雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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雪は、あったわ。 徳島県吉野川市 高越山 (1133m)
本日は2016年1月27日 (水曜日) であります。

●この間の寒波で、徳島県西部では山間部人里で20センチぐらい、登山者たちの情報では山の上では40~50センチの積雪があったようです。降雪から3日経っていますが、一番徳島市寄りの 高越山 (+マークのところが山川少年自然の家) に積雪状態を見分に行ってきました。ただし、午後2時から行ったので、サッと見て、ただちにとんぼ返りです。一切寄り道をせずに素っ飛ばしていくと、2時00分に雑草庵を出て板野インターには2時35分、高越山の登山口 (ふいご温泉のあるところ) になんと3時15分に着いたではないか! 寄り道さえしなければ意外に近いことが判明しました。淡路島から日本海側に雪を見にいくのは一日がかりですが、1時間ちょっとで日本海側同然のところがあるのは嬉しいものです。




動画の最後のカーブで滑ったわ。それスコップだ! ていうかジョレンで除雪です。この程度の積雪ならば、ジョレンで車の幅だけ除雪して突破するのも手です。町の人らはジョレンなどと言うてもどんなものか分らんでしょうから こういうもの であります。雪かき専用道具 (スノーダンプなど) の代用品として農業・土木実用品が意外に役にたちます。わざわざ買わなくても田舎の家にはどこにでもあるし。これは押すのではなく引くので作業がやりやすく、車のわだちの部分だけ雪を除ければ突破できます。 で、突破したかと言うと、ここで引き返しましたわ。午後遅いですし、ここから船越つつじ公園駐車場まで (標高差で300m上まで) の間に方向転換する場所がほとんどありません。


路肩の雪山が日本海側みたいでいい感じです。
↓ 山の麓から積雪があったようですが、路面はすでに溶けています。除雪が行われたのか、道路の端のいたるところに除雪でできた雪山があります。この雪山を見ると、日本海側に来たような錯覚がしますね。 
トンネルのあたりから雪がある
除雪の雪山

↓ 登るにつれて路面は完全に雪に覆われます。
路面が雪に覆われた
完全に雪道となった
↓ 雪見客の車が大勢来て、圧雪してくれています。
雪見客の車が来て圧雪してくれてます

徳島県立山川少年自然の家 (閉鎖中) に到着
↓ 山の斜面がややゆるくなって、高原の雰囲気のある良いところですが、閉鎖されてもう10年ぐらいでしょうか? 各地にあるこういう研修施設が次々に閉鎖されていくのは、結局行政と建設業界が結託した箱物づくりだったということでしょうかね?? 
徳島県立山川少年自然の家に到着
↓ 徳島県立山川少年自然の家と、むこうの山が高越山です。ここからは山頂は標高差で400mほど上になります。
徳島県立山川少年自然の家
徳島県立山川少年自然の家と高越山
↓ 高越山の山頂を仰ぐと、雪が多そうな感じです。30センチぐらいか?
高越山の山頂を仰ぐ

積雪の深さは20センチぐらい
↓ 雪原というには積雪がすこし不足です。もう何回か寒波の吹き出しを期待したい。
雪原というには積雪が不足
↓ 積雪は20センチ程度ですが、降った直後はもっとあったか? 時間と共に雪の自重で縮むはずです。溶けたり、昇華 (蒸発) もするでしょうし。
積雪は20センチ
↓ もこもこ。 降りたてはスギの樹にミニモンスターが見られたかも? ただし、荒れている降雪時には来ないのが鉄則です。この山で一昨年の12月に高越寺の住職さんと寺男の2人が遭難死されました。全国ニュースになったのは、まだ記憶に新しいところです。安全第一だと肝に銘じたい。
もこもこ



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やっぱり温暖化してポカポカのほうが良いわけですね!
かんきつ類に寒害発生危惧の高い低温だ!
●このたびの九州および南西諸島を襲った異常な寒波は、ミカン類やビワなど低温に弱い果樹などにほぼ間違いなく寒害を及ぼしたと思われます。ミカン類では、特に寒さに弱いネーブル、レモン、ハッサクなどは耐寒限界が-2度、比較的に耐寒性のある温州ミカンでは-6度あたりまでで、それ以下になると寒害で落葉してしまいます。そうなるとその年の収穫は壊滅しますし、翌年にも後遺症を引きづります。寒波が強ければ樹が枯死することもあります。

●下図は1月25日04時の正時の九州本島の気温分布です。これを見ると、耐寒性の乏しい農作物には非常に厳しいといわざるをえないです。九州北西部では気温がプラス圏になっていますが、前日の24日は日中-3度 ~ -4度あたりで推移していた地点が多かったです。吾輩は温州ミカンを栽培して少量ですが農業協同組合の選果場に出荷した経験があります。で、確信を以って申すのですが、長崎県のビワとか熊本県のかんきつ類栽培でかなりの被害が出ているハズです。鹿児島県もこの気温じゃ非常にマズいです。えらいこっちゃあぁ! やっぱり、温暖化してポカポカのほうがいいわけです。寒いと莫大な灯油代もいるから、お財布にも非常に厳しいのです。聞いたハナシですが、日本一の寒冷地の北海道じゃ、夏場に働いて稼いだものを冬場に全部燃やしてしまうとか。北海道や信州の住民から温暖化大歓迎論が出てきてもよさそうなんだけど、何故か出てこないわね? 今朝(26日朝)の最低気温ですが、長野県アメダス菅平で6時34分に-25.6度を観測、長野県アメダス野辺山で3時22分に-24.6度でした。南極みたいだね。もっと、もっと温暖化してほしいですね。



気象庁サイト アメダス気温分布図 から借用しましたが、九州地方(北部)と、九州地方(南部)の2枚の図を上手く切り貼りしてくっつけました。パッと見ではくっつけた跡がわからないほどで、なななかの出来栄えです。 地図を伏せて気温だけを見せられたら、長野県の気温かと勘違いしそうです。
2016年01月25日04時の九州本島の気温

●注目地点は、図中に書きこんだ鹿児島県のアメダス大口と、アメダス田代です。最低気温の記録を一挙に大きく更新しました。一体何があったのでしょうか? アメダス大口は、九州地方の事実上の最寒記録のトップに踊り出ました。上には旧阿蘇山測候所の-15.9度があるだけですが、阿蘇山特別地域気象観測所は山岳観測所です。

アメダス大口  -10.2度 → -15.2度  と一挙に5.0度も更新しました。
アメダス田代   -7.1度 → -10.4度  と一挙に3.3度も更新しました。

●ひとつ考えられるのが、降雪がシッカリとあり、ふわふわの積雪は優れた断熱材であって、地面から上ってくる地中の顕熱が遮断されて(井戸水が冬暖かいのを見たらわかるように地中は温度が高い)、雪面上が放射冷却でグングンと冷えたのでは? 田代では前日に気温が氷点下になってから8.5ミリの降水があり、推定で10センチ近くの積雪があったと思われます。大口では22.5ミリの降水で、鹿児島地方気象台の資料では日最深積雪が27センチだったらしい。日が替わったころ雪雲が取れて星空が見え、しかもほとんど無風状態で、上空には寒気が残り、しかも地面には積雪の布団、と強い放射冷却が発生する条件がうまく揃ったのが、異様な低温の原因か? どれか条件の一つでも欠けていたら、本土最南端でここまで低温にならなかったのでは? → 鹿児島地方気象台の月例気象説明会配布資料 (一定期間で削除するとのことですが、素晴らしい資料なので置いておけばいいのに)




九州地方で-10度以下の低温を記録している20地点
というリストをこしらえてみました。気象庁の気象官署およびアメダスの観測統計から拾い出しました。南国九州といえども、阿蘇山のカルデラ内とか、周辺の内陸の盆地や標高がやや高いところは大変よく冷えることが分ります。九州の内陸部では-10度ぐらいは当たり前という感じです。ところが、今回鹿児島県アメダス大口がたった2回目の-10度割れで、事実上の九州寒冷記録トップに躍り出たのは、異様な感じです。たんなる一発屋であったということですが、いかに放射冷却の条件がうまく何重にも重なったかということではないか?
九州地方で-10度以下の低温を記録している20地点
 *山岳気象観測所の阿蘇山は別格で、-10度以下は日常茶飯事で数え切れません。
  で、多くのアメダスと統計期間をそろえて、1977年1月~2016年1月までを数えました。
 *表中の太字の3か所は気象官署です。 (旧測候所・現 特別地域気象観測所 ) 



これはまだ寒波被害としては軽微なうちです
↓ わが淡路島南部の南あわじ市も寒波に襲われ、アメダス南淡で-3.5度、洲本特別気象観測所でも同じ-3.5度を観測しました。で、吾輩が自給自足用に栽培しているネーブルオレンジもやられました。。半分ほどの果実が寒さと強風で落ちてしまいました。もし、これが営業栽培ならば死活問題です。
寒波で落果した
樹上に残ったのは半分ほどです。今冬は暖冬で3月まで樹上に置けると思っていましたがダメでした。ネーブルは日本本土で (付属島も含む) 営業栽培が可能な唯一のオレンジですが、やはり亜熱帯のこの品種には本土の低温は厳しいです。ギリギリの限界のところで栽培するので寒波被害を非常に受けやすいです。で、和歌山県等の産地ではネーブルを落果するまえの12月に収穫しています。本当に完熟するのは3月で、未熟な段階で収穫するので日本産の市販ネーブルは酸っぱくてマズいのです。果実に袋かけをして樹にコモを巻いて防風防寒し、3月に収穫したネーブルは高貴な香りと高糖度でまるでメロンみたいに美味いものです。
樹に残ったのは半分ほど


いちおう記録的なるも、きわめて地方限定の要素が強い
2枚の図を観察すると、下層寒気が強烈だったことが明瞭
●逆読みすれば、予測は糞よ予想は嘘よであります。スパコンで計算し予想するさいには、初期値の不確実性と計算モデルの不完全性があるから、ある程度の幅をもったアンサンブル予想とせざるを得ないようで、予想値と観測値は違うわけですよね。予想値を過大に信じて大騒ぎするのはいかがなものかと思うのですけれども、結局、二酸化炭素地球温暖化説の弱点はこれです。‥だろう、‥かもしれない、‥という可能性がある、というフワフワした頼りないハナシなのです。にもかかわらず大変なことになるぞという脅迫の異様さ! 頼りないハナシなので苦し紛れに考え出されたのが 「予防原則」 なるまやかしです。それはさておき、実際の観測値が確定しました。確定した観測値でもって、今回の西日本・南西諸島を襲った寒波が記録的だったかどうか考察してみます。


高層での雪を降らせる寒気は瀬戸内~九州北部まで
↓ 2016年1月24日21時 500hPa面の高度と気温
5000mあまり上空の気温です。降水があれば地上で雪になる目安の-30度線を水色に、大雪になる目安の-36度線を青色で強調しました。気象庁サイト 船舶向け天気図提供ページ から適当に借用、トリミング着色しました。

20165年1月24日21時 500hPa面の高度と気温

下層での雪を降らせる寒気は奄美大島~台湾まで
↓ 2016年1月24日21時 850hPa面の高度と気温
およそ1500mの高さの気温です。降水があれば条件が良ければ地上で雪になる目安の-6度線を水色に、しっかりと積もるサラサラの雪になる目安の-12度線を青に着色。
20165年1月24日21時 850hPa面の高度と気温

●この2枚の図を観察すると、5000mの高層の寒気の南下はいまいちでした。ところが、下層の寒気は亜熱帯域まで流れ落ちたことが分ります。北極圏で涵養された寒気が、偏西風の蛇行に乗って日本列島近くまでやってきて、高層の重い寒冷な空気塊がその持つ位置エネルギーで下層の方に崩れ落ち、崩れ落ちた寒気が地を這うようにして南シナ海~中国東岸方向に流れ降ったという感じですね。イメージとしては、寒気の溶岩流が広大な山の裾野をはるか先まで延々と流れ進んだみたいな感じか?


