療だという印象であります。誤解されないように申すと、これは執刀の先生の技術がどうのこうのという意味では全くありません。「手術という治療法」 そのものに対する個人的な印象・解釈を述べているだけです。

●1時間ほどで手術が終了しましたが、入院するようなことではなく帰宅できます。終ったのが午後3時なので、いくらなんでも、こんな遅い時間から山 (剣山とか) へ行くのは無理だ。それに口腔外科というのはようするに口の中です。麻酔が切れてきたらかなり痛いし、腫れ上がって、物も数日は食べられないかもしれません。山へ行くどころではありません。帰宅しておとなしく養生する方がよさそうですわ。で、駐車場の屋上から眉山を見上げて考察した。



市街地に隣接して山がある都市から、著名登山家が輩出する
↓ 徳島市の市街地に隣接してそびえる眉山 (びざん) の 海抜約250のところ にある 「かんぽの宿徳島」 が 見えています。
徳大病院駐車場3階から眉山を見上げる

↓ こちらは眉山山頂にある鉄塔群であります。地獄の針山の針みたいで興ざめですが、武骨で品がない風力発電群よりは遥かにましです。徳島市も紀伊水道に面していて、眉山の尾根筋ならば風況がとても良いと思われますが、よくまあ風車に狙われなかったものだと思います。徳島市の南に聳える大川原高原 (旭ヶ丸、1020m) は風車の餌食になってしまいました。花が多く見晴らしがいいところで、吾輩も昔は毎年徳円寺のシャクナゲを見てから大川原高原に行きましたが、風車が出来てからは登る気がしませんわ。淡路島でも南あわじ市西淡の西路山が悪名高きCEF (北海道・根室市本社) の餌食になりました。紀伊水道の東岸の和歌山県にも沢山ウインドファームがあり、紀伊水道沿岸地方は風が強いので風車の餌食になったところが沢山です。 とにかく風力発電には黒いハナシがまといつきます。エコだとかクリーンだとかいうのは全くのインチキまやかしで、「黒いエコ」 に気付いている人も多いのですが、いまだに多くの善良な庶民が騙されているのはとても残念です。たとえば 黙殺の音 低周波音 さんのサイトなどは、エコの正体、エコのインチキを見破った優良サイトです。
眉山山頂の鉄塔群

●さて、都市の市街地のそばに山があるところから著名な登山家が輩出することが多いです。典型例は神戸市です。神戸市の市街地のすぐ裏山が六甲山 (932m) です。南西ー北東走向に30キロほど連山となっていますが、並んでいる山々の頂上に毎日登山1万回達成! などという碑がたくさん建っています。市街地のすぐ裏が山なので、朝早く出勤前にひと登りしてくるとか、神戸市民の登山土壌は非常に厚いものです。吾輩もむかし神戸市にいたころは麻耶山 (699m) に毎日は無理にしても頻繁に登っていました。神戸市出身者から有名な登山家が沢山輩出していますが、一番有名な人は 加藤文太郎 か? 新田次郎の 『孤高の人』 のモデルとなった戦前の著名登山家です。加藤文太郎は日本海側の但馬 (旧 浜坂町) の出身ではありますが、神戸市の三菱内燃機製作所 (三菱重工業の前身) に就職し、神戸に出てから登山に開眼しました。

●加藤文太郎は没後80年になるというのに、いまだにその偉業をたたえる行事が行われるほどです。色々な評価のしかたがあるのでしょうが、一つには、明治維新後に西洋の近代アルピニズムが日本に移植されても、登山というのは、あくまでも貴族階級のものでした。現在のように庶民が気易く登山するなど考えられなかった時代ですが、そこに加藤文太郎が登場。資金も地位も持たない一介の労働者にすぎなかった加藤文太郎が、誰も追随できない風のような速さで山々を登ったと伝えられています。それまで貴族のものであった 「登山」 というものを、庶民でも出来るように道を切り拓いた功績が大きいのだろうと思います。

