雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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今冬最後の雪見になるのか? それとも? (その2)
写真はすべて2016年3月28日、徳島県剣山にて

↓ 剣山のクマをまだ見たことはありませんが、剣山のクマのように冬眠中でありましたが、関係者が来てごそごそとやっているみたいです。冬眠からお目覚め近しという感じ。営業再開は4月16日 (土曜日) かららしい。天候によっては再開日を変更することもあるらしい。クマは一度だけ高城山で見たことがありますが、近年登山者によるクマの目撃情報が相次いでいますね。なるべくなら出会いたくないものです。万一クマとレスリングする事態になっても負けないようにと、ウエイトトレーニング等で体を造っておく必要があるかも?
登山リフトの営業は4月中旬からか

↓ 写真に写っているのは5台ですが、ほかの駐車場にも車がいて月曜日という割には賑わっています。おそらく皆、剣山に雪が降ったぞということで、雪を見にきたのでしょう。しかしながら、無降雪地帯の瀬戸内地方で雪を見るにはカネがかかりすぎです。鳴門大橋代、高速道路代、ガソリン代、車の償却費、雪道走行冬装備代、非常食、山岳保険代、本式じゃなくても登山衣装代、お土産代(お土産がないと行っても良いという許可が出ない)、おおざっぱに原価計算すると雪見1回あたり完全に1万円以上かかります。晴れていたら、すぐそこに良く見えていてそんなに遠くじゃないのに、カネがかかります。 で、玄関を出たところが即雪山であり、自宅前で遭難可能な北日本がうらやましいところです。しかし何カ月もそうだったら嫌になるでしょうけど‥。
平日なのにあちこちに車がいた

↓ 日本列島最高の珍味を見つけたブナの大木です。地上130センチ高の幹周3m以上という環境省巨樹・巨木基準を軽々とクリアしていると思われます。2m半の竹竿を4本持ってきました。くくりつけて1本の長い竹竿として、その珍味をつついて落としました。ところが、なんと傷み加減です! 残念! 昨夏からの顕著なエルニーニョの影響? で暖冬でここ見ノ越でも何回も雨があったそうです。この気温の高さで傷んだみたいです。厳冬で、冬じゅう冷凍状態だったら良かったのですが残念。 ま、この樹に日本列島最高の珍味が出ることがわかりました。秋にまた竹竿持参で‥。
「ぬけおち」 は暖冬のためか傷み気味

↓ 今回は通常の登山道ではなく、尾根を直登するコースをいきました。ただし登山道はありません。先行登山者(山岳会)の残した赤テープをたどります。しばらく登ると、標高1600mあたりに犬HKの見ノ越FM無線中継所というのがあります。

●一昨年の2月でしたか? 安倍のお友達のモミイ犬HK会長が就任して、「政府が右だというものを、犬HKが左だとは言えない」 と公然と言い放ったのは有名なハナシです。その後は犬HKは完全に政府の広報機関になり下がりました。大本営発表を垂れ流すだけです。7月に参議院選挙をやるのだから、今後の国家の針路を決める重要争点 (原発、憲法、TPP、基地、消費税、格差など) をどうするのか賛否両論からの討論番組をどんどんやるべきなのに、やりません。もはや犬HKに視聴料など支払う意義などありません。断固として犬HK視聴料を拒否しよう! その理由として放送法第4条違反を指摘すればいいでしょう。ていうか、もはや犬HKは解体させるか民営化さすべき時期が来ていますね。

ついでに申せば、批判や拒否感が強い民主党ですが、かつて政権を担当したとき、報道機関に圧力をかけることなどありませんでした。ところが安倍になったとたん、異常な報道管制を敷いています。報道管制をやるとファシズムに堕ちていくことは歴史が教えています。マスコミの幹部が夜な夜な安倍と晩飯を共にしているようですが、本来ならば絶対にあってはならないことです。報道は権力と距離をおいておかなかればならないのに、報道と権力が癒着しています。これでは権力を握った者の思いのままです。すでにこの国には民主主義も国民主権も存在しないようです。

第4条第4項 「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること

●たとえば原発反対の声は国民の間では過半数です。戦争法反対も過半数です。にもかかわらず犬HKは政府寄りの意見ばかりを垂れ流して世論を誘導しています。放送法違反は明白です。第4条が倫理規定だからといって、守らなくてもいいというものではない。犬HKが法律を守らないのであれば、われわれ国民も放送法第64条 (犬HKとの受信契約及び受信料規定) を守らなくてもいいということになってしまいますね。 蛇足ながら、NHK = 犬 HK = 犬あっちへ行け。

犬HKの見ノ越FM無線中継所
犬あっちへ行け


↓ しがない庶民が切歯扼腕、悲憤慷慨してもどうにもなりません。で、せいぜい景色でもみて楽しみましょう。ちらと、登山リフトの索道をのぞいてみました。お財布など落ちていないかな? リフトの搬器に座っているとズボンのポケットからお財布が落ちやすいです。これに乗るときは要注意です。
登山リフトの索道をのぞいてみた

↓ 頂上を仰ぎ見ました。画面中央に見える黒々とした2本の樹木は、右が天然のヒノキ、左がコメツガです。コメツガが出てきたら亜高山帯です。
頂上を仰ぎ見る

↓ 山頂の雲海荘が見えていますが、通常の登山道とはルートが違うので景色もちがいます。
尾根筋を登る

↓ これはウラジロモミの幼木です。沢山あります。吾輩の背丈ぐらいのおおきさですので、クリスマスツリーに良いかも? 剣山では登る道すがら、モミ → ウラジロモミ → シラビソ(シコクシラベ) というふうに、同じモミの仲間でも高度によって見事な棲み分けが観察できます。そういう点に着目するのもいいでしょう。
ウラジロモミの後継樹

↓ 大きな動物と小さな動物の足跡であります。大きな動物は登山靴にアイゼンではなくスパイク長靴を履いています。これがなかなかの優れ物で、軽アイゼン程度の滑り止め効果が十分にあります。
大きな動物と小さな動物の足跡

↓ ヒカゲノカズラが雪上に出ています。名前に日蔭のと冠していますが、日蔭では生育しません。あるのは日向です。
ヒカゲノカズラが雪上に出ている


言わずもがなの剣山の恥部
↓ 通常の登山道からは見えないところに、廃墟が沢山あります。剣山の恥部です。大量のドラム缶を野ざらしに積み上げた目をそむけたくなる光景もあります。剣山観光協会に少しは配慮してそのドラム缶の写真は伏せておきましょう。こんなの放置したままで、環境省も観光協会も 「剣山の自然を守りましょう」 などと呼びかけても空しく聞こえます。
剣山の恥部
剣山の恥部
剣山の恥部

↓ 登山リフトの山上側の西島駅です。おそらく、これも数10年後の廃墟予備軍なのでしょう‥。たぶん、やがては、鳴門大橋でも維持管理できなくなるときが来るでしょう。明らかにこの国は長い下り坂をくだり始めています。いまある社会インフラも維持できなくなるのは目に見えています。どうするんでしょうかねえ??
これも、やがては放棄されるであろう

↓ 刀掛の松まできました。標高は1810m。ここからは胸突き八丁の一番苦しいところです。実は苦しいのは空気が薄くなるせいもあるのではないか? 剣山測候所 (標高1929mにあった) の観測データでは平均気圧は803hPaです。平地 (海面上) の1013hPaの79.3%です。剣山の山頂付近まで来ると空気が平地よりも2割薄くなります。剣山の約2000mで高山病になったというハナシは聞いたことがありませんが、中部山岳では早い人は標高2500mあたりから高山病が出てくるようです。
刀掛の松

↓ ここが一番雪が多かったところです。山頂直下の1900m地点です。岩場になっていて梅雨ごろきたらコメツツジの花が見られます。去年の4月の中頃に山小屋の人がまだ1mあった残雪を掘って 「雪の小谷」 を作っていました。
一番雪が多かったところ
古い雪が残っているようだ

↓ 頂上ヒュッテまであと50m。
頂上ヒュッテまであと50m

↓ コメツガに霧氷。
コメツガに霧氷

霧氷が落ちずに (溶けずに) 待っていてくれました
登るのに時間がかかるので午後2時半になっています。雲がとれて太陽もあたっています。はかない霧氷ですが待っていてくれました。樹に白い花が咲いているみたいですが、午前中ならばもっと見事だったでしょう。いわゆるエビの尻尾は2センチ程度で小さいですが、厳冬期に樹を覆い尽くして氷の塊になったものよりも、この程度のもののほうが被写体にはいいのではないか?
霧氷が待っていてくれました
花が咲いているみたいだ
塔丸と霧氷
エビの尻尾が出来ているが、2センチ程度

↓ 剣山頂上ヒュッテにたどり着きましたが、小さなつららが沢山出来ています。かえりしなに、ヒュッテの壁に掛けてある温度計を15時に見たら、ちょうど0度でした。 3月28日午後3時の気象庁観測では、下界の徳島で15.4度、穴吹で14.3度、池田で14.0度、日和佐で14.2度、海陽で14.6度でした。 北の方では札幌で7.0度、旭川で6.4度、稚内で3.5度、網走で2.8度でした。山の上は日中は気温が上がりにくいことが言えそうです。
頂上ヒュッテ
小さなつららが沢山

↓ 頂上です。隆起準平原の名残のたおやかな笹原となっています。平家の落人たちが再起を目指して馬術の訓練をしたと伝えられる平家の馬場です。
頂上だ
平家の馬場

↓ 笹原と、印象的な山容のジローギュー。ジローギューの山肌の浸食された谷には、例年ならば遅くまで (5月の連休開けくらいまで) 残雪が見られます。今年は雪が消えるのは時間の問題です。
ササ原とジローギュー
ジローギュー

↓ 積雲の下に、降雪の緞帳 (どんちょう)が降りています。
積雲の下に、降雪の緞帳 (どんちょう) が降りてくる

↓ 山頂直下、北西斜面ですが今年は雪が少ないです。
山頂直下、北西斜面

↓ 下山後に山頂をふり返りました。登るのに3時間近くかかりましたが、下山はちょうど1時間です。重力に逆らうのは大変ですが、重力に身をまかせるのは易しいです。マスゴミどもが政府の広報機関をするのは、重力に反逆するのは大変なことであるからなのでしょう。安易な方向に流されたツケは、とてつもなく大きいのではないか?
下山後、山頂をふり返る



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今冬最後の雪見になるのか? それとも? (その1)
本日は2016年3月29日 (火曜日) であります。

●昨日の28日に、また性懲りもなく剣山へ雪をみにいった。ほんまに懲りないもので、ほとんどビューキなのかもしれませんが、しかしながらこの国で一番懲りない連中は申すまでもなく原子力村の面々です。

