雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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剣山に初積雪をもたらした寒波で、東日本の広い範囲で低温記録更新ラッシュ!
11月24日の剣山初積雪で、誰がこしらえたのか? 刀掛け松 (標高1810mぐらい) に出現した雪だるま。やや小ぶりな雪だるまですが、積雪が少ないのでしかたがありません。大きな雪だるまを作ろうとしたならば、積雪が多くなければ無理でありますが、積雪が多かったならば本格的な雪山装備じゃないとここまで来れないから、雪だるまは出現しないのでは? 本日の登山者は若い女性客が多かったので、この雪だるまは女の子が作ったのかな?
刀掛け松に誰がこしらえたのか雪だるま!


観測史上1位の値 更新状況 (11月24~25日 気象庁観測から)
(なお、リンクは今日・昨日のデータのみです。過去のものは閲覧できません。)

剣山に初積雪をもたらした寒波は、24日には北海道で猛威をふるい、11月の低温記録を塗り替える観測所が大量に出現しました。翌25日には本州の中央高地や関東地方などで猛威をふるいました。これらの記録更新ラッシュは放射冷却の強烈な冷え込みで起こりました。なお、タイ記録を除いたのはこれは記録更新とはいえないからです。統計期間30年未満を除いたのは、統計期間が短いと頻繁に記録更新が起こるためです。なお、西日本での記録更新がなかったのは、寒波の低緯度への南下が緩かったためです。こりゃあ、温暖化利権者どもは利権を失う恐怖で震えあがりそうじゃな。

24日に、 11月の低温記録を塗り替えた地点。タイ記録・統計期間30年未満は除いた。
11月24日に、11月の低温記録を更新した地点
 北海道紋別地方は、気象庁の都府県・地方名としては 「網走・北見・紋別地方」 ですが、だらだらと長いので省略した。

25日に、11月の低温記録を塗り替えた地点。 タイ記録・統計期間30年未満は除いた。
11月25日に、11月の低温記録を更新した地点



刀掛け松付近のカラマツの冬の姿、落葉しています。

ちょうど1ヶ月ほどまえの10月22日に、O君 (おおくん) と剣山の紅葉を見に来た時、ここ刀掛け松で休憩しました、その時に吾輩がO君と話をしました。

「今年のカラマツの黄葉は色が悪いね、去年は鮮やかな黄色だったのに今年は茶色やな。」
すると、近くにいた別の登山者 (70歳ぐらい?男性) が話に割り込んできました。
「ヒマラヤシーダーと違うか!」 やや詰問調です。 
「あれはカラマツですよ。中部山岳以北に自生して、四国のは植栽品か逸出です。」
「ヒマラヤシーダーやろ。ヒマラヤシーダーだと思っていた。」 とその御仁は言い張ります。さらに、
「カラマツと、ヒマラヤシーダーとはどこがどう違うんや!」 と詰問調を通り過ぎて怒ったそぶりです。

見ず知らずの他人と口論・議論はするつもりはありませんから、会話はそれでおしまいです。その後もその御仁は独り言みたいにブツブツと続けます。吾輩がカラマツだと言ったのがよほど気に入らないみたいです。ヒマラヤシーダーだと思い込んでいるようです。

●こんな簡単な見分けが出来ないことだけでなく、強情さにヒックリです。カラマツヒマラヤシーダー を見分けられないとは、たぶん自然観察などしたこともないのでしょう。申すまでもなく、ヒマラヤシーダーは外来の常緑針葉樹で、公園や公共の建物の庭木に植えられていて日常普通に見ることが出来る樹木です。ヒマラヤシーダーを日常的に見ていたら、刀掛け松付近のカラマツは別物だとひと目見て気付くハズです。たぶん、ヒマラヤシーダーも観察したことがないのではないか? ということで、カラマツの冬の姿の写真を掲上します。

カラマツも寒そう

カラマツは落葉しています。冬は裸の木となります。秋に黄色に美しく黄葉し、落葉して裸の木になります。春になるとやや薄い鮮やかな緑が美しい樹木です。カラマツは漢字で書くと 「落葉松」 であります。 一方、ヒマラヤシーダーは常緑の針葉樹で、けっして黄葉などしないし冬に裸の木にもなりません。これが木全体をパッと見て素人的によく分かる違いでしょうかね? ただし、植物学的には常緑樹か落葉樹かは本質的な違いではなく、常緑樹もどんどん落葉しますね。常緑樹の葉は寿命がたいてい2~3年あるいはそれ以上あるから、旧葉が落ちても新葉があるから常に青々としているように見えるだけです。そういう意味では落葉樹は葉の寿命が春から秋までの数か月です。 なお、常緑樹とされるクスノキの葉の寿命はちょうど1年です。旧葉が落ちると同時に新葉に入れ替わります。時には新葉の展葉が遅れて裸のクスノキの姿が見られることもあります。

カラマツは漢字で書くと落葉松
カラマツの黄葉




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剣山に雪が積もったあぁ!
本日は2016年11月24日 (木曜日) であります。(さっき、日が替わって25日になった)

マスゴミどもは大喜びだったね! 世の中が混乱するほどマスゴミは仕事になる。

●本日は関東地方の各地の観測所で数十年ぶりの11月の積雪を観測したとかで、鉄道のダイヤは乱れ、積雪対策の備えのない地域での季節外れの雪で、車はスリップするわ事故るわ、人は転んで怪我をするわで大混乱だったようでありますが、マスゴミどもは大喜びです。マスゴミどもにとっては世の中が大混乱すればするほど、その事象が希であればあるほど、仕事ができるわけです! 世の中が混乱するほどに報道する材料があるわけです。世の中に、事件も紛争も事故もなく、平々凡々で平穏であったならば書くべき材料、映すべき絵がないわけです。「本日は穏やかな良い一日でした」 と報じていいのは正月元旦だけなのです。 今日の報道ではアナウンサーもコメンテーターも気象予報士も、みんな目が輝いていましたよね! なんとなく、みんな表情は明るく嬉しそうでしたよね! ほんとうならば深刻な苦虫を潰したような顔をしなくっちゃいけないのに!



↓ 気象庁のこしらえた850hPa高層天気図を、日本付近を抜粋トリミングして、少しは分かりやすくなるように若干の色づけをしました。高層天気図は1日2回、09時と21時の観測データをもとにこしらえているようですけど、現在ではネットで自由に見られるものだし、地上1500m、3000m、5000mと各種の図をみれば上空の気象状態がわかるわけです。国内に1500mや3000mの山は沢山あるから、登山者は必見の図といえるのではないか? 
零度線が瀬戸内~四国を通る

●図中の破線は等温線ですが、青で彩色したのは高い山で雪になる目安の零度線です。赤で彩色したのは地上で雪になる目安の-6度線です。ただしあくまで目安であって、かならずしもそうならない場合も多いようです。 早い話が、今日関東地方で積雪があったといえ-6度線は東北地方南部あたりです。関東南部まで南下したわけじゃないです。関東の茨城県館野の観測データは-4.5度で目安よりも高いです。ま、地上付近が良く冷えているとか、地べたを這うように寒気移流があるとか、湿度が非常に低いとか、色々な条件次第では850hPa高度 (およそ1500m上空) で-3度程度でも地上で雪になることもあるようですよね。

●この時点での図は帰宅後見たのですけど、この12時間前の図を見て、四国山地の高所でほぼ間違いなく積雪があるだろうと予想、性懲りもなくまた見に行ってまいりました。ほとんどビョーキか?? で、標高1400m以上ではチラチラと小雪が舞い、1600m以上では積雪が見られました。剣山山頂 (標高1955m) では持参した温度計で午前10時頃に氷点下3度、数センチの積雪でした。霧氷も見られました。山小屋は昨日23日の宿泊を以って小屋じまいです。南国四国といえども今後は3月末まで厳しい冬山となります。ごく一部の冬山心得のある登山者以外は立ち入り禁止です。もちろん吾輩も。 ま、登山車道といえ438号は国道で、除雪対象路線です。除雪済みならば、あるいは路面積雪20cm程度ならば見ノ越まで来ますけど‥。



たぶん本日が剣山初積雪なるも、ちと遅かったわ!

