雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
201609<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201611
錦秋の剣山は、紅葉の発色がさえないけれども見事な雲海だった! (その2)
2016年10月21日、剣山山行写真ギャラリー (その2)



↓ 頂上ヒュッテと遠くに矢筈山です。
頂上ヒュッテと遠くに矢筈山
頂上ヒュッテと矢筈山

↓ 雲海が消えてきました。
雲海が消えてきた

↓ 二ノ森へと行く縦走路から見る次郎笈がいちばん見映えがいいか? 次郎笈を拡大して観察すると、遠目には草原のたおやかな山容でありますが、浸食激しく険しそうです。
一ノ森への縦走路から見る次郎笈
剣山と次郎笈
次郎笈(ジロウギュー)

↓ 剣山の貴重植物のハクサンシャクナゲを見にいきました。中部地方以北の高い山にあるシャクナゲの一種ですが、中部地方から遠く離れた四国にも隔離分布しています。四国では剣山と石鎚山の亜高山帯にあります。剣山のハクサンシャクナゲは樹の下部の枝の枯れあがりが顕著で、群落が衰退しているのかな? とも見えるんですけれども、林床には実生の小さなものが多数みられるから衰退はしていないのかも? 来年咲く花の蕾ができています。
ハクサンシャクナゲ
ハクサンシャクナゲ


すわ、遭難者の救助か?
↓ 倒れた登山者を担架にくくりつけて、ワイヤで吊り挙げています。ゆれて恐いから目をつむっていてね、てな感じです。木道テラスの一般登山者はかたづを飲んで救助を見守っています。無事に遭難者をヘリに収納したら、拍手が起こりました。剣山は登山リフトという安易なものがあるために、体力のない人やヨタヨタした高齢者などでもj簡単に登れてしまいます。そういう意味では登山リフトは害悪であって早く撤去したほうがいいです。で、ときどき動けなくなった登山者を徳島県警の山岳救助隊が救助に出動しています。特に危険なのが行場といわれるキレンゲショウマの自生地周辺です。徳島県警のヘリは無料なのかどうかよく知りませんが、骨折とか持病の発作などで倒れ自力で下山不能の場合に、北アルプス等の事例では民間ヘリが来てくれたケースでは、100万とか200万円の請求がくるらしいです。行方不明の捜索では地元の消防団などが大勢捜索にあたって相当な人件費が要るらしいです。資力の乏しい登山者は山岳保険に入ったほうがいいかも? 昔は山岳会に所属しなければ山岳保険にはいれませんでしたけど、今では個人でも入れます。
ヘリが山頂に飛来
じつは遭難者救助ではなく、山頂に資材を上げていました。けれども、徳島県警のヘリ 「しらさぎ号」 がときどき遭難者救助に出動しているようです。徳島県警の資料によると、平成27年には徳島県内で14件の山岳遭難事故が発生、1人死亡、2人重傷、2人軽傷、11人無事救出、とのことです。 → 徳島県警察 山岳情報 「安全で楽しい登山のために」




こちらは、未確認飛行物体の着陸跡ですね!
↓ 右上の円環の場合は、大きな円の周りに小さな円が3個あります。これはUFOの本体が着陸したところに大きな円環ができ、本体から大小の足がクモみたいに出ていて、その足を地につけたところが小さな円環になったと思われます。剣山には古代にユダヤ人が来たという言い伝えがあり、ソロモン王の秘宝(聖櫃)が隠されていると言われています。(なお証拠なしのヨタ話であるが) このように神秘籠もれる剣山であるから、UFOが飛来しても何らおかしくありません。
笹原に不思議な円環
奇妙な円環
じつは、UFOの着陸跡なんかじゃなくて、ササコナフキツノアブラムシ という名のアブラムシの一種が発生し、ミヤマクマザサの葉の汁を吸って葉を枯らしたものと思われます。今年は夏が高温で降水が少なかったためにアブラムシが大繁殖? 最初にアブラムシが発生した点から、アブラムシが同心円状に外に向かって増殖した結果、円環になるものと思われます。徳島県立博物館年報 第18号 (平成20念年度) の調査研究8頁参照。


それでは、帰ります。
↓ ヒュッテの前を通って下山をはじめましたが、午後遅くなっているのに登山者がまだ登ってきます。小屋泊まりなのかもしれませんし、午後遅くても何とか登ってこようとする弾丸登山かもわかりません。リフト利用で登るのであれば、リフト終了の時刻を間違えないように‥。
帰りの登山道
↓ 800年ほど昔に、安徳天皇が剣山に登る途中で休憩し、刀を引っかけた松 (ヒメコマツだと思われます) だという伝承のある 「刀掛け松」 まで降りてきました。ここで標高は1810m。
刀掛け松
↓ 貞光川の流域の上にまた雲海が出てきました。
また雲海が出てきた
↓ 一番紅葉がましだった場所です。今年は暖かい秋で冷え込みがゆるく、紅葉の発色が全くさえませんでした。
一番紅葉がましだった場所






スポンサーサイト
錦秋の剣山は、紅葉の発色がさえないけれども見事な雲海だった! (その1)
●昨日の2016年10月21日 (金曜日) に、また剣山 (徳島県・標高1955m) に登ってまいりました。西日本では今秋は気温が平年値よりも高めで推移し、冷え込みが緩いので紅葉や黄葉の発色がイマイチでしたが、見事な雲海を見ることができて、紅葉の失望を帳消しにしてくれました。

寒気が東北地方中部までしか降りてこず、剣山は初雪ならず。
南国四国といえども2000m近い山です。かつての剣山測候所の観測データでは、10月中の初雪が頻繁で積雪観測も何回もあります。で、10月下旬になりましたから、いつ風花が舞ってもおかしくはありません。剣山で風花が舞う条件はおおむね、寒気が偏西風の大蛇行に乗って西回りで大きく南下、瀬戸内地方平地で10度まで冷え込み、かつ山陰地方で冷たい時雨がパラつくという状況でありましょうか? 残念ながら、今回の寒気は東北地方中部までしか降りてきませんでしたが、地球温暖化の妄想をあざ笑うかのように、シベリア奥地上空の気温低下には目を見張るものがあります。なんと8月中に500hPa高度で-38.7度が観測されています。冬将軍は着々と戦力を涵養していますから、次回に期待したいところ‥。


気象庁HP 船舶向け天気図提供ページ から、850hPa高度・気温・風・湿数図 を1枚借用します。日本付近をトリミングして若干の着色。約1500m上空の実況図でありますが、この850hPa面の高度というのは、ほぼ剣山登山口の見ノ越の高さです。剣山で降水があれば雪となるかどうかはこの図で見当をつけます。高い山で降水があれば雪となる目安の零度の等温線が東北地方中部までしか降りてきませんでした。残念! なお、10時前に見ノ越の剣神社の物置小屋に掛けてある温度計は10度、12時ごろ頂上ヒュッテの建物外壁に掛けてある温度計は12度を指していました。気象庁検定済みの温度計でなく測り方にも問題がありますが、この温度帯では初雪は望むべくもありません。なお、吾輩が検定合格証書付きの温度計 (測器) を購入して 「どうぞこれを使って下さい」 とヒュッテに寄贈したいのですが、高価すぎて買えません。
2016年10月21日09時の850hPa高度・気温等
2016年10月21日09時の各地の850hPa高度の気温
・平年値とは、1981―2010年の30年間の観測値の平均である。
・松江*は2010年3月1日より観測開始したが、2010年2月末をもって観測終了した米子からの移転である。
 両観測所は至近距離にあるので、平年値は米子のデータを用いた。
・同様に、2010年3月15日より観測開始した釧路は、2010年3月14日をもって観測終了した根室からの移転である。
 この両者も至近距離にあり、平年値は根室のデータを用いた。



2016年10月21日、剣山山行写真ギャラリー
↓ 06時04分に淡路島南部の雑想庵を出発して、08時31分に、旧 一宇村漆野瀬の電光標識の所まで来ました。ここは標高520mぐらいです。今の時期としては気温がかなり高めのようです。ひと山越えた西側のアメダス京上はここと似た標高で、谷間という環境も似ていますが、10月21日の最低気温平年値は7.5度であります。
8時31分、旧一宇村漆野瀬の電光標識

↓ 09時15分に剣山登山口の見ノ越に到着。淡路島の雑想庵を出たのは06時04分でしたから3時間11分もかかっています。見ノ越には鞍部の尾根の向こう側 (木屋平側から) 雲が流れ落ちる滝雲という現象が見られました。実際は雲が落ちるのではなく、尾根のこちら側が下降気流となっていて100mほど空気塊が下降して温度が上がって雲粒が消えるのでしょうから、「落ちる」 のではなく 「消える」 と言うべきかも?
09時15分に見ノ越に到着

↓ 紅葉 (黄葉) はイマイチであります。例年ならば真っ黄色に色づく野生化したカラマツも茶色くなっています。
紅葉(黄葉)はイマイチだ

標高が低い剣山で、雲海が見られるのは運しだい?
剣山 (1955m) は富士山 (3776m) の僅か半分しか標高がないので、登れば高頻度で雲海が見られるというわけではありません。雲海が見られるのはかなり僥倖の部類に入ります。気象条件をチェックして、ある程度それを狙うということは可能でありますが、当るも八卦、当たらぬも八卦であります。ま、2000mを越える山が1座もない西日本の山で、雲海を見るのはなかなか難しいものです。 ちなみに、わが兵庫県の朝来市の竹田城の雲海といえば今や全国区の知名度になっていますが、あんなものは雲海ではありません。秋の急激な冷え込みで谷底に放射霧が溜まっているだけです。定義上、地表に接しているものは霧であって雲とは言いませんわ。雲であるためには空中に浮かんでいるという条件をクリアしなければいけません。