観測データを比べるとさらに明瞭
下表は西日本各地の高層気象観測データです。500hPa面 (上空5000m余り) の気温の低い順です。今回の観測値は上位群にまったく遠く及びません。とても記録的などとは言えません。
今回の寒波の観測値
 *気象庁の高層観測統計から抽出したが、09時と21時の両方の観測データから作表。
 *前夜21時と翌09時の両方が上位に入る場合が見受けられたが、しかし、明らかにこれらは同じ
  寒波によるものなので、低い値のみ1個だけ掲げた。
 *観測統計期間は1957年から2016年まで。ただし米子は2010年に観測終了。(松江に継承?)



↓ 850hPa面 (上空約1500m) の気温の低い順です。
今回の寒波の観測値
こちらは下層の寒気の気温の低い番付けですが、今回の観測値はシッカリと上位に喰い込みました。米子 (松江) は2位に浮上、福岡は7位タイ記録、潮岬は10位、鹿児島は4位に浮上しています。とりわけ注目されるのが、
奄美大島の名瀬は堂々の記録更新!

ただ、そうは言っても、やはり1981年2月26日~27日に西日本に襲来した寒波は凄かったです。表に赤字で強調したように、西日本各地の第一位記録に君臨し続けています。比べると今回の寒波は一回り弱かったかなあ、という印象は否めません。1981年の大寒波では、西日本各地の少なからぬ気象官署で、観測史上の最低気温記録を出しています。1981年は、たとえば富士山で-38.0度の最低記録ですが、今回-32.1で、生ぬるい記録です。 今回気象官署で最低気温の観測史上の低い記録を更新したのは、熊本県人吉と鹿児島県沖永良部のたった2箇所だけです。

●確定した観測結果の考察の結論として、マスゴミどもが記録的な寒波だと騒いだのは、やや過剰な煽りであったかと考えられます。よしんば、記録的だったとしても下層寒気の強さにおいて、それも九州から南西諸島方面における地方限定の “記録的” だったと思われます。



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今回の寒波で、最低気温の記録を更新した地点
温暖化を望んでいる温暖化利権亡者も震えあがりそう!
気象庁サイト 観測史上1位の値 更新状況 より借用したが、リンクは最新のリストしか表示されません。なお、統計期間が30年に満たない短いものは、たとえ記録更新したとしてもあまり意味がないから除外しました。また、タイ記録というのも、記録を更新したわけじゃないから除外しました。

沢山あるように見えますが、九州と沖縄県に集中しています。つまりきわめて地域限定なのです。それから九州地方では4年前に記録更新ラッシュがありました。何十年ぶりというわけじゃない地点がかなりあることを見落としてはいけません。それに、観測歴史の浅いアメダスばかりで、観測統計期間が100年前後と長い気象官署がほとんどありません。2箇所だけで、それも観測統計期間が比較的短い。


2016年1月24日 最低気温記録更新地点
2016年1月24日に最低気温の記録を更新した地点
 太字は気象官署。 翌日の25日にも連続して記録更新した地点は除いています。

2016年1月25日 最低気温記録更新地点
2016年1月25日に最低気温の記録を更新した地点


諭鶴羽山ナイト雪道ハイク、氷点下7度だった。
↓ 淡路島南部にそびえる 諭鶴羽山 (ゆづるはさん) です。瀬戸内海島嶼で第3位の標高の山です。1位は香川県小豆島の星ヶ城山816.1m、2位は山口県周防大島の嘉納山の691m、3位の諭鶴羽山は607.9mです。昨日24日の夕方に雪が降り薄らと雪化粧したので晩に見に行きました。積雪は僅かで、山頂付近で3センチか4センチ程度でした。
淡路島南部にそびえる諭鶴羽山





↓ 夜の9時半に雑想庵を出発して、小1時間で山頂直下の登山口 (?) に到着した。ここから山頂までなんと20mです。わずか20mでも滑るからアイゼンがあったほうがいいかも?
山頂直下に到着

↓ 近畿自然歩道の標識に、つまり悪名高い環境省のこしらえた標識に温度計をぶら下げて気温を測った。標識にぶら下げると1.2mぐらいの高さになってちょうどいいわけです。
標識に温度計をぶら下げて気温を測る

夜10時38分、海抜600m地点で、氷点下7度です。しかし夜であるし、赤いアルコール柱を上手くとらえるのが非常に難しく、何べんも撮っていたら最初はほぼ-8度だったのが1度近く上がってしまいました。素早くアルコール柱の示度を撮らないと、自分が出す赤外放射で結構温度計のアルコール柱を上げてしまうようです。ま、気象庁の気象観測の手引きを見ても、温度計を読むときには先に0.1度の位を読みとることと書いてあります。温度計に顔とか体を近づけて、読み取りにモタモタと時間をかけていたら温度を上げてしまうということですね。
マイナス7度だ

●それにしても、記録的な寒波だとマスゴミどもが騒いだ割には、たいしたことがねえじゃないか! -10度ぐらいが見られるかと楽しみにして来たのに残念だわね。西日本で一番寒かった日は、1981年2月26日~27日です。このとき諭鶴羽山で-12度でしたよ。35年前なので、フイルム写真の時代で証拠写真を撮りましたが、いつのまにか散逸して残っていません。このとき西日本の平地でただ一か所の-20度以下、岡山県アメダス上長田で-20.2度が観測されています。富士山測候所では-38度、剣山測候所では-23.5度が観測されています。淡路島の最低気温記録の洲本測候所で-6.1度が出たのもこのときです。今回の寒波は全く及ばないですわね。今回の洲本の記録は多分-3.5度でほぼ確定です。今回の寒気の底は24日夕方~夜頃だったようです。日が替わると西日本全域で気温が上がってきました。


↓ 諭鶴羽山登頂の証拠写真です。真っ暗なので夜に来たことは間違いありません。向こうに見える明かりは三原平野のものです。一等三角点などと書いてありますが、国土地理院 基準点設置点数一覧表 によれば全国に975個もあります。基本的には40キロ間隔に、場合によっては25キロ間隔で設置し1000近くもあるわけです。ということは一般に考えられているほど希少価値があるわけではないということです。日本列島は一等三角点だらけなのですね。
山頂の証拠写真


予測値と観測値とは違うから、記録的という表現はまだ早い
その現象が終ってから、記録は確定する。その現象が終らないことには、どういう記録が出るか分らない。

●マスゴミどもの報道を見聞していて、目に余るのが 「予測値」 と 「観測値」 を混同して、大袈裟な煽り報道をしていることです。まるでお行儀の悪い週刊誌的な報道になっています。 「記録的な」 という表現が飛び交っていますが、気象観測記録が確定もしていない段階で、記録的などという事実上の確定報道は間違っています。わかりやすく敷衍するならば、オリンピックで100m走が行われる前に、「世界新記録だ!」 と叫んでいるのと同じことをやっているのです。大方の予想で何何選手は絶好調だ、今季何回も9秒台を出している、よって9秒4の記録的な世界新が出るぞ! と言うのと同じです。まだ走ってもいない段階で9秒4だなんて報じるのはやはりおかしいのではないか。実際に走ったらその選手がフライングを重ねて失格するかもしれないし、何かの不幸で転倒するかもわかりません。実際に何秒で走るかはレースが終わって、はじめて記録が確定するわけです。


↓ 気象庁ホームページ船舶向け天気図提供ページ から、高層天気図の 500hPa高度と気温 の図を借用。2016年1月23日21時の実況図です。気象庁がリリースする原図はあまりにも見にくい図なので、最低限の塗り絵をほどこしました。また日本付近をトリミング抜粋してあります。なお、リンクは最新の図しか表示されません。
2016年1月23日21時の500hPa高度と気温

●寒冷渦の中心 (Lという文字のところ) が北緯40度まで落ちてきました。もう少しだけ南下するかもしれませんが、中心部の寒気は-45.3度という数字が見えているのが一番低く、-48度以下の領域は消えてしまいました。寒冷渦は低緯度に落下するにつれて寒気が減衰 (昇温) しています。こんごどうなるかは正確にはわかりませんが、西日本各地の高層気象観測所で500hPa高度の気温観測は12時間ごとに行われています。で、どういう観測記録になるかはまもなく確定します。はたして、マスゴミども (背後には一生懸命煽っている気象会社所属の気象予報士たちがいますが) が騒ぐような記録的な数字がでるものだろうか??? なお、当たり前のことですが、記録的という言葉を使うからには、観測史上の従来の記録を破るか、タイ記録が出るぐらいでなければいけません。100歩譲っても上位3位以内です。「記録的」 という言葉はそうい意味です。

なお、吾輩は記録的な観測値が出ないといっているのでは全くありません。まだ観測もしていない段階で、出るのか出ないのか分りもしないことを、確定的なニュアンスをもって報道して騒ぐのは間違っていると主張しているのです。現象が終ると予想以上の寒波ということもあり得ますし、全く予想に及ばないということもありましょう。



今回の寒波は、ほんまに記録的なのかどうか?
下表は、西日本各地での高層気象観測記録、500hPa高度での観測気温の低い順です。単位は℃です。気象庁の高層気象観測統計 から抽出しました。
西日本の高速観測の記録
●気象庁の高層気象観測統計から抽出しましたが、09時と21時の両方の観測データを併せて作表しています。
●前夜21時と翌09時の両方が上位に入る場合が見受けられましたが、しかし、明らかにこれらは同じ寒波による
 ものなので、低い値のみ1個だけを掲げた。
●観測統計期間は1957年から2016年まで。ただし米子は2010年に観測終了。至近距離にある松江に継承?


