雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
201709<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201711
なんと、 「むかご」 が売られているではないか!
本日は2014年11月11日です。 (日が変わって12日になった)

●昨日 (11月10日) に 淡路ファームパーク イングランドの丘 に買い出しにいきました。自給自足を目指すなどと申しても、それは絶対に不可能です。農家の人だって絶対に無理で、農作物は自給できても調味料や、何から何まであらゆる物を作れるハズがありません。第一、農家の人が魚を食べたいなといっても漁師さんじゃありませんから、魚屋で買わざるを得ないですわね。で、目指すことと実現することには大きなギャップがあります。店で買わざるを得ないのはしかたがないとしても、注意すべきはこの国の腐敗した統治機構です。この国の統治機構・支配体制は、自分たちの権益の擁護や拡張を考えるだけで、国民の健康や生命を護るものではないことがハッキリしました。国民は自分の健康や生命を護るには、自己救済・自助努力しかないこともハッキリしました。

●かつて恐い国だと喧伝された旧ソ連のほうがよっぽどましな国であったことも、思い知らされました。たとえば、旧ソ連は年間被曝量が5ミリシーベルト以上の汚染地帯の住民を強制移住させました。一方、この国では20ミリシーベルトまでの汚染地帯に住民を帰還させようとしています。事故から3年半が経ち、低線量の晩発性放射線障害としか考えられない色々な疾病発現率の上昇が観測されていますが、統治機構は隠すのに全力を挙げています。医者や医療機関に口封じ圧力をかけているハナシも漏れ聞こえてきます。なんという恐ろしい国か! 恐いのは外部被曝ではなく、食品・飲料水・呼吸で放射性物質を体内に取り込み、骨とか色々な器官に沈着して四六時中被曝する内部被曝です。

カキは海水中に僅かに含まれるカルシウムを取り込み、殻を作ります。カキの大きなコロニーはサンゴ礁のようにカキ礁まで作り、地質年代の後には石灰岩を作ります。つまり、海水中に溶存する僅かなカルシウムから石灰岩 (ほとんど炭酸カルシウムの塊) を作ります。密度の極端に薄いものを、信じがたいほどの高濃度に濃縮するという機能 (生体濃縮・生物濃縮) を生物は持っています恐いのは、この生体濃縮です。たとえ食品中や飲料水のベクレルが低くても、われわれヒトも生体濃縮という機能を持っている以上は油断ができません。これが 「食べて応援」 などという人権無視・亡国政策が信用できない理由の一つです。食品中のベクレルはゼロが理想的なのは申すまでもありませんが、ベクレルは低ければ低いほどいいわけです。そういうことから、吾輩は農産物はできるだけ生産者の署名入りのものを購入するように心がけています。産地は富山県ー岐阜ー愛知県ライン以西のものしか購入しません。吾輩はコンニャクが好物ですが、徳島県祖谷地方産か広島県神石郡産のコンニャク芋から作ったものしか買いません。統治機構が何と言おうとも、消費者には選択する権利があります。消費者の自由な選択を政策的に歪めるのは、自由主義経済の否定でとんでもない暴挙です。


↓ 淡路ファームパークの入り口前面、平日なので客が少ない
ファームパークの入り口全面

↓ 地元の新鮮野菜や果物が並ぶ 「さんちゃん市」
さんちゃん市

↓ 大勢のさんちゃん農家の出品で、品数は豊富
店内

↓ コメは玄米の出品が多いです。
生産者の署名入りのコメ

↓ 購入したコメをその場で精米してもらいます。
10キロの玄米の精米時間は5分です。じきに出来ます。
その場で精米してもらう

↓ ようやく地元産のキャベツが店頭に並びました。
地元産のキャベツが出回りだした

↓ 早生品種のハクサイも並んだ。
瀬戸内地方の平地ではキャベツやハクサイは冬の野菜です。出回るのは11月からです。なにも季節外れのキャベツやハクサイを無理に食べる必要はありません。旬のものを食べるのが栄養価が高く安全なのです。
地元産のハクサイ


       ***********************************


↓ これが淡路島産のムカゴだ!
おそらく、ジネンジョ栽培のときの副産物として出来るムカゴであろうかと思われます。ひと袋、ひと網袋と言うべきでしょうか? 200円です。お安く分譲いたします。生産者の署名入りの安心・安全ムカゴです。(ただし、生産者の許可を得ていないので名前は伏せました) 面識はありませんが生産者はあのお方ですね。旧緑町の方で熱心にジネンジョ栽培に取り組んでいらっしゃいます。
ムカゴの販売風景

↓ なかなか粒ぞろいのムカゴです。おそらく、選別していると思います。ムカゴは粒の大小のバラツキが大きく、小豆大のものから大豆大、大きなものではサクランボぐらいの大きさのものも出来ます。写真のものは粒がそろっているので、ふるいにかけて選別し、極端に大きなものは取り除いてあるように思います。特別に大きなものは来年春に蒔いてジネンジョの種イモにすると思います。問い合わせなど確認もせずに勝手に書いていますが、吾輩も自給自足用ではありますがジネンジョを何回も栽培していますから、ほぼ当たっていると思います。
生産者の署名入り


