雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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クリの渋皮を取る方法
本日は2014年9月30日であります。

天然マイタケの幼菌 (キノコのつぼみ) 兵庫県淡路島南部にて
天然マイタケの幼菌
↑ 天然マイタケは、北日本ではミズナラやクリなどの大木に出ます。マイタケは北日本のキノコと思われがちですが、実は、日本列島全域に分布しています。西日本低地にもけっこう発生しますが、西日本の暖温帯ではシイの木や、カシの木や、サクラなどに出てきます。北日本とは発生する樹木の種類が異なります。また、発生時期も北日本よりも1~2ヶ月遅れます。写真のものは本日夕方に見に行ったのですが、採り頃は1週間後か? キノコの子実体の生長ぐあいは湿り気と気温に依存しています。ケースバイケースで、速かったり遅かったり…。で、次に見に行ったときにはすでに遅く腐り始めていたということは多いです。 


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●四国の山にキノコ狩りに行くつもりであったが、急に飛び入りの仕事が入ってしまい行けなくなりました。予定では本日のエントリーでは西日本のブナ帯のキノコの写真を並べて、西日本でも登山さえすれば、東北地方や北海道と同じようなキノコが入手できることを明らかにするつもりでした。ですがキノコ狩りは1週間延期です。遅く行けばキノコの種類が晩生種に変わっていくので、ひょっとしたら天然ナメコが採れるかも? 吾輩がよくいく四国の山 (海抜1600m余り) ではお盆の頃にトンビマイタケ (土用マイタケとも言い、秋田県ではきりたんぽ鍋のダシ取りに使います) に始まって、四国の山に初雪が来る頃 (10月下旬~11月上旬) に天然ナメコでキノコ狩りシーズンが終わるという感じです。ただし天然エノキタケは雪が積もっていても採れますが…。ま、そのころになると林道は閉鎖です。林道というのは剣山スーパー林道のことですが、多分、日本三大自然破壊林道かも? むかし環境団体が林野庁行政を目のカタキにしていました。しかしながら、自然を破壊して森林をなぎ倒したところにキノコは出るものでして、木材不朽菌といわれる種類のキノコ (平地のシイタケや山のムキタケ・ブナシメジ・ブナハリタケなど) はみなそうです。これらの木材不朽菌は森林が伐採されたり、台風による風倒木がなければ生えてきません。

●環境保護団体の人たちは左翼活動からの転向者が多いようです。ソビエト連邦が崩壊して、20世紀の壮大な社会実験の共産主義が失敗しました。 すると、左翼活動をしていた人々は具合が悪いことになったのですが、環境問題に転向して活動の活路を見出しました。つまり、環境問題というのは、悪しき資本主義の矛盾点が噴き出したものであるという考え方です。カネ儲けにまい進する資本主義というのは、カネもうけを追求すればするほど資源を食いつぶし、水を汚し、廃物を山のように生みだし、自然を略奪し破壊します。したがって資本主義というのは悪なのだと考えるわけです。自然を護ろうという自然保護団体の主張のベースに左翼思想があることを見落としてはいけません。ですから、自然保護団体の主張は教条的というか、ある一つのことに固執して偏頗的で単眼的な主張が多いです。たとえばシロクマを護れと一点張りなんかはそう。それは左翼運動からの転向者が多いからです。

●確かに、剣山スーパー林道は大変な自然破壊をやりました。もう30年以上前になりますが、林道開設工事をやっているころの現場を何回も見に行きました。山の斜面を削り、土止めもせずに谷に土を捨て落としていました。荒っぽい工事で千古斧銊を知らぬブナの原生林や、ウラジロモミの大木が枯らされました。大変な森林破壊です。ところが、森林が破壊された後に陽樹が侵入しました。森林が破壊されることは、一面では陽樹の生き延びる生存地を提供することになります。いまは工事で崩壊した跡もそれなりに落ち着いています。陽樹が生き延びていくためには、台風や人の手でおりおりに森林が破壊されなければいけないというパラドックスみたいなものがあって、森林破壊は悪ではあるけれども、必要でもあるという一面が確かに存在します。これが自然保護の一筋縄でいかないところで、難しいところです。で、多くの自然保護団体の単眼的主張にはついていけないところです。ま、地球温暖化のハナシでもそうです。異論や懐疑論、反論・反証が山のようにあるのに、コンピューターシミュレーションが描く怪しげな未来地獄絵を金科玉条にして、政治的な駆け引きの具にしているのは、自然科学からかけ離れた単なる権力闘争でしかありません。かれこれ20年近く世界の首脳たちが寄り集まって、何も決められない、決めるつもりはない、これといって何の進展もない、ということがただの国際間権力闘争であることを雄弁に物語っています。



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さて、このあいだ採ってきたクリの渋皮除去の方法を試行錯誤します。 

クリの渋皮の除去のやり方
木のメモ帳様の 樹の散歩道  「栗物語5 かち栗とは? 生活の中の保存食」 の中に述べられている 「クリの渋皮取り冷凍法」 を参考にして実際に試行錯誤してみました。これはなかなか良い方法なので推奨します。

おたけさんの拾ったクリの実】 
この間の台風崩れの低気圧で結構風が吹きましたが、それで落ちたクリらしいです。写真を再掲載します。下に述べる方法は、あまり未熟なクリの実では上手くいかないようです。したがって自然落下したような完熟クリを拾らわなければなりません。樹上のイガが開いてない未熟クリを棒などで叩き落とすのはダメということです。

おたけさんの写真

鬼皮を取って、クリを冷凍にします
拾ってきたクリを一晩水に漬けます。鬼皮が多少は柔らかくなるので、ナイフとか出刃包丁などを使って外側の硬い殻 (鬼皮) を取ります。このとき怪我をしないように気を付けます。渋皮と鬼皮の間の綿みたいなものを取りますが、取らなくても大丈夫です。そして、半日か一晩冷凍にします。

冷凍したクリ

解凍初期のときに、渋皮を除去する
冷凍したクリを取り出して、解凍初期に渋皮を取ります。手で取れます。解凍が進んだら上手くいかないようです。要するに、渋皮が解凍されたが、中のクリの実がまだ凍っている状態がベストです。渋皮が浮き上がって、剥離しやすくなります。タイミングを外さずに渋皮剥きをすると面白いように取れます。冷凍したら生クリよりも味が落ちてしまわないか? という疑問が生じますが、実際に食べ比べてみたら味は落ちません。

渋皮を除いたクリ
↑ 見事に渋皮が取れました! クリご飯にしてもよし、茶碗蒸しに入れてもよし、クリに衣をつけてクリの天ぶらもいいのではないか? サツマイモの天ぷらというのがあるから、澱粉質のクリも行けるのでは? クリは高級品なのでいっぺんに全部食べるのは勿体ないです。一回に一人分2個か3個です。1万円ぐらいの会席膳でも、前菜にクリの甘露煮が1個、茶碗蒸しに1個、1万円出しても2個ぐらいしか食べさせてくれません…。冷凍にしておくと保存ができるので、ときどき食べるときに出してきて渋皮取りです。

そういえば、以前、剣山の近くの中腹海抜1400mぐらいの所で、徳島県の地元の登山者がクリを拾っているところに出くわしたことがあります。南京袋いっぱい拾っていました。30キロはあったと思います。しかも栽培種に遜色がないほどの大粒。話をしていると、

「あんた淡路島から来たんかい、クリは沢山あるけん、土産に拾っていかんか」

と勧めてくれたので吾輩もたくさん拾いました。剣山登山リフトのある見の越 (みのこし) から2キロぐらいの所です。クリは分布が広く、暖温帯低地からブナ帯まで分布し、野生ではシバグリが多いものの時々大粒の優良系統に当たります。


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紅白同床に生ずる。白花のイタドリと、赤花のベニイタドリ。
本日は2014年9月27日であります。

●本日の朝に、南あわじ市賀集牛内の牛内ダム周遊道路を一周して秋の花を観察しました。別に珍しいものでもなんでもないのですが、イタドリの白花品と赤花品が並んで (くっついて) 生えていましたので写真に撮りました。イタドリは普通は白い花ですが、ときには赤い花の場合があり、イタドリの品種としてベニイタドリの標準和名が与えられています。山野草園芸の方面ではメイゲツソウ (明月草) などという風流な名で呼んでいるようで、ときには鉢植えで栽培もされるらしい。たしかに赤花は綺麗で、観賞価値があるかもしれません。赤花の鉢植えと白花の鉢植えを並べて置くと面白いのではないか? ただ、赤花は常に赤いのだろうか? という気もします。 「白花 → 赤花」、 あるいは 「赤花 → 白花」 というふうな可逆変化を起こすかも?? もちろん確認したわけではなく、なんとなくそう思うだけですが、以前たしかに赤花なんてなかったけどなあ、という所に赤花があったりするので、ひょっとしたら…、という直感です。実際はどうなんでしょうかね? 改めて、何一つ観察していないことを思い知らされます。


以下、写真での観察です。
イタドリは雌雄異株であります。メス花とオス花とでは形態が異なります。説明はありません。写真のみです。
白花と赤花

白花の普通のイタドリ

ベニイタドリ

ベニイタドリ

ベニイタドリ


秋色濃く、早くも山の果実が色づく。
本日は2014年9月27日であります。

●今年の夏は西日本では冷夏で淡路島では大変涼しかったです。吾輩のみすぼらしい茅屋 (ぼうおく) は原則として冷暖房はなしですが、エアコンがないというわけではありません。ありますが、使わないだけで、基本的には冷暖房なしという主義です。で、今夏は例年に比べると特に涼しく、名実ともに1回たりとも冷房を使用することはありませんでした。また、今夏は、ウソと誤魔化しと偽装を弄する原子力ムラの連中も、原発を再稼働しなければ熱中症で大勢死ぬぞと脅迫できませんでした。降水にも恵まれ、地域によっては恵まれすぎましたが、夏が明瞭な乾期である瀬戸内式気候の支配下でも干ばつがなく、結構なよい夏でありました。

●最近では政府系の研究機関の研究者でさえ、地球温暖化は二酸化炭素は関係が無く、今後の気候は寒冷化フェーズに入っていくでしょう…、などと言って宗旨替えを始めています。文部科学省の奥の院の会議でも、やっぱりスベンスマルク説 (つまり太陽活動原因説) が当たっていそうだね、と委員会の先生方が小声で話をしています。 (議事録を読めば) マスゴミどもが報道しないので国民はまだ環境省のプロパガンダを信じている人が多いですけど、研究者たちは政治的プロパガンダに関わった責任を問われる可能性を察知しているのか、水面下で宗旨替えが広がっているようです。

サイクル24の太陽黒点の活発期のピークは通り過ぎたようです。これから太陽は眠りにつくので、今後の地球の気温がどうなるか見ものです。素人ですが気象データファンとして長年高層天気図を見てきましたが、500hPa高度 (一定高度ではなくおよそ5000mあまり上空) の気温ですが、シベリアの奥地の上空気温の下がり方が今秋は尋常ではありません。つい1か月前には-15度程度だったのにもう-35度にもなっています。寒気の蓄積が急激です。今冬は温暖化の妄想など木っ端みじんに吹き飛ばすような大寒波が襲来するのではないか? 先の冬だってマスゴミどもが報道しないだけで、アメリカでも中国でもヨーロッパでも記録的な寒波に襲われています。西日本でアメダスの気温最低記録は、岡山県アメダス上長田の-20.2度が最低記録です。1981年です。(ただし山岳観測所の剣山の-23度、区内観測所の広島県八幡の-28度は別物なので除く) 今年あたりこの西日本最低記録が破られるのではないかと予想しています。ここ数年前から中国地方の山間部のアメダスで-15度以下の観測が頻発しています。うまく条件がそろえば-20.2度はあっさり破られるかも?

●さて、9月になっても涼しい日が多かったので、淡路島南部も秋色濃く、ススキの穂が風に揺られ山の果実がはや色づいております。


すでにミツバアケビの果実が熟れた! 早すぎです。
ミツバアケビ

ミツバアケビ

本日 (9月27日) の収穫、ミツバアケビと普通のアケビ
一番手前のやや紫色っぽいもの (1個だけ) が普通のアケビです。赤っぽいもの (5個) はミツバアケビです。見分け方は次の通りです。
ミツバアケビ …… 葉の小葉が3枚あるもの。果実の色は赤紫~桃色っぽい。
アケビ ………… 葉の小葉が5枚あるもの。 果実の色は紫色、あるいは水色っぽい

本日の収穫 (2014年9月27日)


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山の幸がたくさん…。クリも拾ったよ!