↓ 剣山登山リフトの西島駅の少し上 (1750m) から矢筈山を見ました。貞光川流域の上に雲海が広がります。

西島駅の少し上から矢筈山方向
↓ 赤帽子山 (1620mほど・標高点なく正確な標高は不明) のなだらかな山頂部分が雲の上に出ています。よって、雲海の雲表高度は1500~1550mあたりだと思われます。朝に徳島自動車道から雲を地表から観察しましたところ、高越山 (1133m) や友内山 (1073m) の山頂部分が雲に隠れていました。よって雲底高度は1000mあたりだと思われます。本日午前に剣山地の北東部に広がった対流圏下層の層積雲の垂直厚さは500~600mほどであろうかと推定出来ます。
赤帽子山が頭を出している
↓ 画面左のやや尖った山は丸笹山 (1712m) であります。
丸笹山も画面に入れてみた
↓ 東方向の高城山を遠望しました。剣山地の東側に並ぶ峰々の山頂部分が、雲海に浮かぶ島みたい。
高城山方向を見る
↓ 拡大して観察すると、連山の南側には雲がありません。ダムに雲海が溜まって決壊寸前というふうな感じ。
拡大して観察

標高があがると雲海の見映えがいい
下の方では雲表高度と自分の位置との標高差が少ないので、雲海の見映えがイマイチですが、山頂近くまで登ってきて標高1900mを越えると雲海を見下ろすような格好になり、雲海の景色が一段と映えてきました。ただし、急速に雲海が消え始めた。

↓ 標高1900m辺りから矢筈山を眺めた。
標高1900mあたりから
↓ 頂上ヒュッテの手前の鳥居から、地震で揺れる鳥取県の伯耆大山 (ほうきだいせん・1729m) を遠望しましたが、今日はカスミが多くいくら目をこらしても大山は見えません。それにしても鳥取県、大分県と連日の大揺れで、アムールプレート南縁に棲むナマズさんはよく暴れますわね。
頂上ヒュッテの手前の鳥居から

余談
ところで、登山者の携帯が一斉に 「緊急地震速報だ」 と叫んでおりましたが、あんな馬鹿げたこと、糞みたいなこと、まだやっていたんか? とビックリです。なぜ馬鹿げているかと申せば、

●内陸部で発生する地殻内地震の場合は、地面のすぐ直下で起こるので、揺れの激しい震央付近ではP波 (初期微動) も後に来るS波 (大揺れ) もほとんど時間差がなく来ますよね! だから震央付近では緊急地震速報なんて間に合わない。揺れが終ってから、倒壊した建物の下敷きになってから、速報をきいても何の意味もないわけです。 震央から200キロとか300キロとか離れれば速報が多少は間に合うかもしれませんが、内陸地震でそれだけ離れれば別に何事も起こらない。ちょっと揺れたかなあ? どこで地震なんやろか? という程度です。つまり、速報が間に合う地域では地震のゆれは小さいということであります。

●南海地震のような海溝型の地震ではどうか? ですが、震源から距離があるから理論的には速報は間に合いましょう。ところが、モーメント・マグニチュードが9.0の東方地方太平洋沖地震がまさにそうでしたが、巨大地震では初期微動と言われるP波自体が大きな揺れで、それは初期微動なんかじゃなく、初期大揺れであって、あとに本揺れが来て、初期も後も大した違いじゃないですわ。これは気象庁のサイトの地震観測データのページで地震波形を閲覧すりゃ一目瞭然です。結局、緊急地震速報などというものは役立たずです。2011年の東北地方の地震のさいに、緊急地震速報のお陰で命拾いしたわ! という例がもしあるのならば、ご教示を賜りたい。

ということであると思うんですけれども、何故、緊急地震速報なる馬鹿げたものに貴重な税金を流し込むのか? 私には理解ができません。たぶん、おそらく、関係する地震研究者や、関係省庁のお役人や、色々な形で仕事を得ることができる業者たちの利権じゃないのか?



↓ 余談はさておき、頂上ヒュッテの前のテラスから見た雲海のある景色です。急激に雲海が消えています。これは東方向。
頂上ヒュッテのテラスから
↓ こちらは北方向。
頂上ヒュッテのテラスから

↓ 剣山の頂上の隆起準平原の東端にある頂上ヒュッテです。
剣山頂上ヒュッテ
↓ ヒュッテで喰った昼めしです。普通盛りは700円、大盛りはプラス100円。写真では同じに見えますがめしの量が5割増しです。お品書きに大盛りなどというのはありませんが、吾輩がめしを少し大盛りにしてくれと頼みました。体重を減らしている最中なので、2皿喰うのは多すぎるから‥。普通盛りは同級生のO君 (おおくん) です。
本日の昼飯



天然のマイタケがたくさん出てきた
●秋も佳境に入り、いろいろな果物がたわわに実っています。吾輩の雑想庵の敷地にも、ウンシュウミカンや富有ガキがたわわに成っております。秋という言葉の語源は諸説あるようですが有力な一説に、穀物でも果物でも熟するのは秋であることが多く、食べ物が豊富にあるのが秋で、腹いっぱい飽きるほど食べることができるから、この季節を 「飽き・あき」 → 「秋」 というのがあります。もちろん漢字は古代の中国から導入されたものですが、中国の秋という季節をあらわす漢字に 「飽き」 という和語を対応させたということなのでしょう。 さて、食べ物が豊富にある “飽食の秋” ですが、山では色々な食べられるキノコが飽きるほど出てきました。本日、腰籠いっぱいにと表現したいところですが、実際は腰籠ではなく、石箕(いしみ)いっぱいに天然マイタケを飽きるほど採ってまいりました。


2016年10月19日、南淡路の天然マイタケの写真ギャラリー
淡路島では、キノコ狩りの本場の東北地方日本海側のようにミズナラの木にマイタケが出るのではありません。だいいち淡路島は全島、海岸から山頂まで暖温帯に属します。ミズナラが生育する冷温帯に達する高い山はありません。つまり、淡路島にはミズナラの木は1本も自生していないのです。で、暖温帯の気候条件下ではマイタケは普通はシイの木に発生します。ときには樫類やサクラにも出ることがあります。

↓ 兵庫県南あわじ市、諭鶴羽山地の標高330m地点のスダジイ林にて、2016年10月19日07時32分撮影

2016年10月19日、南あわじ市の山中にて
2016年10月19日、南あわじ市の山中にて
2016年10月19日、南あわじ市の山中にて
2016年10月19日、南あわじ市の山中にて
2016年10月19日、南あわじ市の山中にて


本日の収穫
↓ 石箕 (いしみ) いっぱい沢山採れました。若干、若いかなという感じはしますが採り頃であります。マイタケは老成したものはパサパサとして食味が落ちますが、写真のものは生で少し食べてみたら、まことに柔らかくみずみずしく何となく甘みがあるような気がします。今年は上手く採り頃に当たりました。(去年は全くダメだった)

森の恵みを独り占めするのはよくないから、何人かに配って回りました。西日本ではマイタケの扱いになれていないので、うまく料理できたか少し心配ですが、マイタケは低温で火を通すとうま味がにじみ出てくるキノコです。強火は絶対にダメ。本場の東北地方の人に聞いたら、芋煮会に入れることが多く、里イモや野菜を煮てから最後にマイタケを投入し火をとめるとか。余熱で煮るぐらいがちょうどいいそうです。 ところで、庶民は何かいいものがあったら皆で分かち合います。いっぽう、なぜ原子力村の利権者どもがダメなのか? 何かいいもの (利権) があっても独り占めしようとする意識が強すぎることがありそうです。平たく申せば、彼らは自分だけ、今だけ、カネだけという利権の亡者となっているのです。

本日の収穫

↓ 早速に晩のおかずです。天然まいたけタップリ餡かけ風野菜炒め。材料はピーマン・タマネギ・キャベツ・ニンジン・するめいか。マイタケを大量に投入しました。マイタケから滲出水が出てくるので、それを逃がさないために、溶き片栗粉で餡かけとします。先に野菜を強火でサッと炒めてから、次に弱火にしてマイタケを投入、60度~70度の低温でマイタケに火を通します。マイタケに強火はご法度です。低温でうまみ成分が形成されることは科学的にも明らかになっています。
天然まいたけの餡かけ野菜炒め

ランクルさんのコメント
マイタケは、味も香りも良くお金になるので、山のプロが採るキノコの王様といわれているそうですね。
これに当たると、舞い踊って喜ぶことから 「舞茸」 になったと言われ、きのこ採りのプロでさえ、マイタケだけは別格で 「見つけた」 とは言わずに 「当たった」 というようですね。
何でもネットで検索して書いていますので、情報源はインターネットです。
山のキノコさんにいただいて、夕食前のいいタイミングだったので天婦羅にして岩塩でいただきました。
朝食の時、みそ汁に浮かべて頂くことにします。
貴重な珍しいマイタケをありがとうございました。
山で採って踊るのではなく、私は美味しい舞茸と晩酌に踊りました(^_^)

山のキノコの返信】 
マイタケの天麩羅はうまいという評判らしいですね。天麩羅は高温の油で揚げる料理ですね。すると、マイタケは60~70度の低温で火を通すとうまみが出てくるという話と一見矛盾しそうです。で、考察ですが、実は高温になるのは天麩羅の衣の部分だけでは? 高温で衣が多孔質のスポンジみたいになって、断熱効果を得ます。この衣の断熱効果のおかげで中のネタに油の高温が伝わりにくい、という理屈が考えられます。で、ネタは意外に低めの温度でじわーっと蒸し焼きになるだけ? そういうことなのでは? 世の中に アイスクリームの天麩羅 というものが存在しますが、天麩羅のネタは意外に高温ではないという見方を裏付けそうです。



他のキノコ
↓ アラゲキクラゲです。中華料理の素材として有名なキノコです。中華料理に必須の食材でありますが、わが南淡路では 「散らし寿司」 にいれます。細く千切りにしたキクラゲを入れます。このキノコは意外にもダシが良く出るキノコです。ダシ取りにも使えます。
アラゲキクラゲ

↓ カワラタケです。これは瓦が重なるようにして出る硬質のキノコで、変異が大きく黒いもの、青いもの、灰色っぽいものなど傘の色は様々です。これは食用にするのではなく薬用とします。煎じてお茶にして癌を予防するクスリだと信じて服用します。
カワラタケ




地表付近の濃密なかすみが雲海のよう
南あわじ毎週登山第2回目、2016年10月18日(火曜日)


↓ 南あわじ毎週登山第2回目ということになりました。前回 (10月12日) 同様に、諭鶴羽ダムを出発点として諭鶴羽山裏参道を登ります。15時57分出発。出発点の標高はおよそ180mです。
諭鶴羽山の登山口