さて、「記録的」 とか 「未曾有の」 とか 「歴史的な」 大寒波だなどと騒ぐからには、当然に、松江 (米子) で-44.2度を、鹿児島で-36.9度を、奄美大島の名瀬で-26.2度を破らなければいけません。 → 結果はこちら


琉球新報】 2016年 1月24日 13:27 配信ニュース
名護で 「氷の粒」 降る 直径3ミリ 「あられ」 「ひょう」 か 
引用】 第57回NAGOハーフマラソンのスタート、ゴール地点となった名護市陸上競技場で24日午後、「あられ」 や 「ひょう」 とみられる小さな氷の粒が降るのが確認された。直径3ミリほど。硬い粒が地面で跳ねたり、衣服に付いたりしたのを選手や応援に駆け付けた市民ら大会関係者ら複数が確認した。降った際は歓声のような声が上がった。子どもらは輪をつくり、おおはしゃぎしていた。



●奄美大島の 名瀬測候所 で、本日1月24日13時13分頃から「みぞれ」を観測し、初雪となったらしい。名瀬測候所で雪が観測されたのは1901年2月12日以来、115年ぶりらしい。奄美大島 115年ぶりの雪 (日本気象協会/ALiNKインターネット) の情報。それにしても、気象庁のリストラで全国の測候所が廃止されて無人の特別地域気象観測所に格下げされる中で、名瀬測候所と帯広測候所がよくぞ残されたものです。もし無人になっていたら降雪観測はありませんでしたね。


●沖縄気象台が本日午前10時に 『強い寒気に伴う低温について』 という報道発表資料をリリースしています。それによると、1963年の「昭和38年1月豪雪」に伴う異常寒波のさいに、沖縄気象台が寒波による農作物等の被害状況を聞き取り調査したら、沖縄県各地で 「霜」 や「あられ」 だけでなく、なんと 「結氷」 まで見られたようです。でもまあ気象官署における職員による観測・観察ではないから正式記録とはならないでしょうけど‥。



寒冷渦の中心では気温は-50度、亜熱帯の雪はあるのか??
本日は2016年1月22日 (金曜日) であります。

●マスゴミどもは大騒ぎの報道をしていますが、この週末は荒れそうです。マスゴミどもは針小棒大に騒ぎ立てるのが仕事なのですが、それは、今日一日なにもなく、穏やかな良い一日でした、今日は特段なにもニュースは御座いません、では困るからです。何か事件でも事故でも紛争でも騒ぎが起こらないと仕事にならないというのが報道業界なので、考えたら因果な商売です。騒ぎは大きければ大きいほどいいわけです。で、自然と大袈裟な報道になるわけで、針小棒大主義がマスゴミどもの本質です。で、大騒ぎの報道は3割とか5割ぐらい割り引いて聞くのがちょうどよさそうなのです。

●たしかに、この週末に日本にやってくる寒波は第一級の強いものではありますが、観測史上最強というものではありません。寒冷渦の中心部分では-49.7度が観測 (実測) されているようですが、毎年一番の寒波では-51度とか-53度とかの数字を見るので、そういう意味では大したことはありません。で、あまりガタガタと大騒ぎするのはいかがなものか? 



強烈な寒冷渦爆弾が、日本列島めざして落下中!
瀬戸内地方平野部でも積雪があるかも?


↓ 下図は 気象庁ホームページ船舶向け天気図提供ページ から、高層天気図の 500hPa高度と気温 の図を借用したものですが、2016年1月21日21時の実況図です。気象庁がリリースする原図はあまりにも分りにくい図なので、最低限の塗り絵をほどこしました。また日本付近をトリミング抜粋してあります。なお、リンクは最新の図しか表示されません。

↓ 1月21日21時の500hPa高度と気温
2016年1月21日21時の500hPa高度と気温

↓ 1月22日21時の500hPa高度と気温
2016年1月22日21時の500hPa高度と気温

寒冷渦の中心が、緯度にして5度ぐらい南東方向に落ちました。21日北緯50度、22日北緯45度、23日北緯40度?、24日北緯35度??、という勘定になるのですが、そう順調よくいかないか? わが淡路島は北緯34度台です。とにかくえらいこっちゃあぁ! なんとオートバックスでスタッドレスやタイヤチェーンが売れているとか! こりゃあ、島内で雪山・雪見ファンクラブが作れそうですね! 日曜日に、阿波の矢筈山 (標高1849m) に雪見に行きたいところですが、大荒れの最中には行動しないのが山の掟です。掟を破る者には自然は特に厳しいものです。ま、里山の諭鶴羽山ぐらいだったら大丈夫でしょうけど。ていうか、強風時に大鳴門橋を渡るのは危険です。それから、灯油も売れているとか! 万一積雪があったら農業関係で温室がつぶれたり、ビ―二―ルトンネルもつぶれましょう。被害があるかもわかりません。生鮮野菜が値段高騰があるかもしれませんね。寒波は余計な出費をしいられお財布にも厳しいのです。えらいこっちゃあぁ!
やっぱり、冬はポカポカのほうがいいわけです。


●たしかに強烈な寒気であります。一枚目の図で赤線でマークしたところに-49.7度の数字が見えています。ま、この寒冷渦が比較的に低緯度に落ちてくると気象庁は予測しているので、マスゴミは騒いでいるのでしょうけれども、低緯度に落ちてくる間に-49.7度というのも減衰 (昇温) してくるでしょうし、過去に-40度が西日本に落ちてきたことは何べんでもあるから、別にビックリするようなことではありません。へそ曲がりを言っているようですが、そうではなく、瀬戸内地方でも雪が舞うのを期待しています。 


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観測されるか? 亜熱帯の雪!
下図は、気象庁のスパコンがはじき出した 数値予報天気図 であります。2016年1月21日21時の観測値 (解析値) を初期値として計算された24日21時の予想天気図です。実線は地上気圧の等圧線であり、破線は850hPa高度 (約1500m上空) の等温線です。日本付近を抜粋借用、日本列島を着色しました。

2016年1月24日21時の予想図

●予想では南シナ海を寒気が大きく南下しています。なんと、降水があれば地上で雪となる目安の上空1500mで-6度線が沖縄本島まで下がっています。で、亜熱帯の雪が観測されるか? が注目されます。雪が降ったかどうかは有人の視認観測であり、旧久米島測候所と名護測候所が廃止されているから、沖縄気象台で降雪が観測されるか? ということですが、難しいんじゃなかろうか? たとえ上空に強い寒気が進入しても、やはり亜熱帯ですから地上付近は気温が高いでしょうし、よほど条件がうまくそろわないと、つまり湿度が極端に低いとか、気温低下のタイミングが明け方になって、ちょうどその時に時雨がくるとか、可能性はないとはいえ、難しそうです。しかしまあ、久米島測候所でみぞれの観測例があるから可能性はゼロではないですわね。 → 次エントリーで関連ニュースを収集

●沖縄気象台での正式な降雪観測はまず無いだろうと思いますが、沖縄本島の最高峰の与那覇岳 (標高503m) では降雪の可能性がかなりあると思います。500mの標高があれば上空に強い寒気が入っているときには平地よりも4~5度下がることが多く、那覇の最低気温予測が7度となっています。で、山頂では2~3度まで気温が下がるハズです。降雪の可能性はかなり高いと見ます。沖縄本島には129万人も住んでいるのだから、気象ファンや写真家が大勢いるはずです。亜熱帯の雪の写真を撮ろうと与那覇岳の山頂は賑わうのではなかろうか? 今回の寒波は沖縄本島に大注目です。亜熱帯で雪だあぁのニュースは飛び出すのか??





【追記】 こんな記事をみつけたわ。
沖縄に雪? 予報官「あり得る」 週末にかけ記録的寒さの恐れ
沖縄気象台の予報官が、沖縄での降雪が 「あり得る」 と言っているようです。 「気温がぐっと下がることに加え、ぐずついた天気が続くことから県内でも雪が降る可能性がある」 とのことですが、よく読むと県内でも雪が降る可能性があると言っていますね。沖縄気象台が降雪の観測をする可能性とは言っていません。沖縄気象台での最低気温予想が8度 (最新の予想は7度) なので、この気温では可能性はほとんどなく、もう少し冷える郊外とか北部山岳地帯で、5度前後まで冷えて湿度が低い場合の高温時降雪を想定しているのではないかな?






いづれ市場は安倍政権を退場させるのではないか?
大天井が完成、崩落相場に突入!
底値は全く見えず、市場は安倍政権の退陣を要求している!


市場は安倍の退陣を催促している

●報じられる通り世界は急速な信用収縮に見舞われ、市場は大波乱となっています。東京市場も派手に売られていますが、中国リスクだの円高転換だの原油安によるオイルマネーの引き上げだの色々な見方が飛び交っていますが、大きな要因に、アベノミクスなどというものが何の実体もなくインチキまやかしであったことが誰の目にもハッキリ見えたことがありそうです。もはや好材料は何もなく、資金は市場から逃げ出す一方です。一時的に反騰するのはカラ売り筋の買い戻しでしかありません。すこしでも戻れば、損をかかえて戻りを待っていたヤレヤレの売りに押されてまた反落です。明瞭に下降トレンドに入ってしまいました。こうなると、もはやどうにもなりません。証券業界が束になって買い支えようとしても、日銀が少々のバズーカ砲を撃とうとも、政府が小手先の経済対策を繰り出したところで、戻り待ちのヤレヤレ売りに逃げ場を提供するだけです。非常にタチが悪い大崩れで、底打ちまで数年かかるのではないか? これで安倍政権は終りです。ジ・エンド。

●そう遠くない将来に、年金積立金管理運用 独立行政法人(GPIF) のさらなる巨額損失が浮上するでしょう。3か月ごとに 「四半期ごとに運用状況の公表」 が発表されますが、次の 「平成27年度第3四半期運用状況」 の発表は2月終りごろか? 巨額損失が発表されて暴動がおこるんじゃない? ていうか、発表しないんじゃない? 法的にはGPIFは年1回の運用成績の発表義務がありますが、3か月ごとの四半期運用開示は必ずしも法的義務がありません。そこのところを盾にして都合の悪い巨大損失を隠すと吾輩は見ています。たとえ発表しても、報道管制を敷いてたぶん報道させないでしょう。国民は監視したほうがいいです。それにしても、国民がせっせと払い込んでいる国民年金と厚生年金の積立金に巨大大穴を開けたことに、国民は本当に怒らなければいけません。ひとつ申し付け加えると公務員どもの共済年金資金は別運用です。安倍はわれわれ大多数の国民の虎の子を米国のハゲタカどもに差し出したんです。実際の運用はノムラなど国内勢もいますが外資のハゲタカにさせています。もし、これで国民が怒らずに、たいして巷間の話題にもならないとしたら、失礼ながら国民もアホウのお人よしですわ。 国民よ、怒れ! 本来ならば、全国各地で暴動が起こり、政府機関が焼き討ちにあう状況ですわ。



安倍政権の退陣が、一番の好材料です。
阿呆な安倍が腹痛で辞めると言ったら、東京市場は大歓迎2000円ぐらい上がるのではないか?




