雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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スイートオレンジ類の収獲、 やがて寒冷化で柑橘類の栽培は不可能になるかも??
●明治時代以降に、わが国はアジアの国々が次々に欧米列強に征服され植民地になっていくのを見て、殖産興業をはかり国力を増強し強い国にしないと、やられてしまう、日本も植民地になって日本人は奴隷になってしまうと恐れられました。で、産めよ殖やせよ産業を興せとなったと見ることも可能であります。もちろん別の見方も可能でありましょうが、農業生産も強くしなければならないということで、外国から新しい品種の導入が奨励されました。で、柑橘類の新しい品種がたくさん導入され試験栽培がおこなわれました。

●柑橘類の分類はいろいろな分類のしかたがあるようですが、食用的価値から分類すると、オレンジ類・マンダリン類・ブンタン類・香酸柑橘類に4大別できましょうか? (もちろん異論もあると思いますが)

オレンジ類 ……… バレンシアオレンジ・ネーブルなど。ダイダイ (これは酸っぱいの
            でサワーオレンジ) 手で簡単には皮が向けない。
マンダリン類 …… 温州ミカン・紀州ミカン・地中海マンダリン等。手で簡単に皮が
            剥ける。これを “寛皮性(かんぴせい)がある” という。
ブンタン類 ……… マトウブンタン・グレープフルーツ等。夏ミカンもこの範疇に入る。
香酸柑橘類 …… スダチ・ユズ・レモン等の酢ミカン類

●さて、明治期以降にオレンジ類が日本に導入されて試験栽培されましたが、オレンジ類はそもそも亜熱帯域が栽培適地なのであって、日本本土は冬の気温が低すぎました。オレンジ類の栽培はなかなかうまくいかず、なんとか経済栽培が出来たのはネーブルオレンジだけでありました。日本本土で定着したオレンジ(スイートオレンジ類)はネーブルだけです。しかし、これとて日本本土の冬の気温からはとても栽培適地とは言い切れず、たとえば広島県や和歌山県などで僅かに経済栽培は行われていますが、冬の寒波で落果が激しく、樹に防寒の寒冷紗を張ったり、果実に袋かけ作業が要るなど栽培に苦労が多いようであります。栽培に苦労が多いので、落果する前の12月に収獲するなどということが行われがちです。つまり、未熟な状態での収獲なのです。ネーブルオレンジの本来の熟期は2月下旬~3月中旬ぐらいであります。落果させずに本来の熟期まで樹に果実を成らせておけば、糖度が一段と上がりメロンのような素晴らしい香りが出てきます。


以下の写真は吾輩山のキノコが栽培しているオレンジ類です。
しかし、残念ですが自給自足用の少量生産の為おすそ分けする分量がありません。
【↓ ネーブルオレンジの樹】 品種は白柳ネーブルだったか? 2個残してあるのはカラスさんの為です。カキ(柿)の梢の先に残した果実を “木守柿・こもりがき” と言うそうですが、これは木守ミカンか??
ネーブルオレンジの樹

【↓ ネーブルオレンジの収獲】 昨日(2月26日)に収獲しました。寒波で落果したものはその都度拾ってきて食べていましたが、横着をして管理が悪いので多分半分ぐらいが落果したと思います。で、落果を免れたものを昨日に収獲です。果実の皮が若干荒れているのは、消毒をしていないのと袋かけをしていないためです。
ネーブルオレンジの収獲

【↓ 果実の調理例】 昨日収獲したもの (つまり本来の熟期まで樹に成らせた完熟果実) をカットしてお皿に盛りました。やはり、完熟させたネーブルは甘みと香りが一段と高く、パイナップルの缶詰と全く遜色がないほどの驚くほど甘さがあります。
ネーブルの調理例

【↓こちらはバレンシアオレンジ】 これもわたくし山のキノコが栽培しているものです。品種名は不明です。樹も育つし果実も成ることは成りますが、良品が生産できません。熟期は6月~7月頃ですが糖度が低く香りも少ないです。やはり日本の本土 (淡路島は離島であって本土ではありませんが) の気温じゃ、バレンシアの経済栽培は無理みたいですね。
こちらはバレンシアオレンジの樹

地球寒冷化により、柑橘栽培は深刻な打撃を受けるかと…
●ハッキリ言って、地球温暖化の騒動はもう終わりました。そもそも地球温暖化の騒動は政治が思惑で仕掛けたものです。1988年のアメリカ連邦議会の公聴会でNASA (米国航空宇宙局) に所属する気象研究者のジェームズ・ハンセンの証言から火が付いたものですが、米国の原発業界や農業業界がハンセンにカネを掴ませてやらせたことが取りざたされていますよね。で、地球温暖化のハナシは米国が仕掛けたのに、米国自身は全く二酸化炭素を減らすハラはないのです。(最近オバマ氏は俄かに温暖化の対策を言い出しているみたいですが) 仕掛けた米国が二酸化炭素を減らすハラがないことを見ても想像がつきますが、政治家も政策実務者もこんなハナシなど全く信用していないのです。アメリカが仕掛けた地球温暖化騒動をすぐさまパクったのはイギリスのサッチャー政権です。政敵であるところの労働党潰し(その地盤の石炭業界潰し)に利用して、すぐさまIPCC (気候変動に関する政府間パネル) の設立です。これは気象研究者による国際学会などではなく、名が示す通り政治団体です。完全に政治的謀略です。サッチャーは政敵の石炭業界を潰し、地盤の原発業界を復権させるには “放射能よりも恐ろしい物を作ればいいのだ” ということで地球温暖化の恐怖のキャンペーンです。終始一貫して政治的なヨタ話です。これでもまだCO2地球温暖化脅威説を信じている人がいるならば、失礼ながらその人はメディアリテラシーが全然無いとしか言いようがありません。

●ここにきて世界では急速に地球温暖化熱が冷めていますが、その背景はおそらく攻守逆転したためでしょう。地球温暖化の話は仕掛け人の手を離れて、色々な人々が政治的に利用するところとなりましたが、大きな構図として欧米の先進国が発展途上国や中進国の経済成長を抑え込むために石油を使わせないという足かせに利用した面も濃厚です。しかしながら毎年秋に行われるCOP (気候変動枠組条約締約国会議) の交渉や駆け引きで先進国が明らかに劣勢にまわされました。これでは途上国に先進国がむしり取られる構図になってきたので、この政治的なお話はお開きにしましょう、ということでありましょう。ここ数年来世界各国でかなりの寒波が観測され出したことも影響していると思われます。気象学者たちは掌を返して地球寒冷化を語り始めました。で、温暖化騒動はもうお終いということで日本のマスコミから地球温暖化報道が激減しています。しかしウヤムヤに終わらせてはいけないと思います。自然科学の信用を根底からゆるがせた気象学者を逮捕すべきです。また、環境経済学で地球温暖化を騙った経済学者も逮捕すべきです。かかわった政治家や役人、環境保護活動家なども逮捕して責任をとらせ、くすね盗ったカネを返金させるべきでしょう。

小氷期の江戸時代には、なんと夏の降雪記録がたくさん。
●温暖化騒動の鎮静化はまことに慶賀すべき喜ばしいことなんですけれども、まともな気象学者たちはこれから地球寒冷化が始まるのではないかと懸念を深めています。実際に地球寒冷化が進むかどうかはあまり予断を入れてはいけないように思われますが、もしそうなったならば温暖化よりも寒冷化の方が遥かに恐ろしいことを人類は思い知らされるでしょうね。一番の懸念は人類の食糧生産に大きな危険信号が点くことです。小氷期の江戸時代に発生した寛永・享保・天明・天保の悲惨な4大飢饉を絶対に忘れてはいけないと思います。平均気温がたった2~3度下がっただけで世にも恐ろしいことが起こります。北海道の人の中には 「温暖化で内地が灼熱地獄で住めなくなるから、北海道がもてはやされるようになる」 などと真顔で言っている方がありますが、逆なんですよ。北海道と東北地方太平洋側での穀物生産など不可能になります。本州の中央高地でも深刻な事態になるでしょう。寒冷化の程度によっては、高緯度に住む人々は南の地方や南の国に移住を余儀なくされるでしょう。南の地方や国が移住をすんなりと受け入れるかどうかは分かりません。南北間で戦争が起こる可能性すら考えられます。

東京に行く機会があったならば、ぜひ気象庁の庁舎の中にある気象庁図書館を訪ねて、『日本気象史料(1939年)』 という書物を閲覧するといいです。第七編第二章に 「不時降雪」 という章があります。江戸時代に夏に雪が降ったという驚くべき記録がたくさんあります。日本史上の最後の夏の不時降雪は1880年です。明治13年8月5日です。福井県足羽郡浄慶寺村付近の海抜800メートルほどの山々に3寸の雪が積もったという記録があるのです。このハナシは本編ではなく 『日本気象史料 追補1(1941)』 に載っています。おそらく麓の平野部では気温が10度以下になったのではないか? こんな低温になれば稲作は壊滅的な被害が発生しますね。これが寒冷化の恐ろしさです。地球寒冷化が進んだら、もちろん、淡路島南部でのネーブルの栽培など不可能になりますね。


●なお、なんとなく国立国会図書館サイトで検索してみたら 『日本気象史料』 をインターネットでデジタル公開していることが判明しました。こんな、一部のマニアしか絶対に見ないような書物を居ながらにして見せてくれるとは驚きです。おかげで放射線量の高い東京に行って被曝する必要がなくなりましたね。国会図書館には予算配分を手厚くする必要があります。 国立国会図書館デジタルコレクション『日本気象史料 追補1』 の123ページ上の段です。(コマ番号68です) 夏の不時降雪の記録です。にわかには信じがたいハナシなのですが、もし地球寒冷化で小氷期が再来したならば、恐ろしいことになるのです。