●なお、初冬には 「初冠雪」 のニュースが話題になりますが、これは一番使いたくない用語であります。これは、そもそも気象観測用語であります。つまり、この言葉の起源は、国語 (日本語) に 「初冠雪」 などという言葉があって、それが気象観測用語として採用されたのではありません。逆で、気象観測用語がマスゴミどもの報道で広く巷間に流布した言葉であります。したがって気象観測用語としての意味 (原義) を尊重して使うべき言葉であります。気象観測用語としての定義から申すと、その山の麓にある観測所からその山を望観して山頂もしくは中腹に雪が積もっているのが目視できることでありますから、その観測所からその山が見えなければ 「初冠雪」 の観測は全く不可能です。徳島地方気象台から剣山の山頂は眉山に隠れて絶対に見えませんから、剣山の 「初冠雪」 は公式に観測されることは決してありません。

↓ 8時15分につるぎ町一宇漆野瀬を通過。
8時15分に漆野瀬を通過

↓ 見ノ越に8時52分に到着、淡路島の雑想庵を出発したのは6時17分だったので所要時間は2時間35分です。徳島自動車道をすっ飛ばしてきた。ここには積雪はありません。なお、お昼前の11時50分に下山してきた際に雪が降り出した。積もったかどうかは帰ったあとなので不明。
見ノ越に8時52分に到着

↓ 剣神社 (標高1420mのところ) の温度計は1度。
剣神社の温度計は1度

↓ 登山リフト山頂側の西島駅あたりから積雪が見られました。
西島駅あたりから積雪あり
西島駅あたりから積雪あり

↓ コメツツジの自生する岩場です。山頂直下の標高1900m。
コメツツジの自生地

↓ ミヤマクマザサの笹原にコメツガの木ですが、雪と霧氷でこれからミニモンスターへと成長します。
コメツガとミヤマクマザサ

↓ 頂上ヒュッテ前の鳥居です。本日は他の登山者を10人ほど見ました。赤い服のお方は北海道から見えたと仰っていました。ただし、生粋の道産子さんではなく実家は山口県だとか。縁あって北海道に嫁に行ったんでしょうかね? 後ろの青い服のお方は旦那さんではなく知人の地元 (徳島県人?) だとか。随分と遠方からようこそお越しくださいました。ありがとうございます。他の登山者と話をするさいには、吾輩も他県人ですけれども、完全に地元の者のフリをしています!
頂上ヒュッテ前の鳥居
頂上ヒュッテ前の鳥居
頂上ヒュッテ前

↓ 昨日23日の宿泊者を送り出して今季の営業は終了です。ただし、お正月は特別に営業するハズです。写真に写っている人物は頂上ヒュッテの三代目さんです。小屋仕舞いでばたばたとされていました。
頂上ヒュッテは小屋仕舞い
頂上ヒュッテは小屋仕舞い

↓ 2016年11月24日10時半ごろの剣山の山頂の様子であります。積雪は僅かであります。
2016年11月24日の剣山山頂
2016年11月24日の剣山山頂
2016年11月24日の剣山山頂
2016年11月24日の剣山山頂
2016年11月24日の剣山山頂


↓ 山頂付近では霧氷もできております。ツルギミツバツツジだと思われる木に発生しています。
霧氷もあった
↓ こちらはヒメコマツの高い所の枝にできております。
霧氷もあった






南淡路の天然ヒラタケをいただいた!
晩秋のきのこ、ヒラタケが出てきた模様であります!

●本日は2016年11月23日であります。今日は朝の3時から起きて、ある行事を行っておりましたが、参列者13人の役員の方々は御機嫌ようお帰りになって、無事にその行事を行うことができました。行事はお昼までに終ったのですが、雑想庵に帰ってきて気象庁サイトで 500hPa高層天気図 をチェックすると、北海道が真冬でも第一級の寒冷渦の襲撃を受けているではないか!! そういえば数日前に500hPa高度でアムール川中流域で-50度を割り込んでいましたが、その寒気が南東進して北海道近くまで南下してきたようです。道北 ~ 道央地方では地上アメダス観測で軒並み-10度かそれ以下まで下がっています。まるで南極みたいで、道民の方々は大変ですね。 もっと、もっと温暖化したらいいのにね! 1500mほどの上空の状態をあらわす 850hPa高層天気図 を見ると、朝鮮半島~中国大陸にかけて強い下層寒気がみられます。これは期待できそうです。降水も予想され、四国山地の標高の高いところは本格的な雪となりそうです。これは見にいかなくっちゃ! 

●ということで、仕舞ってあったスタッドレスタイヤを引っ張り出してきて、なじみのタイヤ屋さんへ直行。夏タイヤと入れ替えてもらいました。さらにチェーン、スコップ、牽引ロープ(これは立ち往生した他車を助けてあげるもの)、非常食、防寒着などスノー・マウンテン装備一式を準備しておりましたら、O君が立ち寄ってくれました。わが兵庫9区の西村康稔大先生の国政報告会に駆り出される途中だということです。自治会の三役をしている関係上、政治家どもの集会に動員をかけられるということですが、そういえば吾輩も自治会長や自治会会計をやった通算5年間に何回駆り出されたことか!! 申せば、動員に駆り出されるのと、自主的にその政治家を支持するのは、全く別物ですわ。動員でたくさんの人が集まったからといって、その政治家が有権者に熱く支持されているとは限らないわけです。 余談はさておき、O君がヒラタケを見つけたわと、おすそ分けしてくれました。O君、ありがとう!



O君(おおくん)からいただいた見事な天然ヒラタケ

O君 (おおくん) によると自宅近くの暖帯照葉樹林内のニレ (アキニレ) の立ち枯れに発生したらしい。地上4mぐらいの高いところだったそうで、脚立に登って採取したとのこと。いちおう瀬戸内式気候の支配下にある南淡路は晩秋から冬期は乾燥するので、樹上高いところにヒラタケは発生しにくいのですが、ここしばらく湿潤な天候で、農家の人は 「田畑がぬかるんでタマネギの苗が植えられない」 と嘆くほどです。この湿潤さがヒラタケ発生には功を奏したのではないか? それから、ニレ科の樹木 (淡路島に自生するのは エノキムクノキアキニレ の3種) はヒラタケが好む木で、ほかにも ニワウルシカクレミノ の2種が南淡路では突出してヒラタケ発生頻度が高い樹種です。

O君(おおくん)から戴いたヒラタケ

トロ箱にゆったりと一杯、重さは2キロぐらいでしょうかね。時価12000円であります。べつに法外な値段ではございません。きのこの本場の北陸東部~東北日本海側の天然きのこ販売業者の値付けはそんなものですわ。栽培品からはかけ離れた値段ですが、きのこ自体の価値というよりも、たぶん採集者が1日山中を歩き回って採取する日当分が加算されているからでしょう! 山中を1日歩き回ってもなかなかキノコが見つからないものでして、かといって日当が得られなくては商売・ビジネスとして成立しないという事情でありましょうか? 私も商売目的じゃないだけで、ある意味ではきのこハンターですので、そのあたりの事情は想像がつきます。

たとえば、天然きのこ産直便 新潟こだわり市場 さんの事例では、ヒラタケ500グラムで3900円です。ならば、2キロでは15600円ですが、まとめて2キロも買ってくだされば12000円とお買い得になるのが普通です。 なお、リンクの天然きのこ産直便さんのサイトの表紙に吾輩の撮影したマイタケ写真があります。「画像提供 諭鶴羽山の自然誌」 とあるのは拙ブログの旧名です。拙写真を長く使ってくださいまして有難うございます。



いただいたヒラタケを食べる前に、少し観察をします

ヒラタケの観察
ヒラタケの観察

早速に晩のおかずにした
シンプルに、七輪 (などと言うても若い人は知らないでしょうが) の炭火で焼いて焼肉のたれをつけて食べたら絶品であります。美味いすね。O君 (おおくん) ありがとう! ヒラタケはやや水分が多く穏やかな香り・味のきのこです。これが適する料理は 「焼く」 ことです。焼くことによって余計な水分を飛ばし、香り・味を濃厚に凝縮させるのが美味い食べ方であります! よって、ヒラタケは味噌汁の実とかスープの具には必ずしも合いませんわ。写真は芸術的にカット・配列に工夫が足りないから美味そうに見えないかもわかりませんけど、とても美味かったですわ! O君おおきに、ありがとう! なお、右の皿には自家栽培の青ピーマン・赤ピーマン・鳴門海峡で釣ってきたモンゴウイカの身で、買ったのはソーセージのようなものだけです。なるべく食材は自給しますね。この国の食品放射能汚染は深刻です。今でも世界の多くの国が日本からの食品輸入を禁止している事実を直視すべきです。

焼いて焼肉のたれをつけて食べた!


