雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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今冬最強の大寒波襲来! 北海道が大変なことになりそうだ!
本日は2014年12月16日であります。

台風級の猛烈な爆弾低気圧だ!

12月に入ってから寒波第3波が襲来してきましたね。明日、明後日は大変なことになりそうです。爆弾低気圧が北海道で猛烈に発達、 2014年12月16日09時に発表された17日09時の予想天気図 (なお、リンクは最新の予想図しか表示されません) から日本付近を抜粋して借用します。まるで台風みたいです。恐いような予想天気図です。予想であるから必ずしもこの通りになるとは限らないにしても、低気圧の中心気圧が948hPaと台風級です。どこまで気圧が下がるのか注目ですが、何年前だったか932hPaというのがあったですよね?(註1) それを思い出します。台風と異なるのは、低気圧の中心付近でも気圧傾度力が台風ほど大きくないことと、大きさが台風よりも巨大であること、目がないこと等でしょうか? ま、台風みたいに時には70mとか80m/sなどという風は吹かんでしょうが、北海道地方で 瞬間最大風速が50メートルという予想が出されています。40メートルの予想は時々見るのですが、低気圧で50mの暴風の予想は吾輩は初めて見ました。 (過去にあったのかもしれませんが) 気象庁はかなりの被害を見越しているのではないだろうか? 

(註1) 調べたら、やっぱりあった。2011年1月17日21時の天気図で932hPaです。気象庁のホームページに掲載されている資料 日々の天気図 「2011年1月」 の中で、18日の天気図の説明で、「アリューシャンの南の低気圧、発達して中心気圧932hPa。」 という記述が見られます。

↓ 予想天気図
2014年12月17日09時の予想天気図


↓ 北海道で、なんと瞬間最大風速50メートルの予想
平成26年12月16日17時06分 気象庁予報部発表 「暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報 第5号」 を抜粋して転載します。
暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報 第5号


問題は、この国の船長がまともな対応をとるかどうか?

●問題は自然災害が起こることではありません。自然災害は避けがたいものであって、台風や地震や猛烈な低気圧の発生を阻止することは不可能です。災害列島ニッポンに住んでいるかぎりは自然災害は宿命であって、どうすることもできません。それはしかたがないことなのです。自然災害が起こることを受け入れるしかありません。しかしながら、人智を持って減災を期することや、政府が迅速に対応すれば被災者の救出は可能です。思い起こせば、今年の2月14日~15日に関東甲信地方で記録破りの大雪がありました。 甲府地方気象台で2月15日09時に114センチの積雪 で従来記録の49センチを遥かに凌駕して驚愕させられました。関東西部や山梨県の山間部などで集落が軒並み孤立、高速道路で立ち往生した車が雪に埋まりました。山梨県の河口湖の近くで雪の中に倒れて犠牲者も出ました。その大雪で世の中が大混乱になっている報が次々に飛び込んでくるさなか、この国の船長は高級割烹で、のほほんと天麩羅に舌鼓を打っていましたよね。 そういう前科があるわけです。問題は、この国の船長に国民の生命を護るという意識が希薄であることです。

●いま、北日本を襲っている低気圧は稀にみる強烈なもので、人的被害が予想されます。暴風で家屋の倒壊が当然に予想されます。北海道の家屋は高気密・高断熱で厳しい寒さの対策は万全でしょうが暴風対策が不十分ではないか? 西日本太平洋側は第二室戸台風級の襲来があり、70mの暴風を予想して重い瓦を乗せて屋根を大変重くしています。屋根を重くするのは暴風対策です。(ただし、地震では逆にマイナスでしょうけれども) なかなか北海道に行く用事がないのですが、北海道の家屋を観察すると、瓦屋根ではなく、素人がみても暴風では屋根が吹き飛びそうな作りの家屋が多いように見えます。まず、家屋が暴風で倒壊し人が下敷きになることが考えられます。次に、暴風雪で自動車が立ち往生、ガス欠で暖房が切れて車内で凍死とか、あるいは雪に埋まった自動車の車内に排気ガスが還流し中毒死とかもあるのでは? あるいはスタックした自動車を出て助けを求めようとして雪の中に倒れて凍死もあるかも? たしか、3年前ぐらいだったか? オホーツクのある町で父親と娘の父子家庭で父親が凍死するという痛ましい事故があったと思います。(註2) それから、この暴風では船舶は最寄りの港に緊急停泊するでしょうし、まさか暴風のなか出航などしないと思いますが、もしかして海難事故を起こす船舶もあるかも? ほかにも、別に北海道じゃなくても本州でも、暴風雪のなかあえて登山するような不心得な者もおるわけですし、恐いもの見たさで大しけを見物に行くとか、そういう不用意な連中の遭難が予想されます。走行中の車が強風で横転するとか、日本海側全域、山陰地方に至るまで豪雪で道路が大渋滞し雪に埋まるということはあります。何年前だったか鳥取県の伯耆大山の山麓の道路で多数の車が雪に埋まりましたよね? (註3) それから電線着雪で送電線が切れて停電しオール電化の家が暖房が利かなくなって家の中で凍死したり、(註4) もちろん豪雪地の北陸で雪の重みで家屋が潰れて人が圧死するなど…、たいへんな被害が予想されますが、この国の船長は迅速に災害救助に動くでしょうかねえ? ちょっと心配であります。災害救助のために自衛隊を待機させておいて、もし事が起こったならばただちに救助に向かわせる措置が要りそうです。 選挙で大勝したと祝杯を挙げて浮かれている場合ではありません。


