雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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5月7日にシャクナゲのお花見をします。宜しければ是非どうぞ!
2017.5.7 シャクナゲのお花見 in 淡路島!

毎年、毎年、季節が廻り、同じことばかりやっているような気がします。よれよれになった古雑誌のページをめくるような、あるいは幼児がお気に入りの絵本を何べんも飽きずに見るような、そんなマンネリさであります。しかしながら、そう斬新な、目新しい企画や話題はなかなか無いのが実情であります。 自然の移ろい、季節の変動はまことに周期的でありますが、そもそも、地球というお団子を突き刺す地軸の串が、公転面から23度傾いて太陽の周りを周回しているわけで、この23度の傾きがマンネリの根本原因であります。と思うけど? ある地点での累年の太陽高度の変化をグラフに描けば、見事なサインカーブ似になるわけで、結局同じことを延々と千年・万年・億年と続けているわけです。よね? おそらくは、太陽が恒星の進化図でいうところの主系列から外れてベテルギウスのように赤色巨星化、すさまじい輻射熱で地球が蒸発するまで同じことが繰り返され続けるのではないか? このように、自然の変化は同じことの繰り返しであって、本質が 「マンネリ」 であります。毎年、ほぼ同じころに同じ花が順に咲き、蜜を集める訪花昆虫よろしくヒトも花を訪問するわけです。これは自然の摂理というか法則に則った偉大なるマンネリであります。マンネリもまた良きかな、です。


花木の女王、シャクナゲを見にいこう!

↓ なお、これは徳島県・剣山 (標高1955m) の亜高山帯の濃色ハクサンシャクナゲです。花冠は5裂です。
2016年6月末~7月中旬に何べんも見にいきました。剣山のハクサンシャクナゲは花色が非常に濃くて綺麗です。
淡路島のホンシャクナゲの花の写真はもっか準備中であります。ホンシャクは花冠は7裂です。

ハクサンシャクナゲの花
剣山のハクサンシャクナゲ

4月29日、淡路島のシャクナゲが咲いた!
↓ わが雑想庵の庭で4月29日に淡路島のホンシャクナゲが咲きました。植栽品でありますが、淡路島自生シャクナゲの種子を採取し苗木を育てたもので実生10年生ぐらいだと思います。はっきりとした記録をとっていないので正確にはわかりません。実生12年ぐらいかもしれません。記憶なんて実にあいまいなものです。植栽とはいえ、まさに淡路島のシャクナゲであります。この個体は花の色がやや薄いのが残念です。苗木は沢山育てたのですが管理が悪くてこれ1本しか残りませんでした。吾輩は園芸には向かないようであります。 葉が妙に濡れたようにみえるのは、シャクナゲの上で庭木のアラガシ (荒樫) が葉を展開していますが、アブラムシのようなものがおって悪さをしているためです。
4月29日に咲いた淡路シャクナゲ
]

2017年のシャクナゲのお花見


集合場所は、旧三原町役場の駐車場に、午前9時までに集合
(兵庫県南あわじ市市福永358-1 公益社団法人 南あわじ市シルバー人材センター 前の駐車場)




淡路島に自生するのはホンシャクナゲのほう

西日本に分布しているシャクナゲはほとんどがホンシャクナゲ (本石楠花) とツクシシャクナゲ (筑紫石楠花) でありますが、淡路島にあるのはホンシャクナゲのほうです。島内の植物調査人の出版した本にツクシだとする文献がありますが誤りです。ツクシは葉の裏に赤褐色の毛がびっしりとありますが、淡路の個体群には、そのような赤褐色の毛はありません。なお、西日本には屋久島に有名なヤクシマシャクナゲがあり、隠岐の島にオキシャクナゲがあり、剣山と石鎚山の山頂部にハクサンシャクナゲがあります。
ホンシャクナゲの分布域
ツクシシャクナゲの分布域


●なお、これは淡路島民向けの企画であります。淡路島に自生ホンシャクナゲがあること自体が全く知られていません。で、皆でそれを見に行って、できれば系統保存するなど護ろうという狙いです。苗を育成して、やがては淡路島をシャクナゲの花で埋め尽くそう! それには自生品で、という遠大な試みです。兵庫県本土側、他府県の方ももちろん大歓迎ですが、ホンシャクナゲは各地の山 (長野県以西の本州・四国に分布) にありますから、なにも淡路島までわざわざ見に来るほどのものじゃないと思います。ただし、シャクナゲは産地ごとに葉の裏の毛の色合いなど形質にかなり違いがみられます。、ホンシャクナゲの淡路系統を入手したいという方には来る価値があるかも? 接ぎ穂を2本か3本採取する程度ならば許容範囲でしょうか? それと、淡路島のシャクナゲはもともと低標高に自生するので、種子から苗を育てた場合には平地の環境によくなじみ、日射のきつい庭に植えてもめっぽう強健です。


シャクナゲは雲の上に咲く花、深山の麗花!

通常は、シャクナゲは高山植物 (キバナシャクナゲは全くそう) か、もしくは高山植物に近いようなもので、平地にはまず自生しません。どのような種類のシャクナゲでも、環境的には標高が高くてつねに雲 (霧) がかかるような所を好むわけです。近畿地方や四国・中国地方に分布するホンシャクナゲは比較的に標高が低いところにあるものの、それでも海抜1000m前後まで登らないと自生シャクナゲにはなかなか出会えません。琵琶湖西岸にそびえる比良山地とか、滋賀・三重県境の鈴鹿山地とか、紀伊半島の大台ケ原山や、稲村ヶ岳などシャクナゲお花見ポイントは関西にはたくさんあって、むかし、あっちによじ登りこっちによじ登りしましたが、たいていシャクナゲが出現する高度は1000m前後から上です。ただし、下限は700~800mっていう感じですわね。近畿の日本海側 (京都北山とか兵庫但馬とか) に行くともう少し出現高度が下がるかな? という感じですね。いずれにせよ人里近くの里山にはシャクナゲは自生しないわけです。 なお、関西では室生寺のシャクナゲが有名ですが、あれは植栽品です。自生品じゃありません。自生で標高が低いことで知られるのが 鎌掛谷ホンシャクナゲ群落 で国の天然記念物です。むかし見に行きましたが、標高350~450m付近にあったかと記憶しています。


ところが、ときには海岸近くにあったりもする

ところが、シャクナゲは葉を観察すれば紛れもない照葉樹です。日本南部の照葉樹林帯のシイノキやツバキやカシ類みたいに、葉の表面がテカテカと光沢があってもちろん常緑樹です。で、“シャクナゲは本来は低地の照葉樹林帯の樹木であったのだけれども、標高の高い冷温帯(ブナ帯)や亜高山帯にまで分布をひろげたのである。ところが、本来の分布域であった照葉樹林帯のシャクナゲが何らかの要因で衰退してしまい、現在は標高の高い所にだけ残っているのである” というふうな説もあるようです。なるほどそうかもしれません。西日本 (九州は除く、九州本土はツクシシャクナゲ) のホンシャクナゲは概ねブナ帯か暖温帯上部の深山にあるわけですが、点々と標高の低い所にもあります。一番良く知られるのは志摩半島の伊勢シャクナゲです。南伊勢町の人里近くの200mほどの里山の尾根にあります。むかし私も見に行って志摩半島をあちこち歩き回ったのですが、海岸の標高10mに自生しているシャクナゲを見てビックリ仰天。徳島県では、植物調査をしている人に聞いたら県南部に海抜50mにシャクナゲの自生があるそうです。ブナ帯や深山に自生するシャクナゲが何で海岸近くにあるんや? というのは不思議ですが、先の説では簡単に説明がついてしまいます。本来の照葉樹林帯のシャクナゲが遺存しているのだ、ということか? つまり、かつて氷期に寒冷地の植物が南下あるいは下山したのち、後氷期になって寒冷地植物が後退しても、暖地の北斜面の谷筋に氷期の植物が遺存することがありますが、その逆パターンみたいなものでしょうかね?

淡路島のシャクナゲは標高が低い所にある

淡路島のシャクナゲは標高が300mとか400mあたりにありますが、最低では200mちょっとの所にもあります。ウバメガシなどカシ類の林床にあります。光環境が不良で生育はかんばしくありません。遷移の進行で山の樹が大きくなっています。林床が暗過ぎます。今後シャクナゲが消えて行く可能性があります。自生シャクナゲを見るのは今のうちかも? じゃあ、シャクナゲの生育を良くするために樹を伐ったらいいのでは? という考えもあるかもしれません。しかしながら遷移の進行は自然の摂理であり法則です。シャクナゲの生育を助けるために他の樹木を伐採するのは、それも自然破壊といえましょう。希少な植物を残すためにという大義名分は正当なものなのか? 淡路島南部のみならず、いま日本中の山でレッドデータの植物が衰退していますが、遷移の進行が大きな要因のひとつです。レッドデータ種を残すために森林破壊するのが自然保護といえるのか? レッドデータ種の生育する草原を維持するために、あえて草刈りをして遷移の進行を無理やりに停めるのは、ほんまに自然保護なんやろか? 研究者や自然保護団体の人々がやっている活動にも大きな疑問がつきまといます。私は自然の摂理に逆らうこと自体が自然破壊だと考えますが、ここに自然保護の難しい問題があります。



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石のお花見をもう一度 (その2)
美しい岩石海岸!

こりゃあ、釣り竿を持ってくるんだった、と悔やまれる素敵なロケーションであります。石を観察しても腹の足しにはなりませんが、何か釣れば晩のおかずになります。岩の間に釣り糸を垂らせばギンポやウツボが釣れそうですわね。おめえさん、そんなもん釣るんか、と言われそうですがギンポは大江戸の町じゃ高級天婦羅の材料です。ウツボだって中国料理の高級食材ですよ!
黒崎から東側の岩石海岸
黒崎から東側の岩石海岸
黒崎から東側の岩石海岸
必ずしも岩石累々ばかりというわけではなく、小規模な砂浜もあります。
小規模な砂浜もある

岩石の種類が豊富、色とりどりの岩たち!

つまり、この三波川変成帯という名の岩石区で見られる岩たちは、海洋プレートの沈み込み部分で、20キロとか30キロの地の底で、高圧変成作用を受ける前の原岩が様々なのでしょう。海洋プレートの上にのっていた海底火山から噴出した溶岩 (玄武岩) とか、珪藻や放散虫などの生物起源のチャートとか、サンゴ礁起源の石灰岩とか、大陸から風や水流で運ばれ遠洋の深海底に堆積した泥岩とか、いろいろでありましょう。それから大陸棚から滑り落ちて海溝に堆積した砂岩や泥岩 (タービダイト) など、それらがごちゃごちゃに混在して付加体を構成し、変成作用を受け、隆起上昇し、1億年後のいま目の前にあるということなのでしょうが、元の岩石が色々なんで色んな岩石がここに見られるということでしょう。よね? 元の岩石が色々な上に加えて、変成作用を受けたさいに鉱物の組成や配列や組み合わせが変わり、時には新しい鉱物が晶出したりで色々な岩石が出来たのでありましょう。色とりどりの石が観賞できるので 「石のお花見」 というわけです。 正確なる岩石名を同定するには、偏光顕微鏡観察や化学成分分析が要るので、われわれ一般の者には無理ですけど、たとえば、その人の名前は知らなくてもみな顔が違うことは分かるわけです。同様に、目の前の岩石の正式名称はわからなくても、素人なりに観察すればそれらが異なる岩石であることは分かるわけです。

分類というのは古典的な行為であっても意外に難しく、同じ岩石が専門家でも違う名称に鑑定されることはあるみたいです。そういえば、それは植物でもありますね! タケ・ササの仲間はめったに花が咲かないから分類が非常に難く、同じササが研究者によって違う名に鑑定することはあるみたい。専門家でもそういうことがあるぐらいだから、まして一般の者がこれは何々だと言えば間違っている可能性が高いわけです。あまり、ああだ、こうだ、と言わないほうが無難であります。ということで写真だけ並べます。