本日の午後に諭鶴羽山に行った
本日は2016年1月20日であります。

●今日は大変に寒い一日で、ある意味ではイベント業とも言えるし行事屋とも言える職種の吾輩ですが、午前中に吹きさらしの屋外で行事を行ったのですが、あまりにも寒くて凍傷になって遭難するのではないか? と思われたほどです。ちょうど、行事を行った場所のところに水たまりがあり、パリパリに凍っているではないか! なんと氷が張っているのです。ただ、吾輩がその行事を主催するという立場であり周囲に参列者が20人ほど来ています。で、その氷をカメラで撮影するのは憚られました。「おまはん、氷の写真やこ撮ってどないするんや?」 と聞かれるのは目に見えています。まさか、ブログに載せる写真を撮っているなどとは言えないし、うまく誤魔化す言い方も思い浮かびません。で、証拠写真はありませんが、南あわじ市の三原平野で今朝、結氷があったのは間違いありませんわ。ちなみに、アメダス南淡の最低気温は0.9度でした。氷点下じゃありませんが、アメダス南淡は海の近くで、海から風が吹いていたために気温が高かったと思われます。三原平野はやや内陸の盆地みたいともいえます。アメダス南淡のある所とはやや環境が異なります。

●午後になると時間的余裕ができたので、山の方へ行ってみました。谷の結氷状態とか、昨日の雪の状態を観察するためですが、午後遅くに行ったので気温が上がってしまい、見事な氷瀑など見ることができませんでした。ていうか、谷に水がありません。滝に水がなければどんなに気温が下がっても氷瀑などありません。当たり前といえば当たり前ですわね。



↑ 昨日夕方の雪は積雪は1センチか2センチのレベルであったので、1日経ったら、気温の低い山頂でもほとんど消えていました。次は、23日~24日には強烈な寒波が低緯度まで落ちてくる予想です。500hPa高度で-40度線が山陰沖~北陸あたりまで来る予想です。今回の寒波では富士山で-30.9度が観測されましたが、次は-34~-35度までいくかも? 瀬戸内海上で雪雲が湧き立ち、期待できるかも?


↑ 地元の里山では一番高いといってもわずか600mの標高です。眺望には高度感があまり­ありません。植生も麓のシイやカシ類やツバキなど照葉樹林とほとんど同じです。冷温帯­の表徴種のブナが出てくるには、まだ300mぐらい足りません。平地よりも確かに気温­が下がって寒いのだけれども、この高度では気温の逓減も顕著じゃありません。いろいろ­な観点から、「高い山に来た」 「山らしい山に登った」 という実感がしないのです。この山の唯一のとりえは、東部瀬戸内海の中にある山なので­標高の割には、四方広闊、見晴しがいいことか? それも欲を言ったら、この山が標高1000m以上あったらなあ、といつも思いますね。



↓ 山頂直下にある神社の手洗い鉢に氷がはっていました。そこそこ分厚い氷です。
手洗い鉢に張った氷
↓ 氷の厚さを測ると1.5センチもあります。この氷ノ厚さや、近隣アメダスの観測データや、標高による気温減率などから、この場所での今朝の最低気温は-4度と推定します。
氷の厚さは1.5センチ


なんと南あわじ市で雪が降ったわ!
●本日は2016年1月19日でありますが、今冬最強の寒波が西日本まで南下してきました。850hPa高度 (約1500m上空) で-12度の等温線が山陰地方までやってきています。-12度線がやってくると、降水があれば確実に雪となり、それもサラサラの非常に積もりやすい雪です。広島県の アメダス高野 (タカノ)午後7時現在76センチの積雪になっているようです。愛媛県の アメダス久万 (クマ) では積雪観測はされていませんが、昨夜22時に気温が氷点下になり、今日一日氷点下の気温で午後7時までに降水が50ミリを観測しています。推定で積雪50センチになっているハズです。鳴門海峡をはさんで四国本島を眺めていると、徳島県と香川県の県境にある阿讃山地の上に一日中降雪雲がかかっていました。雲の輪郭がボケていますが、雲の周囲に強風で雪が舞い散っているためです。いよいよ待望の四国山地へ雪見に行くことができそうです。

↓ 2016年1月19日15時14分、南あわじ市福良から鳴門市方向を見る。

阿讃山地に降雪雲がかかる

今日は瀬戸内海にも雪雲が侵入してきて寒い一日でしたが、とうとう夕方になって夕立のような雪が来ました。時間的には30分程度だったので沢山積もることはありませんでしたが、薄らと雪化粧です。短いとはいえかなり激しい降り方で、これが雨ならばまさにザアーと来る夕立です。

↓ 2016年1月19日17時20分、南あわじ市神代諭鶴羽ダムにて。

諭鶴羽ダムにて



気象庁サイトの 高解像度降水ナウキャスト を見ると、南あわじ市の上空で突如として雪雲が湧きたったようであります。つまり、日本海側から流れ込んだ雪雲ではなく、瀬戸内海上で湧き立ったものです。
南あわじ市の上で雪雲が湧いた



「年金積立金」 を政権浮揚に悪用するタチの悪さ!
●首相官邸にリアルタイムで株価を表示するボードが設置されているらしい。で、安倍首相はボードを覗きこんでは一喜一憂しているとか‥。で、株価が上がったのがアベノミクスの成果があがった証拠だと吹聴しているようですが、とんでもありません。本当に景気が良くなって企業が増収増益して、従業員 (労働者) の所得も上がり、消費が堅調となり、その堅調な消費に支えられて企業の売り上げもさらに増え‥、という好循環で株価が上がったわけではありません。株価が上がった要因はさまざまな複合要因があったように思われますが、 ①円安で輸出業界に (代表はトヨタ) 巨大な円安差益が転がり込んだこと  ②日銀による異次元緩和で株式市場にカネが流れ込んだこと、 ③世界株高の波に東京市場も乗った事 などが主たる要因じゃないかと吾輩は思うのですが、見落としてはならないのは安倍政権の事実上の相場操縦 (証券取引法違反だ!) があったことも大きな要因ではないのか?

●たとえていうならば、厳寒で皆が震えあがっている。灯油の買えない貧者が凍死している。という厳しい状況の中で、安倍がなんとかしよう、暖かくしてやろうと政策を立案したのはいいのですが、気温を観測するアメダスのまわりで火を焚けと指示しました。全国に約850ヵ所ある気温観測所の周囲で派手な焚火です。とうぜんスルスルと気温が上がりますわね。で、安倍は誇らしげに、「ほら、暖かくなったではないか! アベノミクスは成功だ!」 と豪語。でも、暖かいのはアメダスの周囲だけ、実態は国民はみな厳寒に震えているわけです。暖かいという実感がしない国民のほうが多数でしょう‥。ここで、そのアメダスの周囲で炊いた火というのは、「日銀への干渉」 であったり、大企業の利益増大を狙った政策、つまり労働への配分を減らす 「非正規雇用の拡大政策」 や、 「法人税の引き下げ」 や 「法人の控除枠拡大」 などであったり、いろいろなのですが、とりわけ国民の虎の子の年金資金を株式市場にぶち込んだ (ぶち込まさせた) のは犯罪的です。申すまでもなく証券取引法では意図的な株価の釣り上げは固く禁止されています。ただ、なかなか問題にならないのは立証するのが難しいからです。それに証券取引等監視委員会が金融庁に属する国家機関であるから、安倍の違反を問題にするわけがないです。しかしながら、明らかに、安倍政権は株価つり上げ悪徳不正政権です。



チャートを観察すると、吊り上げ工作が感じられる。
下の図は、上段が日経平均の10年間の株価チャートです。下段が東証株価指数の10年チャートです。前の高値の位置に着目して観察すると、日経平均では、今回の高値は前の高値をかなり上回っています。東証株価指数では今回の高値は前の高値よりも下です。これが何を意味しているのか? ですが、官民挙げて株価を吊りあげようとした可能性が濃厚です。もちろん、断定とか証明をするのは無理ですが、日経平均では225種の採用銘柄のうち、値嵩株や小型株を集中的に買えば吊りあげることはそれなりに可能です。マスコミでさえ安倍政権の広報係・大本営発表機関に手なづけられています。証券業界に圧力をかけるぐらいのことは権力者には可能です。かりに、圧力がなくても証券業界が株価を意識する政権の意思を忖度して吊り上げにかかったこともあるかもしれません。 
↓ 日経平均の10年チャート
日経平均10年チャート
一方、採用銘柄が全銘柄と多く浮動株を加重して算出する東証株価指数は、意図的に指数を大きく吊り上げるのは簡単でありません。意図的に吊りあげるには物凄い資金が必要です。つまり、日経平均の方が意図的に吊り上げやすいのです。安倍は株価が上がったことをアベノミクスの成果が出たとことあるごとに吹聴していたし、報道されるのは日経平均です。で、官民挙げての日経平均吊り上げ工作があったと吾輩は見ています。つまり、実態以上に吊り上げられた可能性が濃厚です。4~5千円は吊り上げ分かな?
↓ 東証株価指数の10年チャート
東証株価指数の10年チャート