●徳島市も市街地のそばというか、ど真ん中に眉山という山があります。標高は300m弱ですが、神戸市の高取山 (321m) と同程度で、毎日登山にちょうどいい高さです。朝早くに出勤前にひと登りするには適度な高さで、1時間あれば登って降りてこられましょう。出勤前に毎日登山が可能な環境ならば、日々の登山で屈強の体力が涵養できますし、本格的な山に登ろうという野心も生じるわけです。で、こういうところから有名な登山家が輩出するものですが、徳島市出身の著名登山家というのは見当たりません。人口規模が小さい (登山人口のすそ野が狭い) せいか? あるいは県庁所在都市といってもちょっと郊外に出れば自然が豊かなためか? やはり、東京出身の登山家が非常に多いのは否めない事実です。コンクリートとアスファルトばかりで喧騒にまみれるメガロポリスの住民のほうが、逆に自然志向の要求度が高く、登山を目指す人が多いのでしょう。 ま、居住地のすぐ横に森や山がある田舎人のほうが自然観察や登山などしない傾向は鮮明です。



本日の植物観察
●ナチュラリストたる者は、たとえ雨降りであろうと手術の日であろうと何か1種は植物を観察しなければならない。たとえ1日1種であっても積み重ねれば1年で365種となります。専門家が主催する観察会に参加して驚くのは、専門家が博識なのは当然ではありますが、参加者の中の非専門家の中にも、専門家がタジタジとなるほど博識な人がいることです。たぶん日々の長年の積み重ねがあるのでしょう。吾輩のような3日坊主の気まぐれではダメだと言うことであります。なにごとも偏執病 (パラノイア) かと思えるほどマニアにならなきゃダメなのかもしれません。

トウネズミモチ です。徳大病院駐車場の北側 (国道192号線沿い) に街路樹のようにあります。ただし、あくまでも病院構内にあるので街路樹ではないでしょうが。駐車場2階からは花や葉が目の前にあるので観察しやすいです。一般に樹木の同定は難しいとされますが、その最大の要因はなかなか花や葉が目前で観察できないからではないか? 特に高木・亜高木では10mも20mも樹上で花が咲いていることが多く、それでは観察しようがありません。
トウネズミモチ

↓ 葉は対生、葉のふちにはギザギザがありません。(鋸歯がない) 葉の表面はクチクラ層が発達して光沢があります。典型的な照葉樹ですわね。トウネズミモチは中国中南部が原産の外来種ですが、日本在来種のネズミモチよりも一回り葉が大きいです。葉の厚みも厚いようです。樹全体もトウネズミモチのほうがやや大きめな感じです。写真で黄色くなった葉が見られます。クスノキやカシ類のように春に新旧の葉が一斉に入れ替わるのではなく、新葉が出てから旧葉が時間をかけてパラパラと落ちるのかな? 
トウネズミモチの葉

↓ 花序は大きく沢山の花が着くようですが、写真はまだつぼみです。あと1週間ほどで開花でしょうか? 1週間後に縫合した抜糸にまた来るので、改めて観察します。
トウネズミモチの花 (まだ蕾)

トウネズミモチは、生態系被害防止外来種!
ということは、環境省の利権・飯のタネか? 環境省は 「侵略的な外来種」、「特定外来種」、「生態系被害防止外来種」、と段階を設けてリスト作りに余念がありません。我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト(植物) のナンバー53にトウネズミモチがしっかりと選定されています。これらのリスト掲載種が多ければ多いほど環境省の仕事があると申せましょう。これらの外来種がたくさんないと困るわけです。たとえたら米国の巨大な軍需産業 (軍産複合体) には戦争が必要なのと同じです。日本の生態系を侵略し撹乱する外来種がなければ環境省の仕事がなくなってしまいます。つまり、本音は建前と乖離しているのです。危険な外来種が増えることを環境省はハラのなかでは望んでいます。地球温暖化の危機を叫ぶ連中がハラのなかでは温暖化を望むのと同じです。流される情報 (プロパガンダ) を無批判に真に受けず、そこらへんのところを見落とさないように…。


