雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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消費税増税は、法人税減税による税収減の穴埋め。
羊のように飼いならされた、おとなしい国民
●国会で法人税減税が議論されています。とんでもありません。国民有権者は、権力を握った連中からこれほど虚仮にされて何故黙っているのだろうか? 思い起こせば、敗戦後マッカーサー元帥が7年間この国を支配したのだけれども、その間に、永久にアメリカが日本を属国支配するための仕掛けをいろいろなところに敷設しました。それの一環に3S政策がありましたよね。スポーツとスクリーン(映画)とあれです。この3つに国民が現を抜かし興じることによって、政治的なハナシに関心を持たぬよう、目をそらすようにと調教されました。難しいことは国の偉い人が考えて良きにはからうから、国民はスポーツを観戦したり映画を楽しんでいたらいいんだよ。お上が上手く良いように国を経営するから、国民は何も考えなくていいんだ。国民は税金さえちゃんと治めていたならば、あとはお役人や政治家が良いようにするから、国民はなにも悩むことはなく、こんな気楽なことはないんだよ。という調教がしっかりと行き届き、われわれ国民はおとなしい羊の群れとして飼いならされたのかもしれません…。社会の一部の者(公務員・政治家・電力やマスコミなど大企業の正社員)以外の多数の国民、たぶん人口比率で9割ほどかな? 増税を押し付けられ福祉も医療も教育も削減されてやられていこうとしているのに、食べて応援などと放射性物質添加食品を強要されているのに、なぜ抗議のデモも反対運動もあまり起こらないのか? 奇妙な静けさだけがこの国を覆っているのは誠に不気味であります。ま、大嵐の前の静けさ? かもしれませんが…。

政府も認める。諸外国と比べて我が国の法人税は高くない
内閣府 税制調査会 は税金のありかた、つまり税金を誰から徴収するのか、企業からの徴収を主にするのか? 国民大衆から徴収するのをメインとするのか? その徴収配分を議論しているようですけれども、税制調査会のホームページをみても最近の資料はあまり見当たりません。何年か前の報告書ですが、『抜本的な税制改革に向けた基本的考え方』 という報告書を発表しています。平成19年11月にリリースされた報告書で6年まえのものですが、この内容はまだ生きていると思います。


【17~18ページの一部を抜粋引用します】 法人実効税率とは、国・地方合わせた法人課税の表面税率のことである。我が国の法人実効税率は、国際的に見て高い水準にあり、引き下げるべきという議論がある。この問題を検討するに当たり、当調査会は、平成19 年度の税制改正に関する答申を踏まえ、課税ベースも合わせた実質的な企業の税負担、さらに社会保険料を含む企業の負担の国際比較を行った。また、企業減税による企業部門の活性化が雇用や個人の所得環境に及ぼす影響等についての調査・分析を行った。課税ベースや社会保険料負担も考慮した企業負担については、モデル企業をベースとした試算において、我が国の企業負担は現状では国際的に見て必ずしも高い水準にはないという結果も得た。 【引用終了】

●大企業がカネのちからで、莫大な政治献金をすることで、政治を黒幕のように陰から操っている政府の税制調査会であっても、我が国の企業負担は現状では国際的に見て必ずしも高い水準にはないと認めざるをえないのです。この政府の公式見解から考えて、法人税が高すぎて企業は海外に出ていかざるを得ないだとか、法人税の高さが生長の阻害要因であるなどというプロパガンダがウソ八百であることが窺えます。

我が国の消費税5%は、実質的には、ヨーロッパ諸国の15%~20%の国と同じ
●税率で議論しているから誤魔化されるんです。絶対的な税収顎や、国家の総税収にしめる消費税の税額比率で見ると、見方が根底から一変します。ほとんど、ありとあらゆるものに網をかぶせて容赦なく消費税をとりたてる日本式の消費税と、生活必需品などにあまり網をかぶせないヨーロッパ諸国の付加価値税は、私のような素人がみても全く別物にみえます。かつて高額商品とか贅沢品にかけていた物品税とヨーロッパの付加価値税が良く似ています。すでに、総税収に占める消費税収の比率ではヨーロッパ諸国とそれほど変わりません。それは、かつてやかましく議論されていた “税の直間比率 = 直接税か? 間接税か?” の議論を復活させれば鮮明に浮かび上がります。国民は安倍首相に騙されてはいけないと思います。財務省のホームページを閲覧したらよく分かります。

所得・消費・資産等の税収構成比の国際比較(国税+地方税) 

財務省HPから

●↑ 借用した図は見づらいので財務省のHPを直接見て頂くとして、消費税率が5%の日本は、税収全体に占める割合は31.7%です。消費税率が20%や30%が当たり前のヨーロッパ諸国より特別に低いわけではありません。若干低い面はありますが、なんと 税収全体に占める消費税収の比率は、宗主国のアメリカよりも、日本の方が高い のです。驚きです。なんでも、かんでも、植民地日本はアメリカのいいなりであるのならば消費税もアメリカを倣いましょう! 日本の消費税率5%は諸外国と比較しても、実質的には、そう低いことはないのです。だから、日本の消費税率が低すぎるという権力者たちの主張は明白に間違いです。自分たちに都合がいいように言っているだけなんです。

わが国の税収構造は、バブル崩壊後20年で激変した
財務省のホームページから 主要税目の税収(一般会計分)の推移 というグラフを借用いたします。主要税目(所得税・法人税・消費税)の30年余りの税収額の経年変化であります。重要な税目として、資産税(固定資産税など)が抜けているように思うんですが、このグラフが雄弁に物語っております。まず、バブルが本当に悪であったのか? という疑問が生じます。バブル経済が華やかだった1980年代後半は、所得税、法人税ともに素晴らしい伸びです。バブル崩壊の引き金になったのは1990年(平成2年)の橋本大蔵大臣のときの 総量規制 でありますが、バブルの頂点の平成2年には国の一般会計の税収は60.1兆円に達しています。バブルが崩壊していくのに同期して税収も長期下降して、平成21年には38.7兆円まで落ち込みました。今年平成25年の税収見込みは43.1兆円と予想されています。日本経済は失われた20年と言うふうなことが言われますが、バブルがいけなかったという論調をよくみかけます。けれども、税収の経年変化を観察すると、バブルがいけないのではなく、バブルを潰したのがいけなかったことを雄弁に示唆しています。


財務省HPから

●↑ グラフをよく観察すると、バブルを潰した後、潰し過ぎた後というべきかもしれませんが、長期化する不況を反映して、所得税も法人税もジリジリと減っていきます。不況で企業も個人も収入が減ったためですけれども、景気対策と称して減税をしたことも影響しているのでしょう。とくに企業の法人税引き下げや所得税の最高税率引き下げも大いに影響しているハズです。で、企業や高額所得者の減税による税収の落ち込みを、消費税で穴埋めしていることを見落としてはならないと思います。消費税は税率を5%に引き上げ後は国税分がほぼ10兆円で推移しています。(消費税の1%分は地方税で2.5兆円ほどですが、グラフには反映されていないです)

●今、消費税の増税と、法人税の減税が議論されています。またかという感じですが、企業(大企業)を優遇すると税収が減るので、その穴埋めとして消費税を上げて庶民大衆から税金をまき上げようとしているのです。医療や介護や教育や年金などの社会保障をどんどん切り捨てていき、また、フクシマ原発事故の収束や被災者の救済にまともに取り組まず、大企業優遇と無駄な公共事業に金を流し込もうとしている (オリンピックで踊っているのがその象徴!) のが安倍政権なのです。自民党は法人税減税分を従業員の賃上げに回せなどと、頓珍漢なことを日本経団連に要請しています。会計的にそれはありえません。企業は売上高から販売原価や人件費など諸々の販管費を引いた残りの税引前利益から法人税等を納めています。法人税を軽減しても当期純利益が増えるだけで、従業員には回ることなど経理的に絶対にあり得ないです。役員賞与と株主配当と内部留保に回るだけです。ま、最終利益をどう分配するか、利益処分案は株主総会で諮られる事項なので、株主たちが従業員さんたちが良く頑張ったから減税分を従業員さんにあげましょう、と同意すれば従業員(社員)に回るかもしれませんが、それはあり得ないでしょう。有価証券報告書を提出している会社ならば調べられますが、何千社を調べても最終利益を従業員さんにあげる会社はないと思います。欲に目がくらんだ株主たちが同意するハズがありません。自民党はそんなことは分かりきった上で、下手な猿芝居をしているのです。あまりにもタチが悪すぎ!

●ハッキリ言って、法人税減税の議論は後ろからアメリカのハゲタカ金融業者が操っているハズです。『会社四季報』の各企業の大株主欄を見たらわかります。日本の会社は日本のものだと思っている日本人が多いと思いますが、違います。株式の過半数を外国人(おもにアメリカ金融業者)に押さえられている会社が多くなっています。貪欲なアメリカのハゲタカ株主が金をよこせと言っているのが、法人税減税の大きな背景なんですよ…。(私がいっても影響力がないのでどうということはないのですが、名のある人が言ったら恐い目にあいます。で、だれも言わないのです)


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サツマイモの二期作は可能か? (その5) 食糧増産のために更なる温暖化が望まれる。
サツマイモの二期作は可能か?(その1)
サツマイモの二期作は可能か?(その2)食べて何を応援するの? 政府の補償金減額を応援するのか?
サツマイモの二期作は可能か?(その3)世界50ヶ国が東北地方・関東地方の農産物・食品を輸入規制している!
サツマイモの二期作は可能か?(その4)夏の終わりの寂寥感…

●シリーズ記事といっても飛び飛びの執筆というかアップでありますが、連載5回目です。本土で (つまり南西諸島ではなく九州本土以北で) サツマイモの二期作が可能であろうか? というトライアルですが、その試験栽培が佳境に入ってきました。ツルが見事に繁茂しました。「秋に出てくるヨトウムシで全滅の懸念がありそうですね」 と 「おたけ」 さんが心配してくださいましたが、お陰様で今のところは大丈夫です。

●これから収穫期が近づくにつれて恐いのはイノシシです。イノシシは芋類が大好物なのです。淡路島南部の諭鶴羽山系は、島の中の山なのに何故か兵庫県下トップのイノシシ棲息密度ですけれども、おそらく全国的にもイノシシ棲息密度では頂点に近いと思われます。写真にちらと写っていますが、イノシシ防護柵は、“ワイヤーメッシュ + トタン板 + 海苔網” の三重柵ですが、安心はできません。ワイヤーメッシュを2重にするなど更に厳重にするほうがよさそうです。諭鶴羽山系のイノシシは屈強なんです。10年ほど前でしたか、近所のハンターが209キロの巨漢イノシシを仕留めています。自給自足用の芋類(サツマイモ・ジャガイモ・サトイモ)を30年作っていますが、イノシシに苦汁を飲まされたことが何回もあります。これが山間部の農業者が離農する原因の一つにもなっています。


【引用開始】仕留めたぞ、巨大イノシシ。三原町神代の無職黒川春夫さん(77)がこのほど、諭鶴羽山(同町、南淡町)中で、体重200キロを超す大イノシシを仕留めた。黒川さんの狩猟歴は30年にもなるが、「これほどの大物は初めて」と興奮していた。 仕留めたのは5日朝。先月中旬の狩猟解禁に合わせ、同山中の約30カ所に、獲物の足をワイヤの輪に引っ掛けて捕まえるワナを仕掛けていたが、そのうちの1つにかかっていたという。 体長1.81メートル、胴回り1.54メートル、体重209キロのオスで、通常のイノシシの2倍の大きさ。「見た瞬間、驚きのあまり声がでなかった」と黒川さん。さっそく軽トラックで自宅に持ち帰り、調理用に処理したが、「ナベにすると、軽く50人前はいく」という。 黒川さんによると、同山中には3年前から、人の手のひら大の大きな足跡が残っていたとか。「そのころから狙っていたが、念願かなって捕まえることができた」と、声を震わせていた。(2002年12月8日 神戸新聞)【引用終了】