おたけさんのコメント
先日の台風崩れが吹いた風で沢山の栗が落ちてました。
コンテナいっぱい程もらってきたのですが、イガから取りだしたら
少しでしたが、この栗を甘露煮にしてカップケーキの中に混ぜ込み
焼きあげたら、おいしいですね栗って。 おたけさん撮影のクリの写真


おたけさんの写真

山のキノコの返信
おたけさん 今晩は。だいぶん涼しくなりましたね。
わたしも、しっかりとクリを拾いましたわ。山のかなり奥で拾ったのですが、シバグリとは2回りも3回りも大きく、ほとんど栽培クリに近い大きさです。野生種ではなく、栽培種が野生化したものではないかと思います。 おそらくカラスが栽培種のクリの実をくわえて山に飛んで、落としたものから実生で育ったものでしょう。明日か、明後日か、四国の山にキノコ狩りに行きます。キノコ栗めしを賞味しようと企てています。
キノコは海抜1300~1600mぐらいのブナ帯上部のキノコを狙っています。何が採れるかは行ってみないと分かりませんが…。キノコ狩りは当たったり、外れたりです。

クリの実

本日の収穫






人類は紀元前の大昔から、太陽黒点の消長と、温暖化との相関関係に気付いていた! (後編)
前篇 からの続きであります。前篇では中国の古典文学の『淮南子』(えなんじ ) と 『楚辞』(そじ) の記述から 「射日神話」 がどういう内容であるか見ましたが、他の文献の記述も加味して、箇条書きにまとめてみます。

「射日神話、しゃじつしんわ」 の骨子

●古代の中国を中心にして、東アジアに広く存在する神話ないしは伝説・伝承である。南はスマトラから北は極東ロシアに至るまで広範囲に伝承されているハナシであるが、中国から周辺に伝播拡散した可能性もありそう。

●太陽の中に烏 (カラス) が居ると信じられている。カラスは太陽の精であり化身であって、カラスは太陽そのもの。太陽=カラスという信仰は日本にも伝わり、熊野の 八咫烏 (やたがらす) はまさにそれ。熊野には太陽信仰が存し、そのシンボルマーク (神紋) は 三本足のカラス であるが、これは中国から伝来したものであろう。

●太陽は①~⑩の10個の太陽があり、毎日、1つづつ順番に出てきて空を運行している。ただし、射日神話の変化形 (バリエーション) では、太陽は3個という場合もあるし、2個の場合もある。

●あるとき、太陽たちはイタズラ心が生じたのか、あるいはマンネリ化した毎日に嫌気がさして、10個の太陽が順番に出るのではなく、一斉に並んで出てみようということに衆議一決した。

●で、10個の太陽が一斉に出てきたものだから地上はさあ大変。地上は灼熱地獄だ。草木が枯れてしまい、ひどい干ばつになって民の食糧も失われた。

●政治をつかさどる為政者がこの状況をなんとかしようとして、国じゅうから弓の名手をつのり、一番の名手に太陽を射落とすことを命じる。

●弓の名手が太陽を退治しようとして弓を射ると、9個の太陽に見事に命中した。1個は外れるのであるが、あるいは9個の太陽が出てきて、へそ曲がりの1個だけ隠れていたというハナシもある。

●射落とした太陽からカラスの羽が落ちてくるか、あるいは太陽からカラスの群れが飛び出してあちこちに雲散霧消する。つまり、カラスがいなくなったのである。

●太陽が1個だけ残り、その1個の太陽が毎日空を巡回することとなった。まもなく地上の炎暑は収束して涼しくなり、また作物が出来るようになった。為政者は帝 (みかど) となり、弓の名手は英雄として讃えられた。


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太陽に棲むカラスとは肉眼黒点だ!
国立天文台 太陽観測所 は毎日観測している太陽画像を公開しています。巨大な黒点 (黒点群) の画像をみると、確かに巨大です。太陽の直径は約140万キロと言われていますが、巨大な黒点群の長さは10万キロはゆうに超えていそうです。20万キロあるかもわかりません。太陽を真昼に肉眼で直視するのはまぶしすぎて出来ませんし、また目を傷めるので危険ですが、日没寸前の (日の出直後でもいいが) 太陽の光球が減光したときならば太陽を肉眼で観察できます。このときには視力の高い人ならば巨大黒点を見ることができます。これを肉眼黒点と言うようです。 → Wikipediaの画像 (通常機材で撮影した画像) なお、減光フィルター等を使って日中に太陽の黒点を見たところで、それは肉眼黒点とは言えません。減光フィルターを使用した段階ですでに道具を使っていますから肉眼じゃないです。肉眼黒点は昼間には絶対に見えません。太陽が薄雲に隠れたときでもまず無理です。(何べんも確認済み) 肉眼黒点が見えるのはあくまでも日没寸前です。

太陽黒点は英語では sunspot=太陽のそばかす、ほくろ でありますが、世界各地に太陽にカラスがいるぞという伝承があるようで、東アジアでは太陽に棲むカラスとは太陽黒点のことです。そもそも太陽は27日 (地球日で) の周期で自転しているから黒点は日々移動していくし、太陽活動の活発さに応じて巨大になったり消滅したりして変幻自在であります。で、動き回るカラスに見えたのでしょう。東アジアの太陽に棲むカラスはたいていは3本足ですが、これは数字には陰の数字と陽の数字があり、太陽のカラスには陽の数字の3を当てたものだと考えられています。しかし、巨大肉眼黒点が3本足のカラスそっくりの形状であった可能性もありえます。現代人は目が悪い人が多いですが、古代人は視力の高い人が多かったと考えられ、肉眼黒点の形状を細かに観察したことであろうと思われます。で、目のいい人が、

「ほれほれ、皆の者、見なはれ。今日の太陽のカラスは3本足だわあぁ!」

日本がまだ縄文時代のころ中国大陸では既に農耕がはじまっていて、1日の仕事をおえた人々が夕陽を眺めて、太陽のカラスを観察していたのが3本足のカラスの起源なのです。古代にはまだ近代的な意味での天文学も植物学も地質学もありませんが、現代人よりもはるかに身近な 「自然観察」 をしていたことは想像に難くありません。



射日神話が意味するもの…
太陽に棲むカラスというのが太陽黒点であることを踏まえれば、それは明快です。太陽が10個 (9個あるいは3個などの例もあるが) 出てきたというのは縄文時代の温暖化を表わしています。つまり、太陽が10個出てきたかと思うほど暑くなったということです。太陽系には中心に恒星が1個しかありません。広い宇宙には、連星 (れんせい) は普通です。太陽が2個あるというのはありふれています。太陽が3個ある三連星もかなりありふれています。しかし、我々の居る太陽系は連星系ではなく1個の太陽しかありません。したがって、実際に太陽がたくさん出てくるなど絶対に有り得ません。神話とか伝説とかいうのは意外に自然現象の記録であることが多いものです。ただし、後世に語り継いでいくためにストーリー性を重んじた 「お話」 とすることが多いです。古代人には自然現象の発生原理がわからないので、自然物を擬人化したり、何か超越的な存在があってヒトに害を及ぼしたり、逆に恩恵を与えたりしているというふうに考えるのです。で、意志を持った太陽が10個出てきたという表現になるのですが、古代の地球温暖化による気温上昇を表わしています。

太陽の中にカラスがいて、太陽を射るというのはカラスを射るのと同義です。太陽とカラスは一心同体であり、カラスは太陽の化身です。太陽黒点すなわちカラスが現われるというのは、太陽活動が活発化したことであり、カラスが頻繁に現れるときには暑くなる相関関係に古代人たちも気付いたわけです。太陽を射落としてカラスが落ちてきたら、つまりカラスが居なくなったならば温暖化が収まり涼しくなるという相関関係にも気付いていたハズです。これは無理な牽強付会などではなく、射日神話を率直に読めば、そういうふうに読めてしまいます。古代人たちの観察力・洞察力は凄いものだと思います。

射日神話がアジアの中国を中心にして存在するのは、大陸の東側にあるからでしょう。大陸の東側は夏に気温が非常に上がります。縄文時代の温暖化 (ヒプシサマール) で夏に耐えがたいほど暑くなって、うらめしい太陽を射落とせというハナシになったのでしょう。大陸の西側は夏でも比較的に涼しいです。なので、たとえばヨーロッパでは太陽にカラスがいるという伝説は存しても、太陽 (カラス) を射落とせという神話は生まれませんでした。

また、射日神話の発祥の地域は山東半島近辺とも言われています。緯度で言えば北緯35~40度ぐらいか? 亜熱帯高圧帯 よりも北側にあたります。現在の地球上で乾燥して暑いのは北緯20~30度の亜熱帯高圧帯の支配下にある所です。典型例はサハラ砂漠。ところが縄文温暖期にはサハラ砂漠がけっこう緑豊かであったことが知られています。世界遺産の タドラルト・アカクスの岩絵遺跡群 がサハラ砂漠がかつて緑だったことを語っています。縄文温暖期には気候帯が現在とはずれていたわけで、射日伝説の発祥地あたりでは高温・乾燥化したのではないか? 射日神話は2000年前の神話です。2000年前の時点ですでに大昔からの伝承であるわけで、神話の元の事象は数千年前、5000年前とか? 7000年前とか? であって、ヒプシサマールの遠い記憶が射日神話なのではないか

完新世の気温変動
 
人類の祖先は地球温暖化など既に経験済みです。完新世の気候最温暖期 が現在よりどれぐらい気温が高かったのか、色々な議論があるようですが、海面が数メートル上昇して関東地方の貝塚の分布は現在の海岸からかなり内陸部にありますね。既に地球温暖化は経験済みなのであって、しかも地球は破滅もしていないし人類も滅亡していません。異様に危機を煽るIPCCの胡散臭さ。IPCCのいう 「二酸化炭素地球温暖化説」 および 「地球温暖化危機説」 など、たんなる国際政治のパワーゲームの駆け引きの駒でしかないことを、評論家の田中 宇(たなか さかい)氏が 乱闘になる温暖化問題 で喝破しています。大変読み応えのある素晴らしい記事です。



人類は紀元前の大昔から、太陽黒点の消長と、温暖化との相関関係に気付いていた! (前篇)
●現代人は、先人達が何千年もかけて築き上げた知識や技術の遺産の上に胡坐をかいて、我々は文明人だと威張っているけれども、けっして現代人が古代人よりも賢いわけではありません。生物の種としては数千年ぐらいではあまり変化はなく、進化の結果、別の種に変わるのには最低でも万年のオーダーの年月が必要です。古代人も現代人も生物学上の種は全く同じで、古代人にも洞察力豊かな賢者は大勢いたハズだ。

たとえば、地球が球状であるということは今では当たり前の常識ですが、現代人はそう教えられたから知っているにすぎません。仮に、そういう知識がない白紙の状態であったならば、普通に暮らしていて、いったいどれだけの人が地球が球状であることに気付くでしょうか? たぶんほとんどの人は気付かないと思います。もちろん吾輩も気付かんでしょう。しかしながら、紀元前の大昔に、大地は平らな板などではなく 「地球は丸いぞ」 と気付いていた人々が確実に何人もいます。三平方の定理で知られる ピタゴラス (紀元前582年~紀元前496年) は地球は球形をなしているという見解を示しました。アリストテレス (前384年~前322年) は観察に基づいた証拠をいくつも並べて、地球が球形であることを証明しています。エラトステネス (紀元前275年~紀元前194年) は測定と計算で地球の外周を約46000キロと割り出しました。このエラトステネスの測量は15パーセント程度の誤差がありますが、当時の粗末な観測道具での測量という点を斟酌するならば、実に画期的な科学的業績と言えましょう。ただ惜しむらくはこれらの賢者たちも天動説を信じていたのは残念ではありますが、それはそれとして、紀元前の大昔に、地球の外周の長さまで計算したのは素晴らしいと思います。



紀元前に、人類は太陽黒点と温暖化の相関に気付いていた!
●上に例示したように、紀元前にも賢者はいました。もちろん愚者もいたでしょうが、それは現代でも同じであります。さて、現代の気象学や気候学の権威とされる偉い人々が地球温暖化の原因は二酸化炭素だとしています。それは政治的な庇護があるがゆえに、潤沢な研究費が流れてくるからそういうふうな主張をしているだけという面が強そうですが、地球温暖化の原因は、二酸化炭素原因説が棄却される寸前になってきました。最近とみに太陽活動原因説を支持する学者が増えてきたという印象がします。この話題に関連するハナシですが、紀元前の賢者たちが太陽黒点と温暖化の相関について気付いていたのではないか? と思われる節があります。

●キーワードは、太陽に棲むカラス ・ 肉眼黒点 ・ 2つの太陽 ・ 複数の太陽 ・ 温暖化 ・ 干ばつ ・ 射日(しゃじつ)神話、等ですが東アジアに広く存在する 「射日神話」 から少し考察してみます。

東アジアに普遍的に存在する 「射日神話」
メコンプラザ情報DBミャオ族の 「招日神話」 2003年4月掲載
10個の太陽がおって、毎日1個づつ交代に出てきた。あるとき、へそ曲がりの1個を除いて9個の太陽が一斉に出てきたが、世の中は暑くて大変だ。大地は焼け焦がされ干ばつになった。そこで、勇者が登場し9個の太陽を射落としたが、今度は世の中はまっ暗闇。人々は困って、へそ曲がりの1個の太陽を誘い出すために雄鶏に美声を発しさせたところ、目出度く太陽が出てきた…。という神話です。注意すべきは、中国雲南省の ミャオ族の神話には、太陽に棲むカラスは出てきません。面白いのはカラスではなく雄鶏 (おんどり) が出てくることです。