トウネズミモチは、養蜂において梅雨期の有力な蜜源!
●環境省のリストから、トウネズミモチに関する記述を転記します。

定着段階】 分布拡大期~まん延期。
特に問題となる地域や環境】 暖地の河川敷、二次林、湿地。
原産地】 中国中南部原産。オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、アメリカ合衆国南等で侵略的。
日本での分布】 明治初年に渡来、関東~九州に分布。
形態】 10m、常緑小高木。
生育環境等】 農耕地、沿岸地域、自然林、河岸、撹乱地、湿地に生育する。乾燥した場所から湿った場所に生育する。日本では、近畿地方では河川敷に樹林が形成されるなど、河川で急速に分布を拡大。里山二次林などに侵入。
利用状況】 大気汚染に強く、耐潮性、耐陰性があり、移植が容易で成長が早いので、街路樹や公園樹としてよく植栽される。花が少なくなった梅雨前後に咲くことから、養蜂業においては初夏の有力な密源として利用されている。また生産される蜂蜜も高品質である。干した果実が漢方薬として利用される。中国ではろうそくの原料となるイボタロウムシ培養樹として広く利用される。
利用上の留意事項】 海外で侵略的な外来種とされている。日本でも大量に熟す果実が鳥により散布されて、河川等に広く逸出し、雑木林や極相林への侵入も危険視されている。防除対策が実施されている。生物多様性の保存上重要な地域に進入するおそれのる場所では、利用を控える等の配慮が必要である。
備考】 愛知の条例では、生態系に著しく悪影響を及ぼすおそれのある移入種として指定される。H24に改正された養蜂振興法弟六条では「密源植物を植栽、除去、又は伐採しようとする者は、その目的に反しない限りにおいて、密源植物の増大を旨としてこれを行わなければならない」とされ、国・地方公共団体に蜜源植物の保護・増殖に対する必要な施策を講ずることが求められている。



トウネズミモチは、森林内への侵入力は弱い。
●つまり、トウネズミモチは有用植物ということであります。梅雨期の蜜源として有力なんて知らなかったわ。しかも蜜が高品質だという。トウネズミモチを植えなくっちゃ! にもかかわらず、ちょっと野生化したのを見てガタガタと環境省は騒いでいるのかも? トウネズミモチの最初の写真の箇所で勝手にリンクさせていただいた波田先生 (植物生態学) は次のように書いています。

 「このような大量の果実は、鳥によって広く散布されているものと思う。街路樹や路側帯の植え込みの中ではトウネズミモチの芽生えや幼木が多数芽生え、生育しつつある。我が家の庭に勝手に生えたネズミモチは全てトウネズミモチであり、ネズミモチは生えてこない。一方、森の中ではトウネズミモチの芽生えをあまり確認したことがない(1本林内で確認)。本種が森林の中に侵入する能力があれば、大量の種子を広域に散布するので少なからぬ影響を与える可能性がある。」

●吾輩も波田先生と同じようなことを観察しています。南あわじ市広田の 「淡路ふれあい公園」 にトウネズミモチが沢山植栽されています。大量の種子が鳥によって散布されて周辺の山裾の裸地には実生がたくさんみられます。二十年近くまえには公園に続く山で大きな山火事があり焼跡の裸地があってそういうところにトウネズミモチが侵入していました。数年前まではトウネズミモチの幼木は火事跡に結構あったのですが、年数が経ってオオバヤシャブシやヤマザクラなど種々の樹木が生長して茂りだしたら、トウネズミモチはいつのまにか消えてしまいましたわ。環境省はトウネズミモチの二次林・極相林への侵入を心配していますが、杞憂に終わるでしょう。実際のフィールドでの観察をすると、トウネズミモチの森林内への侵入力はごく弱そうです。裸地など競争相手がいない場所で繁殖しているだけで、ナルトサワギクと同じで大変なことになると錯覚しているだけと思われます。

●昔は (1970年前後あたりは) 日本の公害はひどかったです。大気は昼なお暗いほど汚染され、川も大阪湾もドブみたいでした。環境庁はこの深刻な公害問題に取り組んで良く仕事をしました。その結果、空気は綺麗になり大阪湾も見違えるように水質が改善されました。で、環境庁は仕事がなくなってしまったのですが、環境省に格上げされて沢山の仕事 (つまり問題) が必要となりました。それが地球温暖化であり生物多様性などであります。たいして問題でないことでも大問題に仕立てあげないと組織維持ができなくなっていますわね。民間企業ならば社会の需要がなくなれば解散するしかありませんが、国家の組織は政治的にいくらでも需要 (問題) が作れます。なぜならば環境問題の法律の法案は環境省自身が作るからです。国には一旦できた組織を縮小するとか、予算を余らせる (余計な仕事をしない) という発想は全くないようです。国家予算は膨張するばかりで、税金は不可逆的に重くなる一方!