なお、わたくし山のキノコがその頃に黒川さんに直接聞いたところでは、その209キロの大イノシシを仕留めた場所は、南あわじ市(当時は南淡町)灘倉川の谷だったそうです。サツマイモ二期作栽培試験畑はその同じ灘地区にあります。こんな巨大イノシシに狙われたら、ヤワい柵など一発で破られます。


【↓ 8月1日に苗を定植、48日後の生育状態】 9月18日の写真です。
8月1日に苗を定植。 9月18日の生育状態

●↑ サツマイモ畑です。場所は兵庫県南あわじ市灘です。淡路島南部の諭鶴羽山(608m)の南斜面です。日当たりはいいし、ある種の山腹温暖帯にあたるので無霜地帯であります。島の中でも三原平野などの平野部では11月下旬以降は霜が降ります。この霜で寒さに弱い作物はやられてしまうわけです。したがってサツマイモの二期作を目指すのならば、瀬戸内海沿岸の気候条件下であっても、霜の来ない丘陵の斜面など場所を選ぶ必要があるかもしれません。8月1日に苗を定植して、生育期間を理想的には120日必要なんですが、となれば収穫は11月終わりころです。平地ではもしかしたら二期作はムリかもしれません。

【↓ 左側畝の物は8月16日に苗定植、33日後の生育状態】 9月18日の写真。
左側の畝は8月16日に苗を定植。 9月18日の生育状態

●↑ 左側の畝にあるものは8月16日に苗を定植しました。半月(15日)遅れで定植したのですが、生育の遅れが顕著です。右のものと比べると生育の遅れは鮮明で、埋めようがない差があるように思われます。これでは、まともな収穫は望めないかもしれません。これから気温が下がってくるので厳しいわけですが、まだ収獲皆無と決定したわけではありません。予断はできません。日当たりを良くしたり、地温の低下を少しでも防ぐ手段を講じて生育経過を観察したいと思います。

淡路島(瀬戸内海沿岸部)でのサツマイモの二期作ですが、2作目の苗の定植限界は、8月1日~8月15日の間ぐらいにあるのではないか? という直感がしています。試験栽培というのであるならば、5日の間隔を空けて次々に苗の定植をしたほうが良かったかもしれません…。


●ところで、またぞろ、マスゴミどもが地球温暖化の報道をやっています。地球が温暖化で破滅するぞという脅迫のキャンペーンです。ポーランド・ワルシャワでCOP19 (国連気候変動枠組み条約第19回締約国会議) が11月に開かれるからでしょう。世界の政治家や政策担当者たちはいつまで茶番劇をやるのだろうか? 絶句です。IPCCはインチキをやっていたことが発覚して何年にもなるし、まともな科学者たちはCO2地球温暖化説から既に降りています。残っているのは温暖化研究費を割り当てられている御用学者だけです。

そもそも、CO2地球温暖化騒動を仕掛けたのは、原発業界から研究費を貰ったNASA所属の気象学者ジェームズ・ハンセンです。チェルノブイリやスリーマイル島の事故で新規原発が建設できなくなった原発業界が復権を狙って、石油業界や石炭業界を蹴落とす目的で、ハンセンが1988年にアメリカ議会で二酸化炭素で地球は灼熱地獄になると証言したのが始まりです。また、同じころイギリスの保守党のサッチャー首相が、石炭業界が地盤である労働党を弱体化させるために、地球温暖化を利用しています。研究費はいくらでも出すから、二酸化炭素で地球が温暖化することを証明してほしいと、イギリス王立協会の科学者にハナシを持ちかけています。そして政治的に原発業界を優遇し石炭業界を冷遇しています。地球温暖化のハナシの出発点からして政治が深く関与していて、原発業界が画策しています。フクイチ原発事故で原発業界は日本のみならず世界に迷惑や取り返しのつかない害毒を及ぼしていますが、原発業界ほどウソを弄する悪辣で卑劣な業界はないのです。そんな原発業界が仕掛けたCO2地球温暖化のハナシなどを真に受ける人には、全く知性が感じられません。平たく言えば、お人よしの阿呆なんです。


●IPCCが言うのは過大にデータを偽装していますが、若干の温暖化が起こっているのは事実です。ま、それもここ20年ほどは横ばいで気温上昇は止まっていますが、まともな研究者は温暖化の原因はCO2ではなく他の複数の要因を上げていますが、そもそも温暖化が危機であるというのが根拠がなくいい加減です。温暖化のメリットは山のようにあります。そもそも温暖化では寒い季節の気温が上昇、また、寒い地方の気温が上昇しています。熱帯・亜熱帯・温帯の夏はほとんど変っていません。日本で観測された最高気温のレコードは、1923年の徳島県撫養での42.5度です。90年前ですよ。昔の区内観測所でも、気象官署でも40度超の記録は沢山あるのです。今年の8月12日に高知県江川崎で41.0度が出てマスゴミどもは上を下への大騒ぎで、みっともない極みでしたが、90年前に42.5度の観測例があるんです。

温暖化の最大のメリットは、食糧が増産出来ること
コメやサツマイモは熱帯地方が原産地です。20度以上が4か月ぐらいないとまともな収穫はのぞめません。コムギやジャガイモは冷涼地が原産地ですが、15度以上が4か月ぐらいないと栽培できません。温暖化でこれらの人類の主食の栽培北限が大きく北上します。日本の南部、関東以西ではコメやサツマイモの二期作が楽々とできるようになります。温暖化が進んで熱帯化したならば灌漑用水さえ確保できたらコメの三期作さえ可能です。多くの熱帯地方でコメが年1回なのは乾季と雨期があるためなんです。水さえあれば3回できるんです。インドネシアなどで年3回コメを作っているところがあります。温暖化研究費をもらう御用研究者たちの “ためにする研究” に惑わされてはいけないのです。温暖化は憂うべきことではなく、逆で、好ましい面が沢山あるのです。ま、スキー場なんかは困るかもしれませんが…。ま、そこは商売替えしていただきましょう。


願わくば、もっと、もっと、温暖化してほしいものです。

前エントリーの、リストと分布図の追加。
●前エントリー 政府 (省庁) の二枚舌政策。 食べなさいなのか? 食べてはいけないなのか? で掲上した出荷自粛および出荷制限の市町村分布図の追加分を作成しました。品目によって若干分布図が変わるようです。新たに作成した食品の品目は露地で原木栽培されたシイタケであります。

先ずは、淡路島南部の諭鶴羽山系で見られる天然のシイタケをお目にかけます。

天然シイタケ ウバメガシの倒木に出たもの
↑ こちらは乾燥気候によく耐える硬葉樹のウバメガシの倒木に発生したシイタケです。山の北斜面で比較的しっとりと湿っている環境なので、シイタケの子実体に水分が多そうな感じです。発生場所は兵庫県南あわじ市灘です。少し古い写真で、2012年3月25日に撮ったものです。天然シイタケは春と秋の年2回発生します。暖冬の年には降雨さえあれば1月や2月でも出てきます。

天然シイタケ ノグルミの倒木に出たもの
↑ こちらは上掲の写真のものから少し離れた所で見つけたものですが、クルミ科のノグルミという樹木の風倒木に発生しました。天然シイタケは色々な樹木に発生しますが、死物寄生菌であるので枯れた部分に発生します。生木にはでません。わたくしの観察では、諭鶴羽山系では天然シイタケが出る樹木は、シイ(スダジイ・コジイとも)・ウバメガシ・アカガシ・シラカシ・ウラジロガシ・クリ・コナラ・クヌギ・ノグルミ・サクラです。サクラ(桜)にシイタケが出るとは意外ですが何回も発生を確認しています。普通はキノコ狩りといえばシイタケはあまり対象ではありませんが、淡路島の南部の山岳地帯ではシイタケの天然発生が非常に多いので、キノコ狩りの重要な獲物なのです。腰籠いっぱい沢山採れたら干しシイタケにして保存します。シイタケにも制ガン作用のある物質が確認されているようですので、健康食品としても食べられます。

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出荷自粛・出荷制限の市町村リストと分布図 追加分です。】
原木シイタケ(露地栽培)出荷自粛・出荷制限市町村リスト

↓ 出荷自粛・出荷制限の市町村の分布図です。千葉県から岩手県までの太平洋岸に広がっています。フクイチ原発事故で放射能汚染は意外に広がっていることが分かります。脊梁山脈を越えて日本海側には、ほとんど広がらなかったことが窺えます。白抜きの赤丸は出荷自粛の所です。べたの赤丸は出荷制限がかかった所です。東京都には赤丸がプロットされていないのは、そもそもシイタケ栽培する農家が皆無ということがあるのでしょう。シイタケ栽培者がいなければ放射性物質汚染があるかどうか検査されません。フクイチ原発南西にも分布の空白地がありますが、シイタケ栽培者がいないのでしょう。放射能汚染がないのではなさそうです。他の農産物品目では、この空白部分にも自粛や制限がかかっております。
原木シイタケ(露地栽培)出荷自粛・出荷制限 市町村分布図

政府 (省庁) の二枚舌政策。 食べなさいなのか? 食べてはいけないなのか?
●二枚舌という言葉があります。 『広辞苑』 によると、前後の矛盾したことを言うこと。一事を二様に言うこと。ウソを言うこと。という意味だそうです。この国の政府 (省庁) にぴったりと当てはまる言葉であります。とりわけ、農林水産省は1枚目の舌で 「放射能汚染食品を食べて応援しよう」 とよびかけている後で、2枚目の舌で 「放射能で汚染されている食品は危険だから食べるな」 と解釈可能な資料をリリースしております。農林水産省はTPPには省をあげて反対のようで、アメリカ帝国主義の傀儡首相の安倍氏とは見解が正反対なのですけれども、それで農林水産省のホームページには注目しておりましたが、 「食べろ」 と言うたり、「食べるな」 と言うたりで、どっちが本意なの?? と訳がわかりません。

農林水産省 「食べて応援しよう!」 という官製運動は、国民の愛国心につけこんで、食べないヤツは非国民呼ばわりして、国民に強制的に食べさせる放射能食品販促キャンペーンであります。 “地方自治体、企業などの食材利用の取組のご紹介” という実際例が沢山並んでいますが、何を食べるのかと言えば福島県産の米や果物であります。当然、放射能に汚染されている危険性が高いでしょう。【政府広報】 食品中の放射性物質の新しい基準値によると、一般食品における放射性物質の規制値は、放射性セシウムで100ベクレル/1kgです。福島県産の農産物はほとんどひっ掛ります。食べて応援しようという政府のキャンペーンは、福島県産の放射性物質汚染農産物を食べなさいという意味であるのは、疑いようがありません。


●その一方で、農林水産省の外局の林野庁がホームページで 野生きのこの採取にあたっての留意点 などという頁を設けています。農林水産省(林野庁)は安全な食品を供給するために、農林水産物の放射性物質検査を行い、キノコに関しても、各都県がキノコの放射性物質検査をし100ベクレル/1kgの基準値を越えた場合は、都県が市町村に出荷自粛を要請しています。もし放射能汚染が周辺地域に広がりがあった場合は国が出荷制限の指示をしています。でも勘ぐれば、「要請」や「指示」だけなのか? それらを無視して生産者や業者が汚染キノコを市場に流すことは絶対にないと言えるのかどうか?? ちょっと心配です。それはともかく、国民が放射能汚染キノコを食べないようにと行政活動が行われ、国民の皆さまも、キノコ狩りの際には林野庁や都県のHPを閲覧して情報収集して、汚染キノコを食べないよう気をつけなされい、と呼びかけています。 「食べて応援しよう!」 というのとは全く正反対の姿勢であります。 