以下に引用します】
戦前の書物なので漢字は旧字体です。邊=辺の旧字体、そのあたりという意味。

明治十三年八月五日 (一八八〇年八月五日)
福井懸 積雪
摘要類函抄 暁 福井縣 足羽郡浄慶寺村邊の山々積雪三寸に及ぶ 



       ***********************************

おたけさんのコメント
>ネーブル  いいですねネーブル、ナイフで皮をむいて食べる人と八朔みたいに皮をむいて全部房ごと食べちゃう私ですが、なんともいえない甘さですね。
ちなみに温州みかん農家は、雑柑類をみかん山近くに作らないですね? 聞いてみると、「種が入ってしまうから」と言うのですが品種が違うのにそんな影響が出るのでしょうか不思議ですね。
今年は我が家の金柑もヒヨやツグミに襲撃されずにまだ残ってます、他所でもっと美味しいものがあるのか鳥達は畑の作物も荒らしてません、これも異常気象でしょうか。


山のキノコの返信
>不思議ですね。
キーワードは、 「単為結果性」 「雄性不稔性」 「雌性不稔性」です。
ふつう果物は受粉 (受精) しないと実がつかないのですが、温州ミカンは受粉しなくても実が出来る単為結果性 (たんいけっかせい) があります。しかも温州ミカンには雄性不稔性 (ゆうせいふねんせい) があって、オス機能に欠陥があり正常な花粉ができないです。欠陥のある花粉で受粉しても種子ができないということで、結局、温州ミカンは種なしです。ところが、雑柑の正常な花粉がつくと種が出来てしまう…。

ただし、温州ミカンでも早生 (わせ) の品種は雌性不稔性 (しせいふねんせい) というメス機能にも欠陥があり、正常な雑柑の花粉がついても種が出来にくいです。温州ミカンでも晩生 (おくて) 品種ならばメス機能に問題がなく、雑柑の正常な花粉がついたら種ができてしまう。…というややこしい性質があるんです。ま、温州ミカンといっても品種によって違いがあり、実際に栽培してみても種ができるのは晩生品種です。早生は種が非常に出来にくいのは確かですね。次のサイトの説明が分かりやすいです。→ 果物ナビ 「みかんや柿の種あり/なしの謎 」

>これも異常気象でしょうか。
世界気象機関 も気象庁も 「異常気象」 についてハッキリと定義していないです。ですが、おおむね、その現象が平均値の前後に正規分布する現象ならば、標準偏差の2倍以上偏差したことが起これば異常とみなすようですね。正規分布しない現象ならば、例えば飛び飛びに出現する離散的な現象とか、グラフを書けば山が2つあるとか、そういう現象ならば過去30年間に観測されたことが無いようなことが起これば異常とみなす、という考え方のようですね。

ということなので、「金柑をヒヨが襲撃しないという生物季節現象」 が過去30年間1度もなかったならば異常でしょうかねえ? ヒヨが淡路島に渡ってくるかどうかの長年の綿密な観察調査、渡りのあるなし、ヒヨの個体数、ヒヨの見られた期間など、相当な観察データがないと分からないですね。ヒヨの渡りと気象要素 (気温とか日照とか) の関係性、因果があるなしなど、これも相当調査データを積み上げないと分からないですね。で、結局わかりませんね。



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日本一寒い町で、温暖化の洗脳か?
●日本一寒い町と言えば、北海道の十勝振興局の陸別町です。最近とみに有名になってきました。わたくし山のキノコでも陸別の名を知っているので知名度はかなり高いと思います。ただし、私がその名を知っているのは毎日気象庁のアメダス分布図を見ているからで、1300か所の全国のアメダス地名はほぼ記憶していますが、それ以外の地名は全然知らないです。 陸別町公式ホームページ を拝見しますと、日本一寒い町ということを観光資源として、バルーンマンションと名付けた鎌倉のような氷の館で暖房なしで-20度の極寒の一夜を耐え抜く しばれフェスティバル というとんでもないことをやっているようです。凍死寸前の過酷な耐寒テストであり、とんでもないとは思いますが、なんだかとても面白そうです。今年のしばれフェスティバルは2月1日~2月2日に開催されたようですが、2月2日の朝にはアメダス陸別で-25.4度を観測、耐寒テストのチャレンジャーには過酷な低温であったと思われます。

●氷の館「バルーンマンション」ではストーブなどなく、一切の火気は禁止ということでありますから、もし参加するならば防寒衣装を何重にも、それこそ十二単のように着込んで着達磨でチャレンジということになりましょうが、北アルプスの冬山登山のような装備で行けばいいのではないかな? 雪というのは最高の断熱材であり、雪山で遭難しかけたら雪洞を掘って入りこめば外は氷点下15度でも中は0度で暖かいです。むかし四国の山でやってみたことがありますが、四国と言えども1500メートルから上は年によっては吹き溜まりじゃ2~3メートルの結構な積雪になります。バルーンマンションは氷で出来ているようなので雪洞のような暖かさはないのではないか? 火気が許可されるならば、入口を塞いで中で七輪で炭火でもおこして餅でも焼けば風流で、しかも熱がこもって結構暖かいと想像するのですが、火気なしではかなり厳しそう…。

陸別町公式動画


気象官署及びアメダスの最低気温記録は旭川の-41.0度
であるから日本一寒い町は旭川じゃねえかと思うんですが、なぜ陸別なのか? と陸別町ホームページを隅の隅までみましたところ、月最低気温の平年値が日本一低いということのようです。なるほど。それも一理あります。瞬間的な最低気温の順位では10位にも入らないが、月最低気温の平年値、すなわち瞬間的な寒さではなく継続する寒さでは日本一であります。本当にそうなのかチェックして下の表を作成してみましたが、確かに間違いないです。 (ただし、富士山は特殊な場所であり山頂に町がないので除きます)

月最低気温平年値の低い方からの番付け

ある意味では陸別町は賢者だといえます。
なぜならば、平年値を持ちだしているからです。つまり、10年の保証期間付きなのです。10年間は追手に脅かされる心配がありません。世界気象機関は西暦年の一位の数が1である年から始まる30年間の気温などの気象要素の平均値を平年値と定めています。具体的に申せば、現在使われている平年値は、1981年~2010年の平均値です。この平均値が2020年終わりまで使われます。2021年になると1991~2020年の平均値が新しい平年値として使用されます。つまり、平年値で日本一寒い町だという主張は、10年間有効で、2020年の終わりまで絶対に脅かされないのです。ま、追手の糠内に1.1度の大差をつけているので2021年以降も恐らく安泰でしょう。平均気温で1度の差というのは簡単には埋められない大きな差です。十年ごとに見直される新しい平年値は旧平年値との差は、たいてい0.1度とか0.2度程度が圧倒的で、1度も変わるなどまずあり得ないです。

その点では、熊谷(40.9度)と多治見(40.9度)の両者は失礼ながらアホウでした。日本一暑い町を売り物にして観光資源にしていましたが、高知県の江川崎(41.0度)にあっさりと日本一の座を奪われました。江川崎のある四万十市は大喜びで祝賀ムードですが、かつての区内観測所時代の徳島県撫養(現、鳴門)の42.5度をみても分かる通り、日本列島南部、関東以西では40度台がひしめいているのです。それも0.1度刻みで並んでいます。そんなに大きな差がないのです。いずれ江川崎だってあっさりと日本一の座を奪われるでしょうね。日本海に強い低気圧が入って北陸地方で強烈なフェーンが発生、あっさりと41度超なども考えられます。瞬間的な暑さの日本一など安泰でいられないハズです。そんなことで浮かれて祝杯を挙げるのはアホウです。


↓ 最高気温の高いほうからのランキング
こんなのは、いつひっくり返されるか分かりません。1位とて危ういものです。

最高気温の高い方からの順位
0.1度刻みで並んでいます。1位の座を狙ってしのぎを削っています。上位群の差はごくわずかで、高温発生の条件が上手く重なったならば1位の座など一発逆転でひっくり返されます。したがいまして、江川崎(四万十市)が日本一暑い町だと観光資源化するのは愚かな話なのです。

その点、平年値という場合は事情が全くことなります。陸別の月平均気温平年値が-20.2度というのは、約900個ものデータセットの平均です。月30日とすると、その年のある月の日々30日の最低気温30個の平均を計算して月平均気温を算出します。さらに、その30年分の30個の月平均気温の平均値を算出して平年値とするから、30×30の900個の平均であります。

さて、ここで陸別の平年値が-20.2度で後を追う糠内が-19.1度であります。1.1度の差です。糠内が陸別に追い付くには、旧平年値から新平年値にシフトする際に10年分の300個のデータセットでその1.1度を稼がなければなりません。それは新旧の平年値で20年分は重複しているからです。ゆえに糠内が-19.1度から陸別の-20.2度に追い付くには直近の10年分300個の最低気温が平均で3.3度も下がる必要があるのです。 (ただし陸別の新平年値が-20.2度で変わらないと仮定するのと、正確には旧平年値から除外する10年分と、新平年値に加える10年分を差し引きしてプラマイゼロとした位置から3.3度だから、もし除外した10年分に低い数字が多ければ3.3度から更に上乗せが必要です) まあ、そんなことはまず有り得ないでしょう。1個の観測値で1発逆転がありうるのとは全く訳がちがいます。陸別町の賢者たちは日本一寒い町の座は決して揺るがないことを見越しているハズです。


