雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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ヤマザクラが咲く頃が山菜収獲適期
本日は2015年4月2日であります。

●気象はにわかに菜種梅雨の傾向を示していますが、気温も上昇し温和な春の雨で山菜が育ちます。近所の里山ではヤマザクラがすでに満開ですが、ヤマザクラの開花状態が山菜の収獲適期の指標になっています。すなわちヤマザクラの開花 (当地の淡路島南部の南あかじ市では) 3月20日ごろが咲き始め、3月末ごろが満開ですが、満開のころが山菜の収獲適期です。特にワラビ、ウド、タラの芽あたりはそうです。もちろん山菜の種類により前後しますが、フキノトウはずっと早くゼンマイはやや遅れます。

残念ながら、淡路島の植生も山菜も貧相!
●やはり、淡路島は小さな島で、宝島ではありません。日本国の面積の600分の1、人口では900分の1です。島内の行政や観光業者の人たちが言っていることは、自意識過剰かなり夜郎自大で身の程をわきまえていません。 「島の豊かな自然…」 などと言うのを聞くと不認識著しく恥ずかしくないのだろうか? 屋久島の人が言うのならばそうですが、淡路島では噴飯ものです。淡路島の植生は貧相で、里山には二次林が広がっているだけです。二次林とは本来あった森が破壊されたあとに代償的にできる林ですが、これはかつての炭焼き時代に京阪神に近いことから薪炭用に全島の森林が伐られていたことによります。島内に深山幽谷があるわけでもないし、湿原があるわけでもありません。溜め池はたくさんあってもほとんどが江戸時代に作られた人工池で、自然のままの湿原でも湖水でもありません。高い山もないので植生の垂直分布も見られません。島内の里山は単なる暖温帯南部 (暖温帯下部) のシイやツバキ等の照葉樹林でしかなく、たとえば京阪神地区の都会の人々が、自然に親しもう、照葉樹林を見に行こうと思ってもなにも淡路島でなければいけない必然性はないのです。当地を過小評価するのでもなく、別にいい加減なことを言うのでもありません。吾輩は非専門家で素人ですが、兵庫県版レッドデータブックの 貴重な野生生物等(植物)専門委員会 の関係者リストに名前が載っています。それなりに調査し観察して淡路島の植生 (自然とほぼ同義) は貧相だと申しているのです。ていうか、観察すればするほどに、文献を読めば読むほどに、淡路島の植生の貧相さを思い知らされ暗澹としてきますワ。 行政の愚かさは底なしで、ちなみに、南あかじ市の 「鳴門海峡の渦潮を世界遺産に」 の愚かなバカ騒ぎも救いようがないです。国内で鳴門海峡が 日本の地質百選 にも 日本のジオパーク にさえも選ばれないものが、何で世界自然遺産なのか??? アホウか! 世界遺産指南コンサルビジネスの餌食になっていることが見抜けないようでは、行政などに何も期待できません…。

このように淡路島の植生は大変に貧相なのですが、これは山菜に関しても同様です。山菜の種類・生育量とも多いのは日本海側のブナ帯です。ようするに、新潟県とか山形県や秋田県などの山です。淡路島の山菜が貧相なのは、最大要因はブナ帯に達する高い山がないことでありましょう…。必ずしも高い山の上に山菜があるわけではないのですが、高い山があればその北斜面などに気温が低い渓流が存在します。高い山の雪解け水が伏流水となって山ろくに冷水が湧きます。そういうところで山菜の種類が豊富です。 

●で、今年は四国の山に山菜採りを企てています。尾根でシャクナゲが咲く頃、剣山系の北斜面の渓流湧水に天然のワサビが点々とみられます。天然のワサビは根は細くてダメですので、葉 (葉柄も) に軽く塩を振り一夜漬けにして食べたら絶品です。葉を全部採らずに間引く要領で採取するとその群落をあまり傷めません。1000mぐらいのところに多いですが、標高は意外に低いところ (300~400m) にもあります。ただし、ワサビの分布域は渓流魚のアマゴの分布域と重なっています。アマゴの密猟と間違われないようにする必要があります。その点は、車が神戸ナンバーというのは具合がわるく、徳島県の山村住民の目には京阪神の都会の者と見られるのでしょう。渓流を観察して歩いていて 「おまはんアメゴを捕りよれへんか?」 と何べん言われたことか。むかし吉野川支流で川の漁業組合に入漁料を納め、入漁証の交付を受けてアマゴを釣っていましたが、それでも言われます。徳島県の山間部の住民の排他意識の高さが、剣山の山岳観光に暗い影を落としています。剣山登山口の見ノ越には山岳観光業者が軒を並べていますが、ハッキリ言って接客態度は低劣です。他地方の山岳観光地に見学に行く必要があります。そういうことだから観光客がなかなか増えないのです。



ヤマザクラの満開がワラビの収獲適期の指標
ヤマザクラ

コバノミツバツツジもワラビ狩りの適期の指標になる
コバノミツバツツジ

ワラビ山のわき水にショウジョウバカマが咲いていた
ショウジョウバカマ

本日 (3月31日) の収獲
↓ 左側のものがワラビです。本来ワラビは毒草です。強い発がん性物質を含んでいます。シッカリとあくぬきしないと危険です。容器の底にワラビを並べ、十分に草木灰を振りかけ、さらに熱湯をかけます。で、最低でも一昼夜おきます。草木灰の水溶液は強いアルカリ性です。このアルカリ性と熱とで発がん物質を安全な物質に変化させるようです。 右の大きなアスパラガスみたいなものは、イタドリの芽です。高知県限定の山菜ですが、近年周辺の県に山菜との認識が広がってきました。こちらはシュウ酸が顕著に多く、シッカリとあくぬきをしないと腎臓結石になるかも? イタドリを食べるときにはカルシウムをしっかりと摂ることです。イタドリのシュウ酸とカルシウムが結びついて結石の物質のシュウ酸カルシウムが胃腸の中で出来て、これは腸壁から吸収されないことが判明しているみたいです。つまりカルシウムを沢山含む食品と一緒に食べるとイタドリの害は帳消しになるということであります。小さめの太短いイタドリの芽はタケノコの代用品になります。
本日の収獲



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