↓ 16時05分、神倉 (かんのくら) に着いた。ここで標高はおよそ270m。
神倉(かんのくら)

↓ 登る道すがら晩飯のおかずが見つかりました。ヒラタケですが、どちらかと言えばウスヒラタケであります。カクレミノという樹種の風倒木に出ていました。晩秋 (初冬) に発生するヒラタケは傘が大きく肉厚でボリューム感たっぷりですが、気温が高い時期に出るヒラタケはウスヒラタケと称されるもので、傘が小さく肉薄で華奢な感じです。このウスヒラタケは濃いダシの味噌汁の実によく合います。
晩飯のおかず
晩飯のおかず

↓ 16時20分です。標高370mの分岐点に来ました。天理教の道というのは戦後いつだったか忘れましたが、天理教の信者が切り開いた登山道です。しかし現在では登山道は崩れブッシュが覆いかぶさり通行困難です。国土地理院地形図ではこの天理教の道がまだ生きていますが、行かないように。廃道になっています。ここは環境省のこしらえた近畿自然歩道をまいります。実測され正確な国土地理院地形図において、一番不正確な点は 「道路」 であります。新しい道が出来るとともに廃道にもなります。で、修正が追いつかないのだろうと思います。また、道路情報が捉えきれない面もあるのかもしれません。
登山道途中の分岐点

↓ 標高470mぐらいの地点です。城壁の上を歩くような不思議な地形になっています。登山道の両側が崖とまではいかないものの数mの高さの急斜面です。急斜面の続きはゆるくなっています。自然にこんな地形が出来るんだろうか?? てな感じであります。さりとて人工地形とも思われないし、不思議です。
城壁の上を歩く感じ

この山域は、日本紅斑熱リケッチア汚染地帯です。
↓ いわゆるイノシシの沼田場 (ぬたば) であります。わかりやすく申せばイノシシのお風呂であります。英語ではズバり Mud bath (マッド・バス) と申します。このマッド・バスでイノシシ君が転げまわって、体に付着したダニやら寄生虫を除去するのでありましょうが、そういう光景を何回も見ています。

この淡路島南部の山岳地帯はイノシシやシカの棲息密度は兵庫県有数で、ということは全国でも有数で、ハンターらの話を聞いたら特にシカは物凄いダニが寄生しているそうです。で、この地域はダニが媒介する 日本紅斑熱 の病原体汚染地域です。リンクの国立感染症研究所の解説資料で、日本紅斑熱の発生地域で兵庫県 (淡路島) などと明記されています。入山後数日して赤い発疹が出て、しかし発疹がかゆくないというときは日本紅班熱の感染の疑いが濃厚のようです。早期に感染をつきとめたら特効薬はあるみたいです。たしか、県立淡路病院での死亡例は2人でしたか?

イノシシのお風呂?
ヌタ場の周辺にはとくにダニが多いかも? 近づかないほうが無難かも? それから、ダニは草や木の葉の裏にひそんでいて、動物が通るのを待ち伏せているとも言われています。不用意な藪こぎ等は避けたほうがいいかも? でもまあ、そんなに神経質にならなくてもいいかもしれません。この山域は吾輩のホームグラウンドで子供のときから駆けづり回っておりますが、まだ生きております! でもまあ、ダニにやられて腫れ上がって医者に走ったことは5回ほどありますけど‥。
日本紅斑熱感染症の発生分布
リンク先から図を1枚借用します。発生数の多い県は兵庫県・高知県・島根県ですが、兵庫県というのは実は淡路島です。ということは、小さな淡路島が日本一の日本紅斑熱の汚染地帯ということなのでしょうかね? 気をつけましょう!


↓ ウリハダカエデの紅葉が前回よりも進んでいます。逆光でみるとかなり紅葉らしくなってきました。
ウリハダカエデの紅葉
ウリハダカエデの紅葉

↓ 16時46分、山頂に到着です。標高は608m。所要時間は49分ですが、ヒラタケを見つけて5分か6分ロスしています。実質は43分か44分というところです。
山頂に到着!


2016年10月18日、諭鶴羽山からの眺望。濃密なカスミがまるで雲海みたい。
↓ 東の方向です。「友ヶ島」 というのは淡路島と紀伊半島の間にある島ですが、「沖ノ島」 と 「地ノ島」 という2個ある島の総称であります。たぶん、付属の小島の神島・虎島も含むのだろうと思います。つまり、友ヶ島というのは単独の島ではなく、友ヶ島諸島と言うべきなのです。
2016年10月18日、諭鶴羽山からの眺望
↓ 北の方向です。淡路島北部の山が望見されます。写真では分かりませんけど、目をこらすと、神戸市の背山の六甲山がかすかに見えています。
2016年10月18日、諭鶴羽山からの眺望
↓ 西の方向です。鳴門大橋方面。
2016年10月18日、諭鶴羽山からの眺望
↓ 北西の方向です。小豆島方面。地表付近のカスミが濃密で、まるで雲海みたいにみえます。低山の里山なのに、高い山みたいな雰囲気が醸し出されています。剣山から見る矢筈山みたいに見えます。
2016年10月18日、諭鶴羽山からの眺望
↓ 「ばばたれ」 というのは我が淡路島や大阪など関西地方の方言であります。他地方の方には意味がわからないかもしれません。ようするに、「クソったれ」 ということであります。相手を、あるいは話題の対象物を罵倒する表現であります。ところで、新潟県の有権者の原発否定の素敵な判断に感謝したいと思いますが、脱原発にはエコエネルギーが不可欠と洗脳されている人が多いのは残念です。「原子力」 が 「ばばたれ」 であることはもはや誰の目にも疑いようがありませんが、じつは、自然エネルギーもよく見れば 「ばばたれ」 であることを見抜いてほしいものです。
2016年10月18日、諭鶴羽山からの眺望


暗くなってきました。
17時30分です。急激に暗くなってきました。麓の平野部にホタルのように明かりが点灯しはじめました。知らない山だったらこんな遅い時間まで居るのは危険ですが、ここは自分の家の庭みたいなところであります。強力なライト持参で、ぼちぼち下山します。
2016年10月18日、諭鶴羽山からの眺望
2016年10月18日、諭鶴羽山からの眺望
2016年10月18日、諭鶴羽山からの眺望
2016年10月18日、諭鶴羽山からの眺望




剣山スーパー林道にキノコ狩りに行こうとするも、天気不良にて高越山に変更。
●いよいよ秋本番となってまいりました。ここしばらく何故か商売が繁盛で午前中がみな潰れてしまっています。で、昼からのこのこと四国の山に行くのは時間不足なのですが、昨日10月16日に、淡路島南部の雑想庵を11時31分に出発して、剣山スーパー林道ぞいにキノコ狩りに行こうとするも天気が下り坂です。キノコ狩りは断念して高越山のツツジ公園の秋の風情を観察に行ってまいりました。簡単な日帰り旅行記ふうに写真を陳列します。


↓ 12時39分です。吉野川の南側で徳島市の西にある石井町というところに来ました。南西方向に高越山が見えています。阿波富士とも称される高越山ですが、このあたりからは富士山型には見えません。1100m前後のピークが南北3.5キロにわたっていくつも並ぶ連山型です。
石井町から高越山を見る
このあたりからは、標高がはるかに高い剣山も矢筈山も全く見えません。“燈台元暗し” の逆で、手前の山が邪魔してローソクの明かりが見えないということです。 徳島県内の平野部から剣山の山頂が見えるエリアは意外に狭く、徳島県民の多くは自県の最高峰を日々拝めないです。淡路島南部のように離れた所からのほうが剣山が良くみえます。 県ごとにある地方気象台では、最寄りの山の初冠雪の観測が行われますが、徳島地方気象台では剣山の初冠雪の観測を行っていません。剣山が見えないからです。見えないものは観測しようがありません。じゃあ、吾輩が替わりに観測してもいいのですが、しかし淡路島からだと距離が遠くなるので霞で見えないということが起こります。(でもまあ、冬場は視程が非常にいいのでたいていは見えていますけど)


↓ 13時45分です。神山町の 道の駅 「温泉の里 神山」 にきました。写真では人がいませんが、これは肖像権侵害にならないようにと人が途切れるのを待って撮ったためです。実際には大勢がいて他府県ナンバーの車でごった返していました。こんな山間の町でなんで賑わっているのだろうか? と観察するとどうやら四国88か所の巡礼者の通り道みたいです。そういえば近くの山の上に焼山寺がありますが、次に回って行くのは何寺だっけ? 関東地方のナンバーの車も来ていて、夫婦でトランクに日持ちのする神山町産野菜をどっさりと積み込んでいました。いまや四国と九州は汚染を免れた聖域ですが、安全な野菜を手に入れたいという意識の高い方なのでしょう。そのご夫婦のご健勝をお祈りしたいと思います。ところで新潟県の有権者は、陰湿な原子力村の切り崩しや圧力・脅迫・妨害に全く屈することなく、良い判断を示してくれました。ありがとうございます!
神山町の道の駅
ここで天麩羅うどんを食べましたが、うどんのスープが美味くなく、とても良心的です。美味くないから良心的というのはヘンな言い方ですが、外食産業の裏側を見ればそう言えますね! どこの料理屋でも食堂でも30キロの大袋で化学調味料を仕入れていますね。で、コンブやイリコや鰹節をふんだんに投入して出しを取るのではなく、(もちろん出しはとるでしょうが材料を節約する) 出しの不足を補うために化学調味料をたっぷりと放り込みますね。そして美味(うまみ)を偽装するわけです。高級料亭でもやっていますね。そういうことであるから、「美味くない」 = 「化学調味料を入れていない」 ということでありまして、良心的なんです。有名な高級料亭の 船場吉兆 は、客の食べ残した料理の使いまわしをやるなど客を欺いて廃業しましたよね! 偽装や不正をやるのはなにも原子力村だけではありません。どんな業界でもやっていますね。何事でも商売人のやることは疑ってかかることです。

↓ 上の写真と前後しますが、13時10分です。神山温泉のそばの上本角神社ですが堂々たる巨樹です。手前がスギの木、奥がイチイガシですが、双方とも幹周6mほどの巨木です。
神山町の巨樹
↓ イチイガシの名の語源は、材としての価値が樫類では一位だということですが、真っ直ぐな幹が高く立ちあがっています。長尺の立派な柱が取れそうです。
幹周6mのイチイガシ
↓ マイタケはこのような巨木の根際に出るキノコです。どんぐりの成るブナ科の樹種 (ブナ帯ではミズナラ、深山ではアカガシやウラジロガシなど、里山ではシイやクリの木) の巨木の根際を見てまわります。写真の木に出るという意味ではなく、このようなどんぐりのなる巨木の根際を見て回るという意味です。狙い目は意外に平地の神社の社叢です。たいていシイの巨樹があります。吾輩も淡路島および徳島県東部の社叢めぐりをやりました。ありますね! 出ますね! (これはお問い合わせの返信です。なお、実際のマイタケ発生地はご自分で探すものですわ) 
なお、ブナにはマイタケは出ないというのが定説ですが、文献上では出る事例もあるようです。→立山・黒部のブナ林に発生するキノコ類(第2報) この報文の信ぴょう性は? トンビマイタケをマイタケと同定間違い?

