雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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徳島県高越山 (海抜1133m) 遭難事故は何故起きたのか?(その5) 現地調査を行い検証する
高越山冬景色、写真ギャラリーその3
駐車場から先は積雪が多い
↑ 船窪つつじ公園駐車場から先も車が通行できなくもないが、轍の上に新雪が積もった状態です。最近、車や人が通った形跡がありません。すくなくとも昨日の祭日は人々はこれ以上先には行っていないようです。轍もかなり古いもののようです。ここから先は一般車両は進入禁止! 「四輪駆動 + 四輪チェーン巻き + スコップ + 牽引ロープ」 のスノーアタッカーたちの領域ですわ。

路肩あたりを掘ってみると積雪は50センチある
↑ ちなみに轍の外側 (谷側) を掘って測ってみたら、ちょうど積雪50センチです。轍の部分は圧雪状態だから、いくらなんでも50もないだろうと掘ろうとしたら新雪の下が固く締まっていてピッケルなど道具がないと掘れません。で、何センチあるのか不明です。

もはや、誰も来ていないようだ
↑ 駐車場から徒歩で30分ほどかけて躑躅群落の手前まで登ってきましたが、もはや古い轍も新雪にほとんどかき消されています。足跡もなく、かなり長い日数だれも来ていないことが窺えます。

船窪つつじ公園に到着
↑ ついに 船窪つつじ公園 に到着です。地表は純白無垢の雪原になっています。雪は万象を包み込み、たとえ汚いものがあっても隠してしまいます。でも、汚いものを一時的に隠すだけなのであって、消し去るわけではありません。一時的な目クラマシなのです。フクイチ原発由来の放射能なんかは特にそう…。フクイチが終息したわけじゃないのに報道がほとんどなくなったですね。特定秘密保護法がジワジワと実効していますね。明らかに自由な言論空間が縮小しています…。

説明看板
↑ 説明看板いわく、「天然記念物オンツツジ群落と林床部に生育する希少植物をシカ・イノシシの被害から守るため保護柵を設置しています。」 ウソなんだよ。ヒトの被害から守るために保護策を設置していますと、正直に書けばいいのに…。

気温は2度くらい
↑ 持参の温度計 (検定済みの温度計じゃないから器差・誤差が大きいが) で目通りの高さで2度くらい。一面の雪原の上で気温が上がりにくいという事情はあるにしても、平野部からみたら随分と低いです。時刻は12日16時頃ですが、同時刻の気象庁の観測では、麓の穴吹で10.7度、池田で9.4度、徳島で12.8度でした。 北日本を調べると、同時刻に秋田で3.5度、青森で1.5度、函館で1.5度で、やはり四国でも標高1000メートルより上は東北地方北部~北海道南部の平野部と同等の気温になっていますね。(なお、上記の北方3地点も積雪があり、地表が雪に覆われているという条件は同じです)

冬のオンツツジ群落
↑ 国の天然記念物のオンツツジ群落です。これって、本当に天然の姿なのか? と吾輩は以前から疑っています。もともとオンツツジが多かったのは間違いないでしょうけど、人がツツジ以外の木を切って名所化した可能性が捨てきれません。ただし、オンツツジははっきり言ってシカの不嗜好植物です。シカがオンツツジ以外の木を食べた可能性も捨てきれません。シカの不嗜好性で形成されたならば天然群落ですが、ヒトが関与しているならば人工群落 (半人工・半天然) と言えましょう。さっき、説明看板はウソだ! と申した理由はこれです。シカは (イノシシも) オンツツジなど食べませんから…。シカよけだけなら柵は不必要なんですわ。で、柵は明らかにヒト除けです。1000人の花見客が1枝づつ枝を折れば、オンツツジ群落は大きな痛手です。1000人が林床を踏んで固めるのもダメージですわ。

降り返ると吾輩の足跡が
↑ つつじ群落は縦450m幅100mの広がりがあるのですが、群落に沿って狭い車道があります。車道の真ん中と思われるところが吹き溜まりになって盛り上がっています。腰ぐらいの高さがあります。で、雪の少ない山側を歩きましたが、40センチの高さがある長靴がすっぽりと埋まります。こうなったらスノーシューとかカンジキが要りますよね。住職らは氷点下の風雪の中、こんな状態で1.7キロも歩いたのでしょうか? これでは雪山登山重装備じゃないとアッと言うまにやられますね。とくに、83歳の寺男の方は。年齢的に足が上がらないと思います。ふつうでも80代男性の歩きかたはトボトボと足を引きずります。30センチの積雪下 (吹き溜まりじゃ50センチぐらいか) じゃ足をすりながら歩くラッセル状態でしょう。アッというまに体力をすり減らしますよね。スタックした車を乗り捨てて1.7キロ+1キロを徒歩で寺に向かおうとしたのは正しい判断だったのかどうか??  (その時の住職らの防寒着や足ごしらえの情報がないので判断できませんが…)

山荘の前を雪が塞ぐ
↑ つつじ山荘の前に、屋根から落ちた雪山が出来ています。積雪は少ないけど、信州の山の宿みたいですね。

今日は視程が利かない
↑ せっかく来たのに見えません。画面のまん中に西日本第二の高峰の剣山(1955m)が見えるハズですが、視程距離があまりに短いです。右に矢筈山(1849m)、左に天神丸(1632m)が見えるハズなのですが、残念。

展望台
↑ 展望台周辺は、陽がよく当たるのと開けて風が当たるので積雪が少ないです。駐車場から寺まで1キロほど登山道があります。結局2.7キロ。住職らの車はつつじ公園を少し行ったところで脱輪ということですが、平地でも2.7キロは83歳男性にとってはきついのではないか?

寺の駐車場へ至る林道
↑ この先が寺へ行く林道 (参道) です。今日はここで時間切れ! であります。肝心の林道実地調査ができませんでした。ふんどしを締め直して、ネジを巻き直して、また来ますわ。午後5時に船窪つつじ公園駐車場に戻って、すっ飛んで淡路島まで帰ったのですが、スっ飛ばせば午後7時に帰りましたわ。飛ばせば2時間です。便利になりましたねえ。昔は鳴門海峡をフェリーボートで渡ったものですが、5月連休など混雑時にはたった1.2キロの海峡を渡るのに5時間かかりましたよね…。

【拙稿は続く】


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