●さて、西日本でも朝晩は20度を割り込むようになってきましたが、キノコ狩りファン待望の秋であります。待ちに待ったシーズン到来です。これから11月まで暇があったら山に入ってキノコ捜しで、忙しくて遊んでいる暇はありません。大量に腰籠いっぱいにキノコが採れたならば、乾燥・塩漬・冷凍で保存です。「秋」というのは語源は「飽きる」の意味で、収獲の秋は食べ物がたくさんあって、飽きるほど食べることができる、という説が有力です。秋はキノコが一番たくさん発生する季節で、本来であるならば飽きるほどキノコが食べられます。けれども、東日本の広い範囲でキノコ狩りができない不幸に見舞われております。

淡路島のヒラタケ
↑ 淡路島の天然ヒラタケです。発生場所は兵庫県南あわじ市灘 諭鶴羽山系の南斜面。暖帯照葉樹林の中のエノキの立ち枯れ大木に発生しました。発見者はわたくし山のキノコ。写真撮影は南あわじ市在住の写真家の「おたけ」さんです。撮影日は2012年12月23日。淡路島は日本列島の中では比較的南にありますから、キノコ狩りの聖地の東北地方よりも発生時期が遅くなります。ヒラタケの発生は当地では11月中旬~年末ぐらいで、暖冬ならば冬にも出てきます。それで、淡路島だけでなく西日本では広く 「カンタケ = 寒茸」 という地方名が付いています。寒い時期に出るキノコという意味です。近縁種で傘が薄いウスヒラタケも諭鶴羽山系で普通に出ますが、こちらは4月~5月に出ることが多いです。ヒラタケはそれほど上等なキノコではないのですが、それでも天然品は栽培品では遠く及ばないものです。香り歯ごたえなど絶品で、一度天然品を賞味したならば、誰でもたちまちにキノコファンになるでしょう…。

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下表のリストは、 【林野庁】 きのこや山菜の出荷制限等の状況について から、キノコや山菜に関して、出荷制限をかけられたり、出荷自粛を要請されている市町村を拾い集めて作表したものです。出荷制限の理由は100ベクレル/1kgの放射性物質基準に抵触しているからです。林野庁(農林水産省)は国民が放射能汚染キノコや山菜を食べないように、しっかりと検査し監視しているのです。基準を超える放射能汚染食品を「食べるな」と言っているわけです。
野生きのこ出荷制限のある市町村リスト

↓ は出荷制限をかけられている市町村の分布図です。国土地理院の 電子国土ポータル を利用して山のキノコが勝手に作成しました。国交省国土地理院の電子地図はたいへんな優れ物で、こんなものが利用できるのであれば、税金の払い甲斐があります。(皮肉を言うのではなく、本当にそう思います)
なお、各市町村は面積の大小差が極端です。分布図作成にあたり、その市町村エリアのほぼ中心に赤丸をプロットしました。本当は、その市町村エリアを塗りつぶす手法のほうが良いかもしれません。
野生きのこ出荷制限のある市町村分布図

●なお、このエントリーは風評の流布でも、風説の散布でもありません。本エントリーで取り上げた情報は、全て政府(省庁)のホームページで公開されている情報です。分かりやすく表にしたり、分布図に加工しただけです。政府が、食べて応援しようと言っているその同じ舌で、野生きのこは放射能で汚染されているから食べるなと言っているのです。まさに「二枚舌行政」というほかありません。

大雑把な計算ですが…。

大雑把に計算してみます】 
定量的に、正確・厳密には計算しようがありませんから、本当に、大雑把なラフな計算であり、オーダーとしてはこれくらいかな? ということであり、桁数が1ケタや2桁あるいはそれ以上の誤差はありうるという前提での計算であります。あえてしてみましょう。

太平洋は、地球の表面積のおよそ3分の1を占めていると言われています。理科のデータブックであるところの 『理科年表』 によると、太平洋の面積は166.241百万平方キロメートルです。 (ただし、日本海・カリフォルニア湾・豪亜地中海などの縁海を除く) 平均水深は4188mと推定され、体積は696.189百万立方キロメートルです。もっとも、広大な太平洋の海底地形を詳細に実測し尽くすことは出来ないでしょうから、見積もり誤差はありましょうが、 太平洋の海水の総量は、6億9618万9000 立方キロメートル、であると理科年表が言うのです。


太平洋の海流図 Wikipediaより抜粋引用
↑ Wikipedia 「太平洋」 より抜粋引用した太平洋海流図です。太平洋には6億9618万9000 立方キロメートルもの膨大な量の海水があり、海流があって掻き回されています。静止しているわけではありません。表面の海流だけでなく深海でも海水の流れがあり、深海水が表層に湧昇するところや、表層水が深海へと沈降するところが知られています。

フクイチ原発からダダ漏れした汚染水が、太平洋全体に拡散・希釈したら…
どうなるのだろうか? どの程度の汚染濃度になるのでしょうか? 非常に気になるところであります。情報は隠蔽されているし、断片的なことが漏れ伝えられるだけであり、また情報が錯綜して色々な数字が飛び交っていて、何を信じていいのか判断しづらいところです。しかし、毎日300トンの汚染水が漏えいしていて、それは2011年3月の事故以来2年6か月にわたって続いており、その間に27万トンの汚染水が太平洋に流されたことを東京電力は認めています。これは信じてよさそうですが、過少に誤魔化しているかもしれません。27万トンというのは、水の比重はほぼ1だから27万立方メートルと考えて良いでしょう。

で、結局、27万立方メートルの汚染水を、6億9618万9000立方キロの大量の海水で均一に希釈したら、何倍の希釈倍率になるのか? 元の放射能汚染水の汚染レベルが、希釈の結果、何分の一になるのか? というハナシです。簡単な割り算なのですけれども、数字が極端に大きいから位どりを間違えないように注意が要ります。1立方km=10の9乗立方mだから、 

(6.96189 × 10の8乗 × 10の9乗)÷ (2.7 × 10の5乗)= 2.578 × 10の12乗

限りなく、ゼロに近いほど、希釈されると思います
2,578,000,000,000倍に薄まることになりますよね。なんと2兆倍余りに薄まってしまう勘定になります。仮に、27万トンの流出した汚染水の平均汚染レベルが1億ベクレルであると仮定したところで、2兆倍に希釈されたならば、2万分の1ベクレルにしかならないです。実際の汚染水の汚染レベルは断片的に報じられているところでは、数千~数万ベクレルであって、1億ベクレルなどという高濃度ではなさそうです。つまり、太平洋の膨大な海水の質量に希釈されれば、汚染濃度は、事実上限りなくゼロに近いということになってしまいます。これは意外というよりも、冷静に、論理的に考えるとそうならざるを得ないです。

こんな計算をすると、原発推進者を喜ばすことになりますが…
●そうじゃないと思います。そもそも、この計算には現実とは異なる面がありましょう。まず、北半球と南半球では別個の環流が存在しているから、北半球の海水と南半球の海水は容易に混ざらないのでは? という気がします。次に、表層水と深海水とは混ざりにくいのではないか? 特に熱帯域や亜熱帯域では表面の海水温が高い(つまり水が軽い)ので、低温の深海水(つまり水が重い)とは安定的な成層をなして、そう簡単には鉛直方向に攪拌は起こらんでしょう。そう考えると汚染水が拡散するのは太平洋の数分の一の水に対してではないか? そうならば希釈率は1ケタ程度割り引く必要がありそうです。それから、重い核種の放射性物質は海底に沈殿することもあるでしょうし、実際に福島県沖で底層の魚種のヒラメとかで高い汚染度が計測されています。浮遊性のゴミが特定の海域に溜まることが報告されていることから考えて、太平洋の特定海域で汚染濃度が高いこともあるかもしれません。それから、たとえ海水中の汚染濃度が低くても、生体濃縮が起こるし、食物連鎖の上位段階の大型魚(マグロなど)では危険なレベルまで濃縮があるかもしれません。

●それから、フクイチ原発から流出した汚染水は27万立方メートルというのが過少かもしれません。東京電力の隠蔽体質から信用出来ない面がありそうです。さらにこれから先ずーっと流出すれば、年数に比例して流出量も増えましょう。汚染水ダダ漏れが終息(収束ではない)したわけではないのです。この10倍にも100倍にも1000倍にもなるかもしれません。さらに、大気中に放出された放射性微粒子が大気中を漂ううちに、雨に吸着されて太平洋にかなり降下しているハズです。放射性物質は汚染水だけではけっしてないハズです。悪い材料はいくらでも考えられるから、希釈倍率は2兆倍余りなどではなく、2000億倍かもしれません。200億倍かもしれません。正確な数字など全く不明で、オーダーとして2桁も3桁も、ひょっとしては5桁ぐらいも違っている可能性はありましょう。ダダ漏れした放射能汚染水は、太平洋に拡散して非常に薄められることには違いないでしょうが、そもそも広い海洋に満遍なく希釈されることは考えにくく、フクイチ原発近海とか、遠くでも海域によっては問題となる汚染レベルであるかもしれません…。したがって拡散するから大丈夫だなどとは絶対に言えないのではないか。



↑ このシミュレーションが話題になっていて、太平洋はもうお仕舞いだなどと憂うる向きもありますが、右肩にあるスケールをよくご覧下さい。10の-3乗、10の-6乗、10の-9乗、10の-12乗と目盛りが打ってあります。10の-9乗では10億分の1です。 『太平洋 放射能 汚染10年間予想図』 などと銘打っていますが、汚染10年予想図ではなく、汚染10年希釈図と言うべきでしょう。汚染拡散の初期値をどういう状態での数値を与えているのか不明ですし、どのような拡散モデルで計算しているのか不明です。さらに、汚染濃度の最高レベルを黄色に、濃度が下がった方を赤の警戒色を使っているのは非常に意図的な配色です。いたづらに、この図を真に受けないほうがいいです。 (ただし、汚染水を太平洋に流すのは問題ないなどと言っているのではありません)

無主物(?)は、海流で漂流し拡散する。
安倍首相は真の支配者ではなく、ただのスポークスマンでしかないのかも?
●安倍首相の不認識や頓珍漢な発言には国民は絶句させられるのですが、また不認識な発言が報道されました。絶句です。
47NEWSより 『汚染水の影響範囲知らず発言か 首相 「0.3平方キロはどこ?」』 共同通信 2013年9月20日 19時50分配信

【引用開始】 東京電力福島第1原発の汚染水問題をめぐり、安倍晋三首相が19日に現地を視察した際、放射性物質による海洋への影響が抑えられていると説明する東電幹部に、「0.3(平方キロ)は(どこか)」と尋ねていたことが20日、分かった。 首相は東京五輪招致を決めた国際オリンピック委員会(IOC)総会で「汚染水の影響は港湾内0.3平方キロの範囲内で完全にブロックされている」と説明していたが、実際の範囲がどの程度か理解しないまま発言していた可能性がある。 安倍首相は東電の小野明所長から放射性物質の海への流出や海中での拡散を防ぐ対策の説明を受けた際に「0.3は?」と質問した。【引用終了】