巨樹の根際を見て回る

天気は下り坂のようだ
↓ 砥石権現 (標高1375m) の山頂に雲がかかり始めました。1時間半前に、吉野川の北側からは雲早山 (1496m) が見えていましたが、だんだん雲底高度が下がってきました。お天気は明白に下り坂です。で、剣山スーパー林道方面は断念して、山越えで高越山へ変更です。
砥石権現に雲がかかる
↓ 神山町から旧 山川町へと抜ける193号線を登ってきました。標高700m地点から、鮎喰川の南側のスーパー林道のある稜線を眺めるとさらに雲底高度が下がっています。
剣山スーパー林道へは断念、山越えで高越山へと。
↓ 神山町と吉野川市の境界の峠です。ここで標高は760m。ここからは193号線から離れて林道をまいります。尾根を縫うようにして走る林道伝たいで高越山へとまいります。なお、このルートは徳島県人でも迷いやすいルートなので、お奨めはできません。地図に未掲載の林道があるうえ、いまだに新林道工事中です。無難なのは193号を山川の人里まで降りてから、改めて高越山を登るルートですが非常に遠くなります。
神山町と吉野川市の境界の峠
↓ この林道はやがて剣山の展望所の川井峠 (神山町・旧木屋平村の境) に至るハズですが、なかなか工事が進展しないようです。しばらくこれを行きます。
林道の説明
↓ ここからは右へとまいります。この分岐点の地面に大量のクリのいがが散乱しています。タイミングが良ければクリをどっさりと拾えるたかも?
林道分岐点、ここは右へまいります。
林道の説明看板

↓ 展望できるところがありました。ここで標高は720mぐらいです。遠くに徳島県と香川県の県境の阿讃山地がみえています。見えているのは阿讃山地の東部です。大麻山は鳴門市の裏山であります。旧 美郷村は天然記念物のホタル発生地で有名なのですが、標高500mや600mの所に高地性集落が沢山あります。
展望出来る所からの眺め
↓ 標高では剣山周辺とくらべると見劣りするのですが、山の斜面は急で至る所に断崖や岩場があり、危なそうです。あまり訪問者はなく、みだりに入山しないほうがいいかも?
高越山が見えてきた

↓ 林道を次々に乗り換えて、ボロボロの滝を通過し、船窪つつじ公園駐車場の近くまできました。ふりかえって見ても東宮山しか見えません。晴れていたら正面に見える高城山も雲早山も厚い雲の中です。何も見えません。
高城山も雲早山も暑い雲の中

トンビもヒトも “もの” がなきゃ、舞わない? 来ない?
↓ 16時48分です。ようやく船越つつじ公園にたどり着きました。誰もいません。オンツツジの開花時には立錐の余地もないぐらいの花見客ですが、シーズンオフにはひっそり閑としています。トンビはものを見て舞うなどと言いますが、ヒトもものを見て来るようです。花がないと誰も来ないようです。と言うことは、トンビもヒトも、利権にむらがる政治屋や業者もみんな同じということか?
高越山の船窪つつじ公園に到着
船窪つつじ公園

↓ 晴れていたら真正面に剣山が見えるのですが、これも厚い雲の中です。
剣山は見えません

↓ オンツツジ群落の東側部分です。オンツツジはまだ紅葉・落葉していません。
オンツツジ群落の東部分
↓ オンツツジ群落の中央部分。
オンツツシ群落の中央部
↓ オンツツジ群落の西側部分。
オンツツジ群落の西部分


シーズンオフに観察してこそ、初めて見えてくるもの。
↓ 淡路島に帰ってから、山裾のダム周遊道路を最低でも3周 (6キロ) 以上駆け足が日課としおりますが、このツツジ群落を1周したらほぼ1キロでしたか? ここでツツジ群落を何周か回ってもいいわけです。ところが草ボウボウです。物凄い荒草です。フェンスを開けて入ってみましたところ、ツツジ群落周遊歩道も草ボウボウで通行不能です。少し草をかき分けて歩いてみましたが、両手で草を払い除けながら進むのはちょうど平泳ぎの格好になって、強度の藪こぎを強いられます。駆け足はおろか歩くことすら困難です。で、ここをあきらめて、高越寺駐車場まで駆け足してまいりました。

5月の花時には綺麗に整備されて芝生みたいだったのに、たった半年で物凄い状態です。春先に吉野川市の関係者が大勢で草刈りしたりゴミ拾いをしているのを見たことがありますが、もしこの公園にヒトの手が入らずに、今後放置したならればどうなるのか? 草ボウボウだけでなく数年したら木が生えてくるでしょう。周辺から種子が侵入して、何が生えるかは分かりませんけど、周辺にシデ類 (イヌシデとかアカシデ) やナナカマ・オオバアサガラ・ミズキ・トチノキなどの樹木が見られますから、そういうものが侵入してくるのではないか? やがて樹木が生長して背が高くなると国指定の天然記念物のオンツツジ群落の上に枝や葉を茂らせて被陰します。そう遠くない将来に、オンツツジ群落は周辺部分の日陰になった部分から枯れていくことでしょう。 つまり、このオンツツジ群落はヒトが周辺環境を整えること (周囲を管理草地にすること) によって維持されていると言えましょう。天然だと言いながら天然ではなく、ヒトの徹底的な干渉・管理・保護で成立している人工管理群落だということが、透けて見えてきます。

なお、誤解をされると困るのですが、だから価値が無いのだなどと言っているのではありません。価値はあります。そもそも、国の天然記念物は純粋に天然のものだけでなく、ヒトが植栽したものであっても千年たって巨木になれば国指定の天然記念物に選ばれます。むしろ、天然よりも植栽のほうが多いんじゃないかな? 根拠法の文化財保護法に基づく天然記念物指定基準 「植物」 は、それが本当に自然のものなのか、ヒトの手で育てられたものなのかは、全く問題としていません。それが証拠に国指定のイチョウの天然記念物は全国に20件も存在しています。イチョウは外来樹木ですから、自生のイチョウの木などありません。みな植栽品です。そもそも、イチョウという樹木は有名な野生絶滅種です。ヒトの栽培下で生き残っているだけですから、もはや地球上にイチョウの自生など存在しません。天然のイチョウの木はないわけです。考えたら言葉の意味から申して、天然と銘打つならばヒトの手を絶対に加えたらいかんハズですが、おかしなことがまかり通るのが法律です。

船窪オンツツジ公園は草ボウボウ
船窪オンツツジ公園は草ボウボウ
船窪オンツツジ公園は草ボウボウ

↓ 秋の日暮れはつるべ落としです。17時58分には真っ暗になってしまいました。六甲山から見る阪神の夜景は100万ドルですが、高越山から見る徳島平野の夜景は千ドル程度でしょうか?
徳島平野の1000ドルの夜景





淡路島の山から剣山を眺める
本日は2016年10月15日(土曜日)であります。

●昨日の14日の夕方に諭鶴羽山の山頂から夕陽を眺めたのですが、写真を陳列します。

登山をしたというわけではありません。喰うものが底をついて、山の畑にナスやピーマンやサツマイモや果物のカキなど喰う物を採りに行ってまいりました。最近は自給自足の実践がかなり進んで、なるべく店で食品を買わないように心がけています。西日本の住民は警戒が薄いので、放射能汚染の危険性が否定しきれない食品が東のほうから大量に流れてきています。無防備でいるのはかなり危険です。で、自分の喰うものは自分で栽培し、波止場に行って魚を釣っています。ついこのあいだ10月4日の厚生労働省報道発表では、群馬県のキノコ (ムラサキシメジ) から2000ベクレル/kgの放射性物質 (放射性セシウム) が検出されています! これは風評なんかじゃなくて、おかみの報道発表です。おかみは隠していないのですが、マスゴミどもは報道しないんです。報道がないからフクイチ原発事故はもう終わったんだなどと思っている人は多いようですが、まだ何も解決されていません。そういう状況であるから可能な限り自衛策を講じる必要があります。

余談はさておき、山の畑で喰うものを調達して帰りは山越えで帰ってきました。ついでに山頂を経由したのですが、今日はそこそこ視程がよろしかったです。それにしても僅か標高608mしかないのに山上の寒さにはビックリです。上空に季節外れの寒気が侵入したのか、気温減率が非常に大きくなっているように思います。気象庁の長期予報では西日本の厳冬予想を出してきましたが、動あれば静、陽あれば陰、逆の現象が起こってバランスをとるのが自然の摂理です。今夏の猛暑の裏返しがくるかも? 今年の1月25日に南国鹿児島県のアメダス大口で-15.2度を観測、何とダイヤモンドダストが見られてニュースになりました! 今冬も西日本のあちこちでダイヤモンドダストが見られるかも? 中国地方の山間部ではその可能性が大いにあります。


諭鶴羽山の山頂からの眺望 (2016年10月14日)