懲りない面々、やつらは気違いだ!
フクイチ過酷事故を起こし関東~東北地方南部を放射能まみれにして、いまだにフクイチのメルトスルーした放射能溶融デブリはどこにいったのか? 全く不明ですが、いまだにブスブスと放射性物質を吐き出しつづけています。放射能汚染水を太平洋に垂れ流しています。つまり何の解決もできていないわけです。どんなに隠そうとしても晩発性被曝疾病が一斉に出てきているのは疑いようがありません。財産や生活基盤を奪われた何万人もの被害者は、自宅を放棄していまだにさまよっているにもかかわらず、真なる救済らしいことは何もおこなわれていないわけです。なんという不条理なことか! 普通ならば、ある工場が爆発事故を起こしたら、ただちに警察や消防が入って捜査や現場検証が行われ、その工場の関係者や社長が取り調べられ逮捕されるでしょう。普通に考えたらフクイチ過酷事故では逮捕者が数百人ぐらい出てもおかしくありません。東電の関係者だけでなく、原発行政を進めた官僚や政治家、安全神話をふりまいた御用学者、これらを皆しょっぴいて厳しく追及するのが筋のハズです。なのに1人の逮捕者も出ません。そんなバカなことがあるのか! にもかかわらず、性懲りもなく、何の反省もなく、涼しい顔で原発再稼働です。原発メーカーの手下になって海外に原発を売る首相を見るにつけ、政治とは大資本に利益誘導をするためにあるのか? この国には民主主義も国民主権も存在していないようです。やつらは、まったく気が狂っているとしか評しようがありません。必ずや、同じ過ちを繰り返すでしょう‥。

原子力村の面々の狂気と比べると、庶民が、性懲りもなくビョーキなど、たとえばアルコール依存症が治らないとか、手癖が悪くて万引きで何回もつかまるとか、かわいらしいものです。


今回は、気象状況からゆっくりと出発
●西日本の上空に寒気が入っています。27日の21時の高層天気図で500hPa面の気温が、松江で-30.1度、福岡で-29.5度、鹿児島で-28.9度です。春になっているので地上は気温がたかく、地上と500hPa面との気温差が40度に達して大気の状態が非常に不安定です。あちこちで積雲が湧き立ちにわか雨が降っています。山じゃにわか雪です。日本海の上で湧いた雲が流れてくるのではなく、西日本の上空で雲が湧いています。紀伊水道あたりでは大気の下層に暖湿気が進入してきたのか? 特によく雲が湧いています。28日の午後になると上空の寒気も関東のほうへ抜けるでしょうから西日本の雲も収まってきましょう。ということで早く行くと山の上は雲の中です。遅く行けばいくほど晴れてくるであろうという自身の予想でゆっくりと出発。


腹ごしらえに、徳島産鱧 (ハモ) の天丼
↓ 朝7時12分に淡路島の雑想庵を出発、大鳴門橋、高松自動車道を経由して徳島自動車道の上板サービスエリアにきました。7時52分。ここでゆっくりと腹ごしらえです。徳島産鱧 (ハモ) の天丼 900円ですが、ご飯の上に乗っているのはハモの天麩羅が2個、サツマイモとタマネギと紅ショウガと大葉(青しそ)が1個づつであります。
徳島産鱧の天丼 900円
この天丼は美味かった。ご飯にかけているタレもいいし味噌汁も美味い。けれども盛り方がダメだ。どんぶりが小さすぎます。小さなどんぶりに無理やりに詰め込んだというふうに見えます。もう少し広口で浅底のどんぶりに、平面的な広がりをもって盛ったほうがいいです。せっかく6個もの天麩羅を乗せているのに、重なり合っています。平たく盛って6個の天麩羅が全部見えるようにしたほうが豪華にみえます。まったく同じ分量であっても盛り方を工夫すれば900円ではなく1200円ぐらいの料理に見えてきます。


お土産は、阿波半田町の名産のふしめん
↓ お土産は 「ふしめん」 です。土産物店の許可を得て写真を撮りましたが、しっかりと宣伝してくださいということなので宣伝しますが、宣伝効果などあろう筈がありません。ふしめんは、餃子の皮みたいにつるつると滑らかで味噌汁の実に最適です。美味いですわ。あくまでも素麺の製造に付随した副産物なので、販売量が少なく手に入りにくいです。売り切れないうちにお買い求めください。 販売業者の能書きを以下に転記します。販売業者のサイトはこちら  

阿波の味八百秀 半田手延ふしめん 300g
四国三郎吉野川の上流に位置する半田町は、地理的条件に恵まれ、二百数十年もの昔から独特の製法で腰の強い半田そうめんを作ってきました。半田手延べ 「ふしめん」 とは、半田手延べそうめんをつくる時に、二本の棒に幾重にも掛け渡し引っ張り吊して乾燥する時に、棒にかかっていた曲線部分を 「ふしめん」 と言います。この部分は 「節」 などと呼ばれ一部の人達に昔から重宝がられていました。

【阿波の味】八百秀 半田手延ふしめん 300g
お土産に3袋も買ってあげた。
お土産に3袋買った

↓ 上板サービスエリアから剣山地を遠望しました。写真じゃ分かれへんけど、肉眼じゃ雲早山 (くもさやま、1496m )に雪が積もっているのが見えます。今日は霞が著しいようです。残念。
雲早山に雪が積もっている

剣山登山門前町の貞光(さだみつ) まできました。貞光は 「二重うだつ」 でも有名なところです。なお、写真は吉野川の北側から撮っています。まだ美馬市側ですが吉野川を渡ったむこう側が旧貞光町です。現つるぎ町。むこう側の赤信号の右に、剣山の前衛峰の丸笹山 (1712m) が見えていますが、剣山そのものはここからは見えません。
貞光まで来た

旧一宇村役場の近く に来ました。矢筈山はここから行けますが、標高差1000m近くを登ることになり屈強者向きです。老人会の仲間入り寸前の吾輩にはもはや無理です。落合峠からの標高差330mでも無理になっています。剣山地で、もはや登れない山は矢筈山と三嶺。ま、老人になっただけではなく、体重過多も登れない要因ですが、20キロ減量すればひょっとしたら??
旧一宇村役場付近


剣山への道中での見どころ、十家(といえ) 
モノレールと言うよりも、モノラックという感じ

十家モノレール
ということですが、モノレールなどというと、たとえば沖縄のゆいレールなどのような立派なものをつい連想してしまいます。しかしながら、そんな最新式の立派なものではなく、ミカン畑で収穫物を運びあげたり、道のない山のうえに建物を建てる為に資材を運び上げたりするのに使う、歯車同士を噛み合わせて推進するラックピニオン式のモノラックという感じです。実は山村ではこんなの珍しくもなんともなく、あちこちに設置されていますわね。吾輩の出身村でも急斜面のミカン畑にあちこち設置されていました。そもそも危険なものだからなるべく人が乗ってはけない代物です。 10shinranmanさんの 天空の集落十家を訪ねて という山旅レポートが秀逸です。今では一軒1人だけとなって、その方もいらっしゃらない時もあるそうだ。地形図では家屋が20ぐらい数えられますが廃村寸前。

↓ 場所はここです。モノラックの軌道は地形図に記載されていません。
旧一宇村の中心部
しかしながら、地形図をよく見ると、十家地区よりも赤松地区のほうが遥かに高いところまで民家がありますね。貞光川沿いの道路から何と標高差で500m上まで民家があります。こちらのほうが雲の上の集落にふさわしいのではないか? 秋遅くの冷え込んだ朝に貞光川に霧が立ち込めたら、赤松地区の標高が高い家々はまさに雲の上になるでしょう。
赤松地区を見上げる
写真じゃ分かりにくいですけど、見上げたら唖然とするような高いところに民家があります。買い物に行くにも、小学生が学校にいくにも、毎日標高差500mを降りたり上がったりするのでしょうか? 吾輩の出身の村 (有名な淡路島南部の黒岩水仙郷のある村) も山の斜面を降りたり上がったりする傾向はありますが、そういうところの出身の者が見ても絶句です。

↓ 十家地区へ行くためのモノラック
十家へ行くモノレール
十家へ行くモノレール
十家へ行くモノレール
十家へ行くモノレール


↓ 漆ノ瀬の電光標識に着きました。9時45分。淡路島を出て2時間33分ですが、上板サービスエリアで腹ごしらえで40分のロスしていますから、実質は2時間を切っています。やはり高速道路で来ると早いわね。チェーン規制がかかっていますが、ほんまにチェーンなど滑り止めが必要かどうかを確認して規制しているのではなく、3月31日まで原則はチェーン規制するということなのでは?
漆ノ瀬の電光標識

↓ スキー場に到着しましたが、日が当っているので雪はほとんどありません。
スキー場に到着

↓ スキー場から夫婦池までは山地の裏側日蔭で、積雪はわずかですが路面は白くなっています。凍結気味です。朝早くだったらかなり滑ったと思われます。これだからスタッドレスタイヤを夏タイヤに交換できないわけです。ここは標高が高いので4月に入っても積雪があるところです。この標高では気温は確実に平地よりも10度下がり、気温的には北海道の道央あたりと全く変わらないです。タイヤ交換は4月15日ぐらいか?
雪はあった
雪はあった
少し凍結気味

↓ 今日は夫婦池は凍結していません。
夫婦池は凍結していない

↓ 丸笹山への登山口。
丸笹山への登山口

↓ 剣山が見えてきました。
剣山が見えてきた

↓ 西島駅 (標高1710m) あたりから上には霧氷があるようです。山頂はまだ雲の中です。
西島駅から上は霧氷のようだ

↓ 見ノ越に到着です。10時33分。淡路島から3時間21分ですが、40分のロスタイムを引くと2時間41分。やっぱり高速道路で来ると早い。
見ノ越に到着

↓ 見ノ越銀座は4月下旬ころの営業再開をめざして準備を始めているようです。滞在している車が何台かあります。積雪は (新雪は) 3センチぐらいのようです。20センチぐらいを期待していましたが、降水量自体が少ないのでしかたがありません。見ノ越ではにわか雪がちらついています。空はおおむね曇りで雪雲が次々に北西方向から南東方向へと流れています。
積雪は3センチぐらい

↓ 3月28日11時に気温は3度を示していますが、直前まで1度でした。急に雲が切れて太陽が温度計に当たって上がってしまいました。
気温は1度でしたが太陽が当って急に上がった

ちなみに、同日同時刻の下界の気温をしらべてみた。
徳島市14.1度、穴吹12.1度、池田11.2度、日和佐15.5度、海陽15.0度、高松13.8度などです。やはり完全に10度低いです。 北の方では、札幌7.6度、旭川5.5度、稚内3.2度、網走5.6度など。





山菜のシーズンがやってきた!
●本日は2016年3月27日であります。 万象を凍てつかせた (というほどじゃないけど) 冬が去って、春が来ました。500hPa高層天気図をみると、今朝09時の図では-30度の寒気が西日本を覆っていまして、これはまだ冬の気温ですが厳寒期の寒気にくらべると冬将軍の威光はすっかり衰えています。何事においても、そのシーズンになったことを象徴する 「指標」 があるものでして、わが淡路島南部で山菜シーズン到来を告げる 「指標植物」 は、ヤマザクラの満開や、コバノミツバツツジやモチツツジなど開花が早いツツジの咲きはじめです。で、モチツツジが里山のそこかしこで咲きはじめました。 
↓ はモチツツジの花、3月26日、南あわじ市神代上田池にて。