酷寒の町で温暖化洗脳出前授業? 場所を間違えています。
●さて、-20度とか-30度の酷寒というのは厳しいものですしネガティブなものです。本来はあまり歓迎するべきものではないのですが、そのネガティブな材料を逆手にとって見事に観光資源としている陸別町のしたたかさというか知恵には感心しますが、愚かなのは政府系の温暖化研究機関です。なんと、日本一寒い陸別町で温暖化の洗脳出前授業です。ある意味ではアホウだと言わざるを得ないです。独立行政法人 国立環境研究所 「日本一寒い町の陸別小学校・陸別中学校の出前授業」 場所を間違えています。陸別町に国立環境研究所の施設があり陸別町側からの要請で出前授業をしたらしいですが、それでも場所を間違えていますね。地球温暖化の洗脳出前授業をやるのだったら、温暖化の危機におびえる場所、たとえば多治見や熊谷や江川崎でやるべきでありましょう。

●日本一暑い町の学校でやれば、みなさんの町は日本一暑い町ですね。これから地球温暖化が進むと、みなさんの町は灼熱地獄になりますよ。暑くて暑くて大変なことになりますよね。ですから、二酸化炭素を減らすために、二酸化炭素についてしっかりとお勉強しましょうね。とやればいいのです。日本一寒い町でやったりしたならば、子供は洗脳しやすいからいいものの、もしこれが大人相手の公開講座だったら大変なことになります。ヤジが飛んでくるでしょうね。
「当地は寒くて寒くて困っているんだ。温暖化だって? 結構なことじゃあねえか。もっともっと温暖化させるために、ジャンジャン二酸化炭素を出そうぜ」


なお、蛇足ながら温暖化しても陸別の観光資源はなくなりません。なぜならば、仮に温暖化で5度気温が上昇したら陸別は-15.2度になりますが、追手の糠内も5度上がるから-14.1度です。陸別の比較優位は崩れないです。

御用研究機関の方向転換か?
●本日は2014年2月23日であります。瀬戸内地方は今冬はどちらかといえば厳冬で寒い日が多く、人と会ったときの挨拶が 「なんだか、今年はたいがい寒いのう」 であります。1月の終わりから2月の初めの数日間はポカポカと暖かい日があったのですが、それ以外は寒い毎日で、瀬戸内海の海域のおかげでなかなか氷点下にならない淡路島でも日々の最低気温が連日氷点下であります。本日もわが淡路島北部のアメダス郡家で-3.7度、淡路島南部のアメダス南淡で-3.4度という異様な寒さであります。

ただし、旧 洲本測候所(現 洲本特別気象観測所)では本日23日の最低気温は+1.4度と氷点を割っていません。5.1度 (4.8度) も高いです。これには特別な事情があって、旧洲本測候所は海抜135メートルの三熊山の山頂直下にあり、ある種の山腹温暖帯に当たっている為であります。強い放射冷却で冷える朝には人の住む平野部と山の上にある旧洲本測候所とでは5度もときには7度も平野部のほうが冷えます。生命環境科学研究科教授 植田宏昭 『環境教育の現場 -斜面温暖帯の観察ー』 参照。したがって、淡路島の住民の生活実感としての寒暖と洲本測候所の観測データには大いに乖離があります。生活実感として感じる今冬の淡路島の寒さは異様なほど寒く、連日水たまりが凍り特産の冬レタスのビニールトンネルが大きな霜で真っ白なのに、そして寒さのおかげで特産のレタスもタマネギの苗も生長しないと農家の人が嘆いているのに、洲本測候所の気温観測データはおおむね+圏で推移しています。旧洲本測候所の観測データを見るかぎりでは厳冬という印象がしないのです。

↓ 霜に当たったキャベツであります。キャベツは霜に当たると甘みが出て、格別に美味いものです。本日朝8時撮影。南あわじ市神代浦壁にて。
霜に当たったキャベツ

↓ 兵庫県南あわじ市神代浦壁 諭鶴羽ダムにて。本日朝8時撮影です。水たまりにパリパリの氷が張っています。なかなか氷点下にならない淡路島で連日水たまりが結氷するのは異例のことで、地球寒冷化の予兆現象なのかも?? 今年ほど毎日氷が観察できたのはわたくしの記憶では初めてです。
水たまりに張った氷

2014年2月23日07時の近畿地方の気温分布 気象庁ホームページ から。

2014年2月23日07時の近畿地方気温分布

「地球温暖化研究」をダシにして税金の穀潰しをする三羽烏
●さて、わが国の、地球温暖化研究をリードし中核的な政府系研究機関といえば、独立行政法人 海洋研究開発機構・JAMSTEC、 独立行政法人 国立環境研究所、  国土交通省気象庁 気象研究所  の三羽烏 (さんばがらす) でありましょう。この三者が先導してCO2地球温暖化仮説および地球温暖化危機説を煽り、政府 (環境省や経済産業省も) の政策にお墨付きを与える役割を果たしてきました。また温暖化危機説・温暖化脅威論で権威に弱い国民を 「二酸化炭素を減らさないと恐ろしいことになりますよ」 脅迫してきました。しかしながら温暖化脅威論はスパコンによる数値シミュレーションで描いた単なる予言でしかなく、怪しげな祈祷師が手に持つ水晶玉に写る絵でしかないのは素人でも分かるハナシであって、だいいちに全く検証されていません。たとえば100年後に地球の平均気温が5度上がると主張したならば、それが当たるか外れるか本当に検証するのは100年後の気象観測以外にあり得ないハズです。しかしながら、「100年後には大変なことになるぞ」 と主張した研究者も、脅迫された国民も100年後にはみんな死んで居ないのです。おそらく100年後には地球温暖化のハナシなど忘れ去られているでしょう。日々の短期の天気予報はすぐに当否が観測事実でもって厳しく検証されますが、100年後の予言など検証しようがありません。で、コンピューターに依る数値シミュレーションなのでしょうが、仮説を仮説で検証するというおかしさ。そんな方法は、自然科学の反証主義という科学哲学に反しています。そういう検証不可能性に悪乗りして御用研究者達はやりたいほうだいです。科学史上、政治権力と研究者が結託したスキャンダルは沢山ありますが、自然科学研究史上に拭うことのできない巨大な汚点を遺したという点で、CO2地球温暖化仮説と温暖化脅威仮説ほどタチの悪いものはないと思います。

その政府系研究機関からさえも「地球寒冷化説」が出始めた!
●ところがです。この政府系研究機関に所属する研究者から 「地球寒冷化仮説」 が出てきたのは注目に値します。独立行政法人 海洋研究開発機構の 中・高緯度域気候変動予測研究チーム に所属する主任研究員の中村元隆氏が2013年6月に地球寒冷化に関する論文を書き、新聞の取材に応じ、テレビ (NHK) に出演するなどして地球寒冷化の話を語りだしました。これは誠に結構なことで、政治的な束縛が緩んだのでまともなことを言い出したともいえるし、自由な研究や発言が出来るようになった意味では歓迎すべきでしょう。ただし、自然科学の研究者がどのような説を唱えようが違法ではないが、「地球寒冷化」 を主張するのであれば 「地球温暖化」 総括が絶対に必要です。研究者個人ではなく組織としての総括が必要です。国民が納めた税金で研究している以上は方向転換をきちんと納税者に説明すべき責務があると思われます。

海洋研究開発機構の2013年6月29日発表のプレスリリース
グリーンランド海の変化は、北半球の気候変動をもたらす! 数年後には寒冷化が始まる?

産経ニュースネット版2013年10月20日の記事 論説委員・長辻象平 始まるか、北半球の寒冷化 を一部を引用します。記事の中の中村研究員は2014年1月8日のNHKテレビに出演して同じ主張を述べています。ただし、中村氏の「地球寒冷化仮説」の骨子は、大西洋数十年規模振動によるグリーンランド海の水温変化が、大西洋熱塩循環流を通して気候変動を引き起こすというもので、何も目新しいものではなくかなり前からある説です。いま主流派になりつつある太陽活動低下による地球寒冷化仮説(スベンスマルク説)からは傍流といえましょう。どちらかと言えば “異端の地球寒冷化仮説” です。おそらく一挙に方向転換するのではなく、研究費の原資である税金を納めている国民に気付かれないように、じわりと方向転換か? 今のところベースとしてはCO2地球温暖化仮説であるが一部に寒冷化仮説を取り入れ、やがて全面的な寒冷化仮説に転換するのであろうと思われます。もしこの見方が当たっているとしたら、海洋研究開発機構には致命的な弱点があります。海洋研究開発機構は太陽の観測をしていないからです。したがって海洋研究開発機構が主流になりつつある 「地球温暖化太陽活動原因説」 を持ちだすことは出来ないでしょう。その点では同じ国の研究機関である国立天文台は 「太陽活動原因説」 の独壇場です。台長は何年も前からスベンスマルク説をほのめかしていましたが、ついに昨年組織として太陽活動低下による地球寒冷化説を発表しましたね。