↓ 剣山と矢筈山を遠望しました。
剣山と矢筈山を望む
↓ 剣山を拡大して、うるさく山座同定をしました。これで間違いはないと思います。剣山と丸笹山の間の鞍部は1450mほどで、これは見ノ越ですが、白髪避難小屋の後ろのピーク (1730mほど) が顔をのぞかせています。塔丸の左に三嶺も顔をのぞかせています。 剣山頂上ヒュッテの三代目の奥さまに、「淡路島から双眼鏡でヒュッテが見えますよ」 と言ったらビックリされましたが、見えます。見ノ越トンネルもみえます。ただし、もう少し視程がよくて山肌がくっきりと見えるときです。今日ぐらいではダメ。
剣山拡大
↓ 矢筈山を少し拡大。手前に阿波一の修験道の高越山が見えています。矢筈山は剣山よりもたった100m低いだけで随分と損な山になっています。確かな統計はないのですが、訪れる人は10分の1もないのじゃないかな? 駐車場に停まっている車の台数からそう感じます。
矢筈山拡大

↓ 鳴門海峡を眺めました。海峡の向こう側の山々は、徳島県と香川県の県境の山々 (阿讃山地) です。讃岐山地とする地図が多いのですが、それでは徳島県の人が気に入らないから、私は阿讃山地という呼び名を支持します。
鳴門海峡を望む
↓ すこし拡大。なかなか良い眺めです。他所の芝生は青く見えがちですが、こうして見ると、自分の足元の芝生もなかなか綺麗ですわね。
鳴門海峡拡大

↓ 小豆島 (しょうどしま) を遠望しました。「あずきしま」 ではありません。商品相場では小豆は 「しょうず」 と読むのですが、大豆 (だいず) をまねたものか? 同字異訓が多くてややこしいな。
小豆島を望む
↓ 小豆島は淡路島より面積がかなり小さいのですが、山は高いです。なぜ、島が小さいのに山が高いかと申せば、小豆島は火山島であるからです。ただし非常に古い(1000万年前)火山で、瀬戸内火山岩石区 (戦前は瀬戸内火山帯と呼ばれた) の火山です。で、北海道の利尻島が島は小さいのに非常に高い山があるのと同じです。ばばたれ風車群が見えていますが、故障が多いですよね! エコという洗脳を見抜けない人が多いのには暗澹とさせられます。であるから、政治的なことでも、我々庶民の味方がいったい誰なのか見抜けないのでしょう‥。安倍ジョンイルは我々庶民の味方じゃないのは歴然としているのに、内閣支持率が高いのには絶句です。 (ただし支持率が偽装されていなければですが)
小豆島を拡大



なぜ、わが諭鶴羽山の山頂に毎日登山の碑が建たないのか?
神戸市ホームページ 背山で生まれた 『神戸の誇』 毎日登山
神戸市といえば早くから外国人が居留し、西洋の近代的なアルピニズムが持ち込まれましたが、裏山が六甲山 (931m) という地塁山地です。最高標高は1000mにちょっと足りないけれども、市街地のすぐ裏が山であります。ていうか、山の斜面に居留しているというほうが当っているかも? 東灘区では海抜300mまで住宅街があるし、六甲山地の東部にあたる西宮市にいたっては何と海抜500mまで住宅街があります。つまり神戸市というのは、地塁山地の六甲山地の斜面の都市というべきであって、非常に坂が多い街です。国内の他の100万都市とは立地の地勢が大きく異なります。日常生活には坂が多くて大変でしょうが、登山の日々の訓練場としては申し分のない環境です。六甲山の東側にはロッククライミングのできる岩場まであります。で、神戸市出身あるいは神戸市に居留したことのある登山家はけっこういるみたいです。ちなみに、登山用品販売で有名な 好日山荘 は発祥はかならずしも神戸じゃないけど、神戸市民の厚い登山土壌が育てた会社といえましょう。このように神戸は登山と深いかかわりがある都市で、六甲山地のそれぞれのピーク、高取山(328m)、再度山(470m)、摩耶山(702m) など頂上には毎日登山一万回達成など碑が建っています。都市の裏山に毎日登山一万回達成などという碑が建つのは、全国でも六甲山だけではないか? (他にもあるのならばご教示たまわりたい)


なぜ、わが諭鶴羽山の山頂に毎日登山の碑が建たないのか?
と、ふと思ったのでありますが、標高が608mで手ごろです。六甲山の一角の摩耶山 (702m )よりもちょっと低いです。三原平野に住んでいるならば、北側の麓の諭鶴羽ダムまでチョイチョイと行けます。ダムで標高は180m、実際の登高標高は430mほどです。毎日登るのに無理な高さではありません。後述するように、年寄りのヨタヨタした吾輩でも42分で登れました。1時間半あれば十分に登って降りてこられます。若い人ならばもっと早いでしょう。なぜ、毎日登山の碑が建たないのか? ですが、神戸のように登山土壌がないことが第一の要因でありましょうが、人口の差も大きいのではないか? 六甲山の南側に百数十万人が暮していますが、諭鶴羽山の北側の麓にはせいぜい2万か3万人です。人が大勢いなくちゃ何事でもそれを目指そうという者が現れない、ということなのでしょう。もう少し人口があればなあと望んでもしかたがありませんが、たとえば淡路島 (592平方キロ) の2.04倍の面積の沖縄本島 (1206平方キロ) の人口は何と約122万人です。沖縄本島の市町村が全て合併したならば海上100万都市ということになるのですが、面積比で60万人が淡路島に住める勘定 (?) になってしまいます。そうしたら諭鶴羽山の北麓平野に15~20万人ぐらいになって、毎日登山は無理かもしれませんが、毎週登山1000回達成! ぐらいの碑が建つのではないか? 

さて、そこで、「南あわじ毎週登山の会」 を作ろうと思います。週1回は諭鶴羽山に登ろうという趣旨で、余裕があれば2回でも3回でも登ってもいいわけです。毎週登山1000回を目指しますが週1ならば20年かかるわけで、わしゃ命ないかも? ほんまに達成するには週2回かな? そういえば、徳島県の剣山で最多登山回数は、『剣山物語 頂上ヒュッテ50年の歩み』 によれば、1000回達成者はいるみたいです。ま、1000回がひとつの目途ではないか? 南あわじから剣山の登山口まで行くのが3時間も4時間もかかるから1000回登山は無理ですが、(吾輩は過去40年間で剣山に200回ぐらいは登っていると思うけど、1000回には遠く及びません) 地元の裏山(前山かも?)ならば可能ではないか?


南あわじ毎週登山第1回目、2016年10月12日(水曜日)

↓ 登山口はここですが、なかなか神秘的な諭鶴羽ダム池です。諭鶴羽湖などと説明看板は言うておりますが、規模があまりに小さいので湖だと言うたら大袈裟で違和感があります。ただの池であります。ダムの人造池です。陸水学では沼と湖の境界は水深で区別しているようですが、池という言葉(用語)は使わないみたいで、池と湖の境界はどこにあるのか不明ですが、常識的には大きなものを湖、小さいものを池というハズです。あるいは人工的なものを池というニュアンスもありそう。鹿児島県に池田湖というのがありますが、爆裂火口に水が溜まった天然生成のものですが、その名に 「池」 と 「湖」 の両方が付与されています。これはたぶん、天然の湖なんだけれども、小さいので池でもあるという意識がはたらいているのではないか? このように小さなものを 「湖」 などと呼ぶのはおかしいわけで、小さな島で湖などと言うとったら、本土の人に笑われそうです。で、諭鶴羽池と呼ぼう! 1つ東側の谷のダムでは上田池 (こうだいけ) と呼んでいますよね! 有名な満濃池 (香川県満濃町) は巨大です。それでも湖などと言っておりませんわ。
神秘的な諭鶴羽ダム

↓ ここが登山口です。ここの標高は180m、ダムの堰堤の西側です。16時00分に登山開始。
諭鶴羽登山口

↓ 神倉 (かんのくら) というところです。標高は270m。大きな岩を祀る岩倉 (いわくら) ですが、30年ぐらい前までは信者が数十人いて講社のようなものがあり、祭祀が行われていましたが、現在は消滅した模様です。
神倉(かんのくら)

↓ 標高370m地点で登山道は分岐していますが、ここは道標に従って右へまいります。左へ行って行けないことはないのですが道が荒れ果てています。それから山頂ではなく、山頂の東側で標高が100m低いところに行きます。
標高370m地点の分岐
標高370m地点の分岐

↓ この環境省がこしらえた説明看板は良いとはいえません。なぜならば、これを見て登山者やハイカーが何も学べないからです。挙げられている植物名は一般にはほとんど知られていないものばかりですが、つまり兵庫県レッドデータブックに収録されたものを羅列しているだけです。こういう希少な見たこともない植物名を列挙されても、これを読んだ人の記憶には全く残りません。そもそも、諭鶴羽山にない植物まで羅列されています。たとえば、オオカラスウリは山ではなく灘海岸にある蔓草です。たとえばナベワリも山ではなく下の方の谷にあります。この説明看板は表題が 「諭鶴羽山の植物」 となっているのですが、表題と説明が乖離しています。こんな看板よりも、樹木に名札を付ける方が、登山者が 「なるほど、この木はこういう名前だったのか」 と関心を持ってくれます。
この説明看板よろしくない

↓ 工事中ですが建物の左側に通路が作られています。
工事中ですが通行できます

↓ 16時42分、山頂に到着しました。所要時間は42分でした。早いのか遅いのか、あまりにマイナーな山で比較する登山所要時間データが存在しないのでハッキリしませんが、水平距離約2700m垂直距離430mの移動としては、ヒトが平地を1時間で歩く標準距離は4キロなので、石ころだらけで足元の悪い山道をほぼ時速4キロで歩いてその間に430m登っているし、60代の仲間入りした年齢としては、そこそこ早かったと言えるのでは?
山頂に到着

↓ 東を見ると和歌山市がかすかに見えます。
和歌山市がかすかに見える

↓ たそがれの鳴門海峡を望みましたが、視程不良です。
たそがれの鳴門海峡
↓ 一瞬、黄砂かと錯覚しましたが黄砂じゃありません。なぜならば東や北の方角を見たら、かすみが煙紫色だからです。夕暮れの光の関係で黄砂っぽく見えるだけです。念のため、帰宅後気象庁の観測データをチェックしましたが黄砂は観測されていません。 → 気象庁サイト 黄砂情報 (実況図)
まるで黄砂みたいな感じ
↓ かすみがヒドくて今日は剣山はおろか徳島市も見えません。鳴門市~徳島市にかけての海岸がかすかに見えるだけです。
剣山はおろか徳島市も見えない