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ランクルさんのコメント
ネズミのクソというスギテッポウで子供のころよく遊びました。杉の実を弾にするからスギテッポウだと言うのでしょうが、杉の実などそう簡単に手に入らないので、ネズミのクソを採ってきて打ち合いをするのです。 当たっても痛くないし、余程のことがないと目にあたって失明などしませんからいい遊び道具でした。 草むらに生えている竹笹を銃身にした空気銃の自作銃でした。 何でも自分で作らなければ貧しくて買えない時代でした。

正式な樹木の名前でないにしても、ネズミモチというのを聞いて、ネズミのクソ(糞)というのは当たっていましたね。名前が近いから当たっているというか、鉄砲が自作にしてはかなり命中度が高かった(^o^)

素人ニホンミツバチ養蜂家なのですが、蜂にとってはいい季節となりまして毎日セッセと蜜集めしています。 2キロ半径ぐらいにある花の蜜を集めに行っているらしいのですが、ネズミモチのお兄さんのようなトウネズミモチが蜜源になるというなら、松くい虫にやられるからと空中散布などしないで、いっそのことトウネズミモチを植えれば環境にもいいのかも知れません。

松くい虫防除事業にはの批判もある。 松枯れの原因であるカミキリ成虫を農薬の空中散布するというのですが、カミキリ以外の昆虫にも有害であるためにと意見。松林を守るという必要がありますか。マツタケを育てたいのですかねえ。そんなに言うのなら下草を刈ったり、それなりの一貫した対策を執っていればなるほどと思うけれど、やはりこれも補助金行政の一部なのでしょう。 カブトムシが減ってしまったと嘆いているけれど、それらの原因はそこらへんにあるのかも知れません。

私の文章はいつも変な方向に流れていって、よく笑われてしまいます。 ミツバチからカブトムシになったりで・・・・(^^;



山のキノコの返信
>やはりこれも補助金行政の一部なのでしょう

そうですね。その通りです。マツを守るために農薬を撒くというのは何の意味もありませんね。 林野庁 「松くい虫被害」 を参照。 そもそもマツは枯れていく運命にありますね。マツ枯れは自然の法則に従って進行しているだけで、マツ枯れを止めることは誰にもできません。市町村のお役人は上から指示されたこととをオウム返しに言うだけですが、国の林野庁の役人や県の役人ならば林学とか森林生態学など修めた専門家のハズで、マツ枯れなど絶対に防げないのは百も承知のハズです。マツ枯れが絶対に防げないのを知り切っていて農薬を撒く愚かな行政をするのは、仰る通り補助金行政そのものですわね。補助金行政で外郭団体をドンドン作ったり、業者に流し込んだ補助金の見返りに、その業者の役員になるとか…。 なぜマツ枯れが絶対に防げないか、長くなるのですが論点整理してみました。

①、マツ枯れの直接原因はマツノザイセンチュウ (松の材線虫の意味か?) ですが、これを媒介する (運ぶ) のがマツノマダラカミキリです。このマツノマダラカミキリを駆除しようと農薬を撒くのでしょうが、広い山には農薬のかからない死角みたいなところが無数にあり、根絶するのは絶対に不可能です。いくら薬を撒いてもハエやゴキブリが撲滅できないのと同じです。生き残る個体が必ずあり、世代交代が早い昆虫なので瞬く間に元に戻ります。撲滅できないからこそ何べんでもクスリを撒けます。つまり、何べんでも長く利権にできる!

