雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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田舎の人はホントにワラビが好きですわね
本日は2015年4月20日 (月曜日) であります。

●昨日の夕方にまたワラビ採りであります。田舎の人は本当にワラビが好きですわね。吾輩の実母は中国山地の山間部出身で、そこは日本海側と瀬戸内側の中間地点でありますが、完全に日本海側じゃないので冬期には雪は降っても積雪30センチ~40センチ程度です。寒さは西日本では厳しいところで、厳寒のときは-15度程度になってしまいます。気候的には中間温帯というか、ブナ帯と照葉樹林帯との境目という感じですが、暖温帯のシイやカシ類では冬の寒さが厳しすぎるし、冷温帯のブナでは夏の暑さが厳しいということで、シイもブナも生育できず、クリやナラの夏緑樹林が多いところであります。ときにはクリ帯などと呼ばれる気候 (植生) なんですが、若干信州に似ているかも? たぶん信州を少し暖かくしたという感じで、ミズバショウやザゼンソウこそ自生していませんが、カタクリならば大群生地があるし、氷河期の遺存種のミツガシワが見られるようなところです。こういうところには山菜が格別に多いです。なんせ、裏山には、なんと垂涎のネマガリタケ (チシマダケとも言う、中国山地東部での地方名はスズコです) が自生していますわ。とりわけワラビが多く、昔は村中総出でワラビ採りが行われ、塩ずけにしたり、乾燥させたり保存食にもしたそうです。で、昔は食糧事情が豊かではなかったということもあるのですが、春から夏にかけて晩飯のおかずといえば毎日ワラビばっかりだったそうな。

●吾輩の実母が淡路島に移住してきて、その中国山地の母村の食文化を持ち込んだのですが、春になったら 「ワラビを採ってこい」 「フキを採ってこい」 と命じられて山菜を採るのは吾輩の役目であります。吾輩の山菜好きは、つまり中国山地の山村の食文化DNAを引き継いでいるということでありましょう。幸いに淡路島南部の南あかじ市はワラビの自生密度がかなり高いところで、人家の近くのため池の土手などにワラビはいくらでもありますわね。



長(た)けてしまったワラビ
すっかり長けてしまいました。道端にわんさかとあるのに、誰も採らないうちに葉が展開してしまいました。最近の若い人はワラビなんて採らないようです。飽食の今どきワラビなんて採るのは、敗戦後の食糧がまだ豊かでなかったころに子供時代を過ごした60代以上か? 現在の老人たちがいなくなるとき、山菜はただの雑草となるのかも? ↓ 以下4葉の写真は長けたワラビ。4月19日、兵庫県南あかじ市にて。
道端で長けたワラビ

道端で長けたワラビ

道端で長けたワラビ

土手で長けたワラビ


でもまあ、晩生系統のものが明らかに存在しますわ
野生のワラビには出るのが早いものや、遅いものがハッキリ観察できます。加えて環境によりワラビの発生が遅れることもあります。北斜面や、やや日当たりが良くないところや、特に草刈りをしていないところのワラビは遅れがち (註) です。そうゆう所を狙えば4月中は南あかじ市でもワラビがわんさかと採れます。

(註) 草刈りをすれば、地面に太陽があたり地温が上昇してワラビの発生が早まります。いっぽう草刈りをしていないと、冬枯れた茎や葉が地面を覆っているので地温が上がりにくいです。それに冬枯れ茎葉のマルチ層を突き破って上にワラビがでるのに日数が余計にかかります。ワラビの品質ですが、冬枯れ茎葉マルチ層があるほうが上等です。ワラビが太くて柔らかいです。理由はハッキリしています。夏や秋に草刈りをすると、ワラビの地上部分を刈り取ってしまうからです。葉というのは植物にとって光合成をする最重要器官であります。それを刈り取ってしまえば地下茎に澱粉の蓄積が少なくなり、春の新芽の発育に悪影響を及ぼします。巷間、こともなげに 「ワラビは草刈りをすればするほど、よく出るといわれますが、とんでもない誤解であります。これも常識のウソです。自然に対する人々の認識には誤解が多いようです。草刈りが頻繁に行われる場所のワラビは細くて固くて収量も少なく、とても食えたもんじゃないですわ。

↓ 昨日の4月19日の収穫です。大収獲です。これ以上採っても喰いきれないし、アク抜きするための 「灰、草木灰」 が足りません。昔のように風呂やかまどで薪をくべないかぎり、田舎でも山村でも草木灰の調達に苦労します。吾輩はわざわざ落葉等を燃やして灰をこしらえています。
本日の収穫

あくぬきの手順
↓ 茎の先端部の穂みたいなものは取り除きます。理由はもそもそとして食感が不味いからです。穂を除去したら深底の容器に並べます。プロの料理人でも穂をとらない人がいますが、そういう料理は興ざめです。
茎の先の穂を除去する

↓ 次に、綺麗な草木灰を振りかけます。へんな灰をかけてはいけません。放射性の 「死の灰」 とか‥。亡国の反国民政府と、政府の走狗の悪辣マスゴミの原発推進キャンペーンで国民の警戒心が薄らいでいますが、問題が解決したわけじゃありません。メルトダウン、メルトスルーした核燃料デブリがどこへいったのか? さえ正確には全くわからない状態です。フクイチ原発の終息 (収束ではない、言葉のアヤで誤魔化すな!) が100年後なのか全く不明です。老朽化した原発の廃炉の方法も確立されていません。高レベル放射性廃棄物の処理も不可能です。誰がどう見ても日本の電力需要は非原子力のみで賄えることがハッキリしました。にもかかわらず政官財癒着原子力ムラの悪あがきは大罪で、ヘドが出そうだわ。電力会社も官吏も政府与党も狂っています。いよいよ晩発性放射線障害の深刻化が顕在しはじめましたわね。特定秘密保護法で隠し通せるのかな? 無理だと思いますね。
灰を掛ける

↓ 次にワラビが十分に浸るまで熱湯をかけます。なお、拙写真はワラブが見えなくなるのでわざと湯が少なめです。写真を撮ったのち湯を増量した。ポイントは、灰の水溶液のアルカリ性と熱で、ワラビに含有されている強力な発がん性物質を安全物質に変質させることですが、シッカリとアク抜きをしないとワラビは毒草です。家畜がワラビを誤食すると中毒を起こすという報告がけっこう存在します。
熱湯をかける


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