モチツツジが咲きはじめた

↓ フキノトウはもうシーズン終盤です。採り頃は2月中でした。早く出たものはもう50センチぐらいになっています。山の北斜面で日蔭のようなところのものならば、ギリギリいけるか?
フキノトウ
↓ 南あわじ市神代上田にて。これならば縦に2つにカットして天麩羅にすれば何とかいけそうです。 でもフキノトウはもう終りで、これからは若い葉 (葉柄) を集めて佃煮にすればうまいです。甘辛く煮しめたフキの佃煮があれば、他におかずは要りません。
フキノトウ

↓ タラノメも出ています。高い枝先に出ているので手が届きません。採りたくても採れません。こういうときには、ラマルク先生 に言わせたら、

「そりゃあね、手が届かんて言うてもさ、一生懸命に手を伸ばしていたらさ、しだいに手が伸びていってね、じきに採れるようになるんじゃよ」 

などと涼しい顔をして言うにちがいありません。でも、キリンの首が長くなって高い枝の葉が食べられるようになるまで何百万年かかったことか? 進化は地質年代的な時間スケールのなかで起こった現象です。吾輩の手が長く伸びて、高い枝先のタラノメが採れるころには、タラノキ自体が別の木に進化しているでしょうね! 矮小化して盆栽みたいな小さな木になるとか? ラマルクは一応は非科学だと否定されていますが、かといってネオ・ダーウィニズムもおかしいところがあると感じます。生物の組織や器官や行動や生態にいたるまで、あまりに合目的性があり、上手く出来過ぎています。それが偶然の積み重ねだけで本当に出来るものなのか?? という根本的な疑問が残ります。で、依然としてラマルクの言説が魅力的に見えてしまいます。 写真は3月26日、南あわじ市八木にて。

タラノメ


未発表の新しい山菜 を紹介しましょう!
↓ 兵庫県レッドデータBランクの貴重植物のシマサルナシですが、その新芽を採って食べてしまいます。じつは島の南部の山岳地帯の海岸部には沢山あります。レッドデータ種というほどではありません。ただし、写真はわが雑想庵の庭で、物干し竿を架けるポールに巻きついて茂っています。別に植えたわけじゃないのですが、採ってきたシマサルナシの実を食べて、食べカスを捨てたところ勝手に生えてきました。この新芽は苦みも渋みもアクもなく、食べられます。とても上等な山菜です。
シマサルナシ
↓ これぐらいがちょうどいい採り頃です。これよりも若いと収穫量がすくないです。これよりも遅くなると固くなり渋みやアクが強く出てきます。
これぐらいが採り頃
↓ 本日の収穫。沢山とれるものではないので、春先に1回だけ味わうものです。
本日の収穫
↓ シマサルナシの新芽と、鳴門海峡の名産品のジャコをあえ物にしました。美味そうにはみえませんが酒のサカナになります。豆腐を使って白和えにしたら合う食材のように思います。
シマサルナシの和え物

マタタビです。小さな芽がやっと出たところです。採り頃はまだ先のようです。 このマタタビだけでなく、ウラジロマタタビや、淡路島には自生しませんが剣山などでは沢山あるサルナシの新芽も食べられます。マタタビ科の蔓植物の新芽はみな食べられるのです。これらはどれもシカ (鹿) の大好物なのです。
マタタビの芽はまだ小さい



海岸から四国アルプスの連山を眺め、浜豆苗 (はまとうみょう) を採る。
淡路島南部の海岸から、四国アルプスを眺めた
山座同定は意外に難しい作業です。遠望した山々を歩き尽くして地形を熟知していないと、なかなか正確には同定できないものです。ま、山登りじゃないけど、遠望したエリアは長年の間には結構歩き回っているので、間違いはないと思います。

四国アルプスの面々
↑ 四国アルプスの高峰の面々を遠望しました。書きこんだ文字がうるさい感じですが、いい眺めです。なんとなく、信州の盆地から眺めた北アルプスみたいです。信州の盆地の人里自体が標高が高いから、比高ではそんなに差はありません。そのため似た眺めになるのでしょう。 地元の徳島市からだと、手前の里山が邪魔して四国アルプスの全貌が見渡せません。離れた淡路島南部からのほうが四国アルプスの連山がよく見えます。燈台元暗しの逆で、燈台の足元からはローソクは見えないものです。

なお、四国山地を、四国アルプスと呼んだのは、旧制松山高等学校(現愛媛大学)に赴任してきた登山家、北川淳一郎の著作 『四国アルプス』 伊予史籍刊行会、大正14年刊あたりだと思われますが、90年ほど昔です。ただし北川の考案かどうかは不明です。なかなかいい名称なに、四国アルプスの名はあまり人口に膾炙しませんでした。四国の山登りでもあまり四国アルプスという表現を使わないようです。で、ヘンな言葉を使うようですが、けっして吾輩の勝手な創作じゃありません。剣山地を 「四国東アルプス」、 石鎚山地を 「四国西アルプス」 とも言いますわ。


剣山周辺
↑ 四国アルプスの東の盟主、剣山をズームアップ。双眼鏡でみれば見ノ越のトンネルが確認できます。剣山と一ノ森の中間に二ノ森というピークがあります。徳島県レッドデータ種なのであまり大きな声でいえませんが、ここにハクサンシャクナゲが自生します。剣山のハクサンシャクナゲは桃色が濃くて観賞価値が高いです。花期は夏の7月ですが、今年はハクサンシャクナゲのお花見にいきましょう!

矢筈山周辺
↑ 手前の高越山と、奥の矢筈山は標高差が700mもあるのですけど、距離が全くことなるので重なって見えています。すぐそこに見えていますが、実際に車で素っ飛ばして行っても遠いです。手前の黒々とした山は鳴門市の山です。まん中の黒い山はお城がある妙見山で、標高はわずか61m。左の山でも89m。


砂質海岸に生育する第一級の山菜、ハマエンドウ! 
浜豆苗 (はまとうみょう) と呼ぼう!

淡路島南部の海岸にきましたから、お土産に山菜を採りましょう。たしか、拙ブログでは、まだ未発表だったかと思いますが、ハマエンドウです。普通は山菜と認知されていないし利用もされませんが、間違いなく第一級の山菜です。ただし、採り方に要領がいります。このハマエンドウが第一級の山菜となるか、ただの雑草となるかは採り方しだいです。

第一級の山菜ハマエンドウ
↑ 砂浜の強光下で生育したものはダメです。固くて筋ばっています。写真のように、陸地側にだいぶん入った 「安定帯」 と呼ばれるあたり、他の草がぼうぼうと生えているあたりのものが柔らかくて利用できます。写真ではイネ科のネザサやチガヤがぺんぺんと茂っていて、その中に埋まるようにしてハマエンドウが生育しています。こういうところのものは、半日蔭に近い状態でややモヤシ的な生育で柔らかいです。

本日の収穫
↑ 本日の収穫、お土産です。蔓の先っぽのみを摘み取ります。指でつまんで簡単に折れるところから先を摘みます。折れないところは固いからダメです。アクは一切なし、苦みも皆無です。山菜は苦みや渋みやアクがつきものですが、それらは全くありません。緑の菜だと考えて食します。食材としては、豆苗 (とうみょう) によくにています。ていうか豆苗そのものですわ。普通のエンドウの若い葉や茎が本来の豆苗ですが、中華料理の高級食材です。実際に菜園のエンドウの蔓先を食べてみますと、生でも食べられますし美味いです。それの海岸野生版というところです。で、浜豆苗 (はまとうみょう)とでも呼べば値打ちが出てきます。

調理の一例
↑ 吾輩の作品。浜豆苗のソテー、卵とじ。写真の撮り方が下手なので、美味そうに見えませんけど、美味いです。知らずに食べたらホウレンソウかと思うでしょう。ビタミン類など栄養価もすこぶる高いと思われます。初夏にハマエンドウの種子ができます。夏のあいだ種子が休眠するので秋口に蒔いて栽培してもいいかもしれません。ていうか、栽培すれば高品質のものが採れるでしょう。



オオイタビが生えている詳しい場所と、その生育状況について
●2011年6月14日付けの拙記事 この 「オオイタビ」 はどこから来たのか? で、明らかに自生ではないけれども、さりとて、わざわざ植えられたとも考えにくいオオイタビを観察しました。5年近く経ってどうなっているのか見にいきました。山中や海岸に明らかな自生とみなせるものを見たことはないのですが、人家の周囲に何箇所か生育しています。なんらかの要因で広がっているのではないか? と思われるふしがあります。周辺地域のどこかに植栽あるいは自生の親株といえる個体が存在していて、その種子が鳥散布等により拡散しているのか? との推測も可能です。

●このたび、兵庫県の植物のフロラや分布を克明に調査している団体のK先生から問い合わせを頂戴しました。オオイタビは綺麗な花が咲くわけでもありませんし、結構たくましく、生命力がかなり強そうな豪壮なツル植物です。植物愛好マニアの傍若無人きわまる採集圧にもびくともしないような強靭さが感じられるツル植物です。場所を公開しても破壊や消滅の危惧は少ないと判断、本エントリーに観察結果を記録します。失われていく地域の自然を認識する意味から、淡路島南部の住民はオオイタビとはどんな植物なのか大いに見に行きましょう! もし、身の回りで同様なツル植物をご覧になったならば、ぜひともお知らせくださいませ。


オオイタビを見た場所
地点1  南あわじ市阿万  海水浴場の植栽ヤシ林の中 2年ほど前に伐採されました。
地点2  南あわじ市阿万  海水浴場の植栽ヤシ林の中 宿主のヤシの樹をしめ枯らす勢いの見事な生育ぶり。
地点3  南あわじ市福良  倒壊寸前の平屋木造建物の土壁にあったが、その建物が最近解体されました。
地点4  南あわじ市賀集  旧家か? と思われる屋敷の、放棄された立派な庭園の土塀にあります。
地点5  南あわじ市神代  完全に倒壊した小屋を覆うが、匍匐した茎の小さな葉ばかりです。

いづれも人家の周辺にあり、とても自生とは思われませんが、さりとて植栽とも思われない状況です。



とりあえず、地点1と地点2の詳細な場所
地点1と地点2は公有地と思われ、気兼ねなしに観察できます。しかしながら、3、4、5は個人宅の横あるいは敷地内ですので観察や撮影に許可が要りそうです。3、4、5も植えられたものではなく何らかの要因で種子がもたらされ勝手に生じたという感じが濃厚で、調べる必要がありそうですが後ほどに‥‥。