②、マツの本来の自生地は腐植や肥料分のほとんどない綺麗な鉱物質の土のところです。痩せ尾根とか、岩角地とか、砂浜などの広葉樹が育たないところに生える樹木です。広葉樹が育たない痩せ土がマツの生育適地なのですが、広葉樹にとっては生育困難なそんなところでマツが育つのは、マッタケなどの菌類と 菌根 (きんこん) を作って共生しているからです。菌根とはマツの毛根に菌類の菌糸がとりついたもので、菌糸は毛根よりも更に細く岩の粒子の間にまで入りこんで水分や養分を吸い上げマツに与えます。マツはお礼に葉で光合成した有機物を菌類にお返しします。という共同生活です。 ところがマツと共生するマッタケやショウロなどの 菌根菌 は競争にとても弱い菌で、土が肥えて土中の菌相が変わってくると他の菌にやられます。で、相棒を失ったマツは弱ってきますわ。枯れるのは時間の問題です。 つまりマツ林の土が腐植がたまって肥えてくると、松くい虫にやられなくてもマツが弱るんです。

昔の日本の生活スタイルでは、自給自足が基本で、田畑の肥料は山で採ってきた落葉や刈ってきた草を堆肥にしました。燃料も山で採った薪や柴です。つまり、山 (マツ林) が掃除されていました。人が生活の必要上からマツ林の腐植を持ち去り掃除して、マツの生育適地の環境を維持していました。しかしながら昭和30年頃に燃料革命が起こり、田舎でも山村でも薪がいらなくなりました。肥料も化学肥料にかわりました。マツ林は腐食がたまりマツのパートナーであったマッタケなど菌根根が消えました。マツが弱ったり枯れるのは当たり前です。つまり、松食虫にやられなくてもマツは枯れる運命にあるわけです。松食虫はマツ枯れを少し早めた程度であります。

③、遷移 (せんい) の進行で結局マツは枯れますわ。マツは陽樹です。おひさんが当らないと苗木がよく育ちません。人が里山 (奥山からも) 去ったので樹が茂りに茂っています。こうなると林床はおひさんが当らなくなります。マツの若木が育ちません。後継樹が育たないわけだから、その山からマツが消えるのは時間の問題なのです。諭鶴羽山系でも昔はマツ林がたくさんありましたが、現在ではほとんど消えましたわ。西淡の山も随分と消えましたわね。つまり、仮に松くい虫がなくてもマツが消える運命にあるのです。人が山に手を入れずに放っておくと、マツなど陽樹 → シイなどの陰樹に変わります。これは自然の法則だから誰にも絶対に止められません!

④、マツノザイセンチュウに抵抗性のあるマツ品種が育成されて普及しはじめていますが、ダメでしょう。それはマツが腐植のすくない綺麗な土を好み、おひさんが当らないとそだたない陽樹の性質を持つかぎりは、ダメです。山に松食虫抵抗性のマツ苗を植えても結局枯れるだけです。松食虫抵抗性品種の開発もあまり意味がありませんわ。

わたくしの見方
●林野庁の主張や世間の常識とは正反対のことを申しますが、結局、自然界ではマツは枯れる運命にあるのですが、考えたら日本列島に人がすみ山の木を切り落葉や下草を持ち去りしたから、マツが広がっただけで、結局元に戻っているだけです。本来の植生は(潜在植生)は瀬戸内海沿岸地方は照葉樹林です。マツなどの針葉樹林では全くありません。山の高い所ではブナなどの夏緑広葉樹林です。マツ (クロマツもアカマツも) やがて尾根筋とか岩場とか海岸砂地などごく一部にしか残らないでしょうが、それが本来の姿なんです。マツがたくさんあるのは人がいかに森林を破壊してきたかの証拠で、本来それは異常な姿なんですわ。マツが枯れていくのは自然の摂理、自然の法則なんだから、抗うことは不可能です。放っておくしかありません。

●でも、まあ、マツ枯れを止めることは不可能であるからこそ 「うまみのある利権」 にできますわね。当たり前のことですが、簡単に解決できることでは利権にならんのですよ。あれもせんなん、これもせなあかん、これを研究したらいいかな、これはダメだったわ、じゃあこうしてみましょう、ってな感じで利権の巣窟です。補助金の打ち出の小鎚ですわ。ははははは、笑いが止まらんわ!



マツが枯れてもいいじゃない! 