国立民族学博物館 異文化を学ぶ 「オロチの射日神話」 佐々木史郎
引用開始】 極東ロシアの日本海に面した地方に暮らすオロチという先住民族に次のような神話がある。昔、大地が固まりきっていないころ、太陽が三つあり、できたての大地は熱くて生き物が住めなかった。その時、ハダウという神が二つの太陽を弓で射落とし、一つだけ残した。その後、ハダウはワシとカラスを創(つく)り出し、それから人間が生まれた。あるいは、太陽が三つあったころは大地がとても熱く、人は水中や空中で暮らしていた。そこで二つの太陽を射落としてようやく涼しくなり、地上で暮らすようになった。【引用終了】 注意を要するのは、この極東ロシア先住民の神話にはカラスが出てくることです。

●沢山の太陽が出て来て熱くてたまらないから、弓矢の名手が登場して太陽を射落とすという神話や伝説は東アジアに普遍的にたくさん存在しています。ただ、話の基本形は共通するのですが、いろいろな変化形 (バリエーション) があるようです。一番有名なものは、なんといっても中国の古典 『淮南子』 (えなんじ ) に書かれているハナシであります。紀元前の前漢のころに編纂された書物でありますが、引用します。 なお、ネット情報を捜しましたところ、福岡市の三宅漢方医院の院長さんが 射日 という記事で古代中国の射日神話の概略を書かれています。



『淮南子』(えなんじ ) と 『楚辞』(そじ) の記述
●中国のサイト 百家諸子 中国哲学書電子化計画 から、本文テキスト を借用させていただきます。『淮南子』 巻八の本経訓ですが、6と番号をふってあるくだりが該当箇所です。射日神話の部分を太字で強調します。ただし、この淮南子には太陽を射る記述はあってもカラスは出てきません

引用開始】 振困窮,補不足,則名生,興利除害,伐亂禁暴,則功成。世無災害,雖神無所施其德,上下和輯,雖賢無所立其功。昔容成氏之時,道路雁行列處,托嬰兒于巢上,置餘糧於畮首,虎豹可尾,虺蛇可蹍,而不知其所由然。逮至堯之時,十日並出,焦禾稼,殺草木,而民無所食。猰貐、鑿齒、九嬰、大風、封豨、修蛇皆為民害。堯乃使羿誅鑿齒于疇華之野,殺九嬰于凶水之上,繳大風於青丘之澤,上射十日而下殺猰貐,斷修蛇於洞庭,禽封豨于桑林,萬民皆喜,置堯以為天子。於是天下廣狹、險易、遠近,始有道里。舜之時,共工振滔洪水,以薄空桑,龍門未開,呂梁未發,江、淮通流,四海溟涬,民皆上丘陵,赴樹木。舜乃使禹疏三江五湖,開伊闕,導廛、澗,平通溝陸,流注東海,鴻水漏,九州幹,萬民皆寧其性,是以稱堯、舜以為聖。晚世之時,帝有桀、紂,為琁室、瑤台、象廊、玉床,紂為肉圃、酒池,燎焚天下之財,疲苦萬民之力,刳諫者,剔孕婦,攘天下,虐百姓,於是湯乃以革車三百乘,伐桀于南巢,放之夏台,武王甲卒三千,破紂牧野,殺之于宣室,天下甯定,百姓和集。是以稱湯、武之賢。由此觀之,有賢聖之名者,必遭亂世之患也。 【引用終了】 


太字の部分の現代語訳 (日本語訳) は次の通りです。 『中国古典文学大系 6巻 淮南子・説苑(抄)』 平凡社刊 の94頁から引用します。

【引用開始】 堯 (ぎょう) の時になると、日輪が十個ならび出て穀物や草木を焦がし、民は食を失った。猰貐 (あつゆ、獣名) ・ 鑿齒 (そうし、獣名) ・ 九嬰 (きゅうえい、水火の怪) ・ 大風 (たいふう、鷙鳥・または風伯) ・ 封豨 (ほうき、大豕) ・ 修蛇 (しゅうだ、大蛇) がこもごも害をなした。堯は羿 (げい) に命じて、疇華 (ちゅうか、南方の沢名) の野で鑿齒を除き、凶水 (きょうすい、北狄の川名) のほとりで九嬰を殺し、青丘 (せいきゅう、東方の沢名) の沢で大風を繳 (いとゆみ) にかけ、上は十日を射て下は猰貐を殺し、洞庭 (どうてい、南方の沢名) で修蛇を斬り、桑林 (そうりん、地名) で封豨を擒 (とりこ) にした。万民は歓喜して堯を天子に迎えた。 【引用終了】

●カラスが出てくるのは 楚辞(そじ) という漢詩を集めた書物です。中国哲学書電子化計画 から楚辞 天問 の6と番号を振ってある漢詩を引用します。

焉有石林何獸能言
焉有虯龍負熊以游
雄虺九首倏忽焉在
何所不死長人何守
靡蓱九衢枲華安居
一蛇吞象厥大何如
黑水玄趾三危安在
延年不死壽何所止
鯪魚何所鬿堆焉處
羿焉彃日烏焉解羽

太字で強調したところにカラス(烏)が出ています。

【訓読】 羿(ゲイ)焉(な)んぞ日を弾(い)たる 烏(カラス)なんぞ羽を解きたる 
【現代語訳】 ゲイはどこで太陽を射たのか? カラスはどこに羽を落としたのか?

この意味不明のくだりに後漢の王逸が註釈をつけて説明しています。『中国古典文学大系 15巻 詩経・楚辞』 平凡社刊 の342頁から引用します。(目加田誠訳 楚辞天問 補注27)
射日神話


●長くなるので一旦稿を切り、この射日神話の意味するところを後編で考察します。



地球が冷えてきたら困るのであろうか??
●前エントリーで少し言及した地球寒冷化を顕す気温経年変化グラフですが、再掲します。小川克郎名古屋大学名誉教授らのグループが、NASA/GISS気温データベースを元にして、田舎の観測所のみで気温データを解析したグラフですが、こちらの方が新しいグラフです。都市の膨張による昇温のノイズを除去すると2004年以降の地球冷涼化が鮮やかに浮かび上がります。もったいない学会の創設者であり会長の 石井吉徳氏のブログ から借用させていただきました。

2000年以降地球は寒冷化してきた

●先入観というのは鋼鉄の檻みたいなものです。一度そう思い込んだら (思いこまされたら)、真なるものが聞こえにくく見えにくくなってしまいます。先入観の檻を破ることはなかなか難しくなります。長年、環境省や政府、テレビや新聞等で、「二酸化炭素で温暖化」 「温暖化で地球は大変なことになる」 と、洗脳させられてきました。ナチスドイツの宣伝大臣ゲッベルスの 「ウソも100ぺん言ったら本当になる」 はある意味では名言で、繰り返し繰り返し耳にタコができるぐらい 「二酸化炭素で温暖化」 と聞かされてきましたから、多くの国民はいまだに二酸化炭素地球温暖化説を信じています。バイアスをかけられた目では、このグラフを見ても地球寒冷化が始まっているなどとは、とても信じがたいでしょう…。

●しかしながら、先入観を捨ててこのグラフを見れば、明らかに2004年ごろから急激な気温低下が起こっています。地球の気温の変化は太陽活動とよく相関しています。太陽活動の消長にあわせて (ちょっと遅れて) 地球の気温が上がったり下がったりしています。大気中の二酸化炭素濃度は単調に増加するだけで、地球気温と全然相関していません。もはや、IPCCとゴア氏に与えられたノーベル平和賞は剥奪し、環境省等は解省的出直しをし、温暖化利権で税金に群がった連中は国庫に返金、温暖化を主導した研究者は逮捕、温暖化プロパガンダの実行部隊のマスゴミどもはペンを折らなければなりません。まさに、自然科学史上最大のスキャンダルではないか? と言うこともできますが、要は、自然科学の研究には資金提供するパトロンが必要で、真実を追求するハズの自然科学は、実はカネの奴隷であり、政治の前には非常に弱い存在でしかないということを、まざまざと見せつけられました。今後は、自然科学は胡散臭いものと世間から白い目で見られるのではないか?



地球冷涼化をなぜ喜ばないのだろうか??
ま、まだ小氷期の再来というほどの状況じゃないから、地球冷涼化と言うべきか? 地球が冷涼化してきたら、一番喜ばなければいけないのが地球温暖化が危機だと騒いでいた連中です。地球温暖化が恐ろしいことだと叫んでいた連中には、一旦温暖化が終息し、冷涼化がはじまったのは非常に喜ばしいニュースの筈です。IPCCの予測が外れてきたことは、温暖化が恐怖であるという観点からは、最高に喜ばしいことです。お赤飯を炊いて鯛の尾頭付きで祝賀するほどの喜ばしいことです。けれども、地球温暖化の危機を叫んでいる連中は、ちっとも嬉しそうな顔をしていないのは何故だろうか? 実は、地球温暖化の危機を叫ぶ連中は、赤いハラの中では、もっともっと温暖化してほしいと願っているのです。どんどん温暖化して地球が灼熱地獄になることを望んでいるのです。IPCCの予測が当たってほしいのです。外れると困るのです。地球温暖化の危機を叫ぶ連中こそ、地球温暖化を望んでいるわけです。理由はカネ (利権) にできるからです。ま、だいたいにおいて、本音は建前の逆です。マクロ経済学に 「合成の誤謬」 という言葉がありますが、世の中ではたいてい逆の所に真実があるものです。温暖化の危機を叫んでいる連中が、地球冷涼化のデータが出てきても苦い顔をして喜ばないことから、この話が自然科学上の理論や論争ではなく、政治的な駆け引きであることが透けてみえています。


マウンダー極小期の再来か??
SILSO Sunspot Index and Long-term Solar Observations から太陽活動の指標であるところの 太陽黒点 の動向のグラフを2枚借用します。あれっ、このサイト名前が変更されたのか? 前はSIDC (Solar Influences Data Center) だったと思うんですが。

太陽黒点の推移

太陽黒点の推移

●上のグラフは月ごとの太陽黒点数の推移です。下のグラフは日々の動きです。平均して12年ごとの周期で黒点は増えたり減ったりしていますが、谷から次の谷までを1サイクルとし、現在の山はサイクル24です。4つ前の山、1970年ごろの山のサイクル20のころに、地球の気温が下がって氷河期が来るぞと気象 (気候) 学者らが騒いでいました。君子豹変するという言葉がありますが、学者も豹変しますね。氷河期が来るぞと騒いでいた気象学者らは、その舌の根も乾かないうちにパッと宗旨替えをして地球温暖化を騒ぎだしました。あと数年後には温暖化を騒いでいた気象学者らも小氷期がくるぞと宗旨替えしているのではないか? 地球の気温はいちいち黒点サイクルごとに上げ下げしているのではなく、黒点の山の頂きを結んだ線であらわされる中周期とか大周期によく相関していることは申すまでもありませんが、現在のサイクル24が世界的に気温が下がった1970年ごろのサイクル20よりも不活発なことが気になります。問題は次のサイクル25です。黒点が現れず マウンダー極小期 の再来か? などという話も太陽研究者から出ているのが不気味です。


二酸化炭素を減らすために、できるだけ地産地消!
本日は2014年9月20日であります。

●淡路島南部の南あわじ市でも稲刈りが始まりましたが、何人かの農家の人と話をしたら、やや不作だと言っています。夏に太陽が照らなかったからイネの生育が悪く、実が十分に入っていないというのです。1割から2割ていど例年よりも収穫が少ないかな、という声を異口同音に聞きましたわ。

洲本特別地域気象観測所 (旧洲本測候所) での、8月の日照時間は116.1時間で、平年値231.1時間の50.2パーセントでありました。平年の半分です。気温は涼しい日が多く、8月の平均気温は25.7度で、平年値26.5度よりも0.8度も低かったです。気象庁観測データ からグラフを作成。
2014年8月の洲本の日照時間は平年の半分

●今年の2014年産米の作況指数がどうなるのか? 農林水産省の 平成26年産水稲の8月15日現在における作柄概況 によれば、早場地帯の作柄は19道県で 「良」 ないし 「平年並み」 と見込まれているようであります。早場地帯とは主に北海道・東北地方・北陸地方を言うらしい。

●一方、遅場地帯の27都府県ではおおむね 「平年並み」 で推移しているということであります。遅場地帯というのは主に西日本を指すようですが、西日本の夏は低温・大雨・日照不足が顕著で、この天候不順を織り込んでいないように思われます。この夏の天候不順を織り込んだ作柄指数、すなわち 「9月15日現在における作柄概況」 はおそらく9月26日 (金曜日) に発表されるのではないか? (お役所は土日には資料を発表しないことが多い) もし、西日本の作況指数の顕著な悪化が顕在化したならば、マズイです。

日本全国的には、米不足ということは心配ないとは思います。けれども問題は西日本の農産物が関東地方に流れて、関東の高収入の人が買っていると噂されています。東日本の農産物が西日本に大量に流れ込んでいます。西日本各地の卸売市場のホームページで入荷情報をチェックすればそれは確かです。福島県産米が、マネーロンダリングよろしく 「産地ロンダリング」 されているのは周知の通りです。手口の一つは福島県から新潟県に持ち出し、新潟県産の袋に詰めて全国に流しブレンド米として混ぜて拡散させるなど…。風評を言うなと怒られるかもしれませんが、みんな知っていますよね。知らないのならば失礼ですが情報リテラシーが乏しいということですな。西日本産米が不作ならば、余計に東日本産米が西日本に流れ込んできそうです。



地産地消だ! 700キロもの輸送で二酸化炭素が増える!
二酸化炭素は地球温暖化の原因ではないが、過度な浪費や、過剰な工業生産を抑制するという文脈においては、二酸化炭素削減には賛成します。すでにオイルピークが観測されています。石油の可採埋蔵量の半分を人類は使ってしまっています。この先、人類の行く手に立ちふさがる最大の問題は、石油の枯渇・石油の価格上昇です。石油の一滴は血の一滴と言われ、石油の奪い合いでの戦争が懸念されるところです。この石油をできるだけ温存するという意味において、二酸化炭素はその石油消費の指標であり削減することが望ましいです。ただし、地球温暖化を防ぐという文脈では何の意味もありません。そもそも、近年地球の寒冷化が鮮明になってきていますわね。 【本エントリー末尾に地球寒冷化の証拠グラフあり
淡路ファームパーク

さんちゃん市
淡路ファームパーク さんちゃん市 です。地元の非農家の方はここに来て農産物を購入しましょう! 本土資本の大手スーパーで農産物を買うのは、700キロも、1300キロ (北海道からでは) も遠くからトラックで運んできたものを買うことになり、二酸化炭素を増やします。二酸化炭素の排出源としては物流部門の比率が非常に大きいです。政府は、二酸化炭素を減らせという政策を推進する反面、一方では食べて応援しなさいと、500キロも1000キロもトラックで運んで二酸化炭素増加政策をしています。なんとまあ、政策の整合性がないことか!