国土地理院地形図 を借用します。
地点1及び2の詳細な場所
阿万海水浴場に、正確な種名はわかりませんが南国情緒をかもし出すためにヤシの樹がたくさん植栽されています。そのヤシ林公園の東端と西端にオオイタビがあります。地点1と地点2の間の直線距離は約500mです。生育環境は、土質はベースが海岸の砂のようですが、他の客土が入っているかもわかりません。光環境はヤシの樹が疎らに植えられているのですこぶる良好です。風当たりは潮風の吹きさらされる強風環境だと思われます。飛砂防止のためのフェンスが設置されています。


地点1の生育状況 2016.3.21の様子
↓ 生育地を海側から見ました。
海側から見た地点1

↓ オオイタビがあった場所です。4年前の写真はここのものでした。」
オオイタビがあった場所
オオイタビがあった場所

↓ このヤシの樹にのぼっていました。
この樹にのぼっていた

↓ 伐採されたオオイタビの株元です。根元で、茎の径は約4センチです。伐採されたのは2年ぐらい前だったと記憶しています。公園管理者によってここのオオイタビを伐採して除去したということは、オオイタビが植栽品ではなく、他所からの侵入であった証拠とも言えるのでは? また、ここにヤシの樹が植えられたのは相当古く、それに比べるとオオイタビの根元は細いです。時系列から考えて、ここのオオイタビはヤシの植栽時に付随して来たというよりも、後に鳥散布で南から種子が運ばれた可能性が高いのでは?
伐採されたオオイタビの株元
茎の径は約4センチ

↓ 地面に残る匍匐茎の残骸であります。地面の丸い赤いものはソテツの種子です。
地面に残る匍匐茎の残骸

↓ 完全に消滅したのではなく、生き残った根株からの萌芽があります。地面にたくさんある丸いものはヤシの樹の種子です。種名不明なここのヤシは夏に鈴なりの実がなりますが、果実の径は3センチほどありまして、結構果肉があります。ほんのりと甘みがあって食べられなくもありませんが、あまり美味いものではありません。植えるのであれば、中東で栽培され重要な食品とされるナツメヤシを植えてほしいものです。
生き残った根株からの萌芽はある

↓ ソテツの根元にもオオイタビが萌芽再生中です。
ソテツの根元にも萌芽再生中

↓ 復活を目指して、よいしょとソテツの幹によじのぼっています。
復活を目指している

↓ 海側にトベラの生垣があります。この生垣の中にオオイタビがあります。
海側にトベラの生垣がある

↓ 公園管理者の生垣の手入れが悪く、本来はトベラの生垣なのでしょうが、他のものがいろいろと侵入しています。手入れがわるいからこそ、オオイタビが生き残ったとも言えます。
生垣の手入れが悪く、色々なものが侵入している

↓ 生垣の下部にオオイタビがありますが、ヤシに登っていた個体と地面を這う茎でつながっていたのか、あるいは全く別の個体なのかは不明です。
これがオオイタビ

↓ 地面や岩・塀を這うときは、葉が小さくなって別物みたいです。
地面や岩・塀をはうときは、葉が小さくなる



次に、地点2の生育状況 2016.3.21の様子
↓ 4K動画です。海水浴場の公園西端にあって、ヤシの樹を覆い尽くすオオイタビです。もちろん自生ではないのですが、これがどのようなルートでここに侵入してきたのか? 気になります。2年か3年ほど前に、公園管理の作業員がこのオオイタビの太い主幹のツルを地上から胸高の高さで切断して、退治しようとしました。ところが、切断部分の上部も気根から雨水を得たのか? さらに切断下部と気根同士が合着?? 枯れることなど全くなく、わずかな期間で見事に盛り返しました。そして切断以前よりも樹冠は更に大きくなったように思います。樹勢のたくましさ、生命力の旺盛さには目を見張らされます。逆から考えたら、もしこれが住宅地や田畑の周辺などあちこちに侵入したら、土壁や石垣などは既存植物がいないニッチの空白になっているので、大繁茂して厄介な植物になるかもしれません。退治するのに四苦八苦するかも?




↓ ヤシ林の公園の西端にあります。
公園の西端にある

↓ 大変見事な生育ぶりです。巨大なクリスマスツリーみたいです。
見事な生育ぶり

↓ 茂っている中を覗きこみました。典型的なしめ殺し植物のようです。このヤシの樹の場合は幹の頂上までオオイタビに取りつかれてしまいました。まもなく葉まで覆い尽くされ、やがて枯らされるのでは?
典型的なしめ殺し植物

↓ 地面を這っていった先で、水飲み場に這いあがって繁茂するも、葉が小さいです。これだけ見たら、別物に見えます。ヒメイタビと間違われるのでは?
地面を這っていった先で繁茂するも、葉が小さい

↓ 匍匐茎の小さな葉と、斜上する茎の大きな葉はあまりに異なりますが、どちらも同一個体のものです。
匍匐茎の小さな葉と、斜上する茎の大きな葉

↓ 生育はすこぶる良好です。花のうも沢山ついています。しかしながら、まだ3月です。オオイタビの新梢もまだ出ていません。この花のうは熟していませんが、いったい何時から出来ているんでしょうか? 真冬からある?? 去年の秋から??
良く育っています。花のうもたくさん。

↓ 2個ならんで仲良くツイン花のう? たまたま近接しているだけで、1つの果柄に2個着いているのではありません。
2個ならんで仲良くツイン花のう?
こちらもダブル花のう

↓ 目通りの高さ付近のものを順に30個まで定規で花のうの横幅を測りました。30ミリにピークがあるようです。綺麗な正規分布の山型になっていませんが、個数が足らないのと、測り方がいい加減だったようです。まだ未熟なので、熟期の夏にはもう少し大きくなるのかも?
花のうの大きさ(横幅)

↓ ひと枝だけ持ち帰って、花のうをカットし内部の構造を観察しようとしましたが、まだ未熟な状態で観察不能です。よってこのオオイタビの樹がメス木なのか、オス木なのか不明です。
持ち帰って花のうの内部を観察

↓ 葉の裏面では、葉脈は明瞭に盛り上がっています。
葉の裏面では、葉脈は明瞭に盛り上がっている
葉の裏面では、葉脈は明瞭に盛り上がっている

↓ 葉は光沢があって厚く、いかにも海岸近くの植物という感じです。托葉の脱落した跡がリング状になっています。
葉は厚く光沢がある



日本屈指の清流、吉野川に発生する渦列を世界遺産にしよう!
JCPZ(日本海寒帯気団収束帯)を捉えた見事なアニメ

Weather Models さんがこしらえた JCPZ (日本海寒帯気団収束帯) の見事なアニメーション を拝見すると、方向が異なる気流が合流すると、ぶつかりあった空気が行き場を失って、激しい上昇気流を起こして雲が湧きたったり、あるいは渦を巻くのがよくわかります。 リンクは必見です! べつに気象ファンじゃなくても、「なるほど」 とよく分かる素晴らしいインターバル動画です。このアニメは、モノクロの可視衛星画像を、30秒ごとの画像を1時間分つないだもののようです。1枚の静止画像だけでは絶対にわからないところの、JPCZに沿って雪雲が湧き立つ様子を可視化しています。 ↓ は下手な素人講釈。

下手な素人講釈を書きこんだ
↑ 気流そのものは目には見えませんが、低層の雲の動きで気流が可視化しています。北西方向からと、北東方向からの、2つの筋状対流雲がぶつかるところに明瞭な収束帯ができて、見事な帯状対流雲が湧き立っています。その帯状対流雲の中に渦巻き状の雲が見られます。これがポーラー・ロー(径数十キロ~200か300キロ程度の規模)と言われる寒帯気団のなかに発生する超小型低気圧の卵で、超小型ながらも台風級の威力があって、過去、船舶や列車の転覆や、思わぬ山岳遭難事故を引き起こしています。引用した図に関しては、1月14日09時の地上天気図を閲覧したら、日本海西部に等圧線の西へのくぼみがあってポーラー・ローの発生しそうな状況ではありますが、ポーラー・ローは解析されていません。


吉野川の清流の中で起こる渦列!

同じ流体であっても、上のJPCZは気体である大気のなかで起こる現象です。ところが、全く同じようなことが液体である水の流れの中でも起こることは、とても面白いと思います。



●日本三大暴れ川の一つであり、四国三郎の異名をもつ吉野川にやってきました。川幅が広­いので大きな中洲があり、川の水流が二分されています。その分流がふたたび合流してい­るところに渦列が生じています。 右からの流れは比較的におだやかです。左からの流れは早いです。両方が接するところに­、気象でいう収束帯みたいなものができて渦が巻いています。渦は3~4個並んでいて現­われては消え、消えては現われています。渦の回転方向は反時計まわりです。

川の向こうには、阿波富士と讃えられる秀麗な高越山(標高1133m)がそびえていま­す。2016年3月15日、山頂が雪化粧しています。 美しい山河に恵まれた阿波国は、登山やカヌーでの川下り、冬には山に積雪があってスノーボー滑りも可能。海もあってダイビングや釣りも。アウトドア派には最高のロケーションですが、ひょっとすると消費者庁の職員500人が神山町に移住してくるかも? おおっぴらには言えないのですが、実は、官僚たちも放射能汚染地帯から脱出しようとたくらんでいるわけでして、徳島はいいところです。どうぞ、いらっしゃい! お待ちしております。吾輩は徳島県人じゃないけど、徳島県への移住をお奨めしますね。




● 場所は、阿波市阿波町と吉野川市山川町との間に架かっている 瀬詰大橋 から、上流側およ­そ1キロのところです。吉野川の北岸 (阿波市側) であります。吉野川を探せばいたるところに渦があるのでしょうかね?

美しい阿波国の山河の象徴として、日本屈指の清流、吉野川に発生する渦列を世界遺産にしよう!



