雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
201404<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201406
南海地震は来るのか? (その1)
●本日は、2014年5月30日であります。 一昨日午後に自給自足用の畑を見に行ったのですが、3月31日に苗を定植したサツマイモの蔓が大分伸びてきました。根元を調べると、イモ根が大分膨らんでいます。サツマイモの根には2種類あって、吸収根と言って土の中の水や養分を吸収する根と、イモ根と言って澱粉を貯蔵してイモになる根とがあります。吸収根はけっしてイモにはならないです。イモになるのはイモ根だけなんです。このイモ根が太りはじめました。うまく行けば6月下旬には探り掘りできるかもわかりません。自給自足用のジャガイモはもう掘れそうですが、茎や葉がまだ青々としているので、いま掘るのはもったいないです。ジャガイモは茎や葉が完全に枯れるまでイモが太り続けるので、あわてて掘るのは半作の損であります。 さて、ついでに吾輩の出身地の村の漁港に寄ってみました。その漁港から眺めた写真をお目にかけます。

漁港内の突堤から西の方を眺める
漁港内の突堤から西の方を見る
↑ 南あわじ市灘地区の土生 (はぶ) 漁港です。漁港の港の中ということもあるんですが、今日は海に波がないので、海というよりも池みたいに見えます。写真では分かりにくいですが、海岸に平野が全くありません。海岸に沿って海中に東西に中央構造線断層帯が走っています。それは1本の断層ではなく、5本も6本もの断層群であります。地質図等を見たら、なんと、その断層の1本 (油谷断層) が3~4キロの区間だけですが陸上に這い上がっていて、吾輩の実家の庭先を通っていますわ!  この断層群の活動で陸地側がせり上がり、急斜面の 断層崖(だんそうがい) (断層海岸) 形成しています。この淡路島南部の断層海岸は、ときには地学とか地形学の教科書にも載るほど有名なところのようですわ。 なお、ご自宅の前に活断層がないか? 活断層について知るには、独立行政法人 産業技術総合研究所が運営している次のサイトで調べると宜しい。
活断層データベース 淡路島南部地域
活断層データベースのトップページはこちら

仮に、淡路島南部海岸に沿って走る活断層が2000年に1回動いてマグニチュード8.0の地震を起こし、淡路島南部の山地が3m上昇するとしたら、(マグニチュード8.0の 濃尾地震 で岐阜県の根尾谷断層が最大6mの垂直変位を起こしていますから、3mは特に過大ではない) 200万年で3000mの隆起か? 諭鶴羽山地が北アルプスみたいになってしまいますわね。山登りには嬉しいハナシです。でも、たとえ隆起が続いても一方では浸食もされるから、そうタヌキの皮算用みたいに単純にはいかんでしょう。ま、谷の奥の海抜300~400mの所から貝の化石が出るから隆起していることは間違いなさそうです。太古の昔、西南日本外帯の東進により中央構造線の北側にできた海盆を 「和泉内海」 というようですが、その海盆に堆積したものが隆起して現在は和泉砂岩層からなる低山 (最高所でも、まだ海抜1000mちょっと) ですが、(和泉山地・諭鶴羽山地・阿讃山地) はるか遠い将来、和泉アルプスか?? 100万年後とか、500万年後、どうなっているのか見たいものです。ま、そのころには人類はもういないでしょうが。ヒトが絶滅しているというよりも、別の種になっているんじゃないか? あるいは、ヒトから別の種が分化して繁栄するがヒトそのものはいなくなるとか? と、吾輩は思いますね。1億年姿を変えない動植物の例はありますが、普通は種の寿命は30万年程度かと…。


漁港内の突堤から山の方を眺める
漁港内の突堤から山の方を見る
↑ 山の裾 (すそ) に集落が見えています。写真では中腹に見えますが、あくまでも山裾です。写真で見えている裏山の一番高いところは海抜470mあまりです。集落は海抜70~100mあたりにあります。中腹よりもずっと下の方にあります。この村 (南あわじ市灘地区) は13集落でしたか? 東西13キロの範囲に点在しています。終戦直後は人口2300人近くあったんですが、役場の最新の統計で700人です。戦後60年余りで3分の1に減りましたわ。現在老人世帯が圧倒的に多いから、30年後には村が消滅するのではないか?

漁港内の突堤から東の方を眺める
漁港内の突堤から東の方を見る
↑ 写真に沼島汽船の桟橋が見えています。沼島も人口減少が凄まじく、役場の最新の統計で人口513人です。沼島は大昔から海上交通の中継地で、935年頃に成立した 土佐日記(とさにっき) に、沼島が登場します。沼島は、江戸時代の末期には 「沼島千軒金の島」 と讃えられ、漁業と海運で繁栄していたようで、当時の人口は4000人とも5000人とも言われています。とすると、なんと人口は10分の1か! 夕張市みたいです。 昭和35年に116908人 → 平成25年に9968人。完全に10分の1です。 夕張市の人口推移 これじゃあ、どう足掻いても再建のしようがないのではないか? 沈没船からネズミが逃げ出すように、住民が札幌市などに逃げ出して (転出して) いるようですね。さて、どうするんだ南赤字市、もとい、南あわじ市は。人ごとじゃねえぞ!! 

まあ、淡路島は、北の端の市の財政健全性の指標の実質公債費比率が非常に悪く、南の端の市もかなり悪く、市のバランスシートを見ても負債の山で、資産があるといっても売れない資産ばかりで、住民はみな将来を心配しております。市長さんは明るく前向きで朗らかでありますけど。ま、悲観論者では市長の職は務まらないのですが、終戦直後約23万人いた島の人口が、昨年11月で13.8万人です。日本全体の人口がほぼ倍増するなかで、淡路島はほぼ半減しましたね。実質的には4分の1という解釈も可能です。これからの人口減少はいよいよつるべ落としです。恐怖の未体験ゾーンです。人口が緩やかに増加していくことを前提に設計された制度や構造は崩壊していく他ありません。30年後にはさらに半減して7万人ですわね。絶海の孤島ならば簡単には逃げ出せないけど、定義上は離島といっても内海離島、本土との間はたったの3800mです。四国との間は更に近くて1300m。水泳の達者な人なら泳いで渡れる距離ですわ。夕張市の住民が最高の負担で最低の行政サービス、 「こりゃあ、たまらんわ」 と札幌市に逃げ出したように、淡路島島民も徳島や阪神間に逃げ出しそう…。ちなみに吾輩が沈没船を脱出するとしたら、本土側ではなく四国方面に行きます。 (実は、15年ほど前に、吾輩は広島県に移住しようとしたことがあります。損得のそろばんを弾くと必ずしもトクではなかったから、結局は行かなかったけど…) いざとなったら、みんな逃げ出すのではないでしょうか? 行政はハコモノばかりにお金を流し込み、いまだに不必要な道を作って借金を風船のように膨張させていますが、将来のツケを考えずに、タコが自分の足を喰っているようなことばかりしています。悔い改めるべきだと吾輩も思います。 (吾輩もというのは、住民はみなそう思っている)


土生漁港から南の方の沼島を眺める
土生漁港から沼島を眺める

平安時代の航海日誌、『土佐日記』 に沼島が登場
土佐日記の沼島登場のくだり
『土佐日記』 の沼島登場のくだり
↑小学館刊の日本古典文学全集の本文テキストを借用しましたが、小学館本の通りではなく、吾輩が漢字をできるだけ旧字体に直しました。ルビは歴史的仮名遣いですが、小学館本にない漢字にもルビを振りつけた。

山のキノコの現代語訳、ただし淡路弁式
30日、雨も降らんし風も吹かん。海賊ちゅうのは夜には出没せえへんと聞いて、夜中ごろに船を出して、阿波のみと (鳴門海峡か?) を渡ったんや。夜中なんで西も東も分かれへんわ。船に乗っている男も女も必死こいて船旅の安全を神様仏様にお祈りしながらこの海峡を渡ったんや。夜明け前の5時ごろに沼島ちゅうところを通過して、多奈川というところを渡ったんや。必死こいて急いで和泉の灘ちゅう所にたどり着いたわ。今日は海に波らしいものはあれへん。神様仏さまのご加護があったんやなぁ。今日船に乗った日から起算して39日なってしまったわぃ。今は和泉の国にきてしまったんで、海賊なんちゅうのは問題ではあれへんわ。

『土佐日記』 の作者の紀貫之が、土佐国の行政官として国から任命され、その任期が終わり中央に帰還するさいに乗った船はこのようなものだったのか?

北野天神縁起絵巻 北野天満宮蔵
↑ 小学館刊 『日本古典文学全集 土佐日記 蜻蛉日記』 口絵写真から借用。北野天満宮所蔵の『北野天神縁起絵巻』 です。古代の法律の施行細則の 『延喜式』 が定める規定では、土佐から平安京まで海路25日が法定所要日数らしい。実際には土佐から大坂難波まで50日かかっていますが、航海日数は12日、港で停泊が38日です。悪天候と海賊の出没に針路をはばまれがちだったと考えられます。写真の船は時代が下がって鎌倉時代の大型船 (250石積載船ていど) らしいが、平安・鎌倉の頃は人力で櫓を漕ぐのが主で、帆を張るのは従であったそうです。

恐らく現在の徳島県鳴門市を夜中に出航して、鳴門海峡では船は大揺れだったのではないか? 「神仏に祈りて」 とあるので。「寅卯の時ばかりに」 とあるから今風に言えば午前5時くらい、あるいは夜明け前くらいに、「ぬ島といふ所を過ぎて」 なので通過しただけのようです。沼島には寄港していないです。和泉の灘 (大阪府岬町あたりか?) にその日のうちに到着しているようです。その日の行程は海上約55キロです。紀伊水道を横断しています。動力船でない時代に1日55キロの航海は普通なのか? 強行軍? あるいは風や潮流の向きなど条件が良かったのか? これは海運関係の方に聞かないとよう分かりません。実際に写真のような木造船を作って、8人で櫓をこいで1日で55キロ行けるか再現性があるか追試 (?) してみるのも面白そうです。


●なお、土佐日記の記述におかしなところがあります。地名の順序が変なのです。これは古来言われています。航海ルートを土佐日記の記述の順に書くと次のようになります。土佐の泊りというのは前日の29日の停泊地です。現在の地名でいえば、徳島県鳴門市土佐泊で大毛島の小鳴門橋のところ、土佐泊り漁港です。
紀貫之の記述まちがい
土佐の泊り → 阿波の水門 → 沼島 → たな川 → 和泉の灘 (和泉の国)

地名というのは意外に保守的で変化が少なく、1000年余り経ってもそう変わっていません。合併などの行政都合でいじくらない限り、何百年も地名は続くものです。地名は 「歴史の化石」 と呼ばれるゆえんです。和泉国に灘という地名はなく、灘は淡路島にあります。また、たな川は和泉国にある地名です。で、土佐日記の記述は明らかに間違っています。正しくは次のような配列ですが、紀貫之が意図的に順序を変えたという説がありますが、もしそうだとしたら、何のために? という疑問が生じ、説明がつきません。ここは単純に、紀貫之の記憶違い、あるいは地名の聞き間違え (聞いた地名を後から文章に書いたので間違えた) であると考えるのが自然であろうかと思います。
正しい航海通過地名
土佐の泊り → 阿波の水門 → 沼島 → 淡路の灘 → 和泉のたな川 (和泉の国) 


       ***********************************

【付録】 ハマナデシコの立派な大株
ハマナデシコの立派な大株
↑漁港の東側に小規模の砂浜がありますが、この砂浜は昔はありませんでした。漁港整備に関連して埋め立ても行われましたが、潮流の流れが変化したためか、砂が運ばれてきて急速に (数年で) 形成されました。種子が海流散布する植物が次々に生じています。ハマヒルガオ、ハマボッス、ハマナタマメ、ハマエンドウ、ハマゴウ、ハマウド、コウボウムギ、ツルナ…、なんと兵庫県には自生はないということになっているハマユウも種子が南 (?) から海流に乗って漂着して花を咲かせています。 そのうちグンバイヒルガオとか、ヤシの実も漂着するかも? ときどき観察をしています。で、写真は ハマナデシコ の大きな株です。夏、6~8月に紫桃色の非常に美しい花が咲きます。写真のものは若い株なので、花が咲くのは来年かもわかりません。これは観賞価値が高いのでお花見ができます。鉢植えにもいいかもわかりません。

スポンサーサイト
砂浜海岸は、山菜の宝庫 (続・続編)
山菜ではないが、浜に打ち上がったテングサも利用できる。
吾輩は、こやのり (紅藻のイギスを加工した食品で、コンニャクに似ているがコンニャクほど弾力がない) や、ところてん (紅藻のテングサ類を加工した食べ物で、生の葛切りに似ている) の類はあまり好きではありません。しかし、このあいだ、上等な山菜のオカヒジキの観察・採取に淡路島最南部の砂浜海岸に行った際に、浜に打ち上がったテングサが自然に脱色し乾燥していたものが沢山ありました。で、少し拾ってきました。恐ろしいことに、明らかに国家の補償金の財政負担低減化が目的であるところの 「食べて応援しよう」 などという棄民政策・背徳政策の 「国家の暴力」 がまかり通るなかで、安全な食べ物を手に入れる1つの手段として、自給自足や採集自足を目指すというのも一法であります。で、このテングサも大いに利用したいところです。テングサは寒天の原料や、和菓子など食品加工用や、医学関係で細菌培養の培地の材料などに大きな需要があります。淡路島南部でも漁師さんの家のおばあちゃんなどが副業として採取しています。磯で採取することもあるし、海がしけた翌日に海岸に打ち上がったものを拾う場合もあります。採集する時期は冬から早春です。採集したテングサは浜の護岸のコンクリートの上などに広げて乾燥させます。乾燥させ、雨に合わせ、また乾燥、雨と何回か繰り返すと、海老茶色だったテングサが脱色して白っぽくなります。淡路島南部の漁港周辺でのテングサ乾燥は冬から春先の風物詩であります。

↓ 浜で自然に脱色したテングサ
写真に開花したハマボウフウが写っていますが、写真下部に白っぽい繊維状のものがあるのがテングサです。
脱色したテングサ

↓ 元はこういう海老茶色
新鮮なテングサ

↓ 脱色天然テングサの収穫と、その調理例
浜でテングサを拾い集める場合には、もちろん傷んだもの、汚れが付着したもの、脱色の悪いものはダメですが、綺麗なものならば食べられます。冬から春に浜に打ちあがったものが、ちょうど初夏のいまごろになると天然に脱色して採り頃です。梅雨以降になると傷んでくるのでダメです。
ところてんの作り方は、 天草(テングサ)からところてんを造る手順 を参照。写真の試作品は横着をして布で漉すという工程を省いたので、かなり茶色っぽいものになりましたが、無色透明な綺麗なところてんを作るにはテングサを薬品で漂白します。
テングサの収穫
ところてんの調理例

●天然に脱色した程度のテングサであるならば、調理をしても無色透明なものにはなりません。綺麗な透明のトコロテンにしようとするならば、塩素系漂白剤でテングサを漂白する必要があります。 日本藻類学会 が無料公開している 『21世紀初頭の藻学の現況』 123ページの 「海藻工業」 を参照。 市販のトコロテンの多くは漂白していますわ。われわれの胃液には塩酸が含まれPH1~1.5と言われていますから、塩素がどうのこうのと言うのではありませんが、工場で製造する食品は、“食べ物” というよりも “工業製品” あるいは “化学製品” と言っても過言ではありません。山のように沢山の種類がある添加物がわんさかと投入され、薬品が使われています。賛否両論かまびすしかったけどベストセラーになった、安部司著 『食品の裏側 みんな大好きな食品添加物』 東洋経済新報社刊 を見ると工場で作られた加工食品を口にするのが恐くなってきます。阿部司氏には毀誉褒貶がありましたが、阿部氏を批判する連中は、おそらく食品加工業界や添加物製造業界、あるいは添加物を認可することを利権のネタにして天下るお役人など、そういう関係者が阿部司氏をこきおろしているのではないのか? You Tube版もあるが、次です。

食品の裏側1 食品の裏側 その2 食品の裏側 その3 食品の裏側 その4
4分割されたこのYou Tube動画の、延べ総アクセス数は330,317アクセス、good評価は665、否定的評価は41であります。視聴者には好意的に受け止められたようでありますね。
 
●ところで、写真の調理試作品の上に乗せている黒っぽいものは、ゆであずきなのですが、これは市販の缶詰を使いました。原料の小豆の産地は北海道となっています。北海道の十勝平野産の小豆でしょうか? まあ、大丈夫でしょうね。わが身の安全を守るためにベクレルの少ない物を選択する必要があるのですが、吾輩は店で購入するものに関しては、九州・四国・北海道のものを購入するように心がけています。九州・四国・北海道の3地域は、聖域 (サンクスチュアリ) になっています。どこのものを購入するか、消費者には選択する権利があります。どこの産地のものを購入するか政府が決めるわけではありません。日本は共産主義の計画経済ではなく、自由主義の市場経済ですから、購入する品物を選ぶ権利は消費者が握っているのは当然です。この権利は生まれながらにして持っている権利なのであって、何人も犯すことはできません。農水省の 「食べて応援しよう」 と称するキャンペーンは、国民の選択権を巧妙に否定する計画経済の発想なのです。マスコミにキャンペーンを張らせて、食べない者はまるで非国民であるかのような空気をかもしだし、暗黙の無理強いしているわけです。これは “スマートな計画経済” といえましょう。2枚の舌の片方で規制緩和と言いながら、日本は実はもう一つの舌で何でもかんでも規制・統制する共産主義の国だったのか? 矛盾しています。政府はタチが悪すぎ。