引用開始
 ◆IPCCと異なる見解
「地球は間違いなく寒冷化に転じると思いますよ」 大気海洋地球物理学者の中村元隆さんは断言する。海洋研究開発機構の主任研究員だ。早ければ数年後に、北半球が寒冷化に向かう変化が起きる可能性が高いという。そうした予測を含む研究論文を6月末に発表している。国連の 「気候変動に関わる政府間パネル(IPCC)」 による最新版の将来予測とは、真反対の見解だ。IPCCは今世紀末までに最大ケースで2.6~4.8度の気温上昇を予測している。中村さんも二酸化炭素などによる温室効果を認めているが、それを打ち消す気温の低下を見込んでいるのだ。北半球の寒冷化を予告することになった論文名は 「グリーンランド海の表面水温変化とそれに伴う北半球の気候変容」。 意外なことに、内容のポイントは1980年ごろからの温暖化への転換点の解明なのだ。
 ◆寒冷化危惧した70年代
 団塊の世代以上の人なら覚えているだろう。1940年代から70年代にかけて気候は、寒冷化していたのだが、80年代以降、温暖化に転じ現在に至っている。その転換は何によるものか。中村さんは、米海洋大気庁や英国気象庁などの過去からの大量の観測データを分析した。その結果、79年2月から3月にかけて、北極に近いグリーンランド海の表面水温が一気に2度も上昇し、周辺の大気の流れに影響が及んで、温暖化への引き金が引かれていた事実に行き着いた。北大西洋では、海面水温が約70(±10)年周期で、ほぼ35年ごとの上昇、下降を繰り返し、北半球全体の気候に影響を及ぼす 「大西洋数十年規模振動」 という現象が知られている。過去からの振動のデータは、ちょうど80年ごろから、約35年間続く温暖化の時期に入ることを示しており、そこに79年の水温急上昇が加わったのだ。1980年から数えて35年後は2015年にあたるので、そのころグリーンランド海で水温変化の可能性があるという。
「この大西洋数十年規模振動は、大西洋熱塩循環流という海水の流れと密接に関係しています」 と中村さんは説明する。北極の寒気で冷やされた低温・高塩分の海水は、重くなって沈み込み、深層流となって北極海から大西洋に南下する。そのスタート地点がグリーンランド海なのだ。この流れに連動し、暖かい熱帯域の海水が北大西洋の表層を北上するので膨大な熱量が運ばれて、気候に強く影響する。グリーンランド海は、地球の海水循環における心臓のような存在だ。だから、その水温変化は大きな意味を持っている。気候変動シミュレーションの高精度化には、数理モデルに、グリーンランド海を舞台とする変化のプロセスを正確に表現することが不可欠らしい。【引用終了


雪になるか? 雨になるか? 気象観測統計からみたその確率。
●冬に天から落ちてくるものが雪になるか? 雨になるか? は寒冷地であろうと温暖地であろうと重大な関心ごとです。先日、山梨県の甲府地方気象台で114センチの積雪を観測しましたが、高速道路や一般道など大混乱があったみたいです。山間部では孤立する集落もあり、人的被害もかなりあったようですが、政府の対応の遅れが際立ちました。やはり、この国の政府は国民の生命や健康や財産や権利を全く護る腹がないことが判明しました。もしこれが雪ではなく雨であったならば何事もなかったであろうかと思います。降水量としては98.5ミリで結構まとまった雨でありましたが、降雨強度は最大でもたった8ミリ/時にすぎませんでした。これでは洪水など起こりません。ところが雪であったため1メートル14センチの積雪の深さとなり大混乱です。もちろん普段あまり積雪のない地方であったため1メートルもの積雪に何の備えもないのが大混乱の要因でありましょうが、このように雪になるか? 雨になるか? で社会が受ける影響が全くことなるわけで、雪か雨かは重大な関心ごとであります。

●さて、そこで、厳寒期の1月および2月に空から落ちてくるものが雪になるか? 雨になるか? の観測統計上の雪になる確率を調べてみました。各地の雪になる確率を表にしました。気象庁のホームページから各地の観測データを抽出しましたが、数字は1981―2010年の30年平均値です。降水日数Aというのは、1月および2月の0.0ミリ以上の降水日数の合計です。雨量としてはゼロであったとしても少し地面が濡れたなどの僅かなにわか雨があっても日数にカウントしているものと思われます。降雪日数Bというのは、たとえ雪が積もらなくとも、またみぞれであったとしても、雪片がひらひらと少しでも舞えば日数にカウントしているものと思われます。で、BをAで割り算した比率B/Aの数字(%)を、降水が雪になる観測統計上の確率としました。たとえば、首都の東京の28.9(%)というのは、100回何らかの天から降水があれば。そのうちの28.9回が雪として落ちてくるという意味であります。


1月・2月における降水が雪となる観測統計確率
各地の1月2月に降水が雪になる観測統計確率
各地の1月2月に降水が雪になる観測統計確率
↑ 上の表は 気象庁HP 過去の気象データ検索 から各地の気象台の観測データを拾い集めて作りましたが、測候所 (名瀬と帯広) を含みます。

次に、上の数値群の表を散布図に加工しました。
その観測地点の 「年平均気温」 と 「降雪確率」 という2つの変量の関係性を、パッとひと目見てパターン認識出来できるようになるのがグラフ化する意義でありましょう。しかしながら、この散布図では、年平均気温が低い寒冷地では降雪確率が高く、年平均気温が高い温暖地では降雪確率が低いという、しごく当たり前のこと を示しているだけです。(何か分からなかったことが、新たに分かったわけではありません)

1月2月における各地の降るものが雪になる観測統計確率

この散布図を観察して、言えそうなこと
●年平均気温が12度以下の地方では、1月2月に降る物はほとんど雪。(85%以上の確率)特に年平均気温が10度未満の北海道ではほぼ100%雪になる。
●年平均気温が20度以上の地方では、1月2月の厳寒期でも雪の可能性はない。
●年平均気温が10-20度の範囲にある地方では、平均気温が上がればと雪になる確率が下がるという右肩下がりの負の相関関係がある。補助的に引いてみた多項式近似曲線の観察から雪になる確率はおおむね、次のような目安です。

1月2月に降水が雪になるかどうかの目安
年平均気温と降水が雪になる確率

ところで、標高が上がると気温が下がりますが、例えば海抜約800メートルに町や寺院群がある高野山では、年平均気温が10.9度です。近畿地方中部の平地で雨降りであっても1月2月はほとんど雪になっています。10.9度という年平均気温は東北地方北部と同等で、90%の確率で雪となるわけですが、現実と作製した目安とがピタリと一致しています。したがいまして、上に示した雪になる確率の目安は水平方向の気温差だけでなく、垂直気温分布にも適合しそうです。

●散布図をよく見ると、太平洋側の地点が近似曲線の下側に入り(つまり雪になる確率が下がる)、日本海側の地点が近似曲線の上側に来る傾向(つまり雪になる確率が上がる)が僅かに認められます。たぶん、おそらく、次の要因ではないかな?? 

 雪になるかどうかは湿度が大いに関係していて、湿度が30%や40%の場合には気温が5度とか7度でも雪になることがあります。逆に、湿度が高くて90%ならば1度や2度でも雨になることが多いです。
 太平洋側で雪が降るのは、冬型の天気分布で日本海側の降雪雲が北西季節風に乗って太平洋側まで流れてくる場合もあるのですが、降雪の多くは南岸低気圧に因る雪で、つまり南からの暖湿気流の侵入で湿度が高い状態での降雪が多いから、雪になる確率が下がるのではないか??
 一方、日本海側は降雪雲がすきまなく空を覆い豪雪にもなれば湿度は当然上がるにしても、季節風の吹きだしの初めに季節風に乗って風花が飛んでくるような状態では湿度が低いです。そういう湿度が低いときの高温時降雪が意外に観測されるからではないか?? 


淡路島での今冬2度目の大雪
●マスコミたちが地球温暖化に関する報道をほとんどしなくなったのをみても分かる通り、 「CO2地球温暖化説」 および 「温暖化危機説」 はほとんど崩壊状態になっています。これらの説に関係していた研究者たちもいま一斉に逃げはじめています。いつまでも、こんな、山のように反証が存在する政治的なヨタ話に関わっていたら、自然科学の信頼性に大きな傷が付くと考えているのかどうかは分かりませんが、すでに自然科学は政治の圧力に簡単に屈するものであり、研究者たちは政治的にヒモが付いている研究費の奴隷であることがハッキリしました。いまさら自然科学にキズがつくなどという段階ではなく、すでに満身創痍のキズだらけ、信用がないわけです。いまや、国内で地球温暖化を口にするのは環境保護団体ぐらいになってきました。彼らは温暖化をネタにして企業や個人から寄付金を集めている泥棒だから、金づるが無くなると困るのでしょう。地球温暖化を煽っていた研究者たちでさえ、スベンクマルク説などを言い出していますね。つまり、地球温暖化CO2原因説からの改宗です。マスコミたちは、そのような研究者たちの180度の豹変をシッカリと報道すべきであるのに、口をつぐんで報道する腹など全くありません。要するにマスコミも利権者であり権力者そのものなんです。

●さて、淡路島でも今冬2度目の大雪であります。いながらにして雪景色を楽しめます。日本海側まで馴れない雪道を長距離ドライブをして雪を見に行く必要がなくなりましたね。もちろん積雪など10センチか多くても20センチほどで、日本海側のように2mも3mもあるわけじゃありませんが、いちおう雪景色は雪景色であります。これだけ見られれば十分です。今冬は日本海側を訪問するスキー客や観光客が減るにちがいありません。なぜならば、近畿地方中部や、瀬戸内地方でも、何回も雪が見られたので、わざわざ日本海側に雪を見物に行く必要性がなくなったからです。