●阿部首相はよく理解しないままにIOC総会で「状況は制御されている」とプレゼンした疑惑が浮上していますが、絶句すべきお粗末さではありますが、ま、そんなものなんでしょう。安倍首相は単なるスポークスマンでしかなく、背後にいる真の権力者たち(おそらく特定の個人とかではなく、複数の組織や人間が壁のようになっている)に操られ、そう言わさせられていると想像します。安倍首相自身はよく理解していなくてもいいわけで、こう言いなさい、これこれこういうふうに説明しなさいとレクチャーする取り巻きが、言う原稿を書いているのでしょう…。


太平洋にダダ漏れした放射能汚染水はどうなるのだろうか?
さて、ダダ漏れになっている放射能汚染水が太平洋に流出して、どのように流れていくのか? どのように拡散していくのか? を考える基礎資料として、気象庁の海流図を2枚借用いたします。気象庁HP > 気象統計情報 > 海洋の健康診断表 > 日本近海のデータ > 日別海流

気象庁の説明文引用】この図は、日本近海の流れを示しています。色は流れの速さ(単位:1ノット≒0.5m/s、図ではktと表記しています。)を表し、図の右にあるスケールを用いて色分けされています。また、矢印は海流が流れていく向きを示しています。気象庁では、「海洋大循環モデル」を利用して人工衛星、船舶、ブイ、中層フロートなどの観測データを総合的に解析することにより、海面から海底付近までの水温、流れを計算しています。なお、海流の矢印は、流速が0.2ノット未満は描画していません。【引用終了
2013年9月16日の海流図
2013年5月23日の海流図
●2013年9月16日の海流図(上段)と、2013年3月23日の海流図(下段)です。3月23日の図では海流の走向は太平洋沿岸にほぼ平行しています。9月16日の図では東海道沖が大きく蛇行しています。東海道沖に冷水塊が発生しています。両者を比べると、微妙に変化しておりますが、大まかな流れは全く変わりません。台湾方面から北東進した黒潮が日本列島の太平洋岸に沿って流れ、関東地方沖で走向を東向きに変え、日本の遥か東方海上に流れ去っています。(黒潮続流へと向かって流れている) それと、黒潮本体は幅が非常に狭く、100キロ幅ぐらいか? 早さは2~3ノット程度でしょうか、場所により、時により、流れの早さには早遅の変化があり一定していないことがいえそうです。一定していない揺らぎというか乱れみたいなものがあるけれども、傾向としては常に同じということも言えそうです。

無主物は流れ流れて、どこに向かうのか?…
●裁判所の判決によると、フクイチ原発犯罪から空気中に放出された放射性微粒子は、誰も所有者がいなくて、その微粒子が人にいかなる危害を加えても、またいかなる損害をおよぼしても責任をとる主体がいない 「無主物」 なのであります。狂気の判決と言わざるを得ないものです。これこそ、有権者から選ばれた裁判員が参加して、裁判官の狂気を牽制する必要があります。このような裁判ならば私は喜んで裁判員になりたい。裁判では、空気中に放出され、それが気流によって運ばれ、ゴルフ場の芝生地に降下して地面に固着したのですけれども、その固着物は既に東京電力の所有を離れた「無主物」であると認められました。もちろん「無主物」だと主張したのは東京電力でありますが、しかしながら裁判所が東京電力のふざけた主張を認めたから、裁判所が事実上フクイチ原発から吐き出された放射性微粒子を「無主物」だと認めたも同然です。このふざけた判例に準拠するならば、フクイチ原発犯罪で太平洋にダダ漏れしている放射性汚染水に含有される放射性物質もまた「無主物」でありましょう。おそらく、福島県漁業組合連合会が東京電力を相手どって裁判をおこしても、海に流れた放射性物質も「無主物」であるから東京電力には責任はない、という判決が下されるでしょう…。この国は三権分立とか司法の独立など完全に崩壊していて、北朝鮮並みの、いな北朝鮮以下の恐ろしい国になっているようです。
2013年9月16日海流図の抜粋拡大

↑ 9月16日の海流図をトリミングして抜粋拡大しました。海上に漂う漂流物や、表層水の中にある「無主物」は矢印の方向で示される海流に乗って流れていくのでしょうけれども、図をよく観察すれば、 ①東北地方沿岸を南下する流れがあり、②銚子の沖で力強い黒潮に合流というか吸収されて、③日本の遥か当方海上に流れていくようですね。原発からダダ漏れした ④無主物は関東地方より南には流れないことが分かります。また、⑤日本海には無主物が漂着しないことや、おそらく⑥北海道沿岸も無主物が漂着しにくいことも言えそうです。

しかし、よく見れば、黒潮の南側に黒潮とは逆向きの弱い流れがあります。また北海道から東北地方沿岸に沿って南下する親潮の沖合にも逆方向の弱い流れがあるようです。無主物が日本の遥か東方に流れ去っても、無主物が沖合にいくほど扇形に広がり、逆方向の流れに乗って、日本列島の方向に舞い戻ってくることは考えられそうです。しかし、それは膨大な海水の量によって希釈されるので、舞い戻ってくる物の濃度はかなり下がるのではないか??

とにかく、自分の身は自分で護るという自助努力・自己救済の意識のある者は、この海流図をしっかりと頭にいれておきましょう。晩のおかずに魚を買うときに、どこの海で獲れた魚なのか産地をみれば、その魚に「無主物」が付着もしくは内部蓄積しているか、ガイガーカウンターを持っていない我々素人でもおおよその見当はつけられますよね。


秋色鮮明にして、稲穂垂れる。
本日は、2013年9月17日、水曜日友引であります。

●昨日に東日本を縦断した台風1318号(マンニィ)がシベリアの冷気を引っ張りこんだようであります。 9月16日21時の500hPa高層天気図を見ると、九州の福岡の上空(約5800m高度)の気温は-4.3度で平年値よりも2.0度高く、850hPa高層天気図では(約1500m高度)気温は12.2度で平年値よりも3.1度低くなっています。同様に、東北地方北部の秋田の上空5800mでは-7.7度で平年値よりも2.4度高く、1500m上空では8.6度で平年値よりも3.7度低くなっています。つまり、台風が引っ張り込んだ冷気は、大気の高層の寒気ではなく、大気の低層の寒気であるということができそうです。

●で、シベリア大陸の奥地から地を這うように引っ張り込まれた低層の寒気のせいか、また強い放射冷却も起こり、西日本で意外に冷えました。特に、中国地方の山間部で軒並み最低気温が10度以下となり、九州や四国でも10度以下となる観測所が沢山出ました。九州では大分県湯布院で7.2度、四国では愛媛県久万で7.6度、中国地方では広島県高野で5.9度がそれぞれの地方の最低記録でありました。近畿地方では奈良県針で10.1度で10度を割るところはありませんでした。いつもならば滋賀県信楽か和歌山県高野山が近畿地方の最低を示すのですが、今日は両地点は元気がありません。全国的には北海道よりも長野県周辺の中央高地が格別に冷え、長野県野辺山が0.8度で、これが今朝の全国最低記録であります。どちらかというと、低層の寒気は西回りで日本列島に侵入してきたようであります。


2013年9月17日06時の中国地方の気温分布
2013年9月17日05時 アメダス気温分布(中国地方)
気象庁HP > 防災気象情報 > アメダス : 中国地方 から借用しました。それにしても、西日本であると言え、中国地方の内陸山間部はよく冷えますわねえ。いまからこの冷え込みでは冬がつらいです。アメダス観測所の記録では、岡山県上長田で確か-20.2度の記録があったか? ここは山のキノコの実母の出身地の近くですが、物凄く寒いところと恐れられています。雪も積もるし。西日本最強の寒冷地としては、区内観測所の記録で広島県八幡で確か-28.0度というのがあったか?


9月17日 南あわじ市神代浦壁にて
↑ わが淡路島も冷え込み、南あわじ市阿万の国立淡路青年の家の入口駐車場の横にあるアメダス南淡で、本日17日朝の最低気温が14.2度であります。なんと、日本列島最北端の気象官署の稚内の今朝の最低気温15.6度よりも低くなっています。これをみても寒気が西回りで侵入したことが分かります。また、今朝は南あわじ市の平野部で “接地逆転層の可視化”=“立ち昇る煙が低い所で横にたなびく” 現象が観察できました。強い放射冷却が発生したことが窺えます。この冷え込みで、登熟期の最終段階に入っているイネがいよいよ頭を垂れ、間もなく稲刈りであります。秋色鮮明となってまいりました。

写真は、兵庫県南あわじ市神代浦壁の田んぼです。田舎人であっても非農家の住民は半数いるのですが、田舎の人も非農家ならば、できれば農家の人から直接にお米を購入したほうが宜しいです。田んぼを指定して、あそこの田んぼの米を頒布してくれと交渉するべきです。玄米で入手することになり保存や精米の手間がかかりますが、今はコインを入れる自動精米所があるので便利になりました。これは自分の身を護る防衛策です。理由は言わずもがなです。政府やNHKに風評だと叱られる可能性があるので、理由はあえて申しませんが、“自分の身は自分で護る” という自助努力・自己救済の精神をもつことが、この国で生きていくには必須の心構えとなりました。今や政府は平気でウソをつくことが明明白白となりましたから、国民は希望的に甘く考えないほうが宜しそうで…。


ススキの開花

●厳密な生物季節学(フェノロジー)の観察はしていないのですけれども、今年は淡路島南部のススキの開花は例年よりもかなり早いように思われます。8月上旬は猛暑だったのですが、その後結構気温が下がり、アメダス南淡で8月26日に最低気温が18.6度など20度を割る低温が頻発して、一挙に開花が進んだようであります。今年2013年の中秋の名月は9月19日ですが、今年は名月を愛でる観月会の活花にススキの花が間に合いました。

ススキの開花
↑ ススキの写真は2葉とも、9月17日に、南あわじ市神代浦壁池の堰堤にて撮った。


同じ400ミリでも、時間分散して降れば、災害は起こらない。
●沢山降りましたですわねえ。2013年9月15日の 「日降水量」 は、わが淡路島の洲本特別地域気象観測所 (旧洲本測候所) で、230.5ミリであります。1919年からの足掛け95年の洲本測候所での観測統計期間で、歴代8位の記録となりました。日が替わって、9月16日の未明も雨が続いていますので、9月15日~16日の累加雨量は300ミリ程度になりそうです。結局、午前6時現在で287ミリ(註1)で、300ミリには届きませんでした。しかし、淡路島の南部山間部では393ミリを記録しています。

(註1) 台風1318号による9月15~16日の淡路島内での降水量は次の通り。300ミリ超を抜粋。
気象庁観測 : 洲本特別地域気象観測所 289ミリ、 アメダス南淡 315ミリ、 アメダス郡家 221ミリ。
国交省観測 : 牛内ダム 394ミリ、 諭鶴羽 357ミリ、 分水堰 351ミリ、 北富士ダム 342 ミリ、 成相ダム 336ミリ

淡路島南部の南あわじ市の平野部や山間部では、軽く300ミリを超え、最大値は牛内ダムで393ミリ(16日午前6時現在)に達しています。 気象庁の観測所は淡路島には3か所しかありません。旧洲本測候所のほかにアメダス南淡とアメダス郡家です。しかし、雨量に関しては国土交通省が各地の水系ごとに雨量や水位の観測所を設置し、全国に何千とあります。国土交通省 『リアルタイム川の防災情報』 は無料で閲覧できるのですが、淡路島島内にも20か所ほどの雨量観測所があります。