2014年産米 (新米) が並び始めた

こちらは玄米コーナー
↑ 平日 (9月19日 金曜) なので観光客がほとんど来ていないので、陳列の棚がガラ空きですが、ぼちぼち新米が並んでいます。白米だけでなく玄米も置いています。玄米を購入して店内にある精米機で精米もできます。すべて生産者の署名入りの農産物です。

購入した新米
↑ 吾輩はイモ類が主食みたいなものでコメはあまり食べませんが全く食べないというわけではありません。1日に茶碗1杯だけは食べます。自給自足を目指すなどといっても、目指すことと実践出来ることとは大きな断絶・隘路があるわけで、ある程度は買わざるを得ないです。 で、写真の品を購入しました。

うまいコメの見分けかた】 みな生産者の署名入りのコメです。たいてい生産者の住所・氏名が書かれています。で、生産者の住所から南あわじ市内のどこの地区で生産されたか分かります。生産者の住所が無い場合は電話帳で調べます。同じ品種でも圃場の土質でコメの味がかなり変わります。南あわじ市の平野部は地形をよく見ると、緩やかな勾配をつけて諭鶴羽山地の方に向かって坂になっています。山裾は海抜100mあり、複合的な扇状地になっています。扇状地の扇頂近くは山土でコメが美味いです。海岸近くの砂質壌土のコメは美味くないと定評があります。


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証拠グラフ】 いわゆるIPCCや気象庁の地球温暖化の気温上昇グラフは、都市の観測所のデータを多く使っているために、都市のヒートアイランド現象による気温上昇を多分に含んでいます。つまりノイズを含んだ低質なグラフであります。そこで、小川克郎名古屋大学名誉教授らのグループが、NASA/GISS気温データベースを元にして、田舎の観測所の気温データを解析すると、2000年以降の寒冷化が鮮明に浮かび上がりました。どうりで、ここ数年前から世界各地で、中国奥地やヨーロッパや北アメリカ、それから南米でも冬に記録的な寒波が観測されているわけだ。
2014/06/14 「地球は寒冷化している」 地球環境の変化とエネルギー政策の展望について聞く~岩上安身による名古屋大学名誉教授・小川克郎氏インタビュー はとても素晴らしいインタビュー動画ですが完全版は有料です。

2000年以降の寒冷化が浮かび上がった
NPO法人 もったいない学会 のコラムサイト 「シフトム」 に掲載の小川克郎氏の 信州便りー3 この10年ほど地球気温は劇的に下がっている から借用しましたが、2012年以降に発表されたグラフでは1800年代の部分はカットしているようです。


淡路島の山は、なぜ低いのか?
地塁山地はドングリの背くらべ。ひときわ高いピークはない。
淡路島は小さな島なので、島内の山は低いです。最高峰と言えども諭鶴羽山 (ゆづるはさん) の海抜607.9mしかありません。地形図に名前が載る山としては、柏原山 (かしわらさん・568.9m)、兜布丸山 (かぶとやま・535m)、妙見山 (みょうけんさん・522m)、伊勢ノ森 (いせのもり・515.1m) と、500mを超える山は5座ありますが、ドングリの背比べです。いずれも 地塁山地 の中のピークであります。地塁山地の大きな特徴として、連山の等高性が挙げられそうです。ある長さ・幅を持つ土地が断層運動で隆起する場合、元の平面が同時にほぼ等速度で持ち上げられるから、隆起後に浸食されて沢山のピークが形成されても、それらのピークは似たりよったりの高さです。考えたらドングリの背比べは当たり前ですわ。関西地方には地塁山地の例がたくさんありますが、どこを見ても似た海抜高度のピークが一列に並んでいるわけです。琵琶湖東岸を走る高速道路や鉄道の車窓から眺めると、琵琶湖の向こう側に比良山地が見えますが、1100m前後のピークが10座ほど行儀よく並んでいてドングリの背比べです。ただ、高い水準でのドングリの背比べか、低い水準での背比べかの違いです。地塁山地 (淡路島南部の諭鶴羽山地はまさにそれ) には、ひときわ抜きん出た高いピークはないのです。

ドングリの背比べの山々が並ぶ
↑三原平野側から柏原ー諭鶴羽山系を遠望しました。この淡路島南部の地塁山地は、山地南側に巨大な中央構造線活断層帯が東西に走っています。断層帯の北側が隆起しましたが、元は後期白亜紀 (1億年~6500万年前) に和泉内海に厚く堆積した土砂から成る地層で、砂岩と泥岩が互いちがいに積み重なり、ときには礫岩も交え、大量の貝やアンモナイトの化石を含んでいます。東西20キロほどの間に500~600mほどのピークが沢山並んでいます。これらのピークの標高に大きな差はなく、まさにドングリの背比べであります。写真の中に見えている高架道路は神戸淡路鳴門自動車道であります。


先山は、淡路島では特異な独立峰だが、海抜たった448m。
ちょっと見は成層火山なのか? と思えそうなほど均整のとれた富士山型の山容です。しかし火山じゃありません。地質的には、後期白亜紀 (1億年~6500万年前) に地下の深い所に貫入したマグマが冷えてできた新期領家花崗岩類が隆起して出来た山とされ、火山そのものではありません。しかし、富士山型なので淡路富士などと讃えられ島内広い範囲から眺められます。山頂には寺院もあり正月には大勢の登拝者で賑わいます。しかし、海抜はたったの448m。低い。あまりにも低すぎ。
淡路富士と讃えられる先山(せんざん)

富士山を作るのには、先山(せんざん)が何個必要か?
●簡単です。富士山は海抜3776m、先山は448mです。双方ともなだらかな裾野を引いて裾野の先端は海 (あるいは海抜ゼロm付近) まで達しています。山の姿も何となく似ています。仮に、山の形状が全く相似であると仮定したならば、富士山の海抜高度は先山の 8.43倍 の高さです。したがって 8.43の3乗 ≒ 600 であります。淡路島のなかに富士山を作ろうとしたら、先山を作っている土砂の600個分必要であります。もちろん山容が相似形であると仮定したハナシであって、厳密には違うでしょう。しかしながら、大雑把に言って、オーダーとして数百倍ということは当たっているでしょう。淡路島の小さな低い山では、600個、あるいは1000個分ぐらいないと富士山が作れないのです。すなわち、淡路島の山などいかにちっぽけで低いかがよく分かります。

念のため、富士山と先山の裾野の広がりについても調べてみました。富士山の裾野は広大で、南側ではほぼ駿河湾の海岸にまで達しています。富士山頂から駿河湾の海岸までの水平距離は約25キロです。一方、先山のすそ野も広いですが、裾野は大阪湾まで達してはいません。山頂から南東方向へ水平距離3キロ先の洲本市上加茂で、海抜3m、そのあたりが裾野の先端です。さらにその先はあと2キロほど海抜2~3mの沖積平野 (洲本平野) が続いています。25÷3は8.33です。富士山は先山と比すれば垂直方向に8.43倍、水平方向にも8.33倍です。同じ倍率であるということは、ほぼ相似形であることを示しています。富士山の山体の容積は先山の600倍というのは、ほぼ当たっていると思われます。ちなみに、富士山の山体の直径は約50キロで、淡路島の南北長とほぼ同じです。先山600個分の土砂を盛り上げて富士山を作ったら、淡路島全島を覆い尽くすものと思われます。

●この小さな先山を淡路富士などと讃えるのは、ある意味では本物の富士山に失礼でありましょう。 羊蹄山(ようていざん 1898m) を蝦夷富士と讃えたり、東北地方の名峰 鳥海山(ちょうかいさん 2236m) を出羽富士と讃えたり、中国地方の最高峰の 大山(だいせん 1729m) を伯耆富士と讃えるのは、それぞれがまさに小型富士山でありますが、離島の中の400m台の小山を富士山になぞらえるのは離島根性まるだしの井の中のカワズというほかありません。


つまり淡路島の山はあまりにも小さく、とても山とは呼べない。
●海上アルプスと讃えられる屋久島の 宮之浦岳 (1936m) は岳人憧憬の南国の名峰で、その名を知らぬ者はなく、一度は登ってみたい山です。世界遺産にも登録され、屋久島の森林や山岳は第一級の観光資源でありましょう。それに比べると淡路島の山や森は貧弱としか言いようがありません。島内のお役人や観光業者たちは、淡路島が豊かな自然だなどと、夜郎自大(やろうじだい) の極みですが、恥ずかしくないのでしょうかね? 少しは、身の程をわきまえたほうがよろしい。淡路島の山は低く、ただの里山にすぎません。たった400~500mしかなく、その程度の山などは本土には無数に何千何万と存在します。淡路島の小さな山など、山をこよなく愛する岳人が来るような山ではありませんわ。

●山をこよなく愛し、植生の美を愛でる岳人やナチュラリストには、ハッキリとした山の基準があります。西日本で山といえる基準は海抜800m以上なのです。これには理由があります。関西や四国や瀬戸内沿岸地方で、海抜800mを超えると植生ががらりと変わります。ブナ帯がはじまるのが概ね海抜800mからなのです。樹木の種類ががらりと変わります。シイや多くのカシ類など照葉樹が消え、ブナやナナカマドやイタヤカエデやサワグルミなど夏緑樹林にかわり、針葉樹では低地のモミがウラジロモミに変わります。海抜800mを境にして冷温帯の植物が一斉に出てくるのです。また、800mから上に行くと急に眺望が開けてくるのです。で、山に登ったという感慨がわいてきます。これが、山といえる基準が海抜800m以上だという理由です。残念ながら淡路島にはこの基準に達する山はありません。



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日本の離島の山の高さランキング 淡路島は第26位!
1島1山、その島の最高峰を列挙しました。海抜600m以上の島山を漏れなく抽出。
島嶼の山の高さランキング
なお、赤色山名は第四紀の比較的新しい火山、橙色山名は第三紀の非常に古い時代の火山である。
(註1)伊豆大島全体は成層火山だが、頂上部はカルデラになっていて、758mのピークはカルデラの中の中央火口丘である。島内各所に溶岩流あり、小型楯状火山ありで、細かな事にこだわれば成因過程は複雑であり、ただの成層火山とは言えなくなる。


【上掲のリスト作成にあたり主に次のサイトを参考としました】
国土地理院 「地理院地図 電子国土Web」
国土地理院 「日本の主な山岳標高」
国土地理院 「基準点成果等閲覧サービス」
独立行政法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター 地質図Navi
独立行政法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター 日本の第四紀火山
特定非営利活動法人 日本火山学会 「日本の第四紀火山カタログ 火山データーベースWeb版」 
特定非営利活動法人 日本火山学会 「日本の第四紀火山カタログ 第四紀火山分布図」

日本の離島の中でも、淡路島の山はとても低い!
上掲の表を作製しながら吾輩も改めて驚いたのですが、日本の離島の中でも淡路島の山は非常に低いです。淡路島よりも遥かに面積が小さい島に、淡路島の最高標高608mを超える山がたくさんあるのです。瀬戸内海に限っても、小豆島の星ヶ城山 (816.7m)、周防大島の嘉納山 (691m) と、淡路より高い山は2座もあります。 なお、これらは非常に古い時代 (1000万年以上昔) の火山です。 日本火山学会 火山学者に聞いてみよう 「瀬戸内火山岩石区」 参照。


日本列島の主要4島の最高峰の高さ順位、実は全部火山だ。
日本列島の主要4島最高峰
(註1) 富士山山頂付近から東側中腹まで、有名な県境未定部分。 富士山頂の三角点は意外にも二等三角点!
(註2) 大雪山は、20以上もの成層火山や溶岩ドームから成る火山群を指す。
(註3) 約1500万年前~700万年前に噴火した火山の岩石(安山岩・玄武岩類)が、面河渓あたりを中心にして直径10キロほどの円形に存在し、中心が陥没している。石鎚山の山頂付近は陥没カルデラの外輪山に当たる。
(註4) くじゅう連山は、小型成層火山および溶岩ドームが多数(1700m以上が10座、1000m以上が40座)複合した火山群。「くじゅう」と平仮名表記するのは、九重町と久住町(平成17年に合併して竹田市)の両地域に配慮したものらしい。