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鳴門の渦潮が世界遺産にダメな理由
鳴門の渦潮を世界遺産になどと阿呆な動きがありますが、環境省の手先の世界遺産水先案内人に踊らされていますね。市長も行政も観光業者も、世界自然遺産が環境省の利権だということに全く気づいていないようです。問題点は山のようにありますが、いくつか列挙します。

①、世界遺産条約は破壊や消滅から遺産を護るのが目的です。観光のための箔付けでは全くありません。地域の知名度アップのための看板でもありません。市長は、ちゃんと条約の条文を読む必要があります。ま、この点に関しては日本全体がおかしいです。条約の趣旨を意図的にはき違えています。

よしんば、世界遺産を観光の箔付けであるとしても、遺産保護の為の余計なコストが必要となったり、開発制限や入場者制限がかかったり、マイナス面も沢山あって、あまり良い話じゃないです。物事には必ず光と影があります。影の部分を見落としちゃダメです。観光客増加につながったのは、それまでほとんど無名だったところです。もともと知られているところは観光客増加効果はあまりありませんでした。それに、すでに国内には世界遺産がいっぱいで食傷気味です。もはや世界遺産など観光市場に訴求する効果は希薄です。ま、これは数が増えるにつれて価値が逓減していくということです。世界遺産のインフレ化です。もはや値打ちがないのですわ。

②、鳴門の渦潮は潮流の中でおこる現象であり、何の破壊の危機にもありません。つまり守るべき対象外です。具体的に世界遺産条約で護るのは「不動産」です。古い建造物だとか、山とか平原とかです。現象は護りようがありません! 雷や台風を世界遺産にして護ろうというのに等しいわけです。ヘンな話です。

③、世界遺産に登録するには、顕著な学術価値が必要とされるようですが、鳴門の渦潮は学術研究分野としては「流体力学」です。物理学の分野です。世界自然遺産の学術分野(動植物学・生物地理学・地質や地形学など)から全く外れています

ついでに申せば、鳴門の渦潮はその発生機構は複雑なようですが、主に、流れのなかに障害物 (小さな島) があることに起因するカルマン渦列です。そこに加えて、流速の早い遅いの境界にできる渦とが複合したものか? そもそもカルマン渦などに興味を示すのは気象学者であって、物理学者はあまり興味がないみたいです。ていうか、カルマン渦など100年前に研究されていて、もはや不思議はなく、手を上げる研究者などいないでしょう。ただしカネを積めば別ですが‥。カネを盗られる危惧がありますね。御用学者の研究利権のエジキになるだけです。馬鹿な市長は貴重な市民の税金をエジキに差し出しているわけです。

④、自然の景観としても大したことはありません。鳴門海峡は景観が単調すぎます。瀬戸内海国立公園の中でとりわけ美しいのは、広島県尾道と愛媛県今治市を結ぶしまなみ海道から眺める西瀬戸内海の多島美です。多島海の向こうに沈む夕日は筆舌に尽くしがたい美しさがあります。まさに日本のエーゲ海です。(エーゲ海など行ったことないけど) 残念ながら東瀬戸内海の景観は単調で見劣りしますね。

⑤、鳴門の渦潮が世界遺産にダメな理由はまだまだたくさんありますが、以下は割愛。




2016年3月14日の四国山地での降雪について
2016年3月14日に四国山地で春の大雪
3月13日夕刻~14日午前中にかけて四国東部や淡路島では冷たい雨が降りました。大雨ではないにしろ洲本で28.5ミリの降水量でした。アメダス南淡で26ミリ、徳島で28ミリ、日和佐で28ミリ、池田で17.5ミリのしっかりとした雨でした。この雨は四国山地の標高が高いところでは雪になって、標高500~600m以上では雪、標高700~800mあたりでは10センチ程度、標高が上がるにつれ積雪量は増加、登山者 徳島県在住の nfosdk さんの情報 によると、剣山 (1955m) の登山道では30センチ、吹き溜まりでは60センチの積雪でラッセルを余儀なくされたらしい。 3月15日に徳島県の 高越山 に、また性懲りもなく雪を見に行った。病膏肓に入ると言うか、ほとんどビョーキか?




四国山地で雪になる条件
●西高東低の冬型気圧配置による降雪ではなく、南岸低気圧による降雪の条件を考えてみます。まず前提として四国沖を低気圧が東進する場合に、あるていど低気圧が沖合を通ることはもちろんです。300キロぐらい沖がいいか? 陸地に近づきすぎると低気圧前面の暖気が吹き上がってきて、剣山の山頂でも雨になってしまいます。かといって低気圧が陸地から離れ過ぎてもダメで、その低気圧による降水帯が陸地にかからないことになってしまいます。どの程度の距離がいいかは、その低気圧の発達程度や北から移流してくる寒気の強度など、様々な条件で微妙なところですね。 本エントリーでいう雪になる条件とは、われわれ剣山地ファンが剣山地の山に、雪を見に行くための実用的な観点から申しています。

2016年3月14日09時の四国周辺の降水分布
【条件1】 ↑ 2016年3月14日09時の四国周辺の降水分布です。気象庁サイト アメダス:四国地方 から借用。(リンクは過去のものは表示されない) 先ず、降水がなければ山で雪もありません。当たり前のことですが、上空の雪が落下する途中で気温がプラス圏に落ちてきて溶けたものが雨です。本質的な違いはありません。溶けるかどうかは地上近くの湿度も大きく関係し、湿度が40%とか50%など低い場合には気温がプラス5度でも溶けずに雪のままで落ちてきますね。

それから重要なことは、降水量から山での積雪量がほぼ確実に推定できることです。まず剣山周辺のアメダス降水量を調べて、山では降水量はふつうは5割とか7割増しです。気温が氷点下ならば積雪量は降水量の10倍です。(つまりフワフワの新雪の比重は0.1です) 今回の降雪で剣山の積雪を、最寄りのアメダス京上の降水量18.5ミリ、から、30センチ程度と予想しましたが、登山者からの情報と一致しました。ていうか、登山者の情報の確度が非常に高いということです。また、30センチ予想が剣山へ向かわずに標高の低い高越山に変更した理由です。吾輩の装備・体力では、降雪直後に入山すると立ち往生して徳島県警のお世話になる危惧があります。



2016年3月14日09時の四国地方の気温分布
【条件2】 ↑ 2016年3月14日09時の四国地方の気温分布ですが、この気温分布ではほぼ確実に山じゃ雪です。おおむね、瀬戸内海沿岸部の高松や徳島などで5~6度のときは標高1000m以上では雪になっています。10度でも剣山の山頂では雪です。 ただし、瀬戸内側がそういう低温であっても、高知県太平洋沿岸部が10度以上になっていたらダメです。四国太平洋沿岸部が10度以上になっているということは、低気圧前面から暖気が吹き上がっている証拠です。

2016年3月14日09時の850hPa面の気温
【条件3】 ↑ 2016年3月14日09時の850hPa面の気温です。気象庁サイト 850hPa高度と気温図 から日本付近を抜粋トリミング一部改変して借用します。(リンクは最新の図しか表示されません)  いくら地上の気温が冷え冷えとしていても上空の気温がさらに低くなければ雪にはなりません。で、実用的には850hPa面の気温をみます。850hPa面での零度の等温線が、四国沖にまで南下していたらOKです。剣山に雪を見にいきましょう。借用した図では、14日09時に、零度の等温線が四国の上を通っています。図では剣山あたりの850hPa高度は1460mです。ちょうど見の越の高さです。もう少し気温が低いほうがいいのですが、瀬戸内地方は北東気流場にあり、低気圧後面の北からの寒気が引き込まれたようです。標高が500~1000mあたりでは最初は雨であったのが、気温が低下するとともに雪に変わった可能性が濃厚です。降雪とともに1500m辺りにあった冷気が1000m以下にまで引きづり降ろされたことも少しあるのかもわかりません。

昨年の剣山地の最終積雪は4月15日だったようですが、まだまだ雪が見られそうです。まだスタッドレスタイヤを夏タイヤに交換するわけにはいきません。北日本の方から 「夏タイヤに替えるかどうか悩んでいる、今年は寡雪でタイヤをすり減らしただけだ」 というボヤキが聞こえてきましたが、そもそも無降雪地帯に棲息する吾輩は、すり減らすためにタイヤを替えています。で、いくらすり減ってもいいわけです。すり減らせばすり減らすほどに、商売上手のタイヤ屋さんは喜びます。タイヤ交換にいったら 「よう、すり減ってますね、こりゃあ来冬は使えれへんで、処分しときますわ」 と没収されるでしょう‥。



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高越山雪見写真ギャラリー 2016年3月15日
吉野川から見た高越山(標高1133m)
↑ 吉野川から見た高越山 (標高1133m) です。成層火山かと見紛う秀麗な山容です。このシンメトリーな均整のとれた山容が阿波富士と讃えられる所以です。吉野川ぞいの平野部を走っていると車窓からよく見え、ひときわ目立つ山です。阿波一の修験道の山であります。

標高500以上で積雪が見られた
↑ 596mの標高点ピークが、ちょうど淡路島最高峰の諭鶴羽山の高さです。したがって、諭鶴羽山の上にもうひとつ諭鶴羽山があるような感じです。しょせん淡路島は瀬戸内海の小島です。淡路最高何々などと言よいったら本土の人に笑われますね。夜郎自大にならないように‥。とくに市長と行政は。 残雪などの状況から、標高500mから上で雪だった模様です。

山頂付近が銀白にお化粧
↑ 山頂付近が銀白にお化粧しました。積雪は中腹の標高550メートルあたりからありましたが、登るにつれて雪が増え、標高800mから上にはシッカリと積雪があり路面は凍結していました。

山頂付近が銀白にお化粧
↑ 尾根筋の林道から高越山の山頂を見ました。



海抜1060メートルにある船窪オンツツジ公園の様子
船窪オンツツジ公園
船窪オンツツジ公園
船窪オンツツジ公園
船窪オンツツジ公園
↑ もたもたとして夜が明けてから06時06分に淡路島を出発、船窪オンツツジ公園には08時10分に着いた。やはり、ここが最短距離・時間で雪を見に来ることが出来る所です。

オンツツジ公園で積雪は10~15センチ程度
↑ オンツツジ公園で積雪は10~15センチ程度、吹き溜まりでは20~25センチ。

気温は09時ちょうどで-2度
09時ちょうどでマイナス2度です。(気象庁検定合格の正式な温度計じゃないので、誤差があるでしょうけど) この09時正時に高越山の山麓にあるアメダス穴吹では6度でした。8度も低いわけで、やはり山の上は大変に涼しいですわね。


高越寺へは尾根伝いの林道を行く
高越寺へ向かう林道
高越寺へ向かう林道
高越寺へ向かう林道
↑ 高越寺へと向かう林道です。標高1100m前後の尾根伝いを行く林道です。この程度の積雪ならば大丈夫ですが、積雪が多くなったならば進入禁止です。この林道で2014年12月はじめに、高越寺の住職さんと寺男がスタックした車を乗り捨てて、寺へと徒歩で行く途中でたおれ不帰の客となりました。


駐車場から先は徒歩で行きます
しかしながら、表参道は狭く、滑るところもあり、参道というよりも登山道です。剣山の登山道のほうが歩きやすいですわ。この状態ならばアイゼンがあったほうがいいでしょう。あるいは、スパイク長靴ならばいいが、普通の長靴ならば滑って危ないです。吾輩は今回は高越寺に参詣しませんでした。昼過ぎまでに淡路島に戻って仕事をしなきゃならんので。
表参道の入り口
徒歩20分


尾根筋には樹々に霧氷の花が咲いていた
霧氷とは申すまでもなく、氷点下の条件下で過冷却の雲粒 (霧粒) が枝などに次々にぶつかって凍りついたものです。氷点下であることと、雲 (霧) がかかっていることの2点が生成の条件です。この条件から平地ではまず起こらない現象です。しかし、1000m超の山では西日本でも冬には普通に日常茶飯事です。まるで満開のユキヤナギのようで、青空を背景にした霧氷は非常に美しいものです。高越山は阿波国で一番アプローチしやすい霧氷が見られる山とされます。