学校給食で高ベクレル食品が使われているという情報がありますが、とんでもない。子供たちは大人よりも放射線被ばくの影響を強く受けるということであるから、学校給食こそ九州・四国・北海道で生産された食材を優先的に使うべきなのに、地産地消の食育教育だなどと言って、汚染地で汚染食材を使うなど全く狂気の沙汰という他ありません。(絶句です)一応の基準が放射性セシウム100ベクレル/kgですが、大甘基準であるし内部被ばくを軽視していますね。学校給食に関してはもっと厳格にすべきですね。自然放射能の存在が僅かにあるのでゼロということは不可能にしても、10ベクレルとか厳しすぎるぐらいの基準でちょうどいいぐらいです。

●やるべきは、食品の全数調査。九牛の一毛だけを抜き取るサンプル調査は誤魔化しの温床とみます。大変な手間・コストがかかるでしょうが、市販食品の全てにベクレル表示が欲しいところです。この野菜は15ベクレル/1キロ、とか250ベクレル/1キロとか表示があっても、 「わしゃ年寄りだから何らかの低線量放射線障害があったとしても、その前に棺桶に入るわ」 と笑いながら高ベクレル品を買う人もあるでしょう。危険性が無いとは言えないと思っても、あえて承知の上で安いから高ベクレル品を買う人もありましょう。小さな子供を抱える親が低ベクレル品を選ぶこともありましょう。もちろん非国民の吾輩のようにベクレルの高低にかかわらず市販品を極力買わない不心得者もおります。情報さえキチンと出せば、消費者はそれぞれの経済合理性や危険負担・自己責任で判断します。ベクレルの高低はいまや食品の品質の1つです。情報を隠しさえしなければ何も混乱しないのに、政府の気持ち悪いほどの隠蔽体質が事態を余計に混乱させていますね。それに、フクイチ原発事故による被害者救済の財源は、財政投融資・特別会計・天下り・特殊法人ここに切り込んで大ナタを振るえばいくらでも出てきますわね。 石井紘基の名著 日本が自滅する日 「官制経済体制」 が国民のお金を食い尽くす! を参照。著作権法上大いに問題ありそうですが、ネットに全文が転載されていますよね。石井紘基氏はこの国に巣食う官僚利権構造に切り込もうとしたから、自民党に雇われた右翼の男に刺殺されました。小沢一郎さんもやろうとしたことは石井紘基氏と全く同じことです。で、利権構造の一部分である東京地検特捜部に国策捜査でやられました。

●さて、故人となった吉田所長から聞き取り調査した非公開文書を、朝日新聞がスクープしました。その文書をリークした官僚あるいは政治家秘書か? のほうがまともです。なのに、阿部首相はもし特定秘密保護法が施行されていたならば、逮捕するところだ、との意味を言ったらしいですが、「特定秘密保護法」 の狙いがハッキリしました。狙っているのは完全に、言論弾圧・情報の隠蔽ですわね。恐いですね。『美味しんぼ』 への不当な弾圧といい、北朝鮮みたいな国に近づいてきました。 3万人診た専門家が断言「子どもの鼻血は放射線に由来する」 という40年間、放射線治療医として約3万人のがん患者を診た専門家が、敢然と国を批判していますわね。ネットの井戸端会議ではこの勇気ある専門家の話題でもちきりです。地球温暖化でも低線量被曝問題でも何でも、国を批判している研究者はいったん現役をリタイアした人々が多い傾向があります。現役の研究者たちが、いかに御用学者を演じさせられているかを物語っているように思えてなりませんわね。 



砂浜海岸は、山菜の宝庫 (続編)
砂質海岸で咲く花たち(淡路島南部、5月23日)
ハマヒルガオのお花畑
↑ 見事な ハマヒルガオ の群落です。高山植物のお花畑は見ごたえがありますが、砂浜海岸に出現するお花畑もなかなかのものです。

ハマボウフウのお花畑
↑ 上等な山菜である ハマボウフウ の白い花が咲いてきました。淡路島だけではなく、各地で海岸の砂浜が埋め立てとか開発で破壊されています。兵庫県ではハマボウフウはレッドリストにまだ入っていませんが、やがて貴重植物入りする可能性が大きいと予想します。

コマツヨイグサの花
↑ 北アメリカ原産の帰化植物の コマツヨイグサ です。必ずしも海岸植物とは言えないと思いますが、ここの砂浜には多いです。砂浜は強風にさらされるので、ペタンと横に匍匐して枝をのばしています。中には砂に埋もれて、葉と花だけ地上に出している個体もあります。うまく海岸の環境に適応しています。

●タチの悪い二酸化炭素地球温暖化危機説では、温暖化で海面が上昇して、砂浜が消滅する、と脅迫しています。でも大丈夫です。縄文海進 という言葉があるように、縄文時代に海面が上昇しました。それは関東地方の貝塚の分布が内陸部にあることでも分かります。アサリなどの貝は干潟におるわけで、もし海面が上昇したとしても、干潟や砂浜がより高所 (内陸部) にシフトするだけです。今ある砂浜はもちろん海没するでしょうが、新しい砂浜が現在の海抜2~3mのところに出来るハズです。だから砂浜が消滅するわけではありません。消滅する砂浜がある一方で、新たに形成される砂浜があるでしょう。100歩譲って砂浜がすべて消滅するとしても、砂浜のハマボウフウもオカヒジキも絶滅するわけではありません。もし砂浜の消滅でそれらが絶滅するならば、とっくの昔の縄文時代に絶滅していなきゃおかしいです。砂浜が消滅するというのは脅迫にもなっていないです。海面上昇にしても、かりに上昇するとしても何百年もかけて上昇するので何の問題もありません。そりゃあ、一晩で上昇するのであれば大変ですが、対応する時間は十分に余裕があります。建物を建て直すさいに内陸部へ移動していったらいいだけのハナシです。 ていうか、地球温暖化教のIPCCでさえ南極の氷が増えると認めています。南極はあまりにも低温なので、5度ぐらい温暖化しても依然として氷点下のままです。で、温暖化して水蒸気が増えたら、増えた分南極に降る雪が増えて氷河が拡大します。少々の温暖化ではけっして海面は上昇しないことになるということであります。


       ***********************************

淡路島南端付近から遠望する四国の山々
四国山地を遠望する
↑ 淡路島のほぼ最南端の南あわじ市阿万海岸から、徳島市の後方の四国山地を遠望しました。 対岸に見えるクレーン等の構造物があるところは、徳島市ではなく吉野川河口の北側の松茂町あたりです。距離は15キロ程度。 

画面中央やや左の薄くかすむ高い山は 高城山(たかしろやま) (標高点は1632m、三角点は1628.0m) です。距離は約57キロ。高城山へは剣山スーパー林道で海抜1535mまで車で行けるので、歩くのはたったの標高差100mです。ただし、スズタケの藪こぎになりますわ。高城山に行くまでの林道はシャクナゲの花のプロムナードであります。

画面中央わずかに右やや濃くかすむとんがった山は、 焼山寺山(しょうさんじやま) (938m) です。距離46キロ。山頂直下の海抜700mあたりに、四国八十八箇所霊場の第十二番札所の 焼山寺(しょうさんじ) があります。 この古刹の参道階段にはシャクナゲが植えられています。信心の深い吾輩が3年まえに焼山寺にお参りに行き、寄附石の名前を見ていたら知った人の名が沢山あるのにビックリですわ。わが町内会のAさんは相当な高額寄附です。 (ほとんど年収と思われます) 徳島県下のこの古刹の信仰圏は間違いなく淡路島南部にも及んでいます。明治の初めの 庚午事変(こうごじへん) のために淡路島が阿波藩から切り離されて兵庫県に編入されてしまいましたが、やっぱり淡路島は文化的・経済的にいまだに徳島県エリアですね。結びつきは強力です。植物のフロラ(植物相)をみても、淡路は兵庫県本土のフロラではなく、四国のフロラと共通するものが多いです。 

以下、2段落、追記の余談】 吾輩の個人的なことを申しても、焼山寺のある神山町を縦断して吉野川の支流の 鮎喰川(あくいがわ) という清流があるんですが、むかし、神山町役場 内にある漁業組合で入漁券 (年券) を購入して、毎週釣りにいっていましたわ。狙うのはアユではなくアマゴです。毛バリではなく餌釣りです。アマゴは釣れることは釣れるんですが、野生化したニジマスがよく釣れました。雨のあと増水ぎみのほうが釣れるのですが、神山町の地元民ならば朝とか夕方に毎日でも釣りができても、他県からでは休日という制約があり良い条件とは限らないです。で、条件が悪く釣れないこともあり、アウトドアマンたるもの手ぶらでは帰れないので、釣れなかった場合は養漁場でアマゴを買って帰りました。ちなみに鮎喰川の岸の岩には キシツツジ という美しいツツジが分布しています。これは淡路にはないです。神山町は自然が豊かな素晴らしい町で、特に素晴らしいのは、四国東部で屈指のシャクナゲの町です。役場の裏山の雲早山の山頂直下の林道や、剣山スーパー林道に続く道や、付近一帯の尾根筋には、今の時期 (5月中旬~下旬) はホンシャクナゲやツクシシャクナゲが妖しいまでの美しさで咲いています。他にも桃色の アケボノツツジ や赤紫のアワノミツバツツジ等がとても綺麗です。アケボノツツジは四国の山に登ったならば必見のツツジです。お花見会を企画したいところ。 (誰も来ないでしょうが…)

他にも、徳島県下の同人誌 (小説を書く同人誌) に2つ入会していました。1つは純文学系の同人誌で、もうひとつはSF系の同人誌ですが、例会とか合評会などあり、しょっちゅう徳島市に行っていました。今では両誌とも解散状態だと思います。(同人誌というのは、その会誌が出版できなくなれば、解散など特に決めなくても事実上の解散になるのが普通です) このようなことから、吾輩個人的には徳島県に知人が多かったです。(今では疎遠になっていますが) むしろ、兵庫県本土には知人などほとんどいないです。淡路島、とりわけ南部の南あわじ市の住民の中にはそういう人が多いと思います。つまり、淡路島は元々は徳島県 (阿波藩) だったので、現在でも徳島県とのつながりが強固なのです。で、吾輩は思うんですが、実現は難しいでしょうが、淡路島は兵庫県から脱退して、徳島県に編入してもらうほうが良いと思いますね。理由は、淡路島の人口は現在13万8000人まで減少しているんですが、兵庫県の人口555万人のわずか2.5%です。少数派なんです。中国で少数民族のウイグル族が漢民族にやられるのと同じで、少数派はどうしても不利な条件を呑まされます。少数派の意見など通らないです。私の属する業界でもそうですが、どの業界でもそういう傾向があると思います。沖縄がかつて本土決戦を回避する為の捨石扱いでしたが、現在も本土から煮え湯を飲まされています。沖縄の人口は日本国の1%だからです。もし仮に、沖縄本島が九州の大きさがあり1000万人いれば、そう簡単にはやられないと思いますね。 (沖縄はもと琉球王国です。薩摩藩が武力で制圧してヤマトに併合しただけです。独立すると思いますね)

余談はさておき、その焼山寺山の少し右奥に薄くかすかに見える山が西日本第二の高峰の 剣山(つるぎさん) (1955.0m) です。距離は70キロです。距離が遠くなるので高城山よりも低く見えます。剣山の山頂付近には僅かにハクサンシャクナゲがありますが、意外にツクシシャクナゲやホンシャクナゲは見当たらないです。ただし登山リフトの沿線には植栽されたツクシシャクナゲがあります。自生品のシャクナゲはもうすこし海抜の低い所1000~1500mに多いです。


山名入りの四国山地遠望写真
写真に、うるさく山名を入れてみました。こうして見ると、その山までの距離がまちまちなので、高い山がそれより近い低い山よりも低くみえます。地球が平らな板になっていたらそれほど極端なことにはならないでしょうが、地球が球体であることにより50キロとか100キロ先の地平の落ち込みを実感できますわね。

       ***********************************

白亜に輝く清楚な風車も、実態は利権まみれの黒いタワー!
回らない風力発電
↑その砂浜からよく見えるのが、 回らない風力発電です。旧南淡町が設置したものですが、事実上、南あわじ市が運営しています。1億9500万円の補助金が流し込まれました。地方自治体が設置する風車に対するNEDO (ネド) の補助金率は約50%でしたから、この風車のお値段は約4億円です。風車の法定償却年数は17年でしたか? 減価償却もままならず、毎年900~1000万円もの莫大な赤字を垂れ流していますよ。で、かつて南あわじ市議会でも問題になりましたわ。赤字垂れ流しの風車をやめるべきではないか? と問う勇気ある市議会議員にたいする市当局の答弁は、「風車をやめたら補助金を返さんならんのや」 風車を続けても赤字垂れ流し、風車を撤去してやめても補助金の返還、売却しようにも買い手などおりません。八方塞がりのお荷物です。これの設置されたころのハナシでは、塩漬の山林の活用をどうするか地元の土建屋がいろいろと画策していますよね。ここにハッキリ書くと殴られるので書けませんが、写真では清楚な白亜の威容を誇っていますけど、ちょっと調べたら 風力発電 = 黒いタワー ですわ。

なぜ、こんなことになるのか? 回らないからです。現地は風況はすこぶる良いところです。鳴門海峡という強風地帯に面するところです。海岸の樹木は見事な扁形樹となっています。(恒常的な強風のためです) そもそも紀伊水道という風洞の出口を淡路島が塞いでいる地形になっているのですが、風 (北風も南風も) がなんとか通り抜けようとして塞いだ淡路島の左右に分流し、鳴門海峡と紀淡海峡で風速を増します。紀淡海峡の友ヶ島にあるアメダス友ヶ島は西日本屈指の強風観測所ですわ。ただ観測の年数が少ないので顕著な記録はまだですが、そのうち台風のコースしだいでは、日本の最大瞬間風速の10指に入るような観測記録がやがて出ると予想します。鳴門海峡へと突きだした岬にアメダス観測所がないのが残念です。そういう風況が良いロケーションでも風車の回り方が少なすぎるのです。それに作った電力は風任せの変動低品質電力ですし。全く役に立ちません。エコの美名にかき消されてまともな主張をする人たちが逆にやられていますが、エコを標榜・推進する人たちに根本的に欠けているのは、ライフサイクルアセスメント (LCA) に基いてエネルギー利益率 (energy profit ratio) を精査していく視点です。ものごとの良し悪しを、計数による収支感覚ではなく、単なるイメージ感覚でとらえているのではないか? という疑義があり、御用学者や御用機関のレポートを信用する能天気さは救いようがないです。エコの美名に騙されてはいけません。“エコ = 金環食” であります。外側のリングはまぶしく輝いていますが、その内側は利権の巣窟で真っ黒に腐っています。それは太陽光発電でも同様です。



【追記の補足説明をします】
鳴門海峡と紀淡海峡は、風車経営には、風況は最高!
2014年5月26日03時 近畿地方の風速・風向分布
気象庁 「アメダス:近畿地方」 から借用。2014年5月26日03時の近畿地方の風速・風向の分布です。

●ご覧のように、紀伊水道 (四国と紀伊半島の間の海域) を吹き上がった地上の大気の流れは、淡路島南部に東西20キロに横たわる400~500mの山地が邪魔をするので、淡路島の左右に風の流れが分流します。分流して通り道が狭いから風速を増します。淡路島と紀伊半島のあいだの紀淡海峡に友ヶ島という小さな無人島があります。そこのアメダス友ヶ島で風速18m/hです。特異的に風が強いです。四国と淡路島の間の鳴門海峡に面するアメダス南淡は5m/hとあまり風が強くありませんが、これには特別な事情があります。アメダス南淡の南側に国立淡路青年の家というものがあって小高い丘になっていて、マツ林が茂っています。この丘や松林が風をさえぎっているのです。この事情は島民でなければ分らないと思います。もしアメダス南淡が大鳴門橋の付近にあれば、アメダス友ヶ島に近いような風速になるハズです。つまり、この両海峡は西日本屈指の強風地帯なのです。それが証拠に、ちょっと風が吹いたら大鳴門橋を渡るとき、背の高い車では横転させられそうで恐ろしいですよね。以前に吾輩が鳴門市の病院に行って診察をしてもらい、橋を渡って島に帰ろうとしたら強風で通行止めです。しかたがないので鳴門市の旅館で一泊したことがありますわ。 この鳴門海峡に面した風あたりの良い所に風車があるのに、経営がダメなんです。風況の良さでは日本有数のところであろうかと思います。北海道襟裳岬、愛知県伊良湖岬、愛媛県佐多岬、高知県室戸岬、これら名だたる強風地帯に並ぶ風況の良いところなのに、ダメなんです。


砂浜海岸は、山菜の宝庫
まだ山菜シーズンは終わらない。浜辺は山菜がたくさん!
●本日は2014年5月23日であります。夕方に、淡路島の最南端ちかくの砂浜海岸にやってきました。海岸にあるものを山菜と言うかどうかは横においておくとして、海岸にも食べられる植物がたくさんあります。とくに、砂質海岸は山菜の宝庫なのです。で、本日は海岸の第一級の山菜、オカヒジキをご紹介しましょう。オカヒジキという名は、文字通り陸 (おかと読む) に自生していて、ヒジキのような形状をしたものという意味であります。枝葉の拡大写真を見ると、葉が針葉でたしかにヒジキみたいにみえます。

↓ オカヒジキの葉は、海に生えるヒジキそっくりです。
オカヒジキ

オカヒジキの枝葉の拡大

【↓ 参考写真】 2012年4月6日、福良湾にて。岩に付着する海藻のヒジキです。ヒジキの枝先の葉は針状ですが、写真のものは4月になっているので長けていて、葉の先端が膨らんでいます。厳寒期のヒジキの葉はもっと細くて針金状です。たしかに、オカヒジキは海のヒジキににています。
岩に張り付くヒジキ

