雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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真に日本一暑い街は、大阪なのであって、多治見でも熊谷でも江川崎でもない。 (その2)
●今年の8月12日に、高知県のアメダス江川崎で41.0度という気温が観測されましたが、これが本当に日本一の暑さと言えるのかどうか? 大いに異論が生じるところであります。まず、気象庁の観測統計データから、41.0度が示顕した日と前日の48時間の気温推移のグラフを作成してみました。
2013年8月11日~12日の、江川崎および大阪の毎正時の気温変化

●グラフにしてみると一目瞭然です。大阪と江川崎の暑さはかなり趣を異にします。異質であると言ってもいいです。江川崎では日中はカーッと急激に気温が上がっていますが、夜間はしっかりと冷えています。明け方には25度以下まで下がり、熱帯夜を免れています。非常に気温の日較差が大きく、熱しやすく冷めやすい暑さといえましょう。ちょっと砂漠みたいな気温の変化であります。

●一方、大阪の気温変化は緩やかで熱しにくく冷めにくいといえましょう。江川崎が気温の上がる条件が重なったために41度が示顕しましたが、これと比べると大阪の38.2度は見劣りするような錯覚がしますが、しかしながらこれはこれで体温よりも高いです。24時間にわたってほぼ30度以上の温度帯が続き、気温のレベルが高い状態での推移で、大変危険な高温であることには何らかわりありません。大阪の気温変化の特徴は夜間の気温が非常に下がりにくく、熱帯夜どころかスーパー熱帯夜であるといえましょう。図の赤線・青線の気温変化曲線をよく観察すると、大阪の赤線を基準にすると、江川崎の青線は上に振れたり下に潜り込んだりしていますが、上にはみ出る部分の面積よりも、下に振れる部分の面積の方が、明らかに大きいです。これは平均気温を計算したら大阪の方が気温が高いことを物語っています。

江川崎では、日中の気温は高くなっても数時間の辛抱さえすれば、夜になると気温が急低下するので、暑いながらも凌ぎやすいハズです。一方の大阪では夜間も30度近い気温ですから、寝苦しい熱帯夜です。昼間もそれなりに暑く、夜間も昼間の猛暑の余韻を引いているから疲れがとれません。次第に体力を消耗してくるでしょう…。


暑いと言っても、色々な暑さがあるハズです。江川崎のような瞬間的な暑さや、連日うち続く真夏日や猛暑日の暑さ、熱帯夜の寝苦しい暑さ、湿度が高いムシムシとする暑さ、乾燥したカラッとした暑さ…、そういう色々な暑さがあるハズで、ただ単に日最高気温の数字をいくら誇っても、日本一の暑さと言えるのかどうか?疑問のあるところです。そこで、3種類の暑さの数字を積算して比較するという手法で、日本一暑い町はどこなのか?ランキングを作成してみました。

①、8月上旬の最高気温平年値………夏の恒常的な暑さの指標であります。
②、8月上旬の最低気温平年値………熱帯夜の寝苦しい暑さの指標であります。
③、日最高気温の一番高い値…………瞬間的な暑さの指標であります。

①+②+③の積算温度でランキングしたのが下表ですが、8月上旬の最高気温平年値が33.1度以上の45地点、日最高気温の記録が39.9度以上の24地点、ただし8地点が重複していますので、重複分を除いた61地点のランキングです。全ての気温を観測する地点を網羅したランキングではありませんが、上位20位ぐらいは揺るぎない順位であろうかと思います。


やはり、日本一暑い町は大阪であります。
気温3要素を積算したランキング
気温3要素を積算したランキング

●並んでいる数字をよく精査すれば分かるのですが、40度超の最高気温の記録を持つ地点は、意外に最低気温が低いのです。盆地とか山間部それから関東平野の奥に40度超の記録がある地点が点在していますが、暑いことは暑いけれども気温の日較差が大きく、朝晩の気温は結構下がるということが言えそうです。

ランキングの中に山形県が3地点入っています。山形地方気象台の40.8度は2007年に熊谷と多治見に破られるまでは、日本の最高気温の王座に何と74年間も君臨し続けています。(ただし、区内観測所の徳島県撫養・現鳴門市の42.5度などは除く) では、山形市が日本一暑い街であったかというとそうじゃないハズです。8月上旬の最低気温平年値が21.4度です。熱帯夜が常態化している東京ー名古屋ー大阪ー福岡を結ぶ太平洋岸メガロポリス線上の寝苦しい夜に比較すれば、非常に涼しいハズです。これを考えても、ただ単に最高気温の日本記録を観測したからその町は日本一暑い町だとするのは、大いに間違っています。日本一暑い町と評価するのは、いろんな気温の要素からの総合的な判断をするべきなのです…。


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真に日本一暑い街は、大阪なのであって、多治見でも熊谷でも江川崎でもない。 (その1)
● 「暑い」という言葉はとても感覚的なものであって、人により感じ方は異なります。で、気象観測データの数値でもって定量的に客観視するわけですが、考えたら観測データの数字を使ったとしても色々な物差しがあるハズです。この夏に高知県・アメダス江川崎で41.0度を記録したのは周知のことですが、「報道合戦」という商売に大喜びのマスゴミの狂想曲は、異常としか評しようがありませんでした。視点を変え、別の物差しで「暑さの度合い」を指標したならば、必ずしも江川崎が日本一暑い町では全くありません。私は、日本一暑い町は大阪であると考えています。で、少し拙論を展開致します。