↓ 麓の平野部(三原平野)を見下ろしました。
麓の平野部を見下ろす
↓ 稲刈り脱穀後のモミガラを燃やす煙とおもわれるものが立ち昇っています。火事じゃありません。農村地帯の秋の風物詩。
脱穀後のモミガラを燃やす煙と思われる

↓ カエデ類で一番大きな葉のウリハダカエデです。ほんのりと色づいてきましたが、ウリハダカエデの紅葉はあまり鮮やかではありません。ウリハダカエデは剣山地ではたとえば剣山スーパー林道沿いなど標高が1000とか1500mの高い所にあって、吉野川沿いとか里山など低いところでは見ません。ところが、淡路島南部じゃ標高100m以下の低い所にも沢山あります。場所によっては海岸近くにもあります。諭鶴羽山地では、他府県のブナ帯や暖帯上部の植物が低標高のところに降りてきている現象が認められます。たぶん、紀伊水道からの涼しい海風で夏の最高気温が意外に低く抑えられているためではないか? この山域の低いところにシャクナゲが自生するのもそういう理由でしょう。
カエデ類で一番大きな葉のウリハダカエデ

↓ 権利意識をむき出しにした小うるさい立て札です。せちがらい世になってしまいました。ですが、吾輩はいちおう入会権を持っていますから大丈夫です。権利者は旧3ヶ村だったか4ヶ村だったか広い範囲に及んでいますが、各集落から小さな集落は1人、大きな集落からは2人山林委員を出す決まりになっています。まえにもうちょっとで山林委員に指名されそうになりましたが、山林委員になったら林道の草刈りにかりだされてロクなことがありません。山林委員などになってもトクがないので、逃げ口上を考えておく必要があります。
小うるさい立て札

↓ 17時36分、登山口の諭鶴羽ダムに無事生還しました。日没までに帰ってこれて、山のお神様に感謝再拝。
登山口のダムに無事生還




10月8日に、今秋3回目のマイタケ観察
本日は2016年10月9日 (日曜日) であります。

今年はマイタケの当たり年かも?
●自然界での開花や稔りには、豊饒な 「表・おもて」 と貧相な 「裏・うら」 とがあって、毎年ウラオモテを繰り返すことが多いわけです。もちろん、それは物にもよるわけでありまして、毎年豊饒を続ける物もないわけではありませんが、たいていの物は毎年豊饒というわけにはまいりません。人事を尽くし栽培技術を競って豊饒をめざしても、天命たる天候不順で農業生産は豊作と不作を繰り返しがちです。ましてや、自然そのままの勝手放任では、その豊凶の振幅は非常に激しくなるわけです。と考えたら理解しやすいです。 さて、今年は天然のマイタケ発生は表年のような感じがいたします。豊饒の予感がしておりましたが、昨日10月8日の午後に、性懲りもなくまた山に行ってまいりました。昨年の秋はさっぱりダメでしたが、今秋は豊饒を逃さず足繁く観察を行いたいと思います。



↓ これから山のほうにまいります。淡路島南部の山々を眺めましたが、雲がかかっています。
淡路島南部の山、雲がかかっている
山の中腹から上はガスっています。淡路島は歪んだ二等辺三角形の形状ですが、底辺部分が500~600mの山岳地帯になっています。標高は低いのですけれども、紀伊水道 (四国と紀伊半島の間の海) を吹き上がってくる暖湿気流に屏風が立ちふさがるような格好になっています。で、南風のときは暖湿気流が屏風で強制上昇、断熱膨張して雲が湧きます。ガスってしまうのは地形の特性であります。淡路島南部のこの山地は、四国山地の標高が高い山々と変わらないぐらい雲霧の発生が多いです。
山の中腹から上はガスっています

↓ 晩のおかずか? ミツバアケビの実です。実の皮を刻んで油で炒めて食べます。ほろ苦いのですが食べられます。なお、ミツバアケビ(葉が3小葉)の果実は赤っぽいのですが、普通のアケビ(5小葉)の果実は赤くなく、水色っぽいことが多いですが、「サビ」が出て茶色で皮がザラザラのこともあります。
ミツバアケビの果実

淡路島産の天然マイタケ、2016.10.8撮影
↓ 立ち枯れの高いところに発生したものです。樹の樹種は老朽化しているので不明。普通はマイタケは樹の根際にでるものですが、その発生木が腐朽してくると高い所に出たり、ときには倒木上に出ることもあります。で、マイタケは根際に出るものだと先入観にとらわれないことです。また、写真のものは樹の幹径がせいぜい50センチほどで、とても大木だとはいえません。マイタケは大木に出るものだという先入観も持たないことです。先入観を持つと、目の前にそれがあっても見落とす心理的な盲点になります。自然観察の要諦は、“その種の分布上この地域にありえないものであっても、あるかもしれない” “例外中の例外は必ずある” という柔軟な目でみるように。(これは自分へのいましめ)
立ち枯れの高いところに発生したもの

↓ 地上1.3mの高さで幹の周囲が300センチ以上という環境省の巨樹・巨木林の基準をかろうじてクリアしているかな、という程度のアカガシ(ブナ科)の根際にでました。根際の根と根の間が “うろ” になっている部分に出ています。写真のものはヘラ状の傘が非常に大きくて、一瞬、トンビマイタケ? かと錯覚しましたが、どう観察しても普通のマイタケです。(トンビマイタケならば指で押さえたところが、しばらくのち黒変することで見分けられます)
根際に発生したもの
淡路島南部の山中の天然マイタケ
この樹の根際のうろに全部で4個マイタケが出ていました。うち、1個はまだ子実体 (いわゆるキノコのこと) は小さい。小さいのは4~5日後に来たら採り頃か? 一瞬、トンビマイタケかと見紛ったのは、狭い所で生育が阻害されていたのだけれども、子実体の一部分がうろの外まで出ることができ、うろの外に出た “へら” のみが伸び伸びと大きくなれたのではないか? と見ます。
淡路島南部の山中の天然マイタケ
淡路島南部の山中の天然マイタケ


本日の収穫
↓ 本日の収穫です。5キロ入りのミカン箱一杯採れただけでなく、箱に入りきれなくて加えてレジ袋一杯の収穫でした。ただし、ご覧のとおり何とも情けない採りかたです。“うろ” の狭い所に発生しているので上手く採れません。結局、しかたがないから 「へら」 を1枚づつ剥がして採るというやり方をせざるをえませんでした。このマイタケ発生樹はこのたび初めて見つけたのですが、これほど採集に困難を極めたマイタケははじめてです。 バラバラに分解した状態ですので、これは付着しているゴミを掃除したのち、細かくちぎって天日で乾燥させましょう! 実は、乾燥マイタケは体の免疫活性を高めるクスリなのであります。毎日煎じて服用します。実際にはホウロクで煎じるわけでなく、利尻コンブや伊吹島イリコと一緒に乾燥マイタケを鍋に放りこんで、一晩浸水してダシをとります。で、味噌汁等にして食べてしまいます。結局、煎じて飲むのと同じことであります。 人様に乾燥マイタケはクスリだなどと言って売りつけたら薬事法違反ですが、自分が勝手にそう信じるのは問題ありません!
なお蛇足ながら、この山域は吾輩も入会権(いりあいけん)を所有していますし、本日採った現場は吾輩の兄弟が権利者です。ちょうど実兄がいたのでマイタケ貰うぞと声をかけてから採取しています。で、森林窃盗等なんの法令違反もしていません。
本日の収穫




淡路島南部の山でマイタケを採った
淡路島南部の山岳地帯でも、天然マイタケが出はじめた

●このあいだ、四国に2座ある日本100名山のひとつ、徳島県の剣山 (標高1955m) で天然マイタケの観察をいたしましたが、その観察場所は特別な保護林で植物やキノコの採集が禁止されています。で、残念ながら見るだけでしたので、ぼちぼち我が淡路島の山でも出てくるだろうということで、本日 (10月4日) 見にいきました。淡路島南部に標高500~600mの山々が東西15キロにわたってあるのですけれども、この山塊にマイタケが結構出ますわ。ブナ科のどんぐりが成る木に出るのですが、意外にサクラ (ヤマザクラ) に出てきます。本日、2キロほどの収穫がありましたが、サクラ (桜) の木に出たものです。

●なお、マイタケ発生場所など詳細な情報は秘匿とさせていただきます。 拙ブログのアクセス解析を見たら、検索の網に引っかかるせいか閲覧者は北海道から沖縄まで広範囲ですが、意外に地元の方が覗きこんでいるようです。他府県の方がわざわざ淡路島までキノコ狩りに来ることはないでしょうけど、地元の方ならば、「こいつ、どこで採ってきよるんやろか?」 と詮索する人もあるようです。ということで、残念ながら詳細はお教えできません。キノコ狩りの本場、東北地方でもマイタケはそう簡単に採れるものではないそうで、まして発生数が少ないと思われる南の地方ではマイタケを見つけ出すことは至難のことです。わたしも、植物調査の一環で淡路島の中をいたるところ歩き尽くして、そういう中で見つけ出したものです。探し出すのに大変な労力をついやしていますから、そう簡単にお教えするわけにはまいりません。ま、キノコ狩りの世界とはそういうものなんですわ。悪しからず‥。


↓ 諭鶴羽ダムです。この奥へ行ってまいりました。
諭鶴羽ダム

↓ 諭鶴羽山登山口です。ここから登ります。標高180m。
諭鶴羽山登山口

↓ 牛内ダムの方から登る道は崩壊しています。
牛内ダムの方から登る道は崩壊している

↓ 神倉 (かんのくら) というところです。いわゆる岩倉で、巨石信仰の祭祀場所です。標高270m。
神倉(かんのくら)

↓ ここは分岐点になっていますが、山頂に向かって左の方は、むかし天理教の信者が開いた登山道がありました。しかしながら、現在では荒れ果てて通れません。ここで標高370m。
天理教の道への分岐点