オカヒジキ栽培発祥の地は、山形県。
山形県ホームページ 山形おきたま伝統野菜 「おかひじき」 によれば、おそらくオカヒジキを食用として栽培を始めた発祥の地は山形県のようであります。
引用開始】 江戸時代、庄内浜で取れた「おかひじき」の種が、船で最上川を上り、船着場のあった砂塚村(現 南陽市)に植えられたのが、栽培の始まりと言われ、全国的にみても南陽市が栽培発祥の地とされています。その後、各家庭の畑で栽培されるようになり、代表的な夏野菜として好んで食されるようになりました。 「陸のひじき」というだけあって、カルシウム、カリウム、ビタミンA、鉄、マグネシウムなどのミネラル分が多く、またカロテン、ビタミンCも豊富に含まれています。 【引用終了

●山形県の属する東北地方といえば、小氷期で気候が寒かった江戸時代には何度となく飢饉に襲われましたが、食糧不足を補うために、米沢藩の藩主の 上杉 鷹山 (うえすぎ ようざん) が家臣たちに食べられる野草を捜しなさいと命じ、探させたところ日本海側の庄内海岸でオカヒジキが発見され、食べられることが分かり、栽培を奨励したというふうなことではなかったですか? それとも、これは作られたハナシで、もっと昔から東北地方の海岸地帯では食べられていたのですかね?? これは東北地方の食文化や歴史に詳しい人に聞かないとわかりませんが、昔からオカヒジキを山菜として食べているのは山形県とか秋田県などの東北地方ですよね。近年では関東地方にまで広まっているようですわね。山形県で畑で 商業生産も行われている ようですが、写真をみればモヤシ状に軟白栽培しているようです。埼玉県とか千葉県でも栽培されているようですね。

瀬戸内にも、オカヒジキは普通に分布する
●吾輩は、趣味の自然観察 (植物観察) を始めた30年ほど前に、淡路島の砂浜海岸にオカヒジキが普通に分布していることに気付きました。で、そのころから採って食べています。しかし瀬戸内地方ではオカヒジキを山菜として食べる食文化は皆無で、それどころか、そのような植物が存在すること自体が一般には全く知られていません。で、東北地方で昔から食べられているなどと聞くと、ついオカヒジキは北日本の植物かと早とちりしそうです。ところが、瀬戸内海沿岸地方でも砂浜海岸ではオカヒジキは普通種であって珍しいものではありません。図鑑など書物で調べたら沖縄から北海道まで、亜熱帯から亜寒帯までオカヒジキの分布は非常に広範囲のようであります。 

本日、淡路島最南端にある砂浜を観察したのですけれども、波打ち際の海藻が打ちあがっているところにまで、オカヒジキの小さな実生苗が多数見られました。砂浜海岸の植物はふつうゾーネイション (帯状分布) を形成しているのですけれども、もっとも海に近い飛沫帯 (ひまつたい) にオカヒジキがあるということは、オカヒジキの種子散布は海流散布であることを示唆しています。その種子が耐塩性と浮遊性があって (確認していないですが) 海流に乗って種子が拡散するということであり、亜熱帯から亜寒帯まで広範囲に分布する 汎世界種、コスモポリタン種 なのでありましょう。つまり、本エントリーの下のほうに写真を掲げたツルナと同じです。


淡路島産の天然オカヒジキの収穫と、調理の一例。
オカヒジキの収穫
オカヒジキ料理の一例
↑ オカヒジキを湯がいて、適当に切る。カットしたリンゴとウインナーソーセージを加えて、調味料は塩・胡椒・マヨネーズで和えた。結構うまいです。酒のサカナになります。また、朝食のパンのおかずに宜しそうです。ポイントは、オカヒジキはしゃりしゃりとした歯ごたえが身上の山菜なので、くたくたと茹ですぎないことでしょうか。それと、自生の天然品は塩分を含んでいます。塩分を含むのは海岸植物の特徴の一つです。調味料に塩を使うのならばいいのですが、酢とか味噌など他の調味料を使う場合には、オカヒジキを茹でたあと水にさらして塩抜きをしたほうがいいかも? それと、リンゴは産地に要注意です。 叱られるのを覚悟でまた風説をいうのですが、ベクレルの少ないリンゴを選ぶ必要がありますわね。ある事情で、いま、札幌市の地方史を書き述べた書物を読んでいるのですが、戦前には札幌市近郊でリンゴ栽培が行われ、台湾に輸出までしていたそうです。青森のリンゴならばいちおう及第点ですが、北海道のリンゴが入手できたら更によさそうですわ。現在では、北海道でリンゴ生産はしていないのでしょうか?

↓ こちらはツルナの実生苗。採り頃は梅雨ごろです。
ツルナの幼株

●ツルナは多年生の海岸植物で上等な山菜です。越年株のものはいつでも収穫できますが、長けていて堅いです。写真のような今春にタネから生えてきたものは柔らかくホウレンソウみたいに美味いです。今春の実生苗が20~30センチになる梅雨ごろに蔓の先を摘みます。あと1か月で採り頃です。

       ***********************************

ランクルさんのコメント
ツルナというんですか。うちには子供のころから畑に植えてありました。 アサリの味噌汁によくいれていました。 大根の葉っぱで摺り和えをしますが、大根の葉っぱの替わりにその葉を使っています。

うちでの呼び名は 「ハマヂソ」 と言っていました。 浜にあるチソといういみなのでしょうか。 釣りに行ったとき、砂浜にあるのをみて、これは元々は浜にあるものだとは判っていましたが、いまの時代のようにいつでもお金を出せば野菜が買えるというのではなく、お金というものがなかなか稼げない時代だから、ちょっとした空き地があれば畑にして何かを植えていました。

これからはツルナと呼びます。 野菜嫌いの子供でも食べるし、肥をやるでもないのにずっと我が家のどこかにあります。

山のキノコの返信
標準和名がツルナですが、食べられる海岸植物ですし、分布も日本全土はおろか熱帯から亜寒帯まで太平洋沿岸諸国に広範囲に分布しているようです。おそらく全国各地に沢山の地方名があるハズです。わたしの出身地の村ではツルナを 「はまじしゃ」 と呼んでいます。ランクルさんの村の呼び名 「はまぢそ」 と多分同じと思うんですけど、微妙な発音の違いでしょうか? 意味は明らかに浜に生える レタス = チシャ (萵苣・苣、チサ) ですわね。 わたしの出身地でも、ときには畑に植えて、夏の青菜が少ない時期に味噌和えにしたり、葉をてんぷらにして食べています。

ツルナは、18世紀のイギリスの海洋探検家の キャプテン・クック が太平洋を探検したときに太平洋の島嶼民族がツルナを食べているのを見て、種子をヨーロッパに持ち帰ったようで、以来、ヨーロッパでも一部で野菜として栽培しているみたいです。保育社の 『原色日本野菜図鑑』 にもツルナが掲載されていますし、文部科学省の出している 五訂増補日本食品標準成分表 にも収録されています。なので、ツルナは山菜ではなく立派な野菜かもしれません。

ツルナを畑で栽培したら、野生品とは別物かと思うほど葉が大きく柔らかいものができます。ツルナは砂浜海岸に自生しているんですが、砂浜は乾燥・塩害・強風・飛砂で葉が傷つく・強い日射・夏に砂が50度や60度・肥料分がない…など植物の生育には厳しい条件です。ツルナとて厳しい条件の筈ですが、他に競争相手の植物がいないから砂浜を自生地に選んでいるのではないか? と思います。内陸の肥沃な土地では他の植物の方が生育旺盛で競争に敗れるのでは? 畑で栽培すると人間が除草などするから、水分や肥料分が砂浜よりもはるかに多いぶん、素晴らしくよく育つのではないかな、と思います。ツルナが他の植物との競争力がない証拠に、畑でツルナを栽培していても、ちょっとほうっておくと雑草に負けて消えたりしますわ。

>これからはツルナと呼びます。
いやいや、「はまぢそ」 のままでいいと思いますよ。標準和名など、沢山ある地方名の中から、これをいちおうの共通名にしようと選んだだけです。べつに標準和名を使わないと誤りということなど絶対にないです。地方名が沢山あるというのは、多様性があるということで、なんでもかんでも1つに統一しようとするのは、極端ないいかたでは言論統制と同じですわ。われわれ庶民は日常生活のなかで言うのは 「はまぢそ」 「はまじしゃ」 でいいと思います。ブログじゃ、標準和名を使わないと不偏性のある記事にならないから使っているだけなんです…。


風評ではない! 政府(厚生労働省)の発表だ!
とうとう言論弾圧が始まったわね…。
●安部首相までもが 『美味しんぼ』 の記述・表現に苦言を呈するという異常な状況であります。一国の宰相が、巷間の1冊の漫画本の記述ごときにまで色をなしてけしからんという意味の言葉を発するのは、よほど焦っているのであろうかと見ます。普通ならば、その事柄に関係する官庁の担当者に、「しっかりと対応しなさい」 と指示する程度のハナシではないのか? ま、ついに言論統制・言論弾圧が始まったということでありましょう。一種の狼煙 (のろし) なのか? “勝手なものを言わさないぞ” “余計なものを言うヤツは容赦しないぞ” という言論統制宣言のようにも見えます。ま、社会的影響力のない人が言ったり書いたりしてもさほど危険性はないでしょうが (今のところは) 、社会的影響力をもつ名のある人とか、無名の庶民であってもブログのアクセス数が日に千~万のオーダーに達する人は、かなり要注意の段階に入っています。 『美味しんぼ』 が粛清の対象になったのは、おそらく、その発行部数の大きさからでしょう。ネットの井戸端会議で、原発事故後の鼻血症状の発生数を調べた論文の存在が発見され、『美味しんぼ』 が問題になるのに、その論文が問題にならないのはおかしい、という意見が出ています。別におかしくはありませんね。論文なんて誰が読むのか? 考えたら分かりますがその論文掲載誌の学会に入会している人だけです。たとえ、無料で一般公開しても誰も読みませんわ。つまり社会に影響力が軽微であればおとがめなしなんです。社会的影響力のある人やアクセス数の多いブログ管理者が、文章を書くときには、著作権法遵守と名誉棄損・肖像権侵害などに徹底的に気をつけなければならない局面です。ま、気をつけても意味はないかも? 言論弾圧するときにはいかようにも難癖をつけて、しょっ引かれます。国家の暴力の牙は、まちがいなく我々国民に向けられています。甘く考えないほうがいいみたいです。

「ヤクザの暴力は見せかけでも、国家の暴力は本物ですからね」  橘玲 (たちばな あきら) 『タックスヘイブン』 より。

●昨年の12月に、響堂雪乃著 『独りファシズム つまり生命は資本に翻弄され続けるのか?』 を国民必読書として推薦します。 という記事を書いたのですが、雪乃さんからメールを頂き、推奨した著書の出版にさいして騒動があったことを知らされました。雪乃さんは昨年11月に氏のブログを閉鎖されていましたが、6月1日より再開されるとのことです。雪乃さんの言論は、たぶん間違いなくネット政治言論の頂点で、他の言論者が薄っぺらく見えるほどです。ブログ 独りファシズム 再開はまことに慶賀すべきことなんですが、ブログ再開の辞に驚くべきことが書かれています。 「驚くべき筋から「弁護士見解」として40数箇所に及ぶ削除を求められ、さらには過去の作品に遡り賠償請求すら示唆されているとおり…」 と、言論封じ込めの強い圧力にさらされているようです。 「どちらみち訴訟沙汰や収監によって身動きできなくなる」 とまで予想されていることから、どういう状況下におかれているかは想像できます。 

明白な、言論弾圧です。わたしは雪乃さんの著書やブログを愛読しましたが、元編集者をされていたというだけあって、引用元を明示し、引用文と自己の文章を峻別し、過度な引用にならないようにと、著作権法抵触の危惧は全くないと思います。特定の個人・団体等の誹謗中傷表現なども全くなく、なんで訴訟なんや? と奇妙な話です。これは、どうみたって言論弾圧、言論封じ込めとしか解釈しようがありません。雪乃さんの言論の凄さは、おそらく、だれでもが書物やネットで入手できる公開情報にもとづきながらも、その断片的な公開情報をパズルのように張り合わせて、断片的な個々の情報の背後に潜む不可視な 「意図」 をあざやかに見抜く眼力が群を抜いて卓抜であることです。だからこそ、この言論者の言論を封じ込めなければマズいわ、と権力者たちが受け止めたのであろうかと想像しています。 この雪乃さんの1例を見てもわかるように、既に言論弾圧は進行中です。これから、言論の封じ込め、言論の統制や誘導、情報隠し、などがどんどんと進むでしょう。



でも、まだ、政府は隠さずに発表している部分もある
政府(厚生労働省)はまだ食品汚染情報を隠さずに発表しています。これを隠し出したならば危険水域に突入したことを意味するでしょう。ま、憲法解釈しだいで不可能が可能になるという認識を示しだしたのは危険な兆候です。不気味な感じです。やがて来るのは、思想信条学問の自由や、言論の自由、結社の自由などの制限でしょうね。戦前のような異論がゆるされない統制時代がすぐそこに来ているような胸騒ぎがしますね。こわいですわね。まもなくものの言えない、ものを言ってはいけない、北朝鮮みたいな、旧ソ連みたいな息の詰まる国に日本もなるということでしょう。 それはさておき、厚生労働省がまだ出している食品汚染情報を以下に並べます。    厚生労働省 報道発表資料 2014年5月 から抜粋借用。なお、山菜に関しては赤字にした。


厚労省発表の汚染食品! 100ベクレル/kg 超を抜粋。

5月19日掲載 食品中の放射性物質の検査結果について(第879報)
1 自治体から入手した放射性物質の検査結果
  No.423, 424 :栃木県産イノシシ肉(Cs:170, 400 Bq/kg)
  No.1993, 5273 :宮城県産タケノコ(Cs:160, 210 Bq/kg)
  No.2113 :栃木県産野生タラノメ(Cs:120 Bq/kg)
  No.6084 :長野県産野生コシアブラ(Cs:340Bq/kg
2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果
  No.39, 41 :福島県産野生ワラビ(Cs:430, 110 Bq/kg)
  No.50 :福島県産野生ゼンマイ(Cs:700 Bq/kg)
  No.60, 70, 574, 575 :福島県産野生ウド(Cs:110~460 Bq/kg)
  No.75 :福島県産野生タラノメ(Cs:140 Bq/kg)
  No.92 :福島県産野生タケノコ(Cs:110 Bq/kg)
  No.237 :福島県産クロダイ(Cs:510 Bq/kg)
  No.244 :福島県産コモンカスベ(Cs:210 Bq/kg)
  No.256, 257 :福島県産ババガレイ(ナメタガレイ)(Cs:190, 240Bq/kg)
  No.303, 304 :福島県産イワナ(Cs:210, 740 Bq/kg)
  No.312, 313 :福島県産ヤマメ(Cs:130, 350 Bq/kg)

5月15日掲載 原子力災害対策特別措置法第20条第2項の規定に基づく食品の出荷制限の設定について
1  栃木県 に対し、 栃木県さくら市で採取された野生のタラノメ※ について、本日、出荷制限が 指示されました。※ 120 Bq/kg (平成26年5月14日検査結果)

5月14日掲載 原子力災害対策特別措置法第20条第2項の規定に基づく食品の出荷制限の設定及び解除について
(1)出荷制限の設定
  ・福島県 天栄村で産出されたタケノコ
  ・福島県 須賀川市、相馬市、広野町、 葛尾村で産出されたウド(野生のもの)
  ・福島県 広野町、大玉村で産出されたゼンマイ(野生のものに限る。)
  ・福島県 猪苗代町で産出されたタラノメ(野生のものに限る。)
  ・福島県 葛尾村で産出されたワラビ
  ・福島県 広野町で産出されたワラビ(野生のものに限る。)

5月12日掲載 食品中の放射性物質の検査結果について(第878報)
1 自治体から入手した放射性物質の検査結果
  No.570 :宮城県産クサソテツ(Cs:210 Bq/kg)
  No.573 ~575:宮城県産コシアブラ(Cs:330~1200 Bq/kg)
  No.3006,3008,3012,3014 :群馬県産イノシシ肉(Cs:170~380 Bq/kg)
  No.4122 :山形県産コシアブラ(Cs:200 Bq/kg)
2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果
  No.62 :福島県産コモンカスベ(Cs:110 Bq/kg)
  No.71 :福島県産スズキ(Cs:130 Bq/kg)
  No.146 :福島県産シロメバル(Cs:110 Bq/kg)
  No.285 :福島県産野生ゼンマイ(Cs:140 Bq/kg)
  No.298 :福島県産野生ウド(Cs:140 Bq/kg)

5月7日掲載 原子力災害対策特別措置法第20条第2項の規定に基づく食品の出荷制限の設定について
本日、原子力災害対策本部は、昨日までの検査結果等から、岩手県及び栃木県に対し、以下について、出荷制限を指示しました。
  (1)岩手県 釜石市で採取された野生のワラビ
  (2)栃木県 鹿沼市で採取された野生のゼンマイ

5月7日掲載 食品中の放射性物質の検査結果について(第877報)
1 自治体から入手した放射性物質の検査結果
  No.1329 :岩手県産野生ワラビ(Cs:220 Bq/kg)
  No.1379,1380 :宮城県産野生タラノメ(Cs:350,500 Bq/kg)
  No.1432 :栃木県産野生ゼンマイ(Cs:110 Bq/kg)
  No.1499 :群馬県産イワナ(Cs:130 Bq/kg)
  No.1502 :群馬県産ヤマメ(Cs:120 Bq/kg)
2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果
  No.138 :福島県産コモンカスベ(Cs:150 Bq/kg)
  No.149 :福島県産ババガレイ(ナメタガレイ)(Cs:140 Bq/kg)
  No.160 :福島県産マコガレイ(Cs:120 Bq/kg)