ごく当たり前のことを申せば、気候が寒くなってその地方の気温が下がると、寒候期に空から落ちてくる降水が雨になるよりも雪になる可能性が高くなるのは当たり前でありましょう。たとえば、寒候期を11月から4月までの6か月間と定義したとします。各地の気象観測データから降水のあった日数のうち、雪や霰(あられ)などでの降水日数を調べ、全降水日数のうちの雪での降水が占める割合を算出するならば、稚内 → 札幌 → 青森 → 仙台 → 東京 → 大阪 → 鹿児島 → 沖縄と南にいくほどその比率は下がるハズです。寒候期に降水が雪として降る可能性は、北の地方ほど高く、南の地方ほど低く、沖縄ではゼロ%の筈です。たとえば鹿児島では10%、東京では20%、仙台で30%、青森で50%、札幌で70%、稚内で90%ぐらいでしょうか? もちろん実際の数字は観測データから調べてみないと分かりませんが、その結果は目に見えています。あまりにも当たり前すぎて、調べるのも馬鹿馬鹿しい感じがします。これは地方の緯度の差だけでなく、気候が温暖化すればその比率が下がり、逆に寒冷化すれば比率が上がりと予想できそうです。普段、雪などめったに降らない地方で、(つまり降っても雨降りでという意味) 積雪が頻繁するのは何を意味するのか? もちろん、たまたま2回や3回続いただけの例で判断はできませんが、数年のスパンでの経過を注目する必要がありそうです。


日最深積雪の記録更新が続出!
●大変なことになっています。関東地方西部から山梨県あたりで未曾有の危機的状況であります。とりわけ甲府地方気象台では120年の観測の歴史の中での堂々の1位更新の114センチですが、なんと従来の記録49センチの倍を超える驚愕の大幅更新です。もし豪雪地帯ならば1メートルの積雪など日常茶飯事でありましょうが、雪のあまり降らない地方でのドカ雪はその備えが無いでしょうから、大きな被害が危惧されます。玄関から出たとたんに屋根から落ちた雪に当たって死人も相当でるのではないか? 馴れない屋根の雪下ろしで転落死も多そうです。自動車もスリップして事故死とか、雪に埋まって動けなくなりガソリンが尽きて凍死とか。自動車が雪に埋まって排気ガスが車内に還流し中毒死とかも。農業用のビニールハウスは全部倒壊ですね。野菜が高騰して庶民の台所を直撃です。その一方で、建設会社のブルドーザーなどが除雪機の代替として総動員され、建設会社が儲けるのではないか? それから電線着雪で架線が切れ、復旧するのに電気工事会社も商売ができるかも? もちろんビニールハウス復旧特需で儲ける人はいるでしょう。災害が大きければ大きいほど、泣く人の陰で商売する人も多いです。地震でも、巨大台風でもみなそうです。懸念される南海地震ですが、世の中には 「早く南海地震が来てほしいな」 と願っている人が確実に居るということであります。
日最深積雪の観測史上の記録更新 (2014年2月15日)
↑ 気象庁の 観測史上1位の値 更新状況 (15日21時の時点のもの) から借用。時間の進行とともに更に記録更新の可能性があります。甲府は内陸の盆地ですが日本海側じゃありません。降雪地帯ではないから、甲府の建物は1メートル14センチもの積雪に耐えるような建物構造ではないかも? (よく知りませんが) 倒壊する建物が続出するのではないかと懸念されます。近年、地球温暖化説からは首をかしげるような気象現象が随分と多くなってきました。アメリカの1月の記録的な大寒波とか。地球温暖化説に批判的な研究者たちから、ぼちぼちと小氷期の再来か? 地球寒冷化の入り口にさしかかっているのでは? とする見方が浮上していますね。


以下は、2月14日午後2時に撮った写真ギャラリーです。
↓ 南あわじ市神代 諭鶴羽ダムの奥の雪景色】 積雪は僅かなのに (13センチ程度) 意外にも木の枝が雪折れしているのを沢山観察しました。基本的には積雪を見ない土地の樹木というのは、積雪に全く適応していないようであります。もしこれが、30センチとか40センチの積雪であったならば、諭鶴羽山系の照葉樹林には雪折れの深刻な被害があったでしょうね。
諭鶴羽ダムの奥の雪景色

↓ 諭鶴羽ダムの周遊道路の入り口付近】 夕方に来るとここに車を停めて、駆け足で周遊道路を一周する人が多いです。一周2100メートルでしたか? 本日は長靴を履いてわたくしも駆け足で1周。昔は軽く3周できましたが年寄りになってしまったので1周で精一杯。諭鶴羽ダムの周遊道路の入り口付近

↓ 雪の帽子をかぶった石たち】 黒い石たちに白い雪の帽子です。コントラストが印象的で、日本画を見るみたいな趣があります。
雪の帽子を頂いた石たち

↓ 積雪は13センチ程度】 今回は降水量自体が少なかったです。アメダス南淡で10ミリ、旧洲本測候所で12ミリでした。気温が低くてフワフワの雪の場合、1ミリの降水はほぼ1センチの積雪です。したがいまして、30センチとか50センチの積雪があるためには最低30~50ミリの降水量が必要です。大雪になるための必須条件の1つに降水量自体が多いことが言えそうですね。
積雪は13センチ

↓ 南あわじ市神代 浦壁地区の雪景色】 レタス栽培のビニールトンネルに雪が積もっていますが、もし積雪量が多かったならば潰れていた可能性がありそうですね。積雪13センチ程度だったので何とか助かりました。
南あわじ市神代浦壁にて


諭鶴羽山には、ホンドキツネは棲息していない。
情報の宝庫 “糞・ふん” を観察しましょう!
●野生動物の生息状況、とりわけその野生動物がその地域にどれぐらいの個体数がいるのか? その地域の野生動物の個体群の消長など、正確には全く分かりません。ていうか、それは分かりっこないです。そもそも野生動物の “国勢調査” などやりようがありません。ヒトを調査対象とする国勢調査でさえ精確ではないのです。(近年の国勢調査では非協力者が非常に増加しているので、やむなく調査員らの推測が入ります。) しかしながら野生動物の個体数を一応推定することは可能でしょう。推定値はあくまでも推定なのであって、事実の数字ではないという弱点がありますね。それはさておき、個体数を推定する方法は区画法、狩猟法、糞塊法などいろいろあるようですけれども、①狩猟の際の目撃情報、②ハンターによる狩猟数、③有害捕獲数、④フィールド調査による糞の発見数、などを体系的に収集したデータを組み込んだ推定モデルで推定することが多いようであります。つまり、“動物たちの糞” というのは有力な手掛かりであるということです。

けだし糞 (ふん、くそ) というのは情報の宝庫でありましょう。糞を見てその動物の食性を知り、その動物の行動パターンを知り、個体数の推定からその動物の健康状態も推定でき、糞に混入している植物の種子からその植物の種子散布の戦略など、さまざまなことが分かります。糞は汚穢物などと忌み嫌うべきものなどでは決してなく、積極的に観察すべき物なのであります。したがいまして、われわれ自然観察を趣味とする者は、野山を歩くときには登山道周辺に落ちている動物たちの糞に注目すべきであります。ただし我々多くの者は研究者じゃあないから、なにも糞を拾い上げてお皿に載せてまで観察する必要はないでしょう…。

環境省の設置した気になる説明看板
●先日、積雪のあった諭鶴羽山に北側の南あわじ市賀集牛内ダムから登ったのですが、ダムから山頂までの中間地点あたりでありましょうか、環境省の看板があります。看板は要所要所に設置されているのですが、中間地点の写真に掲げたものは、大変気になる看板であります。書かれている文面は、生態学的観点から、また動物行動学的な観点から、動物たちの糞を観察しようと呼びかけているもので、べつに異議があるわけではありません。登山者やハイカーが動物たちの糞を観察するならば、まことに結構なものであります。動物たちの糞を観察し、自然に対する関心や認識を深めるのは好ましいことでありましょう。少し問題になりそうなのはキツネです。淡路島南部の山岳地帯にはキツネはいないからです。キツネの記述があり写真まであります。これでは、諭鶴羽山にキツネが棲息しているのだな、という誤った認識を登山者やハイカーに植え付けてしまう危惧がありはしないか? 以前から気になっていたのですが、諭鶴羽山のみならず淡路島にはキツネはいないことを指摘したいと思います。


やや不適切な箇所がある説明看板
登山道にある説明看板

兵庫県下におけるホンドキツネの棲息分布
左の図 …… ホンドキツネの狩猟者からみた棲息動向(狩猟者アンケート)
右の図 …… ホンドキツネの農耕地への出没程度(農業集落アンケート)

ホンドキツネの狩猟者からみた棲息動向、および、ホンドキツネの農耕地への出没程度
↑ 上の図の出典は 兵庫県立 人と自然の博物館 の出版物で 自然環境モノグラフ3 -兵庫県における大・中型野生動物の生息状況と人との軋轢の現状- の26頁から借用しました。

●上に示した資料で分かるとおり、諭鶴羽山のみならず淡路島ではキツネ(ホンドキツネ)の棲息情報 (目撃や捕獲) は全くないのです。わたしも柏原ー諭鶴羽山系は30年間歩き回っていますが、キツネは見ていません。イノシシ、シカ、サル、タヌキ、ウサギ、イタチ、外来種のチョウセンイタチ、は頻繁に見ています。テンも何回か見たことがあります。でもキツネは見たことがないですね。諭鶴羽山系を歩き回っている他の観察者のハンターや動植物の調査をやっている人々と話をしても、「キツネを見たぞぉ!」 なんて話はありません。最近定義が見直されたみたいですが、環境省の定義では過去50年間目撃や捕獲や棲息の痕跡が確認されなければ、絶滅と判定です。つまり、淡路島からはキツネ(ホンドキツネ)は絶滅しました。