原木栽培のシイタケもいただいた
O君はシイタケの原木栽培も始めたようで、シイタケ菌を植菌してから最初の “走り子・最初に出るきのこ” が少しだけ出てきたそうです。これもおすそ分けをいただいた。キノコの原木栽培は菌を植えたのを忘れたころにキノコが出てくるものですわね! キノコを早く出そうとするならば、出来るだけ細い原木を使い、植菌する種駒の数を多めに植菌すると早く出るようです。原木が細く、種駒を多くするというのは、ホダ木にシイタケ菌をまん延させるのを早くするという意味であります。

原木栽培のシイタケもいただいた





神倉 (かんのくら) のイヌマキの観察
前エントリーでランクルさんからコメントを戴きましたが、ありがとうございます。とても良いコメントで、主にマキの木 (イヌマキ) に関することと、木こりになってシイタケ栽培を始めるぞ! ということを述べられています。この2点は拙ブログにベストマッチする話題でありますから、これを記事にしたいと存じます。


【ランクルさんのコメント】 チェンソー担いだ木こり (^o^) 
元気ですねえ。この時間で往復するのですから、さぞかしスピードもあるのでしょうねえ。

神倉のマキの木の下にあった丸ぁるい種を拾ってきて植えておいたら芽が出てきました。 今は10cmぐらいになりました。6本ほどあったので、ばらかして植えました。こんなに簡単に生えるなら、もっと沢山蒔いてマキの垣壁は簡単に作れそうですね。マキの実は子供のころ母親の実家に成っていたのでよく食べました。そんなに美味しいものではなかったけれど、他にない木の実だったので面白がって食べました。 神倉のところの木のお裾分けを無断で持ち帰ったので、バチがあたらないかと少し気にはしていますが、人々の幸せのために神様があると思うので、バチをあてるなどするはずがないと私は思っています(^o^)

相変わらずアチコチの山を飛び回っていますね。 私はあまり遠出はできませんので、暇を見つけてうちの前の谷へ降りていって、シイタケの原木を採ってこようとヤフオクでチェンソーを落としました。 落としたというより、たぶん中国の商社が福岡市に事務所を構えてオークションで売り切りの商品をオーヘクションにかけているのだと思います。メイトインチャイナだから誰も参加していなかったので入札したら即ゲット。 送料と代引き手数料とで、1万1千5百円でした。そして本日商品が到着。早速混合ガソリンを買ってきて、試運転に直径20cmの桜の木がアッというまに切れました。

これからは山に入ってチェンソーを担いだ木こり爺になります。なんやかやと変なことばかりやっていますが、こうやっていると何もすることがないと言っている人の気がわからない。 シイタケの菌を植えてもすぐには成果が見えないのは短気な私としては面白くないけれどね。



赤い実は食べられなくもないが、あまり美味いとは言えない?
↓ 2016年11月20日、ランクルさんのコメントに触発されて、神倉のイヌマキを観察に行ってまいりました。ま、ほとんど毎日、神倉の下のダムに駆け足をしに来ていますから、ついでにということであります。なお、ダム周遊道路を5周 (ちょうど10キロ) 駆け足しているのですが、神倉まで走り登ってきたので2周分の運動強度と考えて、今日のダム道路は3周です。 ところで、神倉まできたら毎年シャクナゲお花見に来てくれているお姉さまが休憩されているではないか! 聞いたら今日は諭鶴羽山の山開きだったそうです。表参道を60人もの登拝者が登り、ホラ貝の音が峰々にこだましたそうです。お姉さまらは5人のグループで、そのうちの1人がシャクナゲお花見に来てくれた近所の人ですが、あとの4人は初めてお目にかかる人らでした。みな市村の方だそうです。山ガールズみたいなので、来年5月の連休おわりごろにシャクナゲのお花見はいかが? としっかりとお勧めしました。
神倉のイヌマキ
神倉のイヌマキは明らかに植栽と思われます。祠の両脇に2本あります。おそらく真榊 (まさかき) という意味で左右に2本植えられたのでしょう。左側のイヌマキを観察しましたが、環境省の巨樹・巨木林調査の基準の地上130cmの高さの部分での幹の周囲は116cmであります。幹が円柱形であるならば径37cmということになります。巨樹の環境省基準は幹周300cm以上ですが、巨樹には遠くおよびません。
幹周は116cm

↓ 近づいて枝を観察すると、鈴なりの実です。まるでヤマモモみたいに見えます。果実の柄は5~10ミリほどの長さで、果柄の先に1個の果実が着いています。果実は先端に種子があります。種子は球形で緑色に白っぽい粉を吹いているような感じです。種子の下に花托 (かたく) とよばれる膨らみがあります。花托は楕円形で肉質にして赤ないし紫色で、ほんのりとした甘みがあり食べられます。しかしながら美味いものではありません。
鈴なりの実
イヌマキの果実

イヌマキの種子は、本当に動物散布なんだろうか??
この果実の構造から考えると、イヌマキの種子散布は動物散布であると予想されます。ほんのりと甘みのある花托が釣り餌で、これを食べにくる鳥類やサル (猿) をおびき寄せ、種子もついでに食べて運ばせるのであろうかと考えるのが自然ですが、本当に動物散布なのか?? という疑問はあります。というのはこれを食べにくる鳥類など見たことがありません! 1時間ほど観察している間にも頭上から落ちてくるので、重力散布じゃねえのか?? イヌマキの種子は重力に引かれて親木の足元にポロリとおちるだけ? 動物散布を狙ったのであるが失敗作? あまり美味くないので動物側からみたら魅力が無い? それに花托にくらべて種子が大きすぎです。これではこの果実を食べた動物は種子だけぺっと吐き出すのではないかな? もっと甘く魅力的に味付けして、小さな種子を花托の表面に張り付ける (イチゴみたいに) など工夫をしないと動物に種子を運んでもらえないのでは??


親木の足元には、子 (実生の小さなもの) だくさん!
用意した1mの長さのササ棒で1m四方の方形枠をこしらえて、いったい何個体の子株があるのか、大雑把に調べてみました。全部数えるのは大変なので、1m四角を4分割してかぞえると約100個体ちょっとあります。で、おおよそ400~500というところでしょう。大きなものは丈50cmですが、その下に小さなものが無数にあります。1m四方にオーダーで数百ということです。これが親木の足元の状態です。親木から距離をとるほどに急激に子はいなくなりますが、数十m離れたところまで子はいます。これは重力散布を示唆していますが、40~50m離れたところまで子がいるので、これはどういう手段で種子が40~50m移動したのでしょうか?? 種子の重力散布だけでは説明がつかない面もあります。
親木の足元には子がたくさん
小さな実生苗


淡路島の山に生育するイヌマキはほんまに自生やろか??
↓ 国立科学博物館の標本・資料統合データベースでイヌマキを検索しても15点の所蔵標本しかヒットしないので全国的な分布がどうなっているのか分かりません。そこでネットでイヌマキ分布図を捜してまいりましたが、やや不鮮明です。ただ、この 分布図が載っていた研究成果 とやらはいただけません。天下の森林総合研究所がこんな温暖化をヨイショするレポートを出して恥ずかしくないんやろか? あまりにも疑惑や疑問にまみれた二酸化炭素温暖化説がポシャッたら大恥どころか、国家の研究機関の威信が崩れ落ちますね! 研究者たちは非常に頭がいいハズなのに、そういうリスクを全然考えないんやろか? ま、研究費さえもらえたらシメシメということなんでしょう。 たぶんリスクは考えているでしょうけど、温暖化がポシャるのは自分が退官したあとにしてくれ、というハラなんでしょうか? 

余談】 そもそも、だいたい、2009年11月にクライメート・ゲート事件がありました。研究機関ではなく “事実上の政治団体のIPCC” に関係する英国のイースト・アングリア大学の研究者たちがデータの改竄・偽装・誇張・不利なるデータの隠蔽等をやっていたことが白日のもとに暴露されました。本来ならば、その時点で 「二酸化炭素地球温暖化説」 も 「温暖化危機説」 もドブに棄却です。地獄の底に葬り去るべきでした。ところがその時点でこの虚妄説は巨大利権と密接に結びついていたから、後には引くに引けない状況で、政治的に延命が図られただけにすぎません。そもそも、温暖化が危機だというのはヘンな話で、逆です。地史的に縄文海進が起こった縄文前中期ころは現在よりも2~3度気温が高かったというのは定説として確定しているハナシですが、“気候最適期” という評価だったではないか! この温暖期に世界の古代文明は花咲きました!