5月1日掲載 原子力災害対策特別措置法第20条第2項の規定に基づく食品の出荷制限の設定について
1  栃木県 に対し、 栃木県 那須塩原市で採取された野生のタラノメ について、本日、出荷制限が 指示されました。


●福島県だけでなく、周辺の各県まで、宮城県・山形県・岩手県・栃木県・群馬県・長野県にまで100ベクレル/kg超の汚染が発生しています。これはあくまでも放射性セシウムのみについての調査のようです。他の放射性核種については不明ですわね。これは風評でも風説でもなく、厚生労働省の発表だから盤石の重みがあります。異様なのは、山菜ばかりであることです。田畑の農産物が無いのは非常に不自然な気がします。何か、ウラがありそうな気がしますね。いまでも世界の40の国や地域が、日本の関東地方や東北地方からの食品輸入を禁止したり、制限、検査強化しています。これも風説などではなく農水省や外務省のサイトで発表しています。わが身を守るためには、外国政府の言うことをウオッチしたほうがいいみたいですわね…。自国の政府の言うことを、眉にツバを付けて受け止めなければならんというのは、なんともまあ、不幸なことですわね。

●淡路島じゃ山菜シーズンは終わっていますが、東北地方ではいま山菜最盛期ですわね。山菜狩りは田舎暮らしをする者や、自然をこよなく愛する者には、待ちに待った一番の楽しみであろうかと思いますが、フクイチ原発で山菜狩りもうっかりできなくなりました。大変なことになって東北地方の山菜ファンの方には心よりお見舞いを申し上げます。


       ***********************************

本日 (5月22日) の収穫
さっき、淡路島の山菜シーズンは終わったと申しましたが、じつは、まだ終わっていません。物にもよるけど夏ごろまで採れます。ワラビは春先ほどの分量は採れませんが、展開した長けた葉の間を捜せば若い芽が次々に出てきます。フキならば秋までいつでも収穫できます。海岸に行けばオカヒジキやツルナなど上等な山菜があり、今頃が採り頃であります。サンショウの実を佃煮にするのであれば今が収穫適期です。ですので、山菜シーズンが終わったとは言えません。

↓ フキです。本日の夕方に採ってきました。これは佃煮名人が佃煮にします。最近、シカ (鹿) がフキを食べるようになったので減りました。
フキ

↓ まだまだワラビが出ます。例年、お盆ころまで出ていますね。ただし、あまり沢山はとれません。1回分の晩のおかず程度です。夏に沢山採ろうとしたら、一度ワラビの地上部の葉を刈り取ると一斉に若い芽が沢山出てきます。しかし、これをやると地下茎の養分を消耗させて、来春の発生に悪影響を及ぼします。
ワラビ

諭鶴羽山系から眺めて、垣間見えるもの… 付録写真付き。
柏原ー諭鶴羽山系からの眺望 (写真は2014年5月16日に撮った)
赤丸の所 (502mの標高点) から眺めた。国土地理院 電子国土Web から。



↑ この国土地理院の 「埋め込み地形図」 の使い方は、左ダブルクリックで拡大(大縮尺化する)、右ダブルクリックで縮小(小縮尺化する)、スクロールすれば地形図表示エリアを移動できるようです。 

サラのカメラを買い、あれこれと写真を撮りまくった。快晴であったのでコントラスト (明暗比) の大きい写真になってしまいました。吾輩は写真家ではないので写真のことは良く分からないですが、自然の風景や花の写真は快晴ではなく薄曇りの方が良いように思います。以前、知人の写真家に写真の撮り方の秘訣をきいたら、「いまはカメラの性能がいいので、絞りだの露出だの小難しいことなど考えなくてもカメラまかせでも結構写真は撮れるんだ。とにかく数打たなくちゃ。下手な鉄砲でも数撃てば標的にあたるんだよ。沢山撮った写真の中から、良いのを選べばいいのだな。むかしの銀塩フィルム時代だったら、フィルムが高いから、露出や構図を考えて一発勝負で撮らにゃあかんかったが、デジタル時代になってからはいくらでも数が打てるわ」 との返事です。なるほど、そういう面はあるかもしれないです。でも、まあ、「ズブの素人に写真の撮り方の奥義など理解させるのは無理だ」 と、ていよくあしらわれた気もしています。

紀伊水道の眺め
↑ 紀伊水道は青くかすんでいます。空気が清澄であるならば四国の山並みや岬が遠望できますが、青いかすみで何も見えません。1961年に大気圏外から人類で初めて地球を眺めたソビエト連邦の宇宙飛行士 ユーリイ・ガガーリン大佐 は 「地球は青かった」 と言ったらしい? のですが、地上からでも日本のように水蒸気が多い国では景色は常に青くかすんで、地球が青いことが分かりますわ。

地形図上では、しばしば 勾玉 (まがたま、曲玉とも表記) のような形状をしているといわれる (吾輩の目には胎児の形状に見えるけど) 沼島が写っています。以前、NHKのアナウンサーが、「ぬましまの近海で海難事故があり…」 と放送していてビックリしましたが、「ぬしま」 と読みます。「ぬましま」 ではありません。沼島は離島振興法対象地域です。対岸の灘 (南あわじ市灘・洲本市上灘) は目出度く離島振興法から卒業です。沼島は兵庫県教育委員会から僻地第5級のお墨付きを頂いています。灘地区は僻地第1級。おまえはネガティブなことばかり言う、と沼島の人に叱られそうですが、いいじゃないの。国がいろいろと支援してくれる (カネをくれる) んだから。ある観光関連業者と話をしていたら、「市長の中田勝久氏が沼島ばかりに観光の力をいれよる」 と怒っていましたよ。ま、国の後押しがあるのでしかたがありませんわ。ま、離島振興法利権です。とくに大手のゼネコンや マリコン が離島の港湾工事などで利権にしていますわ。


諭鶴羽山の南斜面
↑諭鶴羽山の南側斜面です。 山が低いので本格的な垂直分布は見られませんけど、それでも、海抜400mを境にして植物の種類が変化しています。カシ類でも、低い所はアラカシ(粗樫) が生育し、400m以上ではアカガシ (赤樫) に変わります。低い所に生じるウラシマソウも、高いところにはナンゴクウラシマソウに変わります。ハッキリと棲み分けています。

諭鶴羽山の山頂
↑ 諭鶴羽山の山頂 (607.9m) 方向です。ときおり、風に乗って、ぷうぉぉ~ぷっうぉぉ~、と聞こえてきます。奈良県吉野山の 金峯山寺 (きんぷせんじ) を破門されたあのお方の信徒たちが、山頂で法螺吹きの練習をしているのでしょうか? 大峰 (最高所は八経ヶ岳の1914m) と比べたら山の高さがないので、法螺の音色が似合わないような気もします。山頂にブナとかウラジロモミとかの植林をして、高い山の雰囲気を出したら良いのではないか?

むかしは写真で見える範囲はほとんどネザサ (ケネザサ) の笹山でした。秋に風で一面のササの群落が揺れると、ちょうど田んぼのイナ穂が揺れるように風紋 (静止したものではなく、動的な風紋) が見られて綺麗でした。それが昭和42年だったか、43年だったか? そのころにササが一斉に開花し結実して枯れたんです。樹木が育ってきたのはその後です。気候変動などとは別の要因で、いくらでも植生の変動というのはあります。むしろ、変動しないほうがおかしいです。いま、樹木が大きく育って林内の草本類とくに耐陰性の弱い草が一斉に消えつつあります。草が消えるのは問題だと騒ぐ専門家どもが大勢いますが、大きな疑問です。樹木が大きく育って、極相林に向けて変遷 (遷移) しているだけです。日蔭になった草が消えるのは当たり前です。これは自然の摂理であり法則であります。植物生態学の専門家まで、草が消えるのは問題だと騒いでいます。アホウな。おそらく、研究利権であろうかと思います。里山整備利権にかこつけて環境省などから研究費の獲得をネラっているのでしょう。原発利権などとくらべると小さなものですが、世の中税金のちょろまかしの小盗人 (こぬすっと) ばかりだよね。

先史時代には、日本列島は大森林におおわれていた…
●そもそも、大むかし、縄文時代とか石器時代を考えてみたら、まだ人口もごく少なく、ほとんど森林破壊も進んでいなかったハズです。日本列島は雨量が多い列島であるから、たとえば火山が噴火して植生が破壊されてもやがて森林が回復します。富士山西麓の青木ヶ原樹海を見れば分かります。溶岩流のあとが針葉樹の原生林になっています。つまり、日本列島は本来は森林列島なのであって草原列島じゃありません。そのころは日本列島は隙間なく森林で覆われていたハズで、草というのは森林が成立しにくい急斜面だとか岩尾根だとか、台風で老木がたおされたギャップであるとか、ごく特殊な場所で細々と生きていたハズです。そのような視点から見ると、草が沢山あるということは、自然が破壊された証拠です。人口が膨張し、薪炭用や建築用に大量に森林が伐採され、製鉄などの金属精錬の燃料にも大量の森林が伐採されました。奈良朝以降の歴史時代に日本列島の森林破壊が進んだわけであり、都が奈良から京都に遷都したのは、奈良周辺の木を伐り尽くして、薪も建築木材もなくなった為だという説もあるほどです。で、森林を破壊した跡に、種々の草が分布を広げたのであります。アジア大陸の内陸乾燥地 (つまり草原地帯) から風や鳥などによって森林破壊跡の日本列島に分布を広げた種もあるだろうと思われます。

いま、諭鶴羽山系で樹木が茂りに茂って、耐陰性の低い草本植物が消えつつあるのは事実ですが、本来の自然に回帰しているだけのハナシです。何の問題があろうか? 全くなんの問題もありません。お役人と生態学の専門家が一緒になってガタガタと騒ぐのは、みっともないですわ。なにか問題をこしらえて、税金をくすねることを考えているのでしょう…。なにも問題はないのに、さも問題であるかのように主張するのが、税金をくすねる常套手段です。

この国には、さまざまな利権がわんさかと…
●たとえば、そもそも発電は発電所の発電能力の施設容量では火力および水力で80%の比率でした。これで十分に電力需要をまかなえるのに、日本経済が回らないと問題化してカネ盗りをするのが原発利権です。幅広い波長域で赤外線を吸収する水蒸気の方が温室効果があり、存在比もオーダーで数十から数百倍もある水蒸気に比べると、二酸化炭素など微々たるもので、たとえ古生代石炭紀のように十倍になってもなんの問題もないのに、二酸化炭素で地球は破滅すると問題化してカネ盗りをするのが地球温暖化利権です。日本人間ドック学会が血圧の正常な範囲を最高血圧を147としましたが、製薬メーカーや厚労省と癒着している高血圧学会など他の利権学会が潰してしまいました。べつに問題でもない低い血圧まで問題だとして、正常とみなす基準をどんどん引き下げるのが基準引き下げ利権です。それから、身長190センチの大柄の人も身長160センチの小柄の人も、いっしょくたに同じ基準のウエスト男性85センチでふるいにかけるのがメタボ利権です。ちょっと考えたら異常な基準です。同じ体型であっても、身長が高くなればウエストも大きくなりますよね。したがって身長 (体格の大きさ) に応じた段階的基準にすべきです。たとえば、身長170センチではウエスト85センチ、身長180センチではウエスト90センチ、身長190センチではウエスト95センチとか。体格に関係なく一律85センチというのは、大柄な人をみんな病人に仕立てる陰謀です。メタボ陰謀利権です。いちいち例示していたらキリがないのですが、トキとかコウノトリなんかも完全に利権です。トキもコウノトリも日本列島から完全に絶滅しています。野生絶滅ではなく完全絶滅なんです。日本列島にいた個体群はとっくに居ません。いまおるのは中国から導入した個体の子孫です。にもかかわらずいまだに日本にコウノトリやトキがおるような嘘をついて、これらは良好な環境の指標動物であり、これらを守らなければ我々ヒトも住めなくなるという意味の脅迫をしています。疑いようもなく環境省の利権です。世の中に存在するいろいろな利権の手口にはハッキリとした共通性があって、とにかく、問題でもないことを問題に仕立て上げることで利権にしています

「理研」 も、 「利権」 のにぎわいじゃあぁ!
●ところで、利権といえば 「理研」 です。春先から巷間の話題をさらっている理化学研究所ですが、略称は理研。ニュースで 「リケン」 とアナウンサーがいっているのを聞くと、「利権」 と聞こえてしまいますわね。理研は日本一の政府系研究機関ではありますが、国家の科学技術予算を食いつぶして税金の穀潰しをしている面は大いにありそうです。一人のうら若い研究者を魔女狩りにして組織の温存を図り一件落着で誤魔化そうとしていますが、騙されてはいけません。理研はかつては地球温暖化にも深くかかわっています。理研が運用するスパコン(神戸の「京」ではなく横浜の旧のものであるが)で、地球温暖化で100年後には台風が巨大化し干ばつや豪雨が頻発し灼熱の地獄になるというアホウな絵を描きました。原資がわれわれ国民が納めた税金で建造し運営したスパコンを、われわれ国民を脅迫するのに使い、環境税や炭素税などさらなる国民からのカツアゲに悪用しました。春先からのマスコミ報道は完全にピントが外れています。一研究者に帰する問題などでは全くなく、理研という組織の在り方や、組織の運営に問題がありそうです。理研に流し込まれる国家予算にむらがる政治家や官僚たちの暗部を、次の記事で知ることができます。とくに、日経Web版の記事が秀逸です。これらを読めば、うら若い女性博士は、国家の科学技術新興政策の資金の流れと、それに群がる利権者たちの思惑とに、水の流れに浮かぶ木の葉のごとく翻弄された被害者なのではないか?

巨大科学が「肥大科学」になってしまった日本 「理研・STAP・小保方」問題
反骨の地球物理学者の島村英紀先生の記事です。島村英紀先生は、3.11の東北地方太平洋沖地震で気象庁が政府の圧力に屈して気象庁マグニチュードから説明もなしにモーメントマグニチュードに切り替えて9.0と発表したのは、地震を大きく見せかける政治的なもので、そんなのはおかしい! とただひとり敢然と気象庁 (政府) を批判した地震学者です。

日本経済新聞 「悪意」の源流 小保方博士と理研の迷宮(上)
ネットで登録会員にならないと読めませんが、(無料会員でも有料記事が10本まで読めます) 理研の組織の問題点や、日本の科学技術予算に群がる政治家・官僚・研究者たちの暗部にするどく斬り込んだ記事です。権力のチェック機関を体現するような記事です。政府の手下であり産業界の傀儡である日経新聞にもこんな記事が書ける人が残っていたのか驚きです。この記事はネット版のみで紙の新聞には載っていません。どこの新聞社もそうですが、紙の新聞は大本営を垂れ流す御用新聞、政府や権力者を批判する反体制的な記事はネット版で、と使い分けているのではないか? という気がします。

フクイチ原発近くに住んでいて今は栃木県に引っ越し、風力発電にも反対し原発にも反対の作品を書いていた作家の たくき よしみつ(鐸木能光)Web Site  の鐸木さんも 「唯一の救いは、日経がここまで突っ込んで、ズバッと書いてきたこと。昨今のメディア機能不全危機という流れの中で、突然のように出てきたこの記事には正直びっくりした。」 と驚いています。日経会員になるとうるさいメールが一杯くるので、うっとしいです。たくきさんの文章を読めば、日経ネット版に何を書いてあるのかだいたい掴めますので、わざわざ日経会員にならなくてもいいかもわかりません。

わたくしはかつて30年間紙版の日経新聞を購読しました。ですが、日経新聞はあまりにも政府・大企業の大本営発表を垂れ流すので2年前に購読をやめましたわ。ただし、図書館で記事の拾い読みはしています。政府の手下になった新聞 (とくに全国紙) を兵糧攻めで叩かないとこの国の改革は不可能です。新聞が政府の大本営発表を何倍にも増幅して煽っているんですよ。


北西方向を眺める
↑北西方向を眺めました。 空気が澄んでいたら、56キロ先に小豆島の星ケ城山 (816.7m) が遠望出来るハズですが今日は見えません。面積は南あわじ市の面積よりも小さいのに、それにしても小豆島の山は高いです。諭鶴羽山 (607.9m) は瀬戸内海の島の山では3位の高さです。低いです。あまりにも低すぎ。2位は山口県の周防大島の嘉納山 (691m) です。なぜ諭鶴羽山が低いのか? それは火山じゃないからというのが大きな理由です。利尻島 (利尻岳、1711m) を見たら分かりますが、小さな島で高い山がそびえているのはたいていは火山なんです。屋久島 (宮之浦岳、1936m) だって火山そのものではないですが、マグマが地下の浅い所に嵌入して出来た花崗岩が隆起した山です。マグマが関係しています。小豆島の星ヶ城山も古い時代 (中期中新世~後期中新世、1500万年前~700万年前) に噴火した安山岩や玄武岩から成る火山です。周防大島の嘉納山も、同じころに噴火したデイサイトや流紋岩から成る火山であります。このように、島の中の高い山は火山が関係していることが非常に多く、諭鶴羽山が低いのは火山じゃなかったことが理由の1つにありそうですわ。などと、変なことを申すのは諭鶴羽山が海抜1000mあったらなあ、といつも思います。1000mあればブナ帯の植物が出てきて植物観察も面白くなるし、見晴らしも一段と良くなります。山が低いので面白くないのです。