色とりどりの岩たち
色とりどりの岩たち
色とりどりの岩たち
この赤っぽい色の石は、紅れん石片岩ですか? それほど沢山はないけど、大きいのやら小さいのやら点々とあります。写真では実際の色がうまくでませんでしたが、実物はもっと鮮やかなピンク色というか赤っぽさです。
色とりどりの岩たち
↓ 白雲母片岩? 太陽光にあたるとキラキラと白く輝きます。まるで銀箔を張ってあるかのようです。写真では、そのまぶしいばかりの輝きがうまく出ません。 ヒガンバナの葉みたいな線状の葉はツルボです。秋に紫色の花が咲きます。地下に球根みたいなものがあり、食べられます。昔は飢饉のときは救荒植物です。つまり山菜であります。根茎を水でさらしてアク抜きして澱粉を採取、ツルボ餅にして食べたらしい。
光る石
↓ これは石英片岩ですか? 黒っぽい泥質片岩や緑色片岩の中にレンズ状の塊になったり、脈状になったりして白いものがあります。ひょっとすると、これが白石村 (しらいしむら) の村名の起源? 500年ちょっと昔に、淡路島南部の土生 (はぶ) から沼島に向かって伸びる砂州 (砂嘴・さし) 地形があり、そこに白石村があったのですが、明応7年 (1498年?) の大地震で海没したという言い伝えが根強くあります。その白石村の浜辺に白い石があったと言い伝えられています。沼島の海岸にはこの白い脈状の石が起源と思われる白い玉石がたくさんみられますが、それと同じのが白石村の浜辺に多かったのでは?
白石村の起源?
↓ どちらもお花見の対象にできる美しい花がさきます。ハマナデシコは夏に赤紫の綺麗な花が咲きます。ハマボッスは5月に白い清楚な花が咲きます。
海岸植物


一帯の岩石は、強い褶曲が見られる!

黒崎付近の岩石は、写真のようにぐにゃぐにゃと激しく褶曲したものが多数みられます。海洋プレート沈み込みのところでの剪断力 (剪断応力) のすさまじさが想像できます。固い岩石もアメのように曲げられてしまいます。でもまあ、見ていると気持ち悪くなってきます。大昔に、ウルトラQ というSFタッチのサイコホラーテレビドラマがあって一世を風靡しました。若い方はそんなのご存じないと思うけど、そのオープニングの薄気味悪い映像と、おどろおどろしいテーマ音楽が気持ち悪かったのですが、このぐにゃぐにゃの褶曲模様を見ると思い出しますね! それにしてももう50年経つんだね。制作した人も視聴者もみんな老人になっていますね。この世を去った人も多いでしょうし。人生は長いようでも短いのを実感します。
物凄い褶曲
物凄い褶曲
物凄い褶曲
物凄い褶曲
物凄い褶曲
激しい褶曲
激しい褶曲


それでは帰ります。見送りはありません!

小笠原の “日本一の” お見送り のようなことは一切ありません。ま、来た時にお出迎えの太鼓も踊りもなかったから、帰りに何もないのは当たり前です。この差はおそらく 「観光業の比率の高さ」 と 「連絡船の入出港の頻度の低さ」 でありましょう。それから本土との距離も関係している? これは内海離島や本土隣接離島では絶対に真似ができないお見送りですね。つい動画の最後まで見てしまいます。関連動画も見てしまいます。お見送り自体が観光見どころとなっています。行った人はリピーターとなり、行ったことのない人もいつかは‥、と思わさせます。沼島はどうかなと考えてみましたが、あくまでも漁業で生計を立てている島です。多くの島民はわしら観光なんか関係ねえわ、ということではないか? 吾輩が沼島の人 (兄弟か? と思える3人組) に、「釣り客が来てたぶん迷惑でしょう? 時々事故をやって沼島漁協が救助に向かって迷惑ですよね?」 と話かけたら、「その通り! 迷惑千万だ!」 とあからさまには言いませんでしたけど、その通りだと顔に書いていました。
見送りはありません

↓ 海上から鞘形褶曲のある場所を眺めました。もうすぐ日没です。
海上から現場を見た
海上から現場を見た
まもなく日没

↓ 淡路本島に帰ってきました。灘土生漁港の向こうに剣山のシルエットが見えます。
灘土生漁港から剣山を見る
灘土生漁港から剣山を見る




石のお花見をもう一度 (その1)
沼島の鞘形褶曲の下見に行ってまいりました!

4月9日に諭鶴羽山に登山したおりに、毎年シャクナゲ山にきてくれているおばちゃん、もとい、お姉さまのMさんにバッタリ出くわしました。話をしていると、沼島の観光漁船に乗って鞘形褶曲を見学にいったが全然見られへんかったわ、ということです。案内・解説者に南あわじ地学の会の会長さんが同行していたのに、見られなくて残念だったということです。実は、このたび兵庫県の天然記念物に指定されて話題となっているらしい。で、実際に実物を間近で見たいということでありまして、「山のキノコさん、沼島の鞘形褶曲の観察会を企画してくれへんやろか?」 ということです。で、観察会などという大袈裟なものではなく、単なる 「石のお花見」 つまり 「お花見」 や 「お月見」や 「雪見」 のような感覚の企画ならば、ということでO君 (おおくん) と下見に行ってまいりました。 やはり、大潮干潮で海面が下がったときでないとダメですわねえ。よって、「石のお花見 in 沼島」 の予定としては、5月28日(日曜)がよさそうです。



4月23日、「石のお花見」 下見写真ギャラリー

↓ 紀伊水道に浮かぶ宝島、沼島 (ぬしま) であります。 「ぬましま」 ではありません。 「ぬしま」 と読みます。
紀伊水道に浮かぶ宝島、沼島(ぬしま)

↓ マリンブルーの美しさ、蒼穹 (そうきゅう) のまぶしさに目をみはります。内海離島のハズなのに、遥か1000キロの外洋島の小笠原みたいです!
マリンブルーの美しさ、蒼穹のまぶしさ、小笠原みたい


小笠原のような派手な歓迎はなし

↓ 小笠原と違うのは、お出迎えの太鼓も踊りも何もありません。そりゃあ連絡船が1日10便も来れば、そういちいちお出迎えの儀式などやっていられるか! ということでしょうね。1週間に1便しかなかったならば、島をあげての観光客歓迎のお祭り騒ぎがあるのかも?
お出迎えはありません

↓ 船着き場にある観光案内看板です。沼島は独特の形をしていて、勾玉 (まがたま) のようだと比喩されます。そうでしょうかねえ? 吾輩にはお母様のお腹のなかにいる胎児のように見えますね! あるいはショウガとか何かの植物の塊根みたいに見えなくもないです。
観光案内地図


視線は淡路本島のほうへ向く

他者を知ることは、他者を鏡として、物差しとして、自己を知ることか?
外国語を知らない者は、自国語について何ひとつ知らない、とは文豪ゲーテの言葉。


↓ さっそく防潮堤の上から淡路本島を眺めます。沼島に来たのに、視線は自分の島のほうに向いています。日本列島は海に囲繞される海洋国家なのに、住民の視線は海に向くのではなく内陸方向に向けられています。それと同じです。他所の土地に行くのは、もしかしたら自分の土地を、視点を変えて客観視するためなのかも? 外から自分のところを眺めると、自分の所がどういう所かよく分かるということでしょう。
防潮堤の上から淡路本島を望む

↓ 沼島から眺めると、標高がたった608mしかない低い山の諭鶴羽山が1000m以上の高い山に見えるのが不思議です。
諭鶴羽山が実際以上に高く見える

↓ 対岸が吾輩の出身地であります。前が海、後ろが山で、子供のころ学校が引けると木登りしてヤマモモを採ったり、崖をよじ登ってアキグミを食べたり、自然薯掘り、磯が引けばタコやサザエ獲りしたり、谷でカジカ (海のカサゴに似た魚で、兵庫県レッドリストBランク) 獲りしたり、ウナギもいましたね! 日が暮れるまで海や山で遊んでいました。日々の暮らしや日常が今風に申せばアウトドアそのものでした。そういう所の出身なんで、アウトドアブームなんて、アウトドアグッズを売りたい商売人に踊らされている都会人のままごと遊びに、どうしても見えてしまいます。500Pというのは、標高500mのピークの意味で、山名が付けられていません。で、何々山と書けないのでこういう表現になります。
吾輩の出身地だ


沼島の周遊路を行く

ここ(+マークのところ)からまいります。 ここが沼島周遊路の時計回り入り口です。沼島を小さな島とあなどってはいけません。沼島を大周回すれば距離もかなりあり、完全に半日コースです。1時間や2時間でチョイチョイと回れるコースではありません。
ここからまいります。

↓ これは第一級の山菜のミツバです。野菜だと言ってもいいかもしれません。八百屋に売っているミツバと全く同じものですが、水耕栽培のやや軟白化したものと比べると歯ごたえはしっかりとあります。細かく刻んでスープの薬味にしたり、湯がいて三杯酢で和え物にすると上等な一品になります。周遊道路の際に沢山あります。沼島の人も観光客もミツバを採らないみたいです。ていうか、これを食べられると知らないのかも?
これは第一級の山菜

↓ これはわが南あわじ市が北限地になる植物であります。分布の本拠地は東南アジアなど遥か亜熱帯です。熱帯要素の植物でやや耐寒性があるので、西日本太平洋沿岸から紀伊水道を北上して淡路島南部まで分布を広げているということであります。名前にランとつくのですがラン科ではなくユリ科で5月~6月頃に紫色の小さな花を咲かせます。
南あわじ市が北限地の植物

↓ 資産家の別荘? 企業の福利厚生施設? のようなものがあります。隠れ家のような雰囲気です。芝生の庭のすぐ前は磯のようですが、プライベート磯でしょうか?
途中、企業の保養所? みたいなものがある

↓ 山中にミカンの木があります。実がなっています。夏ミカン? 甘夏? ナルトオレンジ? 小林ミカン? 品種は遠目ではわかりません。小林ミカンというのは見た目は全くの夏ミカンですけど、皮をむいたらビックリ中身が温州ミカンという非常に珍しいものです。吾輩も庭先果樹に1本植えようとして苗木を探したけど入手できませんでした。昔は田舎や離島では食べるものは自給自足が原則で、今のように何でもかんでも店で買うなんてことはありませんでした。で、大昔に吾輩が小学生のころ遠足で沼島に来たとき、島山を開墾した段々畑がたくさんあった記憶があります。その頃に栽培されていたミカンの名残でしょうか?
山中にミカンの木がある


南あわじ市は地質的には魅力的なエリア

↓ 展望が利く場所があります。ここから淡路本島をながめましたが、淡路島の南岸にそって中央構造線が東西走向にあります。中央構造線などと言っても1本の長大な断層ではなく、長短さまざまな複数の断層群であって、淡路島と沼島の間には5本も6本も断層が走っています。そのうちの1本だけが淡路島の陸上にかかっています。その断層が淡路島に這い上がっているのは3キロほどの間です。中央構造線を境として両側で地質が大きくことなり、海成砂岩や泥岩ばかり見ている淡路南部の者には沼島の結晶片岩類は非常に珍しいものに見えます。逆に沼島の住民が淡路本島に渡ったら道端に転がっている堆積岩が珍しいものに見えるハズです。ということで南あわじ市は地質学や岩石学に少しでも興味があれば、非常に魅力的なエリアであります。残念なのは、南あわじ市内を中央構造線が貫通しているのに地表を覆う大阪層群が邪魔して破砕帯が観察できないことです。
展望が利く場所があります

↓ 淡路アルプスと名付けたらいいかも? あるいは瀬戸内アルプスとか? 尾根伝いに縦走路を整備したら、標高の低いわりに眺望が利くので人気のコースになるかも?
淡路アルプスと名付けたらいいかも?