実は、淡路島ではキツネは絶滅した
●じつは淡路島にもかつてはキツネが棲息していました。キツネはいたんですけれども、50年間全く棲息を裏付ける情報がないので淡路島からは絶滅したということなんです。戦前ならば棲息していたと言うハナシはあります。それどころか、私の出身地の集落には白ギツネがいて鎮守のお宮の使いと考えられていました。いわゆるアルビノ(白化個体)です。このような戦前の目撃証言が沢山あるのです。残念ながら裏付ける文献は見当たりませんが、戦前の万余のカビの生えた文献を渉猟すれば必ず見つかる筈です。 Wikipedia 「キツネ」 には 「日本では、本州・九州・四国の各本島と淡路島にホンドギツネが、北海道本島と北方領土にキタキツネが生息している」 などと記述していますが、あながち間違いとは言えないです。ただし淡路島から絶滅していることを付記すべきでありましょう。

●淡路島にはタヌキの棲息密度は高く、ときどき疥癬病が蔓延して個体数が激減することはありますが、身近にタヌキが沢山おります。それで洲本の 柴右衛門狸(しばえもんたぬき) を始めタヌキに関する民話などが沢山あります。キツネの民話みたいな話もないこともないです。ひょっとすると、キツネの昔話も淡路島にかつてキツネが棲息していた傍証にはなるかもしれません。以前の拙記事 『味地草』 における白石村 の記述について 「キツネの恩返し」 などはまさにそれです。


瀬戸内海沿岸地方の10年ぶりの大雪 (その3)
●本日は2014年2月9日であります。昨日は瀬戸内から近畿で降雪があり岡山で8センチ、奈良で5センチ、和歌山で4センチ、大阪で2センチの積雪を観測しました。積雪量が少ないのは気温がプラス圏で推移して積もる一方でどんどん溶けたからであります。気温が終日マイナス圏で推移した標高の高い所では結構20~30センチ積もったみたいです。 気象庁HP を閲覧すると本日2月9日に千葉市で、その観測所での観測史上の積雪の新記録が出ました。26センチから33センチと大幅に更新です。お見事!
2014年2月9日に観測史上1位の値を更新
関東地方を襲った記録的大雪で、大学入学試験に間に合わなかったとのニュースがありましたが、別にそれは困ったことなどではありません。逆の見方をするならば、試験に間に合わなかった志願者は試験を受ける前に競争に破れているのです。試験に間に合った志願者は大チャンス! 競争試験というのは他人を蹴落として自分が這いあがるものですから、ライバルたちが不戦敗で落ちていったならばチャンスなんです。ま、試験でも何でも、世の中ちゅうのはそういうものです。というふうな見方や報道があってもいいのではないか? 大雪で金儲けする人々が必ずいますよね。吾輩、山のキノコはへそ曲がりなので、一面的な当たり前過ぎる見方には与しない…。

●さて、本日午後2時半から諭鶴羽山に登りました。牛内ダムの登山口から、近畿自然歩道の雪道を踏みしめながら登ったのでありますが、昨日の積雪量がいかほどか確認する目的でありますが、結局、昨日の積雪はかなり溶けて消耗が激しくどの程度の積雪量だったか不明です。その代わりに、なんと霧氷(むひょう)を確認したので写真を陳列します。


諭鶴羽山 (608m) で、霧氷 (エビのしっぽ) を確認!
諭鶴羽山の山頂に樹の花が咲く

●霧氷とは、樹木の枝葉などに過冷却になった雲のミクロな水粒が付着して凍り付いたもので、詳しく分けると下表のように3種類に分けています。そのうち樹霜は文字通り樹木に付いた霜で、他の2つと成因が違います。樹氷と粗氷はどちらも雲のミクロな水滴が付着することにより生ずるのですが、雲の水滴の大きさや出来るときの気温の違い等で、白濁したものか、透明なものかの違いです。下表は気象庁ホームページで閲覧できる 『気象観測の手引き』 63ページから抜粋作表したものです。
霧氷には細分すると3種類ある
この気象庁の定義に準拠して判断すると、このたび諭鶴羽山で確認した霧氷は “粗氷” であると言えましょう。なぜならば、この樹に咲いた氷の花をよく観察すると透明性がかなり高いからであります。

良く見ると風上側にエビのしっぽが発達
↑ ウバメガシの樹にからまったテイカカズラの蔓先に粗氷が着いていますが、良く見ると風上になる北西側(写真では右側)に氷が成長しているのがハッキリ確認できます。いわゆる “エビのしっぽ” でありますね。ただし、溶けかかっているのと、やや小さいです。

ウバメガシの梢が凍りつく
↑ 持参の温度計で気温を測ると午後4時ちょうどで1.5度くらいです。山頂での本日の最高気温は2ー3度か? 気温がプラス圏になっているので溶けかかっていて、しずくがポタポタと落ちています。午後遅くに登山したのが残念でした。朝早くに来ていたらさぞ見事なエビのしっぽが見られたことでしょう。

スギ(杉)の葉にも凍りつく
↑ これはスギの梢に生じたものですが、ほとんど透明な氷の衣をまとっているという感じです。写真では分からないですが、このスギの樹の北西側に粗氷がびっしりと付着しています。ところが反対の南東側の枝には全くみられません。したがって北西季節風によって雲粒が樹の北西側に次々にぶつかって氷付いたものでありましょいう。

●この粗氷に良く似た気象現象として、0度以下の冷たい雨(過冷却の雨)が樹木の枝などに当たって氷付くという現象があります。地表付近が下層寒気が強かったり、冷気湖が出来ていたりで氷点下で、しかし上空に気温がプラス圏の層があれば、遥か上空から落ちてくる雪が途中で溶けて雨になり、地表付近で0度以下に冷やされて樹木の枝等に氷付くという現象が稀にあります。この過冷却の雨が氷付いた場合は樹冠の上部に出来るわけで、側面ということはないです。で、今回のケースはこの氷結性の雨ではありませんね。


スイカズラにも氷の芸術
↑ 西日本でも1000m以上の山では冬に樹氷や粗氷が普通に見られます。しかしながら、諭鶴羽山のような標高の低い山でこれらの現象が見られるのは、極めて珍しいです。今回は、登山中に観察していたら海抜400m以上になると樹上の粗氷が地表に(積雪面に)落ちていました。かなり海抜の低いところでも粗氷が形成されたようであります。

●粗氷や樹氷が出来る条件は、①、山に雲がかかること。②、その山の気温が氷点下 (-2度以下) であること。 この2点が絶対の条件でありますが、低い山になればなるほどこの2条件を満たす頻度がめったにないです。で、今回の諭鶴羽山で観察できた霧氷(粗氷)は非常に珍しい物と言えるでしょうね。わたくしは諭鶴羽山で見た霧氷はこれで2回目です。


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積雪の消耗が激しく、今回の諭鶴羽山での積雪量は不明
樹林の林床にはまだ雪がしっかりと一面にあります。積雪は山頂付近では15ー20センチ程度でした。しかしながら山頂の広場では地肌がむき出しになっています。1日で積雪はそうとう消耗して減っているのではないかと思われます。

樹林の林床には雪がある

山頂では地肌が出ている

瀬戸内海沿岸地方の10年ぶりの大雪 (その2)
●淡路島南部の各地を巡回してきましたところ、狭い地域の中に於いて、僅かな標高の差であるとか、微妙な地形の違いによって積雪状態に大きな差がみられました。撮ってきた写真を陳列します。写真は午後2時~3時頃に撮った。

2014.2.8 瀬戸内大雪写真ギャラリー
南あわじ市神代浦壁にて
↑ 兵庫県南あわじ市神代浦壁にて。圃場が雪に覆われ寒そうな感じです。

諭鶴羽ダム
↑ 諭鶴羽ダムの堰堤(えんてい)が見えていますが、これも寒そうな感じです。手前のレストハウスには人の気配が全くなく、異様な静けさが支配しています。普通ならば土曜の午後ならばサイクリスト等で賑わっているハズなんですが、今日は静まり返っていますね。

諭鶴羽山登山口
↑ 諭鶴羽ダムの堰堤の南側にある登山口です。恐らく雪折れの枝が登山道に覆いかぶさり、頭上の樹冠に積もった雪が風が吹くと落ちるでしょう。これを登ろうとする人はかなりの猛者ですが、一人分の足跡がありました。だれか単独登山をしているのか? ひょっとしたら、あの人かな? 思い当たる節がないこともありません。

寒そうな景色
↑ 諭鶴羽山系の北側山麓の集落のはずれです。ひっそりとしています。

南あわじ市開拓村にて
↑ 南あわじ市の開拓村です。山峡(やまかい)にあるこの開拓村が、おそらく人の居住地としては南あわじ市で一番気温が低い場所だろうと思います。積雪量はどれぐらいなのかは測らないとわかりませんが、それほど多くはないと思います。15-20センチ程度か? タマネギの苗が完全に雪に埋まっていますね。

タマネギの苗が雪に埋まる
↑ 南あわじ市賀集牛内にて。淡路島の特産品のタマネギが雪に埋まっています。

白菜も雪に埋まる
↑ 白菜も頭に雪の帽子をかぶっていますね。南あわじ市の今年の野菜たちは非常に美味いと評判ですが、強い霜に当たり、雪に冷やされ、さらに美味くなるでしょう。おそらく野菜たちは寒さで凍らないようにと、葉の中に糖分などを増やしているのでしょうね。とにかく今年のキャベツや白菜は非常に甘くなっています。白菜の外葉の緑色の部分でも、砂糖が入っているのかと錯覚するほど甘いですね。
瀬戸内海沿岸地方の10年ぶりの大雪
●本日は2014年2月7日の深夜です。わが瀬戸内海の離島、淡路島にも久しぶりに風雪注意報・大雪注意報・着雪注意報が出ましたね。ていうか、瀬戸内海沿岸地方や近畿中部に広範囲にそれらが出ていますね。気象庁のHPの 気象警報・注意報 : 兵庫県 から一部を抜粋借用させていただきます。