なぜ淡路島の山は低いのか? 作成したリストを見ると明らかです。

①、淡路島は火山島ではないから。これが最大要因でありましょう。利尻島とか、中之島など、小さな面積の島で高く聳える山が存在しているのは、ほとんどが火山島です。

②、マグマ (花崗岩) の貫入の規模が小さく、隆起も少なかった。これは先山についてですが、屋久島と成因が似ているところがあります。屋久島の花崗岩隆起の規模は巨大です。先山とは全く比較になりません。 

③、地塁山地の規模が小さすぎ。南部の諭鶴羽山地についてですが、たかだか東西20キロ、南北7キロの小さな山地です。これでは高い山が存在するのは無理です。地質的に同じ和泉層群の讃岐山地は徳島県と香川県の間に聳える地塁山地ですが、東西90キロ、南北18キロぐらいあり規模が大きいので最高標高は竜王山 (1059.8m) です。高い山が存在するには山地の規模が大きいことが必要です。 



森林を破壊し、山を切り崩して、ナルトサワギクが生える。 (後篇)
森林を破壊し、山を切り崩して、ナルトサワギクが生える。(前篇) からの続きであります。

●まず、兵庫県のホームページ から 広域農道 南淡路地区 (通称:オニオンロード) 計画平面図 を借用させていただきます。 大変 立派なトンネル があったり、朱塗の絢爛豪華な 夢の橋 があったりですが、幅員が車道7.25m、歩道3.5m、計10.75mもあって国道よりも立派な道路であります。歩道が立派すぎて場所にもよりますが自動車が通行出来るぐらいの広い歩道であります。誰がこんな山中の歩道をお散歩するのでしょうかねえ? 鮎屋夢大橋 (あいやゆめおおはし) と名付けられた夢の架け橋ですが、ムダの架け橋かも? 問題はだれにとっての 「夢」 なのか? ここ鮎屋川が交通の難所で大水が出るたびに渡し船が事故を起こすのであれば、旅人にとっての夢なんでしょうが、そもそもこんな山の中には誰も来ませんワ。そうしますと、この橋の建造で儲けた建設会社の夢だったのかも??


広域営農団地農道整備事業「南淡路地区」

●通称オニオンロードは、淡路島南部の柏原ー諭鶴羽山系の北側山麓を、南南西ー東北東の走向で建設中の20キロほどの広域農道ですが、計画当初は新聞による報道では、淡路島南部の農産物を紀淡海峡大橋を通って大阪市場に速やかに出荷するために必要なんだ、と喧伝されました。今から思えば、紀淡海峡大橋など出来るかどうか不明なのに、とってつけたような大義名分でしたね。紀淡海峡大橋など出来るハズがないから、大義などもともとなく、工事がしたいだけの道路であったとの見方が当たっているでしょう。県 (洲本土地改良事務所) は次のように言っています。

【引用開始】 淡路島は農家が競い合い、少しでも多くの生産、収入を得るため農地を広げてきました。そのため、農産物を運搬する道路は必要最低限の幅しか確保されず、近年の消費地への大量輸送を行うことが困難な状態でした。これらを解消するため、農地に隣接する道路はほ場整備と合わせ整備し、農地(団地)と距離の離れた幅の広い道路あるいは集出荷場までをつなぐ道路を整備しています。現在は延長約17kmの道路整備を実施中です。 【引用終了】

●なんとも奇妙な理由付けです。オニオンロードには全く当てはまりません。道路が狭くて消費地へ輸送しづらいので、17キロの道路整備 (オニオンロード) なんだということですが、あまりにも変です。農家の人は、例えばレタスを例にとれば、畑で収穫したレタスを軽トラックにのせて持ち帰り、家に隣接する農業用倉庫で、外葉を落として調整しセロハンに包んで箱に詰めます。その箱を軽トラックに満載して農協の集出荷場に持ち込みます。そして大型トラックで京阪神市場に輸送していますが、オニオンロードを通ることはありませんわ。オニオンロードは田畑から外れた山裾にあるので、ルートが全く異なります。畑 → 農家倉庫 → 集出荷場 → 国道28号や県道 → 神戸淡路鳴門自動車道 → 明石海峡大橋 → 大阪市場等、の出荷ルートではオニオンロードの出番などありませんよね。紀淡海峡大橋の出来る可能性があったならば、ひょっとしてオニオンロードの出番はあったかもしれません。しかし、紀淡海峡大橋計画は凍結されて久しく、最近またぞろ出来もしない計画を蒸し返す動きもありますが、膨大な借金に潰れていこうとするこの国の逼迫した財政状況ではもはや誰がみても絶対に無理です。143億円もの巨万のカネを流し込むオニオンロードですが、一旦計画した事業はどんなに状況が変わっても絶対に中止しないのが、お役人たちのやり方です。民間事業ならばこりゃあダメだと分かったら、パッと中止して傷が浅いうちに撤収です。結局、責任を取らない、取らされない (法的にも) 人たちに税金の使い道をゆだねていることがこの国をダメにしているのでしょう…。フクイチ原発過酷事故が典型例ですが、政府も東電もだれ一人逮捕もされず刑務所にも入っていません。責任を取らなくても済むということが、いかに狂った判断になるか如実に示しています。

なお、100歩ゆずって紀淡海峡大橋が出来たとしましょう。大阪湾をぐるりと一周する大阪湾環状道路が出来たとしても、オニオンロードには全く意味はありません。関西地方の地図を見れば一目瞭然ですが、大阪湾は楕円形であって北側に大阪市があり南側が淡路島南部です。したがって、明石海峡大橋経由で南淡路産の野菜を大阪に輸送しようが、紀淡海峡大橋経由であろうと、全く等距離です。時間的にも変わらないでしょう。大阪湾環状道路を時計回りで行くか、反時計回りで行くかの違いだけです。淡路島南部の野菜を紀淡海峡大橋経由で出荷しなければいけない必然性や利便性は全くありません。お役人は 「消費地への大量輸送を行うことが困難」 だったなどと意味不明のことを言うのですが、やはり、工事をしたいだけの道路であったことは疑いようもありません。


淡路島南部の野菜を大阪市場に輸送するルート
↑ 明石海峡経由でも、紀淡海峡経由でも、大阪中央卸売市場までの距離は同じ。将来の紀淡海峡大橋を通って迅速に野菜を出荷するためにオニオンロードが必要なのだ、という当初の説明はもともとおかしい。


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●さて、余談に力を入れていると、田舎なので頭にたんこぶが出来るかもしれません。地縁・血縁・義理・利害でがんじがらめに縛られているのが田舎です。田舎のムラ社会は恐ろしいものです。うっかり、ものを言っているとヒドイ目に遭います。商売人ならば不買運動の標的になります。(ありましたよね!) で、本題のナルトサワギクの話です。 下図はオニオンロードの平面図を抜粋拡大したものですが、「通行可」 「工事中」 の文字を追加記入しました。また、①、②、③の数字を赤色で入れました。この数字は写真を撮った位置を表わします。

オニオンロードの旧緑町付近

オニオンロードは格好の自然観察場
●オニオンロードは工期が長く、平成6年に起工して20年経つのにまだ工事が続いています。毎年、細切れ的にあっちをし、こっちをさわり、少しづつ工事をしているためですが、単年度ごとに少しづつ予算が出るためか?? 建設業者にとっては細く長く仕事があるので、その方がむしろ良いかも? この毎年少しづつ工事をすることが、はからずも自然観察上の格好の観察素材を提供しています。オニオンロードの場所によって、法面の古さがさまざまなのです。工事したてのホヤホヤから、2年経過、5年経過、10年経過…と時間経過がまちまちで、しかも管理が手薄で 法面 (のりめん) の草刈りをしないのです。その結果、道路工事後の法面にできる植生の経年変化が一時 (いっとき) にできるのです。普通ならば10年程度かけて観察すべきことが、オニオンロードを2~3キロ観察しながら歩けば分かるのです。 以下に、道路の法面の植生変化を 「新 → 古」 の順で写真を並べます。

路肩の盛り土法面にナルトサワギクが侵入 の場所)
裸地が出来て1年目
↑ 道路の路肩下の法面斜面は造られて1年以内のホヤホヤで、しかも法面緑化工事が行われていないです。この人工的な裸地にどのような植物が侵入してくるか興味深いのですが、早速ナルトサワギクが侵入してきました。点々と草が生じていますが全部ナルトサワギクです。

ナルトサワギクが見事に大繁茂! の場所)
裸地が出来て2年目
↑ 2年も経てば法面は一面のナルトサワギクです。春ごろには黄色の見事なお花畑になります。この段階のものを見ると、ナルトサワギクが大繁殖して在来植物がやられてしまうなどと錯覚するのも無理はないかもしれません。それほどにナルトサワギクの当初の繁殖力は爆発的にすさまじいです。癌細胞が増殖する勢いというか、燎原の火 (りょうげんのひ) が燃え広がるような勢いです。しかし、よく見ればナルトサワギクが爆発的に繁殖しているのは、人間が在来植物の植生を破壊して土がむき出しになった場所です。この事実を見落としてはいけません。

ナルトサワギクが消え、ススキがはびこる の近くの場所)
4~5年目
ナルトサワギクの黄花爛漫 (おうからんまん?)、わが世の春は期間が短いです。ナルトサワギクが一面にはびこれる期間はせいぜい2~3年か3~4年までしかありません。数年も経てばススキやイタドリなど豪壮な多年草に押されてナルトサワギクは消えていきますわ。自分より大きな草に被陰されるのが消えていく要因だと思われますが、ナルトサワギクは 厭地(いやち) 現象を起こす草なのかも? あるいは、アレロパシー (他の植物の生長を阻害する化学物質を出す) があって、やがてその刃が自分自信に向かう 「自家中毒」 みたいなものがあるのかも??

法面がブッシュ状に生い茂る! の場所)
7~8年目
↑ ここは工事後7~8年経っています。3~4年前まではナルトサワギクがありましたが、今では影も形もありません。どのような草が生えているか観察しましたところ、ススキ・ヤブマオ・ナガバヤブマオ・イタドリ・レモンエゴマ・ノハカタカラクサ・ノアザミ・ヨモギ・セイタカアワダチソウ・ボタンヅルなどの草本や蔓植物です。加えて樹になる幼木がすでに侵入しています。コマツナギ・マルバウツギ・サンショウ・イヌザンショウ・クサギ・タラノキなどです。タラノキの幼木が沢山侵入しているので山菜採りができそうです。

●つまり、環境省が目のカタキにして、NPO法人が駆除補助金にたかっていて、侵略的外来植物と問題視しているナルトサワギクですが、ほとんどの場合、人間が在来植物の植生を破壊して土がむき出しになったところに生えてきます。裸地では爆発的に殖えるのは事実ですが、ところが他の草が侵入してきたら簡単に競争に敗れます。遷移の進行とともにあっという間にナルトサワギクは消えていくのです。裸地ではなく既に他の草が生育しているところでは、ナルトサワギクは侵入することもできません。これのどこが問題だというのか? ナルトサワギクなど放っておけばいいのです。ナルトサワギクが在来植物を駆逐するなどとウソ八百を言って問題視するのは、本当の狙いは税金にたかっているのです。 この国には税金にたかる白アリ・寄生虫・コバンザメ・ハゲタカ・ハイエナ・穀潰しのなんと多いことか!