ここから海岸まで降りていきます。 ここで標高80mあまりだと思われます。登山道 (下山道?) は踏み分け道程度のものです。道があるのかないのかハッキリしませんが、黄色のロープが張ってあるので、それを辿って降ります。傾斜があるし落葉ですべりやすいので注意が要ります。
ここから降りて行きます


開拓者精神を燃やして、モウソウチクの密林を突破!

↓ しばらく降りて行くと竹藪です。モウソウチクであります。青タケはそれほど密生しているわけじゃありませんけど、枯れた竹がたくさん倒れて道を塞いでおります。こりゃあ、行かれへんわ! ま、こんなの想定済みであります。鉈やノコギリを携行しております。われわれは田舎のおっさんでありまして、野良仕事は得意で年季が入っております。ヤブ漕ぎなど何のへのカッパ、お手の物です。ただしジャケツイバラの茂みだけは手が出せませんが、それ以外は素早く切り開いて進軍しますね! 開拓者精神を発揮し、進軍ラッパを吹き鳴らして、登山道を塞ぐ枯れタケをノコギリで素早く切って排除します。
モウソウチクの密林
モウソウチクの密林

↓ 倒れた横倒しの枯タケを除いて通れるようになりました。勝手に下山道を掃除してもいいのかどうか? 分かりませんが、南あわじ市当局もぜひ見に行ってくれと推奨していますし、沼島の人々も観光資源にならないかと模索しているようなので、いいんちゃうか? たぶん観光漁船で見学するのがメインなんでしょうけど、浜に上陸しないかぎり実際には何も見られないし、波が高くて船が出せないこともありましょう。その場合の代替手段として陸上コースの整備は大いに意義があると思われます。という自己弁護ですが、もし不都合があるならばお許しを賜りたいと存じます。
登山道を掃除した


やはり、大潮干潮じゃないとダメだわ!

↓ 鞘形褶曲が見られる問題の岩が見えてきました。やはり、大潮の干潮でなければ観察できないみたい。だいぶん海水に浸かっています。
鞘型褶曲の見られる岩

↓ 難行苦行、悪戦苦闘の結果、無事に海岸へ降りてきました。ここは沼島の北端の黒崎というところですが、地名はその場所の地誌や人事を表すという命名原則から推定して、黒っぽい岩が多い御崎という意味でしょうか? たしかに原岩が泥が固まり炭素を含む岩が変成作用を受けてできたのか? と思われる黒っぽい岩が多いです。もし白い岩が多ければ白崎という地名になったハズですよね?
海岸へ降りてきた


結局、老人の遠足だ、お弁当が美味いね!

↓ ヨットと漁船が競走をやっております。鳴門ボートレースを観戦するように見ながら、ここで昼めしであります。弁当を紙袋に縦にいれて持ってきたのでおかずが片よりました。ところで、向こう岸に 南あわじ地学の会 の会長さんのご自宅が見えているではありませんか! 吾輩の実家は山の陰で見えませんわ。
ヨットと漁船が競走か?
先ず腹ごしらえ




アメダス南淡 (淡路島南部) では、今朝の最低気温が4.9度
本日は2017年4月24日 (月曜日) であります。

今朝は冷えました。気象庁の船舶向け天気図 (画種別) ページ から日本時間で4月24日02時にリリースされた500hPa高層図 (AUAS50-12) を抜粋借用します。日本時間で昨夜の23日21時の500hPa面での気温を見ると、西日本各地で-20度以下になっています。図中に各地の日ごとの平年値との偏差を表にして書き込みましたが、要するに西日本の上空5640~5700mあたりでは平年値よりも7度程度低い寒気があることになります。ここ数日は西日本上空には寒気が進入していて、登山者からの報告によると22日の早朝には剣山周辺の山々で少し雪が舞ったそうです。この西日本まで南下した上空の寒気が主因となり、今朝は放射冷却で冷えました。わがアメダス南淡 (淡路島南部) では、今朝の最低気温が4.9度まで下がり、それなりに寒かったです。花冷えというか、ツツジ寒 (つつじざむ) であります。西日本の内陸部では氷点下となったところが3か所あり、零度近いところもかなり出た模様であります。すでに落葉果樹の花が咲き、幼果が生育しはじめ、茶の木の新芽も出て、夏野菜の苗が植えられています。気象庁は今朝は福島県しか霜注意報を出していませんが、もしかすると西日本各地の内陸の標高の高い所では晩霜害や、夏野菜の寒害が発生したところもあるのではないか?


2017年4月23日21時 500hPa高層天気図の抜粋


↓ 放射冷却で冷える朝の風物詩、接地逆転層のために昇らない野焼きの煙であります。
接地逆転層のために昇らない野焼きの煙
接地逆転層のために昇らない野焼きの煙
接地逆転層のために昇らない野焼きの煙

↓ 山裾の池で蒸気霧が見られた。南あわじ市神代浦壁の 浦壁大池 でありますが、北日本で 「毛嵐・けあらし」 と呼ぶような海上に湧き立つ本格的な蒸気霧は淡路島の環境では起こりません。蒸気霧がたまに何とか見られるという程度です。別に北日本じゃなくても、愛媛県の 肱川嵐(ひじかわあらし) は有名です。大洲盆地で発生した放射霧が主体のようですけど、峡谷から伊予灘に流出した冷気が海面上にも見事な蒸気霧を湧き立たせていますね! 地形も大きく関係しそうです。
山裾の池で蒸気霧が見られた
山裾の池で蒸気霧が見られた

↓さすがに淡路島南部じゃ4月下旬に霜というのは無理であります。
さすがに4月下旬じゃ淡路島で霜は無理だ



雪見とお花見 (その4)
剣山は 「雪見・ゆきみ」 にも 「花見・はなみ」 にもいいところ (その4)

剣山 雪見写真ギャラリー 2017.4.14 お花見


↓ 刀掛け松のところにツルギミツバツツジの群落があります。観察すると花芽が膨らんできました。ツルギミツバツツジは枝がやや太いです。花期は5月中旬~下旬ころであります。咲くのは1か月後ですが想像のお花見をします。今年の花はまだなので去年や一昨年の写真を引っ張り出します。
ツルギミツバツツジの花芽
ツルギミツバツツジ
↓ ツルギミツバツツジの花であります。これは2016年6月3日に矢筈山の山頂で撮影。
ツルギミツバツツジの花
ツルギミツバツツジの花
ツルギミツバツツジの花

↓ これは何ぞや? 単子葉類であることは明白ですが、ギボウシの仲間? だとしたらウナヅキギボウシだね、と思ったがどうも違うな。ナルコユリの仲間にしては芽が大きすぎる、ということで分かりました。バイケイソウであります。バイケイソウの新芽であります。北日本では近縁のコバイケイソウの新芽を山菜にするギボウシ類と間違えて中毒する例が後を絶たないとか? バイケイソウ (コバイケイソウも) は有毒植物です。
バイケイソウ
↓ バイケイソウの花であります。2016年6月27日に、剣山行場から二ノ森へ行く途中で撮影。
バイケイソウ
花のクローズアップ

↓ これも、何やろか? と分かりませんでしたが、昨年の枯れた茎をみてトリカブトだと気づきました。トリカブトは地域ごとに変種が多く、徳島県のブナ帯にあるのはほいとんどシコクブシであります。写真の若い葉はたぶんシコクブシだと思われますが、レイジンソウの可能性もあるかも? 剣山では行場では両種が混在して自生していますわね。
シコクブシ
↓ シコクブシの花であります。これは2015年9月23日に砥石権現で撮ったものです。
シコクブシの花


山菜もあったが、採ってはいけません。ここは保護区であります。

↓ フキノトウであります。これを知らない人はいないでしょう。写真のものはやや長けていますが、採るならばもう少し若いほうがよろしいかと。登山道の標高1700m地点にありました。それにしても海岸近くから亜高山帯の寸前まで分布は広いです。
フキノトウ

↓ 山菜ファンにしてこれを知らない人は、超一級の得物を逃がします。天然ワサビであります。これは標高1550mの所にありました。沢の源頭であります。やはり一帯は保護区ですので採ってはいけません。採ってもいいのは写真だけ、残してもいいのは思い出だけ、であります。もし採るならば写真のものはまだ若いです。花が咲くころが採集適期です。天然品は根は小さく、いわゆる香辛料のワサビとするには無理があります。で葉を採って一夜漬とか粕漬にすれば上等なおかずになります。ワサビも分布は広く、徳島県では照葉樹の茂る暖帯上部 ~ ブナ帯 ~ 亜高山帯まで見られます。剣山では山頂直下の沢の源頭でも見られますが、シカ (鹿) の食害がいちじるしく近年ではめったに見られなくなりました。
天然ワサビ
天然ワサビ
↓ワサビの花です。 この写真は2016年4月30日に見ノ越の民宿が栽培しているものを撮りました。
ワサビの花

帰途は木屋平に降りて、穴吹川にそって下ったらけっこう百花繚乱!

ヤマブキ であります。ここは美馬市穴吹町です。旧 木屋平村から旧 穴吹町に入ってきますと道路の際にヤマブキがたくさん生えています。山吹色という言葉を産んだ綺麗な色です。道路の下の穴吹川を覗いたら川岸にもヤマブキが生えています。ちょうど見ごろです。太宰治は 「富士には月見草がよく似合う」 と言いましたが、吾輩が 「穴吹には山吹がよく似合う」 などと申しても名言的な値打ちはないわなあ。
ヤマブキ
ヤマブキ
ヤマブキの花
クサイチゴ の花であります。ヤマブキの花と比べて観察します。属は違っても同じバラ科です。両者は近縁なので花の構造は似ております。
クサイチゴの花

↓ 穴吹川の清流です。たしか川の水質日本一に輝いたことがあったかと。ただし、どういう観点からどういう基準でランキングするかにより順位は変動しますけど。 徳島県美馬市HP “日本一の清流” 穴吹川 これはまあ、観光振興をもくろむ自治体の自画自賛が目に付くんですが、四万十や仁淀川に並んで徳島県にも日本一の清流があります。一つ西側の水系の貞光川もたしか水質日本一に輝いた年がありますね。四国には日本一の清流だらけです。ていうか、水を差すことばかり言う癖があるんですけど、日本中、日本一だらけです。真の日本一は一つしかないハズです。よね? 日本一だらけていうのはおかしくねえか? それはさておき、たしかに穴吹川の水は非常に綺麗ですね! たぶん、流域の人口の少なさと、川の勾配が大きいことが要因でしょうか? 川の勾配が少ないと水がよどんで濁ってきますね。写真の所は地質的には淡路島南部の沼島とおなじ三波川変成帯です。結晶片岩類で特徴的な美しい岩でありまして、清流と併せてまことに美しい光景です。小型の大歩危小歩危という感じです。川の岩場には色々な花が遠目にみられます。
穴吹川の清流
穴吹川の清流
↓ 岩場で今を盛りとたくさんの キシツツジ が咲いています。モチツツジの近縁種で見分けるのが難しいのですが、葉がやや細身であります。花もなんとなく違います。どこがどう違うのか言葉ではうまく言えませんが、やはりモチツツジとは異なりますね。勝手にリンクした波田先生の解説で、岡山県がモチツツジとキシツツジの分布が入れ替わる移行帯どということですが、徳島県も同様の移行帯であります。徳島県最東部の鳴門市あたりでは谷にもキシツツジがありません。西部の三好市じゃモ逆にチツツジが見られなくなります。中央部の神山町とか美馬市あたりでは両種が見られます。生息環境は異なりまして、キシツツジはとにかく川の岩場です。モチツツジは里山の斜面や尾根であります。
キシツツジが見ごろ



雪見とお花見 (その3)
剣山は 「雪見・ゆきみ」 にも 「花見・はなみ」 にもいいところ (その3)

剣山 雪見写真ギャラリー 2017.4.14 山頂からの眺望


↓ 剣山の山頂から西をみました。三嶺と塔丸の間の谷が旧 東祖谷山村です。空気が澄んでいたら三嶺の山頂の右肩あたりに石鎚山が見えます。
西の方向
↓ すこし拡大。
西の方向
↓ 三嶺です。高知県の最高峰ですが、山頂は高知県と徳島県の県境にあります。
三嶺
↓ 塔丸です。
塔丸
↓ 北西方向を見ました。はるかに矢筈山が見えます。
北西方向
↓ 矢筈山にズームイン。剣山より雪が多そうな感じ。冬の西高東低の気圧配置で冷える日には、剣山よりも矢筈山のほうが雲がかかっています。
矢筈山