すでにチャートは崩れている、第3段上げなどまず無い。
エリオットの波動論 では、大きな株価上昇は5つの小さな株価波動で構成されると言っていますが、全くの幻想です。エリオットは間違っています。ま、そういうケースもあるというだけです。一番上の日経平均のチャートに①~④の小波動を記入しましたが、第⑤波の上昇第3波など期待していると高値つかみで泣かされるでしょう。相場格言に言う 「落ちてくるナイフをつかむな」 という局面に入っていますね。移動平均線を鋭く割り込んで急落し、真空地帯を急激に戻しましたが、再度移動平均線を鋭く割り込みました。こうなるとチャート的には上昇相場は完全に終焉です。ま、上昇波はそれなりに大きかったから、かなりの値幅調整と日柄整理があると見るべきです。材料的にも中国リスクは長引くでしょうし、円安は反転し、政府の政策も緊縮政策の色合いを強めています。 もうじき、安倍ジョンイルの苦虫をつぶしたような顔、泣きづらが見られそうですわね。そういう意味では楽しみです。
↓ 日経平均の直近2年間
日経平均2年チャート


国民の虎の子の年金資金を悪用する安倍ジョンイルに怒りの鉄槌を下そう!
さて、今回の東京市場の株価上昇で最大の問題は、国民がせっせと払い込んでいる虎の子の年金資金が、安倍に悪用されたことです。国民は7月の参議院選挙で安倍自民党に怒りの鉄槌を振り落とす必要があります。 安倍のマスコミへの介入・弾圧が正気の沙汰ではありません。北朝鮮並みの独裁体制になりつつあります。そんな中で、安倍ジョンイルの圧力で、『報道ステーション』 (テレビ朝日系) を降板させられる古舘伊知郎キャスターが参議院選挙に立候補か? というハナシがささやかれていますね。野党連合の旗頭として立つのでは? という観測ですが期待できます。安倍の圧力でNHKを降板させられるフリージャーナリストの国谷裕子氏も立候補してほしいと思います。

 「年金突っ込め!」 総理とGPIFの素人賭博で年金消滅確定!
公的年金の運用損失7.8兆円 = 過去最大、株式投資拡大が裏目— 7~9月
年金積立金管理運用 独立行政法人(GPIF) のサイト

図体の大きい年金資金は、市場では売り抜けられない!
問題はGPIFは資金量で世界最大の機関投資家で、たとえるならば池の中のクジラか、小さな湖の中の軍艦です。小回りがききません。自分の買い物で株価を上げてしまいます。そして株式市場が下降トレンドに入ってしまうと、資金が大きすぎるために売り抜けられないということでありましょう。ここ1~2年の運用成績がいいのは、なんのことはない、自分で株価を吊り上げただけです。今度は自分で株価を崩してしまいます。安倍の圧力で市場を買い支えようとすると、比較的に高値ゾーンでの持ち株が膨らみ、損の上に損を重ねてどうにも首が回らなくなりますわね。安倍は、株式市場なんてしょせん官許の鉄火場 (バクチ場) ってことがちゃんと分っているのか? そもそも株式市場はまともな資産運用の場などでは決してありません。仕手戦という言葉があるように、奪うか奪われるかの戦場というのが実態です。これからヘッジファンドが束になって世界の株式市場に売り仕掛けをかけてくるでしょうし、国家財政の悪いとされる東京市場は売り仕掛けの標的です。




なかなか雪が降らないわね
●ようやく西日本も北極圏からの寒気移流場に入ってきましたが、どうも降雪 (降水) 分布範囲もせまく、降雪強度も弱いようです。新年があけて早や2週間が経ちましたが、まだ四国山地に雪を見に行く目途がたちません。登山者たちからの報告を閲覧すると、なんと剣山の山頂に積雪がないらしい。北斜面にわずか2~3センチとか‥。いくらなんでも厳冬期に入ったのに剣山に雪がないとは信じがたい状況です。例年ならば南国の山とはいえ、冬には積雪1m、吹き溜まりじゃ2mぐらいあるんだけどなあ‥。こりゃあ、温暖化利権屋どもは 「温暖化で大変なことになるぞ!」 と気合いをいれてシッカリと大騒ぎしなければいけません。でないと補助金がもらえないぞ! 最近、温暖化利権屋どもはおとなしいのですが、何でやろか? 補助金をたんまりともらって満腹したのでしょうか?

以下に、気象庁のホームページから 高解像度降水ナウキャスト の図を2枚借用。
2016年1月14日09時高解像度降水ナウキャスト
↑ 瀬戸内海南岸地方に東西帯状に雪雲が湧いていますが、図中に書きこんだように、3か所に分断していて降水強度も弱いです。これでは標高の高い所 (500m以上) で積雪があっても数センチぐらいか? 期待はずれです。
2016年1月14日09時高解像度降水ナウキャスト
↑ 香川県と徳島県の県境の山地で雪雲が湧いていますが、地上の気温が高いので積雪があっても山地の中腹から上でしょう。せいぜい2~3センチか、多くても5センチ程度と思われます。これでは高速道路代を出してまで見に行く気になりません。厳冬になったのだから最低でも積雪50センチ以上じゃないと見に行く値打ちがありません。 昨夜から断続的に雪雲が湧いては消え、消えては湧いていますが、剣山に全く雪雲がかかりませんわね。


こんどは真っ青な警戒情報だ!
異常天候早期警戒情報 では、このあいだは日本列島真っ赤っ赤でしたが、今度は西日本限定ですが真っ青です。なんともはや忙しいわね。平年値線から上に振れたり、下に振れたり、自然現象なんてものはそんなものなのに、いちいち真っ赤で警戒しろ! 真っ青でも警戒しろ! なんて騒がにゃならん事なんやろか? 国民は小学生じゃありません。
異常天候早期警戒情報

大変だあぁ! 真っ青エリアが拡大したぞ!
残るは北日本だけですが、そもそも北日本は-10度や-20度は当たり前の厳寒地です。南の地方から見たら、南極みたいなものです。つまり日本列島全体が勇猛な冬将軍の支配下に陥落したわけですわ。
異常天候早期警戒情報

ま、しかしながら国民が寒さで凍死しないようにと親切に注意喚起してくださっているのだから、それは素直に感謝しつつ、どうしたらいいのか気象庁になり替わって考えてみます。

気象庁になり替わって注意喚起
●とにかく凍死しないようにガンガンと灯油を焚きましょう。さいわい原油価格の大暴落は貧民にとっては福音です。ありがたいです。とりわけ西日本では北海道や信州高標高地みたいに高気密・高断熱の家屋じゃないから、凍死はなきにしもあらず。
●西日本の一般家庭ではストーブは排気ガスを戸外に出すFF式じゃないことが多いです。喚起にこころがけガス中毒死しないように。まれに、いまでも、木炭を使っている人は一酸化炭素中毒にはくれぐれもご注意ください。
●行政はホームレスの人々に暖かい支援の手を差し伸べる必要があります。もし路上凍死者が出たら行政の責任です。政官業癒着トライアングルは大企業優遇政策に走っていて、弱者軽視が目にあまります。
●西日本の商売人は遅まきながら防寒具をシッカリと販売しなければなりません。在庫一掃のチャンス到来です。
●気象庁が警戒しろと言っているのだから、西日本在住者は水道管の凍結・破裂にも気をつけましょう! ちょろちょろと出すとか、水抜きや、水道管を断熱材でくるむとか気温低下に応じて色々対策を。
●それから溜め池に氷が張っても絶対に氷の上に乗らないように。とくに子供を持つ親は気をつけましょう。北日本でもワカサギ釣りで氷が割れて落水事故がときどき起こっていますよ。まして西日本の薄い氷は非常に危険です。
●瀬戸内地方のドライバーも、スタッドレスに履き替えろまでは言いませんが、チェーンぐらいは買っておくように。そして着脱の練習をしておくように。平地でも4~5センチぐらいなら雪が積もることも過去にありました。峠を越える車はもちろん、平地の走行でも滑り止め対策が要りますね。申すまでもなく、2~3センチでも雪が積もれば夏タイヤで走れが道交法違反です。
●警察署は、雪が積もったら違反走行がないかシッカリと取り締まるように。少しでも積雪があれば、備えのない瀬戸内地方は大混乱で、事故が多発します。事故を未然に防ぐのも警察の役目であり、それをしなければ警察は職務怠慢と批判されてもしかたがありません。
●持病を持つ高齢者は健康管理に注意。寒冷刺激が発作などの要因になりますわね。じっさいに、統計では冬の死亡者が増えますよね。
●その他いろいろありましょうが、あとはご自分で考えて下さい。



追記
気象庁のスパコンがはじきだした 数値予報天気図 を見るとビックリ仰天です。来週の23日21時の予想で、850hPa高度で-12度線が四国太平洋岸まで、-15度線が瀬戸内海北岸あたりまで南下する計算になっています。もしこの予想が当れば久しぶりの第一級の寒波到来です。500hPa高度で-40度線が山陰沿岸まで南下することと併せて、これは剣山で-20度近くまで冷えそうで瀬戸内海上で雪雲が湧き立ちそうです。瀬戸内平野部でも積雪の可能性がありそうですわね。今からチェーンを買って準備しておくほうがいいですわ。雪が降ってからでは売り切れで手に入りませんわ。なお、吾輩は冬にスキー場に雪を見物に行く都合、スタッドレス+チェーン+四輪駆動+バッテリーは北日本用+スコップ+鋸・ムシロ+非常食の完全冬装備なので大丈夫です。ムシロはスタック脱出用です。鋸 (のこぎり) は雪の重みで倒れた木を伐るのに必要です。非常食は万一立ち往生した場合に生き延びるためです。 こりゃあ、西日本でも、伯耆大山、氷ノ山、石鎚、剣で遭難して命を落とす人が何人か出ると予想します。軽装備で絶対に入山しないように‥。




釣り客を歓迎しない看板!
釣り客を歓迎しない看板! であります。
釣り客を歓迎しない看板

「都会から来る釣り客はウロウロして、仕事の邪魔だよな。」
「来たからと言って、経済効果があるわけじゃないしなあ。」
「ワシらには何のトクにもなれへんしな。ほんまに邪魔やで。」
「ゴミを捨てるだけだしね。迷惑なもんだべ。」
「第一によ、めざわりなんだよ。できたら来んとって欲しいな。」

と上の看板は明確に言っています。残念ながら都会から来る釣り客は歓迎されていません。赤の下線は吾輩が記入しました。そもそも、淡路島は基本的に就業者の業種別比率から言って、農業や漁業の生産の島です。観光島じゃありません。カンコウ、カンコウと言っているのはよく見ると行政が勝手に言っているだけなんですわ。 ちなみに、鳴門の渦潮を世界遺産にだって? アホウか! 日本地質100撰にも、日本ジオパークにも選ばれないものが、なんで世界遺産なんやねん? ユネスコ職員上がりの世界遺産指南ビジネス屋に踊らされているちゅうことが、なんで分からないのか? 元は貴重な税金なのに、ムダ金をドブに捨てるなよ。

