雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
201708<<123456789101112131415161718192021222324252627282930>>201710
雪になるか? 雨になるか?
本日は1月30日であります。

●2月は西日本の瀬戸内地方では一番雪が降る確率が高い月です。2月になると四国沖をいわゆる南岸低気圧が頻繁に通ります。低気圧のコースにより、また北からの寒気の進入具合や、あるいは地表付近の冷えかたしだいですけれども、雪になる可能性があります。雪になるか雨になるか微妙なところでケースバイケースであります。通常はなかなか雪が積もらない地方なので、積雪の対策がほとんど無防備なので、たった5センチの積雪でも右往左往の大混乱です。で、予報官や気象予報士の予想は責任重大で、雪になるか雨になるか予報官・予報士泣かせといえましょう。予報が外れると気象台に苦情の電話が行きますね。 「雨になると言うたのに雪になったではないか! 滑って事故になったのは気象台の責任だ!」 などと、とんでもない横無茶を言うヤカラもいるようです。

●雪になるか雨になるか微妙なところで、南岸低気圧が陸地に近づきすぎたら低気圧前面の暖気が這いあがってきて雨になってしまいます。暖気が進入してこないように適度に陸地から離れて沖合を東進する必要があります。しかしながら、低気圧が陸地から離れすぎたら降雨帯が瀬戸内地方にかからないことになります。つまり、雪も雨も降らない。瀬戸内地方が雪になるちょうどいい低気圧のコースというものがありそうです。そのコースの幅にしても低気圧の強弱にもより微妙です。それから850ヘクトパスカル高度 (約1500m上空) で-6度が地上で雪になる目安とされますが、必ずしも確かな目安じゃなくて-3度でも雪になることもあれば、-6度でも雨になることもあり微妙です。地上付近が良く冷えていたら雪になるし、空気が非常に乾燥していたら地上の気温が高くて3度とか4度でも雪になったりします。湿度が100%なら気温が0.3度でも雨になったりします。空気の乾燥具合も大きく作用しますよね。ホントに予報官・予報士泣かせなんですけれども、われわれ一般の気象ファンは、実は予報なんかどうでもいいのであって、現在のその条件で雪になるのか雨になるのか、降ってからのお楽しみという感じで、かたずをのんで気象庁のホームページを見ているのです。


1月30日午前2時の近畿地方の気温分布
気象庁ホームページ から借用。この気温じゃ平野部ではほとんど降り始めは雨でしょうね。湿度が比較的低いので、山間部や標高300m以上では雪か? 降雨とともに上空の寒気が引きずり降ろされて、平地でも明け方に雪に変わるところがあるかも? 

1月29日21時850hPa気温
気象庁サイト から昨晩1月29日21時の850ヘクトパスカル高度の気温図です。抜粋して借用。瀬戸内海地方では-3度程度か? 地上では雨が勝っているでしょうけど、山じゃ雪ですわね。

29日17時発表の30日03時~06時の天気分布予想
↑ 29日17時発表の 天気分布予想 では30日03時~06時では、雪か雨か微妙なところ。

       **********************************

さっきから降り出しましたが、雨でしたわ。
さっき (午前2時半ぐらい) から降り出しましたが、雨でしたわ。残念でした。日本海西部にも低気圧があるから、寒気の南下が緩いですわね。すわ、雪かも! ということで昨日に行き付けのタイヤ屋さんに行ってスタッドレスに替えてもらいました。さらにカー用品店にいってサラのチェーンも購入しましたが、当て外れですわね。当たるも八卦、当たらぬも八卦です。当ては外れましたが、2月になったら四国の山に毎週雪を見に行くので、それはそれでいいのですが…。四国といっても山の上は寒いです。海抜500mでは仙台あたりと同等の気温です。1000mでは東北北部、1500mでは北海道札幌と全く変わらない気温です。南岸低気圧の通るたびに雪が積もります。今は廃止されましたが徳島県・剣山測候所の積雪記録の最大値は2m92センチです。久しぶりに冬の剣山に行ってもいいのですが、剣山スキー場は基本的には2007年から閉鎖状態なので、登山道路は除雪されているんでしょうかね? どうなんでしょう?


追記】 やはり、徳島県西部の三好市あたりではちょっと山間部ではしっかりと雪になった模様です。三好市 観光ライブカメラ を朝のうちに閲覧すると標高の低い所でも雪になり薄らと積もっていました。標高の高いところでは午後になっても雪が消えていませんわね。三好市と香川県の県境にある スノーパーク雲辺寺 のホームページによると、「1月30日(金)8:30現在、雪。久しぶりの積雪になりました。スキー場周辺で約10㎝、今の時間も降り続いています。ロープウェイ山麓でもうっすら雪化粧」 とのことです。三好市あたりは讃岐山地と剣山地にはさまれた内陸部で、盆地に似た地形で冷え込みが非常にきつく、たとえ瀬戸内沿岸部が雨であっても、やはり三好市では雪になる確率がかなり高いですわね。

西日本の太平洋側の山は、これからが雪見のシーズン!
追・追記】 徳島県 つるぎ町のホームページによると剣山スキー場の1月30日の積雪は60センチとのことです。直近の23日では50センチとなっていました。ならば今回の積雪は10~20センチ程度だったか? (60-50は10ですが、23日以降に積雪が50センチより減少していた可能性があろうかと思います) 今回の徳島県各地の降水量は5~15ミリ程度で少なかったです。山で沢山の積雪があるためには、しごく当たり前ですが降水量が多くなければなりません。積雪50センチ以上のドカ雪は少なくとも50ミリ以上の降水量が必要。しかしながら西日本太平洋側で冬にひと雨50ミリはめったにありません。ならば、たとえ降水量10ミリでも南岸低気圧が頻繁に通る必要があります。また、低気圧通過後の寒気の吹きだしで日本海側の雪雲が四国山地に流れ込む必要もあります。実際に2月はそうなる時季で、太平洋側の高い山では積雪が多くなるのは冬の終わりですわね。つまり、これからが雪見のシーズンです。ただし、古い雪の上に新雪が積もる状況をくりかえすので、雪崩も起こります。四国で雪崩?? てな感じですがあるんですよ。規模は小さいけど。吾輩も何べんも目撃していますわ。

↓ 三好市観光ライブカメラから借用。黒澤湿原の1月30日15時の雪景色。
三好市 黒沢湿原 1月30日15時の状態


スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
copyright © 2017 Powered By FC2ブログ allrights reserved.