↓ 北方向を見ました。手前の尾根筋 (438号線が通る尾根) の鞍部が夫婦池のところです。「ラ・フォーレつるぎさん」 の建物が見えます。
北方向
↓ すこし拡大。津志嶽には徳島県最大のシャクナゲ群落がありますが、一説によると日本一だとか?
北方向
↓ 写真の中央左側に西島駅が見えています。ミヤマクマザサの笹原が綺麗です。冬場にはミヤマクマザサの葉には、白い縁取りすなわちクマ (隈) がでていますが、夏場にはクマは消えます。
北方向


剣山の山頂の様子

↓ 剣山の山頂はなだらかな平坦地になっています。隆起準平原であるという説と、周氷河地形だという説があります。周氷河地形と考えたら、尖峰っぽい山容の次郎ギューが説明がつかなくなってしまいます。次郎ギューの山頂がなだらかではないことから周氷河地形説は否定できます。それに、剣山地全体が中心部の標高が高く、周辺部ほど低くなっていて、東西の圧縮応力場で隆起したことが窺え、紀伊山地とおなじく見事な撓曲山地となっています。中心部の剣山や三嶺の山頂部に隆起準平原の名残が見られるだけでなく、周辺の1000m程度の低い山にも隆起準平原の名残か? と思われる平坦地があります。という理由から吾輩は周氷河地形だとする説を支持しません。
なだらかな山頂

↓ 剣山の山頂の南側にけっこう大きな雪田が出来ています。山頂の南側、ほら貝の滝へ降りて行く登山道のあたりです。山頂から見て風下側にあたります。太陽がよく当たる山頂南斜面に大きな雪田が残るのは、雪庇が尾根の風下側に向かってできたり、日本にも剣岳や立山に3つの氷河がありますが、山の東側の谷(風下側)にあるのと、同じ理由でしょう。山頂付近は風が強くて雪は吹き飛ばされる反面、風下側には雪が吹き溜まるということでしょう。
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残念ながら廃止されてしまった剣山測候所!

↓ 剣山測候所の跡です。1991年3月31日で有人観測を終え、無人の自動観測に移行しましたが、2001年3月31日をもって自動観測も終わりました。 剣山測候所は海抜高度がちょうど800hPa面にある高層気象観測所であったのだと思いますが、気象庁の高層気象観測システムや数値解析予報システムの高度化で、気象レーダーが配備され気象衛星が打ち上げられ、とくに上空の風速・風向を観測するウインドプロファイラ観測網が全国に25か所設置され、なにも厳しい環境で命がけ (殉職者を1名出している) で観測する意義がなくなったのでしょう。よね? 山上の気象観測所では、富士山(観測所標高3775m)と阿蘇山(観測所標高1142m)は残されましたが、剣山と伊吹山(滋賀県・観測所標高1375.8m)は廃止されました。廃止の理由はやむをえないとしても、まことに残念なことであります。

ところで、気候変動を考えるにあたり、その基礎に気象観測統計の積み重ねが必須なことは論を待たないとおもいますが、統計データがあまりにも杜撰です。何十年・何百年と非常に長い間の観測統計が必要です。それも、できるだけ、全く同じ場所で、全く周囲の環境変化などなく、同じ観測機器で、同じ観測方法で、同じ観測時間密度・間隔で、同じデータ処理方法で、というふうにしないとわずかな気温変動など検出できないし、得られた解析結果に説得力がありません。よね? 土台になる観測があまりにもええ加減なところがあって、観測所の移転が多いし、田んぼの中の観測所が時代が進んで周囲に建物がたくさん建ったりと環境も変化しています。吾輩が 「地球温暖化二酸化炭素原因説」 と 「温暖化危機説」 をハナから信用しないのはそういう理由からです。 剣山測候所が残した貴重な観測データ

剣山測候所の跡


国も地方自治体も疲弊が進み、あらゆるものが維持できなくなるのかも?

三好市(みよしし)の観光ライブカメラ であります。以前はネットでこの剣山山頂のカメラの映像を閲覧できましたが、故障して閲覧できなくなりました。故障してすでに4年か5年になると思いますが、結局、修理されることはありませんでした。このライブカメラが稼働していたころには、いま剣山で霧氷が見られるのか? 降雪があるのか? が確認できました。三好市筆頭の観光地の剣山ですが、山岳観光地として民宿街が営業できるのは暖かい季節で、冬の5か月間は商売ができません。カメラ設置や修理にコストがかかるハズですが、剣山は往昔の賑わいはなく、費用対効果がないのかも? また、最低記録では-23.5度、風速40~50mの非常に厳しい気象のところなので、機器は故障しやすくチョイチョイとメンテナンスに行けない場所です。で、剣山のライブカメラはもう止めたということでしょうかね? これもまことに残念であります。 

剣山では、徳島県 → 一宇村 → つるぎ町へと移管されたスキー場も閉鎖されて久しいです。あらゆるものが維持が困難になりつつあります。吾輩のおる自治体 (兵庫県南あわじ市) でも、鳴り物入りで移築した淡路人形座が大赤字たれながし! 美菜恋来屋 (みなこいこいや) も大赤字! どないするんやろか? 貴重な市民の税金を流し込んで補てん? この国のあらゆるものが、とくに国や地方自治体が採算とかコストを考えないでやることが、みな維持困難になっていますわね! どうするんでしょうかねえ? もしかしたら預金封鎖 → 資産税、さらに平成の徳政令でおかみの借金チャラとか?? こりゃあ、えらいこっちゃですね!

三好市のライブカメラ
故障して3年か4年?

↓ これはまだ稼働中です! 健康とふれあいの森カメラ、吉野川を見下ろす風光絶佳のいいところにあります。標高は約340m
三好市のライブカメラ


宝蔵石は見事な層状チャート!

剣山本宮宝蔵石神社は本殿の背後の大きな岩をご神体として祀っていて、いわゆる磐座 (いわくら) 信仰のお宮さんでありましょう。いろいろ変な伝説があって、この巨岩の下に安徳天皇が剣を奉納したとか、怪しげな説ですが遥々と日本に持ってこられたソロモン王の聖櫃 (せいひつ) がこの岩の下に隠されたとか? そんなハナシは人口に膾炙されているので横においておきます。この大きな岩を自然観察の目でみると、これは見事な層状チャートであります。よね? 手で触れて露頭を観察できる素敵な岩です。宗教心とは別の意味で手を合わせたくなるような感慨をよびおこす岩であります。太古の昔、2億年ぐらいむかし、この岩は太平洋 (当時はテティス海の端っこあたり?) の底だった証拠でもあって、深海底で堆積した放散虫や珪藻の遺骸がこの岩の起源なわけです。よく見ると、一枚の単層は2~3センチの厚みしかなくガラス質というか蝋質で二酸化ケイ素含有率の高さが窺えます。その薄い単層が幾重にも堆積していますが、単層と単層の間に黒っぽい泥岩っぽいものが挟まっています。これは大陸起源の黄砂などが深海底で堆積したのでしょうかね? 詳細はよく分かりませんけど、万年・億年の時間スケールの中で形成された岩であることは間違いなく、そういう悠久の時間の中の営為を想うと眩暈のようなものがしてきます。そういう意味から思わず手を合わせたくなる岩であります。 
剣山本宮宝蔵石神社
宝蔵石
宝蔵石
宝蔵石



雪見とお花見 (その2)
剣山は 「雪見・ゆきみ」 にも 「花見・はなみ」 にもいいところ (その2)

剣山 雪見写真ギャラリー 2017.4.14

剣山の山頂ピークはかつて大勢の登山者で踏まれて浸食が激しかったため、下から持ち運んだ土や石で二段構えで固められました。ちょうど日本最南端の沖ノ鳥島が洋上に突き出した小さな岩で、もしこれが波濤の海食作用で水没すれば、日本は広大な排他的経済水域を失うために、膨大な量のコンクリートや波消ブロックで要塞のように固められたのに似ています。注連縄を張って神聖な場所としていますが、これは何も登山者が山頂ピークを踏まないようにと牽制しているのではないと思われます。おそらく、劔山本宮宝蔵石神社のお旅所であるということでありましょう。(確認してませんけど、たぶん) ということなので、登山者は注連縄の中を踏まないように。踏んだらバチがあたるかも?
注連縄が張られた神聖な山頂


四国の名峰、秀麗な次郎笈 (じろうぎゅう)

↓ これは富士山と同じで、登る山ではなく眺める山です。次郎笈 (じろうぎゅう) 標高1930mです。剣山の別名は太郎笈 (たろうぎゅう) で兄弟の関係があります。女性的でたおやかな山容でありまして、ササ原に覆われた山肌は遠目には若草山 (奈良市の奈良公園) を彷彿とさせます。四国で絵葉書になる美しい山の筆頭でありまして、尾根筋を伝う縦走路が見えますが、四国東アルプス (剣山地のこと) で一番人気の雲表のプロムナード・ルートです。登山道はよく整備され修練を積んだベテラン登山者でなくても、普通の一般散策者でも容易に行ける山です。しかしながら、2000m近い亜高山帯の山であり、山肌を削る谷は深く開析され谷底には5月まで雪が残ります。太平洋側と瀬戸内側との分水界の山で、いったん天気が崩れたら猛烈な暴風に見舞われますわ。吹きさらしの縦走路はそれこそ立っていられず匍匐前進となります。荒天が予想されるときには行かないように‥。
絵葉書になりそうな美しい山容
女性的でたおやかな名峰
山肌の谷は深い

↓ 平家の馬場というのは、戦に敗れて祖谷地方に逃れ住んだ平家の落ち武者たちが、再起を期して、このなだらかな剣山の山頂で馬術の修練を積んだという言い伝えがその名の起こりです。ただまあ、平家の落ち武者が隠れ住んだなんていうハナシは西日本各地にようさんあるけどね。吾輩の出身地 (淡路島南部の黒岩水仙郷の近く) にも平家の落ち武者伝説は根強いです。西日本は平家の落ち武者伝説だらけです。たぶん、村興しというか、村の名を上げるために創作伝説がかなり混じっているんじゃねえか? ということで、吾輩は平家の馬場のゆかりをあまり信用していません。 

そもそも、源平合戦は1180年代です。今から800年以上も大むかしです。自然観察の目でみたら、数百年にわたって同じ植生が維持されるのは考えにくいわけで、剣山の山頂でも高山帯ではなく森林限界に達していません。800年にわたってササ原というのもありえないでしょう。数十年ごとにササは開花結実して枯れますわ! ササが枯れた跡にはまたササ原が復活することもあれば、森林に置き換わることもありましょう。その時の状況でケースバイケースでしょう。実際に古い資料ではこの平家の馬場に木がたくさんあったという記録もあるようですし、この隆起準平原が亜高山針葉樹 (シラビソ・コメツガ・ヒメコマツ) や亜高山帯の二次林をつくるダケカンバの森になっても何ら不思議ではありません。(ちなみに剣山に近い高度の矢筈山の山頂は木が生い茂っています) ただし、風衝地なので樹木は背が低く扁形するでしょうが。たとえ樹高が低くても邪魔になる木がたくさんあれば、馬で走り回れないわけです。植生なんて数十年とか数百年のスパンでは大きく変遷していくものなんですが、これは平家の馬場伝説を率直には信用できない理由であります。

南西方向に並ぶ山々



雪見とお花見 (その1)
剣山は 「雪見・ゆきみ」 にも 「花見・はなみ」 にもいいところ (その1) 