船着き場にはためくノボリ

●100歩ゆずって世界遺産を良しとしても、もはや数が多くなりすぎて値打ちがありませんわ。インフレでお札の値打ちが下がるのと同じです。文化遺産なんてのは数が多くなりすぎてもはや食傷気味です。そもそも世界遺産条約の条文では世界遺産の目的は、世界遺産を損傷や破壊等の脅威から保護し、保存するためです。
観光のための箔付けじゃありませんわ!
うちらのバカ市長は世界遺産条約の条文を読んだことがあるのか? たぶん読んでもいないのでしょう。 「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」  の仮訳が文部科学省から発表されています。そもそも、英語・フランス語・ロシア語・スペイン語・アラビア語の5ヶ国語を正文とする条約なので、日本語の正文はありませんが、世界遺産に登録して観光振興のミシュラン星付けにしようなどという意味はどこにも書いていません

●そもそも、この国はおかしいです。条約の主旨から全く逸脱したことをめざしています。条約の主旨に忠実であれば、その世界遺産を護るために観光客を制限しなければなりません。多くの国でそうしていますね。もし、万が一、億が一、仮に鳴門の渦潮が世界遺産になれば、観光客を締め出す必要があります。なぜならば、観光客が増えるとゴミをたくさん捨てて景観を破壊するからです。



       ***********************************

冬のたそがれ時の鳴門海峡
↓ 大鳴門橋の南側 (太平洋側) に渦はありません。
大鳴門橋の南側に渦はなし
↓大鳴門橋の北側 (瀬戸内海側) にも渦はありません。
大鳴門橋の北側に渦はなし

●つまり、渦はつねにあるのではなく、大潮のときに太平洋側と瀬戸内播磨灘側の海面の水位が、2メートルの落差をもったときにのみ見られるだけです。つまり、めったに見られません。なぜならば渦というのは物体ではなく、現象であるからです。その現象が起こる条件が生じたときにだけ見られるものだからです。渦を世界遺産にしようなどという阿呆な主張は、台風や雷を世界遺産にしようというのに等しいわけです。すこし考えればいかに頓珍漢な主張なのかが分かります。

●世界遺産条約の主旨をもう一度おさらいしますと、世界遺産を損傷や破壊等の脅威から保護し、保存するのが目的です。ここで考えなければならないのは、鳴門海峡でたまに見られる渦が、損傷しているのか? 破壊の脅威にさらされているのか? そんなことはありません。つまり世界遺産条約の対象外なのです! 基本的には損傷したり破壊されるのは不動産です。古い建造物、たとえばピラミッドとかパルテノン神殿とか。これらは崩れかけているから文句なしに世界遺産条約の対象です。自然遺産では森林や山などで、結局これらもみな広義の不動産なのですが、屋久島は登山者が殺到して生態系に大きな負荷をかけているし、白神山地のブナ林はいつ乱開発で破壊されるかわかりません。だからこそ、世界遺産に登録して保護・保存しようというわけですが、渦や台風や雷、蜃気楼とかオーロラなどは不動産 (≒物体) ではないから保存しようがありません。渦を発生させる海峡部の地形 (海底地形) ならば保存するのは可能ですが、だれも鳴門海峡を埋め立てようなどとは言っていませんよね。つまり破壊の脅威にさらされていないわけです。そのように煎じつめて考えると、南あわじ市も対岸の鳴門市もなんと愚かな運動をしていることか! 


結局、鳴門海峡の渦潮は世界遺産に登録される可能性はないのです。世界遺産に登録されるためには、学術的に高い価値があることが証明されなければなりませんが、そんな証明はありません。で、行政が研究者を雇って証明させようとしていますが、本末転倒です。学術的価値があるから世界遺産にしようというのならば分るのですが、世界遺産登録をめざして学術的研究をさせるのでは、それは完全に 「やらせ」 です。御用研究です。そもそも御用研究などで得られた知見は眉つばものです。 ところで全国各地の自治体が世界遺産登録をめざしてやっきになっているのは、実は官僚たちの利権に振り回されているからとも言えましょう。世界文化遺産は文化庁の利権、世界自然遺産は環境省の利権なのです。



山の積雪が減ると田植えができなくなるというのは、本当か?
温暖化恐怖の喧伝と、振りこめ詐欺はやり方が酷似する!
●二酸化炭素地球温暖化のハナシは、何べんでも申すとおり、100年後の恐怖を喧伝して、二酸化炭素を減らせば助かるんだということにして、いろんな利権にしようとするネライがあるわけです。基本的な詐欺の手法を見事に踏襲していますね。簡便な図式でその詐欺の構造を書くと、

「大変なことになると恐怖を煽る、スパコン水晶玉に映る未来地獄絵を見せる」
          ↓
「人々は恐れおののく、藁にもすがる思いに駆られる」
          ↓
「助かる方法がたった1つだけある、今ならば間に合うのですよと悪魔のささやき」
          ↓
「それは二酸化炭素を減らすことなんです!」 (赤い舌を出して、ムハハハ‥)
          ↓
「みなさん、二酸化炭素を出さないものをドンドンと推進しましょうよネ!」 

●で、原発、太陽光発電、風力発電、エコカー、エコグッズ、二酸化炭素排出権取引、などなど‥。 でもまあ、それらが本当に、つまりエネルギー利益率 (Energy Profit Ratio) で、ライフサイクルアセスメント (LCA) の評価で、本当に二酸化炭素を減らせるのかどうかの検証は相当にいいかげんです。相当にあやしげで胡散臭いです。ていうか、そんなのどうでもいいんです! 利権になりさえするが万々歳なんです! ということでしょ。 本当に二酸化炭素の排出を減らしたかったら、一番の切り札は世の中を不況にすることです。リーマンショックで確かに二酸化炭素排出量は減ったですわね!! 二酸化炭素排出をうんと減らしたければ大不況 (恐慌) にしたらいいのです。この当たり前のことを科学者も経済人も政治家も官僚もだれ一人として言わないのが不思議です。ていうか、この一点を見てもこのハナシの胡散臭さが分かります。吾輩の知るかぎりではこの当たり前のことを言うのは、反骨の物理学者の槌田敦先生ぐらいです。


●温暖化利権者どもは、次々に阿呆な脅迫を繰り出すのですが、有名な地球温暖化利権者の山本良一氏は、何年前だったかわすれましたが、わが洲本商工会議所 (青年会だったか?) の招へいで洲本に来て講演をしました。どんな阿呆なことを言うのか吾輩もケーブルテレビを通して聞きましたが、案の定、ニタニタとうすら笑いを浮かべながら、「温暖化で淡路島が沈没するぞ!」 と何回も脅迫を言いましたわ。で、講演の最後で、沈没したくなかったならばグリーン購入ネットワークに入りなさい、という宣伝活動です。ここでも典型的な詐欺の構造がみられます。淡路島が沈没するぞ! と脅迫し、助かる方法ならばある、それはグリーン購入ネットワークに入ることだ! (もちろん会費等カネを盗られますわ、彼は当時国際グリーン購入ネットワークの会長でした) 彼は東大教授もつとめた偉い人ですが、詐欺商法の悪徳商売人とどう違うのか? たいして違いはありません。 それから、彼は10年ほど前に、あと数年で温暖化で人類の3分の1が死ぬという阿呆な主張をしていましたが、そういうことは全く起こっていません。


温暖化で山の積雪が減り、田植えができなくなる? アホな。
という脅迫がありますが、それは本当なのか? 考えてみます。 これは、北陸の豪雪地帯のハナシなのですが脊梁山地に冬に降り積もった雪はダムみたいなものであって、その雪解け水が減ると田植えが出来なくなるという脅迫です。積雪の少ない年は春の雪解け水が少なく川の水量は減るでしょうし、逆に豪雪の年には雪解け水があふれて融雪洪水というのも過去にあったようです。で、この脅迫はなるほどそうかな、という面は多少あるとしても、別に心配することはさらさらありません。脅迫に乗せられてカネを盗られないようにするほうが大事です。

↓ 下図は気象庁ホームページの メッシュ平年値図 から借用しました。原図はこれ ですが、瀬戸内中部~東部を拡大トリミングしました。年降水量平年値1200ミリ線を赤で強調しました。採色段階は200ミリ刻みです。
メッシュ年降水量平年値図

●瀬戸内海中部~東部の沿岸地方は日本三大乾燥地帯の1つです。あとの2つは信州内陸盆地と北海道道東地方です。瀬戸内地方では降水量が1000~1200ミリと他地方よりもかなり少なく、むかしから旱魃や断水に苦しめられてきました。瀬戸内では旱魃による飢饉も歴史上しばしば起こっています。北日本の飢饉は冷害が原因ですが、瀬戸内地方では何ヶ月も雨が降らないことが原因です。雨量の少ない年では年間600とか700ミリのこともあります。植生をみても瀬戸内地方では乾燥気候に適応した硬葉樹のウバメガシ林が発達していますが、四国でも雨量の多い高知県ではウバメガシはほとんど見られません。瀬戸内の夏に乾燥する気候ではムギならばともかく水稲は作りづらいです。讃岐うどんと言えば今では全国的に人気ですが、讃岐 (香川県) でうどんが盛んなのは、雨量の少なさから水稲ではなく小麦のほうが栽培しやすかったという気候的な背景があります。瀬戸内でも特に深刻なのは島嶼部で、雨量の少なさに加えて平坦地がないので稲作が不能、サツマイモを主食にしてきた人々が少なからずいます。私の出身地も昔はその傾向が非常に強いところでしたわ。

●しかしながら、米のメシが喰いたいという願望・執念は抑えがたく、旱魃と断水に苦しめられてきたこの地方の先人達があみだした解決法は、下に引用した国土地理院の地形図を見ると一目瞭然です。申すまでもなく溜め池です。すさまじい数の溜め池です。大小無数にあります。香川県は日本一の溜め池王国ですが、わが淡路島は地域的な溜め池分布密度は香川県を遥かに凌駕しています。香川県と淡路島の溜め池数はほぼ同じですが、香川県の面積は淡路島のほぼ3倍です。なお、具体的に溜め池がいくつあるのかは難しい問題です。埋め立てなどで数がジリジリ減っていますし、6畳一間ていどの小さなものまで含めるかどうかなど、溜め池と看做す基準にもよります。なお、同じ瀬戸内地方でも岡山県側などでは、中国山地から流れてくる川が沢山あるから水利にはそれほど深刻ではありません。深刻なのは淡路島と香川県平野部でした。四国山地の豊かな降水も吉野川から太平洋側に流れてしまい讃岐には来ません。 (現在は高知県早明浦ダムから香川県に導水されています)



↓ 国土地理院地形図から 淡路島中部の洲本市五色町 付近を借用します。溜め池だらけです。溜め池だらけなので、淡路島は大阪や奈良や京都の釣りファンがブラックバス釣りにわんさかと来ますね。淡路島は近畿地方有数の隠れたバス釣りエリアです。淡路島の若者が就職や進学で本土に行ったときに、必ず言われるのが 「野球をしたらボールが海に落ちないかい?」 ですが、吾輩も言われましたね。でもまあ、ボールが海に落ちるということはないのですが、溜め池にポチャと落ちることならばあります。
溜め池だらけ


たとえ山の積雪が半減しても大丈夫
↓ 下図は、降水量の少ない瀬戸内地方と、冬に降水量が非常に多くなる北陸地方の月ごとの雨量平年値を比べたものです。北陸地方の降水量の豊かさに目を見張らされます。北陸地方では雪という形で降る冬の降水量の多さだけでなく、夏場も結構多いですわね! かりに北陸地方の降水量が半減しても瀬戸内と同レベルかまだ多いぐらいです。背後の脊梁山地は高く深いからそう簡単に川の水が涸れるなどということはないハズです。つまり、温暖化で少々雪が減っても大丈夫です! 