林野庁の説明】 海岸林は、海からの風や潮、津波や高波、飛んでくる砂などから海沿いの暮らしを守るためにつくられた森林です。乾いて養分の少ない海岸の土壌で大きく育ち、森林をつくることのできる木は松のほかにほとんどありません。また、内陸部ではアカマツが荒廃地にいち早く侵入し、土壌が流れ出るのを防いでいます。厳しい環境でも育つ松が作る森林の役割は、かけがえのない大変重要なものです。 【引用終了】

海岸のマツが枯れたらどうなるか? 別に何も困りません。(淡路島では) 替わりにハマゴウ・ハマヒサカキ・トベラ・アキグミなど潮風に耐性のある低木が勝手にはえてきます。低木であっても陸地側になるほど樹高が高くなり、ウバメガシやヒメユズリハなどやや樹高が高い木になり、さらに陸地になると普通の照葉樹林に移行しますわ。それで別に何も問題はありませんわ。

>内陸部ではアカマツが荒廃地にいち早く侵入し、土壌が流れ出るのを防いで‥
もしアカマツがなければどうなるか? 他の木が生えるだけですわ! いわゆるパイオニア種と呼ばれる成長がはやい木が生えてきますわ。(淡路島では)オオバヤシャブシが筆頭ですが、環境省が目くじらを立てるニワウルシやモリシマアカシアなども素早く侵入して土壌をしっかりホールドしますわ。危険な外来植物といわれるものがしっかり役に立つ! 別に何も困ることなどありません。

>厳しい環境でも育つ松が作る森林の役割‥‥
マツは多くの広葉樹が育たちにくい厳しい環境で育ち、また、逆に、厳しい環境でなければ育たない樹木であり、それゆえに腐食が溜まる今の里山(奥山も)のマツは消える運命であることを、林野庁が暗黙に認めている文言ですわ。

●特定秘密保護法もできたことだし、お上に歯向かうことを書くと特高警察にしょっ引かれる危惧があるのですが、(ま、吾輩は何の影響力もないのでしょっ引く値打ちがないですが) 前例踏襲主義・現状維持主義がおかみの利権の土台の一つのようでありますね。ほっときゃいい、では利権にならないです‥‥。それにしても大マスゴミのだらしなさ! 大本営発表を右から左へと垂れ流すだけです。いまや、その大本営発表でもネットで直接に閲覧できるのに…。 NHK籾井会長は就任時の挨拶で 「政府が右というものをNHKが左と言うわけにはいかない」 と言ってのけました。 唖然! これでは皆さまのNHKではなく安倍様のNHKです。視聴料を徴収する値打ち・大義はあるんだろうか? 報道機関としてもはやNHKは終っています。



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またまた脱線しそうな蜜源樹からカブトムシ
ネズミのクソというスギテッポウで子供のころよく遊びました。
杉の実を弾にするからスギテッポウだと言うのでしょうが、杉の実などそう簡単に手に入らないので、ネズミのクソを採ってきて打ち合いをするのです。
当たっても痛くないし、余程のことがないと目にあたって失明などしませんからいい遊び道具でした。
草むらに生えている竹笹を銃身にした空気銃の自作銃でした。
何でも自分で作らなければ貧しくて買えない時代でした。

正式な樹木の名前でないにしても、ネズミモチというのを聞いて、ネズミのクソ(糞)というのは当たっていましたね。
名前が近いから当たっているというか、鉄砲が自作にしてはかなり命中度が高かった(^o^)

素人ニホンミツバチ養蜂家なのですが、蜂にとってはいい季節となりまして毎日セッセと蜜集めしています。
2キロ半径ぐらいにある花の蜜を集めに行っているらしいのですが、ネズミモチのお兄さんのようなトウネズミモチが蜜源になるというなら、松くい虫にやられるからと空中散布などしないで、いっそのことトウネズミモチを植えれば環境にもいいのかも知れません。
松くい虫防除事業にはの批判もある。
松枯れの原因であるカミキリ成虫を農薬の空中散布するというのですが、カミキリ以外の昆虫にも有害であるためにと意見。
松林を守るという必要がありますか。マツタケを育てたいのですかねえ。そんなに言うのなら下草を刈ったり、それなりの一貫した対策を執っていればなるほどと思うけれど、やはりこれも補助金行政の一部なのでしょう。
カブトムシが減ってしまったと嘆いているけれど、それらの原因はそこらへんにあるのかも知れません。

私の文章はいつも変な方向に流れていって、よく笑われてしまいます。
ミツバチからカブトムシになったりで・・・・(^^;
2015/06/21(日) 11:12:14 | URL | ランクル #tSD0xzK. [ 編集 ]
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