樹々に霧氷の花が咲く
満開のユキヤナギのようだ
霧氷は過冷却の雲粒が枝に当たって凍りついたもの
いわゆるエビの尻尾




 
淡路島に春が来た!
本日は2016年3月14日 (月曜日) であります。

● 「淡路島に春が来た!」 などと申せば解釈によっては、淡路島だけに春が来て他の地方にはまだ春が来ていない、みたいな意味になるかも分かりません。かといって 「淡路島にも春が来た!」 などと申すと、遅ればせながら淡路島に遅い春が来たみたいな感じで、なんだか北日本の島みたいな言い方になってしまいます。しかしながら、奄美大島から見たら淡路島は紛れもなく北方の島になるハズです。

●その春が遅いのか早いのかはどこに基準を置くかで違うわけですし、何をもって春になったと看做すか、その判断は難しいです。 たとえばサクラの開花という生物季節現象をもって春になったと考えるならば、ヘンなハナシになります。各地の気象官署がサクラの開花を観測している標本木はソメイヨシノです。 (なお、沖縄と北海道東部は別の品種ですが) 気象庁の観測統計から浮かび上がるのは、ソメイヨシノのサクラ前線が移動開始をはじめるスタートラインは、おおむね福岡と高知を結ぶ線上からです。そこからサクラ前線がはじまって北上と南下をします。常識とややことなるのはサクラ前線は九州では南下していきます。種子島ではソメイヨシノの開花はスタートラインから数日遅れてしまいます。理由は、種子島は温暖で冬の寒さにしまりがなくサクラの休眠打破がうまくいかないためです。で、ソメイヨシノの開花を春になったという基準にすると、春は北から南下してくるなんてヘンな話になってしまいます。



気象庁 さくらの開花日 (2011―2015年) から作成。この平年値というのは1981-2010年の30年平均ではありません。なぜなのか10年ごとの平年値を計算しているようです。
各地のソメイヨシノ開花平年日


淡路島の春のスタートは、わが神代村の春祭りから
淡路島は北部では秋祭りが盛んですが、島の南部は春祭りが盛んという対称があります。理由はハッキリしませんが、わが南あわじ市神代村の春祭りは新聞記事などでは、「淡路島に春が来た!」 というふうなタイトルになることが多いです。それは春祭りの先陣を切って執り行われるためです。ただし、南あわじ市湊村の祭は2月中に行われますが、立春を過ぎているから春祭りと言えなくもないのですが、そういうふうな歳時記的な季節感覚は実際の季節よりも先行していて、2月中はまだまだ寒く、とても春祭などとは言えません。

2016年3月13日の神代村の春祭
2016年3月13日の神代村の春祭
2016年3月13日の神代村の春祭


ご機嫌な神輿かきたち



淡路島南部の南あわじ市三原地区神代村で春祭りがありました。この神代村の春祭りは市内の先陣を切って執り行われるもので、この春祭りが淡路島に春を呼び込むお祭りだと言われています。ほろ酔い加減も手伝ってか、神輿かきの初老者たちが上機嫌で “神輿唄?” を唄っています。何を唄っているのかよく分かりませんが、だんじり唄の変形でしょうか? 初老者の人数が少ないので、お神輿を勇壮に担ぐことはなかなか難しくなり、台車に乗せてころがして行きます。

淡路島の明治初期の全島の人口は16万人ほどだったと記録がありますが、終戦直後に23万人程に増加し、そのごジリジリと減少、現在は13万人ちょっとです。明治初期から現在まで日本の国全体では人口は3倍強に増えたようですが、わが淡路島は逆に明治初期よりも減ってしまいました。全体膨張の中での部分縮小なので、人口減が際立っています。初老者の人数が今後さらに減るので、いつの日にかお神輿が担げないときが来るのでしょうかね? どうなるんでしょう? 40年後の淡路島の人口予測は7万人だとか‥。



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おたけさんのコメント
>淡路島の人口予測は7万人だとか‥。

どこかの校長先生が女生徒達に 「もっと子供産ましょう」 こう発言して、教育委員会から文句言われているそうですが、単純に計算しても、夫婦2人が1人の子供を産んでいたら、半分の半分の半分は? この計算で減っていくと人がいなくなってしまいますね。 フィボナッチ数の逆バージョンてなことになるのかな。 (うさぎと人を一緒にしたらいけませんね)

山のキノコの返信
>半分の半分の半分は? この計算で減っていくと人がいなくなってしまいますね。

放射能が半減期ごとに減衰していくみたいですね。でもまあ、大丈夫でしょう。いつかは歯止めがかかるハズです。日本と同じ島国のニュージーランドは、本州+九州の面積の2つの島に、人口は445万人です。日本の人口の約30分の1です。日本程度の面積に、日本よりもはるかに人口が少ない国はいくつもあります。でもまあ、みな国家として存続していますし、外国が攻めてくることもありません。

そう考えると、人口減少はそんなに恐れることはないでしょうね。むしろ、人口急減で相対的に国が広くなっていいかも? なかなか北海道に行く機会がありませんが、なんとなく外国みたいな雰囲気があるのは人口が少なく牧歌的だからと思います。日本国全体の人口密度が北海道の70人/平方キロならば、人口は2500万人! です。私はそれぐらいがちょうどいいと思っています。その程度の人口ならば自然環境に及ぼす負荷は小さく、環境問題の多くが劇的に解決できると思います。

問題は、人口が増加していく、あるいは悪くても横ばいがつづく、という前提のもとで、さまざまな制度が設計され、ビジネスモデルが構築され、国家が経営されていることでしょうか? 変えるに変えられない既得権益者が膨大にいて、必死になって利権にしがみつく中では、終戦直後みたいな旧体制の建設的破壊と、あたらしい時代にふさわしい新制度の再設計は絶対に無理そうです‥。どうなるんでしょうかね? 




3月4日の徳島県剣山 山行記録 (その3)
●四国は日本地図をみると紛れもなく島です。大きな離島とも言われます。おおむね淡路島の約30倍です。淡路島の面積は約600平方キロであるのに対し、四国本島のそれは約18000平方キロです。島は大きくても、本土 (本州島) の住民が四国に来るのは心理的にやや来づらい面があるようです。今でこそ架橋でつながっていますが、昔のフェリーボートや連絡船で海を渡らなきゃならんイメージが強く残っているみたいです。

●で、かなりローカルな山である剣山は本土から登りにくるには相当な構えというか、強固な動機が要るようです。その動機になるのが 日本百名山 です。登山道で出会った他の登山者と話をすると、遠方から来た人はほとんど例外なく 「日本百名山を登っています」 と異口同音です。山頂に1時間ほどいたのですが、あとから登ってきた単独行の男性と話をすると、「茨城県から来たが、50山ほど登ったわ」 と言っていました。次は石鎚山へ行くとのこと。百名山を全て制覇するには、利尻島と屋久島へと海を渡らなきゃならんわけで、四国島へ渡るのはまだまし‥。遠くから剣山に来るのは、日本百名山巡礼とみてほぼ間違いないところです。

それから剣山の場合は、テレビドラマ化された 天涯の花 の影響も無視できません。夏に咲くキレンゲショウマの花をひと目みたいと、遠方からわんさかと来ます。手前味噌ですが こういう花 で、花期は7月下旬~8月上旬、あるいは8月中旬のころ。たしかに美しい花で一見の価値があります。その分布は、典型的なソハヤキ要素の花



2時間23分かかって山頂にたどり着いた
↓ 頂上ヒュッテ直前のところから、祖谷渓を見下ろしたところですが、これがなかなか雄大な谷で、大台ケ原山の東側の大杉谷みたいな雰囲気です。
祖谷渓を見下ろす

↓ 剣山頂上ヒュッテに着いたのは09時28分です。見ノ越から2時間23分かかった。たいていの登山者は1時間で登って来るようですので、やはり人よりも2倍以上かかります。
剣山頂上ヒュッテに着いたのは09時28分

↓ 昨年に頂上ヒュッテは改装していましたので、屋根の青が鮮やかです。
剣山頂上ヒュッテの青い屋根

↓ 頂上ヒュッテの横にあるのが剣山本宮ですが、深い冬眠に入っています。冬眠から覚めるのは登山リフトが動き出すころです。
剣山本宮神社

↓ この大きな宝蔵石は剣山本宮の御神体でありますが、巨石信仰の対象のいわゆる 磐座 (いわくら、岩倉とも書く) ですね。地質的には層状チャートですよね。チャートだということは太古には太平洋の海底にあったということなんでしょうが、そのころは太平洋じゃなくて テティス海 ですか?
宝蔵石は御神体であり岩倉であるが、地質的には層状チャートだ

↓ 頂上にある水たまりが氷結しています。水たまりが氷結しているということは、気温が上がって雪が溶けたという証拠ですわね。
頂上の水たまりは氷結

↓ 剣山の山頂一帯は、隆起準平原の名残があって、比較的になだらかです。三嶺の山頂もそんな感じです。
隆起準平原の名残で、山頂一帯はなだらか
隆起準平原の名残で、山頂一帯はなだらか

↓ 昨年7月に新築され華々しく報道されたのですが、 あわエコトイレは閉鎖されてしまいました。話が違うのでは? という気もしますが、冬期には緊急時には登山者の避難小屋になるって言っていませんでしたか?
あわエコトイレは閉鎖されているが、話が違うのでは?


殉職者を出して観測された貴重なデータ
↓ 剣山測候所の残骸です。かつて、ここで越冬して有人気象観測が行われていました。厳冬期には気温がマイナス20度前後まで下がり、風速も20ー30mと非常に過酷な環境です。で、剣山測候所職員が1人殉職しています。昭和40年3月16日に、一の森の北斜面で、通信線故障修理中に雪崩に巻き込まれています。そういう犠牲者を出しながら貴重な観測データが残されました。
剣山測候所の残骸

↓ 積雪の観測がおこなわれたのは22年間ですが、その間で最深積雪の最小値が30センチ、最大値が292センチです。10倍近い開きがあります。雪が多い年と少ない年とが極端にあることをデータは示しています。剣山測候所の観測データ 年ごとの値 から当該情報を取得して作成しました。
年ごとの最深積雪はバラツキが大きい

↓ 【関連データ】 これは西日本各地の年ごとの最深積雪ですが、少ない年と比べると雪が多い年はおおむね3倍~4倍程度です。結局、積雪といっても雨量と同じです。少雨で旱魃が発生するような年と比べると、多雨で洪水が起こるような年は、降水量は3倍くらいになります。結局、降水量の多寡が積雪の多い少ないということなのでしょう。
西日本各地の年ごとの最深積雪


剣山は、西方向の次郎笈~三嶺の眺めが一番のみどころ
↓ 剣山の山頂、一等三角点がある所です。海抜は1955m、西日本第2位の標高です。でも、まあ、「剣山国定公園、1955m」 と書かれた標識がみすぼらしくなっていますわね。早急にさらにする必要がありますが、さて誰がするのでしょうか? 環境省? 徳島県? 地元の観光協会? 剣山を愛する登山者たち?
山頂だ、標高1955m

↓ 次郎笈 (ジロウギュー、1930m) は秀麗な山容です。一度見たら記憶に残る独特な山容ですが、吾輩は奈良の若草山を連想します。あるいは琵琶湖の北にそびえる伊吹山に似ています。ヤギでも山地放牧できそうな、たおやかな感じが似ています。
次郎笈は秀麗な山容