●われわれ日本人の国民性にはいろいろな特徴がありますが、思想性に乏しいと申しますか、何事も理屈っぽく考えて重厚な哲学的思考に欠けているきらいはハッキリあります。歴史上、カントとかヘーゲルみたいな西洋の哲学者・思想家レベルの人物はこの国には現われませんでした。しいて名を挙げれば、日本版実存主義とも評される道元の 『正法眼蔵』 ぐらいでしょうか? どうやら、われわれ日本人は物事を深刻に考えるというのが苦手なようで、これが大きな弱点なのではないか? これが、この国には西洋でいう哲学も自然科学というふうなものも出現しなかった最大要因でありましょう。たとえば、古くから我が国には中国の模倣という面はあるにしても 「本草学」 というものがあり、江戸時代には 『大和本草(やまとほんぞう)』 という見事な動植物図鑑を生み出しています。けれども、、それはけっして近代的な生物学書でも農学書でもありません。けっきょく、現在この国にある多くのものは西洋からの借り物であり、改良品なのであります。(ただ、改良には長けている面はありますね) このことは政治的にも同様に言えることでありまして、この国の民主主義も平和主義も基本的人権の思想もみな借り物であって、国民が権力者と闘って勝ち取ったものでは全くありません。いま米帝に額ずく売国宰相の安倍デンデンが、歴史を100年巻き戻そうとしていますが、やすやすと、そのように引っ張られているのは、根本的にはこの国の国民性が災いしているのではなか? 何事も、深刻に、とことん煎じ詰めて考えないという国民性が裏目に出ているのでないか? と私は思います。

●しかしながら、われわれ日本人は市井の人々の間で地域ごとに句会があり、1200年もまえに万葉集という世界短小の詩の集大成を産み出していることが象徴していますが、わずか17文字のなかに心に浮かんだ感興を表現するのに長けています。抒情性とか感覚的なものでは世界屈指の国民性であるのは優れた面でありましょう。だらだらと100万語を並べて御託を言うのではなく、たった17文字での寸鉄人を刺す表現力はたいしたものです。物事を感覚的・情緒的・直観的にとらえるから表現の言葉が短くなるということなのでしょうけど、表現や論評の対象物はどうしても 「花鳥風月」 的なものになります。むかしから、この国の住民は文人墨客というふうな上のほうの人々も、下のほうの大衆も、花が咲けばお花見に行き満月には月見をし、雪が降れば雪見であります。そして、そういう花鳥風月を愛でては酒を飲み、俳句をひねります。そういうのが大好きな国民ですが、精神的な根っこが、物事を論理的にではなく感覚的にとらえているからではないか? と見ています。 

吾輩も標準的な普通のしがない日本人でありまして、物事を感覚的・直観的にとらえる傾向がありまして、お花見や雪見は大好きです。で、性懲りもなくまた剣山に雪見に行ってまいりました。帰りにはお花見です。このあいだ高城山に雪見にいってまいりましたが、標高300m差は予想外に大きく登山道は日陰部分じゃタップリと残雪がありましたわ! なお、「雪見・ゆきみ」 という言葉は積雪の少ない西日本ではなじみが薄いのですが、国語辞書にも載っていますし、古典文学にも随所に顔をだす言葉です。

日本国語大辞典】 より
ゆきみ 【雪見】 雪げしきをながめ楽しむこと。また、、それを目的とする宴。
ゆきみがお 【雪見顔】 雪見をする顔つき。雪見にふさわしい顔つき。
ゆきみがた 【雪見形】 雪見灯籠に同じ。
ゆきみどうろう 【雪見灯篭】 石灯篭の形式の一つ。たけが低く、笠が大きいのが特色で、笠(脚部のこと)が三脚から六脚で外方にひろがったもの。
ゆきみぐさ 【雪見草】 植物「うつぎ(空木)」の異名。植物「かんぎく(寒菊)」の異名。
ゆきみごこう 【雪見御幸】 天皇・上皇が雪見に出かけること。
ゆきみざけ 【雪見酒】 雪見をしながら酒を飲むこと。雪見の時の酒。
ゆきみぶね 【雪見船】 雪見の人が乗る船。雪見のために仕立てる船。
ゆきみやしき 【雪見屋敷】 雪見をするのによい屋敷。また、雪見のために構える屋敷。

権威ある日本国語大辞典には項目収録されていませんが、雪見温泉 (ゆきみおんせん) という言葉もあるようです。
日本の冬の贅沢、雪見露天風呂があるおすすめ温泉25選



剣山 雪見写真ギャラリー 2017.4.14

↓ 淡路島南部にある雑草庵を03時06分に出発。旧 一宇村漆野瀬にきました。05時22分です。谷底なのでまだ暗いです。むかし、ここは最初のチェーン着脱場でした。
5時22分漆野瀬
↓剣山スキー場まで登ってくると夜が明けました。
剣山スキー場
↓ 標高1450mの夫婦池ですが、もう氷は張っていません。向こうに残雪が少しだけ。
夫婦池
↓ 左側の山が剣山 (標高1955m)、右側のややピラミダルな山容の山が次郎笈 (じろうぎゅう・標高1930m) であります。
剣山と次郎笈
↓ 剣山の登山口の見ノ越に到着しましたが、時刻は06時10分です。3時間もかかりました。鳴門大橋を渡り、高松自動車道を板野インターで降りて、一般道の撫養街道 → 伊予街道 → 国道438 と通行してまいりましたが、やはり遠いですわね。剣山なんて晴れて空気が澄んでいたならば吾輩の雑想庵の二階からでもすぐそこに見えているのに、遠いのは何故なんでしょう? ま、夜空にかかる月はすぐそこに見えているのに実際は地球10周に匹敵する遠さです。同じことです。ここは夫婦池よりも少し下がって標高はちょうど1400mです。標高差555mを登ります。スリーファイブで覚えやすいです。支度をして6時20分に登り始めます。
6時10分に見ノ越に到着


登山道の日陰部分や吹き溜まりに雪が残ります

↓ 西島神社の手前の標高1630mぐらいの坂のところで本格的な残雪があらわれました。朝が早いので雪面はやや氷ついています。滑らないように慎重に登ります。
西島神社の手前
↓ 逆に上から下を見たらいい感じです。下りは恐そう。
逆に見たら
↓ 西島神社を通過してキャンプ場では雪がありません。むこうの剣山の山腹には雪があるもののまだら模様であります。信州や東北地方じゃ山の残雪の形状が、ウマ(馬)の形にみえるということで駒ケ岳とか白馬岳などの山名になった山があります。剣山は別に残雪を遠望して何かの形に見えるということはありません。ていうか、剣山は前衛の山々が何重にも取り囲んでいるので、農耕地帯の平野部からは見えないところがほとんどです。剣山の山名の起こりは、残雪の雪形が剣に見えるからではなく、安徳天皇が剣を山頂の大岩のしたに奉納したからとか、山腹の石灰岩の巨石が剣にみえるとか諸説あるようですが、雪形は関係ありません。
キャンプ場から山頂を見る
雪が残るもまだら
↓ 登山リフト山上側の西島駅に到着しました。ここで標高は1720mぐらい。日向には雪がありません。
西島駅に到着
↓ 日陰の吹き溜まりにはしっかりと雪が残っています。残雪のうえではしゃいでいるとリフトのほうで音がします。見るとリフト再稼働に備えて作業をしている人ですが、よく怒こられた太めのお兄さんです。ヤバイですが 「おはようございます」 と挨拶しても無視されましたわ。また、神戸のあの人が来とるわね、って感じで一瞥されました。吾輩は神戸じゃありませんが車のナンバーから神戸だと思われているみたい。剣山地をうろうろしていて地元の人に、何べん神戸からですか? といわれたことか。そういわれたら、「元徳島県ですよ、淡路島は蜂須賀家の領地でしたわ。鳴門市の隣町ですわ。神戸市よりも徳島市のほうが遥かに近いですわ」 と返事をすれば歴史の話の花が咲きますわ。徳島県の人に言わせると、淡路島はほんまはうちらのものなのに兵庫県にとられたなんて言いますわね! それはさておき、ここの登山リフトの人らはよう怒ります。
吹き溜まりに残る雪


刀掛け松の周辺の様子

↓ 刀掛け松まで登ってきました。ここで標高は1810mぐらい。日の当たるところには雪がありません。というよりも、積雪には極端なムラがあって、日が当たる当たらないはあまり関係がなく、吹き溜まって雪がたくさんあったところが残っているということでしょう。
刀掛け松
↓ 土のむき出しの所には霜柱が出来ています。霜は4度以下であれば0度以上でもできる可能性がありますが、霜柱は土中の水分が氷ったものなんでそれなりの低温にならないとできないのでは?霜柱が発生するのは気温が何度以下なんでしょうか??
朝は冷えたのか霜柱がある
↓ このあたりから北東斜面にはかなり雪が残ります。
北東斜面にはかなり雪が残る
↓ ササの上には雪がなく、登山道が雪に埋まっています。
登山道に吹き溜まる


今年は雪が多めだったのか? 樹木の雪害が多いように見える。

↓ 標高1900m近くのコメツツジ群落がある岩場のところです。雪がかなり多く残っています。
コメツツジ群落のある岩場付近
↓ 積雪斜面をピッケルか鍬のようなもので掘って道をつけています。削った跡を観察したらピッケルではないような感じです。農作業用の鍬でしょうかね。だとしたら頂上ヒュッテの2代目管理人さんではないか? 登山道の整備に2代目さんが尽力されていて、剣山にきたらたいてい登山道整備のお姿を見ます。本日も見ましたが、聞いたら小屋開きは4月28日 (金曜日 )だそうです。ここは小屋開きでも雪がかなり残るかも? 小屋でアルバイトする若者が 「雪の小谷」 をこしらえるかも?
誰かが道を開削している
↓ 逆に上から下をみたところ。
上から下を見たところ
↓ おそらく雪害ではないか? 針葉樹のウラジロモミやコメツガの幹が折れたものが目立ちます。樹上に積もった雪の重みで折れた? ダケカンバが横倒しになったものもあります。ダケカンバ(詳しくは変種のアカカンバ)は落葉樹なので雪の重みではなく、地上に積もった雪の斜面上方からの圧力による?  そもそも、太平洋側の山なので、雪害に適応した日本海要素の植物とは種類がことなりますね。たとえば、太平洋側のヤブツバキは日本海側ではユキツバキ、同様にスギは裏日本型のアシウスギなど積雪地帯に行けば雪折れに強いものに変化しますよね。
ウラジロモミの雪折れ?
ダケカンバの倒木