登山道は、剣山なみに立派で歩きやすい。
↓ 登山道ですが、道幅が2~3mあって広く、森林の遷移が進行して下草が消えていますので歩きやすいです。礫が多いところ、落ち葉の絨毯を歩くところ、土のところと変化に富んでいます。島の中の里山であるのに、標高の割に山頂からの眺望が利くので、意外に京阪神あたりからの登山者やハイカーが大勢来ますね。よく歩きこまれ、なかなか立派な登山道になっています。
登山道(礫が多いところ)
落ち葉の絨毯を歩きます
土のところもあります。

淡路島にキツネがいたのは戦前の話ですよ! 島内からは、とっくの昔に絶滅していますわ。環境省はなんといい加減な看板を作るのだろうか。たぶん、同じ看板を一括して沢山作って各地に立てたから、それぞれの地の実情に合わず、変なことになったのでしょう? 淡路島から大型哺乳動物が次々に絶滅しています。江戸時代後期にニホンアシカが絶滅し、終戦直後にキツネとニホンカワウソが淡路島から絶滅しています。ニホンオオカミは淡路島には元々いませんでした。ニホンオオカミ (江戸時代にはヤマイヌと呼ばれていた) がいたという記録や古文書がありません。
キツネがいたのは戦前の話です。

↓ 天然シイタケがあったが傷んでいます。シイタケは里山では春と秋に発生する二期生ですが、秋の発生は少ないです。写真のものはサクラの木に出ています。自然状態でサクラの木にシイタケが出るというのは珍しいのですが、栽培下ではサクラの原木にシイタケ菌を植菌すると、シイタケがよく出てきますわ! 昔やったことがあります。
天然シイタケがあったが傷んでいます。

↓ このあたりで標高は約500m。
ここらへんで標高500m

↓ 山頂の北側の直下にある無線中継所のような施設ですが、工事をしています。(何の施設なのかよく知りません)
山頂直下の無線中継所? 工事をしています。

↓ 山頂まであと10m!
山頂まであと10m!

↓ 山頂到着です。登山口から出発したのは15時20分です。到着は16時22分。1時間2分で登ってきましたが、登るみちすがらキノコをさがしたり、写真を撮ったりしています。もし、真っ直ぐに登ったならば距離3キロ、標高差430mですが、45分ぐらいで登れそうです。
山頂到着!

↓ 手前の石積の台は、諭鶴羽神社のお神輿渡御でここにお神輿を置きます。
山頂のお神輿台

↓ 山頂から東のほうを見ました。今日はかすみが多いので和歌山市あたりは見えません。眺望が利く日には紀伊半島の大峰連山が指呼の間に見えています。
山頂から東のほうを見る

↓ 山頂から北を見ました。淡路島は小さな島 (面積が日本国の約600分の1) ですが、直線距離で南北50キロあります。で、かすみが多い日は島の北のほうが見えません。眺望が利く日には神戸市の裏山の六甲山がよく見えます。
山頂から北のほうを見る

↓ 山頂から西のほうを見ました。かろうじて鳴門海峡が見えるだけです。眺望が利く日には剣山が指呼の間に見えます。
山頂から西のほうを見る


本日 (10月4日) の収穫
↓ 淡路島南あわじ市産の天然マイタケですが、サクラの木に発生しました。本日の収穫は僅かで、2キロほどしかありません。配って回るほどないので、全部マイタケご飯にして食べてしまいました。お配りするのは沢山採れたとき。沢山採れるかどうかは不明です。
淡路島南あわじ市産の天然マイタケ



905ヘクトパスカルは観測されていない。
ドボラック法による台風の中心気圧推定と、実測値は別もの。
905ヘクトパスカルというのは、実測された数字ではないから騙されないように!

久米島で00時41分に957.2hPaを観測するも、歴代10傑にも入らない!


●台風が日本にやって来たときに、1時間ごとに気象庁から台風情報が発表されますが、そこでリリースされる台風の中心気圧は、あくまでもドボラック法 (EIR法) という台風の雲の赤外強調画像パターンから類推した推定値であります。気象庁 「Dvorak法による台風の強度推定」 参照。 かつて、米軍の観測飛行機が台風の中心に命がけで突入して観測機器を投下して観測した実測値とは別物であります。気象庁がきちんと説明しないのは問題ですが、門外漢であってもちょっと資料に当たって調べればすぐに気付くことです。にもかかわらず、推定値と実測値を全く混同して、あるいは同列の物として扱い報道する (報道させる) のはいかがなものか? いいかげん、“大変な大変” を演出するために、数字をより大きく見せようとするヘンな煽り報道はやめるべきであります。とくに、今回は推定値と実測値が大きく乖離していた可能性が濃厚な感じですので、少し書いてみましょう。

気象庁サイト 台風情報 から借用。
10月3日24時に台風は久米島付近にある

4日00時ちょうどに台風の中心位置は北緯26度10分、東経126度35分に存在すると解析されていますが、ならば旧久米島測候所から南西方向に約30キロのところです。北北西に15キロ/時で北上しているから、1時ちょうどには久米島測候所の西南西25~30キロぐらいのところを通過したものと思われます。台風の目は明瞭で屋久島程度のおおきさがありますが、久米島測候所は台風の目の外縁の僅かに外側だったと思われます。久米島は台風の目には入らなかったでしょうが、台風の目のすぐ外側10キロか15キロぐらいのところであったろうと思われます。

気象庁サイト 衛星画像 から借用。
台風の目が明瞭

●で、旧久米島測候所に一番台風が接近したと思われる4日01時に旧久米島測候所で観測された気圧は959.7ヘクトパスカルでした。 (註) 約960です。 24時と01時の間で、1分毎の観測データではもう少し気圧が下がった可能性はあるでしょうが、960ヘクトパスカル地点から、わずかに10キロや15キロ先で905ヘクトパスカルというのは、いくら台風の中心近くでは気圧傾度が非常に大きくなるといっても、過大すぎる推定ではないのか。実測値で補正するならばせいぜい940~950というところではないのか? 雲の衛星画像を解析したら905という数字が出てくるんだといっても、画像パターンによる気圧推定が当っているかどうか全くケースバイケースで、衛星雲画像パターンでの推定は絶対じゃないハズ。実測に勝るものはなし。今回は今までのパターンが当てはまらないケースだったのでは? しかしながら台風が久米島測候所の真上を通過せずに少し外れ、検証不可能なのはまことに残念ですが、吾輩は気象庁の905ヘクトパスカルという推定は大外れだったと見ます。

(註) 沖縄気象台の 「平成28年台風第18号について」 によると、久米島で00時41分に957.2hPaを観測したことが判明しました。久米島のすぐ横をかすめ通った台風が更に50hPaも低いというのは、まあ、ありえないでしょう。下表は、久米島での日最低海面気圧の低い方からの順位です。今回の957.2hPaという観測値は、観測史上の10傑にも入らないよね! これが観測統計の厳然たる事実です。「国内で観測史上最大級の台風襲来」 などという異様な報道が踊りましたが、この程度の観測値ではごくありふれた台風です。観測史上最大級というのならば、観測値をもって最大級かどうかを判定すべきで、不確かな推定値で判定するのは間違いです。 → 下表の出典
久米島での日最低海面気圧の低い方からの順位

●なお、洋上に配置される気圧観測所の真上を台風が通過したときが、ドボラック法での推定が当っているかどうかを検証できる唯一のチャンスです。それ以外は、台風の中心気圧の真の値などまったく不明です。 報道では、「沖縄に接近した台風では1959年の台風14号が宮古島で記録した908ヘクトパスカルが最も低く、県内、国内で観測史上最大級の台風襲来‥」 などと平気で書かれていますがヒドイ報道です。908は (詳細は908.1hPa) 宮古での観測された実測値 (つまり客観的事実) です。実測値は実測値同士で比較すべきものであって、不確かな推定と同列にするのは絶対におかしいです。そもそも、推定はあやふやなものなのだから、5ヘクトパスカル刻みの大雑把な数字しか示されません! つまり推定は事実ではないのです。

●おそらく気象庁の技官官僚とマスコミと地球温暖化利権者は一蓮托生のグルなのであって、より数字を大きく見せかけることによって、自分たちの権益を守ろうとしているものと思われます。ただ気象庁は政府傘下の組織であるがゆえに、どうしても政府の政治的な思惑からのくびきがあり、不本意ながらやっているように見えます。(陰でブツブツ言っている人の声が外まで聞こえてきます) じつは、タチが悪いのはマスゴミどもであって、気象庁の言うことを何倍にも増幅して煽りまくっています。あらゆる面において、この国の癌はNHK・テレビ・大新聞のマスゴミどもと言えましょう!


久米島の気圧変化





第一級の食用菌? タマゴタケ(卵茸)の観察
淡路島南部の照葉樹林でタマゴタケが大発生!

●淡路島南部の南あわじ市の山中で、いま タマゴタケ が大発生しています。タマゴタケは非常に美しいキノコであります。まるで絵本の挿絵に出てくるようなメルヘンチックな姿のキノコです。日本列島では信州以北のシラカバ分布域に発生するベニテングタケと、西南日本の照葉樹林にも発生するこのタマゴタケ、この2種が日本の美しいキノコの双璧です。 9月29日の午後1時過ぎに、同級生のO君 (おお君) から緊急連絡をいただいた。 「タマゴテケが出たあぁァ! はよ見に来いよ」 ということで、1時間後の2時過ぎに現場に到着。観察するのであるが、先ず腹ごしらえです。O君の軽トラ荷台にブルーシートを敷いて買ってきた握り寿司を食べました。O君、情報提供ありがとう!