↓ わずかに拡大
次郎笈は秀麗な山容

↓ 次郎笈の左肩に石立山 (1708m) がちらりと見えていますが、石立山は四国の山では登りにくい山の筆頭とされます。険しいということもあるし、登山口まで行くアプローチが非常に長いからです。むかし石立山で高山植物の ムシトリスミレ が発見されて話題になりました。
次郎笈の左肩に石立山がちらりと

↓ 次郎笈から三嶺への縦走路の尾根です。四国の岳人の間ではゴールデンルートなどと呼ばれ、非常に人気のある縦走路のようですが、遠くかすんでいる三嶺まで歩くなど人間業とは思えないわけです。目まいがしてきそう‥。
次郎笈から三嶺への縦走路

↓ すこし拡大
すこし拡大

↓ 馬の背中のような塔丸 (とうのまる、1713m)
馬の背中のような塔丸

↓ 矢筈山方面を眺める (北西方向)
矢筈山を眺める

↓ 南側の景色はあまり見映えが良いとは言えません。幾重にも山々が重畳していて室戸岬は見えません。
南側の景色は見映えが悪い

↓ 一の森の方向を見る (東方向)
一の森の方向を見る

↓ 3月4日10時正時でプラス3度、ポカポカと暖かい。暑いぐらいです。十二単ほどではないが、着ダルマの衣装を1枚脱ぎ、また1枚脱ぎます。タマネギの皮をむくみたいですわ。
3月4日10時正時でプラス3度

↓ 旧木屋平村を見下ろしましたが、この東側の眺望もあまり見映えがしません。
木屋平を見下ろす


下山路で日本列島最高の珍味! エゾハリタケを見つけた!
↓ 山頂にはちょうど1時間滞在して、10時30分に下山開始です。標高1500mあたりまで降りてきましたが、付近はかずら橋の材料になるサルナシが非常に多いです。写真で、茶色っぽい密に絡まったものがサルナシのかずらです。
かずら橋の材料のサルナシが多い

↓ 枯れたブナの大木の幹にエゾハリタケが出ているではないか! これは日本列島最高の珍味です。幻の食材です。東北地方のマタギが好むキノコですが、秋に採ったものを土に埋めて半腐れにしたものをよく掃除して利用します。あるいは茹でこぼしてから塩蔵して、塩出ししたのち味噌漬けします。手間がかかるから珍味なのです。春先まで樹上にあるものは採って直ぐに利用することが可能です。マタギは春先に雪上に落ちてきたものを 「ぬけおち」 と称して拾うらしい。問題は5mぐらいの高さにあることです。手が届きません。棒もないので採れません。残念。どうしようか? 足しげく剣山へ見に来て自然に落ちてくるのを拾うか? あるいは竹竿を持ってきて叩き落とすか。写真のものは今度来たときに吾輩が採るために予約済みです。予約のない方は採ることができません。→ 参考サイト 庄内の恵み屋
エゾハリタケ

↓ 少し拡大
エゾハリタケ

それにしても500グラムで4104円とは、法外な値段だと思うのですけれども、採集者が足を棒にして一日山を歩き回って探しても、なかなか見つからない代物です。で、採集者の日当に充当する分は戴かねばなりません。というふうに考えたら、とても高いようだけれども妥当なお値段なのかも? さしずめ写真のものは2~3キロぐらいはありそうで、時価2万円ぐらいだと思います。




3月4日の徳島県剣山 山行記録 (その2)
●雪が少ないから多分登れそうな感じです。で、見ノ越 (標高1400mちょうど) を07時05分に山頂に向けて出発した。気温もプラス圏ですし、来るまえに850hPa高度・気温図をチェックしましたが、西日本の上空に高気圧後面の南からの暖気が進入しています。山頂でも今日の日中は気温はプラス圏であろうと予想できます。まだ日本海に低気圧が入っていないので強風や降雨の心配もなく、危険はなさそうです。もし、ラッセルしなければならんほどの深雪に遭遇するなど、危険があればそこで引き返したらいいのですが、できれば西島駅 (標高1710-1720mぐらい) まで行けたらいいかなあ‥。 ということで見ノ越駐車場から神社の参道階段を登って、神社境内を横切り登山道に進みましたが、しばらくはこれという見どころはないので、西島駅手前までショートカット。


↓ よたよたと登山道を登ってきましたが、西島駅が見えてきました。
西嶋駅が見えてきました

↓ 西島駅に到着! 08時26分です。1時間21分もかかっています。普通の登山者は30分のコースらしいから、3倍近い時間がかかっています。ま、自分の体力のなさを良く認識していたら、時間がかかるのは別に問題ではありません。別に言い訳をするのじゃなくて、問題は自分の能力を過信することなのであって、驕りや過信があればオリンピックや国体に出るほどの体力優良児でも遭難しますわ。
西嶋駅到着!

↓ 西島駅の西側に、ウェザーニュース社のロゴが入った小型レーダードームみたいなものがあります。見まわしても温度計など観測機器は見えません。これって、何の観測をやっているのでしょうか?
これは何を観測しているのか?

↓ 見晴しのいい場所のベンチに座って小休止。三嶺 (1894m) 方面の眺望はいいですねえ。
三嶺方面

↓ 北西方向の矢筈山 (奥のかすんだ山) を眺望しましたが、重厚な山塊です。四国山地の主稜線から外れた唯一の1800m超の山です。標高は1849m。各地に矢筈山という名の山があるから、阿波矢筈山とも呼ばれます。手前の山 (画面左) は塔丸(とうのまる、1713m) であります。
矢筈山方面

↓ 西島駅の駅舎の東側にある標高表示ですが、サバを読んでいます。国土地理院の地形図 を読みとると1710-1720mの間です。(リンクの+マークのところ) 1750は少なくとも30mサバを読んでいます。標高が高ければ高いほど値打ちがあると意図的にしたのか、たんに読図が下手だっただけなのかは不明です。
30mサバを読んでいますわ

↓ 刀掛の松に到着、08時55分。環境省の説明看板がありますが、この由緒とか何か故事があるのか? 不明です。ここは標高1810mぐらいです。この標高になるとクロマツは見当たりませんから、この朽ち果てた倒木はヒメコマツです。背後の若木もヒメコマツです。
刀掛けの松

↓ 枝折神社とありますが由緒は不明です。明治期の開拓時代に作られた北海道の切り株神社みたいなものか? ご社殿を建てる資金や資材がなくて切り株を神社としたらしい‥。折れた枝を社殿と見立てたのか?
枝折神社

↓ 再度、三嶺方面を眺めましたが、何べんみてもいい景色です。
三嶺方面

↓ 登ってきた登山道を振り返りました。
登山道をふり返る

↓ やや吹き溜まった感じのところの積雪を観察しました。ミヤマクマザサの上に30センチの積雪があります。積雪の断面は普通は洋菓子のバウムクーヘンのような多層構造ですが、写真では全く分かりませんが、実物を目を凝らして観察し、雪質を手で触れて調べたら、明らかに写真のものは2層構造になっています。まん中あたり、つまり下から15センチのところに雪質の異なる境界が観察できます。上はサラッとした新雪状態ですが、下はザラザラとして雪の粒子が大きく密度も高そうで、明らかにざらめ雪になっています。おそらく15センチまで積雪が減少していて、その上に2月29日~3月1日に新雪が積もったのであろうと推定します。
積雪の多層構造を観察

↓ 登山道にも吹き溜まりになったところには、膝くらいまで積雪があります。しかしながら大勢がラッセルし、踏み固めてくれています。で、とても歩きやすいのですが、ここを踏み固めてくれた先行登山者たちに感謝しながら、通らさせていただきます。ありがとうございます。
ラッセルしてくれた方に感謝

↓ 4月下旬とか5月まで残雪がある北東斜面を覗きこんでも、驚きの雪の少なさです。こりゃあ、4月になったら雪は消えていますワ。なんせ雪庇も出来ていません。
北東斜面にも雪は少ない

↓ 確信を以って雪が少ないと断言できる理由がこれです。雪面の上に出ている枯れた草の茎はシソ科の テンニンソウ です。草丈は腰の高さぐらいです。どんなに大きくても胸高までです。そのテンニンソウの枯れた茎がピューっと飛び出しています。よって積雪は30センチまでであることが分かります。
テンニンソウの枯れた茎が出ている

↓ 山頂が近付くと登山道は一面の積雪に覆われていますが、せいぜい10-20センチのレベルです。気温が高いので雪が柔らかいので別にどうということはありません。吾輩は冬用登山ブーツではなく、スパイク長靴というものを履いてきましたが、これがなかなか優れもので、軽アイゼン程度の滑り止め効果があります。凍結したところもスイスイと歩けます。そういえば頂上ヒュッテの3代目の若大将も、冬期に小屋の点検に登るときにはスパイク長靴です。プロがそういう足ごしらえという意味は大きいです。でもまあ、今冬初めて冬用登山ブーツと12本爪のアイゼンを買ったとか‥。
登山道には10-20センチぐらいの積雪

↓ 頂上ヒュッテが見えてきました。もう標高は1900mになっています。雪面上に出ているササはミヤマクマザサです。四国山地の標高の高い所 (1500m以上) に多いササです。せいぜい腰ぐらいの草丈しかありません。昔は高い所にもスズタケ (2ー2.5mになる) がありましたが最近はあまり見なくなりました。シカが喰ったのでしょうか? 背の低いミヤマクマザサが出ていることからも積雪の少なさが分かります。
頂上ヒュッテが見えてきた

↓ 山頂直下の剣山本宮の鳥居です。まん中に額がありますが地面から額の下面までの高さは約2.6mです。
鳥居まで来た

↓ 鳥居を上から見ました。谷の方を見降ろしたら高度感があります。下の方に黒々と見える林はコメツガ、鳥居の周囲の落葉樹はダケカンバの変種のアカカンバです。これらの樹木が亜高山帯に登ってきたことを示しています。
上から鳥居を見る

↓ 剣山頂上ヒュッテに到着しましたが、冬眠中です。冬眠から覚めるのは4月下旬か? よって、「お疲れ様! ようこそいらしゃいました。どうぞ一服していってくださいまし。」 などと誰も言ってくれません。ま、営業期でも言うてくれませんけど‥。
頂上ヒュッテに到着

↓ 剣山頂上ヒュッテのテラスから東を見たところです。
東の方を見る


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今年はいかに雪が少ないかの証拠写真
↓ 2016年3月4日の状態です。地面から鳥居の横棒、貫 (ぬき) までの高さが2.6mほどです。鳥居の状態や、右側の倉庫のような小屋に着目します。
地面から貫 (ぬき) までの高さは2.6m