       ***********************************

付録写真 付近で見られるツツジ
↓ これはミヤコツツジです。真っ赤なヤマツツジと薄いピンク色のモチツツジとの自然交雑種です。両種のほぼ中間の性質ですが、木によってはヤマツツジに近いものもあるし、モチツツジに近いものもあります。柏原ー諭鶴羽山系全体に広く見られます。モチツツジと比べると花色は濃い桃色で、がく等の粘りは弱く、葉は小さめ、短い枝が緊密にしげります。
ミヤコツツジ

↓ こちらはヤマツツジです。真っ赤なツツジです。付近にはオンツツジの自生地がありますがオンツツジも真っ赤な花です。見分け方は、オンツツジは枝の先に葉が3枚輪生しています。この山系にある真っ赤なツツジはこれら2種しかないので、葉で見分けられます。
ヤマツツジ

↓ オンツツジの花、葉は枝先に3枚つきます。花の色で見分けようとすると絶対に間違えますから、必ず葉も観察しましょう。それと、ヤマツツジは樹高1~2mで小柄ですが、オンツツジは良く育つと4~5mとかなり大柄になります。
オンツツジ

オンツツジの葉

お花見に行こう! その④ ホンシャクナゲ (ツツジ科)
さらのカメラを購入して花見に行った
●本日は2014年5月18日であります。さらのカメラを買ったので、一昨日の16日から今日までの3日間、淡路島の南部の山岳地帯を歩き回ってお花見をしました。といっても、まだリタイヤしたわけじゃなく仕事をしています。いちおう仕事をしているので現役世代ではありますが、お客さんがあまり来ないので、午後に用事がないと島の南部をあちらこちら歩き回っております。本日は別の尾根にシャクナゲを見にいきました。シャクナゲは花期がすでに終わりかけていますが、木によっては遅い花が残っており、十分にお花見ができました。淡路島のシャクナゲはこれでおしまいです。

●さらに、シャクナゲを見たかったら山登りですわ。できたら徳島県の雲早山 (1496m) か高城山 (1632m) に行こうかと思います。標高800m以上にホンシャクナゲが自生し、1300m以上にはツクシシャクナゲが見られます。剣山(1955m)と矢筈山(1849m)の山頂直下にはハクサンシャクナゲも見られますので足を延ばすのもいいでしょう。いずれの山も山頂近くまで車でいけるので、実際に登るのは標高差で200~300mぐらいのものです。それはさておき、今朝の新聞報道では、わが南あわじ市の男性が北アルプスで死亡しましたわね。(奥穂高岳:遭難相次ぎ、1人死亡1人重傷) 登山道から滑転落か? どうやら消防士の方らしいです。48歳だとか。消防士さんというのは、火災や事故があったら危険の中に敢然と飛び込んで人を助けるプロなので、ロープワークをはじめ色々な訓練を積み、体力養成をしているハズなのに、遭難死ですかね? ま、そのような訓練を積んだプロでさえ遭難死があり得るということですわね。山をあなどってはいけない、ということでありましょう。山は高いから危険、低いから安全とも言えません。山や海に行くアウトドアマンは事故をおこさないよう、人さまに迷惑をかけないよう気をつけましょう! そういえば、ついこの間の連休の5月3日でしたか? 諭鶴羽山 (608m) で登山道を外れ、道に迷って捜索の兵庫県警のヘリコプターが出動する騒ぎがありましたよね。低い山だと言ってナメてはいけないということですわね…。 兵庫県警察の資料 山岳遭難・水難発生状況 を見れば、兵庫県内には高い山がないのに、毎年10人前後も山岳遭難で死亡していますわね。水遊びでの死亡も多いですわね。

ちなみに、国土地理院の地形図の読図と、気象庁の天気図の読図は (地上天気図だけでなく、高層天気図など専門図も) アウトドアマンの必須科目です。この2科目をしっかりと学べば、事故の過半は防げるハズです。とりわけ、国土地理院の地形図を持たずして入山するのは無謀です。それは淡路島南部の僅か500~600mの低山でも言えます。いったん見通しの利かない山中に入りこめば、似たような尾根や谷が無数にあります。霧でも出てきたらさあ大変、どこにいるのかさえ全くわからなくなります。世の中に存在する本当の地図は国土地理院の地形図だけです。世間で流布している地図はたんなる略図か見取り図でしかありません。そんなもの地図ではありません。と、エラソーなことを書きましたが、南あわじ市関係の遭難事故を他山の石 (じゃないな、自山の石というべきか) として自分自身の戒めといたします。


5月18日でも、木によっては遅い花がまだあります
5月18日撮影

5月18日撮影

ホンシャクナゲの尾根から、淡路島南部の山岳地帯を眺める
海抜450mあたりから淡路島南部の山岳地帯の最奥部を眺めましたが、遠くに、かすかに鉄塔が見えています。写真の右側、煙紫色にかすんだ遥か遠くの山のスカイラインに見える鉄塔は、諭鶴羽山の山頂近くにあるNTTの無線中継所 (現在は廃止されている) です。写真の画面左に見えるものは、特に山名はないのですが585.7mの三角点がある山です。
シャクナゲ自生地から眺める山々

淡路島南部の山岳地帯

↓ この山の尾根筋にシャクナゲが自生しています。
この山の最高点の海抜は530m余りですが、海抜400m以上にシャクナゲが見られます。鮎屋川の源頭尾根になりますが、詳細は自生地保護の観点から残念ながら非公開です。ホンシャクナゲは兵庫県レッドデータでCランクの貴重植物で、選定理由は “鑑賞用採取” であります。詳細な自生場所を公開したら、あっという間に掘り盗られますわ。
シャクナゲの自生する山

●南あわじ市賀集牛内の奥の山の尾根 (海抜430m) のところに淡路島ではほとんど見られないアセビの立派な木がありました。アセビはよく庭木にされる木で春に白い花が咲きます。その淡路島では非常に珍しいアセビの自生品は、庭木にちょうどいい枝ぶりでした。もう10年ほど前になりますが、そのことを4月の初めにある園芸店の店主に話し、1か月後に、そろそろ花が咲いているであろうかとそのアセビの木を訪ねてみたら、掘った穴があるではないか!! ビックリ仰天です。そのアセビの木は、1個体なのか数個体なのか不明でしたが、7、8本が畳1枚程度の狭い場所にむらがって生えていました。で、上手く掘れば7、8本の植木になったことでしょう。ほぼ間違いなくその園芸店主が掘り盗ったのであろうかと思います。なんという商魂のたくましさ。マナーの悪さ。こういうことがあるから、自生地情報は非公開なんですわね。

       ***********************************

付録 : ↓ ジャケツイバラ (マメ科) の花
フジと逆で、花の房が垂れ下がらずに、上の方に立ち上がります。この山系で見られるキエビネやキンランの花と同様のあざやかな黄色であります。非常に美しく、観賞価値は高い花です。しかし、なぜか、ジャケツイバラは園芸作物化することはありませんでした。考えたら、これが不思議なんです。恐ろしいようなトゲがあるからでしょうか?? トゲがあるということでは、ハマナシとかサボテン類にも恐ろしいようなトゲがありますが栽培されます。で、トゲがあるだけでは説明しきれません。
美しいレモンイエローのジャケツイバラの花
↑ 美しい花なのになぜ園芸作物として栽培されないのだろうか?

普通のマメ科の蝶形の花とは異なる
↑ マメ科植物なのに、いわゆる蝶形の花とはちょっと違います。

2014年のイモ作り、身を守るために自給自足
2014年、自給自足用のイモ作り
●放射能汚染米が出回っているというハナシです。農協関係者から内部告発がでましたよね。放射能汚染米を1割程度混ぜ込んで全国にばら撒いているらしいです。わが兵庫県にも汚染米が流れているそうです。政府は厳重に取り締まるのではなく、容認しているとか…。噂であるから正確なところはヤブのなかですが、ありえましょう…。放射能汚染を認めると、膨大な補償金が必要です。高線量汚染地域の住民を移住させる必要も出てきます。膨大な費用が必要ですが、官僚たちは自分たちが天下る以外のお金は出したくないのです。官僚たちは国民のためにお金を出したくないのだけは、ハッキリしています。だから原発被災者を移住させるのではなく、高線量汚染地帯に被害者を帰還させようとしています。まさに、棄民政策であります。税負担して国にお金を出しているのは国民であるのに、“政府の暴力の牙” は国民に向けられています。なんという不条理か!! 絶句です。 こういう状況ですから、自分の身は自分で守る必要がありますわね。だれの言葉だったか? “暴力団の暴力はみせかけであるが、国家の暴力は本物だ” けだし名言です。当たっていますね。国家の暴力を甘くみないほうがいいです…。 三権分立など全くの幻想です。“三権連立”、“三権癒着” が実態であり、あまりの不条理を裁判に訴えても必ず負けます。裁判所も政府の統制下にあり、裁判官はヒラメばっかりです。(たまには反骨の裁判官もいるけど…)

安全な食べ物を手に入れるために、究極の策は自分で作る。
手間・労力がけっこう必要ですので、結局、もしかしたら買うほうが安いかも? それは否定しません。でも、かのチェルノブイリじゃ住民を移住させた汚染レベルに相当する地域で栽培された農産物が、淡路島のスーパーでも売られていますよ。産地偽装なんていくらでもあるし…。で、わが身を守るために、自分の食うものは自分で作るということであります。

そもそも、なんで1000キロ近くも (直線距離は600キロだが道路は曲がりくねっているから) トラックで大量の油を焚いて淡路島まで持ってこんなんのか?? 物凄い疑問やな。なんでやろか? 二酸化炭素が増えるやないか! 片や二酸化炭素を減らすというとりながら、二枚目の舌で二酸化炭素を増やす政策をしとるやないか! おおきょ疑問です。この間、島内資本の某スーパーに行って店頭を観察したら、○○県産のサツマイモを売っとったわ。別のスーパーの陳列品を観察したら、△△県産のゴボウが山積みやないか! 

●淡路島はいまでこそ兵庫県に編入されてしまいましたが、歴史的には四国エリアです。そもそも阿波の蜂須賀家の支配下でした。古代には南海道に属しています。畿内ではありません。で、現在でも、南あわじ市は徳島県との経済的・文化的つながりは強力であります。なんで、徳島県鳴門市産のサツマイモではなく、○○県産のサツマイモが店頭に山積みなのだろうか? おそらく、背後に政府の圧力があるのでしょう。放射能汚染食品を日本全国にばらまいて、都道府県ごとの疾病罹患率の全体的な底上げを狙っています。つまり、福島県の疾病罹患率の突出を目立たなくする狙いです。震災瓦礫に放射能瓦礫を混ぜ込んで日本全国に運んで焼却したのと全く同じ狙いです。全国的に疾病罹患率を底上げするのは、福島県での、晩発性放射線障害のフクイチ事故との因果関係を薄めるためです。福島県でのガンとか白血病の疾病罹患が、九州や四国や北海道とくらべても格別に高いわけではないとすることができれば、原発事故が原因ではないと主張でき、補償金を減らせますよね。つまり、政府や電力会社の責任逃れです。フクイチ原発事故での被災者の救済や補償を逃れるためです。

●それと、もうひとつ見落としてはいけないのは、米国保険会社の顧客創出も狙っている筈です。日本は完全に “アメリカ帝国主義の被支配国 = 植民地・属国” です。 郵便局でアヒルのがん保険が売られています。 1000の郵便局で販売しているアヒルの癌保険を、全国2 万局に拡張しようとしています。アメリカ帝国の植民地支配はどんどん進んでいますよ。アヒルの癌保険を日本で沢山売るには、癌の患者をふやして、癌にかかる危険性を高める必要があるのです。全国で癌が増えて、自分も癌になるかもしれないと思わさせれば癌保険が飛ぶように売れます。TPPの狙いの一つは日本の医療保険の破壊ですが、これもアメリカのアヒルの癌保険を売るためです。一見すると、バラバラに存在する政策も、よく観察すれば1本の糸の上に繋がっています。


       ***********************************

【サツマイモの二期作の一作目】
3月31日苗定植のサツマイモ、5月14日の状態
↑ 3月31日に苗を定植したサツマイモの5月14日の状態です。透明マルチを張っていましたが、山の斜面の畑なので乾燥がひどく、透明マルチもビニールトンネルもむしりとりました。で、厚い落葉マルチ栽培に切り替えました。落葉を分厚く敷くと乾燥防止には卓越した効果があります。落葉マルチはやがて腐葉土となり土を膨軟にします。そして、ミミズが湧いてきた土を掘り返すので、100%完全不耕起栽培が可能です。厚い落葉層が雑草を完全に抑えて、除草の必要もありません。沢山湧いてくるミミズが冬に死ぬと、上等な窒素肥料になります。肥料などやる必要は全くありません。これでよく育つので病気もでにくく消毒の必要もありません。結局、不耕起・不除草・無施肥・無農薬で、これは生態学的観点からの自然観察で行きついた結論です。100%自然の摂理や法則にかなったやり方であります。徹底的に落葉を畑に投入すると、ナス科やマメ科の野菜でも、連作障害はほとんど防げます。でも、落葉を集めてくるのが大変ですわ。
一作目は7月下旬にイモ掘りの予定です。ただちに、二作目の苗を定植し、11月中旬にイモを掘り取ります。二作目の苗は一作目の蔓が使えますから苗作りは不要です。


【ジャガイモの二期作の一作目】
自給自足用のジャガイモ
↑ 自給自足用のジャガイモ畑です。2月の中頃だったか? 種イモを植えた日は忘れましたが、これも5月14日の状態です。今月末には掘れるのですが、むかしからジャガイモの早掘りは半作の損と言われ、地上部の茎や葉が完全に枯れるまでイモが太り続けます。ま、掘るのはあわてる必要はありません。6月下旬でもいいでしょう。二作目の種イモの植え付けは盆のころです。収穫は年末です。ジャガイモは普通は二作続けて栽培はできますが、それ以降は連作障害がでます。で、大量の落葉 (腐植質) の投入なのです。瀬戸内地方ではジャガイモの二期作 (春作と秋作) はもともと可能ですが、連作障害がネックになっていますわね。落葉を大量に畑に投入しましょう。

       ***********************************

基準を大甘に緩めるのは、国家の暴力
●ランクルさんが紹介してくださった動画 東海村JCOバケツ臨界ウラン放射線・放射能被爆事故 その2 その3 その4 その5 をみると高線量被曝による致死的な急性放射線障害の恐ろしさに足が震えてきますね。ほんとに身の毛もよだつおぞましさです。では、低線量被曝による晩発性放射線障害ならば大したことはないのか? というとそんなことはありません。3年が経ち、5年が経ち、10年が経つと、予想もしていなかった病変が一斉に出てきますね。低線量だから大丈夫だなんて決していえませんわ。低線量被曝による健康障害には 閾値 (いきち) などないと見るべきでしょうね。もちろん医学界には閾値があるという考え方と閾値がないという考え方が対立しているようですけれども、低線量被曝でも、被曝量に応じて何らかの影響があるとみておくほうが無難でしょう。法的に普通の人が1年間に受忍できる被曝量は1ミリシーベルトと決められていますよね。フクイチ原発事故で広範囲に汚染されたから、1ミリの基準では関東地方や東北地方の広い範囲が法的受忍限度を超えるので、20ミリまでは大丈夫と、政府は基準を大甘 (おおあま) にしています。つまり、政府は閾値が20ミリであり、20ミリ以下ならば全く問題ないと阿呆な主張しているわけです。国民の健康を蹂躙するとんでもない暴力だと思います。1ミリで起こる疾病可能性よりも、20ミリでは20倍の疾病可能性があると考えるべきです。もちろん単純な比例関係ではないでしょうし、比例定数が1であるともいえません。実際どうなのかは何十万人もの被爆者の調査や解析が必要でしょうけれども、少なくとも閾値などないと考えておかなければヒドイ目にあわされます。そもそも閾値があって、ある基準までは被曝しても全然大丈夫だなどと涼しい顔で言っているのは御用学者であることを見落としてはいけません。

低線量被曝による体の異変は忘れたころにやってくる
●わたくしも、分かりやすい動画がないか捜しましたところ、ありましたね。低線量被曝でも5年、10年経つと、悲惨なことになるということが分かります。とくに内部被曝の恐ろしさを甘く見ない方がいいです。政府の言う “食べて応援” など真に受けていたら泣きを見ますよ。政府が言うことなど、眉にしっかりツバをつけて疑うことです。政府は必ずウソをつく、というぐらいに考えてちょうどいいですわね。


その2 その3 その4 その5

低線量被曝と鼻血は、因果関係はあるのか?
お知らせ
17日か18日に、再度のシャクナゲ観察会をします
シャクナゲ物狂い病膏肓に入るという状況であります。ちょっと時代がかった陳腐な表現なので、若い方は意味が分からない人が多いでしょう。で蛇足でありますが、 物狂い(ものぐるい) とは憑き物にとりつかれたり、精神的ショックで錯乱するほどの、正常な心でないことであります。平たくいえば気違いのことです。 病膏肓に入る (やまいこうこうにいる) というのは、病気が悪化して手の施しようがない状態ですが、転じて、物事に沈潜し夢中になり過ぎてほとんど中毒になった状態であります。ようするにシャクナゲ気違いということであります。シャクナゲはどんな種類でも成木になれば非常に花付きが良く、花の女王であることは多くの人々が認めるところです。そして、シャクナゲ愛好家が異口同音に言うのは、シャクナゲの花見は山の自生種に限るということであります。どちらかと言えば高山植物に近いシャクナゲを平地に降ろしたら、鑑賞価値が低減すると多くの人が言うのです。先日のシャクナゲのお花見はちょうど花見適期ではありましたが、まだ堅い蕾もありました。そこで遅い花を見に行きます。もしかしたら、別の尾根に行くかもしれません。淡路島の自生シャクナゲをご覧になりたい人はぜひどうぞ。今までの参加者は(わたくしも含めて)高齢化してきました。で、来年もお花見ができるかどうかは不明です。もしかしたら、これが淡路島の自生シャクナゲをご覧になれる最後の機会かも? 案内がなければ、絶対に探し出せないところに自生しています。 この機会をお見逃しなく…。