気象庁HPから
気象庁HP : 防災気象情報 レーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻) から借用しました。台風本体の雨雲がわが淡路島にかかっております。台風第1318号(マンニィ)は1000hPaの等圧線の直径は大きくて大型台風でありますが、中心気圧は最盛期で970hPa(註2)(註3)と浅く、風はそれほど強くないのですけれども日本海南部に南東ー北東の走向の秋雨前線が解析され、台風と秋雨前線との相乗効果で雨台風の様相を示しています。 上の引用図の時刻は16日01時55分ですが、ちょうどそのころ、南あわじ市牛内ダムで16日2時00分までの10分間に15ミリの降雨が観測されています。もしこの降雨強度で降り続いたならば1時間90ミリですけれども、この10分間だけでした。

(註2) 愛知県・伊良湖特別地域気象観測所で16日午前7時に967hpaを観測した。気象庁の観測所ではないが、愛知県蒲郡市の ラグナマリーナ気象情報 では16日午前8時に966hPaを観測した。
(註3) 16日06時の実況天気図で、志摩半島沖にあった台風1318号の中心気圧が965hPaと解析されていますが、これは実測値ではなくドボラック法による推定値である。推定値と実測値は意味が異なる。しかしながら、台風の中心が伊良湖付近を通過したことから、実測値と推定値が今回はほぼ一致していたことが分かる。


●2004年には淡路島で大きな水害があったのはまだ記憶に新しいのですが、旧洲本測候所で8月17日に257ミリの降雨があり、また、10月20日には309ミリの降雨がありました。で、洲本市の洲本川が氾濫し甚大な被害がありました。南あわじ市でも三原川が氾濫し、かなりの浸水被害が発生しました。この2004年の淡路島の水害では、比較的に短時間で強い雨が降ったことに特徴があります。降雨強度をしめす1時間当たりの降水量は、最大で8月17日に83.0ミリ、10月20日で71.5ミリであります。とくに国土交通省の観測では、諭鶴羽山系の山間部のダムで1時間雨量が100ミリ近い豪雨が3時間続いて、総雨量は400ミリ程度になりました。

●ところが、今回は、総雨量はそれほど変わらないのですけれども、降雨強度が比較的に弱く、長い時間を掛けて降ったということが言えそうです。旧洲本測候所での1時間当たりの降水量の最大値は29.0ミリです。2004年の淡路島大水害のときの半分以下です。今回も2004年と同程度の総雨量ですけれども、10数ミり/h程度の降雨強度で、時間を掛けて降るという降り方でありました。まだ、確認していませんが、この降り方では河川の氾濫・家屋の流出・床上浸水・床下浸水・道路の冠水などの水害はなかったのではないか? と予想しています。


牛内ダムで393ミリの雨量を観測! (註4) 07時に1ミリの降水があり最終的には 394ミリとなった。
兵庫県南あわじ市 三原川水系:牛内川:牛内ダム:洲本土木事務所所管
南あわじ市牛内ダムでの雨量
↑ 総雨量は393ミリに達しました。間違いなく2004年の淡路島大水害のときと同レベルの豪雨です。違うのは、一昼夜にわたって上手く分散して降っていることです。本日未明にやや降雨強度が強まったですが、この程度ならば河川の氾濫なく海へと水がはけていきましょう。

07時10分追記】 夜が明けたので、さっき南あわじ市の平野部をぐるっと見回ってきましたが、大丈夫そうです。どこの河川も用水路も水は出ていますが、直ちに氾濫するとか避難が必要なという緊迫した状況じゃありません。セーフです。淡路島内の各地の水位観測所のデータも、水防団待機水位を越えているところはありますが、おおむねセーフでしょう。増水した川の写真を撮ろうとしたらカメラの電池が切れていた…。(苦笑) 釣りにいったのに気が付くと釣竿を車に積み忘れていた、みたいな感じ。で、証拠写真はございません。

結局はダダ漏れ。 どういう条件下でもダダ漏れ
 ●安倍晋三首相は9月7日にアルゼンチンのブエノスアイレスで行われた国際オリンピック委員会(IOC)総会において、五輪招致プレゼンテーションで、フクイチ原発の汚染水問題をめぐり、虚偽のプレゼンを行ったことが判明しています。「完全にブロックされている」だとか、「コントロール下にある」などと事実に反する虚偽の発言して、各国のオリンピック委員の判断を不正に誘導したのではないのか? 疑問視する声や、批判の声が轟々と出ています。新聞やNHKも大変タチが悪く、汚染水垂れ流しなど2011年3月11日に地震があり、そう時間をおかずして1号機・2号機・3号機がメルトダウンあるいはメルトスルーして、冷却のために水を掛け続けていたから、早くから放射能汚染水が垂れ流される状態であったのは隠しようが無く、ネット情報空間では早い段階から知られていました。

既存のメディアが報道を始めたのが今夏の7月下旬からで、それも参議院選挙が終わった翌日に報道するという意図的なものでした。選挙前に報道したら選挙結果はかなり異なるものとなっていたでしょう。明らかに自民党が有利になるようにと配慮した恣意的な報道のやり方です。これこそ、報道と権力との癒着問題であります。今の新聞もNHKも腐敗しています。これではNHKは視聴料を徴収する資格はありません。外国ではマスコミは権力と戦うものですが、日本ではマスゴミは権力に迎合して、権力の走狗です。 「NHK」 が 「犬HK」 とよばれる所以です。このたびの、汚染水ダダ漏れ問題の報道でも、東京にオリンピックが来ることに決定してから、首相批判の報道をやっています。おそらく、マスゴミは政府の手先ではないというアリバイ作りでありましょう…。こんな見え透いたアリバイ作りは、国民有権者に簡単に見破られてしまいます。


『<安倍首相>汚染水「完全にブロック」発言、東電と食い違い』 毎日新聞 9月9日(月)21時07分配信 からフクイチ原発の放射能汚染水ダダ漏れの図を引用します。なお、図中に蛍光ペンで強調した文言を3か所記入しています。

放射能汚染水流出の図

海側遮水壁も、シルトフェンスも、港湾も、なんの意味もない
さて、上掲の小見出しの命題について、本当かどうか、ごく初歩的な数学を使って考察してみます。まず、毎日新聞のネット記事から分かっていることを列挙します。

①、シルトフェンスによって、港湾水面とフェンス内水面に分けることが出来る。
②、汚染水は海側遮水壁を乗り越えて、フェンス内水面に流出している。
③、シルトフェンスは放射性物質を通過している。
④、フェンス内水面の水は、港湾水面の水と毎日50%づつ交換している。
⑤、港湾水面の水も、湾外の水と毎日50%づつ入れ替わっている。

●放射能汚染水が毎日どの程度、海側遮水壁を乗り越えてフェンス内水面に流出しているのか、報道がないので不明ですが、仮にQベクレルの放射性物質が水と一緒に流出しているものと仮定します。その放射性物質は流出する汚染水に均一に溶け込んでいるとします。そして、日々同じ分量の汚染水が流出しているのか? 日によって変動しているのか? は不明ですが単純なモデルにして計算しやすいように、毎日同じ分量の汚染水が流出しているものと仮定します。

フェンス内水面に溜まる汚染水(ベクレル)の量の推移は?
汚染水流出が始まっった後、日々、放射性物質がフェンス内水面に溜まります。

1日目 Qベクレル 溜まる。
2日目 Qベクレル + 1/2Qベクレル 溜まる。
3日目 Qベクレル + 1/2Qベクレル + 1/4Qベクレル 溜まる。
N日目(Q + 1/2Q + 1/4Q + 1/8Q + …… + 1/2のN-1乗Q )ベクレル溜まる。

1日目には海側遮水壁を越えてフェンス内水面にQベクレル溜まるのは自明です。

2日目になると、1日目に溜まった分のQベクレルの半分はシルトフェンスの外に漏れ出てしまうのです。なぜならばフェンスを透過して半分の海水が出入りするからです。そして前日の分が半分残っているところに、新しくQベクレルが流入してきます。つまり2日目には1+0.5の1.5Qベクレル溜まることになります。

3日目には、前日の2日目の半分が残っており、前々日の1日目の半分の半分すなわち4分の1が残っています。その上に新たにQベクレルが流入してきます。つまり1+0.5+0.25の1.75Qベクレル溜まります。それは、ひとえに、流入した放射性物質はただちにフェンス内水面全体に均一に拡散して、毎日半分の水が港湾水面の海水と入れ替わるためです。

フェンス内水面に溜めることのできる放射性物質量は、1日の流入量を1とすると、
1 + 1/2 + 1/4 + 1/8 + 1/16 + 1/32 + 1/64 + 1/128 + ……
という初項1、公比1/2の無限等比級数の和です。公比が1未満なので収束し、答は2です。毎日、放射能汚染水が海側遮水壁を越えてフェンス内水面に流入するのですが、フェンス内水面で溜めておける放射性物質はたった2日分でしかないのです。

そして、フェンス内水面に2日分溜めている2Qベクレルの放射性物質の半分が、毎日港湾水面に漏れ出します。つまり上流から1の放射性物資が流れ込んで、ダムに2溜まり、1の分だけ下流に流出します。計算から極限値2で収束するので、2日分溜まり、それ以降は溜まる量は増えもしなければ、減りもしない筈です。つまり定常状態です。これはフェンス内水面の海水の総量には全く関係ありません。何日分の放射性物質を溜めることができるかは、フェンス内水面と港湾水面との間で、何パーセントの海水が入れ替わるかに依存しています。50%ならば2日分ですが、出入りが少なく20%ならば5日分、10%ならば10日分です。それだけ溜めた後は入った分だけ外に出ていきます。定常状態に達した後はダダ漏れです。10%の海水の交換ということは、前日の放射性物質が90%残ることになります。前々日の物ならば0.9×0.9=0.81で81%残ります。前日の残る分=残存率が、上掲の無限等比級数の公比なのです。この残存率によって収束する極限値、すなわち何日分が溜まるかが変化するだけなんです。それと、何日分溜まっているかによってフェンス内水面の放射能濃度が変化するでしょうが、定常状態になった後は、入ってきた分がそっくり出ていくことには何ら変わりありません。

シルトフェンスの外の港湾水面でも同じことです。フェンス内水面から毎日1の放射性物質が流れ込み、港湾水面で2だけ溜め、1が毎日流出します。なぜならば港湾水面と外洋との間でも半分の水が出入りするからです。結局、フェンス内水面に2、港湾水面に2、計4日分の放射性物質を溜めておくことができるだけで、あとはダダもれなんです。遮水壁を越えて漏れだす水量よりも、海水の出入り水量が少なければどんどん溜めることもできましょうが、しかし、それでは港湾内の水位があがってきます。やがて防波堤からあふれてダダ漏れです。いずれにせよある程度溜まったら定常状態に達して、あとはダダ漏れなんですよ。安倍首相は一国の総理大臣ですが、最高権力の座に就くほどのお方が、こんな簡単なことが分からないのでしょうか? (絶句)

●なお、この議論は、海側遮水壁から漏れだす水量が毎日一定であることや、漏れだした放射能汚染水がフェンス内水面で直ちに一様に拡散混合するという前提に立っています。現実とはかなり異なるでしょう。漏れだす汚染水は24時間間断なく連続して漏れているでしょうから、こんな離散的な計算では大雑把すぎるし、おそらく密度の高い海水の上に漏れ出した淡水は、海面表層に広がっても、なかなか海底の水とは混合しないでしょうね。で、現実離れした議論であるかと思いますが、基本的な考え方はこれでいいのではないか? それとシルトフェンスが放射性物質の核種によって透過率が異なるであろうことは想像できますが、たとえ透過率が低くても、その透過率で以って、上流から流れ込む放射性物質の分を透過してしまえば、結局ダダ漏れになってしまうでしょう。また透過率が非常に小さくて海水の出入りも少ない場合であっても、この場合はフェンス内水面の放射能濃度が超高レベルとなり、超高濃度であるがゆえに、少しの透過率や僅かな海水の交換で、入った分を外に出してしまうでしょう。結局ダダ漏れなんです。どんな条件下であろうとダダ漏れです。完全にシールドしない限りダダ漏れです。蟻の一穴からでもダダ漏れです。