一方、瀬戸内地方では11月から4月までの半年間は、月100ミリ以下です。このわずかな雨量を溜め池に溜めて田植えが出来るわけです。水田に水を張らなきゃならない夏場の8月も100ミリ以下です。この100ミリも台風によるものです。もし台風が来なければ梅雨明けの7月中旬から秋雨の9月下旬まで、2か月間降水ゼロのこともよくあります。もしカラ梅雨だったら3か月間降水ゼロというのも過去にあります。しかしながら、それでも、溜め池に乏しい水をためりゃ稲作はできるわけです。

したがって、北陸地方の人々が少々積雪が減って田植えが出来ないなど心配する必要は皆無です。田植え時期の4月5月に降水量が減る傾向はありますので、将来が心配だったらダムや溜め池をたくさんこしらえて、少なくなるという雪解け水をシッカリと溜めておいたらいいでしょう。そもそも農業は気象・気候の変動に振り回される業界であるから、リスクマネージメントはしっかりとやっておく必要がありますね。で、ダムや溜め池をこしらえておくというのはアリです。公共工事が減った建設業界も喜ぶのじゃないかな。予算はあるのか? と言われそうですが、ありますね。ただしそれには悪徳自民党を倒す必要がありますけど。天下りの根絶・特別会計の縮減や廃止・米国支配からの独立、これらを敢然とやると予算なんていくらでも出てきますね。リスクマネージメントをしないのは豊かな降水量の上にあぐらをかいていると言わざるをえないです。阿呆な脅迫を弄する温暖化利権者どもは、讃岐や淡路に溜め池の視察にいらっしゃい。なんだったら吾輩が案内して回ってもいいですわ。弘法大師様がこしらえたという満濃池はビックリするような大きな池で、観光名所になっていますわ。乏しい水資源のなかで何とか稲作をしようとした先人達の執念と辛苦がよく分かる場所です。


↓ 統計期間が1981~2010年、資料年数が30年の平年値です。単位はミリ。100ミリ以下の月を赤字にした。
瀬戸内地方と北陸地方の雨量比較


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おたけさんのコメント
>淡路島は大阪や奈良や京都の釣りファンがブラックバス釣りにわんさかと来ますね

元々ため池に住んでいた魚は、フナとかメダカやウナギ程度で魚が魚を食べる類の物は台湾ドジョウとかナマズぐらいだったと思います。 外来魚が (台湾ドジョウも外来魚ですね) ブラックバスのような生態系を壊すような悪い魚は居なかったのに、あちこちからリリースを口実にいっぱい魚放して、池を壊してしまってます。

狭い淡路島に沢山池があるのは、水を蓄える大きな山林が少ないし雨水を受けたような小さな池ばかりです。その池にも個人で所有する池だったりで勝手に私有地に入るのはいけないことなのですが、マナーの悪いバス釣り人は大きな車できて釣り糸とゴミを捨てて帰ります、最近では冬場に池を空っぽにして魚を完全に鳥の餌にしてしまいます。 池で会うバス釣り人に 「この池少し前まで完全に空で何も居ませんよ!」 こう言っても竿振ってますね。

地元に経済効果は全く無いのに、外来魚問題何とかならないのかなぁ。


山のキノコの返信
おたけさん、こんばんは。

ホント、バス釣り公害としか言いようがないですね。ゴミは捨てるわ、狭い農作業用道路に大きな車をデーンと置いて邪魔になるわ、迷惑千万ですわね。猪鼻ダムとか阿万本庄ダムとか釣禁止の看板があっても無視するわ、飲料水の水源地にボートを浮かべて釣りをするわで、マナーがなってないです。田主や水利組合の人々が金網を張って立ち入り禁止の実力行使に出ても金網を破るわ、これはもう器物損壊の犯罪になるのでは? もちろん私有地に勝手に入るのも難しくいえば犯罪ですね。

思うに、行政が観光客に甘いのも一つの要因かもしれません。観光客は “旅の恥はかき捨て” みたいなところがあって傍若無人な振る舞いをします。淡路島の島民で観光業でメシを喰っているのはせいぜい5%もないと思います。ごくごく一部の人々と行政が結託して、観光立島だの世界遺産だのアホウなことばかり言っています。淡路島は95%の島民にとって生活の島であり、農業など生産の場です。観光客が飲んだ空き缶を田んぼにポイ捨てするなど日常茶飯事で迷惑なだけです。観光振興だの言って、たとえば福良のグロテスクな建物の人形座など何億円ものカネを入れて、結果は大赤字垂れ流し! で、市の財政を毀損しています。行政が観光に力を入れれば入れるほど財政は悪化しますね。 (本当のところは観光振興を口実にしてハコモノを作るからですが) 観光客が来るのが市の財政悪化の一つの要因とさえ言えますし、観光客が来なければ市の財政の持ち出しは減りますね。ならば、観光客など来ない方がいいという判断・選択もアリです。

バス釣りに至っては、観光客とはいえない迷惑客で、困ったものです。バス釣りに関しては、釣り具メーカー、釣り具販売店、釣りの雑誌なども、共犯者でバス釣りを煽っているわけです。みなタチが悪いです。ある意味では、バス釣りどもは釣り具業者に踊らされているわけで、主体性を持ってやっているのではなく、業者に踊らされて高価な道具を買わされカネを取られている可哀そうな人々です。そういう意味では業者のほうが一枚上手でタチがより悪いです。

バス釣りだけでなく、海釣りの人らもマナーが非常に悪いです。灘にいたころ、海岸にゴミ収集の金網籠を設置しているんですが、釣り客がレジ袋に入れたゴミを籠のなかに放りこみます。それは収集してくれませんので町内会で専用袋に入れ直していましたわ。もはや、バス釣りでも海の波止場釣りでも清掃費用などに充てるために、1000円程度徴収する必要がありますね。富士山じゃ世界文化遺産になってから登山者から1000円徴収していますね。淡路島は富士山ほど立派な所じゃないのですが、清掃料・迷惑料として1000円程度は妥当だと思いますね。




ポカポカ陽気のよいお正月でした。1月の高温記録の更新ラッシュだ!
●去る12月25日付の拙記事で、気象庁から異常天候早期警戒情報が出され、お正月はポカポカの防寒具要らずの暖かい正月が予想されていましたが、正月がまぼろしのように終りましたので、検証してみましょう。このような短期の予想は、後にいくらでも検証できるのがいいところですし、気象庁みずからが当った率の自己採点をしています。

●問題は地球温暖化のハナシです。これは100年後の危機を煽って脅迫し利権にしようという企てであるのですが、検証しようがありませんん。地球温暖化のハナシを本当に検証できるのは今後100年間の観測データだけです。だまされてはいけないのは、スパコン計算でそうなるという偉い先生の御託宣です。考えたら当たり前のハナシですが、スパコン計算はあくまでも 「予想」 です。「検証」 じゃ全くありません。 「数値計算モデルの不完全性」 と 「初期値の不確実性」 から、当るも八卦、当たらぬも八卦でしょう! ま、そもそも、「初期値アンサンブル」 だの 「マルチモデルアンサンブル」 などと称して、複数のたくさんの温暖化予測を出していますが、それは、たとえ沢山ある予測の一つが当ったとしても、 「下手な鉄砲も数撃ちゃ当る!」 てことでしょう。ようするにインチキいかさまです。なぜ、そんなくだらない計算ごっこを神の啓示のごとく有難がるのだろうか? 政治も行政も科学も狂っているとしか言いようがありません。



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11予報区のすべてが真っ赤だね!
気象庁ホームページ 異常天候早期警戒情報 より借用。
日本列島赤一色


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ということだったのですが、見事に当りました。大当たりです。近年は、短期の予報は良く当たるようになってきました。予報の信頼性が高まっているので、山に行くにも海に行くにも気象庁から出される予報を安心して利用できます。こりゃあ、気象庁に割り当てる予算を増額する必要がありますね。増額した予算で剣山測候所を復活してほしいものです。

1月の高温記録の更新ラッシュだ!
ズバリ的中したと言えるのではないか?