戦時中の1942~1943年に、西日本でデング熱パンデミーが起こっている! 感染者は判明しているだけでも20万人! (その2)
本日は2014年9月11日であります。

本論

身近にもある、デング熱日本本土での大流行証言!
●吾輩の実の母親は卒寿になるけれども、太平洋戦争中から戦後10年ほど、神戸市内の病院で看護婦 (今は看護師に改名) をしていました。市民病院に勤めたり、郵船病院に勤めたり、養護教諭として高校に赴任したり、戦争負傷者の救護班の任に当たったり、伯爵家の個人おかかえ看護師になったり、当時に青年時代を生きた人々には普通なのだが波乱万丈の人生だったみたいです。で、聞いてみた。

「おかんよ、戦時中の1942年から1943年ごろらしいけんど、神戸でもデング熱が流行ったんけ?」

「流行ったよ。わたしゃ、だいたい外科におったから、外科じゃ患者が来へんけんど、内科のほうじゃデング熱患者が殺到しよったわ。けどなあ、デング熱はそれほど恐い病気じゃないんよ。患者が、誰か死んだっちゅう話は全然なかったわな。さっきNHKがデング熱患者が100人とか言うてるけど、100人ぐらいたいしたことないわ。昔の伝染病は今と比べ物にならんわ。ひどいもんやぜ。なんせ、当時は衛生状態が悪かったからなあ。伝染病が蔓延したわ。食糧不足で栄養がたらんから、患者も免疫力が落ちとっただろうし。薬も不足しとったから、十分な手当てができなんだわ。物資が軍隊にとられるから、内地では物がないし、空襲で明石も神戸も焼け野が原になったんや。今の若いもんには、戦争の本当の悲惨さは絶対にわからんやろな。特に恐いのは腸チフスで、ばたばた死んだわな。赤痢もあったし、天然痘やコレラもあったし、マラリアも流行ったわ。大勢死んだんよ。デング熱で100人患者が出たぐらいで、大騒ぎしすぎやな。」

● というふうな返事でしたが、延々と2時間も昔話を聞かされました。70年前のデング熱大流行をまさに見た者の体験談でありました。ただまあ、卒寿とはいえ記憶がしっかりしていて、「ガフキ」 だの 「スワブ」 だの訳の分からない言葉が次々に出てきて、話が分かりにくいのですが多分専門用語のようです。吾輩の実母は昔取った杵柄、普通の会話で、医療現場のヘンな隠語をよく使います。たとえば 「誰誰さん、アポってステったわ、ワタシもプルス高いしタキるから気をつけにゃならんわ」 てな調子。(意味は、誰誰さん、脳卒中で死んだわ、私も脈拍が高いし頻脈が出るから気をつけなくっちゃ) 余談はさておき、ま、この日本でも昔デング熱パンデミーがあったのは間違いありません。

やはり9月23日に代々木公園での原発反対集会つぶしか?
地球温暖化で熱帯の感染症のデング熱が北上してくるという経済再生大臣のハナシは、やはり、タメにする脅迫のようであります。脅迫したつもりが、脅迫にもなっていないです。温暖化でデング熱が蔓延するというのならば、戦時中のほうが温暖化していたということになり、奇妙なハナシです。それから、温暖化で熱帯のマラリアが北上してくるという脅迫もありましたが、戦前・戦中にマラリアは日本本土で頻繁に流行しています。アホウな経産再生バカ大臣の主張では、昔のほうが温暖化していたという矛盾になり、完全に馬脚を顕すトンチンカンです。 いかさまインチキがばれて、もはや地球温暖化は原発推進の理由付けにならないのに、陳腐な噴飯ものの脅迫をいつまでも振りかざすバカどもめ。以前、地球温暖化のスポークスマンは江守正多氏でしたが、形勢逆転と見るやいなや氏は表舞台からサッと身を隠しました。潮の流れを読む機敏さの研究者と比べると、大臣のなんとお粗末なことか! 大臣なんて、自分で考えてやっているのならばまだしも、後ろの黒子にそう言わさせられているただのピエロでしかないようです。これではこの国は沈む一方です。

NHK日曜討論に出演した閣僚が 「原発を再稼動しないとデング熱が流行する」 低気温のエクスタシーbyはなゆー氏の記事に引用しているtwitterのつぶやきを下に転記します。なんと愚かなバカ大臣か。やはり、代々木公園発のデング熱騒動は、やらせの原子力ムラの自作自演か? ネットで言われているように9月23日に予定されている さよなら原発 1000万人アクション 脱原発・持続可能で平和な社会をめざして 潰しの猿お芝居の可能性が大ですわね。

「今朝のNHK日曜討論には驚いちゃったよ。甘利経済再生大臣の 「原発再稼動しないと、燃料費がかさみ国富が流出してしまう。そして二酸化炭素の増加で地球の温暖化が進む。デング熱の流行はその結果だ」 ていう内容のトンデモ発言に司会はスルー」

●元東京電力の原子力技術者で、現在は熊本で開業医をされていて、有名ブログ 『院長の独り言』 の小野俊一医師は、原発否定の立場で積極的に貴重な情報提供されています。とくに、東京電力のフクイチ原発で仕事をしていたという経歴から語る原発内部事情は大変貴重です。この小野医師が9月3日の記事で、代々木公園を端緒とするデング熱騒動の不可解さ、矛盾点、異様さについて語り、何かウラがあるぞと指摘しています。
院長の独り言 「不可解なデング熱の流行」  



文献にも記載される日本本土でのデング熱大流行!
デング熱で論文検索 をしてみると、たくさんヒットします。オープンアクセスで無料で閲覧出来る論文もけっこうあります。多くの論文が1942年~1944年の西日本でのデング熱パンデミーに言及しています。やはり、日本本土でのデング熱大流行はあったようです。いまさら、地球温暖化でデング熱が流行るでもないでしょ。昔にあったことじゃん。地球温暖化利権亡者 (≒原発利権亡者) どもの悪あがきの程度の下劣さには、呆れますわね。

デング熱媒介蚊に関する一考察:1942-1944年の日本内地のデング熱の流行におけるヒトスジシマカ Aedes albopictus およびネッタイシマカ Aedes aegytpi の意義について

日本熱帯医学会 第28巻 第4号 平成12年12月 【論考】 「デング熱とデングウイルス -熱帯医学への挑戦」 369-381頁



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上記リンク2本の論文の要点

●まず、デング熱とは、デングウイルスにより引き起こされ、高熱・頭痛・関節痛・その他身体各所の傷み・発疹を主要な臨床症状とする熱帯地方特有の感染症である。東南アジア・西太平洋・インド亜大陸に多いが、近年、中国南部や、中南米諸国などに拡大しつつあるが、その拡大要因は、① 世界的な交通規模拡大、② 急速な都市化と人口集中、が考えられる。②はネッタイシマカが都市部を好んで棲息するため。(必ずしもネッタイシマカが都市部を好むわけではないという見方もあるが)

●デング熱ウイルスを媒介する蚊には、ネッタイシマカヒトスジシマカ がある。 ネッタイシマカは熱帯・亜熱帯を分布域として日本では琉球諸島と小笠原諸島にはいるが、本土にはいない。ただし、終戦前後に熊本県天草地方で一時棲息が確認された。ヒトスジシマカは温帯南部まで棲息しており、日本本土では東北地方中部まで棲息している。したがってデング熱ウイルスが国内に侵入すれば大流行する下地が元々ある。

●1942年7月に、長崎市で奇妙な熱病が流行り出したが、調査の結果、東南アジアから帰還した1隻の軍用船の乗員が発症し、またたく間に広がったことが判明し、その熱病はデング熱と同定された。ほぼ同じころ、神戸市でもデング熱がまたたく間に蔓延したが、2隻の東南アジアからの軍用船から広がったことが分かった。また同じころ、大阪市でもデング熱が蔓延したが侵入経路は不明。

●長崎市の場合はそれまで蚊が少ないと考えられていた山手で集中的にデング熱が発生したが、戦時下という時局がら空襲に備えた沢山の防火貯水槽がヒトスジシマカの格好の繁殖場所となったと考えられる。大阪の場合には、防空壕のなかに沢山の水たまりができて、それがヒトスジシマカの繁殖場所になった。

●1942年~1943年に西日本各地でデング熱が大流行が起こり、引き続き1944年にも発生がみられた。1945年にも発生が確認されているが各地で空襲があり調査が不十分で記録も不確かでハッキリしない。長崎市・神戸市・大阪市では大規模な発生であった。佐世保・福岡・呉・熊本県天草地方では小規模な発生だった。デング熱の典型的病状を示した患者の累計総数は20万人を下らない。ただし、軽症患者や医療機関が把握していない数まで考えると、実際の患者数は遥かに上回っていたと推定される。

●終戦後はデング熱はみられなくなったが、仮説として、激しい空襲によって各都市が焼け野が原となり、デング熱ウイルスを媒介した保菌ヒトスジシマカが死滅したためではないか? 日本でのデング熱パンデミーは戦時中の1回きりであるが、大規模な流行になったのはデング熱処女地であったためと考えられる。(初めての感染だから誰も免疫を持っていなかった) 近年、国内でみられるデング熱患者は、海外旅行者等が海外 (主に東南アジア) で感染して帰国後に発症する 「輸入感染」 のみである。しかし、条件が重なれば戦時下のようなデング熱パンデミーの再来が無いとは言えない。

論文を読んでの吾輩の感想
温暖化などあまり関係ないですわね。デング熱が熱帯の感染症だとしても、日本をはじめヨーロッパなど温帯域での大流行の例が数10年も前にいくつかあるようです。温帯の夏は気温は熱帯と変わらないし、ウイルスを媒介するヒトスジシマカは本州以南にはおるわけだから、ひとたび熱帯帰りの旅行者やビジネスマンが日本本土にデング熱を持ち込めば、パンデミーが起こる可能性は元来あるわけです。それを、原発を再稼働しないと温暖化でデング熱が蔓延するという主張はおかしいです。それに温暖化の原因は自然要因であって二酸化炭素は関係ないと主張する科学者が優勢となってきましたわ。更に申せば、原発が二酸化炭素を排出しないのは発電中だけです。ウラン鉱石の採掘・ウラン235の精錬・運搬・原発施設の建造・施設の運営点検補修・施設の廃棄廃炉・将来の放射性廃棄物の管理…、で膨大な二酸化炭素を出します。低炭素かどうかはLCA (ライフ・サイクル・アセスメント) で考えなきゃいけないのです。NHKはじめマスゴミがLCAを語ることはけっしてありません。(語ったら嘘がバレてしまう)

かつてデング熱汚染地帯であったハワイ諸島では、徹底的な衛生環境を整えて60年間デング熱発生を抑え込んだそうです。近年、若干の発症例はでてきたようですが、デング熱を媒介する蚊の発生繁殖源になる水槽や水たまりの対策や消毒を徹底し、衛生環境を整えれば、デング熱パンデミーはほとんど防げるのではないか? 原発利権中毒患者になっている原子力ムラの連中は、国民に簡単にウソ八百だと見破られる下手な脅迫をする暇があるのならば、小手先の誤魔化しではなく、フクイチ原発の本当の収束 (終息) に全力を挙げるべきであります。



戦時中の1942~1943年に、西日本でデング熱パンデミーが起こっている! 感染者は判明しているだけでも20万人! (その1)
本日は2014年9月10日であります。

前書き = 切歯扼腕・悲憤慷慨してボヤキ】
●国民の80パーセントは原発再稼働に反対なのです。10パーセントはそもそも原子力ムラの住人およびその関係者 (家族等も含めると) であり、10パーセントは自力で判断し考えることができず、政府の執拗なプロパガンダに乗せられた者か? もはや原発が火力発電よりも安いなどという廉価神話や、嘘っぱちの安全神話など真に受ける者などおりません。直接に発電に係る費用とはべつに、バックエンドの部分に流し込む費用(税金)や、廃炉費用、それから将来にいくらかかるか算定もできない高レベル放射性廃棄物の処理費用まで含めると、原発電力の値段がオーダーで火力発電の数倍になるのは議論するまでもないわけです。一旦、原発が過酷事故を起こせばその後始末にいったい何兆円要るのか? 全く想像もつきません。この事故のリスクは意外に高く、万が一の事故対策費としてキチンと引当金を積み立てるならば、火力の数十倍になるのではないか? いま万が一と書きましたが、百が一とか十が一と言うべきでありましょう。

●ちょっと変わった視点から考えてみると、アメリカには原子力空母というのがありますけど、原子力動力空母と通常動力空母との費用を比べると、原子力は通常動力のLCA (ライフ・サイクル・アセスメント) で1.577倍の費用のようです。 原子力空母 原子炉を使うコスト比較 参照。こういう観点からみても原子力は安くありません。原子力ムラのやつらは原発を再稼働しないと火力発電の燃料費がかかって日本経済が転んでしまうと言わんばかりの脅迫ですが、嘘八百だ! 電力会社の経営が苦しくなったのは原発施設が不良資産化したのが原因であって、燃料費に原因転嫁するのは間違いです。沖縄電力は日本の10電力の中で唯一原発のない電力会社ですが、「火力専業のため沖縄経済が破滅する」 とか、「沖縄電力は倒産してしまう」 とか、何も言っていませんわ。 東京一部上場9511 沖縄電力 は1株あたり純利益が会社予想で269円、純資産が実績で8045円もあり、素晴らしい立派な経営をしています。配当金も安定的に1株当たり60円を出しています。吾輩もいくら貧乏とはいえ株式ぐらいIT企業やサービス業など数銘柄を持っています。いっそ定期預金のつもりで沖縄連力に乗り換えてもいいかなと思います。電力業界で新たな不祥事が発生し、全体に引きずられてツレ安したときに沖縄電力を買うのがいいでしょう。(とはいっても株式はリスク金融商品なので、お奨めはしませんが) 

原発に依存などしていない。原発は脇役のつけたし!
●そもそも、日本経済に投入される総エネルギーの中で原子力が占める割合は10~12パーセント程度でした。エネルギーは電力だけではありません。物流部門で自動車・船舶・飛行機などの燃料は石油 (それの精製流体燃料) です。工場のボイラー等の燃料は重油であったり、家庭燃料は天然ガス起源であったり、発電でも化石燃料と水力発電で7割を占めていました。要するに日本経済の基盤を支えるエネルギーは原子力以外で9割であり、原子力は付けたしでした。燃料費が上がって日本経済がこけるなどと言っているのは原子力ムラのやつらだけです。原子力業界以外の人々は何も言っていないのです。(円安で輸入価格が上がるとは言っていますが。ただし、それは原発がないから困るという意味では全くないです)