イヌマキの国内分布

●マキの木には葉も樹も小さい ランカマキ と、葉や樹が大きい イヌマキ があるのですけれども、どちらもよく庭木や生垣にされる樹種ですよね! イヌマキは南方系の針葉樹ではありますが、たぶん耐寒性は-10度くらいまで大丈夫なハズで、本州の南西部以南では普通に見かける樹木ですが、植栽品ばかりが目立って山で自生しているのをあまり見ません。針葉樹といえば本州の亜高山帯などでは各種の針葉樹が大規模で見事な群落を形成していますが、じつは針葉樹の種類数ということでは意外に日本列島の南西部が多いものです。ただし、このエリアでは照葉樹林帯であって、常緑広葉樹が優勢で、急斜面とか岩角地とかの条件の悪い所 (つまり照葉樹が育ちにくい所) に点々と色々な針葉樹が混じっているという印象がします。 淡路島南部の山岳地帯でもイヌマキは見られますが、どれもこれも小さなものばかりで、大きなものや大木と言えるものは全く見当たりません。で、淡路島にあるイヌマキは植栽品起原のもの、栽培品の逸出ではないか? 真の自生のイヌマキは淡路島にはないのでは? という印象がしています。

●とくに、淡路島最南部の海岸にそってミカンやビワの果樹栽培が盛んですが、果樹園の周囲にたいていイヌマキの防風林があります。イヌマキは葉も枝も密生して防風効果が高く、潮風による塩害に強く、強度の刈り込みにも耐え、幹が直立性で成長が遅くて扱いやすく、ミカン園の防風には最適な樹種でありましょう。この防風林周辺にイヌマキの野生化が大規模に進んでいます。イヌマキの成木は日当たりを好むようでありながら、若木時代の耐陰性は抜群で、昼なお暗い照葉樹林の林床にイヌマキの幼株がたくさん見られます。山中のその木が本当に自生なのかどうかは判別が非常に難しいのですが、私は淡路島南部の山中のイヌマキは自生じゃないとみています。その最大の理由はイヌマキの古木や大木が山中に全くないことです。



付録写真
↓ 花の非常に多いモチツツジがありました。既にかなり落花していますが、花が非常に多くてこれでは春に咲くのとそう変わりません。これは不時開花なんかじゃなくて、もしかしたらモチツツジは春と秋の2季咲きの性質を持つツツジかも??
モチツツジ
モチツツジ

↓ 背丈ほどの高さしかない低木で目立たない木でありますが、カマツカです。良く見るとカマツカの紅葉はなかなか美しいものです。
カマツカ
カマツカ




地球大気混濁化か?? 今秋はカスミが多く、視程が利かない日が多い!
南あわじ毎週登山第5回目、2016年11月16日(水曜日)

コースタイム】 諭鶴羽ダム(14時10分18秒) → 神倉(14時17分) → 天理教登山道分岐(14時27分) → 植物説明看板(14時38分) → 中継所(14時48分) → 諭鶴羽山山頂(14時50分15秒) 登り所要時間は39分57秒。 山頂滞在5分10秒、下山開始(14時55分25秒)→登山口生還(13時31分11秒) 下山所要時間は35分46秒。全行程所要時間は1時間19分53秒。 

これは、あくまでも60代の仲間入りした吾輩が、生活習慣病を克服し、薬漬け・検査漬けにしてやろうと陰謀 (見え透いているから陽謀と言うべきか?) をたくらむ医学業界に反骨精神を燃やし、ソロバン上手なお医者様と縁切りするために、過激にならない運動強度で、かつ運動療法としての効果が大いに期待できそうな、また、無理なく継続的にできそうな強度で、登り降りしたコースタイムであります。属性が異なる他者には全く参考にはなりません。

注意】 登山所要時間と、下山所要時間にさほど大きな違いがありません。下山は小走りに駆け降りることは可能ではありますが、登山道に浮石や転石が多く樹の根の出っ張りもみられ、駆け降りると転倒の危険性が非常に高いです。いたづらに早く行けば良いというものではなく安全第一です。工事現場並みにヘルメット着用がいいかも??

‥‥ということでありますが、ここで諭鶴羽山裏参道の登り降りの往復標準タイムというものを考えてみますと、登拝者の年齢・体力・健康状態・普段のトレーニングの有無・さらには登山の目的・張り切るか張りきらないか、など変動要因があって様々であろうし、仮に色々な人々1万人が登り降りしてビッグデータをとれば所要時間はかなり正規分布するか? と思われますが、そんなデータはなく、どのあたりの所要時間に分布のピークがあるのか? 全く不明であります。結局、分かりません。人によるとしか言いようがありません。 登山ガイドブックとか登山地図に書かれている “標準タイム” なるものに何の意味があるのだろうか? と思うわけです。そんなもの何のアテにも目安にもならんわけです。自分の体力・限界を知り、常に余力を温存しておくということではないか?


↓ 11月16日、諭鶴羽池であります。
11月16日諭鶴羽池
↓ 諭鶴羽池の奥の山です。
諭鶴池の奥の山

↓ 14時10分18秒に登山口を出発。標高は約180m。
登山口

↓ 14時17分40秒に神倉 (かんのくら) を通過。標高は約270m。
神倉(かんのくら)

↓ 14時27分23秒に天理教登山道分岐を通過。標高は約370m。山頂方向に向かって左が、戦後に天理教の人たちが切り開いた登山道でしたが現在は荒れ果てて通行不能です。左の方向には行かないように。
天理教登山道分岐

↓ 14時38分07秒に、環境省が設置した植物説明看板を通過。登山道を行くかぎりでは見ることができないもの、すなわち 兵庫県版レッドデータブック に選定されている希少植物ばかりを取り上げています。珍しいものを取り上げたほうが値打ちがあるという判断なのでしょうが、珍奇なものを追い求めるよりも、ありふれたものを改めて良く観察するという姿勢が大事です。
植物説明看板

↓ 14時48分10秒に兵庫県洲本土木事務所 諭鶴羽中継所を通過。敷地に新たにフェンスが設置されていますね。
兵庫県洲本土木事務所 諭鶴羽中継所
兵庫県洲本土木事務所 諭鶴羽中継所

↓ 14時50分15秒に山頂に到着です! 登山道距離2700m、標高差430mを登る所要時間は39分57秒でした。ここは淡路島最高峰の山頂ですが、小さな島の中で “最高峰” などという言葉を使うのは口はばったい感じです。わずか608mの標高でしかありません。しかも島内には国土地理院地形図に名が記載される500m以上の山が5座あります。つまりドングリの背比べをやっております。そんななかで最高峰などと言えば本土の人に笑われましょう。早い話が、兵庫県本土部でも近畿地方でも標高500~600m程度の山はそれこそ無数にあります! 最高峰などという言葉を使ってもおかしくない島は屋久島ぐらいのものです。屋久島の宮之浦岳 (1936m) は九州本島の最高峰を凌駕し、各県毎の最高峰順位では沖縄県を含め西日本24県中、堂々の第3位です。1位 愛媛県、2位 徳島県、3位 鹿児島県宮之浦岳です。高山の多い東日本でもその県の最高峰が宮之浦岳よりも低い県は、青森県、宮城県、茨城県、千葉県、愛知県と5つもあります。小さな島の中で夜郎自大 (やろうじだい) になってはいけないのです。 淡路島出身者はたぶん数十万人おると思いますが、それだけおれば頭の良い人やビジネスの才覚のある人など人材は大勢いるわけですが、しかし島内に活躍する場がないので才能のある人はみな島を出て行っています。三流や四流の人物が島に残留するわけです。で、そいつらが夜郎自大になって威張っておるわけです。 (これが島の弱点ですわ!)
諭鶴羽山山頂

↓ 東の方向、かすみがヒドくて見えませんが和歌山市方面です。
和歌山市方面
↓ 北~北西の方向。人家のある平野部を見下ろしました。かすみが濃厚なので小豆島はおろか、“ばばたれ風車群” もハッキリとは見えません。
三原平野を見下ろす
↓ 西の方向、鳴門海峡の方向ですが、今秋はかすみが多いです。
鳴門海峡方面

地球大気混濁化? 今秋はとにかく視程が悪いですわねえ!
↓ 鳴門大橋がかすみでぼんやりと。橋の淡路側アンカーまで14.3キロ、四国側アンカーまで15.8キロで、そんなに距離があるわけではありません。至近距離であるのに、秋遅くなっても鮮明に見えません。これは地球混濁化 (大気混濁化) でしょうかね?? 巷間いわれる地球温暖化ではなく地球大気混濁化が気温を上げるという説はありますが、説得力が希薄な説です。大気を混濁させるエアロゾル (大気浮遊微粒子) の粒子の大きさは様々で、色・化学組成・物理的性質もさまざまで、気温を上げる効果もあれば、日傘効果で気温を下げることもあるようですが、そもそも十分な観測体制が構築されているとは思えません。 (エアロゾルの観測) 説は説として提出され議論されるのは結構なことでありましょうが、まだまだ検証される段階じゃなさそうですわね。つまり、「地球温暖化二酸化炭素原因説」 なんて素人がみても確定されたハナシじゃなくて、未研究要素の多い発展途上の学問っていう感じです。なんで、こんな発展途上の稚拙な学説に政治や行政や世間も熱狂するのか?? 理解に苦しみます。 (一番ありえるのは利権になるから熱狂しているのだと思われます)
地球大気混濁化か?