水をかけて冷却する方法は、もはや破綻か?
心ある専門家が指摘し始めていますが、最早、水をかけて冷却する方法はすでに破綻していると言っています。この先、汚染水を溜めるタンクを1万、10万、100万基と増やすのだろうか? 日本列島は膨大な放射能汚染水タンクに埋め尽くされそうですね…。あっちにもタンク、こっちにもタンク、タンクだらけじゃあぁぁぁ! オリンピックの大馬鹿騒ぎで浮かれている場合じゃないやろが。


原発に手を染めると、結局は、国を滅ぼす。 原発は亡国の大罪。
●フクイチ原発事故などと言いますが、事故などという生易しいものではありません。ほとんど犯罪といっても過言ではないでしょう。フクイチ原発犯罪と呼ぶべきです。蛇足ながら、 「福一」 ではなく 「フクイチ」 と表記するのは、それは世界的レベルの大問題であって、単なる国内問題では済まないからです。海外報道では 「HUKUICHI」 です。片仮名読みすれば 「フクイチ」 なのです。フクイチ原発犯罪はまさに亡国の大罪なのです。裁判では、飛散した放射能は東京電力の手を離れた 「無主物」 だという東京電力の無茶苦茶な主張を認める判決が下されました。もはや裁判官も政府のしもべ、三権分立は崩壊しています。裁判官は政府の顔色を上目づかいで窺いながら、政府への奉仕者として判決文を作文しているだけです。裁判官は法律の専門家ではあるけれども、物事の善悪であるとか道理をわきまえていません。たとえ建前上であっても、この国が国民主権に依拠するのであるから、このような政治的な側面がある裁判こそ、有権者から選んだ裁判員を参加させるべきです。政府の責任を問う裁判こそ裁判員の参加が必要です。いくら裁判所が無罪の判断を示した所で、原発推進の結果、重大な事故を起こした大罪が免罪になるわけではあるまい。

何の落ち度もない何十万人もの住民の生活基盤を根こそぎ奪い取り、保有していた家や土地を放射能まみれにして無価値にし、いまだに15万人もの人々が故郷を喪失して漂流しているのです。途方もない額の損害が発生し、無量の精神的苦痛を受けています。この状態で、放射能は無主物であるから東電には責任はないというのであれば、この国はもはや無政府国家です。ま、自分の手を離れたものは無主物であるという判例ができました。この判例に準拠すれば、サリンをまいて殺人をしても、拳銃で人を撃っても、責任はありません。サリンは撒かれた瞬間に撒いた人の手を離れて、所有権が放棄され、どこに流れていくかコントロールもできない、したがって既に無主物であるから殺人にはあたらない。拳銃の弾も発射した瞬間に、所有権を放棄して無主物になっているから、何の責任もない。というふうに主張したら無罪です。こんな馬鹿なハナシはあるまい。

●東北地方南部から関東地方の広い範囲にかけて、放射線管理区域に相当する汚染濃度のホットスポットが無数に点在するのであります。政府が 「安全だ」「問題ない」 と強弁するのはハッキリ言って、4000万人もの住民を移住させる新たな土地などこの狭い日本国にはないし、移住させるために必要になる膨大な天文学的数字の資金もないのです。それで、実際問題として、しかたがないから「大丈夫だ」と言う他ないのです。政府の無能もありますが、原発を可能とする立地条件の国ではなかったことも言えましょう。思うに、日本が極端に細長い国であったから、被害が相対的に少なかったとも言えましょう。もし日本の国土が円形の島 (直径690キロの円形) で、その中心で原発事故をやっていたら目も当てられません。

日本の経済取引というは、土地を基礎においている 「土地本位制」 なのであります。たとえば銀行融資を受けるときには土地を担保として差し出します。土地の価値が下がるのは土地本位制では一番恐ろしいことです。日本がバブル崩壊後20年超の低迷を余儀なくしているのは、1991年に橋本大蔵大臣(後に首相)が、銀行が土地取引に融資をするのに制限をつけた 「総量規制」 が裏目に出て、土地の値段が一挙に大暴落したのが最大要因であります。明白に政策の失敗です。土地の値段を下げ過ぎた「逆バブル」が銀行の屋台骨を揺さぶり、信用不安がひろがりました。貸し渋りや貸し剥がしが横行して社会の資金循環が麻痺して、橋本が首相になって消費税税率を5%にするやいなや、金融機関やゼネコンや商社や大手スーパーなどバタバタと倒れていったのは、まだ記憶に新しいところです。会計基準が米国基準に変えられて、土地の評価が取得価格ではなく時価になりましたから、土地の値段の大暴落は企業のバランスシートを毀損します。1980年代後半に日本は破竹の進撃で、米国では日本脅威論が台頭していましたが、大蔵省官僚がこのままでは宗主国のアメリカを怒らしてマズイということで、意図的に地価の大暴落を仕掛けたと言われています。しかしながらアメリカ側の差し金であった可能性もあるかも?

ようするに、日本を潰すのは簡単です。土地の値段をさらに大暴落させればいいのです。関東平野が放射能で汚染されている、放射線管理区域だ、と認めればいいのです。もし政府が 「問題がある」 ことを公式に認めたら最後、企業会計も国家の資産も吹き飛んでしまいます。日本経済が終焉するのです。そういうことであるから、「安全だ」「問題はない」 と言っているだけのハナシで、政府も官僚たちも東電も原発関連企業も、みんなハラの中では「これはヤバいことだ」と思っているハズです。誰も本音では安全だなんて思っていないのです。だからこそ、少々の放射線は健康に良いなどという医学部教授でも、妻子を関西に疎開させているのです。要するに、世界に冠たる地震大国・津波大国の日本は原発に手を染めるべきではなかった…。万一の場合、移住する余分な国土を持たない狭い国で原発などすべきでありませんでした。よしんば、もし日本が大陸の安定地塊の広大な国であったとしても、原発はトイレのないマンションだと言い古された通り、解決できない放射性廃棄物の問題もあるし、原発の運営には被曝労働者の存在が不可欠という人権問題もあるし、バックエンドに流し込む金や万一の場合の事故処理の膨大なコストを考慮に入れると、原発電力は値段が非常に高いものであるし、やはりするべきではなかったのです。

さらに申せば、我が国で原発をすすめたのは自民党でありますが、中曽根康弘につづく自民党政治家たちは日本の核武装を狙っていました。結局、原発は軍事的な核技術の平和利用のふりをしていても、軍事的核と表裏一体なんですよね。その意味からも原発に手を出すべきじゃなかったのです。

●最早この国は残念ながらおしまいでしょう…。東電をリタイヤした幹部たちは、その多くが海外に移住したと噂されています。逃亡です。犯罪人が海外に高跳びしたということです。私の知人だった某重工の原発研究者も東南アジアに移住 (逃亡) していますよ。緑あふれる美しい国土を汚染する大罪を犯したにもかかわらず、こういう責任をとらない連中を 「非国民」 というのです。福島県で給食を食べなかった生徒を非国民呼ばわりしてイジメている話が伝わってきましたが、根本的に間違っています。被害者同士で非国民などとののしりあってどうするんだ? それでは敵の思う壺です。被害者同士は団結すべきです。 「非国民」 という言葉は、加害者側の原子力ムラの連中の背中に貼り付けてやる言葉です。

●しがない庶民が、切歯扼腕・悲憤慷慨してもしかたがありません。政府も、東電も、電気事業連合会も、自民党も、御用学者も、裁判所も、原発プラント製造でメシを食う重工やゼネコンも、マスゴミどもの、全部同じ穴のムジナであります。最低でも100万人規模の原発反対デモをやらないかぎり、早かれ遅かれ停止中の全原発の再稼働が行われるでしょう…。せめて、自給自足をして安全な食べ物は自分で作るという自衛策で身を守るしかないようですが、次の東海大地震 (あるいは東南海地震と南海地震の3地震連動か?) で浜岡原発が事故か? あるいは伊方原発が事故か? 残念ですが、いずれ、この国は崩壊ですな。


オリンピックには、全く興味はない。
吾輩は、オリンピックなぞには興味はない
吾輩は、オリンピックには興味はない。やれ、アメリカが勝っただの、ロシアが勝っただの、はたまた中国が勝っただの、オリンピックでどこの国の選手が表彰台に上がるかというくだらないことに一喜一憂して報道するマスゴミどもは阿呆であるし、オリンピックを見たところで肩コリが治るわけでも、坐骨神経痛が軽減するわけでもないのに素頓狂な嬌声をあげるスポーツオタク(オリンピックオタク)も馬鹿どもだな。ただし、実際の戦争をやるよりもオリンピックで国家の威信を賭けてメダル数を競い合う 「疑似戦争」 のほうが、どんなに盛大にやってもすくなくとも戦死者が出ないという意味では、ましと言えばましであるけれども、しかしながら、そもそも、スポーツの意義というのは自分自身がやることにあるんだ。週に4回ぐらい何かスポーツをやる、何でもいい、野球でもテニスでも登山でも縄跳びでもジョギングでもいい。自分がやれば健康増進のために大いに意義がある。

植物ならば土地に固着しているけれども、土中の水分と栄養塩類と空中の二酸化炭素と太陽光があれば光合成をして生活できよる。生きていけるのである。しかしながら、われわれ動物は餌を求めて動き回らなければならない。われわれ動物は (ヒトも) 生まれながらにして動き回ること ( = 運動 ≒ スポーツ) をせざるを得ない宿命を背負っているのである。じいっとしていたら餌不足で生存できないのである。長い進化の過程で、本質的に動き回る (つまりスポーツをする) われわれ動物は、動き回ることを前提にして体の形態も組織も代謝も生理も形成されているのである。したがってスポーツをしないと体の調子が悪くなるんだな。例えば適度にスポーツをやると高血圧の人も血圧が下がることが良く知られておる。これは何億年という目まいがするほどの長い時間をかけて進化の過程でそうなったのだから、仕方が無い。要するに、スポーツは自分自身がしなければ意義がないのだな。他人がスポーツをしているのをいくら観戦した所で自分自身の健康増進には全く役に立たないのである。したがって、吾輩はオリンピックごときには興味はないし、どす黒い放映権という利権にまみれたテレビの映像など見ることはない。ましてや、カネを 「利権のドブ」 に捨ててまで点々と放射線管理区域に相当する汚染スポットが沢山ある東京にオリンピックの直接観戦に行くことなど絶対にありえない。蛇足ながら、ついでに言えば、吾輩はプロ野球にも高校野球にも興味はない。夏の甲子園でどこの学校が優勝したのか、吾輩は知らない。

しかしながら、スポーツの意義を否定しているのでは全くない。吾輩はむかし陸上競技をやった経験があるし、県大会ならば出たことはある。国体に出られるようなレベルでは全くないが、体力養成・健康増進のためにいろいろやった。今は馬齢を重ねて年寄りになってしまったが、山裾のダムの周遊道路を2000~3000m駆け足をしたり、登山をしたりしておる。スポーツの意義の80%は自分自身がやって健康増進を図ることにあるのだ。他人がやっているのを見ても全く健康にはならない。勘違いしてはならないのである。ついでに言えば、スポーツマンシップであるとかスポーツで協調性や友愛の精神を培うなどというのは全くウソだよ。成績の良い有名選手ほど、我が強く、強情で、協調性がなく、独善的で、横柄で、自己中心的なのである。むかし江川卓という野球選手がおったが、プロ入りするときにルール破りの横無茶を通した。これなんかは自己中心的の典型例だな。スポーツをやれば健全な精神が涵養できるなどというのは全くの幻想だよ。スポーツをやればやるほど短気で強情で自己中心的になる。なぜかと言うと、人を蹴落とす自己中心的な精神を燃やさないと、上の方に勝ち登っていけないからだ。けっして騙されてはいけない。