そもそも、エネルギー問題を考える際には、一次エネルギーと二次エネルギーとは異なることを良く理解しなければいけません。○○に依存などと言う場合には一次エネルギーで議論しないとダメです。参考資料として、資源エネルギー庁 のサイトで公開している 平成24年度 (2012年度) におけるエネルギー需給実績 (確報) 37ページから借用します。


原子力の比率はわずか! 原発依存というのは嘘っぱち!
一次エネルギー国内供給の推移

↑ エネルギー供給の川上において、日本経済に(日本国全体に)供給される一次エネルギーの種類別の積み上げ棒グラフです。 「電力」 というのは一次エネルギーを別の形態のものに変換したものであり、一次エネルギーの石油などと同列に扱えないのです。水素もしかり。水素は天然ガスを改質するか水を電気分解して製造するものであり、元来は、水素などというエネルギー資源は存在しない。単体の水素ガスは最も軽い物質で、大気の上層から地球引力を振り切って宇宙空間に散逸してしまい、天然には水素などというものは地球上にはほとんど存在しないです。太陽は水素の塊であり熱核融合反応で水素 → ヘリウムへと変換する過程で膨大な熱を発生させているのですが、太陽表面重力は地球の28倍でしたか? 地球は水素をつなぎ止めるには小さすぎましたわ。(重力が弱すぎた) 自然界には水素などないのに、次世代エネルギーは 「水素だ!」 などという幻想をふりまくヤカラが専門家のなかにもいるのは困ったものです。やつらは本質は十分に分かった上でやっているので、タチが悪すぎ。水素自動車などどう楽観的に見たところで、経済合理性も市場競争力もなく、普及などするハズはなく、また普及させるべきでもなく、じつはこれも裏があって、補助金のたかりを狙っているだけです。なんと、補助金にたかる白アリ・寄生虫・ハイエナの多いことか。

●上に掲げた資源エネルギー庁のグラフが雄弁に語っています。この国の経済を支えているのは、石油 + 石炭 + 天然ガスの三羽化石燃料です。比率で8割も8割5分も占めています、緑色が原子力ですが、1割か1割を少し上回る程度です。8割のものと1割のものを比べて、1割のものに依存しているという主張(プロパガンダ)は、一体どういう論理でそんなアホウな主張になるのか? 小学生でもそんなアホウなことは言いません。主従関係でいえば、化石燃料が主であり、原子力は従です。付けたしです。傍流です。NHKは 「原発依存をどのように脱却するのか? なかなか脱却など出来れへんで」 などと真顔で世論を誤誘導しています。いくらなんでもヒド過ぎです。これでは視聴料支払い拒否が広がるわけだ。籾井会長が安倍首相から任命されてNHK会長に就いたときに、記者会見で 「政府が右というものをNHKが左と言うわけにはいかない」 と言い放ちました。NHKは政府の大本営発表を垂れ流すだけの御用放送局に成り下がっています。吾輩はこの国の癌はNHKを筆頭に新聞テレビのマスゴミだと思います。(あるいはマスゴミを背後で支配している電通かもしれませんが) 政府というのは本質的に反国民なのですが、マスゴミが国民にかわって批判精神を持ってしっかりと政府の横暴を牽制していれば、政府もあまりヒドイことをしないのです。そういう意味でマスゴミは癌です。


原子力ムラの連中は、どうしようもないヤツラだ。
原子力ムラの連中は、国賊であり売国奴であり詐欺ペテン師であり恐喝屋であります。原発過酷事故の高線量汚染で広範囲の住めない土地が発生しました。事実上の国土喪失です。本当に愛国心があるのならば、何よりも国土を護るべきであるのに、原発再稼働をもくろんで更なる国土喪失を目指しています。東海地震の震源域の真上にある静岡県の浜岡原発が危なそう。積極的に次の国土喪失をめざすのは、愛国心のない売国奴のすることです。それから、除染事業の人集めには暴力団のフロント会社があたっています。そもそも、原発の稼働には被曝しながら作業をする原発労働者の確保が必要で、原発が始まった当初から原発労働者の人集めには暴力団がかかわっていました。原発は暴力団のシノギ・資金源でありました。これこそ原発の真っ黒な闇なのですが、陰で暴力団を使うような業界は恐喝屋と言わずして何と言おうか? 

【本論その2に続く】



森林を破壊し、山を切り崩して、ナルトサワギクが生える。 (前篇)
本日は2014年9月4日です。

●前例主義に凝り固まるお役所仕事というものには、慣性の法則が強く作用するものであります。政策がある一定の方向に向かうとき、その方向は容易には変わらない。変えようとはしないものです。その政策を取りまく状勢ががらりと変化して、その政策を正当化する大義名分が消失したとしても、何も変わらないのであります。本当のところ、何か目的があってその政策を進めているのではなく、その政策をすること自体が目的なのであります。つまるところ、大義名分があろうとなかろうと、そんなことはどうでもいいことなのです。これが、一旦ある方向性をもって推進し始めた政策は、いかに状況や環境が変わろうとも絶対に止めない理由でありましょうか?

●土建屋国家の復活であります。タヌキやシカしか通らない山中に道路ばかり作ってどうするのだ! という批判を真摯に受け止めて (いちおう格好だけでも) すこしは自粛していた土建屋行政も、亡国の悪徳自民党の復活とともに、国土強靭化計画などというヘンな名前に衣替え、また税金をゼネコンに流し込もうとしています。淡路島南部の山岳地帯の北側の山麓の不必要な道路工事がまた始まりました。そもそも、これは三原郡で生産した野菜を紀淡海峡大橋を通って大阪市場に素早く出荷するために必要だ、として計画された道路です。紀淡海峡大橋など出来る可能性などないから、すでに、あるいは当初から、大義名分などありません。はじめから工事がしたいだけの道路であることは明明白白です。

●だいたい膨大な借金を積み上げて、なぜ巨大な橋が5ルートも要るというのだろうか? すでに、神戸・鳴門ルート、児島・坂出ルート、尾道・今治ルートの3つが存在しています。四国は4県合わせて人口390万人ほどでしたか? すこし大きめの県1つ分の人口しかないのです。それもひなびた、みすぼらしい田舎なので高齢化が顕著です。なんで巨大な橋が3ルートも要るのか? 費用対効果はあるのか? もし、日本がニュージーランドみたいに日本北島と日本南島の2個の島から成り、それぞれに6000万人づつ住んでいるのであれば、巨大な橋を3ルート架ける意義はあるかもしれません。しかし、四国の人に叱られるかもしれませんが、四国の面積は日本国の約5%、人口はたった3%しかありません。巨大架橋は1ルートあれば十分です。3つもあるのは過剰で、これらはやがて負の遺産化して住民に大きな負担となってくるのは必定です。にもかかわらず、西日本の知事連合たちは紀淡海峡大橋と豊後水道大橋を作るべきだと主張しています。3つでも過剰なのに、さらに、紀伊半島と淡路島の間、それから四国と九州の間にも巨大架橋を作ろうというのです。ま、逼迫した国家財政や住民の重い負担を考えると出来る可能性はゼロですが、知事連合たちの主張は狂気じみています。国を滅ぼす原子力ムラと全く同じで、気違い沙汰と言うほかありません。おそらく目先の利権にできればいいのであって、後のことなど、野となれ山となれ何も考えていないのでしょう。

●残念ながら40年後四国の人口は200万人に半減です。淡路島の人口も終戦直後23万だったものが現在14万人弱、40年後7万人に半減です。この人口動態予測はほぼ当たるでしょう。人口減少と高齢化の進展とともに、地域経済活動も物流も末細りに縮小し、道路や橋の通行量は激減していくのは必定、そういう状況の中での膨張主義はもはや通用しません。現行3ルートの架橋の膨大な借金の償還もままならない中、さらなる紀淡海峡大橋・豊後水道大橋、さらには南海道新幹線 (紀淡海峡大橋-淡路島-大鳴門橋ルート) まで企てるのは気違いです。人口減少で人がおらんようになるのに誰が利用するのか?? 復活狙われるムダの架け橋 「紀淡連絡道路」 構想 四国への3本橋 大赤字なのに これは共産党・赤旗和歌山県支部の記者の記事ですが、まともです。共産党のこの考え方には賛同します。


余談】 ただし、共産党は、亡国の悪徳自民党に正反対の主張をしているようであっても、選挙となると間接的に悪徳自民党を支援しています。国政選挙区で当選の可能性が全くなくても、必ず候補者を立てるのが共産党のやりかたです。野党協力には共産党は絶対に乗りません。結果、野党票を分断するのが共産党の役目で、水面下では自民党を支援しているのではないか? という疑念がぬぐえません。で、共産党には非常に胡散臭い部分があり信用ならんです。共産党には闘いを演じるための悪徳自民党が必要なのであって、共産党が望んでいるのは赤旗を1部でも沢山売りたいだけなのではないか?

以下に示す写真は、その狂気の紀淡海峡大橋 (実現不可能) の関連道路と言えましょう。万が一、億が一、紀淡海峡大橋ができたら少しは通行する人 (車) はあるかもしれませんが、現状ではタヌキやシカしか通らない無駄な道路であります。本当に必要性があるのではなく、ただ工事がしたいだけの道路です。


山の中にこんな立派な道路は要らない!
普通の庶民感覚で眺めたら、だれでも、莫大な税金を流し込んで何で山の中にこんな道路が要るのだろうか? と10人中9人が言うでしょう。残りの1人は工事で何らかの利益を得る人でしょ。人の住んでいない山の中に国道のような立派な道路を造っても、何の経済効果もありません。経済効果がないのであるから、税金をドブに捨てるのも同然であります。
無駄な道路

工事で出た残土を埋めたら、運動場みたいに広い
意外に小さな谷と小さな尾根が連続する地形なので、尾根部分を削った土を谷部分に埋めたのであろうかと思われます。大変な森林破壊です。3年後、このシカの運動場は一面のナルトサワギクのお花畑に100%間違いなく成るでしょう。賭けをしてもいいです。
運動場みたいに広い

幅50mぐらいの帯状森林破壊だ!
お役所仕事は、片一方で自然を護ろうとスズメやヒバリのように合唱するけれども、片一方で巨大な自然破壊を平気でやります。いわばマッチポンプです。省庁や部署ごとの横断的な連携がないとはよく言われますが、むしろ意図的にマッチポンプをやっているようにも見えます。自然を破壊する部署が、自然を護る部署のお仕事を創ってあげているのでは? とさえ思えてきます。
森林破壊だ!

尾根を10m以上掘りさげています。
掘り下げて排出された残土は持っていく場所がないのか、谷を埋めたり付近の湿地に捨てたりしています。この山系の北側山麓には兵庫県ではこのあたりにしかないという貴重植物が結構自生しています。とくに谷や湿地は貴重植物の宝庫です。相当な自然破壊になっています。
山も削った


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自然を破壊した跡に、ナルトサワギクが生える!
●すでに、あるいは元々、存在意義のない山中のシカやタヌキしか通らない道路を作って、森林がメタメタに破壊されました。谷も埋められ、湿地も埋められ、貴重植物や野鳥の餌場が破壊されてしまいました。淡路島の貴重な自然がメタメタに破壊されたのであります。なお、吾輩は、一種の宗教みたいになっている自然保護団体の教条的な石頭の考え方とちょっと違って、柔軟な現実的考えをしています。ヒトが生きていくために、田畑を開発し工場を建てて殖産興業を図るのは必要で、それなりに自然が破壊されるのは必然的に起こります。それは容認しています。止むをえません。吾輩はヒトが生きる為にやむを得ず引き起こす自然破壊は容認です。しかしながら、ヒトが生きるのに必要でもない余計な自然破壊は反対という考えです。なので、必要性のない道路を、工事がしたいがために作ることによって起きる自然破壊は大反対です。

ナルトサワギクが在来植物を駆逐するという通説は、間違っている!
●下の写真が雄弁に物語っています。同じ写真なのですが、2枚目は草の種類を見分けるために拡大しただけです。自然を破壊して不必要な道路を作り、その道路の法面 (のりめん) にいの一番に生えてくるのが環境省の目のカタキにするナルトサワギクなのです。この道路はまだ工事が完成していなくて、出来てからまだ日が浅いです。で、まだ草が生えるまでには至っていないのですが、観察し調べてみましたところ、ぼちぼちナルトサワギクの侵入が始まっています。ナルトサワギクが真っ先に侵入するのであって、他の草はまだほとんど見られません。ようするに、ナルトサワギクは在来植物を駆逐するのではなく、ヒトが在来植物の生育地を破壊した跡にはびこってくるのです。在来植物を駆逐するのはナルトサワギクなのではなく、他ならぬわれわれヒトなのです。つまり通常言われていることの逆が真なのです。なぜ、こんな簡単なことが自然保護を叫ぶ連中は理解できないのだろうか? ま、彼らはナルトサワギク駆除利権で税金にたかっているだけなのです。なんとこの国には税金にたかるシロアリや寄生虫が多いことか!