↓ 山頂の ウリハダカエデ はもう落葉していました。この間11月10日に、剣山の標高1420mあたりでウリハダカエデの紅葉は真っ最中でしたが、ホントにウリハダカエデの紅葉はあまり標高差は関係ないのでしょうかね?? あるいは個体によって紅葉の早い遅いの差が大きい?? とにかく、紅葉前線というのは等速度で山を降るのではなさそうです。
山頂のウリハダカエデは落葉

↓ 15時33分11秒に、山の神様のお陰があり、ご先祖様のご加護もあり、また自分の安全意識も効を奏し、あるいは運も良かったのか? 怪我もなく途中で斃れることもなく無事に登山口まで生還しました。感謝再拝。
無事に下山


付録写真 2016年11月16日撮影
↓ 春に咲く モチツツジ の花がけっこう咲いています。いわゆる不時開花という現象ですが、春ほど花が多くはありませんが、あちこちで咲いているので春と秋の年2回咲く “二季咲きの性質” が若干あるのかも?
モチツツジ
モチツツジ
モチツツジ

↓ 見事な タカオカエデ であります。別名はイロハモミジ。
タカオカエデ(イロハモミジ)

アキニレ の黄葉です。ニレには春に花が咲く北方系のハルニレと、淡路島では9月に花が咲く南方系のアキニレがあるのですけれども、淡路島にはハルニレは見つかっていません。淡路島にあるのはアキニレです。南あわじ市では “ヌレの木” と言っていますよね?  ニレ → ヌレ と転訛したのでしょうか?
アキニレ

↓ 山頂のウリハダカエデは落葉していましたが、少し高度が下がったらウリハダカエデの紅葉が残っていました。
ウリハダカエデ
ウリハダカエデ

↓ 初夏に白い清楚な花が咲く ヤマボウシ ですが、秋の紅葉もそこそこ観賞できます。
ヤマボウシ

アカメガシワ は晩秋の南淡路を彩るレモンイエローの黄葉ですが、今年は色がさえません。
アカメガシワ

カクレミノ は照葉樹林を構成する常緑樹のひとつですが、若干半落葉性の性質がありそうな感じがします。カクレミノは新葉が展葉する初夏に旧葉が黄色くなって落ちますが、秋遅くのいまごろも落葉が目立ちます。で、登山道の地面にカクレミノの黄色い葉が落ちています。
カクレミノの葉



瀬戸内地方にも、山から冬の便りが届く (その4)
11月10日、剣山に冬の風物詩 “霧氷” を観察に行った。(その4)

写真ギャラリー 剣山山頂の “平家の馬場” の様子
↓ 青い屋根の建物は雲海荘で、現在は頂上ヒュッテの別館であります。むこうの山は矢筈山で標高1849m、吉野川の平野部にづっと近いのに僅か100m低いだけでついに開発されることはありませんでした。画面右の巨岩は宝蔵石ですが、地質的には層状チャートと呼ばれる岩石で、厚さ数センチ程度の板状の層が無数に積み重なっています。やや透明ガラス質のチャートと黒っぽい粘土層が交互に積み重なっています。
宝蔵石と雲海荘
↓ 旧東祖谷山村の谷間のはるか向こうに、石鎚連山が見えています。
雲海荘

↓ 左の黒い建物は昨年7月竣工でしたか? あわエコトイレです。エコという言葉には欺瞞があって、世の中なんでもかんでもエコというのがはやりですけれども、エコロジーのエコだと言っているふりをして、じつはエコノミーのエコだという本音が見え隠れしています。エコで成長 (経済成長) 出来るんだ、なんて言うのを聞かされると、腹の中では金儲けを考えているだけなんです! よって、エコというのは、とても嫌らしい言葉なんであります。たぶん、ヒュッテの管理人さんがこのトイレの管理も請け負っているようです。 右の白っぽい建物は剣山測候所の跡です。かつてここで観測された極値は、最低気温記録は-23.5度、積雪記録は292センチ。
あわエコトイレと測候所跡

↓ あわエコトイレ付近から剣山の山頂方向 (真のピーク) を見ました。東から西方向です。ただし、標高差で20mほど高いだけです。
山頂
山頂

↓ 逆に、山頂ピーク付近からあわエコトイレ方向を見ました。ご覧の通り、山頂はなだらかな隆起準平原となっています。雪が積もったら、スキー板を担いできてスキーをするのによさそうな感じです。 なお、この平坦地は隆起準平原ではなく、周氷河地形だなどという説もありますがそれは違いましょう。剣山地は中心部の高度が高く周辺にいくほど低く、典型的な曲隆山地の性質を示しています。中心部にも周辺部にもあちこちに山頂部が平坦な山があるので、隆起準平原の名残と考えるほうが妥当です。
山頂からヒュッテ方向を見る


重畳(ちょうじょう)する四国アルプスの山々
↓遠景の山は矢筈山~落合峠~寒峰に続く峰々です。近景の雲がかかっている馬の背中のような山は塔丸 (とうのまる・1713m) であります。
矢筈山と塔丸
↓ 南方向です。室戸岬の方向ですが、手前の山が邪魔するので室戸岬そのものは見えません。この方向は景色が見映えが良くないので、登山者も写真家もだれも写真に撮りません。
南の室戸岬方向
↓ 太平洋が見えています。
太平洋が見えています
↓ 東方向。画面中央の高城山の上あたりに紀伊半島の山々が見えるときには見えるんですけれども、今日はぜんぜんダメなようです。
東の方向
↓ 山頂の注連縄を通して西を眺めました。こうして見ると四国は山国であります。四国はよく “大きな離島” だと言われます。規模が大きい (わが淡路島の約30倍) だけで島は島です。ですが、剣山の山頂から四囲ぐるりと見渡すとやっぱり山国です。山だらけです! 空気が清澄ならば周囲の海、瀬戸内海も紀伊水道も土佐湾も見えるんですけれども、カスミで見えないことが多いから山しか見えません。
山頂注連縄
↓ 画面中央やや右の尖った山は三嶺です。高知県の最高峰ですが、高知県と徳島県の県境です。写真では分かりづらいのですが、画面左方向に、肉眼では太平洋 (土佐湾) が見えています。今日は足摺岬は見えません。(これはめったに見えない)
西方向
↓ はるかに石鎚山が見えています。
石鎚山が見えています


付録写真
↓ 今秋は気温が平年よりもかなり高く、紅葉の発色がさえませんでした。今年の紅葉はいいところがないままに終ってしまいました。もうブナやミズナラの原生林は冬枯れた状態になっています。
紅葉は終り、冬枯れとなってきた

↓ まだまだキノコは出ます。ナメコやエノキタケなどは秋遅くに出てきます。で、捜しましたがありません。かわりにクリタケが出てきました。クリタケはコクのある良いダシが出るキノコで、すでに栽培化されているキノコです。ミズメの立ち枯れに出ていました。
おお、クリタケがあったあぁ!