気象庁HPから抜粋

10年ぶりの積雪ですわ。気象庁から7日16時28分に発表された 大雪と暴風雪及び高波に関する全般気象情報 第3号 から一部を抜粋して以下に借用させていただきます。

2014年2月7日 大雪と暴風雪及び高波に関する全般気象情報 第3号

夜9時から降雪が始まり、11時現在の国道28号線】 兵庫県南あわじ市。吾輩、山のキノコの自宅前の国道の状態です。降雪が始まって2時間で積もりはじめました。
2014年2月7日23時 積雪開始

●近畿の多い所で40センチの積雪と言うけれども、それは山間部や標高の高いところでありましょう。平地では5~10センチのレベルでありましょうが、明日の朝は大混乱ですね。雪など無縁の瀬戸内海沿岸地方じゃスタッドレスタイヤを履いている車など皆無でしょう。ごく一部のスキー愛好家で毎週日本海側のスキー場に行く人ぐらいです。チェーンを持っている人もごく一部です。ゆえに、夏タイヤで無理して雪道を走り、スリップ、横転、事故、道路が塞がれて大渋滞ですわね。歩行者もスッテーンと転んで怪我をするでしょう。たしか、雪道を夏タイヤで走行すると道交法違反だったですか? だけど、10年に1度の10センチの積雪にそなえて高価なスタッドレスタイヤを買う気にはなれないですわね。雪が降ったからといって履き替えるのも面倒くさいですし…。いっそのこと、

雪の備えのない地方は、明日、社会全体を休業としたら?

無理して外出して(出勤して)スリップ、事故をやるんだったら仕事を休んで家で寝ていた方がましだと、思うんですがね。ま、明日は淡路島でも事故が続出ですね。10年前もそうだったし…。たった5センチや10センチの積雪で、何やってるんだ、と雪国や北日本の方に笑われそうですわね。ま、北日本では日常のことでも、こちらでは非日常なので仕方がありませんね。

●さて、吾輩は、明日は仕事を臨時休業して諭鶴羽山(608メートル)登山ですね。チェーンを巻いて山道を行ける所まで行って、あとは雪道を踏みしめ、あるいは積雪が多ければラッセルしてでも登り、島山の写真です。めったにない島山の雪景色の写真です。わたくしが中学生のころ、台湾坊主という急激に発達する低気圧が四国沖を通って大雪になったことがあります。洲本測候所では9センチの積雪だったか? しかし諭鶴羽山では50センチの積雪、吹き溜りでは1メートルになっていました。50年近く前のことですが、思い出しますね。


追記】 せっかく積雪が始まり深夜12時には5センチ程度の積雪でありましたが、僅かに気温が上昇、深夜2時ごろ雨に変わり朝まで雨であった。残念であった。ところが9時ごろから気温が僅かに下がり、再び雪となった。結局、瀬戸内~近畿中部では、雨になるか雪になるかの境界線上の微妙な気温帯で、こういうのは予報官泣かせ気象予報士泣かせという状況でありましょうね。近畿地方より緯度が高く気温が下がる関東地方では、しっかりと雪で大混乱になっているみたいです。

諭鶴羽山の山頂での積雪の推定】 さて、諭鶴羽山での積雪量を推定すると、山麓の降水量が旧洲本測候所で22ミリ、アメダス南淡で18ミリです。山ではこれらの3~4割増しかと思われます。諭鶴羽山の近隣の山岳観測所の気温データから推定すると、諭鶴羽山の山頂では確実に氷点下で推移しているであろうと思われます。氷点下の気温条件でのサラサラの雪は降水量1ミリ=1センチの積雪です。ゆえに諭鶴羽山山頂での推定積雪は24-31センチの間、おそらく80パーセントの可能性で25―30センチの間であろうかと推定します。写真を撮りに登山するのは、山にかかるガスが晴れてからであります。今日は無理かもわかりません。
果樹栽培は適地敵作の原則にしたがい、ミカン栽培は和歌山県や愛媛県にまかせよう。
●冬将軍の勢いはいまだ衰えず、強烈な寒波が北日本に襲来しています。昨夜21時 (2014年2月4日21時) の高層天気図を見ると、500hPa高度の気温-42度以下の第一級の寒気が東北地方北部から北海道地方に襲いかかろうとしていますが、秋田市の上空の気温は、500hPa高度で-39.7度、850hPa高度で-15.1度です。これら専門天気図を閲覧すると、シベリアから地を這うように南下してくる下層の寒気が強いという印象がします。04時の時点で、北海道の旧上川支庁の朱鞠内 (シュマリナイ) ですでに-29.8度まで下がり、明け方には-30度を割り込む勢い(*)です。

*その後、気象庁は05時29分に-30.8度を観測。南極みたいであります。

山形県のミカンは、この寒波で大丈夫だろうか?
●北日本を寒波襲来するときに心配になるのは、山形県がおこなっているミカン類の試験栽培です。山形県は地球温暖化で100年後に2~3度気温が上昇し、日本海に面している庄内平野でミカンが栽培できるようになると考えているようです。数十年後に山形県でミカンの商業生産を行うために、今から試験栽培しようということのようですが、実際に飛島という島と、酒田市にある 庄内農業技術普及課産地研究室 という所の2か所で、2010年からミカン類の試験栽培に着手しているみたいです。まことに結構な試験栽培、温暖化対策の新作物開発研究でありますが、この大寒波をのりきることができるのか? 寒害でミカン樹が落葉や木を枯らされないか? と大変心配しておりいます。

山形県 「地球温暖化に対応した農林水産研究開発ビジョン」

もし温暖化したならば、ミカン栽培適地が移動
↑ もし温暖化したならば、温州ミカンの栽培適地は内陸部や北方にシフトすると山形県は言っているわけですが…。もし温暖化しなかったならば、どうするのでしょうかねえ? 地球温暖化の政治的プロパガンダの科学的箔付けの役を担ってきたJAMSTEC (独立行政法人海洋研究開発機構) の研究者たちが改宗したのか、「地球の気温は70~80年周期で変動しており、今の気温は極大で、今後は寒冷化する」 とか、「地球の気候に影響を与える要素は複雑で、分からないことだらけであり、数値シミュレーションで長期的な予測を行うことは不可能だ」 などと温暖化否定論・予測不可能論を言いだしていますよね。君子豹変するというコトバがありますが、学者 (研究者) も豹変しますね。

平成25年10月15日(火)、山形県知事の記者会見

寒冷地でのミカン栽培に意欲を燃やす県知事
引用開始】  もう1つ、ここに今日並べておりますかんきつ類、山形県内で収穫したものです。最近の地球温暖化の進展なども踏まえまして、寒冷地では育てることが難しいとされているかんきつ類の栽培が可能かどうかを検討するために、県内でも比較的温暖な気候であります飛島と、それから庄内総合支庁産地研究室というのが酒田市にあるのですが、この2か所で平成22年から試験栽培を実施してまいりました。
 飛島では、3年目の今年初めて実をつけまして、このたび「すだち」について3本の樹から60個の実を収穫することができました。(手に「すだち」の入った篭をかかげて)これが飛島産の「すだち」であります。北限の「すだち」ということであります。11月中旬には「ゆず」それから「レモン」も収穫・調査できる予定です。
 また、庄内総合支庁産地研究室では8種類のかんきつの試験栽培に取り組んでおります。昨日、日沿道の起工式が終わりましてから、そちらのほうを視察してきたのですが、こちらでは、「すだち」や「かぼす」に加えまして、「温州みかん」、これ、みかんなのです。昨日、その樹からもいできたものですから、まだ青いのですが、数日置くと黄色くなります。北限の「みかん」になります。まだ試験栽培の段階でありますけれども、そういった実験をやっております。
 庄内地方では、冬の間日本海から強い寒風が吹きつけますので、かんきつ類の樹を寒さから守るために、布で覆ったり、防風ネットを設置するなど工夫が必要です。
引用終了

●ミカン類は、そもそも熱帯から亜熱帯に多くの原種が自生しています。ユズのように耐寒性の強い (-10度まで大丈夫です) 品種もありますが、大部分のミカン類は寒さに弱いのです。耐寒性の弱いレモン・ネーブルなどは-2度が耐寒限界です。温州ミカンは-5度が耐寒限界です。それ以下の寒波にさらされると落葉したり木を枯らされたりします。温州ミカンでは-7~8度で樹が枯死する危険性が非常に高いです。木が枯死しなくても、落葉すれば春の新梢の生育に支障が出て、その年の果実の収獲に深刻なダメージが現れます。わたくし山のキノコは農家ではないですけれども、昔、ミカン園を20アールやっていて、収穫したミカンを農協の選果場に出荷したこともあります。で、ミカン類の栽培に関しては少しは知識や経験があり、それで、山形県のミカン類試験栽培が大丈夫なのか? と大変心配しているわけです。別に、なにも失敗しろと望んでいるわけではありません。むしろ成功してほしいのですが、気候的にかなり無理では?と危惧しているわけです。