法面にナルトサワギクが生じた

拡大図

【本編は続く】


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おたけさんのコメント
真新しい道路ですね。
山の中に道路ができて側溝も完成するとその排水は今までと違った所へ流れてしまいます 。道路沿いに下へ向いて流れるのですが、元々山だった所では谷間に流れてその湿地を抜けて水系が作ったため池に流れるのが普通でした。
この工事により思いも掛けないところへ水が流れてしまいます。
水の豊富な池が水不足になったり、うまく管理できていた用水路に沢山の道路排水が押し寄せてゴミが詰まり、土手やアゼが崩れなくなってしまいますね。
山道増えると鹿やイノシシが車にぶつかって事故が増えるのとコンビニの袋をあちこちに捨てるマナーの悪い人も増えますね。




山のキノコの返信
おたけさん、今晩は。
これは山裾のオニオンロード (まだ未完成の部分) と、国道28号線との連絡道路のようです。八木養宜の旭洋ボウルのところの交差点に出てきます。最近池に橋がかかったところです。まあ、立派な道路です。国道並です。まだ完成していないので、一般通行に供されてなく、立ち入り禁止のところ強硬に取材しました。でももう既に通る人は通っていますね。道路工事の発注者は南あわじ市建設課で、工事受注者は○○開発です。あまり批判しよったら、かちまされるかもしれませんワ。田舎の恐ろしさ、田舎を牛耳るヤクザな土建業界を甘くみないほうがいいです。命までは取られんでしょうが、頭にタンコブぐらいはあるかも?

できてしまった道路はしかたないのですが、数年後にこの道路の法面に一斉にタラノキやワラビが出てくる筈です。森林を破壊したところの、森林の縁に出来る植生を “マント植生” と言うのですが、タラノキやワラビやゼンマイなどの山菜はマント植生を好んで出てきます。今、オニオンロードの開通部分は見事な “山菜ロード“ になっています。ま、せっかく立派な道路ができたので、やがて山菜採りに大いに活用したいと思います。

>この工事により思いも掛けないところへ水が流れてしまいます

ありえますね。そういえば、8月始めの大雨で、近くの太陽光発電ファームの横の水路が増水し、太陽光発電パネルを敷設してある敷地が陥没し、土がえぐり取られました。それなりの被害になったであろうと思います。徳島ラーメンから洲本の方へ150mのところです。詳細な地図で確認したところ、太陽光発電ファーム横の水路は、まさに、この新道路の排水が流れてくるところです。早速の影響・被害かもわかりませんね。

でも、まあ、太陽光発電だって補助金のタカリですし、太陽光電力の高値買い取りは平たく申せば “押し売り“ です。お天気任せの不安定電源の太陽光発電は、火力発電のバックアップなしでは自立できない “欠陥発電” です。太陽光が本当にエネルギー利益率で (産出エネルギーを投入エネルギーで割った数字) 本当に持続可能な10とか20とかあるのか? それもちゃんと原石の珪砂の採掘から運搬、工場建設からシリコン製造、パネル組み立て、懸架台の製造、発電ファーム設置や運営やメンテナンス、最後の廃棄に至るまで…、つまりライフ・サイクル・アセスメントの手法できちんと評価しているのか? 色々な資料に当たってみても胡散臭いものばかりです。太陽光発電推進の立ち場での仕事や研究でメシを喰っている人たちの手前味噌な報告ばかりです。当たり前の話ですが自分が売る商品の欠陥を言う商売人はいません。政治も世間もエコ・エコ・エコの雀の大合唱ですが、かなり詐欺っぽいです。だいたい、政治や行政や企業がいうエコは、明らかにエコロジー (ecology、生態学) のエコじゃないです。エコノミー (economy、経済学≒お金儲け) のエコです。カネの亡者や利権の乞食が言うエコは本当のエコじゃないです。エコ詐欺です。

で、大水が出て太陽光発電ファームが被害を受けたのは、バチがあたったのだろうと思います。


おたけさんのコメント その2
>山裾のオニオンロード
この道路が丁度旧の三原町と緑町の境目に工事されています、茶屋池の堤を通って奥へ行けば、昭和初期からこの奥に青年学校が建てられていてその近くに、軽飛行機が離着陸できる滑走路もあったそうです。今残っているのは、わずかに井戸だけで緩やかな斜面に牧草が植えられています。 この境目から、排水は三原川と洲本川に分かれあまり高くない分水嶺でしょうね。
この道の奥には昔マツタケ山があったのですが、航空防除でヘリコプターがここを境に方向転換するので、その隙間部分の松が松くい虫にやられてしまい大きく枯れてしまっていました。奥には皿池、など3つの池がありそこを抜けると大久保の門前池近くに出てきますね。 緑町側には、徳原池、湯谷池などがあるのですが、山の水はここで道路を境に変わってしまっています。まだまだ奥の山から水は流れてきているので小さな道など関係ないと言う話も有るのですが排水は正直に結果を見せながら災害を残しています。
僕の楽しみである池で魚釣りもできなくなって来ています、池が濁り魚が上って来れなくなってます。残念です。



磯でタコが獲れたら、どのようにして茹でるのか?
●釣りをする人と話をしていたら、釣りをしていたら時々タコが仕掛けに抱きついて上がってくるが、タコは嫌いだという。話を良く聞いたら、タコが釣れても食べられるように下処理するのが大変なのだというのです。食品としてのタコは好きなのであるが、料理ができないらしい。釣れたタコを家に持ち帰っても、自分も料理できないだけでなく、台所の賄い方もこれってどうしたらいいの? と面喰ってどうすることもできないらしい。でタコが釣れても海にリリースするか、他の釣り人にあげるらしい。なんと勿体ない! タコはタウリンが多く滋養強壮の優れた海の幸であります。タコ釣り専門でなくても、外道として釣れることはありますし、磯が引けば岩の間の奥にタコが潜んでいます。磯が満ちてきたら、餌を捜すためにタコが岩の間から這い出てくるので、意外に磯が引いていなくても獲れるのです。 昔は、箱メガネでタコ獲りする人が大勢いましたが、近年ではとんと見かけなくなりました。 箱メガネと引っかけ棒を用いるのはプロの獲り方なので、タコといえども入漁料を納める必要があるかもしれませんが、磯で手掴みで獲る程度ならば、漁業組合員の人も大目に見てくれます。

●さて、タコの下処理が難しいということですが、実は、簡単です。地方によって色々な流儀があるようですが、吾輩の流儀を少し書いてみましょう。これは東部瀬戸内式ではなく、あくまでも個人的なやり方です。タコの茹で方はホントに簡単ですから、磯に行って大いにタコを獲りましょう。また、店で買うときも茹でタコなど買うのは絶対に損です。第一、美味くありません。茹でたてならばともかくも、茹でて時間が経ったものは美味くありません。とくに、アフリカ産 (モロッコ産とかモーリタニア産) の蒸しタコの解凍品の不味いこと!! 何と言っても、タコは生のタコを買ってきて自分で茹でて、茹でたてを食べるのが一番美味いのです。



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以下に、タコの茹で方の手順を述べます。

磯で獲ってきたタコ、1キロほどのもの。
すでに、腸 (はらわた) を抜いてあります。タコの頭 (正確には胴) をクルッと裏返してはらわたを除去します。頭を裏返すときには、頭とはらわたとを連結している部分を出刃庖丁で切ると簡単にできます。イカスミにはうま味成分が含有されイカスミ料理が存在しますが、タコスミ料理というのはまだ聞いたことがないので、タコの墨は廃棄します。
獲ってきたタコ、すでにわたを取り除いてある。


何かと重宝するヌカは、コイン精米所でもらってくる。
普通は、タコのヌメリ取りには塩で揉みますが、実は、米ヌカを使えば遥かに簡単で、完璧にヌメリが除去できます。(なお、タコのヌメリを取らずに茹でたら、タコの表面に舌の苔のようなものが付着していて、とても食べられません。実際にやってみたら、気持ち悪くて捨てましたわ) で、タコのヌメリ取りは絶対に必要です。米ヌカは田舎であればコイン精米所に行ってもらってきます。(つまり失敬する) 写真のようにタコにたっぷりと米ヌカを振りかける。
たっぷりと米ヌカを振りかける


米ヌカを用いると、ヌメリ取りは簡単!
タコに十分に米ヌカを振りかけて、タコをよく揉みます。米ヌカは乾燥しているのですが、タコのヌメリを吸着して湿り、ヌカが団粒状になればヌメリが取れています。タコの頭を持ってしごき落とせばほとんどヌカは落ちます。後、水洗いすればヌカは全部おちます。この廃品のヌカは庭木の肥料として樹の根元に撒くとよろしい。
よく揉んでヌメリを除く


白い物は、叩き棒の大根。
タコは茹でる前によく叩かないといけません。この叩くという作業を怠ると硬いタコになってしまいます。地中海沿岸の南ヨーロッパ諸国でもタコは食べられているようですが、たとえば、ギリシャの漁師はタコの頭を持って、石とか丸太などにタコの足 (腕) 打ち付ける方法で叩いています。日本ではそんな荒っぽいやりかたではなく、まな板に置いたタコを大根で根気よく丁寧に叩きます。問題は、西日本では夏に大根がないことであります。店にいけばダイコンが売られていますが、東方の高原大根は放射能汚染が危惧されます。平気でウソをつく政府のプロパガンダに騙されてはいけません。近畿地方にも兵庫県扇ノ山 (1310m) の山頂直下の畑ケ平高原で栽培される 「はたがなる大根」という 高原ダイコンがありますが、生産量が少ないせいか、淡路島まで流通してきません。そこで、すりこぎに濡れタオルをくるくると撒きつけてダイコンの代用とします。すりこぎをそのまま使うと、すりこぎは硬すぎるのでタコの皮が剥けます。タコは叩けば叩くほどに、茹でたものが柔らかくなります。
白いものはニセ大根


自家製のお茶の葉、色が悪いのは3年前のものだから
タコを茹でるときには、アク抜き用のお茶の葉が必要です。理由はよく知りませんが、昔からタコを茹でるときには湯にお茶の葉を入れます。安物の番茶の葉でよろしい。吾輩は自家製のお茶の葉を使います。お茶の木の若葉を蒸して乾しただけで、乾すときに揉んでいないのでお茶らしくないです。くしゃくしゃの枯葉みたい。
自家製のお茶の葉


茹でるには、海水1、真水1の塩分濃度の湯で湯掻く。
タコは塩分と相性のいいシーフードです。塩分が全く含まれない茹でタコはカスのようで美味くありません。ヌメリ取りを塩揉みでしたならば問題ないですが、米ヌカでした場合は、タコに塩分が全然ないのです。で、ヌカでヌメリを取ったタコに塩を振りかけ、少し揉んで、10分か15分放置して塩分をすこし含ませます。次に、海水1、真水1の濃度(塩分が1.5-1.7%)の湯でタコをゆでます。プロの魚屋では海水でタコを湯掻く店がありますが、海水だとタコが塩辛くなります。吾輩の試行錯誤では海水1、真水1の比率の塩分濃度の湯が一番いいように思います。(人により好みが異なるかもしれませんが…) とにかく真水で湯掻くのはダメです。

見事に茹であがったタコ
茹であがりは、タコの足に爪楊枝か串焼きの串を突き刺してみて、スーっと串が通ったら茹であがっています。タコの大きさや、鍋の湯の量や、火加減など、ケースバイケースなので、何分茹でたらいいとかは言えません。茹で過ぎたら硬くなるし、生煮えでもいけないし、そのぎりぎりの境目がいいのですが、これは試行錯誤を積むことが肝要です。
茹であがったタコ


●日本農芸化学会の 『科学と生物』 2007年4月号「タウリンの多彩な生理作用と動態」 というタウリンについての解説文を読んでみましたところ、これは専門雑誌の記事なので素人には非常に難しいのですが、読めるところだけ読むと、タウリンはまるで薬か? と思えるほど沢山の効能があるようです。

タウリンという物質は1827年に発見されたが、タウリンが生体内で重要な働きをしていることが分かったのは1975年であるらしい。「タウリン生合成能をもたないネコにタウリンを含まない食事を与え続けたところ、 体内タウリン濃度の低下とともに網膜に重篤な障害がみられ、 やがて失明に至るという報告がなされた」 ということです。つまりタウリンは目に良いということであります。「心臓にはタウリンが高濃度に存在することや、 ネコではタウリン欠乏による心筋肥大症が報告されていることから、 心臓機能、 特に心筋に対するタウリンの作用は古くから検討されてきた。 臨床的にはうっ血性心不全に有効であることが報告され、 心不全治療薬として用いられている」 ということで、タウリンは心臓にも良い。タウリンは抗酸化作用が強く、身体に必要不可欠の物質で、タウリンをしっかりと摂取すれば身体の色々な組織や器官の機能をたかめ、血圧を下げたり動脈硬化を予防したり心臓疾患の予防など、よい作用が満載であるらしいです。とくに50歳以上の年寄りや準年寄 (?) には特によさそう。また、タウリンは過剰摂取しても副作用というのが報告されていないらしい。また、タウリンが飼料添加物として使用されてもヒトの健康に悪影響を及ぼさない という食品安全委員会の評価があります。 タウリンは魚以外の海産物、タコ・イカ・サザエ・カキ・アサリなどに多く含まれるということですが、食べることが可能な分量から言えば、タコが一番よさそうです。サザエやカキは殻が大きいだけで、身が少なすぎます。以前は、タコ・イカはコレステロールが多いからあまり食べるなといわれましたが、どうやらそうではないみたいだ。大いに、タコを獲ってきて自分で茹でて食べましょう!



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