雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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有名なボロボロ滝と、ビックリの遅いワラビをゲット! (その1)
●6月2日に、口腔外科の病を得て徳島大学病院に通院しておるのですけれども、朝一番に並んだにもかかわらず治療がおわったのが午前11時過ぎになってしまった。どこかで昼飯を喰うと12時を回るのは必定、この時間からは剣山とか矢筈山などは無理だ。で、しかたがないから徳島県の吉野川市にある有名なボロボロ滝に行ってきました。ここは、むしろ厳冬期に行く方が見ごたえがあります。標高700mにあり、高越山~奥野々山の稜線の北東側にあるのでよく冷え見事な氷瀑となります。厳冬期には路面凍結はもちろん時には30~50センチの積雪があったりしますし、林道はせまく傾斜はきついので、スタッドレス・チェーン・牽引ロープ・スコップの完全冬装備でなきゃ安易な入山は止めておく方がいいのですが、見に行く価値はあります。一番いいのは積雪がみられる手前まで車で行って、あとは歩くことです。標高が上がるにつれて積雪が増えてきましょうが林道を歩くだけならばアイゼンなしで大丈夫です。

徳島県 吉野川市公式サイト 母衣暮露滝 (ボロボロたき)

吉野川市サイトより引用】 川田川の源流に位置する 「母衣暮露滝」 は、落差約30mの滝で、標高700mの県有林内、美郷の最西端にあります。落下する滝水が途中の岩にくだけ散り、3段になってすだれのように飛び散る景観に、爽快さを感じます。滝のすそには霊験あらたかな不動明王が安置されており、祈願成就のため多くの人々が訪れていました。その際、滝すそで一心不乱に祈っていると、滝に後光が射し、着物が飛沫で濡れるのもかまわず、日の暮れるのも忘れてひたすら祈願したことから、この名が付けられたそうです。また、春のツツジ、初夏の新緑、秋の紅葉と四季の変化に富んだ景観は絶景。滝のすぐ近くまでマイカーで行けますが、訪れる人は少なく、それだけに秘境ムード満点です。【引用終了

●着物が滝の飛沫で濡れてボロボロになったから、ボロボロ滝というようになったということでありますが、おかしくはないか? 滝のしぶきで着物がボロボロになるもんか! イスラム教徒のように立ったり座ったりの信仰を繰り返せば、座ったさいに着物が地面の岩でこすれて、何百回何千回と立ち座りを繰り返せば着物が破れてボロボロということもあるでしょうが、滝のしぶきに濡れるだけじゃ、濡れ鼠の滝と言うべきでしょう。 それから、ボロボロを 「母衣暮露」 と書くのは、あるいは 「母衣暮露」 をボロボロと読ませるのは、少々無理があるのではないか? あまりにも当て字過ぎますわね。 むかし、この滝の存在を知ったとき、「なんて読むのかしら????」 ってな感じでした。難読地名じゃなく不可読地名です。

●吉野川市の説明文をみても、春のツツジ・初夏の新緑・秋の紅葉は絶景であると勧めていますが、冬の氷瀑は言及していませんわね。たぶん、市のホームページを見て行った観光客が事故を起こした場合に、苦情を言われることを想定しているのでしょう。つまりそれなりの危険があるということです。で、吾輩もお勧めはしませんが、厳冬期の氷瀑は絶景です。じつは、冬以外でもお勧めはしません。なんせ林道が狭く対向車がきたら立ち往生します! 行くならば、長い距離を自在にバックできる練習をしてからですわ。





秘境というほどではないが、深山幽谷の趣はある
↓ 剣山スーパー林道沿いの峰峰と比べると標高は見劣りするのですが、それでも1000m前後のピークが続き、一帯での最高標高は奥野々山の1159mです。淡路島の山と比べて少なくとも2倍の高さがあり、秘境とか人跡未踏などという表現は当てはまりませんが、深山幽谷の雰囲気はあります。
深い山の中

↓ 小豆島の 寒霞渓 (かんかけい) みたいな断崖絶壁が目を引きます。このあたりの植生帯は標高では暖温帯ではなく、ブナ帯へと移行する中間温帯であるので基本的には落葉樹が優占しています。つまり秋の紅葉 (黄葉) が鮮やかであろうと思われます。
小豆島の寒霞渓みたいな断崖絶壁がある

↓ ボロボロ滝への遊歩道入口にある道案内図。
道案内図

↓ こちらは林道の説明看板。
林道の表示板

勇壮な滝を見るには、日降水量100ミリのあとに行くべきだ

↓ 遊歩道を5分ほど行くと…
遊歩道を5分ほど行くと

↓ オーバーハングになった巨岩が現れますが、いまにも崩れ落ちそうな錯覚がして、少々恐い感じもします。黒っぽい岩ですが、地質的にはここは三波川変成帯に属しているので結晶片岩です。
オーバーハングになった巨岩が迫る

↓ 巨岩の根には不動明王が祀られていて、かつては修験者たちが滝に打たれるなど荒行を行う滝だったのか? あるいは神聖な山に登るさいに、滝の水で水垢離を取り身を清めたのかも?
巨岩の根には不動明王が祀られている

↓ ひょっこりと仙人でも現れそうな雰囲気の仙境ですが、非常にひんやりしています。真夏に避暑にくるには良い場所かも? 難点は、ちょっとじめじめしていることです。
深山幽谷の雰囲気が漂う

↓ 干天続きなので水量は少ないです。ここは標高約700mですが山頂の奥野々山まで450mの標高差しかないからしかたがないところです。豪壮に流れ落ちる滝を見るには大雨の後に行くべきかも? ただし、そうすれば林道に落石などの懸念もありましょうが…
干天続きなので水量は少ない


滝への遊歩道入り口には、渓畔林を構成する樹木が見られる
↓ ブナ帯の渓谷などに多い カツラ の大木と、その葉です。
カツラの大木
カツラの葉

オニグルミ はブナ帯だけでなく淡路島のような暖温帯でも見られますが、渓谷や川のほとりに多い樹木です。種子を渓谷の水の流れで散布させる面があるので、川の上流から下流まで川に沿って点々とみられることがあります。
オニグルミの木

↓ オニグルミの若い果実ができています。秋になるとこのクルミを拾って金づちで割って身を取りだします。栽培クルミよりも濃厚な味がしますね。脂肪分の含有率が高いのではないか? 淡路島でも八浄寺の横の谷 佐野川 に沿ってオニグルミがあります。昔、吾輩もクルミ拾いに行ってよく食べましたわ。身は少ないけど美味いですね。
オニグルミの若い果実



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