山小屋に07時50分にたどり着く

↓ 山小屋 (頂上ヒュッテ) の直前まで登ってきました。登山道は完全に雪に埋まっています。この部分の登山道はササ(ミヤマクマザサ)の根元から50~100センチほど掘れた溝状ですので登山道に吹き溜まった雪はかなりありそう。今月いっぱいは雪が残るのではないか? 日が当たって雪面が緩んできました。雪が柔らかいのでステップを切りながら行けば登れます。本日、単独行の登山者を4人、パーティーを組んだ登山者を3組みましたが、みなアイゼンなんて履いていませんでした。でも、全く滑らないというわけではないのでアイゼンがあったほうが安全確保にいいかも? 吾輩は田舎者のオッサンなので農作業用のスパイク長靴できましたわ。実は、これがなかなかの優れモノなんですわ。十分に軽アイゼン程度の滑り止め効果があります。頂上ヒュッテの3代目管理人さんは以前は冬季スパイク長靴で登ってらっしゃいましたわ。つまりプロ御用達なんです。しかし2年前に12本爪の本式アイゼンに履き替えたそうですが。なお、吾輩は磯にいくのもスパイク長靴です。磯の岩に海藻がついたら非常に滑りやすく危険なんで。
山小屋直前まで来ました
↓ ふり返って下をみましたら、非常に登高感というか高度感があります。写真じゃ全然そう見えませんけど、随分と登ってきたわねえ! てな感じです。
ふり返ると高度感があります
↓ 頂上ヒュッテの手前の鳥居であります。積雪の多い年には厳冬期にはこの鳥居がほぼ雪に埋まってしまうらしい。との冬山をやる登山者のハナシですが、吾輩は冬山登山者ではないので実際にそれを見たことはありません。いっぺん見たいものですが、無理であります。たぶん、雪庇から転落するか、斜面から滑落するか、雪崩に巻き込まれるか、凍傷・凍死するかのいずれかでしょう。
鳥居をくぐると山頂の神域
↓ 07時50分に山小屋に到着。ここは山頂ピークではないにしても山頂エリアです。所要時間は1時間30分であります。登る道すがら自然観察や写真撮影ばかりやっていたので時間がかかりました。過去9か月間毎日10キロの駆け足を積み上げているので、サッサと登れば軽々と1時間を切るハズだと思います。ただまあ早く登りゃあいいってものではありません。トレイルラン競争しているのでもないし。 頂上ヒュッテの前の庭には堆雪の山が残っています。これは屋根の雪が落ちて積もっているのかもしれませんし、もともと屋根に積もるべき雪が強風にさらされる屋根に積もりにくく、庭に吹き溜まったとも考えられます。厳冬期の降雪中にここで雪の降り方を観察しないとハッキリしたことは言えませんが、いずれであっても結局は同じことですわね。つまり、吹き溜まろうが均質に積もろうが、一定の面積に降る降雪量は同じ! ですよね?
山小屋の庭には堆雪の山
↓頂上ヒュッテの玄関にかけてある温度計で、07時51分に3度です。検定合格の温度計ととても思えないし、測り方にも問題があって、気象庁の観測データと同列にはできませんが、それは横においておきます。08時に気象庁の観測では、徳島地方気象台で13.1度、アメダス穴吹で12.7度、アメダス池田で9.3度、アメダス京上で8.7度でした。上空の寒気が東に去って西日本では高層まで気温が上がっていますが、それでも山の上はやはり涼しいものです。
07時51分に気温は3度

↓ 頂上ヒュッテのテラスから東をみました。このあいだ8日に雪見に行った高城山が見えますが、カスミが多くぼんやりです。大気中にミクロの混濁物質が増えている 「地球混濁化」 かも? とするならば 「地球温暖化」 じゃねえな? 東京あたりじゃ近年に富士山が見える日が増える傾向が観測されているようですが、それは乾燥化によるものでローカル現象です。(つまり都市砂漠が広がっている) 地球混濁化は起こっているのか? いないのか? どうなんでしょう。
山小屋からの眺め
↓ 頂上ヒュッテのテラスから北を見ました。鳥取県の伯耆大山は全く見えません。むかし 「異常透明」 という気象観測の言葉がありましたが、基準はたしか視程50キロ以上でしたか? この言葉は正式に廃止されたのか? 使わなくなっただけなのか? もともと正式な用語じゃなかった? のかどうかはよう知りませんが、剣山と大山との直線距離は175キロあります。なので、異常透明のなかの異常透明の日じゃないと見えません! 山の斜面を国道438号線がトラバースしているのがよく見えていますが、いわゆる典型的な 「酷道」 であります。よくまあ、こんな絶壁みたいなところに道をこしらえたな、というところが随所にあります。道路開削のさい殉職作業員が出なかったか? とにかく恐い道です。頻繁に落石が発生する道で、できたら通りたくない道です。もし、この438号で落石事故に遭遇したら、道路管理者の責任を問えるかどうか? 法的なことは法律の専門家に聞かないとわかりませんが、裁判して 「つねに落石が予想されるような道路は大変な危険道路だ! この危険な道路を通行止めにしなかったのは、道路管理者の国の落ち度である! 危険道路を通行止めにせずに放置し続けた責任は大きい!」 と主張すればいいのではないか?どうなんでしょう。 ついそんなことを考えてしまう恐い道路ですわ。ほんま、写真で見えている部分は通らないほうがいいですわ。
山小屋からの眺め


3日連続でユラリときたら、薄気味わるいなあ!
本日は2017年4月13日 (木曜日) であります。

●今朝、起きたとき地震がありましたわね! 今日は午前中に特別な行事があって、その行事は朝9時からあるのですけれども、普通は行事開始からさかのぼって5時間前に起床して、体調をととのえる必要があります。で、4時に起きれば間に合うのですが、今日は早朝にその行事の準備をしようと思い、草木も眠る2時に起床であります。で、起きて直後にユラリときました。一瞬だったので震度は1程度であろうかと思いますが、わが淡路島にも、ほぼ旧市町ごとに地震観測所がありますが島内の観測網にかからなかったようです。吾輩が特別に地震の揺れに感受性が高いのか? わが雑想庵の下の地質構造が地震の揺れを増幅するような特別な構造なのか? あるいは、島内各地の地震計がすべて何らかの要因 (故障とか) で地震波動をとらえることが出来なかったのか? 不明でありますが、たしかに地震がありました。この地震 (4月13日02時すぎの) の震源地は和歌山県だったようです。薄気味悪いのは、これで3日連続で地震がきたことです。いずれも淡路島南部ではごく弱い揺れであったのですが、吾輩はこの3地震すべて体感しましたから、もしかすると地震の揺れに感受性が高い体質かも? しれません。

ヒトは、3回あったことは4回あるとつい考えてしまいます。しかしながら、そもそも、有感地震など年にそう何べんもない南淡路で、確率からいって連日3回起こったことは4回目はないと考えるのが合理的であります。とはいえ薄気味悪いものです。まあ、内陸のごくごく小さな地震だから海溝型の南海地震の前兆ということはないでしょうけど、何か起こるんでしょうかね? 気象庁サイト 地震情報(各地の震度に関する情報) から各地の震度分布図を借用します。



4月11に南淡路で揺れた地震
4月11日の地震
4月11日の地震


4月12に南淡路で揺れた地震
4月12日の地震
4月12日の地震


4月13に南淡路で揺れた地震
4月13日の地震
4月13日の地震



次に起こるのは、平成南海地震かも? えらいこっちゃ!

もし、東海・東南海・南海の3地震連動ならば、モーメントマグニチュード 9.0 ~ 9.5 だあぁ! もしそうならば、たぶん、おそらく、関東以西の太平洋沿岸はメタメタですわね! 安倍政権を早く倒さないと、南海地震がきても政府は助けてくれませんよ。なぜならば、加計学園問題 が安倍ジョンイルの正体を象徴しているように、ヤツは自分らの朋友に税金を流すだけですわ! 国民のためという考えはヤツには全くありません。もっとも、政府が地震被災者を助けようにも、関東以西の太平洋沿岸がヤラれたら、あまりにも広域で人口密集地です。建物の下敷きになった生存者を助けようにも自衛隊員の人数には限りがあります。結局、自己救済・地域共同救助しかないかも? で、大きなことは一個人の考えることではありませんので、小さな対策を考えたいと思います。吾輩は磯ファンでもあるから、磯ファンや釣り師の心得を考察します。

磯ファン・釣り師の心得
①、海に近づかないのが一番いいにしても、そういうわけにはまいりません。
   海に近づくとき、いつ津波が来るかわからないという危機感を常時持っておく。
②、海岸に車を停める場合には、直ちに発車できるように頭を山(内陸方向)に向けておく。
   車を方向転換する数秒間が運命の分かれ道の可能性すらある。
③、他車に埋まらないように、駐車場の一番出やすいところに停めておく。
   地震・津波で大混乱になる可能性がある。サッと出られなければ命取り。
④、できれば高台に車を置き、徒歩で海岸へ行く。(意外に徒歩が機動的に避難できる)
   車で津波避難できないかもしれない、ということを考えておく。
⑤、津波避難はある意味では、体力勝負かも? 避難は素早さが必要です。
   平素からランニングを日課として、素早く走って逃げられる体力(速さ)を涵養しておく。
⑥、執着を捨てる精神を養う。釣り道具や車などイザとなったら捨てる。命が助かっただけでよし。
   道具なんてまた買えばいい。命はいくらカネを積んでも買えません。
⑦、情報収集してはいけない。海岸で、揺れたらとにかく高台へ逃げる。スマホなどで情報収集しない。
   とにかく逃げることだ。情報収集して津波襲来を確認している間にヤラれる可能性があり。
   情報収集など、安全圏に逃げてからやればいい。
⑧、行政のいう想定など絶対に信用しちゃダメだ。想定と実際はたいてい大きく異なる。
   とくに、津波到達までの時間など誰にも分かりっこない。海底のどこで地震断層が動くかによるわけだ。
   もし、紀伊水道の入り口あたりだったら即 淡路島南部に津波が襲来する。
⑨、もし、想定をするのであれば、考えうる最悪の想定をしておく。
   これならば、実際は想定よりも良いわけだから、想定外などということはない。
⑩、行政が助けてくれるなどという甘い考えを絶対に持ってはいけない。
   過激な言い方をすれば、行政などただの税金の穀潰しにすぎない。
   それに、行政人だって被災します。助けてあげようにも助けられない。
⑪、人が助けてくれるなどという、他力本願的な甘い考えを捨てる。
   逆に、人を助けてあげようという奉仕の精神でいくことだ。



海岸で南海地震の津波が襲来したら、どうする?
南海地震の津波が来たらどうする?
南海地震の津波が来たらどうする?
南海地震の津波が来たらどうする?
南海地震の津波が来たらどうする?




徳島県・高城山へ、名残雪のお別れの挨拶? 
本日は2017年4月10日 (月曜日) であります。

昨日の4月9日に、また性懲りもなく 高城山(徳島県・標高1632m) に行ってまいりました。四国山地の高所といってもやはり太平洋側の山であります。日本海側の山のように積雪が5mも、10m(伊吹山測候所の最深積雪記録1182センチ)も、20m(これは立山アルペンルートの雪の大谷)もあるわけではありません。せいぜい1m、谷の吹き溜まりで2m、最大限で3mまでです。(剣山測候所の最深積雪記録が292センチ) なので、気温が上昇し始めるとアッというまに山頂の雪帽は消えてしまいます。四国山地東部で5月はじめまで雪が残るのは、わずかに矢筈山北側の谷や剣山行場ぐらいのものです。ここ数日の初夏の陽気で雪解けが一挙に進んだのであろうと予想され、高城山へ “名残雪にお別れの挨拶?” に行ってまいりました。



しだれサクラの名所、神山町は花見客でにぎわう!

途中、四国山地主稜の北側に位置する 神山町(かみやまちょう) までくると、なんと渋滞しているではないか! 徳島県は人口わずか75万人の過疎の県で、わが淡路島が兵庫県を脱退して徳島県に編入されても88万人で100万人に足りません。徳島県を100万人県にするには淡路島が2個必要です。このように過疎の県で、県都 徳島市の奥座敷にあたる山村の神山町で渋滞とは普通考えられないわけですが、どうやらサクラの花見客でにぎわっているようです。徳島県の山間部では神山町だけでなく旧 木屋平村(こやだいら)でも、つるぎ町でも、どこでもサクラといえば枝垂桜(しだれざくら)のようです。村興し・町興しのために枝垂桜を植えてあるのでしょうかね? 枝垂桜と言っても沢山の品種があり、いろいろ植えられているようです。ただ余所者の目から見ると、若木が多いように思います。ていうか若木だらけです。ということは、村興しの花いっぱい運動で枝垂桜を植えたのはごく近年のハナシではないか?

道の駅「温泉の里 神山」
神山町上分(かみやまちょうかみぶん) 国道193号線沿い

道の駅「温泉の里 神山」 は大盛況!

なんと見たことのないような大盛況です。道路には駐車場が空くのを待つ車列がズラリと並んでいます。大部分は地元徳島県内の車のようですが神戸ナンバーもちらほらと。たぶん淡路島から来たのでありましょう。(ほんまの神戸からこんなところに来る殊勝な人はいない) なんと南淡バスが2台も来ているではないか! 南淡というのは旧 南淡町のことで、むかし淡路島最南部にあった自治体でありますが、隣の隣の村のウォーキングの会の御一行様のようです。狭い淡路島、知った人がいたらマズイのでじろじろ見ないことです。知った人と出会ったら、「おまはん、こんなとこで何しとるんか」 ということになります。よね! 話題の俎上に乗せられます。田舎ちゅうもんは五月蠅いわけです。よね?

