雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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セネカの崖 (Seneca cliff ) の恐ろしさ! (その2)
セネカの言葉
セネカの言葉
ルキウス・アンナエウス・セネカ (ラテン語: Lucius Annaeus Seneca、紀元前1年頃 - 65年 4月) は、ユリウス・クラウディウス朝時代 (紀元前27年 - 紀元後68年) のローマ帝国の政治家、哲学者、詩人。


The Seneca cliff (セネカの崖)
あるいは、The Seneca effect (セネカ効果) とも言う。
セネカの崖
Ugo Bardi's blog 『RESOURCE CRISIS』 (資源の危機) から借用。

NPO法人 もったいない学会 と言えばケッタイナ名称でありますが、元国立環境研究所長の石井吉徳氏が2006年に設立されたものですが、設立時にはマスコミで取り上げられ大きな話題になりました。その後2007年にNPO法人となりました。もったいない学会の正式名称は 『石油ピークを啓蒙し脱浪費社会をめざすもったいない学会』 というらしい。石井会長の挨拶 を読むと大変まともなことを述べています。現代の浪費社会のムダを見直し、経済膨張主義の路線を軌道修正し、日本古来の美徳の 「もったいないの精神」 を発揮して、石油ピーク・資源ピーク後の減耗時代をどう生きるか考えようという趣旨であり、吾輩は大いに賛同します。 けれども、アメリカ帝国の新自由主義・経済グローバリズムに洗脳された政官財に牛耳られている日本では、賛同者が少なそうです。もったいない学会設立時にはマスコミで話題になりましたが、その後はマスコミが取り上げることはありませんでした。

“小泉純一郎 ー 竹中平蔵ライン” の政策は、アメリカ帝国由来の新自由主義の日本への移植でありましたが、新自由主義の基底にあるのは 「他者からどうやってカネを奪い取るか」 の精神です。これはおそらく遊牧民に起源をもつ精神なのであって、日本のような農耕民族特有の 「皆で協働する」 とか 「皆で分かち合う」 のとは相容れざる精神です。小泉・第一次安倍・菅・野田・第二次安倍と続く売国政権によって、日本はごく一部の権力者たちが国民からカネを奪い取るおぞましい国にすっかり改造されてしまいました。典型例は消費税増税です。良く見れば消費税増税と大企業減税はセットになっています。原発再稼働などは他者を踏みつけてでも自己の利益にしようとしているわけです。そういう自己利益中心主義、他者からカネを奪い取る、そのためにはウソもインチキもまかり通るという風潮がはびこっていますわね。そんな中で、石井会長の 「もったいない」 とか 「皆で分かち合う」 などの主張が話題になるハズがありません。誠に残念なことであります。

●この 「もったいない学会」 の主要な論客である 大谷 正幸氏が、ローマ・クラブのメンバーで、イタリアのフィレンツェ大学地球科学学部の物理化学教授のUgo Bardi氏のブログ 2011年8月28 日付けの記事を訳して、「セネカの崖」という言葉 (概念) を日本に紹介してくださいました。
大谷氏記事 Ugo Bardi氏の 『セネカ効果:衰退局面が成長局面よりも速いワケ』
元記事  The Seneca effect: why decline is faster than growth


●記事では、成長と衰退のモデルのお手本として 「ハバート・モデル」 というものが紹介されますが、そのモデルではセネカの崖を示しません。つぎに、資源ストックから資本ストックへとエネルギー変換され、さらに熱力学第二法則に則ってエネルギーが散逸するというモデルを考えてみても、これもセネカの崖は現れない。何かが欠けているということで、それは 「汚染だ」 という見立てでありますが、それは首肯くことができますが、「汚染」 の中に地球温暖化を挙げているのはいただけません。すでにクライメートゲート事件でイカサマがバレてしまっています。政治力学的に地球温暖化を 「汚染」 にしているだけです。地球温暖化は憂慮すべきことなどではありません。政治的に災害と地球温暖化とを牽強付会させているだけで、地球温暖化そのものはむしろ好ましいものであり、お金と資源を喰うコストではありません。読んでいて失望したわけですが、具体的なセネカの崖の実際例としてマヤ文明の崩壊が挙げられています。マヤ文明の崩壊は森林破壊が原因だったらしいのですが、沢山のモアイ像を建造した イースター島 の文明が森林破壊とともに一挙に崩壊したのもセネカの崖の典型例ではないだろうか? ま、数学モデルを考案して説明したり将来予測をすることを否定はしませんが、それよりも、現実にセネカの崖を表わす実際例 (定量的な観測や調査に基づく例) があるのかどうか? が重要な気がします。で、あるんですわね。捜せば沢山あるかも? 文明の滅亡や、資源の減耗・枯渇だけでなく、例えば会社の倒産とか…。会社は大きくなるのに長い年数がかかりますが、経営が傾いて倒産するのはアッという間…。(たいていの場合)


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セネカの崖の実際例

『RESOURCE CRISIS』 (資源の危機) から借用。北海でのイカナゴの水揚げ激減。北ヨーロッパの人たちはイカナゴなんて喰うの?? これって日本が輸入しているのですかね?? 北アフリカ・モーリタニアのタコ水揚げも激減しているとか。同じことが起こっているのでは?
北海でのイカナゴ漁獲の崩壊!


海面漁業生産統計調査>長期累年>漁業・養殖業生産統計年報>5 海面漁業魚種別漁獲量累年統計 全国 (昭和31年~平成24年) から作成。日本のアサリ漁獲高の崩壊! いまやアサリは高値の花で、庶民の口には入りませんわ。えらいこっちゃあぁ!
日本のアサリ漁獲高の崩壊!


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