↓ 2015年3月27日に2代目さんが撮ってきた写真だそうです。つるぎさん山小屋日記 の2015年3月27日の記事から借用します。借用のお礼は営業が始まったらまた昼飯を食べに行くということで。 それにしても3月下旬でも鳥居が半分うまっていますね。
つるぎさん山小屋日記から借用
↑ たしか、この翌日に吾輩は見ノ越に来ています。雪が多すぎて登るのはまったく無理と断念し、替わりに剣山のすぐ北の丸笹山 (1712m) に登っています。対峙する剣山の裏側を眺めたら北東斜面などは相当な積雪という感じでした。さらにその後の4月8日にまた剣山に来ました。4月8日は残雪が多いものの頂上ヒュッテまで来ることができました。この鳥居の下をくぐっています。3月27日~4月8日の12日間で急激に積雪が減少したんだろうと思います。



3月4日の徳島県剣山 山行記録 (その1)
●南あわじ市 (淡路島南部) の雑想庵を出発したのは午前2時41分です。こんな早朝、ていうかまだ夜中だから人を誘うわけにはいきません。で、単独行です。剣山は四国東部の山岳地帯の中心にそびえていて、幾重にも前衛峰に取り囲まれています。で、登山口までのアプローチが意外に長いわけで、四国島内の徳島市とか高松市などから来るにも2時間半~3時間ぐらいかかります。午前中に全行程を終るぐらいの早立ちの登山の鉄則からすると、朝3時とか遅くても4時に出発するわけです。かといって四国島内や近隣から来るのは日帰り圏内で、山地内の宿泊施設で泊まったり、テント泊するほどでもありません。という事情があるために単独行登山者が多い山です。ほんとはご来光を見るために、もっと早く1時か2時に出たかったのですが、寝過ごしてしまった! 寝過ごすというのはアウトドアズマン失格です。

雑想庵02時41分 → 鳴門大橋02時57分 → 板野パーキングで大潔斎(?)10分ロス → 板野出口で一般道に降りる03時33分 → 岩津橋手前のファミマで一服04時10分 → 貞光(うだつで有名な所)04時29分 → 電光標識に到着05時10分



2016年3月4日 徳島県剣山 写真ギャラリー
↓ 旧一宇村の剣橋から600mの 漆野瀬 の電光標識、05時11分。チェーン規制がかかっています。3.9度という表示が出ていますが、出発時にわが雑想庵の庭で2度でしたから、山間部といえども冷え込みは全くないようです。
旧一宇村の剣橋から1キロ先の電光標識、05時11分

↓ 第1ヘアピンカーブで雪が出てきました。ここで海抜750mぐらい。
第1ヘアピンカーブで雪が出てきた

↓ 路面は完全に凍結状態です。ここからは4WDに切り替え低速ギアで慎重運転です。あらゆる 「急」 のつく操作はご法度です。雪道・凍結路走行の経験を積んだ北日本のドライバーのようにスイスイとはまいりません。ていうか、急こう配・急ヘアピンカーブの連続なのでスイスイと行こうとしたら、谷底に転落かも?
路面は凍結状態

↓ 剣山スキー場に到着、06時08分。スイスイと来れないから電光標識からほぼ1時間もかかってしまいました。日が当るところは雪が消えています。
剣山スキー場に到着、06時08分

↓ スキー場から夫婦池の区間は山の裏側で標高も高く、例年雪が多いところです。しかも道幅が狭くなり、除雪幅が車1台幅しかされない場所です。しかし、一面の雪ですが、積雪は5-10センチのレベルです。これならば対向車が来ても交わせそうです。
一面の雪だが、積雪は5-10センチのレベル

↓ ほんまに雪が少ないです。例年ならば積雪と除雪の排雪で、写真にある説明看板がほとんど埋まっています。
雪が少ない

↓ 夫婦池に到着、06時23分。
夫婦池

↓ 峠みたいな感じの登山車道の最高所 (1455mぐらい) を越えると山の南側に回りますが、日が当るためか路面に雪がありません。前方に剣山が見えてきました。
山の南側に回ると路面に雪がない

↓ 剣山は別名は、太郎笈 (たろうぎゅう、1955.0m) と呼ばれ、次郎笈 (じろうぎゅう、1930.0m) と兄弟であるらしい。西日本第2位と第4位の高峰です。なお、1位は申すまでもなく石鎚山(1982m)です。3位は屋久島の宮之浦岳(1936m)、第5位は二の森(石鎚の西南西2.3キロ、1929.6m)、第6位は奈良県大峰の八経ヶ岳(1915.2m) です。西日本に本当に高い山はなくドングリの背比べ。なお、山頂に三角点のある山の標高は小数第1位までの表示ですが、山頂が標高点の山では整数表示です。
太郎次郎の雄姿が見えてきた

↓ 剣山を少し拡大。石鎚山が痩せ尾根の岩峰という感じと対照的で、重厚なドッシリ感があります。で、登るに危険性が少ないとされているようですね。
剣山を少し拡大

↓ 高知県の最高峰の三嶺 (さんれい、1893.6m) です。石鎚山は完全に愛媛県側になっていますので、高知県の最高峰はここですが、高知・徳島県境にあり、徳島県側の呼び名は 「みうね」 です。同山異名の典型例。
高知県の最高峰の三嶺(さんれい)

見ノ越 に到着、06時37分。淡路島からちょうど4時間かかってしまいました。帰りも4時間はかかるから日帰り圏内の山としては時間的にギリギリか? 強行軍覚悟ならばまだ余裕しゃくしゃくかもしれませんが‥。ま、その人の体力・気力しだいなのかも?
見ノ越に到着 06時37分

↓ ここから降りて行くと有名なかずら橋ですが、酷道与作 (439号) としても有名で、酷道ファン垂涎のルートで一度は走ってみたい道らしい。で、四国島外のナンバーの車をよく見ます。橋梁補修のために通行止めと書いてあります。
祖谷地方には降りていけないようだ

↓ 駐車場にはまだ1台も車がきていません。どうやら本日は吾輩が剣山一番乗りみたいだ。何事においても、一番乗りには何となく先行者利得みたいなものがあります。ということもあるし、後からきた人に 「今日は朝早くにはこうだったんだよ」 と講釈を垂れて先輩面みたいにできますわね。
駐車場には車は1台もいない
駐車場には車は1台もいない

↓ バリケードが一部開けられて車がたくさん通っていますが、木屋平村に降りていけるんやろか? 徳島市へは木屋平 → 神山町経由コースが近道ですが、どうなんでしょうか? 一応、通行止めとなっていますが。 この山域に進入するさいには、徳島県 県土防災情報管理システム とか とくしま林道ナビ など関連サイトを閲覧し通行止めや通行規制をチェックしましょう。
木屋平村に降りていけるのか??

↓ 持参の温度計で測ると、見ノ越の海抜1400m、07時正時に、プラス2度か3度です。ただし気象庁の検定済みの正式な温度計じゃなくおもちゃ同然のものなので、プラスマイナス1度程度の誤差があると思います。でもまあ寒暖の目安にはなります。貧乏なので、高価な検定付きの温度計がまだ買えません。

ところで、希望ですが、ネットでこの山域でも気温情報が沢山ありますが、少なくとも場所・標高・時刻を、できればどういう観測機器なのか、周辺の環境や、測定方法なども発表してほしいものです。でなければ、場所も時刻も不明では、せっかく情報発信しても何の価値もありません。もしそういう詳細が分かれば、気象庁のアメダス気温分布の空白を埋める情報としての価値が出てきますね。日々の気温を発表するのならば、できれば徳島地方気象台の指導を受けて観測すべきです。ていうか、そうしないと気象業務法違反です。

見ノ越で07時に気温は2度か3度だ


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去年と今年の写真を比較すれば、今年の寡雪は歴然!
写真の縦横比を変えたのでやや分かりにくいのですが、写真を比べると今年の雪の少なさがハッキリわかります。去年の写真は2月28日のものです。今年は3月4日なので5日の違いはありますが、去年の写真で積雪が10センチか20センチ減耗したと頭の中で補正して、画像を観察すればいいと思います。

↓ 今年、2016年3月4日、見ノ越銀座の入り口です。路面に雪が少しあるだけ。
見ノ越銀座の入り口 (今年)

↓ 昨年、2015年2月28日、同じ場所です。屋根から落ちた雪が胸高まで堆積しています。路面にもまだかなりの雪が残っています。なお、昨年は12月~1月に降雪が多かったのですが、その後は寒気の吹き出しが弱く、2月末時点では例年よりも雪は少なかったです。
見ノ越銀座の入り口 (去年)

↓ 以下3枚の写真は、今年3月4日です。第二駐車場の二階部分に上がる入り口です。入り口ゲートの高さ制限横棒 (高さ2.3m) に着目。ここは雪がよく吹き溜まる場所ですが、今年は雪がほとんどありません。今年は帰りしなに高知ナンバーの車が1台二階に駐車していました。
第二駐車場の二階部分入り口
第二駐車場の二階部分入り口
↓ せいぜい膝ぐらいの吹き溜まりです。これでは雪洞を掘ることは出来ません。
吹き溜まりも僅かだ

↓ 以下2枚は昨年の2月28日です。横棒スレスレまで雪が吹き溜まっていました。入り口は完全に吹き溜まりで塞がれて、これでは二階に駐車できません。
去年の写真
↓ 歩いて2階部分に上がり、上から吹き溜まりを見た状態です。雪がこれだけあれば、北日本みたいに雪洞を掘ったり、鎌倉を作って遊べますね。
去年の写真



今年はビックリの雪の少なさ!
本日は2016年3月4日 (金曜日) であります。

●性懲りもなく、また剣山へ行ってきた。おそらく雪が非常に少ないであろうと予想して出かけましたが、やはり雪が少なく、ていうか異常な雪の少なさでビックリ仰天です。今年は剣山では雪が降っては溶け、また降っては溶け、根雪の上に新たな積雪がどんどん重ならなかったようです。単に暖冬であるとか寒気の吹き出しが少なかったというだけではなく、降雪があったのちに暖気の進入でせっかく積もっていた雪が消耗してしまった、ということではないか? 雪の降り方のパターンが “積雪の深さが伸びない” というタイミングになったのでしょう。山頂近くの日蔭の谷筋などには、例年なら2メートルとか3mくらいの吹き溜まりが出来るのですが、今年はそんなものは全く見当たりません。で、おかげで、今の時期ならば通常は冬山重装備でなければ安易に入山できないところですが、12本爪アイゼンとかピッケルとかそんなもの全くいらない状態で、吾輩でも山頂まで行けました。




今年は雪が非常に少なく、山頂北斜面でも積雪がせいぜい10センチ~20センチのレベルです。­吹き溜まりでも30センチか40センチ程度。で、冬山装備じゃなくても登ってくること­が出来ました。午前10時に山頂で、持参した温度計で測ると気温がプラス2度です。2000メートル近い山の上­と思えないほどポカポカと暖かいのですが、明日から低気圧が日本海に進入し、春2番が吹くならば­10度くらいまで気温が上がるかも? 本年の剣山では3月中に雪が消失してしまうかも? 例年ならば5月の上旬くらいまで北東斜面の谷筋には雪が残るのですが‥。こりゃあ、雪を見にくるのは今のうちです。



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