道の駅「温泉の里 神山」
道の駅「温泉の里 神山」
道の駅「温泉の里 神山」
道の駅「温泉の里 神山」


剣山スーパー林道では、四輪車をあまり見なかった!

剣山スーパー林道が冬季閉鎖から目覚めて通行可能となりました。通行可能となって2回目の日曜日であります。が、なぜか通行車が少ないようです。2輪車は5台か6台みましたが、4輪車は3台か4台で、それもライト級クロカン車のジムニーばかりです。この人たちは根っからのダートコース愛好者であって、一般車を全然みませんでした。たぶん、山麓の村々で枝垂桜まつりなので、スーパー林道へ行くつもりだった人々が枝垂桜のお花見触手に捕まったのではないか? と解釈します。食虫植物のモウセンゴケに虫たちが捕まるように、ヒトも花に捕まるということなんでしょう。 「ファガスの森 高城(たかしろ)」 の管理人、森の番人の地下足袋王子様の名物シカカレーで、餓死をまぬがれ一命をとりとめました。剣山スーパー林道を通行する際には、このシカカレーを食べなければいけないらしい。お代が事実上の通行料か? というのは、地下足袋王子様が林道をふさぐ倒木をチェーンソーで伐るなど、ご尽力されているようなので‥。なお、シカカレーなどというても、鹿の丸焼きにカレールーをかけた豪快料理ではありません。

ファガスの森
本日のひるめし


剣山スーパー林道にわずかに残る雪! 2017.4.9

ここ数日の初夏のようなポカポカ陽気で、あっという間に雪が消えてしまったようです。「なごり雪」 と申せば昭和時代の後期に一世を風靡した楽曲ですが、寒候期の最終降雪を 「なごり雪」 と言うらしい。もとは造語っぽいのですが、いまや普通の言葉として認知・定着しました。ここで、さらに意味を拡張して、最後に降る雪の意味だけでなく、気温上昇で消える寸前の積雪も 「なごり雪」 と呼んでもいいのではないか? ということで、本日は名残雪にお別れの挨拶にまいりました。今度会うのは11月の終わりぐらいかな? とはいうものの、剣山じゃ過去に5月に入ってから何べんも降雪・積雪を観測していますので、なごり雪はまだ先かも?
剣山スーパー林道に残る雪
剣山スーパー林道に残る雪
剣山スーパー林道に残る雪
剣山スーパー林道に残る雪

ここが高城山への登山口であります。ここで標高1540ぐらいか? 1535mぐらいかも? 正確には不明です。高城山の山頂標高点は1632mなので、歩いて登るのは標高差100mほどです。登山道の勾配もゆるいので、ここからでは誰でも登れます。四国山地東部で1500mを越える山で、これほど簡単に登れる山は他にはありません。おススメの山であります。 でもまあ、日本有数の未舗装山岳道路です。国内の道路という道路が舗装されつくして、泥の道、石ころだらけの道というのは今や絶滅危惧道路とでもいえましょう。 やはり、ここは最低地上高をリフトアップしたクロカン車で来るところかも? 来るならば車の腹を石で擦らないように‥。それから、路肩にあまり寄って谷に落ちないように‥。
高城山の登山口


本日は霞が多く、眺望は利かなかった!

剣山スーパー林道から高城山の山頂ピークを見ました。国土交通省のレーダー雨量観測所が見えています。
高城山の山頂

徳島のヘソです。ここで標高は約1500m。あるいは1490mぐらいかもわかりません。正確には不明。
徳島のヘソ

徳島のヘソから東の雲早山を眺めましたが、山頂に雲がかかってしまいました。雲が早く流れるから、雲早山 (くもそうやま) と言うのか? 「くもそう」 ではなく、「くもさ」 と言う土地の人もいます。どちらが正しい? というのは愚問でありまして、地元の人々の間で歴史的に定着している呼び名が、正しいといえば正しいのでしょう‥。ま、余所者がああだ、こうだという問題ではありませんね。
雲早山に雲がかかる

徳島のヘソから南高城を眺めました。斜面の掘れ込んだ溝状のところに雪がわずかに残っています。
徳島のヘソから南高城を望む
南高城拡大
南高城と高城山の鞍部から、東側の深い谷をのぞきました。ここは日が当たらないためか、また斜面から落ちた雪が堆積するためか、5月初旬ぐらいまで雪が残ります。
南高城と高城山の鞍部の東側谷には遅くまで雪が残る

今日はカスミが多すぎて視程が利きません。剣山は全く見えません。
雲早山に雲がかかる


見事な濃霧だった
見事な濃霧だったね!

本日は2017年4月8日(土曜日)であります。

●今朝はわが南淡路地方でもビックリの濃霧でした。当地では濃霧なんてめったに見られないわけですが、視程は明らかに100mなく万象が乳白色のベールにおおわれて神秘的な光景でありました。典型的な移流霧ですわね! ちょうど菜種梅雨みたいな天気となっておりますが、菜種梅雨前線が瀬戸内地方を横断し、紀伊水道から暖湿気流が這い上がってきましたが、春になったといえ地面や地物はまだまだ冷たく、そこへ暖かい空気が移流したのが濃霧発生の最大要因だったと思われます。なんせ、今朝の気温の高いこと! 近畿全域で15度前後ありまして非常に暖かい朝だったといえましょう。今朝の気温は6月上旬ぐらいの気温でしたわね!

霧の摩周湖ではなく、霧の上田池(こうだいけ)!
霧の上田池
霧の上田池

タマネギ畑の向こうが見えません!
タマネギ畑の向こうが見えない

●本日は、なんと北海道の北の端の宗谷地方から、南の端に近い奄美地方にいたるまで、日本全土で濃霧注意報が各地の気象台から発表されました。濃霧注意報がこれだけ広域で出たのは珍しいのではないか? なお、淡路島を含めて紀伊水道沿岸でも濃霧注意報が出ましたが、徳島県の内陸部や南西部では出ませんでした。 気象庁のホームページ から2枚の図を借用します。 なお、注意する点は、濃霧注意報といっても日本全国統一基準じゃありません。各地の気象台が発表する注意報の基準は、市町村レベルでの細やかさですが、市町村毎に若干基準が違っていることです。濃霧注意報はおおむね陸上では視程100m以下が発表基準のようですが、たとえば北海道の稚内市とか根室市など200m以下の基準のところもあるようです。各地の気候が違い、農業や生活に及ぼす影響も地域ごとに異なるハズだからそれに対応しているんでしょう。そりゃあそうで、たとえば、“低温注意報” はわが南あわじ市では-4度以下が予想されるときに発表されますが、北日本じゃそんな温度でいちいち出していたら冬中低温注意報ですよね! そう考えると地域毎に基準が異なるのは当たり前と言えば当たり前です。


日本全土で濃霧注意報が発表された
紀伊水道沿岸で濃霧注意報!

諭鶴羽山では雲海っぽいものが見られた!
雲海っぽい
山々には雲霞がかかる



山菜の採り頃となりましたね!
本日は2017年4月7日 (金曜日) であります。

一挙に春らしくなってまいりました。春先の低温がひびいて、色々な生物季節現象が例年よりも1週間も2週間も遅れたという印象がしておりますが、急に気温が上昇、遅れに遅れたサクラがあっという間に開花・満開です。身の回りの里ザクラ (桜の園芸品種を総称して言う言葉) を観察していると、通常は開花から満開までは5日~7日程度かかるものですが、今年はなんと2日とか3日で一挙に満開です。ビックリの速さです! これは気温の激変を表していますね。 このサクラが満開になるころが山菜の採り頃であります。特にワラビやタラノメはそう。ぼちぼちと山菜を採りの行こうか? というとき、身の回りの山桜や里ザクラが満開になったのを指標にすればいいわけです。ただし、実際的にはもうちょっと早めのほうがいいかも? というのは世の中に山菜ファンの諸兄妹は大勢いらして、みんな鵜の目鷹の目で山菜をネラっています。で、早めに採りにいかないと、諸兄妹の採った跡ばかり‥。



かつて、ここが淡路島南部で一番のワラビ山でした!

以下4枚の写真で、地元の人ならばどこか分かると思いますが、山火事跡ですわ! 稀にみる巨大な山火事で山林が消失、そのあとにワラビが侵入、ワラビの大群生地となりました。しかしながら、遷移の進行はいかんともしがたく、灌木が生え茂ってまいりました。5年か10年後には陽樹が一面に茂る二次林へと推移するでしょう。で、今はまだ残っている多年草類のワラビやススキなどは消えていく運命にあります。そういつまでもワラビ山のままでいるわけではありません。自然(植生)は移り変わっていくのが当たり前というか、自然の摂理であるわけで、これは山菜ファンとしては残念なわけですがしかたがありません。で、また大きな山火事があったらいいのにね、などと申すと不謹慎かな?

↓ ワラビ山の山頂付近です。灌木が茂っていますが、ススキがまだまだ残っています。このススキの間にワラビがあります。
ワラビ山

↓ 麓を見下ろすと神戸淡路鳴門自動車道が見えます。麓の公園の駐車場は標高90mほど。ワラビ山の山頂は278mです。200m弱登ってまいりましたが、登山道の両側にワラビがずうーっとあります。
麓を見ると淡路縦貫道が

↓ 南西方向です。カスミがなかったならば、四国山地東部の剣山や高城山がよく見えるのですが今日はダメです。
今日は剣山は見えない

↓ こちらは南東方向。淡路島南部の山地ですが、毎年見に行くシャクナゲ山が見えています。
今年のシャクナゲお花見は5月7日 (日曜日) です。旧 三原町役場跡に9時集合です。ま、島外の方がわざわざ見に来るほどの群生地ではありませんが、淡路島のシャクナゲはホンシャクナゲでありまして、自生地の標高が極めて低いというのが特徴です。私が山中を歩き回って調べたかぎりでは、自生場所は何か所かあり一番低い所では標高200mあるかなしのところに自生します。自生標高が低いので有名な志摩半島のシャクナゲと同レベルです。自生場所が低いだけに平地の環境に適応性があり、この淡路系統のシャクナゲ原種のままで夏の暑さによく耐えます。ということで、園芸的な価値が高いと思われます。

シャクナゲ山が見えています


本日の収穫 2017年4月6日 淡路島南部のワラビ山にて

いつもは山ほど採っておりましたが、もっか減量中であります。たらふく喰うわけにはまいりません。で、収穫はすこしだけ。
ワラビの収穫
タラノメの収穫


タラの芽もハリギリの芽も、どちらも食べられます! 天婦羅にしたら美味いすよ!