しかしながら、やっぱりジネンジョは天然物が一番です。
●ジネンジョを畑で栽培すると、早く大きくしたいから肥料をやったり、灌水したり、土壌改良をしたりします。ていうか、そうしないと商売になりません。商売としての農業は単位収量をいかにして増収させるか、知恵をめぐらし資材を投入します。本質的に商業栽培は肥培栽培なんです。ジネンジョの場合はこれが裏目に出てしまいます。ジネンジョの芋の品質が糖度・粘度ともに低下して、 「水くさい芋」 になるんです。水を差すようなことを申して恐縮ではありますが、紛れもない事実ですからしかたがありません。

●美味いジネンジョが出来る条件は、山の南斜面で、地表から20センチは厚い腐葉土ができているけれども、しかしながら20センチ以深は肥料分や腐植質が全くない山土の状態です。山土といっても柔らかい砂質壌土ではなく、土蔵の壁土に使用できるぐらいの細かな粒子の土です。日当たりはよいほどいいのですが、水分環境は若干乾燥気味のほうがいいです。やや乾燥気味の方が芋の生長が悪く、しかしながら芋の品質は粘りが強いよい芋になります。で、この条件を満たすのは傾斜が余り強くない山の尾根や背で、そういう所の森林の林縁やギャップです。谷筋に自生するジネンジョは芋の粘りが少ないです。

なお、天然のジネンジョは人家や田畑から距離がある山奥ほど芋の品質がよいです。これは、人里の近くでは、畑に栽培されるナガイモと交雑しているものが多いからです。これは淡路島だけでなく隣の四国本島でも本州側でも見られる現象です。日本原産のジネンジョの遺伝子が、中国伝来のナガイモの遺伝子で汚染されています。純粋なジネンジョを得るにはできるだけ山奥に行くことです。少なくとも人里よりも5キロ以上山奥。なお、吾輩には写真の売られているムカゴを観察すると、ナガイモの遺伝子が若干混じっているように見えますわ。



       ***********************************


本日 (2014年11月11日) の収獲>
↓ ジネンジョの蔓や葉です。ジネンジョは黄色に黄葉し非常に美しいものです。黄葉の今の時期にはジネンジョのありかを捜しやすいです。
ジネンジョの黄葉

↓ 黒っぽい丸いものがジネンジョのムカゴです。ムカゴは栄養繁殖器官でこれを土に蒔くとジネンジョ栽培ができます。栄養繁殖器官なのでムカゴから栽培したものは親株と遺伝的に同一のものになります。したがって、ムカゴからジネンジョを栽培する場合には、形質のよい親株のムカゴを採取しなければなりません。ムカゴはオス株にもメス株にも出来ます。
ジネンジョのムカゴ

↓ こちらはジネンジョの果実です。軍配状の形の3枚の膜のようなものが合着しています。この膜状のものを剥がすと小さな種子がたいてい3個入っています。メス株に果実ができます。種子は遺伝的に親株とは同じとは限らないので、土に蒔くといろいろな形質のものが発現します。種子を蒔いてよい品質のものを選抜するのもいいでしょう。種子は小さくて1年間栽培してもムカゴ程度の芋にしかなりません。つまり、ジネンジョ栽培は種子から行うとムカゴよりも1年余分にかかります。ジネンジョの収獲までの栽培期間は、親イモを適当に切って種芋にした場合は1年間、ムカゴを使うと2年間、種子からだと3年間かかります。
ジネンジョの果実

↓ 本日の収穫です。ちょうど500グラムの収穫です。なかなか売っていないので手に入りにくいのですが、山に行って自分で採取すればいくらでも採れます。しかもタダです。ムカゴみたいなものは常識的には価値がないので、こんなものいくら取っていても誰も怒りません。しかしながら実は日本列島の屈指の山の珍味、山の幸です。 食べ方は → ムカゴ推薦レシピ34種
本日の収穫



スポンサーサイト
コメント
コメント
そうですね、ムカゴ探しは今のうちですね。
12月になると、ムカゴが落ちるし、ジネンジョの蔓も枯れますね。
蔓が枯れると、どこにあるのか全く分からなくなりますね。
どうか見つかりますように…、お祈りいたします。
2014/11/20(木) 01:38:28 | URL | 山のキノコ #js83eNAU [ 編集 ]
天然のムカゴはまだ見たことがなく、探している最中です。
今が一番見つけやすいのですね、がんばってみます!

いつも為になる記事を楽しく読ませていただいております。
2014/11/19(水) 22:36:22 | URL | はさみ #- [ 編集 ]
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
copyright © 2017 Powered By FC2ブログ allrights reserved.