ピンボケ写真4葉】 カメラの調子が悪いのでピンボケです。サラのカメラを買ったので写真を撮り直しに行きます。
濃色赤花
↑ 淡路島の濃色赤花ホンシャクナゲ。蕾や咲き始めのものは極めて赤い個体です。

濃色赤花に近いもの
↑ これも比較的に色の濃いもので綺麗です。

白花品に近いもの
↑白花品に近いもの。白花ではなく、非常に色の薄いものが褪色して白くなったものです。

実物は非常に豪華な咲きっぷり
↑ 実物は非常に豪華な咲きっぷりでした。参加したおばちゃん、もとい、お姉さんらは大喜びでしたわ。


       ***********************************

●本エントリーの表題に掲げた命題 「低線量被曝と鼻血は、因果関係があるのか?」 はハッキリしないようでありますが、高線量被曝であるならば鼻血という症状があらわれるのは間違いなさそうです。検索すれば、そういう情報 (放射線医学の研究者による情報) が沢山ヒットします。で、外部被曝・内部被曝の被曝状況や被曝のレベルにもよりましょうが、低線量被曝では鼻血などあり得ないという主張が優勢ではありますが、それはほとんど全て原発推進側の人々、あるいは原発推進勢力の圧力によって自由にものが言えない人々が、そう主張しているように思われます。表題の命題が真か偽かは、わたくしには判断することはできないのですけれども、 (自分は放射線医学の研究者じゃないから当たり前です) では、放射線医学者が言うことが信用できるか? についても疑問符がたくさん付きます。?????これぐらい付きますわね。原発推進の政府の御用学者の山下 俊一氏が、 「放射線の影響は、実はニコニコ笑ってる人には来ません。クヨクヨしてる人に来ます。」 という意味のことを言い放ちましたが、原発反対運動をしている人々がにじり寄って糾弾したら、 「立場上そう言うしかなかった」 と言いわけしたとの情報があります。こういうことがあるから、放射線医学研究者の言うことも信用ならない面が強いです。

● 「低線量被曝と鼻血は、因果関係はあるのか?」 という命題の真偽は判断できないのですが、では、巷間、賛否の議論がかまびすしい 「鼻血」 の話題の真偽はどうだろうか? 放射線障害であるかどうかは、その因果の検証は専門家にまかせるとしても、放射線被ばく地帯で鼻血の症例が増えたのでしょうか?


第10 回双葉町復興まちづくり委員会 議事録 という公式記録に鼻血にかんする証言が記載されています。今、ネットの井戸端会議で話題沸騰ですわね。議事録には行数ナンバーが打たれています。24ページの888行目~909行目までを引用します。なお、行ナンバーはカットしました。

引用開始
【髙野 重紘 委員】今木村先生が言ったことで、私は3 月12 日の朝7 時半にもう既に逃げまして、郡山から蔵王まで逃げたんですが、実は私は体内被曝をしてまして、10月16 日の時点で、471㏃の内部被曝しています。実際に私朝7 時半に逃げていますので、木村先生の言ってることわかるんですよ。そんで実際にこのことを福島医大にも何回も電話かけました。そしたら「爆発前に逃げてれば内部被曝は起きてない」という回答でした。特に私の場合は12 日の朝7 時半に逃げて3 月20 日前後に鼻血が2 日間止まらなかったんです。その後帯状疱疹になったりいろいろしたもんですから、福島医大に何回も電話をかけました。県の方にもかけましたし、国の方にもかけたんですが、電話は取り合ってくれません。「こちらに電話してください、こちらに電話してください」ということで全然取り合ってくれません。実際に私がもう福島医大のある人からは「食べ物、放射能の食べ物を食べたでしょう」と言われたんですが、実は私は逃げてから、こんなことを言うとみんなに叱られますが、私は福島県、宮城県、あと岩手県の一部、千葉県と茨城県、あとお茶も一切飲んでおりません。お茶にも放射能があるということで一切飲んでいませんし、体内被曝は考えられません。そして魚は太平洋の魚は全然食べていません。私は、魚は全部日本海の魚を食べてますし、寿司はわざわざ山形県の酒田まで行って食べています。徹底して私は放射能は食べてませんので、体内被曝は3月12日の朝7時半まで、3時45分から私は工務店やってましたので、自分の建築した家を全部電気をつけて確認するために、山田地区と大熊町の野上地区を駆け足で回って見て歩きました。その間に被曝したというのは自分でもわかってますので、私は政府の発表は信用できないと、そちらのこちらに電話しているんですが、実際に取り合ってくれません。鼻血出たのも、2 日間鼻血止まらなかったということも信用していただいていません。それから今木村先生が言っていることは実質的に本当だったなとそういうふうに考えております。以上です。【引用終了


●日本の新聞・テレビのマスメディアは、現在、明らかに政府の統制下におかれてしまっています。政府の政策に迎合し、政府の広報係かと見紛うばかりのヒドイ報道が目立ちます。昔もそうでしたが、今でもマスコミの本質は政府の大本営発表を右から左に流すだけの権力の犬でしかありません。とくにヒドイのはNHKで “犬HK” と揶揄されるゆえんです。放送法は世の中に対立する主張があれば、双方の主張を公平に報道するように規定しています。いまこの国には原発推進の主張と原発反対の主張がぶつかり合っていますよね。国民の過半数は原発反対です。であるから、NHKが法令を順守するならば、NHKは原発反対のデモなどしっかりと報道しなければいけません。ところが、NHKは完全に原発推進側にたっています。NHKは放送法違反だ! で、わたくし山のキノコは、理由を明示してNHK受信料を敢然と支払い拒否しています。この国の大改革には、大本営発表を垂れ流すマスメディアを兵糧攻めにして叩かなければ絶対にダメなんです。

吾輩のNHK受信料の支払い拒否理由】  NHKは放送法第4条第1項の2および第4条1項の4に違反の疑いが濃厚であります。NHKは政治的に中立ではなく、政治的な偏向が目につきます。反国民的団体のNHKには視聴料は払うことは出来ません。NHKが受信料徴収の法的根拠としているのは放送法第64条であるが、他者に法令順守を迫るのであれば、自らも放送法第4条を順守するのが道理というものでありましょう。安倍様のNHKから、真に国民の皆さまのためのNHKに生まれ変わり、不偏不党・政治的中立性を担保するならば、視聴料 (=つまり国民の代弁者への資金カンパである) を払いましょう。

参考】 放送法第四条  放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
  一  公安及び善良な風俗を害しないこと。
  二  政治的に公平であること
  三  報道は事実をまげないですること。
  四  意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること
2  放送事業者は、テレビジョン放送による国内放送等の放送番組の編集に当たつては、静止し、又は移動する事物の瞬間的影像を視覚障害者に対して説明するための音声その他の音響を聴くことができる放送番組及び音声その他の音響を聴覚障害者に対して説明するための文字又は図形を見ることができる放送番組をできる限り多く設けるようにしなければならない。

●この国のメディアは権力の走狗になり下がったものが多いのですけれども、新聞では、まともなものが少数ながら存在します。東京新聞中日新聞北海道新聞琉球新報日刊ゲンダイ、この5紙が国民の側に立ったまともな新聞だといわれています。日刊ゲンダイはコンビニに売っているので買えますが、他の4紙は淡路島では紙の新聞は販売エリア外なので購読できません。で、ネットの無料版を読んでいます。ただまあ、もし紙版が入手できたとしても何紙も購読していたら購読料で家計が倒産してしまいますわ…。日刊ゲンダイは場違いみたいですが、反骨精神に燃えるこのタブロイド紙のほうが、政府の広報紙になりさがった全国紙よりもよほどましなのです。

さて、その中日新聞Web版5月13日付け記事に、 「美味しんぼ」 に登場した医師の記事が報道されていますよね。 「美味しんぼ」 登場の医師 「すべて事実。抗議は被災者に失礼」 これは極めて重要な記事であります。

引用開始】 小学館の 「週刊ビッグコミックスピリッツ」 の漫画 「美味 (おい) しんぼ」 に 「岐阜環境医学研究所長」 として実名で登場し、原発事故や震災がれきと鼻血の関連性を指摘している元岐阜大助教授の松井英介医師 (76) =岐阜市=は12日、本紙の取材に 「すべて事実。実際に異変を感じている人たちがいる」 と主張した。福島県や大阪市などの抗議には 「〝事実無根〟というのは、その人たちに失礼だ」 と反論した。
 放射線診療が専門。福島県双葉町に依頼されて2012年度から町の放射線アドバイザーとして年間数十日、町内に滞在し、多くの被災者から 「鼻血が突然出る」 「せきが止まらない」 「体がだるい」 などの症状を聞き取ったという。
 「美味しんぼ」 の原作者の雁屋哲さんと昨年末に出会い、4カ月にわたり「綿密な取材を受けた」 と強調。問題の漫画を 「子どもたちが読んで、自分の体の仕組みや放射線に関心を持ってほしい」 と話した。【引用終了


吾輩は、放射能汚染地帯で鼻血が増えているというハナシは、極めて蓋然性が高いであろうと思います。

       ***********************************

ランクルさんから戴いたコメント
ふつうの考えの人、そういうマトモな人間なら 「美味しんぼ」よう書いてくれたと拍手します。 政治家や原発推進の人たちがいろいろ言っていますが、その根拠がありません。 行った人が、見た人が言っていてるのです。 オリンピック招致の最終プレゼンで安倍首相「福島原発事故は完全にコントロールしている」と言いました。放射能の怖さを見てください。

東海村JCOバケツ臨界ウラン放射線・放射能被爆事故 1



東海村JCOバケツ臨界ウラン放射線・放射能被爆事故 2


1999年に茨城県東海村のJCOにて起こった事故を覚えていますか? 当時バケツを使った作業が話題となった、ウラン溶液の臨界による作業員さんの放射線被爆事故についてのドキュメント番組の一部です。 人体が大量の放射能を浴びるとどういうことになるのかはこのyoutubeを見てください。 強い放射能を浴びると、この東海村のJCOにて起こった事故の大内さんをみれば判ります。

えーーっと、 観察会は行けないかも……


山のキノコの返信
高線量被曝による急性放射線障害は恐いですね。浴びた線量にもよるでしょうけれども、致死的な線量をあびると皮膚が焼けただれ、水ぶくれになり、見るのもおそろしいです。こういう場合の遺体は、遺体自体が放射性廃棄物になってしまい土葬も火葬もできないですわね。チェルノブイリじゃ確か遺体をコンクリート詰めにしたハナシもあったように記憶しています…。大内さんの遺体はどうしたんでしょうかねえ? 確か大内さんらの浴びた線量は4000ミリシーベルトとか7000ミリとかのレベルだったと思います。 (正確な数字は覚えていないけど) オーダーで数千ミリ程度では、致死量ではあっても、葬式は出来るんでしょうかね? 治療に当たった医師らが防護服を来て治療していないから葬式はできたのかな。 と変な観点から考えています。仮に葬式ができなくて成仏できなくても、高レベル線量被曝はこうなるという臨床例を残してくれて、放射線の危険性に警鐘を鳴らしています。原発をやめることが大内さんの死を無駄にしないことになるでしょうね。


イチゴ商法とは何か?  原子力商法との類似と相違
もう一度シャクナゲ山に行きます
●本日は2014年5月13日であります。一昨日に淡路島に自生するホンシャクナゲの観察会 (お花見) を催行しましたところ、参加者は7名で結構盛会でありました。しかも、花が裏年のハズなのに予想外に花付きが良かったです。とくに花付きのよい木には枝先に15花も20花もぼんぼりみたいに豪華に咲いているのは圧巻で、これが野生の花なのか? と思うほどで、やはりシャクナゲは花木の女王だとか、深山の麗花と讃えられるだけのことはあります。ところが、カメラの調子が悪くロクな写真が撮れなかったです。でシャクナゲ観察会のレポートを書くべきところ、やむをえず別の話題の駄文を書きます。いま、ネットでサラのカメラを注文したところです。カメラが到着してからもう一度シャクナゲ山に行きます。木によってはまだ堅い蕾があり、1週間後でもお花見ができそうです。実は、毎年シャクナゲ山へは3回も4回も行っています。皆に呼び掛けてお花見会をするのは1回だけなんですが、もし、もう一度シャクナゲを見たい方はご連絡ください。日は17日か18日です。

追記】 ランクルさんが運営されている みはり番・淡路島 でランクルさんが 2014年 ホンシャクナゲの観察会(お花見)の報告 を書いて下さいました。なお、沢山の写真を撮影されたので、トチバニンジンの個所の写真が、アオテンナンショウとうっかり入れ違っていますわ。トチバニンジンは次のものです。↓ 

トチバニンジン (2本くっついて生えている)
この写真は2個体がくっついて生えています。 諭鶴羽山系の薬草(1)トチバニンジン 生薬名は竹節人参(チクセツニンジン)  

       ***********************************

さて、イチゴ商法とはどういうものか?
市販のイチゴを買ってきて調査してみました。調査日は、2014年5月12日、調査場所は兵庫県南あわじ市(淡路島)、島内資本のスーパーと全国展開しているコンビニ店との2か所で、市販のイチゴを購入して調べた。

買ってきた美味しそうなイチゴ
 左のものは長崎県・島原雲仙産。   右のものは兵庫県・淡路島産。
買ってきたイチゴ
↑ 左の物は南あわじ市リベラル三原店で買った。367円+消費税です。長崎県産、JA島原雲仙とあります。生産者の記名があります。雲仙と言えば1990年に普賢岳が噴火して火砕流で大きな物的被害・人的被害がでましたが、復興されたのでしょうか? 噴火前は雲仙岳は海抜1360mだったものが、現在の国土地理院の地形図では1483mです。123mも山が高くなりましたわね。


↑ 出典は 地理院地図 (電子国土Web)

右の物はコンビニのファミリーマート南あわじ市志知店で買ったものです。島内の生産者が作ったもので地産地消の地元産です。税込みで300円です。しかも大粒。淡路のイチゴは安いではないか、とつい錯覚しそうですが、中間マージンが加算されていないだけです。生産者が直接にコンビニに持ってきて棚に陳列しているのを何回も目撃しています。仮にこの淡路産のイチゴを長崎県に運んで売れば、流通コストがかかるし大粒であるので500~600円になるのではなかろうか?

●純粋に消費者の立場から申せば、淡路の地元産と比べれば、島原雲仙産のイチゴはお買い得ではありません。しかしながら20年余り前に未曾有の災害のあった場所であります。遅まきながら貧者の一灯ではありますが、島原雲仙産のイチゴを購入することは、いわゆる食べて応援の意味になりましょう。政府 (農水省) のいう “食べて応援しよう” はその本来の趣旨には賛成です。反対ではありません。日本は世界有数の災害大国です。地震・津波・台風・豪雨・豪雪・干ばつ・冷害…、つねにどこかで何かが起こっています。義捐金を送ったり、食べて応援という互助精神は大事でありましょう。

しかしながらフクイチ原発事故で政府が言う “食べて応援しよう” には賛成しかねます。第一に、自分の健康を害してまで (その可能性が大いにある) 食べて応援など出来ないのであります。それだけではなく、“食べて応援しよう” というのは、政府が果たすべき責任を全く果たさずに、原発被災者の救済を国民に肩代わりさせようと狙っているだけです。官僚たちの腹の中の赤い舌が見え透いています。官僚たちは天下りに必要なカネは湯水のように費消するけれども、原発被災者の救済にはカネを出したくないのです。そのカネの起源はわれわれ国民が納めた税金であるのに、国民の為には使いたくないのです。で、原発被害者を救済するカネを “食べて応援しよう” で国民のみなさんが出してくださいよ、と官僚たちが言っているのです。被害者だけでなく国民を全くバカにしたふざけた話ですわ。

それに、地震や噴火や台風は、どんなに甚大な被害があっても原因は自然現象です。原発事故は人為現象であり、原子力ムラの利権者どもが引き起こしたある種の犯罪です。そこが全く異なります。まず原子力ムラが厳しく責任を負う話なのです。農水省のいう食べて応援は福島県の食品を食べろといっています。 「東日本大震災の被災地及びその周辺地域で生産・製造されている農林水産物、加工食品…」 というのですが、なんでこんな誤魔化し表現をするのか? 腹が立ってきます。ふざけています。 「東日本大震災の被災地及びその周辺地域」 は、 「フクイチ原発事故による放射能汚染地」 とハッキリと言うべきです。農水省のホームページを読むと書いてある内容は全く放射能汚染食品のことを言っています。言葉のアヤで誤魔化す農水省官僚は国民をアホ扱いしています。国民は猿や犬と違うんやで。


↓ 上の段の様子。つまり見えている部分です。
見えている部分には大きめの立派なイチゴを配して、商品の見栄えを良くしようとしています。見え透いた外見の取りつくろい。
セロハンを外した。上の段の様子。

↓ 上の段のものを取り除いて、下の段です。
下の段は、上の段を取り除くか、商品を裏返えさないと見えません。見えないことを良いことにして、小さなものは隠すように配します。これでは消費者は誤魔化されたという印象を持ちます。するなら、逆のほうがいいかも? 表面は小粒だが中から大粒がでてきたらトクをしたような気分がして、また買ってくれます。
下の段の様子