このワラビ山には、山菜のタラノキだけでなく、同じウコギ科のハリギリも見られます。慣れたら一目みて見分けられますが、ハリギリの芽は細く、タラの芽はふっくらしています。ハリギリは諭鶴羽ダムから諭鶴羽山への登山道でも見られます。登山道入り口からすぐ、尾根筋までの急登部分、スギ植林が終わるところあたりです。ハリギリの落葉は冬を越しても残っています。地面の落葉を観察すればハリギリだと確定できますわ。 ところで、ウコギ科には上等な山菜が目白押しですが、ウドは淡路にも普通に自生しますが、コシアブラとタカノツメは淡路島には自生していません。(見つかる可能性はまずないと思われます)
タラノキの芽

ハリギリは、剣山や高城山では幹周3~4mの巨樹になります
ハリギリの芽
ハリギリの落ち葉は冬を越しても残ります。で、落ち葉を観察してハリギリだと同定します。手のひらぐらいの大きな葉です。巨大なカエデの葉という感じ。
ハリギリの落葉




今春は、やはり、かなり寒いようだ!
本日は、2017年4月3日 (月曜日) であります。

気象観測データは、今春かなり寒いことを裏付けています。

わが淡路島地方では、洲本測候所が無人の特別地域気象観測所に格下げされて、というよりも日本全国のほとんどの測候所が気象庁のリストラの一環で無人となり、ヒトの目で観察・観測する生物季節現象が観測されなくなって久しいです。ということで、淡路島地方でのサクラの開花日がいつなのか観測されることはもはやありません。で、旧 洲本測候所が無人になったのち何年かは、洲本市民の気象ファン有志が時期になると洲本測候所のソメイヨシノ標本木を観察にいっていたようです。しかし、民間人の手でのソメイヨシノ開花観測は何年も続かなかったようですわ! そんなことが続くもんか! はからずも気象観測が民間人でできるハズがないということを証明しました。気象観測自体は営利行為ではなくカネにはなりません。で、相当な、大変な動機付けがなければ民間人で気象観測などできません。たとえば、淡路島でのソメイヨシノ開花が日本一早いところで、日本中の人々から淡路のサクラ開花はまだか、と大注目でもされているとしたら、じゃあ我々島民で観測してやろうという動機になるでしょう。つまり、カネにもならず、だれからも注目されないことは続かないということであります。ここは、やはり、国家事業として気象観測が行われなければならず、つまり、気象庁の最大の任務は 「観測をする」 ということでありましょう。よね? いたづらに、異説や反証が山のようにある地球温暖化を煽ったりすることが気象庁の任務ではないハズです。それにしても、もはや、だれもほとんど地球温暖化を言わなくなりましたね。そろそろ、この騒ぎは何だったのか検証が要るんじゃねえのか? うやむやにして終わりなんでしょうかね? それじゃ、安倍デンデン閣下が森友学園問題をうやむやにして終わらせようと躍起になっているのと同じです。まだまだ、加計学園の巨大な疑惑があるのに不問に付そうとするのか? あらゆる問題は徹底検証が要るハズです。

前置きはさておき、気象庁サイトから2枚の図を借用します。わが南淡路ではソメイヨシノがまだ咲いていませんが、「まだサクラが咲かんのう」 とみな異口同音に話題にしています。農家の人はタマネギなど農作物が寒さで生育が遅れていることを懸念しております。下図では、過去1か月間の、特に関東以西の太平洋側での低温が顕著です。3月~4月にかけて大雑把に申せば日平均気温の平年値が月あたり5度、1週間ごとに1度づつ気温が上昇していきます。つまり、大雑把に申して気温が平年値よりも1度低いとサクラ開花が1週間遅れるということです。平年値よりも1度高い暖かい年と比べると寒い年は2週間もサクラ開花が遅れることを意味します。(実際はそんなに単純じゃないけど)

気温 30日間平均 平年差

気温 30日間平均 平年差

2枚目の図では、西日本では冬は寒いときは寒く、暖かいときは暖かくと寒暖の差が大きかったのですが、3月になってからは物凄く寒いわけではないにしても、そこそこ寒い日が続いているということです。これがサクラ開花やタマネギの生育遅れなど様々な生物季節現象に影響を及ぼしているものと思われます。 

地域平均気温平年差の5日移動平均時系列

地域平均気温平年差の5日移動平均時系列


2日連続で4月の霜が降りた! 島内では珍しい現象です。

周囲が海に囲まれて冷えずらい (海水は比熱が大きいので) 淡路島で4月に霜が降りることはめったにないのですが、4月2日と3日と連続で霜が降りました。これは異例のことで今春の寒さを表しています。2日にはアメダス南淡で最低気温がなんと-0.1度でした。アメダス南淡で4月に氷点下を観測したのは初めて。本日3日は最低気温は2.4度でした。 以下3枚の霜の写真は4月3日06時15分頃、南あわじ市神代浦壁にて。

↓ ノアザミのロゼット葉に霜がおりています。
2017年4月3日南あわじ市神代浦壁

↓ クヌギの落ち葉に霜です。
2017年4月3日南あわじ市神代浦壁

↓ チガヤ (イネ科) の枯葉にも霜です。ただし、あまり大きな霜ではありません。
2017年4月3日南あわじ市神代浦壁


冷え込んだ朝に見られる蒸気霧! これも2日連続の異例のこと。

4月3日朝06時40分頃。2日朝にも見られた蒸気霧であります。南あわじ市諭鶴羽ダム池にて。
諭鶴羽ダム池で蒸気霧が見られた
諭鶴羽ダム池で蒸気霧が見られた

↓ 水面ギリギリから見たらこうなります。
諭鶴羽ダム池で蒸気霧が見られた

ダムサイトの気温は1度です。ダム池の水温は9度です。その温度差は8度です。この温度差で池面(いけも)に蒸気霧が発生するんですが、2日連続で見られました。もし、温度差が20度に達するほど冷え込んだら、池全体に雲海みたいな霧が出るハズですが淡路島の環境では無理です。温度差が10度程度で限界。
ダムサイトの気温
ダム池の水温

↓ 諭鶴羽ダムサイトのサクラ並木です。なんと本日、4月3日になってもサクラが咲きません。木によってはつぼみ堅しです。例年ならば、4月に入ると満開が普通で暖冬・暖春の年にはかなり散っています。これを見ただけでも今年の春先がいかに寒かったか分かります。
4月3日になってもサクラが咲かず

↓ フジの房みたいに垂れ下がるナンバンキブシです。沿海地に自生する早春の花です。いつもならば2月に咲いているのに、今年は今頃咲いています。島内にはキブシもたくさん見られますが、たぶん、決定的な違いはなく沢山の標本を変異の程度順に並べたら両者は連続していて、つながっているのでは? (確認したわけではなく直観的にそう思います) キブシのうち花序が長く花もやや大きく沿岸に自生するものをキブシの変種としてナンバンキブシ(ハチジョウキブシ)と呼んでいるだけではないか? 雌株と雄株があって、写真の物は花をルーペで観察したら雌株 (実がなる) であります。
例年2月に咲くハチジョウキブシが今頃に咲いている
こういう花



四国の山で、春の雪!
四国の山で、“春の雪” が降った!

本日は2017年4月1日であります。

『春の雪』 と申せば、三島由紀夫の全4巻からなる長編小説 『豊饒の海』 の第1巻めのタイトルであります。三島文学は独自の美学を持ち華麗な文体ですが、かなり難解なところがあり、また面白みに全く欠けるのが三島文学の特徴のひとつで、よくわからん文学であります。大昔に読んだ記憶では、主人公が、春の雪が降る中禁断の恋人に会おうとしたのは2月26日だったか? 226事件の日という物語の設定なので読者の記憶に残る工夫がしてありました。2月26日に降る雪が “春の雪” などといえるのは、関東以西の平地の話であります。北日本とか標高の高い山であれば、“春の雪” などと称することができるのは4月の雪ではないだろうか?

さて、高越山でその “春の雪” が積もりました。3月31日~4月1日にかけて愛媛県東部 ~ 徳島県西部の山々でかなり積雪があった模様であります。各地のライブカメラを閲覧してチェックしましたところ、そんなに標高がない低い山でも積雪があったようです。標高が高いところでは気温が氷点下だったと思われ、推定積雪は20~30センチぐらいと思われます。多い所では40センチに達したのではないか? 石鎚山のアメダス成就社で昨日の降水量は38ミリです。これが氷点下の温度帯で降れば40センチの積雪です。 本日は朝のお勤めをサッサと片付けて、午前11時半に淡路島南部の雑想庵を出発、高越山(標高1133m)の尾根にある船窪高原 に積雪状況を検分に行ってまいりました。やはり、ここが南淡路から雪を見に来るには最短の場所であります。



四国の公式積雪データがないのに、かなりの積雪と言う根拠
↓ これは 気象庁サイト から借用。南岸低気圧が四国沖を東進するさいに、北東気流が瀬戸内海中央部に寒気を引き込みました。愛媛県東部~徳島県西部で2度とか3度となっています。この気温じゃ平地でも雪交じりの雨だった所もあったかも? 山じゃ文句なしに雪です。
アメダス気温分布
↓ これも 気象庁サイト から借用。3月31日07時~4月2日06時までの48時間積算降水量の分布であります。48時間雨量ですが、実際は31日夕方から1日未明に降った降水量です。四国東部よりも四国西部のほうが降水量はやや多くなっています。高越山のすぐ西側の麓にあるアメダス穴吹では22ミリの降水量でした。船窪ツツジ公園で20センチの積雪だったのですが、降水量と積雪が符合しています。ただし高越山の20センチの積雪は降水量としては30ミリぐらいあったのかも? というのはサラサラの乾雪ではなく、やや湿り雪だったので。
降水量分布



2017年4月1日、高越山 “春の雪” 写真ギャラリー

麓から高越山を見上げたら、中腹より上に雪が積もっています。徳島県立 山川少年自然の家 (閉鎖中) の屋根に雪が積もっているのが見えています。
山川少年の家が見えています

山川少年自然の家まで登ってまいりました。ここで標高700mぐらい。標高500mぐらいから道路の路肩に積雪がありました。
山川少年の家までやってきました

これがあるから、雪山に来るときはスコップに加えてノコギリが要るわけです。でもまあ、チェーンソーまでは要りません。チェーンソーが要るほどの大きな倒木ならば、断念して引き返しますね。
倒木を除けるのにノコギリ必携

船窪オンツツジ公園の駐車場です。普通ならば、雪見の車が阿波踊りの情熱で走り回ってメタメタになっているのに、今日は1台もこなかったようです。
船窪オンツツジ公園駐車場

ここからは一段と雪が深くなっています。坂になっているので中途で停車したらマズイです。再発進できなくなる可能性があります。で、低速ギアで一定のアクセルワークを保ちながらそろそろと‥。それにしても、吾輩が本日の高越山雪道走向の一番乗りのようです。土曜日なのに、麓の徳島平野に50万人以上住んでいるのに、どうしたんでしょうかね? 雪が積もったのに気づかなかったんでしょうかね?
ここから雪が深い

船窪オンツツジ公園にやってきました。13時40分です。積雪は20センチ程度です。この程度ならば吾輩の車でも来れます。これ以上積雪が増えると、前のバンパーで除雪することになるので亀になって動けませんわね。積雪が30とか40センチになったらスノーアタック専用車じゃないと無理ですわね。
船窪つつじ公園に到着
船窪つつじ公園に到着
船窪つつじ公園に到着
積雪は20センチ程度

船窪つつじ公園に到着しました。公園に隣接する小さな駐車場です。ここは剣山や矢筈山を眺める展望所ですが、今日は剣山は見えません。雲がかかっています。雲底高度は1300mぐらい。剣山のすぐ手前の丸笹山の裾あたりが見えています。
船窪つつじ公園隣接のの小さな駐車場
剣山は見えない
丸笹山の裾あたり

つつじ公園の様子ですが、こりゃあ4月とは思えない光景です。これではまだ2月中の光景です。4月の声を聞くと、ツツジ公園の林床ではカタクリとかニリンソウなどのスプリング・エフェメラル (春のはかない妖精たち) の花が咲き始めるのに、こりゃあ、地球寒冷化かも?
ツツジ公園の様子
ツツジ公園の様子
ツツジ公園の様子

14時15分です。それでは帰ります。吾輩が通った跡に道ができます。
吾輩が通った跡に道ができる

雪まくりがたくさんできています。
雪まくり

もこもこ。朝早くに来ていたら木々には綿帽子で綺麗だったと思われます。
もこもこ

国指定天然記念物のオンツツジ群落の上に、高越山のピークが見えます。
ツツジ群落の上に高越山のピーク

駐車場まで降りてきましたが、向こうに剣山スーパー林道が見えています。雲早山から上勝町に行く尾根伝いの部分が見えます。見えているのは標高1200~1300mぐらい。相当な積雪のようです。
スーパー林道が見えている

駐車場から標高差で200mぐらい降りたら放牧場みたいな開けたところがあります。徳島平野を俯瞰し、はるかに淡路島も見えています。すぐそこ、指呼の間に淡路島が見えるけど遠いです。すっ飛んできても1時間40~50分ぐらいかかります。
帰ります
淡路島が見えています



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