昨日と今日 (1月3日、4日) に日最高気温で1月の高い記録が続出しました。本州・四国・九州では記録的な暖かいお正月だったことを裏付けています。下の2枚の表は、各地点で、1月の最高気温の観測記録を破った地点です。ただし、観測統計期間が短いものは意味がないのでカットし、観測統計期間が30年以上のものだけを抜粋。 気象庁ホームページ 観測史上1位の値 更新状況 から抜粋作表した。なお、リンクは直近最新のリストしか出ません。

↓ 1月3日に記録更新した地点
1月の日最高気温の記録更新
↓ 1月4日に記録更新した地点
1月の日最高気温の記録更新

●なお、長野県アメダス南信濃、岡山県アメダス和気では2日連続で記録更新です。また、長野県アメダス野辺山では2日連続タイ記録です。

●ちなみに、アメダス野辺山といえば八ヶ岳の東側山麓ですが、本州での寒冷記録第3位の北海道並みの寒いところです。1位は長野県アメダス菅平-29.2度、2位は岩手県アメダス藪川-27.6度、3位が野辺山-26.0度です。昔の区内観測所や気象庁以外の観測では本州でも-30度以下の観測例はありますが、本州屈指の寒冷地の野辺山で11.9度を観測したのは、このお正月がいかにポカポカであったかを物語っています。


↓ 【追加分】 1月5日に記録更新した地点
1月5日に記録更新した地点
↓ 【追加分】 1月6日に記録更新した地点
1月6日に記録更新した地点
 なお、*マークは気象官署(気象台・旧測候所)

南の楽園、琉球王国はポカポカを通り過ぎて夏日ですね! これだけ暖かけりゃ防寒着はほとんど要りませんね。つまり服飾費が安くつくということです。琉球王国でもたまに10度近くまで下がることがあるし、時には10度以下になることもあります。冬場は東シナ海には日本海みたいに筋状雲がわいて日照がすくなく、北西風も強いから、全く暖房なしというのはつらいこともあるようですが、灯油代は少なくてすみますわね! やはり、暖かいのはいいことです。暖かいのはお財布にやさしいのです。 ところで、安倍政権にとことん蹂躙されている沖縄県は、いっそのこと日本国から敢然と独立したほうがいいのではないか? そもそも歴史的には、むかし沖縄には琉球王朝が栄えていてヤマトとは別の国でしたよね。島津藩 (鹿児島藩) が武力進攻して併合したのは動かし難い歴史事実です。で、日本から独立して米軍を追い出したあかつきには、琉球国は東アジアのハワイとして観光立国で繁栄するハズです。日本に付随していては未来永劫に捨て石にされるだけで、ロクなことがないようです。琉球国が中国と同盟して、中国の属国となるのは政治的な選択としてはありえましょう‥。


●さて、では、なぜポカポカ陽気になったのか、その要因を自分なりに考えてみました。気象庁の高層天気図 を2枚引っ張り出します。日本付近を抜粋トリミングして、かつ最低限の塗り絵をほどこしました。

↓ 2016年1月4日09時の500hPa高度・渦度天気図です。
500hPa高度・渦度天気図
「渦度」 とは何なのか? は説明するのが難しいし、また私はそれを説明するには不適任なので説明は割愛しますが、ピンクの矢印線を記入しています。ここが渦度ゼロラインで、偏西風の強風帯です。縦じまのハッチング部分 (たとえば北海道など) が正渦度領域であり、本州など空白部分は負渦度領域ですが、北側が正渦度で、南側が負渦度であるときには、その渦度境界線が強風軸です。これはただ教科書的なことを言っているだけですが、問題はこの偏西風の強風帯より南には冬将軍はなかなか来ないということでありましょう。偏西風の強風帯が寒気を運んでくるとも言えるわけで、西方にはトラフ (上空の気圧の谷) が見えているのでこれが深まりながら東進し、今後は偏西風の強風帯を南に大きく蛇行させるということはあるかもしれませんが、この正月は偏西風の強風帯が津軽海峡付近まで北上していました。これが寒気の南下を妨げていたと言えそうです。

↓ 2016年1月4日09時の500hPa高度・気温天気図です。
500hPa高度・気温天気図
で、500hPa高度での-30度線に着目しました。これは降水があれば地上で雪になる目安ですが、(ただしその降水が夜間であるか日中であるか、地表付近の冷えぐあいとかが関係し、条件が悪いと雨ですが‥) 冬将軍の戦力の最前線と言っていいのではないか? この-30度線が偏西風の強風帯の北側で止まっているのが読みとれます。北海道稚内では-39.5度と冬将軍の戦力優勢で、正月寒波は北海道限定でした。 いっぽう南に目を転じると太平洋高気圧 (等高度線で5880m以上のエリア) の元気さが目立ちます。エルニーニョの影響かとささやかれていますよね。太平洋高気圧の縁あたりになる5700m線が一時北陸まで北上していて、寒気の南下を拒否しています。このような大まかな状況のもとで、本州南部では風が弱く、日射で暖まった空気が風で鉛直方向に混合されなかったなど、いろいろな条件が重なってポカポカのお正月になったのではないか?

●これを単純に、条件反射的に 「地球温暖化だ」 というヤカラは、温暖化利権に群がってメシを喰っているのでありましょう。必死で煽らないとメシのタネを失うという恐怖からそう言っているだけなんですわ。ところで、今回の異常天候早期警戒情報ですが、なにも警戒するようなことではありませんでした。ポカポカと暖かいお正月であって、まことに結構なことでございました。暖かいので正月の北アルプスで遭難死する登山者が出なかったように思います。 (見落としがあるかもしれませんが) 大寒波の大しけでは船舶は非常に危険ですが、船舶の転覆などもありませんでした。ポカポカで野菜が良く育ち値段も安くなってありがたいですし、灯油の節約効果は絶大です! ポカポカは本当にいいことなんです。もっと温暖化したらいいのにね‥。




ダルマになった悲惨な巨樹
2016年となりました。頽廃的なテレビどもは例年通りに低劣な放送を垂れ流しています。ウンザリというか、辟易とさせられます。これは、おそらく、国民に刹那的享楽にのみ目を向けさせ、政治的なこととか、社会問題的なことを考えさせないようにするネライがあるものと見られます。国民には考えさせてはいけないということなのでしょう。娯楽番組やスポーツ中継など毒にも薬にもならないコンテンツが盛んなのは、連合国総司令官マッカーサー元帥の3S (スリーエス) 政策がいまだに継続しているということなのでしょう。我々はマスコミの横並びの報道こそが真実であると錯誤させられています。懐疑の精神とか、健全なる批判力とか、自ら考えるという行為が放棄させられています。これは権力者たちにとってはまことに好都合であって、最適支配構造であります。原子力村の連中に典型的にみられるように、権力を掌握したものどもが好きなように振る舞い、何の責任もとらず、原発事故被害者の救済はあまりにも不十分です。国民の生命も財産も権利も虫けらのように蹂躙しているのを見るにつけ、とても 「あけまして、おめでとう」 などと空虚な言葉を言う状況じゃありません‥。


胴体だけになった悲惨な巨樹
さて、しがない庶民が切歯扼腕、悲憤慷慨してもどうにもならんのですが、新年の最初の話題は巨樹です。幹周囲は3m52センチ、堂々たるシイノキの巨樹です。樹皮の縦じまの溝が深いからスダジイだと同定します。あまりにも痛々しい姿で、葉は全くありません。枝ごと全部伐り取られました。葉は植物にとっては、光合成して生きて行くのに必要な炭素化合物を作るための一番大切な器官です。それを全て枝ごと切除されたということは、この巨樹は生存権を否定されたことを意味します。 そして、この身ぐるみ剥がされた悲惨な姿は、じつは、く我々の姿でもあるのではないか? 軍事国家をたくらむ政府によって国家予算は軍需産業 (重工など) に重点的に流し込まれます。その見合いに、年金や福祉を削られ、やがて医療も削られます。カネのない者は病気をしても病院にも行けません。ブラック企業のまん延で労働者への配分もドンドン減らされる一方です。正社員が次々に派遣労働者に置き換えられていますが、その流れをこしらえたのは小泉ー竹中ラインです。希代の悪徳政治家どもです。大企業の利益最大化のために法人税が段階的に下げられていますが、その見合いが消費税増税であるのは疑う余地がありません。庶民は収入が減っているのに、むしり取られています。担税能力のあるところに税金をより負担してもらうのが原則だったのに、「政治献金」 という事実上の賄賂で政治が買収されています。で、このダルマになった巨樹は、まぎれもなく我々国民大衆の姿そのものかもしれないのです‥。

胴体だけになった巨樹
見るも無残な巨樹

幹周は3m52センチ。環境省の巨樹基準の地面から130センチの高さで3mを軽々とクリアしています。ここで問題は、環境省の自然環境調査の一環としての巨樹調査に関する取り組みは、自然や巨樹を護るために何も役に立っていないということであります。環境省は何のために巨樹調査をやっているのだろうか? ちなみに、フクイチ原発過酷事故での除染が環境省の巨大利権になっています。膨大な除染費用は東京電力 (別名は頭狂電力とか、略称は盗電) に請求すべきは当然なのに、環境省をトンネルにした国家による盗電救済なのか? → 東電 除染費負担応じず…13年末以降の計画分 【毎日新聞2015年12月28日】
「東京電力福島第1原発事故に伴う除染の費用負担を定められている東電が、2013年末以降の計画分について環境省の請求に応じない姿勢を示していることが同省などへの取材で分かった。具体的な対象は、本格化しつつある帰還困難区域の除染で、福島県大熊町で今年着手した同区域の除染で同省が立て替える200億円超も完了後の請求が宙に浮く見込みだ。経済産業省は東電を支持する立場を取り、省庁間の意見の対立も浮上。最終的に誰が負担するか決まらないまま巨額の国費が投じられる異例の事態となっている」

幹周は3m52センチ

この巨樹は南あわじ市 北阿万新田中 の若宮神社の境内の端にあります。(リンクの地理院地形図の+マークの所) 境界の塀にあります。昨年の秋口に無残にも伐られました。あまりにも痛々しい姿です。御神木を平気で伐るという行為には、安倍政権の姿勢に通じるものがあります。安倍政権はとんでもない米国追従主義であって、やっていることは明らかに日本の米国属国化・植民地化です。口では国益や伝統や文化を護ろうというけれども、阿部は日本の国益や伝統や文化などを尊重しているのではありません。一番無視しているのであって、彼は日本人なのに、アメリカ帝国主義の走狗・傀儡政権となってきわめて反日的です。正体は二枚舌の売国政治屋なのです。とても愛国心があるようには見えません。民族の誇りも尊厳ももはやありません。小泉がブッシュに頭をなでてもらおうと、馬鹿みたいなプレスリーのものまねパフォーマンスなど事あるたびに尻尾を振ったように、安倍もまたオバマに頭をなでてもらおうと尻尾を振っています。それは宗主国にひれ伏すみじめな姿であり、愛国・護国ではなく売国行為です。御神木を敬わず平気で伐ってしまう行為は、奉斎・保護ではなく破壊活動です。似ています。

鎮守の社の御神木なのに

↓ 神社と隣接地との境界にあります。で、隣接地の地権者が陰になるとか落ち葉が迷惑だということで、伐採されたのかなあ? という感じはします。このシイの木の幹はこぶだらけで、過去に何回も大枝が伐られたような形跡があります。
神社と隣接地との境にある




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