●と夏目漱石ばり (デーモン閣下ばり?) のエラそうな書きかたをしてみましたが、ホント、スポーツはご自身がやってこそ健康増進に役立つものなんですよ。見るだけでは、“しょーもない” のです。

マスゴミどものお祭り祝賀ムードとは裏腹に、国民は白けている
さて、愚かなマスゴミどもはオリンピック報道で浮かれていますが、国民は冷めています。オリンピックよりも先にやることがあるでしょ、というのが国民有権者の感情です。一昨日、昨日と周囲の話題を観察してみましたが、オリンピックの話題を誰かが出しても全然盛り上がらないというか、じきに会話は途切れ、どこか白けています。マスゴミのようなお祭りの祝賀ムードは皆無です。オリンピックをやるカネがあるのならば、それを原発事故で悲惨な目にあっている被害者救済に回したり、フクイチ原発の事故収束に使えという批判の声もあちこちで聞きました。

↓ さいたま市議会の吉田一郎議員が6分38秒から、2020年のオリンピックはイスタンプールに譲るべきだ、という傾聴に値する主張をされています。日本は既にオリンピックを3回もやっている。まだやっていない地域の候補地であるからイスタンプールに譲るべきだ。トルコとギリシャは600年にわたる対立があって、トルコでの開催は歴史的融和・イスラム教とキリスト教との融和の大きな意味を持っている、という主張です。このような見識の地方議員が国会に上がってきてほしいものです。


↓ オリンピック反対のデモ行進をしています。ちょっと参加者が少ないのは残念ですが、ドラム隊が鉦と太鼓とラッパを鳴らしてにぎやかですわねえ。ちょっとチンドン屋さんの行進みたいですけど、シュプレヒコールで言っていることは、まともです。暮らしの敵だオリンピック。住まいが先だよオリンピック。オリンピックは貧乏人を殺す。オリンピックより福祉に力を。要らん要らんイランピック。オリンピックは私たちの夢ではない! そうなんだよね。オリンピックはそれで金儲けしたい広告代理店・観光業者・大手ゼネコン・それに群がる政治屋など、ごく一部の特定の利権屋どもの金儲けの夢なんだよね。そこにあるのは紛れもなく庶民納税者からの徴税を大資本に流し込む収奪システムです。その庶民いじめの収奪システムの現場責任者が猪瀬知事であり安倍首相です。猪瀬知事や安倍首相の背後に、黒幕として手綱を操る金儲け至上主義の大資本が居ると見ます。かつて石原慎太郎前東京都知事が「オリンピックは儲かるんだ」と言いましたが、誰が儲けるのか? オリンピックで金銭的な利益を得るのは誰なのか? を想像すれば明白です。


ほれほれ、早速に、安倍首相の虚偽プレゼンが明らかになったぞ!
『<安倍首相>汚染水「完全にブロック」発言、東電と食い違い』 毎日新聞 9月9日(月)21時07分配信  普通に考えれば、当然ながら虚偽のプレゼンによる決定など無効だ! IOCは良識を示すであろうか? 札束で買収されたらしい? (未確認だが) 各国のオリンピック委員が良識を示すことは想定できないが、せめて落選したトルコから抗議の声が上がることを期待します。記事を要約して引用します。

要約引用開始
 安倍晋三首相が、五輪招致プレゼンで、福島第1原発の汚染水問題をめぐり、「完全にブロックされている」「コントロール下にある」と発言した。しかし、9日に開かれた東京電力の記者会見で、担当者は政府に真意を照会したことを明らかにするなど、首相との認識の違いを見せた。
 防波堤に囲まれた港湾内(0.3平方キロ)には、汚染水が海側に流出するのを防ぐための海側遮水壁が建設され、湾内に広がるのを防ぐために水中カーテンが設置されている。しかし水中カーテンは水の出入りまで遮断できないし、港湾内と外海の海水が1日に50%ずつ入れ替わっており、トリチウムは水と似た性質を持つため通過する。専門家は「大量の海水で薄まっているにすぎない」とみる。経済産業省幹部は、技術的に『完全にブロック』とは言えないのは確かだという。
引用終了


ネット版毎日新聞記事から
世界が輸入禁止にしている食品
●世の中には上手く作る人がいますね。農水省の公開文書を分かりやすいチラシにしています。拡散を呼び掛けています。このチラシは2012年9月に作成されたもののようですが、1年たった現在でも状況は何ら変っていないです。
放射能メモ 「世界が輸入禁止にしている食品」をチラシにしました」 


世界が輸入禁止にしている食品

以前の記事の再掲
『東日本大震災 主要国・地域の輸出入等関連措置』(7月1日現在)(順不同) 平成25年7月1日 外務省経済局
外務省がリリースしているこの文書のタイトルが間違っている。正しいタイトルは、『福島原発事故 主要国・地域の輸入等関連措置』である。世界の主要国が日本からの農産物や食品を輸入する場合に、福島原発事故による放射能汚染を問題視しているのである。東日本大震災を問題にしているのでは決してない。また日本への輸出も問題にしていない。あくまでも日本からの輸入を問題にしているのである。外務省のお役人はとても頭がいいから、公開する文書のタイトルを上手く変えて、“誤魔化し上手” なのであるが、国民もそう馬鹿ではない。

『東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う各国・地域の輸入規制強化への対応』 農林水産省
農林水産省のお役人も大変頭がいいが、やや破瓜型統合失調症を患う人がいらっしゃるのか? リリースする資料に一貫性がなく、よく言えば右往左往と混乱しているだけ、悪く言えば悪意を以って国民を愚弄している。 諸外国・地域の規制措置 などというとても分かりやすい一覧表を作成しているが、世界がいかに東北地方・関東地方の食品を問題視・危険視しているか、を詳細に多数の文書で国民に知らせようとしている。この努力には感謝を申し上げる。ところが、その同じ農林水産省が  『食べて応援しよう』 とも言うのである。片や、世界は東北地方・関東地方の食品の放射能汚染を危険視しているから、国民の皆さまも気を付けなされいと言いたいのか? 東北地方・関東地方の食品は安全だし、とりわけ福島県産の食品は特に安全なのだから、国民の皆さんは福島県産の食品を大いに賞味してくだされといいたいのか? 判断は国民一人一人の自己責任で判断するしかないが、無知蒙昧で判断力の乏しい国民を指導してくださる偉いお役人が支離滅裂なのである。支離滅裂なのは一種の両論併記であって、賛否の判断は読む人でということかもしれないが、もしそうならば、国民にハッキリとした指針を示さない農水省官僚は職務怠慢である。あるいは、右だという文書と左だという相反する文書を一緒くたにリリースする農林水産省のお役人は、破瓜型統合失調症の疑いが大いにあるから、早く精神科の集団検診を受ける必要がある。


●これは風評でも風説でもないのであります。政府が(省庁が)ホームページで全く隠さずに発表している文書なのです。世界の多くの国がいまだに東北地方と関東地方の農産物や水産物や加工食品の安全性を問題にしているのです。各国とも、宗主国のアメリカも、中国も、お隣の韓国も、東北地方や関東地方の食品の輸入を全面禁止しているのです。(逆に、日本もチェルノブイリの周辺からの食品輸入規制をいまだに続けています)フクイチ原発事故以前は新潟魚沼産コシヒカリが中国で大人気で、べら棒な値段でも中国の金持ちたちが買ってくれていましたが、今では日本から全く輸出ができません。日本政府の安全神話プロパガンダと対比して、世界の厳しい目との、この大きな落差はいったい何でしょうかねえ??? 放射線は体に良いと吹聴する御用医学者と、国民がちょっとでも疑問の声を挙げたら風評だと決めつける御用プロパガンダ放送局のNHKと、利権構造に骨の髄まで漬かり切っている原子力ムラの連中が、悪徳トライアングルを形成して国民を洗脳しようと必死の必太郎ですが、真実は海外からやってくるのです。鎖国しているわけでもないので、情報は海外から筒抜けです。世界各国政府は日本からの食品輸入規制をかけて、われわれ日本国民に気を付けなされいと教えてくださっているわけです…。

●この状況で、2020年オリンピックが東京で開催決定とは、まさに狂気の沙汰であります。96票の委員のうち60票の委員が東京に投票したとは、おそらく巷間言われているように、札束攻勢・接待攻勢に目がくらんだ委員が多かったのかもしれません…。(絶句および唖然)

●安倍首相が 「フクシマについてお案じの向きには、私から保証をいたします。状況は統御されています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも及ぼすことはありません」 とプレゼンして安全性の保証をしたところで、世界の政府はそう見ていないのです。原発事故以前では低レベル放射性廃棄物に該当する物が、食べて応援のスローガンのもとで流通していることが少なからずあるのは、紛れもない事実です。いくら風説の流布だと言論弾圧したところで隠しきれないワケです。

●さて、2020年の夏までにまだ7年間あります。大胆に近未来を予想してみます。勘違いしてはならないのは、高濃度の放射能汚染水ダダ漏れだけが問題ではないということです。それは沢山ある問題点の一つにすぎません。汚染水ダダ漏れを解決したら 「めでたし、めでたし」 という印象報道をしていますが、間違っています。メルトスルーした核燃料が一体どこに落ちているのかすら不明なのです。地中でブスブスとくすぶっていると言われています。それをどのように解決するのか目途も全く立たないし、どれほどの時間とコストが要るのかも不明です。廃炉として終息させるのは100年後か? 200年後か? 専門家も分からないと言っています。4号機の使用済み核燃料プールも危険な状態で、今秋から1533本の使用済核燃料棒の取りだし作業に入るとの情報がでていますが、無事に出来た方が奇跡だとさえ指摘されています。チェルノブイリでもそうでしたが、晩発性放射線障害が一斉に出てくるのはこれからですよ。

で、オリンピックの東京開催が決まったけど、原発事故の状況が悪化、解決の目途さえつかないことが表面化、それを見た諸外国から、オリンピック開催地の変更が要求されるのではないか? そして開催地変更がかなわなかったならば、オリンピック参加をボイコットする政府や選手がどんどんと出てくる、と見ます。ボイコットする国が多くなれば開催が無理になることもあるかもしれません。そもそも、オリンピックは単なるスポーツの祭典ではなく、過去には戦争で中止になったり、政治的な背景からボイコットする国が出た事例は沢山ありますよ。そうなる可能性は高く、やがて安倍首相が「安全だ」「何も問題はない」と強弁した責任問題に発展するのではないか? 東京開催決定なるも、単純に喜ばないほうがよろしそうで…。



オリンピックとは、一体何なのか?
本日は2013年9月7日であります。

東京が落選するようにと希望します
●2020年夏のオリンピック開催国がどこになるのか? 明日の朝に決定しますが、イスタンプールになってほしいものです。ぜひとも東京が落選することを希望しています。理由は沢山ありますが、最大の理由がイスラム圏でまだ開催されたことがないからです。東アジアでは夏期オリンピックは3回も開催されています。1964年の東京、1988年のソウル、2008年の北京です。冬期オリンピックも1972年の札幌、1998年の長野と2回もアジア (日本で) 開催されています。2018年の冬期オリンピックが韓国平昌で開催決定しています。東京でオリンピックなどと言いだしっぺは石原慎太郎氏でありましたが、「オリンピックは儲かるんだ」 と平然と拝金主義のエゴむき出しの男です。オリンピック憲章が謳っている究極の目的は 「平和な国際社会の推進」 でありますが、本来のオリンピックの精神を全く理解せずに、金儲けの手段か、利権の道具ぐらいにしか思っていない男です。残念ながらその石原慎太郎氏の醜悪なエゴを、猪瀬東京都知事も安倍首相も継承しています。