2014年2月5日04時の東北地方南部の気温分布
2014年2月5日04時の気温分布(東北地方南部)
↑ 山形県酒田で-4.9度(*) 温州ミカンでも厳しい気温です。寒冷紗やコモをミカン樹に巻き、樹の根元に厚い敷きわらをするなど、徹底的な防寒対策をしなければ寒害が発生する気温です。問題はこの気温分布はこの地方では特別に低い気温ではなく、ごく普通の日常的に起こる気温であることです。

*その後、8時27分に酒田で-5.9度、飛島で7時03分に-5.6度を観測。ミカンには厳しい低温だ。

栽培不適地では、栽培に苦労が多く、良品が生産できない。
●その気候的にかなり無理という根拠ですが、庄内平野では、本当に寒い時は-10度や-15度があり得る地方だからです。数年の暖冬で大丈夫であったからと安心はできません。旧酒田測候所の最低気温の記録は-16.9度です。旧酒田測候所は酒田市の市街地にあります。近年は-10度以下は出現していませんが、実際に経済栽培としてミカン園を作るとしたら市街地に作るハズがありません。郊外です。そう大きな町でなくても人口1万人の町でもそれなりにヒートアイランド現象が起こることは日本気象学会の「天気」誌上で沢山の報告や論文があります。つまり、酒田測候所で-5度でも郊外ならば-10度がありえます。この低温ならば 「ユズ」 以外の品種は一発で枯らされます。なお、耐寒性の強い 「コウジ」 という品種も持ちこたえるかも分かりません。

果樹は野菜と異なり永年性作物です。生育期間は数10年です。時には100年を超えます。苗木を植えてもまともな収穫ができるまで10年かかります。その間は収入になりません。で、その数10年間にわたって木を枯らされるような寒波が来てはいけないのです。木が寒波で枯らされたら元の黙阿弥、また苗木を植えて10年間収入になりません。つまり、果樹は野菜よりも遥かに安全率を掛けて栽培しなければならないのです。適地適作の原理に従わなければならないのです。これが果樹と野菜との決定的な違いです。

無理してつくっても、商品価値・市場競争力はあるのか?
●それから、別の問題もありましょう。山形県は公金を流し込んでミカン栽培試験をしているわけだから、それは趣味の栽培などではなく、山形県内での産業としてミカン経済栽培を目指すものであろうかと考えられます。よしんば庄内平野でミカン栽培が成功したとしても産地間競争に勝てるのか? 市場競争力があるのか? という根本的な疑問があります。都会のスーパーに和歌山県産ミカンと・愛媛県産ミカン・山形庄内ミカンとが陳列されて、消費者が山形県産ミカンを選択して買うだろうか? という疑問です。消費者の反応は、へえーっ、山形県でミカンができるの? 酸っぱいんじゃないかしら? という反応が予想できます。庄内地方は日本海側だから秋~冬は日照時間が少なく、気温も低いので酸っぱいミカンになることは必定であります。

というふうに考えたら、東北地方でのミカン類栽培のトライアルは、国家をあげての地球温暖化狂想曲に踊らされたものと言わざるを得ないです。やはり、ミカン類の栽培は適地適作の原則に従い、和歌山県や愛媛県などに任せておいたほうが宜しそうで…。山形県の住民でない他県のよそ者が山形県の農政に疑問を呈するのは、あまり宜しいと言えないかもしれませんが、山形県はよそ者が見ても立派な果物王国です。山形県の適地適作であるサクランボ・ブドウ・洋ナシ・リンゴなどの高品質品を目指すほうが宜しそうで…。


果樹栽培の教科書 『新版 図集・果樹栽培の基礎知識』 から巻頭言の冒頭を引用。小手先の栽培技術よりも適地に、という人生訓みたいに味わい深い言葉です。

「果樹栽培の要点は、まず第一に、適地に植えることである。適地で栽培すれば、基本的な事項を習得するだけで、たいした苦労なしに良品多収が可能である。それに対し不適地では、栽培に苦労が多く、そして苦労の割に良品が生産されにくい。」


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追記】 今回の寒波は北海道地方など北日本が中心であったので、最低気温更新は非常に出にくかったのですが、それでもタイ記録を含めて関東地方などで3か所出現しました。北日本の積雪地帯では昔と違い、やたらに道路の除雪をするので、道路際のアメダス観測所で、放射冷却が阻害される (断熱材の積雪をはぎ取ると地中からの顕熱伝導で冷えづらくなる) と気象学者の近藤純正先生が指摘しています。
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本土の南北で、40度を超える気温差。
●本日は2014年2月2日であります。新年が明けてあっという間に1か月が過ぎ去りました。光陰矢のごとしとは上手く表現したもので、何かしようと思っても、何にも出来ないうちに月日は仮借なく過ぎ去っていきます。この国はあらゆる面で崩壊の一途を下っているように見えますが、一人ひとりも年をとり精神は病み身体は老化し崩れていきます。容赦なく時間が過ぎ去り、身体も精神も崩壊していくのは仕方がありませんが、この抗いがたい普遍の現象を率直に受け入れるのは容易ではありません。どうすれば崩壊を食い止められるかですが、その手段などあろうハズがなく、せいぜい毎日 「般若心経」 でも唱えて “悟り・達観の境地” に一歩でも近づくしかなさそうですわね。

さて、本日は暖かかったです。わがアメダス南淡の本日の気温は、最低気温が9.1度、最高気温が18.3度でありましたが、これは完全に4月中旬~4月下旬の平年値と同じであります。本来ならば今が寒さのボトム、大底(おおぞこ)でありますけれども、冬はどこに行ったのか? マスコミは大変だあぁ! 温暖化だあぁ! と上を下への大騒ぎをするかと思いましたが、騒ぎません。温暖化の騒ぎはどこへ行ったのか? 観察すればマスコミの報道なんていい加減なものです。首尾一貫性が全くありません。特に、日本のマスコミちゅうものは政府と大企業の手先になってその都度騒ぎ立てて煽っているだけです。真に受けて踊らされないことが肝要です。

●さて、いくら4月の陽気だといっても冬将軍が死んだわけではないでしょう。高層天気図を見れば、1日21時の500hPa高度・気温の図で、バイカル湖のちょっと北西で-49.3度という低温が出現しました。私の記憶では今冬の最低の数字か? 数日後にこれが来たら、北日本はひどい寒さ、西日本もそれなりに影響がありそうですわね。そう簡単に冬将軍は降参しましたと白旗を上げません。そういえば、中部日本から西日本で観測史上もっとも寒い日は、1981年2月26~27日でした。温暖化論が言うのとは随分食い違っています。中部地方~西日本の古い気象官署で軒並み、この日に観測史上の最低気温の記録が観測されました。このときに富士山で-38.0度、洲本測候所で-6.1度、この記録を破るのは容易ではありませんでしょうが、つまり西日本の一番寒い日は2月の終わりだったのです。ゆえに、ポカポカ陽気であってもまだ冬将軍はくたばっていない…。


本土で、南北の気温差がなんと40度超
本日の朝、南北に長い日本列島の本土部分で、全く同一の時刻に、40度を超す気温差がみられましたのが注目できます。ある意味では、南北差による大きな気温の違いや、同一場所でも日々気温が急変するのは、春が近づいた証しとも言えるでしょうか? 以下に、本土すなわち鹿児島県佐多岬 (北緯30度59分40秒) と北海道宗谷岬 (北緯45度31分22秒) の間の範囲での2月2日朝6時の気温を見てみます。ただし、本土に隣接する島嶼は含みます。南西諸島や小笠原を除くのは両地域は亜熱帯もしくは亜熱帯に近く、本土と気候帯がかけ離れているためです。亜熱帯部分を含めると大きな気温差が生じるのは当たり前のハナシになってしまいます。今回の議論は本土部分でさえ40度を超える気温差があるという話題です。


北海道地方東部の、2014年2月2日朝6時の気温分布
出典は 気象庁HP アメダス:北海道地方(東部) より

2014年2月2日06時の北海道の気温分布

【朝6時における気温の低いランキング】
  1位 北海道 十勝総合振興局    陸別   -24.9度
  2位 北海道 釧路総合振興局    川湯   -22.9度
  3位 北海道 釧路総合振興局    阿寒湖畔 -22.0度
  4位 北海道 オホーツク総合振興局 佐呂間  -20.3度
  5位 北海道 オホーツク総合振興局 美幌   -20.1度 


四国地方の、2014年2月2日朝6時の気温分布
出典は 気象庁HP アメダス:四国地方 より

2014年2月2日06時の南海道の気温分布

【朝6時における気温の高いランキング】 なお種子島・屋久島以南は除く
  1位 九州 鹿児島県 中甑  18.4度
  2位 九州 鹿児島県 枕崎  18.2度
  3位 四国 高知県  清水  17.9度
  4位 九州 鹿児島県 東市来 17.8度
  5位 九州 鹿児島県 川内  17.7度 
  番外 わが淡路島のアメダス南淡 13.7度


●陸別の-24.9度と中甑の18.4度との差は、実に43.3度に及びます。狭い筈の日本列島本土部分でさえ同一時刻での気温差は実に40度を超えます。南西諸島を加えれば日本列島での気温差は最大限で55度にも達します。これは国土面積の大きい大国並みであります。しかしながら、本土での気温差40度超というのは間違いなく春が近付いた証拠ともいえましょう。すなわち、北海道には上空の強い寒気が残存し、まだまだ強烈な放射冷却による低温が発生するものの、南日本には日本海の低気圧の前面に向かって亜熱帯からの暖気が吹きあがってくる、ということに依るのでありましょうが、それは冬の終わりあるいは春はやくに起こる現象でありましょうね。

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