写真ではハッキリと分からないので、量りで重量を測定した。

測定結果

●見た目ではよく分からないのですが、測定するとハッキリします。淡路産のイチゴは上の段の平均果重25.8グラムに対して、下の段のものは21.6グラムであり、83.7%と一回り小さいです。長崎産のイチゴも上の段のものの平均果重が12.0グラムに対して、下の段のものは7.9グラムしかなく、65.8%と二回り小さいです。
このように、見える部分には大きなものを配して、その商品の外観が実際以上に立派であるかのように見せかけます。そして、見えない部分には小さなクズを配して、その商品の瑕疵を隠蔽してごまかします。このような見え透いた悪徳を弄して、消費者 (客) をだまそうとたくらむのであります。サルやイヌと違いヒトは騙せないのに、だまそうとするのは愚かです。
これを、イチゴ商法といいます。

 ●ただし、これは違法ではないし、厳密にいえば誤魔化しているとも言えません。なぜならば、写真のイチゴの商品の上に貼ってあるセロハンに、大粒イチゴとか粒ぞろいだとか何も表示していないからです。もし大粒イチゴと銘打っているのに、見えないところに小粒イチゴを混ぜ込んだのならば、うたい文句と乖離があるから誤魔化しになりましょう。なにも銘打っていない以上ごまかしたとはいいきれません。イチゴ商法の大きな特徴は、商品について何も言わないのがポイントです。悪徳の度合いが高じて傷んだものを見えない部分に混ぜ込んだのならば、食べられないものを消費者に掴ませて損害を与えることになりますが、小さなものを隠し混ぜただけでは特に損害というわけではありません。

イチゴ商法と、原子力商法との大きな違い
イチゴ商法 …… 商品についてあまり語らない。このイチゴは大粒ですよ、粒ぞろいですよ、甘いですよ、などあまり言わない。その商品の長所も短所もあまり語らない。

原子力商法 …… よく語るのである。饒舌でしゃべりすぎ。うるさいほど商品の長所を語り過ぎです。その商品の長所・効能・利便性をしゃべりまくるが、けっして短所や欠点は言わない。 誤魔化してやろうという腹はイチゴ商法も原発商法も似ている部分がありますが、決定的に異なるのは、原子力商法はあまりにも饒舌すぎるのです。むかしから、巧言令色鮮し仁 (こうげんれいしょくすくなしじん) と言ってぺらぺらとよく喋るのは信用ならないのであります。竹中平蔵氏なんかはその典型例。原子力ムラが原発の安全性を饒舌にしゃべり宣伝するのは、ナチスドイツの宣伝大臣、プロパガンダの天才 ゲッベルス の名言 “嘘も100ぺん言ったらほんまになる”の実践なのか?  つまり原子力ムラの利権者どもの言うことは嘘で塗り固められているからこそ、饒舌に安全だ、安全だと宣伝せざるをえないということであります。 イチゴ商法はまだかわいらしいものですが、原子力商法は悪辣で犯罪的でそうとうにタチが悪い。

原子力ムラの巧言
*原発がなければ日本経済がまわらない。
*原発がなければ電気代があがる。
*原発で地球温暖化を防げる。
*原発は安全でクリーンなエネルギーだ。
*原子力明るい未来のエネルギー。
*原子力正しい理解で豊かなくらし。



原子力ムラの連中は沢山の見え透いた巧言令色をしゃべりまくって国民をだましてきたわけです。明るい未来になったのでしょうか? 豊かな暮らしになったのでしょうか? 関東・東方地方で一斉に晩発性放射線障害パンデミックがおこる前夜になっています。報道されないけど、西日本に関東からの引っ越しが増えていますわね。いままで見たこともない関東地方の車のナンバーをよく見かけるようになっています。農林水産省 の資料 諸外国・地域の規制措置 を見ると、いまだに世界の40ヵ国が日本からの食品輸入を停止・制限・検査強化をしています。フクイチ事故を終息 (何べんも言う、収束とは意味が違う) させるのに100年かかるか? 何十兆円かかるか? 作業員はいるのか? 高レベル放射性廃棄物の処理ができるのか? 未来は明るいのだろうか?? 危惧されますね。



ジャケツイバラの藪には近づくな!!  ひどい目に遭います。
綺麗な花にはトゲがある

Roses have thorns.(バラにはトゲがあるわ)
There's no rose without thorns.(トゲのないバラやこあれへん)
A fair face may hide a foul heart.(綺麗な顔には汚い心が隠れとるかも?)

●これら一連の英語のことわざがあって、それを翻訳したのが “綺麗な花には棘がある” という日本語のことわざ、あるいは慣用表現ではなかろうか? というのは、この “綺麗な花” というのは原文ではバラ (薔薇) の花のことであります。バラの花というのは、普通はセイヨウバラと総称される園芸品種群を指すのであります。セイヨウバラは西アジアや中国やヨーロッパに原生する色々なバラ属植物を元にして、長い年月をかけて品種改良されたものであります。ことわざに言うバラは明らかに日本原産の花を言っているのではありません。日本人は昔から花をこよなく愛する民族でありまして、万葉集をはじめ昔の和歌集には花を愛でる歌が沢山あるけれども、愛でる対象の花はユリであったり、ツツジやフジや、サクラなどであります。バラ (つまりバラ科バラ属) を愛でる歌などあるのでしょうか? ちょっと調べてみましたが見当たりませんわ。なお、江戸時代には中国原産のナニワバラとかコウシンバラとかが庭に植えられたようでありますが、詩歌に謳う花は圧倒的に野の花が多いうえに、中国原産のバラ(セイヨウバラの原種にもなった)とて原種のままでは、観賞価値がたかいわけではありません。野生種のヤマザクラやノダフジやササユリのほうが遥かに観賞価値があるわけです。

日本原産バラ科バラ属は、あまり鑑賞価値はない
●そもそも鑑賞に堪えるバラ科バラ属植物は日本列島にほとんど見当たりませんわ。『改訂増補 淡路島の植物誌』 によれば淡路島にあるバラ属植物はノイバラテリハノイバラミヤコイバラ、それからヤマイバラと同定された標本があるらしい。それから ヤブイバラ は 襲早紀要素(そはやきようそ) の植物で、兵庫県レッドデータBランクの貴重植物だが、諭鶴羽山系の谷の奥にも尾根にもけっこう沢山あります。しかしBランクだといっても綺麗な花が咲くわけではないから誰も盗りませんわ。わたくしも盗りません。ま、これらはトゲだらけの雑草なのであって全く観賞価値はありません。

全国的には、日本自生種でバラ科バラ属の花で観賞価値があるのは ハマナシ(ハマナス) ぐらいではないか? ハマナシは兵庫県でも但馬の海岸にわずかに自生があるみたいで、兵庫県レッドデータではAランクですが、観賞価値があるので植栽もされ、南あわじ市では、福良 なないろ館 の前に植えられています。植えられるというのは観賞価値がある証拠です。ちなみに吾輩は秋になったらここのハマナスの実を失敬して食べていますわ。けっこう美味いですわ。 それから山登りの方は知っていると思うけど、亜高山帯にある タカネイバラ これも観賞価値があります。日本列島に分布する自生種ではこれらはある程度は観賞価値がありそうですが、しかしながら、北日本の砂質海岸とか亜高山というかなり特殊なところに自生しています。昔の日本人のほとんどは見たことはなかったでしょう。で、どう考えても、バラ属植物は鑑賞の対象ではありませんでした。このように考えると、やはり、“綺麗な花(バラ)にはトゲがある” という諺は国産のことわざではなく、西洋のことわざの翻訳ではなかろうか?

●バラという日本語の語源は、『日本国語大辞典』 によれば、古代にはトゲのある植物を指す言葉であって、一説によればトゲの一名を波羅樹と言ったからとも。あるいは茨(いばら)の略がバラとも。諸説あるけれども美しい花をバラといったのではありません。で、万葉集だとか古今和歌集だとか古い時代の詩歌にバラを謳った歌などなく、近世になってわずかに 俳諧(はいかい) に詠まれている程度です。それとて綺麗な花だなあと詠んでいるわけじゃありません。


バラ属植物よりも恐ろしいトゲがあるジャケツイバラ
さて、いよいよ5月11日に淡路島の自生シャクナゲ観察会でありますが、現在参加予定者は8人です。あと2人程度いけますので、島の自生シャクナゲをご覧になりたい方はお気軽にどうぞ。南あわじ市役所三原庁舎の駐車場に午前9時集合ですが、ご参加の場合にはいちおうメールフォームでご連絡くださいませ。バラがどうのこうのと申したのは、シャクナゲ山の登山口にジャケツイバラが沢山あるからです。ジャケツイバラはバラ属植物以上に恐ろしい藪になります。黄色の綺麗な花が咲いていて観賞価値は非常に高いのですけれども、手を出したらひどい目にあいます。綺麗な花にはトゲがあるなどというのは序の口です。綺麗な花に殺されそうになると言ってもいいほどの大変な目にあうので、絶対に近寄らないことです。 

植物に何故トゲがあるのか? は食植動物に食べられないように物理的な防御をするとか、自立できないトゲ植物がトゲで他物に絡まって登っていくなど考えられますが、しかしまあ、いくらなんでもジャケツイバラは防御のやりすぎです。で、走りまわる動物を捉えて、その動物を肥料にしてしまうなど考えられないだろうか?? モウセンゴケ とか ハエトリグサ などの食虫植物みたいなものか? 食虫植物は栄養分が少ない環境に生育することが多いようですが、そういえばジャケツイバラも斜面から転がり落ちた石が堆積したところなど、土層が薄く、痩せている場所に多い傾向があります。で、やせ地に生育するジャケツイバラが不足する窒素やリンなどの栄養分を補おうとして、動物をトゲのトラップで捕えて肥料にしてしまおうと狙うことは、考えられるわけです。この吾輩の珍説を証明するために、ジャケツイバラにつかまって死んでいるシカやイノシシがいないか調べております。というのは髪の毛がジャケツイバラに引っ掛かると、ちょっとやそっとでは脱出できないからなんです。このあいだサンショウの葉を採りに行って死にそうになったです。


↓ ジャケツイバラは黄色の花でノダフジに似ています。ただ、ノダフジは垂れ下がるのに対して、ジャケツイバラは逆に立ち上ります。
ジャケツイバラ

↓ ジャケツイバラはマメ科でありますが、花は一般的なマメ科の蝶形の花とはちょっと異なります。
ジャケツイバラの花

ジャケツイバラの藪が恐ろしいのは、このトゲが曲がっているためです。真っ直ぐなトゲであれば抜きやすいのですが、トゲの先端方向に向かって曲がっているので非常に抜きにくくなります。うっかりジャケツイバラの茂みに入ろうものならば、色々な方向から曲がったトゲが引っ掛かるので簡単には脱出できなくなります。そのトゲが茎だけではなく、葉の裏面の葉軸上までびっしりとあります。フィールドで一番やっかいで恐れられている植物の筆頭だろうと思います。
ジャケツイバラのトゲ


お花見に行こう! その③ クロバイ(ハイノキ科)
【クロバイ (ハイノキ科) の観察の続編】

●本日は2014年5月6日であります。 恒例の行事となりました 「淡路島の自生シャクナゲ観察会」 ですが、あちこちにご案内を配布したんですけれども、皆様方ご都合や予定があるようで、参加者はほとんどなさそうです。最悪の場合は、吾輩と同級生のO君だけになるかも? 有名な写真家のSさんは商工会の日帰り旅行、ぐるっと瀬戸内海を1周 (山陽道~広島~島なみ海道~四国瀬戸内側) するという旅行らしいのですが既にご予定とのことです。 また、別の写真家のおたけさんは当番で日曜出勤らしいです。おたけさんから 「シャクナゲの写真を撮りたいけど、日曜出勤だわあぁ」 という意味のメールを頂いたさいに、素晴らしい “クロバイの花の接写写真” を見せてくださいました。で、拙ブログに展示したいと思います。残念ながら、山のクロバイの花はほぼ終わってしまいました。お花見の最適期の幅は数日しかありません。ホントに花の命は短いです。お花見の日を決めるのは、ヒトの都合ではなく花の開花の都合に合わせなきゃならんのが難しいところです。 

●きのう有名な写真家のSさんと話をしたら、オンツツジ (兵庫県レッドデータBランク) の写真を撮ろうとして2回自生地を訪ねたそうです。なんとか新聞記事用の写真はとれたそうですが、満開にはほど遠く、もう一回行かれるそうです。このように、ワイルドフラワーの写真家は何回も自生地を訪ねることになるのですが、それは花の見頃・撮り頃の幅が狭いうえに、その年の寒暖のちがいで満開のピークが1週間ずれるのは当たり前、ときには2週間もずれるためです。毎年開花のピークの日が同じならばやりやすのですが、自然には大きな揺らぎがあります。おおきな変動があります。揺らぎや変動は当たり前のことです。往生際のわるい地球温暖化利権者たちがまだ足掻いていますが、地球温暖化のハナシから降りる研究者達が続出しています。地球が温暖化しようが寒冷化しようが、人為など全く関係なく、地質年代的むかしから気候変動は当たり前の現象です。ま、なにごとが起ころうとも、人類はそれを受け入れるしかありません。自然の変動を食い止めることは絶対に不可能です。川の流れに竿をさして逆らっても勝てません。流されるだけです。自然の変動をコントロールできるなどと考えるのは人類の傲慢です。近年の地球の気温の低下が鮮明になってきましたが、淡路島のシャクナゲでもオンツツジでも何でも、開花の遅れが近年目だってきました。20年前と比べると開花が1週間遅くなっています。

追記】 今朝 (5月6日) は寒かったです。淡路島内のアメダス南淡で9.4度、洲本特別地域気象観測所で9.8度と冷え込みました。西日本の内陸部では冷え込みがきつく、広島県アメダス油木では-1.2度の最低気温でした。氷点下を観測した地点が中国地方で何箇所かありました。また、九州各地では、5月の最低気温の記録を更新した場所がたくさん出ました。通常、放射冷却での低温は4度以下になると霜が降りるとされています。0度以下ではありません。これは、気温は地上1.2~1.5mの高さで観測するのですが、地面そのものはその高さの温度よりも5度も、ときには7~8度も低くなるからです。これは温度計を2本用意して、冷え込む朝に地面と1.5mの高さに温度計を置いて観察すると、簡単に再確認できます。今朝の冷え込みで西日本の内陸部や、山間部で晩霜害が相当発生したと思われます。わが淡路島南部の南あわじ市でも、後から聞いたハナシでは 4月7日の霜 で諭鶴羽山系の北斜面山麓あたりでかなり霜の害があり、レタスがやられたそうです。こういつまでも寒いと、うだる暑さの夏が恋しいです。一年中、夏だったらいいのにね、と思います。一年中夏の熱帯地方は旅行でも移住でも人気があります。吾輩の兄弟も東南アジアのM国に移住しましたわ。寒いシベリアやアラスカに移住する人はいませんよね。みんな、一年中暑いのが好きなんですね。もっともっと、温暖化したらいいのにと思いますわ。何も心配ありません。地球温暖化で気温が上昇するのは、高緯度地方と、中緯度地方の冬なんです。これは温暖化教の総本山のIPCCも認めていますよ。なので、ぜんぜん大丈夫です。夏は変わりません。ただ、夏が長くなるだけです。1923年に区内観測所の徳島県鳴門市(撫養)で観測された42.5度が、日本最高記録です。昨年8月の高知県アメダス江川崎で41.0度が示顕しマスゴミどもはお祭り騒ぎの大喜びでしたが、日本の夏は100年前から40度超がたくさんあるんです。日本の夏がうなぎ上りに暑くなっている訳じゃありませんから、何の心配もいりませんわ。

追・追記】 今朝 (5月7日) は更に冷え込みました。淡路島内のアメダス南淡で7.2度、アメダス郡家で6.8度、でした。今朝早く6時~7時ごろに、Sさんと鮎屋谷の奥に写真を撮りに行ってきたのですが、山間部は冬みたいに寒かったですわ。帰ってきて気象庁サイトを閲覧したらビックリです。5月の最低気温の低い記録更新ラッシュです。やはりここ数年の低温傾向の頻出が目立ちますわね。

5月の最低気温の低い記録更新地点 (2014年5月7日に更新分)
気象庁サイト から抜粋して借用。統計期間の短いものは除外しました。注目すべきは、種子島旧測候所です。アメダスよりも統計期間が長いのですが記録更新 (タイ記録) です。良く見ると昨年に更新したものを今年も重ねてタイ記録です。こういうケースが目立ってきましたわ。地球寒冷化の表われか?? 
 