とくに、安倍首相は、フクイチ原発の汚染水垂れ流しがオリンピックの東京への招致に隘路となっているから、汚染水対策を俄かに言いだしました。フクイチ原発の危機的状況に立ち向かって終息させる方が大事なのか? オリンピックを日本に誘致するほうが大事なのか? 明らかにオリンピックを優先しています。こんな男に日本丸の舵取りをまかせたら、日本丸の漂流は避けられません…。もはや、この国はおしまいかもしれませんね。

●オリンピック開催国はヨーロッパと北アメリカ大陸に偏っています。中東とアフリカと東南アジアではまだオリンピックが開催されたことがありません。ま、オリンピックは金食い虫で資金力のある国でなければ開催できませんが、世界各地で満遍なくおこなわれてこそ平和の祭典です。せっかく中東のイスタンプールが名乗りを上げているのだから、ここは、世界の平和と友好のために東京は降りるべきであります。道を中東トルコ・イスタンプールに譲るべきでありましょう…。

日本オリンピック委員会ホームページ 「オリンピック憲章」 から、オリンピックが一体何なのか? 掲げられている 「オリンピズムの根本原則」 をよく読めば理解できます。下に引用しましたが、正文がフランス語であり、日本語に翻訳しているようですが、日本語としては「こなれていない無理な表現」 がみられます。しかしながら、オリンピックを金儲けの道具にしようと解釈できる文言は一つもありません。

オリンピックは、その本来の趣旨は、お金儲けのイベントでもないし、経済成長のきっかけにするものでもないし、国威発揚の場でもないし、まして政治的な主張をする場でもないのは明白です。本来の趣旨や目的からかけ離れてしまっている現在のオリンピックは商業主義や政治利用が目立ち過ぎます。あまりにもショービジネス化しすぎています。巨大化しすぎていますから、縮小すべきです。そろそろ根本的に見直す時期にきているのではないかと私は思います。

あるいは、 「目的と手段を取り違がえているという倒錯のワナ」 にはまっている面もありそうです。本来の目的は、スポーツの祭典を行うことにより世界各国が友好と平和を目指す、ことだったハズです。そのスポーツの平和の祭典は盛大にやる方がいい面はありましょう。しかし盛大にやるには莫大なカネが要ります。で、どんどんと商業主義に傾かざるをえなくなった。商業主義によるショービジネスにしないとオリンピックが開催できなくなった。そして、いつのまにか、スポーツの祭典を通じて平和をめざすという当初の精神がどこかに行ってしまって、商業主義の金儲けが目的にすり替わった、とも言えましょう…。


   ******************************

【オリンピズムの根本原則】

1. オリンピズムは人生哲学であり、肉体と意志と知性の資質を高めて融合させた、均衡のとれた総体としての人間を目指すものである。スポーツを文化と教育と融合させることで、オリンピズムが求めるものは、努力のうちに見出される喜び、よい手本となる教育的価値、社会的責任、普遍的・基本的・倫理的諸原則の尊重に基づいた生き方の創造である。

2. オリンピズムの目標は、スポーツを人類の調和のとれた発達に役立てることにあり、その目的は、人間の尊厳保持に重きを置く、平和な社会を推進することにある。

3. オリンピック・ムーブメントは、オリンピズムの諸価値に依って生きようとする全ての個人や団体による、IOC の最高権威のもとで行われる、計画され組織された普遍的かつ恒久的な活動である。それは五大陸にまたがるものである。またそれは世界中の競技者を一堂に集めて開催される偉大なスポーツの祭典、オリンピック競技大会で頂点に達する。そのシンボルは、互いに交わる五輪である。

4. スポーツを行うことは人権の一つである。すべての個人はいかなる種類の差別もなく、オリンピック精神によりスポーツを行う機会を与えられなければならず、それには、友情、連帯そしてフェアプレーの精神に基づく相互理解が求められる。

5. スポーツが社会の枠組みの中で行われることを踏まえ、オリンピック・ムーブメントのスポーツ組織は、自律の権利と義務を有する。その自律には、スポーツの規則を設け、それを管理すること、また組織の構成と統治を決定し、いかなる外部の影響も受けることなく選挙を実施する権利、さらに良好な統治原則の適用を保証する責任が含まれる。

6. 人種、宗教、政治、性別、その他の理由に基づく国や個人に対する差別はいかなる形であれオリンピック・ムーブメントに属する事とは相容れない。

7. オリンピック・ムーブメントに属するためには、オリンピック憲章の遵守及びIOC の承認が必要である。


福島原発4号機を竜巻が襲うとき…。
いま5大新聞が政府の御用プロパガンダ機関になりさがったなかで、まともな言説を展開しているのは一部の地方新聞、たとえば東京新聞とか中日新聞ぐらいだと言われています。北海道新聞もまともらしい。また、以前はお行儀が悪く品のないタブロイド紙と思われていた日刊ゲンダイが、政府の都合の悪いことでも歯に衣を着せずに辛辣に批判記事を書くことから、素晴らしい人気です。私も時々コンビニで日刊ゲンダイを買っています。たしかに通俗的、大衆迎合的な面はありますが、そういうマイナスイメージを帳消しにする素晴らしい記事が載っているのも事実です。

いま、若い人だけでなく中高年の間で新聞離れが急速に進んでいますが、その理由はいろいろあると思いますが、その大きな背景に、新聞が政府の手先になって嘘ばかり書くことが指摘できましょう。私も抗議の意味をこめて、長い間購読していた全国紙2紙と地方紙1紙をやめました。権力のしもべになって嘘ばかり書く新聞屋に毎月1万円も支払うのはアホらしいのです。しかし、紙の新聞を全然読まなくなったかと言えばそうではありません。読んでおります。つまり、悪質な新聞屋にカネを払うのを止めたということであります。新聞屋には兵糧攻めで懲罰を与える必要があります。たとえば両隣3軒で新聞を共同購入して回し読みするなど一法です。サラリーマン家庭で先に読んでもらい、時間的余裕がある家庭では後から読むなど工夫と話合いをすれば、出来なくもありません。


さて、日刊ゲンダイが注目すべき記事を書いて、警鐘を鳴らしています。
『福島原発に「竜巻」の恐怖、東電は危機意識ゼロ』 Gendai.Net 2013.9.4 


キノコ雲を上げるフクイチ原発
↑ 出典は全く不明ですが、おそらくフクイチ原発から数キロ離れた山の上のライブカメラが捉えた爆発の瞬間映像でありましょう。これは不気味でおぞましいキノコ雲そのものですね。広島原爆の原子雲(キノコ雲)を連想します。以前はこの爆発の瞬間前後の映像がネット(You Tube)に出回っていて私も閲覧しましたが、爆発と同時に青白い閃光を発していました。東電は水素爆発だと言い張りましたが、原発反対の物理学者(例えば小出氏とか槌田氏とか)はこれは臨界が起こって核爆発そのものだ、と言っていましたよね。

ゲンダイネットの記事を要約して引用
「あの竜巻が福島第1原発を直撃したら…」不安を感じた人も多いんじゃないか。2日に埼玉、千葉を襲った竜巻は、頑丈にできている中学校の体育館の屋根まで吹き飛ばしていた。「福島? 竜巻は、日本全国どこでも起こり得ます。とりわけ台風シーズンの9月、そして沿岸部で多く確認されていますね」(気象庁担当者)心配になって東京電力に問い合わせたら、「竜巻に特化した荷重設定はしていません。」(広報担当者)とのこと。<燃料棒1533本が大気中で燃え出す> 体育館の屋根まで吹き飛んだわけだ。“ハリボテ”の福島第1原発なんてひとたまりもない。核廃絶を目指して活動を行っている元駐スイス大使の村田光平氏は、昨年3月の参院予算委公聴会で、こんなことを言っていた。
(福島第1原発4号機の)核燃料プールが崩壊し、1533本の燃料棒が大気中で燃え出した場合、果てしない放射能が放出される。もちろん、東京は住めなくなる

引用終了

2013年9月4日9時 500hPa高層天気図
気象庁HP 船舶向け天気図提供ページ から 500hPa高層天気図 を抜粋借用した。気象庁がゲンダイネットの取材で 「いまは地表付近が夏、上空が秋という状態で、寒暖差が激しく、竜巻のもとになる積乱雲が発生しやすい状況が全国的に続いている」 というのはこの高層天気図から理解出来ます。8月終わりごろから大陸の上空の気温が急激に下がってきました。-18度以下の寒冷渦が南下して北日本に近づいています。この季節としては1級品の寒気が涵養されて日本列島を狙っています。

フクイチ原発の最寄りの高層気象観測所は茨城県の舘野ですが、上空500hPa高度の気温は、-5.1度です。寒冷渦が東北地方南部まで南下し、上空の気温が-15度などとなれば、地表はまだまだ晩夏で暖かいから上空との気温差は40度以上、一段と積乱雲が発達する下地ができます。そこへ、地上で、方向の異なる2つの気流がぶつかって収束するシアーラインがフクイチ原発付近にかかれば、強力な上昇気流が発生し発達した積乱雲がスーパーセルへと生長、フクイチ原発4号機が竜巻に襲われるということは、あり得ましょう。少なくとも可能性としてはありえます。絶対にないなどとは言えません。

何せ、千年に一度の地震に見舞われたのだからしかたがないと原発関係者は言い逃れしています。千年に一度の地震におそわれるぐらいなのだから、その地点では何百年に一回あるかないかの発生頻度の竜巻であっても、その地点で明日にでも巨大竜巻が起こることはあり得るハズです。論法としては地震の発生頻度も竜巻のそれも同じことです。気象庁も、今は竜巻のもとになる積乱雲が発生しやすい状況にあると言っているのだから、フクイチ原発の4号機の冷却プールにある1533本の使用済み燃料棒が、竜巻の凄まじい破壊力でワヤクチャになるのは、明日かもしれません…。

竜巻の破壊力は物凄いですね。被災者にはお見舞いを申し上げます。不幸にしてフクイチ原発4号機を竜巻が襲い、1533本の使用済燃料棒がワヤクチャになって、互いに接触し、臨界が起こったならば空気中にむき出しの状態で莫大な放射能を吐きだします。海外の専門家からは北半球全体が汚染される危険性の声が出ています。それは明日なのかもしれません…。使用済燃料プールには、放射能の環境への拡散を防ぐ格納容器などありません。恐いですわねえ。世界各国政府はこの4号機の危機的状態に懸念の声を上げていますし、汚染水が海流に乗って北米大陸沿岸に届くのはもはや時間の問題です。漁業被害が出るのは必定です。アメリカやカナダは日本政府に損害賠償を求める構えだと報じられていますよ。ドイツのメルケル首相はフクシマの収束不可能な惨状を見て「ドイツの脱原発は正しかった」と言っています。それにもかかわらず、オリンピック招致に浮かれるこの国の指導者たち、安倍首相や猪瀬東京都知事らは、放射脳になって頭がイカれているのではないのか? この国は危機的状況の只中でオリンピック招致だなどと、狂っているというしかありません。オリンピックなどハッキリ言って建設利権やろが。スタジアムや選手村建設や関連工事など建築利権を狙っているだけです。そんなものに無駄なカネを流し込んでいる余裕など、もはや、この国には無いハズだ。



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