付近の環境】 
・付近は50年前までは炭焼が行われていました。シイを主体とする自然林に近い二次林ですが、炭焼き時代が去って50年、伐採跡の “ひこばえ” は50年程度経っています。50年前に山が丸坊主だったわけでもないし、50年前に樹齢30~50年の樹はあったハズだから、周囲の林分の樹齢は50~100年であろうかと推定できます。幹周3mを越える巨樹も点々とあるようで、深い暖帯照葉樹林であります。 

・地質的には中央構造線のすぐ北側で、愛媛県松山 ~ 徳島・香川県境の阿讃山地 ~ 淡路島の諭鶴羽山地 ~ 大坂・和歌山県境の和泉山地の東西300キロ続く 和泉層群 で、中生代白亜紀後期に和泉内海で堆積した海成層です。砂岩と泥岩の互層となっていますが、ところによっては礫岩もあります。また、地表下2m~3mには固結していない凝灰岩層が数センチ見られる露頭もあります。縄文時代に大噴火した喜界カルデラの火山灰が淡路まで飛来したものと思われます。土壌はそういう母岩が風化した森林褐色土で、現場ではやや黄褐色で粘土質な細粒の土壌であります。現場は兵庫県では最も温暖な地なので、表面の腐植は少ないです。(分解が早いから) 場所によっては中央構造線の断層群で形成されたと思われる青色の断層粘土 (母岩は三波川変成帯から流れてきた緑色片岩か?) も見られます。一帯は兵庫県有数の地滑り地帯であります。


生長が非常に早い!
↓ 29日15時にはまだ幼菌であります。一番右の物は、白いタマゴが割れて、中から赤身 (?) が出た直後です。
29日15時にはまだ幼菌

19時間30分後になると
↓ 30日10時過ぎには傘が完全に平開しています。すっかり成菌となっております。生長はすこぶる早く、地上に出てきて傘が平開するのに1~2日のようであります。傘が平開したのち何日もつのか不明ですが、せいぜい数日の寿命ではないか? (ただしキノコの本体は地中の菌糸でこれは寿命が長いハズです。なぜならば毎年同じ所にタマゴタケが出てくるから)
30日10時には傘が平開する


タマゴタケは第一級の食用菌か?
●まず、はじめにタマゴタケは第一級の食用菌であります。
培養困難な食用きのこ、「タマゴタケ」 の人工栽培化を目指して マッタケ栽培研究といえば小川真先生が有名ですが、タマゴタケ栽培研究は遠藤直樹先生? 冒頭部分を引用させていただきます。なんと、食用価値が高いキノコとして、タマゴタケがマッタケやトリュフと並べられています! 

「食用価値の高い野生きのこであるマツタケ、トリュフ、ポルチーニ、タマゴタケは外生菌根菌に属し、樹木と共生関係にあることが知られています。外生菌根菌は、多糖類 (セルロースなど) を分解する能力を持たないため、増殖するためには生きた樹木からの炭素源の供給が不可欠です。そのため、原木や菌床を用いた従来の方法では栽培することができません。したがって、菌根性きのこ類の栽培化を実現するためには、宿主植物の根に菌根菌を感染させた苗木を作出し、それを維持する技術の開発が必要です。」

キノコ研究の専門家がタマゴタケはマッタケに並ぶ高級キノコだと太鼓判をおしていますから、近縁の毒茸と見間違わないようにしっかりと観察しましょう! 秋の自然観察会は緊急にタマゴタケ狩りかな?? でもまあ、誰も気持ち悪がって喰えへんのちゃうか?



       **************************************************


タマゴタケの観察
観察日は2016年9月29日、および30日。観察場所は兵庫県南あわじ市の山中。観察者はO君(おおくん)・山のキノコの2名。観察などとエラそうなことを言うのであれば、検鏡による胞子や菌糸の観察、試薬による呈色反応、胞子紋を採る、まで行かなければならないが肩が凝る話です。更にDNA解析まで視野にいれたら理想的ですが素人には手が届かない世界です。で、現場における単なる肉眼観察にすぎません。 なお、現場には18本のタマゴタケの子実体 (いわゆる繁殖器官のキノコのこと) が認められました。直径3mほどのほぼ円形の円周上に数本づつ、4、6、2、4、2本づつ配列して発生していて、フェアリーリング (妖精の輪) を形成している模様です。現場にはシイノキ (スダジイ) が3本あり、これらと外生菌根を形成して相利共生関係にあるものと、たぶん、思われます。

タマゴタケのつぼ
タマゴタケの若い傘
タマゴタケの柄
タマゴタケの平開した傘
タマゴタケの傘の縁の条腺
タマゴタケの傘の裡面

↓ 右側のシイノキの根元にタマゴタケが発生しました。現場は標高190~200mぐらいです。
右側のシイノキの根元にタマゴタケが発生した

↓ 遠くに徳島県南部の阿南市あたりが見えています。43キロ先の紀伊水道入り口の蒲生田岬がすぐそこに見えています。島のいいところは、周囲が海なのでさえぎる障害物がなく、50キロ~100キロ先まで楽々と見通しが利いて眺望がいいことです。
遠くに徳島県南部の阿南市あたりが見える

↓ 付近にウスヒラタケ (薄平茸) が出ていました。晩秋~初冬に出るような肉厚のボリューム感たっぷりのヒラタケとことなり、夏場に出るものは傘が薄く軟弱でちょっとたよりない感じです。しかし味噌汁に入れれば非常に美味いキノコです。
付近にはウスヒラタケも出ていた

↓ マタタビ科のシマサルナシの実がなっています。淡路地方名は “コクモンジ” ですが全く意味不明。中国語の 「びこっとう」 → 「こっこー・山口県祝島」 → 「こくもんじ」 と変化したのかも? これは吾輩の 「中国語語源説」 ですが、やや無理があるかも? シマサルナシは個体ごとに実の味がかなり違います。写真のものは山中で発見された非常に甘い良い味の株です。穂木を採取し栽培を試みるも失敗! この系統を保存したいのですがプロの園芸家の協力を仰ぐ必要がありそう。
シマサルナシの実がなっている





また日最高気温の記録更新ラッシュだ! 
また日最高気温の記録更新ラッシュだ! 温暖化論者は大騒ぎしなければいけません。

本日は2016年10月2日であります。 

●昨日と今日は、季節外れの猛暑であります。10月になったというのに、真夏に逆戻りであります。私事でありますが、吾輩は今日はよそに手伝いに行ってきました。暑いことは想定済みで夏衣裳で行ってまいりましたが、汗だくです。戸外である行事を行いましたが、熱中症で倒れるかもしれないという危惧さえしました。でも、毎日ダム湖の周囲2000mを最低でも3周、調子が良い日は5周も6周も駆け足して心肺機能を高めていたのが効果が出てきたのか、お陰さまで倒れませんでした。しかしまあ、なんでこんなに暑いのだろうか? 帰宅してから忙しくて数日間見ていなかった高層天気図を閲覧してビックリ、太平洋高気圧に日本列島南部がすっぽりと覆われているではないか! こりゃあ、真夏の天気図です。しかしながら、バイカル湖の南東、アムール川中流域の上空で-32.1度という観測値が見えているように、北の方ではシッカリと冬の気温となっています。北極圏の寒気がなかなか降りてこれないようです。



気象庁サイト 船舶向け天気図 (画種別) ページ から、500hPa高度・気温 の図を抜粋トリミングかつ最低限の着色をして借用します。なお、リンクは最新図しか表示されません。図で、5880mの等圧線 (正確には等高度線) に囲まれた範囲が太平洋高気圧のエリアとされています。
2016年10月2日09時 500hPa高度・気温薄いピンク色で着色した部分が太平洋高気圧の圏内ですが、地上天気図では分かりにくいのが高層天気図では明瞭にわかります。


気象庁サイト 気温の状況 から借用しました。さすがに10月なので35度超の猛暑日を記録したところはありませんが、昨日10月1日の最高気温全国トップは鹿児島県アメダス肝付前田の34.1度、今日10月2日のそれは佐賀県佐賀地方気象台の33.6度であります。
2016年10月2日 日最高気温分布


↓ 10月1日に、10月としての最高気温の更新をした地点
10月1日の、10月の最高気温記録更新地点

↓ 10月2日に、10月としての最高気温の更新をした地点
10月2日の、10月の最高気温記録更新地点

上掲の表は、気象庁サイト 観測史上1位の値 更新状況 から借用しました。ただしできるだけ数を増やさないようにと、タイ記録は除外しました。また、観測統計期間が30年に満たない短いものも除外しました。また、2日連続で記録更新した地点が3か所出ましたが、10月2日の分のみ残しました。それでもこの2日間で記録破りの地点が70地点も出現したのがいかに物凄い10月の暑さであったかを物語っています。

なお、全国に気温を測っている気象庁の観測所は約840か所でありますが、この2日間で10月の最高気温の記録を更新した地点は101か所にのぼります。(タイ記録・統計期間の長短は問わず) 約12パーセントもの観測所で10月の暑さの記録を破ったといえましょう。これは物凄いことであります。


ここは、地球温暖化利権者どもは、気合いをいれて 「大変なことになるぞ」 と大騒ぎしなければなりません。



↓ 【追加分】 10月3日に、10月としての最高気温の更新をした地点
10月3日の、10月の最高気温記録更新地点
島根県瑞穂は10月2日に続いて連続で記録更新した。

↓ 【追加分】 10月4日に、10月としての最高気温の更新をした地点
10月4日に、10月としての最高気温の更新をした地点
熊本県水俣は10月1日に続いて記録更新した。

↓ 【追加分】 10月5日に、10月としての最高気温の更新をした地点
10月5日の10月の最高気温の記録更新は、北陸地方・中国地方西部の日本海側・四国瀬戸内側で、日本海の台風に吹き込む風が脊梁山地を越えるさいに、強いフェーン現象を起こしたためです。
10月5日の、10月の最高気温記録更新地点
愛媛県大三島は10月2日に続いて記録更新した。

↓ 【追加分】 10月6日に、10月としての最高気温の更新をした地点
10月6日に、10月の最高気温記録を更新した地点
千葉県牛久・千葉県館山を除いて各地点連続の記録更新。

↓ 【追加分】 10月7日に、10月としての最高気温の更新をした地点
10月7日に、10月の最高気温記録を更新した地点

↓ 【追加分】 10月8日に、10月としての最高気温の更新をした地点
10月8日に、10月の最高気温記録を更新した地点

↓ 【追加分】 10月10日に、10月としての最高気温の更新をした地点
父島が連日記録更新
父島が何べんも記録更新していますが、本土から南へ約1000キロ、冬でも希にしか10度以下にならない亜熱帯気候区のところで、10月といっても夏の続きでありましょう。また、真夏でも最高気温記録が34.1度と本土では考えられないほど低く抑えられています。周囲の膨大な海洋の気温に及ぼす影響が窺えます。ま、特殊なところでありましょう。本土じゃ春夏秋冬と言うところ、春夏夏夏ってな感じ。



copyright © 2017 Powered By FC2ブログ allrights reserved.