●ところで、シャクナゲ観察会ですが山ガールのお姉さんらが4人来て下さることになりました。ランクルさんも来てくれることになり、これで、現在6人 7人 です。あと4人 3人 までいけます。10人になったら締め切らせていただきます。淡路島自生のシャクナゲを見るには、案内なくしてはまず無理です。これが淡路自生のシャクナゲをご覧になれる唯一の機会です。ご希望の方は、お気軽に、ぜひどうぞ。


       ***********************************

おたけさんの写真2葉 (ハイノキ科 クロバイの花の接写

↓ おそらく、マルバウツギであろうかと思います。
おたけさんの写真
同じ花なのに、おしべの色が違います? こんなものもあるのですね 
撮影日:2014年05月04日


訂正】 おたけさんから連絡を頂きました。
こんばんわ、 写真1枚目が間違っています。クロバイの花じゃないですm(__)m  この花は草の花です>名前知らないのでもう一枚添付します。 おたけ

そうですね、上の写真と下の写真では、かなり異なります。上の写真では、おしべの数が10本ほどで少ないです。(下の写真は20本以上) それから、おしべの基部 (花糸) が幅広で翼になっています。また花の底に濃色のリング状の紋様があります。このリング (輪) は訪花昆虫を誘引する仕掛けだろうと思います。紫外線カメラで見れば何か分かるハズです。でも、高価で貧乏な吾輩には買えませんわ。わたしもちょっと変だなあとは思いましたが、良く見ていませんでした。申し訳ありませんでした。おたけさんからメールに添付された写真を3枚目に掲示します。10中9は、葉の形状から マルバウツギ であろうかと思います。

実は、写真でなんという種なのか? 決めるのは非常に困難です。不可能といってもいいでしょう。花の詳細な構造が分かりません。子房上位なのか? 子房下位なのか? 子房に毛があるのかないのか? 葉に鋸歯があるのかないのか? 葉の着きかたが互生か対生なのか? 種を同定する情報が写真ではほとんどわからないんです。どんなにピントを合わせて鮮明な写真を撮っても花のディテールが不鮮明なのです。これが、ネイチャーフォトの限界です。実物(標本)が一番なんです。2番目は詳細なスケッチや描画です。三番目が写真です。自然観察をする者は 「絵を描く練習をしなさい」 と言われるゆえんです。


↓ これはクロバイですね。
近縁種を考えてみましたが、、花穂の長さや花の数からハイノキじゃなさそうですし、花期が異なるからタンナサワフタギ(花期は6月)とは明らかにちがうし、ミミズバイ (賀集の淳仁天皇陵にあります) とも明らかに違います。確定するのに葉を観察したいところです。
おたけさんの写真
遠くで見るのと近くで見るのはこんなにも違うのですね? なんのこっちゃ(^^) 
撮影日:2014年05月04日


メールで送られてきた添付写真、おそらく 「マルバウツギ」 です。
関東地方以西の太平洋岸に分布していて、兵庫県では淡路島にはあるが、本土側にはなかったと思います。淡路島の暖地性を裏付ける植物のひとつです。
マルバウツギ
↑ 今頃咲く白い花で淡路島に分布するものを考え、明らかに違うものを消去法で絞り込んだら、マルバウツギですが、ウツギじゃないだろうと思います。葉を見れば完全に見分けられますが不鮮明です。でも丸っこい感じなのでマルバウツギと判断しました。

写真追加】 マルバウツギの全体像の写真を撮ってきました。ただし、これでは何がなんなのかさっぱりわかりません。後の写真には、シロバナハンショウヅル (兵庫県レッドデータBランク) の蔓と葉が写っています。花期は4月中旬~下旬なのでもう花は終わっています。

マルバウツギ

シロバナハンショウズルの葉が見えている

2014年 淡路島のシャクナゲ観察会 (お花見会)
お知らせ
ホンシャクナゲのお花見を致します。どなたでも参加できます。

ホンシャクナゲのつぼみ膨らむ!
↑ 本日5月4日の花の状態です。つぼみが膨らんでいます。柏原ー諭鶴羽山系の谷にて。海抜250m地点。

●本日は2014年5月4日であります。 今日の午前中に、シャクナゲ自生地の下見に行ってまいりました。つぼみが大きく膨らみまして、開花直前という感じです。1週間後の5月11日に、お花見の見頃となりそうです。つきましては、恒例のシャクナゲ観察会 (お花見) をとりおこないたいと思います。淡路島の自生のシャクナゲをご覧になりたい方は、ぜひともご参加ください。どなたでも参加できます。島外の方も、他府県の方も宜しかったらどうぞ。

ま、島外からわざわざ淡路島まで見に来るほどの花ではないし、本土にも四国にも標高の高いところには割合にある花で、珍しいものではありませんが、日本広しといえども島嶼にあるシャクナゲは限られています。 礼文島・利尻島のキバナシャクナゲ、佐渡島のハクサンシャクナゲ、隠岐島のオキシャクナゲ、屋久島のヤクシマシャクナゲ、淡路島のホンシャクナゲ、の6島にしかシャクナゲの自然分布はありません。(なお、南西諸島のセイシカとアマミセイシカは、シャクナゲではありません) このような島嶼にあるシャクナゲという観点からみると、植物地理学上おもしろいのではないでしょうか? 島では、本土とは環境が異なり、標高の低い山でも “山頂現象” のようなことが強く起こり、海抜の高いブナ帯の植物が低海抜の照葉樹林帯に降りてくるなど、興味深い現象がみられます。 たとえば東京都の 神津島 (こうづしま) は典型的な例です。最高標高572mにもかかわらず2000m級の山にある高山植物が見られる島として有名ですよね。離島はどこの島でも風が強く、低い山でも雲霧帯にかかってしまうなど本土とは異なる環境が作用するようです。石灰岩とか蛇紋岩など特殊岩石が母岩の土壌があれば、植生の変化にさらに拍車がかかるようですわね。そういうことを念頭におきながらお花見をすれば、他府県の方がわざわざ淡路島のシャクナゲをご覧に見えるのも、意義があるのではないでしょうか? 淡路島に自生しているホンシャクナゲの特徴は、標高が非常に低いところにあると言えます。島内のシャクナゲの詳細な分布はまだ調査中ですが、海抜200m台からあります。


       ***********************************

2014年 ホンシャクナゲの観察会(お花見)について

日   時   2014年 5月11日 (日曜日) 午前9時に集合場所に集合
        お花見場所に昼までに到着。午後3時ごろに登山口で解散。

集合場所  兵庫県南あわじ市役所 三原庁舎の駐車場
       (〒656-0492 兵庫県南あわじ市市福永358番地1)
        南あわじ市役所 三原庁舎の位置

花見場所  柏原ー諭鶴羽山系の最奥部の尾根、海抜400m強の山を登ります。
       淡路島のホンシャクナゲは、兵庫県レッドデータでCランクの貴重植物と
       されています。自生地保護の観点から、自生地情報は非公開です。

交通手段  集合場所から登山口までは、各自の車で移動します。25分程度で
       着きます。

参加費用  お花見の参加は無料です。一切の料金の徴収はありません。

昼   食  各自、お弁当を持参してください。

注意事項  やや健脚向きのお花見です。軽登山になります。高齢者はご遠慮くだ
       さい。安全には配慮しますが、怪我、事故等のリスクは自己責任にて
       ご参加ください。

花の状況  今年は裏年で花の数は少なめです。しかも、遷移の進行により、シャク
       ナゲ群落の老化が目立ってきました
。一面の花園を期待すると失望しま
       す。開花する木が1本でも見られたら良し、とお考えください。


●なお、お花見は、取ってもいいのは写真だけ、残してもいいのは思い出だけです。シャクナゲが綺麗だからといっても枝を折ることはできません。また、ゴミもお持ち帰りです。足跡を少しならば残してもかまいませんが、あまりシャクナゲの根元を踏みつけるのはよろしくありません。 参加ご希望の方は、メールフォームにてお知らせください。

       ***********************************

シャクナゲ自生地付近で見られる植物たち
キンラン (ラン科) で、兵庫県レッドデータでCランクです。キンランは菌根菌と共生していると言われ、盗掘しても、“特定の樹木 ー 菌根菌 ー キンランの共生関係” が植木鉢やお庭で再現することは不可能です。よって、うまく育たずに、結局は枯らしてしまいます。なので盗ってはいけません。写真のものはつぼみですが、見頃は数日先だと思います。 
キンラン (ラン科)

ナベワリ (ビャクブ科) です。兵庫県レッドデータでBランクです。これもまだ蕾で、見頃は1週間先か? 湿った森の林床に生えるので十分な機材がないと写真が撮れません。
ナベワリ (ビャクブ科)

ナンゴクウラシマソウ (サトイモ科) です。兵庫県レッドデータでBランクです。本種が属するテンナンショウ属の植物たちは性転換することが知られています。株が小さいうちは雄株ですが、大きくなると雌株になるようです。写真の個体はまだ小さく、花が着いていましたが、調べるとオス株でした。
ナンゴクウラシマソウ (サトイモ科)

↓ ミヤコツツジです。紅色のヤマツツジと淡い桃色のモチツツジが自然交雑したツツジです。両者の中間の性質を持ちます。非常に美しいツツジです。
ミヤコツツジ (ツツジ科)

↓ シロバナウンゼンツツジです。遅い花が残っていました。葉も花も小さなつつじです。純白の可憐なツツジで非常に綺麗な花ですが、10mほどの崖の上に咲いていました。洲本の人らはコメツツジなどと言っていますが、コメツツジは花が更に小さいし、ブナ帯上部~亜高山帯あたりの植物であり、暖温帯の植物じゃありません。淡路島はコメツツジの分布域から外れます。花期も4月に咲くシロバナウンゼンツツジに対して、コメツツジは6月~7月に咲きます。花期が全く異なります。
シロバナウンゼンツツジ (ツツジ科)


クロバイ (ハイノキ科) の観察
●本日は2014年5月3日であります。数日前に、ある人から、「山のキノコさんよぉ、山でなんか白い花が咲いとるみたいやけんど、ありゃあ、一体、なんやね?」 と訊かれました。実物を目の前にして聞かれたのではないので、その点はちょっと不確かであるのはしかたありませんが、話の文脈から想像して、クロバイのことを言っているのだろうと思います。で、植物の説明をするのに門外漢の吾輩では適任ではありませんから、波田先生の説明をよく聞いてください。写真は南あわじ市で撮った写真を陳列します。
岡山理科大学 植物生態研究室 (波田研) のホームページから 「クロバイ」
波田先生は植物生態学を専攻されているようで、その植物の花の構造など形態ではなく、その植物の生える環境やその環境にどのように適応しているかということに力点を置いて説明されています。専攻分野を色濃く反映した説明ですね。


クロバイ(ハイノキ科 ハイノキ属)
4月25日 南あわじ市北阿万にて
↑ 4月25日、南あわじ市北阿万にて。乾燥にめっぽう強い硬葉樹のウバメガシの優占する里山で、白く目立っています。ウバメガシは水はけの良すぎる尾根筋に特に多く、その中に混じってクロバイがあるということは、クロバイは乾燥に強い樹木であることを裏付けています。
4月28日 南あわじ市神代にて
↑ こちらは4月28日、南あわじ市神代にて。これも谷筋ではなく尾根筋に近い所にあります。淡路島の南部の南あわじ市では丘陵~里山にかけての尾根筋にみられます。特に多いのが、北阿万~賀集~神代あたりと、中山峠周辺も非常に多いです。海抜で言えば200mまでの低海抜の所にみられます。諭鶴羽山とか柏原山などの高い所 (海抜300m以上) では全くみられません。開花は4月15日ぐらいから見られ、開花のピークは4月25日ごろでした。5月に入ったら急速に花が散っています。

5月2日 南あわじ市文化体育館近くにて
↑ 南あわじ市が経営する文化体育館の近くで花を観察しましたが、5月2日には既に半分散っています。満開のときだったら、樹冠に雪が積もったかのように白くなっていたであろうと思います。葉は厚くてテカテカと光沢があります。クロガネモチの葉に似ています。花がなかったならば、クロガネモチと見間違うほど良く似ています。

5月2日 南あわじ市文化体育館近くにて 花のアップ
↑ 花は、ブドウの房のように沢山ついています。一つの房は長さが4~6センチで、花は1房に20~25花付いています。個花をルーペで観察すると、おしべが沢山あり30本前後ありますわ。めしべは1本だけ。


淡路島の洲本でアサリ貝毒が検出!!
淡路島の洲本でアサリの貝毒発生だあぁ!!
●兵庫県明石市にある 兵庫県立農林水産技術総合センター 水産技術センター から貝毒情報が発令中であります。 → 兵庫県水産技術センターだより 貝毒情報(アサリ)KD-26-03号 平成26年5月1日発行 

また、大阪府羽曳野市にある 大阪府立環境農林水産総合研究所 からも貝毒情報が出ています。→ 大阪湾貝毒原因プランクトン情報第14-14号(4月28日調査)

徳島県水産課 では現在は貝毒情報なし。香川県や岡山県でも現在貝毒情報は確認できません。

和歌山県農林水産部水産局資源管理課 の情報では、紀伊水道側からは和歌山市和歌浦湾でアサリの毒化が発生しました。

なお、貝毒に関する総合的な情報は、農林水産省 「健康に悪影響を与える可能性のある魚介類中に含まれる物質などについて」 を閲覧するのが宜しそう。

これら各府県の情報を統合すると、本日5月2日現在、瀬戸内海東部の播磨灘・大阪湾・紀伊水道ので貝毒発生地点は5か所になる模様であります。列挙すると、兵庫県洲本市 成ヶ島か?、兵庫県芦屋市 潮芦屋浜、大阪府貝塚市 二色の浜、大阪府阪南市(男里川河口)、和歌山県和歌浦湾。これらの5地点を地図上にプロットすると次の図であります。


瀬戸内海東部での毒化アサリ分布図 (2014年5月2日現在)
毒化アサリ分布図
国土地理院 電子国土Web から作成した。瀬戸内海最東部の大阪湾~紀伊水道で毒化アサリが出ています。播磨灘ではいまのところ大丈夫のようですわ。

本日(5月1日)の収穫
消波ブロックの根に固着するイワガキ

本日の収穫

●アサリが毒化しているから替わりにカキを獲ったのではありません。アサリが瀬戸内海から急激に減少していて、アサリを掘りにいってもロクに獲れないから、その代わりにカキを獲りにいったということであります。アサリが毒化するような有毒プランクトン汚染海域では、アサリ以外にも他の二枚貝が毒化する危険性が言われています。カキとて岩に片面が固着しているだけで歴とした二枚貝であります。危険でありますね。危険性は無いとは言えないわけですが、そこは自己責任であります。

一般に、アウトドアマンというのは慎重ではあるけれども、あえて危険をもかえりみない大胆さも兼ね備える人が多いようです。ロッククライマーが危険な垂直の岩壁に挑むのはその典型です。垂直の岩場は危ないに決まっています。手を滑らせたら転落死です。関東の奥に聳立する谷川岳の登山口には一の倉沢で遭難した何百人もの名を刻んだ石碑がありますよね。非常に危険なわけです。で、ロッククライマー達は装備を厳重にして登攀技術を磨き、慎重の上にも慎重を期して、危険な岩壁に敢然と大胆に挑むわけです。毒化した2枚貝も致死量を超えたら中毒死です。危険なわけです。危険なのを承知のうえで、致死量はどの程度か、中毒症状が出るのはどの程度か、自分の体重や健康状態と兼ね合わせて慎重に食べるわけです。もし貝毒中毒死したとしても、自己責任であります。行政はちゃんと危険情報を提供してくれています。毒化カキを食べて死んでも磯ファン冥利に尽きるというものです。筋金入りの磯ファンというのは貝毒注意報が出たぐらいでは磯から離れないわけです。逆に、貝毒情報が出たらみなが恐がって磯に行かないから、磯が静かで良いわけですわ。

ま、磯ファンが磯から逃げるのは、南海大地震が起こって津波が来るぞおぉ! というときでしょうか? You Tube動画で東北地方太平洋沖地震の津波を沢山見せていただいたのですが、これは逃げるしかないです。津波には絶対に太刀打ちできません。磯にいるときに南海大地震が起こる可能性もありえましょう。揺れたら、すぐに逃げられるように、車を山の方に向けて駐車しています。また他車に埋まらないように一番端に置くようにと心がけています。南海大地震の想定震源域は紀伊半島先端の陸上部あたり (紀伊水道のすぐ南) のこともあり得ます。その場合は10分で淡路島南部に津波がきますね。収穫物など投げ捨てて走って磯から離れなきゃいかんですね。肝に銘じております。

●さて、カキの旬は冬だとされますが、それはマガキについてのハナシであります。天然のイワガキについては当てはまりません。天然のイワガキはむしろ春~夏が旬で美味いのです。吾輩は、離島振興法指定地の出身でありますが、昔、子供のころの晩のおかずの御馳走はカキのてんぷらでしたわ。フライではなくてんぷらです。小学校低学年のころから磯でカキを獲っています。海水温が上がる夏には素潜りで獲りました。潮間帯下部のカキはそれほど大きくはないのですが、大潮でも水面上に決して出ることがない所のものは巨大です。イワガキはマガキに比べると殻が厚くてものずごく重いです。深い所(低潮線以下1~2m)のものは1個500グラムをゆうに超えて1キロ近いものが獲れます。昔は、知恵のある老人は棒の先端に薪割り斧の刃をくくりつけた特別製の採取道具を考案して、波止場の根に固着した巨大イワガキを水に潜らずに上手く獲っていましたわ。獲るのは夏で、お盆のころの御馳走です。

ところで、離島振興法指定地では、むかしは急病人が出てもなすすべはなく、物を買うに店などなく、また現金収入の途もなく、半ば自給自足の暮らしでありました。海岸に道路もなく、沖合に停船した連絡船から伝馬船 (てんません) に乗り換えて岸辺との往復で荷物や人の積み下ろしをしていました。集落によっては波止場すらありませんでした。もちろん産業など何もなく、暮らせないからブラジルへ移住しようかというハナシもあったようです。けど、今年2014年3月31日をもって離島振興法の指定が終了しました。理由は立派な道路が出来て陸の孤島 (島の中の陸の孤島) じゃなくなったというふうな意味であります。これを喜ばしいと見るか、公共事業などの国の補助金率が下げられるので残念なことと受け止めるかは、その人の立場によるでしょう。建設業に従事する人ならば 「とんでもないことだ」 というでしょう…。ハッキリ言って、離島振興法で利権にしているのは大手のゼネコンですわ。離島民が必ずしもトクをしているわけじゃありません。例外はありますが…。(島名を名指しするとマズいですが、たとえば東京都の青ヶ島) この国はさまざまな利権や既得権益で潰されようとしていますわ。もうこの国はおしまいですわ。



copyright © 2017 Powered By FC2ブログ allrights reserved.