↓ 並んでいる車は右から順に、愛媛、徳島、福岡、香川、香川、松本、神戸、愛媛、札幌、高知、京都、であります。写真に写っていないのですが更に左に7台あり、徳島、大阪、香川、香川、愛媛、香川、香川であります。地元徳島よりも香川が多いのは何でやろか?? それにしても、札幌、松本、福岡など随分と遠いところからようこそお越し下さいました。さすがに剣山は日本百名山のひとつですわね!
遠いところから来ていますね

↓ 帰りに、標高1420m地点にウリハダカエデの紅葉がありました。つい先日に淡路島でウリハダカエデの紅葉を観察しましたが、標高差が非常に大きいのにウリハダカエデに関しては紅葉時期にそう違いがないのでしょうかね? 不思議な感じがします。
ウリハダカエデの紅葉があった




瀬戸内地方にも、山から冬の便りが届く (その3)
11月10日、剣山に冬の風物詩 “霧氷” を観察に行った。(その3)

↓ 剣山の山頂直下、北東斜面。剣山頂上ヒュッテのすぐ下あたりです。落葉広葉樹のダケカンバ (アカカンバ) に、常緑針葉樹のコメツガが混じります。
2016年11月10日、剣山の霧氷

↓ 剣山の山頂直下、北西斜面。樹に霧氷の花が咲いていますが、ここはダケカンバ (正確には変種のアカカンバ)のほとんど純林です。 林床はミヤマクマザサの笹原。 なお、山頂の南斜面には霧氷はありませんでした。
2016年11月10日、剣山の霧氷

↓ 剣山の山頂の “平家の馬場” は吹きさらしの風衝地なので、矮小化した背丈の低いミヤマクマザサが優占しています。かつての剣山測候所の観測データによると、春夏秋冬にわたって何時の月でも最大瞬間風速は50mを越えます。この強い風で山頂部では樹木が育ちにくいです。にもめげず、5月~6月に紅色の美しい花を咲かせるニシキウツギがかろうじて育っています。初夏には紅色の花、冬には霧氷の白い花です。季節おりおりに登山者の目を楽しませてくれます。 なお、風が強烈なところなので、吾輩のような冬山の心得のない一般の者は、晩秋以降は西高東低の荒れる日は絶対に立ち入らない方が良い山です。行くならば、冬の季節風が収まって小春日和を狙うことです。
2016年11月10日、剣山の霧氷

↓ 遠目には雪が積もっているように見えますが、雪では全くありません。半透明な氷で、触るとやや硬いです。積もりたての雪のように柔らかくはありません。日中に気温が上がると樹上からパラパラと落ちてきます。 なお、霧氷には樹霜・樹氷・粗氷の3種類があるとされ、それが形成されるときの気温・風速・雲粒の大きさ等で微妙にことなります。3種を総称して言うのが霧氷でありますが、本日に剣山で見られた霧氷は粗氷に当たると思われます。が、われわれ一般人は気象庁の職員ではないし、厳密な気象観察記録を書こうとするわけじゃないから、細かなことにこだわってもしかたがないから、別に霧氷でも樹氷でもどちらでもいいのではないか?
2016年11月10日、剣山の霧氷

霧氷には3種あります。
ややこしいようですが、見分けるのは簡単です。まず霧 (雲) がなければ ① の樹霜です。 雲があって、真っ白で雪のようならば ② の樹氷、半透明ないし透明で氷っぽかったら ③ の粗氷です。雲や霧が消えた後という場合もあるし、どちらでもないという微妙なこともあるし、判断できなかったならば一緒くたに総称する霧氷だと言えばいいわけです! なお、過冷却の小雨が地物にあたって凍りつく雨氷という現象もありますが、雨氷は完全に透明な氷なので容易に見分けられます。
気象庁 『気象観測の手引き』 63頁より抜粋作表。

霧氷には3種ある


↓ 霧氷は風上に向かって成長します。風が強い所ほどよく発達しますね。ま、これは当たり前のハナシで、風が強ければつよいほど枝に当たる雲粒が増えるからですわね。小雨であっても高速で車を走らせると、フロントガラスに当たる雨は並雨か大雨みたいな感じになるのと同じ理由です。 気象庁の予測では、この冬は西日本では平年よりも気温が低いと予想しています。なので、連日雲がかかれば霧氷がどんどんと付着してやがて樹木を覆いつくし、今冬の剣山では蔵王山のスノーモンスター (樹氷の怪物?) ほどではないにしても、そこそこのミニモンスターが見られるのではないか? とはいえ、南国四国といえ2000mに手が届きそうな山です。厳冬期は完全に12本爪のアイゼンとピッケル携行の世界です。気温も氷点下15~20度まで下がります。安易に入山しないように‥。
2016年11月10日、剣山の霧氷
2016年11月10日、剣山の霧氷




瀬戸内地方にも、山から冬の便りが届く (その2)
11月10日、剣山に冬の風物詩 “霧氷” を観察に行った。(その2)

茫洋と広がる見事な雲海!
↓ 剣山の山頂木道の東テラスから東~北東方向を眺めました。画面右の山は高城山 (1632m) です。画面中央の方向に淡路島がありますが、雲海の下に沈んでいます。高城山の南側、すなわち那賀町の上空には雲海はありません。写真の雲海は四国山地の主稜線の北側 (旧木屋平村や神山町側) の上空に発生しています。
木道の東テラスから高城山方向

↓ 北の方向です。画面中央の左に、丸笹山 (1712m) のやや尖った山頂が見えています。画面中央やや右に、赤帽子山 (三角点は1620m、山頂はもう少し高いが標高点なし) が雲の海原に見え隠れしています。よって、この雲海の雲表高度は1600mであることが分かります。雲の種類は雲形10種の分類から申せば、大気の下層に発生して、俗にいう綿雲が隙間なくびっしりと生じた層積雲であります。雨を降らせることはないにしても、氷点下の温度帯で雲粒が樹の枝等にあたれば霧氷ができますね。
ミヤマクマザサの笹原から眺める雲海

↓北~北西の方向です。 画面右の青い屋根の建物は雲海荘です。いまは頂上ヒュッテに移管されていますが、もとは旧東祖谷山村の村営山小屋です。画面左の遠景の山は阿波矢筈山 (1849m) です。ふつうは単に矢筈山と称しましが、同名異山は全国各地にたくさんあるから、他の矢筈山と区別する場合には “阿波” を冠します。雲海はつるぎ町を流れる貞光川上空に広がっていますが、西側 (画面左) の三好市側では雲海は消えています。
画面右側の建物は雲海荘

↓ 運が良ければ、茫洋と広がる雲海のはるかかなたに中国山地の盟主の伯耆大山 (ほうきだいせん・1729m) が画面左に、わが兵庫県の最高峰の氷ノ山 (ひょうのせん・1510m) が画面右に、山頂部が島みたいに浮かんで見えるのですが、今日はダメですわね。
今日は大山も氷ノ山も見えません

↓ 剣山の山頂を覆うミヤマクマザサの葉に、“白い縁取り” が目だってきました。夏場には白い縁 (ふち) はありませんが、これから冬にかけて白い縁取りが鮮明になります。ミヤマクマザサは深山隈笹の意味であって、深山に生じて葉に白い隈 (くま) がある笹という意味でありましょう。なので、名前の中にあるクマは動物の熊とは何ら関係ありません。登山者はよく熊笹と書きますが間違いです。書くならば 「隈笹」 と書くべきでありましょう。けど、隈笹の密生する中を藪こぎした‥、などと書いたら雰囲気がでないのも確かです。熊=強いというイメージなので、藪こぎに挑戦する猛者をも撃退する熊笹ということで、熊笹のほうがふさわしいのかも? なお、本家のクマザサは分布のごく限られたササで、四国には庭先などの植栽以外には自生はないハズです。
ミヤマクマザサの葉に白い縁取りが出てきた


雲がかからないと霧氷はできない
↓ 申すまでもなく、霧氷というのは、氷点下の気温で過冷却の雲粒が樹木の枝などの物体に付着して瞬時に凍りつき、次々に雲粒がぶつかって凍りつき累加成長、風上側にいわゆるエビの尻尾が形成されるものであります。(なお無風ならばエビの尻尾ではなく枝を取り巻くように出来ましょうが) つまり、当たり前のことですが、いくら気温が低くても雲がかからないと霧氷はできないわけです。で、淡路島から四国山地に霧氷を見に行く場合、① 高層天気図実況図で四国山地上部で氷点下は間違いなし、② 双眼鏡で見て山々に雲がかかっている 最低限この2点をチェックして出かければハズレがないでしょう。橋代・高速道路通行料は高いし、ガソリン代もいるし、ムダ足とならないように事前のチェックは少し必要です。これを欠かすと見たいものが見られない、ということになります。

↓ 高城山の北側に雲海が広がっています。南側には雲海はありません。
高城山の北側に雲海が発生する
↓ 高城山を望遠して観察すると、稜線の北側、すなわち雲海がある側に霧氷が出来ています。
稜線の北側に霧氷が出来ている

↓ 矢筈山の東側に雲海が広がっています。
黒笠山の東側に雲海発生
↓ 明らかに、雲海がある側、つまり稜線の東側に霧氷が出来ています。
稜線の東側に霧氷が出来ている