(註2) 3年前じゃなく、去年の話ですわね。ネット新聞記事は全てリンク切れです。 《悲しすぎる》 北海道8人死亡の暴風雪 一人娘を守って凍死した53歳の父親 のみ残っていた。

(註3) 国土交通省の資料 が残っていました。You Tube 動画 も沢山残っています。Wikipediaの 平成23年豪雪 という記事によれば、2010年暮れから2011年の正月のことで、1000台の車が立ち往生し、渋滞は25キロの長さに達したらしい。

(註4) オール電化の家屋は災害で停電した時に弱点をさらけ出します。そもそも、オール電化は電力会社が推進していましたが、原発推進の陰謀でした。電力需要を膨張させて 「原発を増設しないと需要に応えられない」 という論理展開でした。電気自動車も同じく原発推進の一環を荷負う陰謀です。


●中国の古典では、孟子だったか老子だったか何だったか忘れましたが、災害は為政者にとってはチャンスだと言っています。災害が起こるのは仕方がないのですが、為政者が素早く人民を救出し、見事に災害の復興を図るならば人民の厚い信望 (支持) を得ることができるというのです。これは原発事故にも当てはまります。 「放射能がダダモレ」 であるにもかかわらず 「コントロール出来ている」 などと嘘っぱちを言い、原発事故の被害の過小評価・隠蔽工作をし、特定秘密保護法で原発情報を隠そうとたくらみ、原発事故の終息など全くできていないのにもかかわらず再稼働を推進するようでは、人民の信望は得られません。中国の古典は3000年読み継がれてきただけのことはあります。叡智の宝庫です。この国の船長は、中国をいたずらに狭量に敵視するのではなく、中国の古典を読んで為政者の心得を学ばなければなりません。

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追記】 12月17日09時の予想天気図と、同時刻の実際の天気図 (実況の解析天気図) を比べると猛烈な低気圧の中心気圧が見事に一致。ドンピシャリの当たり!

↓ 17日09時の実況天気図PDFファイル図から日本付近を抜粋して借用。

2014年12月17日実況天気図

●北海道根室沖に中心がある低気圧が948hPaと解析されています。最寄りの旧根室測候所で08時頃に951.6hPaを観測していますね。これは根室測候所の1879年~2014年の135年間の観測統計で、低い気圧の堂々2位の記録です。1位は1994年の948.7hPaです。 しかも図中に、“DEVELOPING LOW” (発達中の低気圧) などと記入されています。もしかしたら、940を割るのか? 注目するところです。 ここ数年来、実は研究者達の間で陰で地球寒冷化がささやかれているようですが、寒気が強ければ強いほど温帯低気圧は猛烈に発達しますよね。いわゆるタチの悪い温暖化通説では、温暖化で気象現象は荒っぽくなると言いますが、全く逆じゃねえのか?


追記その2】 
17日22時40分までの観測データですけれども、昨日~今日の2日間で、最大瞬間風速の1位に君臨したのは北海道の観測所ではありませんでした。東京都のアメダス神津島の41.7mでありました。2位に北海道の旧根室測候所の39.9mでした。北海道で50mはおろか40mを越える観測所はありませんでした外れといえば外れ!


16日~17日の最大瞬間風速の順位

↑ 気象庁ホームページの 今日・昨日の全国観測値ランキング の16日、17日の2日分を合成して作成。観測所に*印が付いているのは旧 測候所 (現 特別地域気象観測所) であります。なお、根室の39.9mは根室における観測史上の12月の1位記録更新です。


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