瀬戸内地方にも、山から冬の便りが届く (その1)
扇風機を収納しないうちに、ストーブを出す急激な気温低下!
↓ 気象庁観測データから作成しました。
旧洲本測候所の気温推移
わが淡路島の旧洲本測候所のデータですが、観測所の環境が人里と全く異なります。小高い山の上で、しかも原生林に隣接しています。で、気温の日較差が小さくなっています。島民の9割が暮す平野部では朝は放射冷却で冷え、日中は気温が上がります。人里ではこのグラフよりも最高と最低の気温の振幅が大きくなります。


●つい、ひと月前には連日夏日 (日最高気温が25度を越えた日) であって扇風機を回していました。ところが、その扇風機のほこりを掃除して仕舞う間もなく今度は押入れからストーブやコタツを出しているしまつです。(なお、わが雑想庵では厳冬期でもストーブはありませんが、世間じゃそうだろうと思います) 晩秋~初冬の気温低下はつるべ落としであります。

●通常、気温が10度を下回ったら暖房が要るとされます。また、25度を越えた日を夏日と称することから、(少し温度帯を広めにとると) 10度~25度の温度帯が暖房も冷房も要らない快適な温度帯と言えましょう。 いつも思うんですが、日本は気候のとても悪い国ですよね! 暑いか寒いかのどちらかで、快適気温帯は春と秋のごく短い期間だけです。 これは、南北の長さでは大国並みの日本列島のどの地方にもあてはまり、南の沖縄じゃ暑い夏が延々と続くし、中間地帯では快適なのは春秋のちょっとだけ、北の北海道じゃ半年ちかく雪に埋まるわけです。この国の気候がいいと言える点は “降水が多くて砂漠ではない” というだけです。砂漠ではないということで、良しとしましょう!



11月10日、剣山に冬の風物詩 “霧氷” を観察に行った。(その1)
また、性懲りもなく剣山に行ってまいりました。11月09日21時の850ヘクトパスカル高度の高層天気図をチェックすると、零度の等温線が四国を横断するところまで南下しました。850ヘクトパスカル面はおおむね海面上1500mの高度です。すなわち、剣山の登山口の見ノ越の高さとほぼ同じです。つまり、剣山 (四国山地の高所) で霧氷が出来るか? もし降水があれば雪となるか? は850ヘクトパスカル高層天気図で見当をつけることができます。

↓ 05時20分に旧 一宇村漆野瀬を通過。淡路島の雑想庵を出発したのは03時00分だったので、2時間20分かかりました。鳴門大橋を渡り鳴門市に入ると徳島自動車道が夜間工事中で一般道に降ろされてしまいました。で、しかたがないから 撫養街道 → 阿波街道 → 国道438号線 というルートで来た。
05時20分に旧 一宇村漆野瀬を通過

↓ 06時11分に見ノ越に到着です。まだ日の出まで時間があります。剣神社の物置小屋に掛けてある温度計は06時25分に氷点下2度を示しています。見ノ越には霧氷は見られませんが、剣山スキー場 ~ 夫婦池の間では霧氷が見られました。丸笹山と塔丸を結ぶ稜線の北側の標高1350m以上では雲海の霧がかかっていて霧氷がありました。稜線の南側では霧が消えて、霧氷はありません。
06時11分に見ノ越に到着

↓ 06時50分に標高1600m地点です。このあたりには霧氷は見られません。
06時50分に標高1600m地点

↓ 07時07分、西島神社付近 (標高1670m) から剣山山頂を見上げました。雪が積もっているように見えますが霧氷です。
07時07分、西島神社付近から山頂を見上げる

↓登山リフトの山頂駅 (西島駅) にあるヒメコマツです。霧氷が着いています。このあたり (標高1700付近から上で霧氷が見られました。
07時16分、西島駅のヒメコマツ

↓ コメツガにも霧氷。
コメツガにも霧氷

↓ 07時30分に刀掛け松に到着。標高は1810m。07時37分に持参した温度計では氷点下1度か2度程度。気温はそれほど低くありませんが氷点下です。しばらく霧氷を観察したり写真を撮った。
07時30分に刀掛け松に到着、しばらく霧氷を観察する
07時37分に氷点下1度か2度程度。

刀掛け松でしばし冬の自然の芸術を観賞。
↓ 山頂を見上げると、山の樹木に白い花が咲いたように見えます。
花が咲いたように見える
↓ ウラジロモミに霧氷。ここは青空が欲しいところです。抜けるような蒼穹 (青空) に霧氷は絵になります! 本日は徳島市の写真家たちが何人も来ていましたわ。
ウラジロモミに霧氷。青空がほしいところ。
↓ 少し拡大。
少し拡大
↓ ウラジロモミの枝。
ウラジロモミに霧氷
↓ ニシキウツギにも霧氷。
ニシキウツギにも霧氷
↓ 冬枯れのテンニンソウにも霧氷
冬枯れのテンニンソウにも霧氷
↓ コメツツジにも見事な霧氷。
コメツツジにも霧氷
↓ つららもありますね!
つららもあります
↓ ヒュッテ前まで登ってきました。ダケカンバ (正確には変種のアカカンバ) にも美しい霧氷です。
ヒュッテ前のダケカンバにも霧氷


頂上ヒュッテによると、11月10日朝に氷点下4度だったらしい。
↓08時09分、頂上ヒュッテに到着しました。06時20分に登山口の見ノ越を出発したから1時間49分もかかっています。ここ4カ月で14キロの減量を達成、かつ、毎日10キロの駆け足を欠かさないので20年ぐらい前の体力・持久力を回復しているような感じで、たぶん1時間で登れるようになっているハズです。しかし、キノコを捜したり、写真を撮ったり道草ばかり喰っていました。 ヒュッテで朝食として、カレーライス700円、鳴門若芽うどん600円、ホットココア400円をいただきました。まだ更なる減量中ではありますが、今日は特別です!
08時09分に剣山頂上ヒュッテに到着
氷点下4度だったらしい


見事な雲海が見られた
見事な雲海
見事な雲海




島の中の低山なのに、けっこう他府県からもお客様がきますね!
南あわじ毎週登山第4回目、2016年11月3日(木曜日)

↓ また諭鶴羽池にやってきました。小さな島でありますが、海岸から離れて山間部まできますと海は見えないし、幽邃 (ゆうすい) な山と神秘的な池であります。11月に突入したものの秋色はまだ薄く、コナラやハゼノキの紅葉は見られません。常緑樹が多い照葉樹林では12月に真っ赤に燃えるハゼノキが紅葉のみどころですが、まだ1ヶ月先であります。
諭鶴羽池
幽邃な山と神秘的な池

島の中の低山なのに、島外からの登山者がけっこう来るね!
↓ 諭鶴羽池のダム堰堤に駐車している車は香川ナンバーであります。また登山口には徳島ナンバーも駐車しています。吾輩が停めたところにも3台あって全部で10台、神戸ナンバーが8台ですが、ほんまの神戸からの来訪者も半分あるハズです。淡路島は神戸ナンバーになるので、ナンバープレートを見ただけでは島内の者なのか、兵庫県本土側からの来訪者なのか見分けがつきませんが、祭日には島外者が結構来ているのは間違いないところです。10年ほど前だったかご当地ナンバーというのが解禁されて年数が経っていますが、「淡路島ナンバー」 というのを認可せよという運動をしたら、どうだろうか? そうすれば観光客か島民か見分けがつくので観光客相手の商売がしやすいのではないか? なお、「淡路」 ではなく 「淡路島」 とするのは 大阪市東淀川区淡路 と区別するためです。 鳴門海峡は世界遺産の可能性はゼロですが、淡路島ナンバーならば可能性はありますね!
香川ナンバーの車が
徳島ナンバーの車も

↓ 12時31分に登山口を出発、山頂に13時08分に到着しました。所要時間は37分。東の方向に、画面の中央に墓石が並んでいるように見えるものは和歌山市の市街地です。
和歌山市が見える
↓ 今日はカスミが多く眺望はいまひとつですが、北西方向に、ばばたれウィンドファームが薄らと見えています。北海道根室に本社がある悪名高い風車専業会社が設置したものですが、久しぶりにその会社のホームページを覗いたら、ここ4、5年の間、新しい情報が全くアップされていないではないか! もしかして活動停止状態にあるのでしょうかね? この会社、各地でトラブルを起こし、住民から激しい反対運動が展開されてましたけど、最近は話題にもならなくなりましたね。つまり風前の灯でしょうか? 結局、風任せの不安定・制御できないクズ電力の風車など消えさる運命とみられます。それにしても環境派を自認する人々のお花畑は救いようがありません‥。(なお、これは評論)
ばばたれウィンドファーム


ウリハダカエデの紅葉が見頃!
↓ 山頂にある ウリハダカエデ がいよいよ紅葉してきました。見頃を迎えています。ウリハダカエデの紅葉をご覧になりたい方 (地元の方) はお急ぎくださいませ。他樹と見分けるために、少し観察をしました。島外の方はわざわざ淡路島にウリハダカエデを見に来る意味はありません。北海道にはないようですが、本州・四国・九州ならばどこにでもあります。やや標高の高いところ、暖帯上部 ~ ブナ帯が分布の中心のようです。
ウリハダカエデの紅葉
ウリハダカエデの紅葉
ウリハダカエデの観察
ウリハダカエデの分布

↓ 山頂に10分滞在し、30分で下山。山頂までの往復だけならば少し急げば1時間あれば可能そうです。この所要時間ならば、ダム周遊道路ジョギングを登山ジョギングに切り替えることはできそうな感じです。下山するとほとんど皆帰ったあとでした。 (吾輩が登る道すがら大勢の下山者とすれ違った) 1台残る徳島ナンバーのジムニーは、たぶん、山頂直下の無線中継所の敷地内で野外料理をしていた一家。 登山者は喰うものを持参で来るから、島内にあまりカネを落とさない‥。
下山すると皆帰ったあと


紅葉(黄葉)は樹種により、早晩が極端にある。
↓ 紅葉 (黄葉) といっても樹種により早い遅いが極端です。写真の冬枯れた林はニワウルシです。中国東北部あたりが原産地の外来樹木です。もとは街路樹用として北日本に導入されたようですが、あっというまに各地にはびこりました。原産地の短い夏が終わると落葉する遺伝的性質を引き継いでいるのでしょうかね? 落葉が早いです。9月終り頃に黄葉し落ちてしまいました。
道路斜面のニワウルシ
9月頃に落葉していた




ウリハダカエデの紅葉が始まる
南あわじ毎週登山第3回目、2016年11月1日(火曜日)


↓ 南あわじ毎週登山第3回目ということになりました。前回 (10月18日) 同様に、諭鶴羽ダムを出発点として諭鶴羽山裏参道を登ります。2週間ぶりですが、欠落した先週分を取り返すべく、今週はもう一度登る必要があります。今朝はお山に陰鬱な雲がかかっています。わが南海道の南岸にそって低気圧が東進して、低気圧の後面に寒気が進入してきました。で、冬の時雨を思わせる天気です。
今朝はお山に雲がかかっています
↓ 層積雲の切れ間に青空の窓があいています。地獄のハスの池の畔から天上界を見上げたらこんな感じか?
雲の切れ間から青空が見えてきた

↓ 09時04分に出発した。出発点の標高はおよそ180mです。
09時04分に出発

↓ 09時11分、神倉 (かんのくら) です。むかし、およそ30年前までこの地にクロマツ (黒松) の巨木がありました。このマツの巨木に願をかけると願い事がよく叶ったのですが、マツノザイセンチュウ (いわゆる松くい虫) の被害であっけなく枯れてしまいました。付近にはマツタケが出るクロマツ林もありましたが、これも30年前に一斉に枯れました。一帯ではクロマツはほとんど消失し、残るのは白骨となった幹のみです。植生がこの数十年で大きく変遷していますが、これは別に山が荒れているとかなんかじゃなくて、「遷移、生態遷移」 が進行しているだけであって、ごく当たり前の自然の現象であります。役場の農林課の連中が言う 「山が荒れている」 という見立ては根本的に間違っています。自然に起こる現象に対して 「荒れる」 とか 「豊か」 などという価値判断を加えるのは、ヒトの手前勝手な解釈にすぎません。自然というのはヒトの都合など全く関係なく変化していくものなのです。関連してマクロな事を申せば、地球温暖化のバカ騒動も同じです。地史的時間スケールで温暖化も寒冷化も頻繁に起こっていることを知るべきです。だいいち、最大の温室効果ガスは水蒸気であって、その存在濃度比では二酸化炭素のすくなくとも数倍~数十倍のオーダーです。つまり、二酸化炭素が倍になろうと3倍になろうとも、圧倒的に大量に存在する水蒸気の前には、二酸化炭素など無いも同然ということです。なぜ理科系の分野の人々までこれを無視するのだろうか?? 大きな疑惑です。
神倉(かんのくら)09時11分

↓ 09時22分。標高370m地点の分岐を通過。左へ行ったら廃道で通行はほとんど不可。ここは右へとまいります。
標高370m分岐点09時22分

↓ 09時42分。工事は終了したようです。この建物は40年かあるいはそれ以上昔からありますが、一体なんの施設なのか? いまだによく知りません。ここで標高598m、あと標高差で10m。
工事は終了したようだ09時42分

↓ 09時44分、山頂に到着しました。所要時間は40分です。この40分という時間で登るのが、健康増進のためのトレイル・ジョギングでちょうどよさそうな運動強度の気がします。これ以上早く登ろうとすれば自分の年齢的に過激な運動になりましょうし、かといって、のんべんだらりと、ゆっくりと息切れもしないようなペースでは健康増進にはあまりならないのでは? スポーツ医学の資料をあれこれと読めば、軽く息切れが起こる強度が非常によろしく、かつ強弱のメリハリをつけるのが効果的らしい‥。で、出来るだけ一定の登高速度を保てば、急傾斜のところでは運動強度が強く、ゆるい傾斜の所では弱くとなり、スポーツ医学の教えに則った体力づくり・健康増進ができそうです。 なお、麓のダム周遊道路を何周か駆け足していましたが。昼間ならば大勢の人々が来てぞろぞろと歩いていますね。その光景は痴呆の出た徘徊老人がぞろぞろと行列しているみたいに見えます。精神科病棟の通路の光景を連想して、あまりいいイメージじゃありませんわ! そういう仲間にはまだなりたくありませんので、吾輩は標高差430mの山岳登山トレイル・ジョギングに切り替えようかなとも思っています。
諭鶴羽山の山頂


ウリハダカエデの紅葉が始まった
↓ 山頂にあるウリハダカエデがかなり色づきました。カエデ類の中で一番葉が大きなカエデであります。ヒトのてのひらぐらいの大きさの葉です。樹の幹はウリ (瓜) の実の色、すなわち緑色なので、瓜肌楓 (ウリハダカエデ) と言われています。 このウリハダカエデはシカ (鹿) の不嗜好植物の一つです。シカが食べないので幼木がたくさん育ちます。
ウリハダカエデの紅葉
ウリハダカエデの紅葉

↓ こちらはテイカカズラです。常緑の蔓植物です。緑の葉のなかに紅葉した葉が混じっています。これは、いわゆる紅葉ではなく、一年中この状態であります。一年中赤い葉がみられますが、秋から冬にかけては紅葉の葉が増えます。夏場は少ないです。ホルトノキなども同様です。
テイカカズラの紅葉


モチツツジの不時開花
↓ 2016年11月1日、神倉にてモチツツジが咲いていました。いわゆる “狂い咲き” です。通常の開花期から大きく外れた季節外れの開花です。モチツツジは当地では通常4月~5月の開花ですが、開花のピークは4月下旬ごろであろうかと思います。秋に咲いているのは完璧に不時開花であります。気象庁の生物季節観測の基準では、その地点の観測統計上、最早記録よりも1ヶ月以上早い、あるいは最晩記録よりも1ヶ月以上遅い場合を不時現象 (不時開花) としています。
モチツツジの不時開花
●ま、不時開花が発生しやすい植物群というのがあるわけでありまして、バラ科の花木 (サクラ・ナシなど) やツツジ類 (ときにはシャクナゲも) では通常は春に咲くものが秋にも咲きますね。とりわけ、台風の暴風でで早期に落葉したサクラは1カ月後に必ず不時開花を起こしますね。モチツツジも不時開花を発生しやすい花木です。今年は吾輩が栽培しているスモモ (大石早生) がこのあいだ派手な不時開花をしていました。むかし、近畿地方屈指のシャクナゲの名所の奈良県大峰山系の稲村ヶ岳 (1726m) に10月10日ぐらいだったかよじ登ったら、ツクシシャクナゲの群落に沢山の不時開花が派手に咲いているのを見てビックリしたことがあります。



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