まず、日最高気温の高い方からの歴代全国ランキングを示します。出典は、気象庁ホームページ 「歴代全国ランキング」 です。熊谷と多治見の40.9度を塗り替えて、江川崎が頂点の王冠を手にしました。アメダス江川崎を擁する四万十市は、「新しい観光資源が出来た」などと阿波踊りみたいに浮かれています。

●下表ではトップから1.0度下までを抽出しています。下表のランキングの大きな傾向は、中部日本から東日本の地点が大部分を占めているということであります。西日本勢としては和歌山県・かつらぎ、高知県・江川崎、愛媛県・宇和島の3地点しかランクインしていません。

最高気温の歴代全国ランキング
↑ なお、青の蛍光ペンで印をしてあるのはアメダスです。アメダスは気象台や旧測候所などの気象官署と比べると、露場(ろじょう)が狭すぎ、露場の地面は芝生ではなく防草シートを張ることが多く日光で熱を持ち、アメダス観測施設の横に車がビュンビュンと走向する道路であったりと、観測環境は劣悪です。で、本来ならば気象官署とアメダスを一緒くたにしてランキングするのは好ましくないハズです。しかも、データサンプリングの取り方が、1時間ごと → 10分ごと → 1分ごと → 10秒ごと、と高密度化の途上にあり、10秒ごとに気温データを取る気象官署とは異なります。(アメダスの10秒ごとのデータ取得システム変更はほぼ完成したみたいですが)4位の山形の40.8度は昔のアナログ式の最高ー最低温度計で観測されたものと思われ、現在の気温観測機器とは異なります。これらの観測機器が異なり、観測環境に大きな格差があり、データサンプリングの密度が全く異なる観測数字を、一緒くたにランキングするのは、おかしいと言えばおかしいハズです。多治見の2007年8月16日の40.9度は正10分のデータであり、江川崎の2013年8月12日の41.0度は正1分(実際はおそらく正10秒)のデータであります。多治見の2007年8月16日に正1分(正10秒)でデータ取得ができていたばらば、40.9度を超え、41.1度とか41.3度とかが示顕していた可能性があり得ます。要するに、最高気温ランキングには、観測環境がバラバラで、データサンプリングの密度もバラバラな数字が一緒くたに並んでいます。

●この問題を指摘されている方が、気象ファンのあいだで絶大な人気を誇る山形市在住のTwister氏で、江川崎で41.0度が出た裏事情を分かりやすい図解入りで、一連の記事を執筆されています。これは誠に瞠目すべき秀逸な記事で、これを読めばマスゴミ報道狂想曲の馬鹿らしさがよく理解できます。観測記録更新とアメダスの事情  41.0℃になった“本当の原因”を解説  尾花沢アメダス…アメダス巡礼:11 とくに、尾花沢アメダスの恐るべき観測環境に唖然とさせられます。わが南あわじ市のアメダス南淡は阿万塩屋にある国立淡路青年の家の入り口にあるのですけれども、横にアスファルトを張った大きな駐車場があります。南風のときはアスファルトの熱風にさらされる危険性があり得るでしょう…。どうやら全国のアメダスの周辺環境の総点検が必要なようです。このアメダスの劣悪な観測環境を知れば、まるでオリンピックで日本選手が日本新記録を塗り替えたかのようなマスゴミの報道の仕方は、間違っています。当たり前のことですが、陸上競技の記録はルールや評価方法を統一した記録同士でないと比較できません。


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さて、何を以って「暑い」というのか、その物差しを変えるとランキングの上位群はがらりと変わります。上掲の表では振るわなかった西日本勢が一挙に勢い付きます。

上掲の表「最高気温の全国ランキング」は瞬間的な暑さを比べたものです。普段は比較的に涼しい地方でも、暑くなる条件が何重にも重なって一瞬でも高温記録が出ることがあります。山形の40.8度などはそうでしょう。また江川崎などはこのたび日本記録を更新したとはいえ、山間部であり、夜間は意外に気温が下がります。日中はカーッと暑くなっても、夜間が涼しければ凌ぎやすいのです。そんな瞬間的な暑さよりも、毎日毎日続く継続した暑さのほうが遥かに身にこたえます。連日連夜うち続く寝苦しい暑さの方が体力を消耗させられます。そういう “身にこたえる実効的な暑さ” という観点から、最も暑い旬(10日間)である8月上旬の最高気温の平年値(1981年~2010年の30年平均)の全国ランキングが、下の表ですが、寝苦しさの指標として最低気温平年値もチェックします。


●下表もトップから1.0度下までを抽出しています。下の表の大きな特徴は、圧倒的に西日本の地点が占める(45地点中34地点)ということであります。中部日本勢としては10地点(岐阜県5地点・愛知県3地点・静岡県1地点・山梨県1地点)、東日本勢(関東地方)としては群馬県の伊勢崎がただ1地点のみランクインするだけです。

それと、上掲の表、最高気温歴代全国ランキング40.0度以上で、かつ下表にも入っているのは僅か6地点だけです。(岐阜県多治見・山梨県甲府・和歌山県かつらぎ・愛知県愛西・静岡県佐久間・岐阜県美濃) これは、明らかに、瞬間的な暑さと恒常的な暑さとが同一の地点として必ずしも一致しないことを意味しています。


8月上旬の最高気温平年値のランキング
↑ 岐阜県多治見と肩を並べる大阪府八尾は、統計期間が2003年~2010年と30年に満たないので、参考値とした。青色蛍光ペンでマークしたのはアメダス観測所です。(気象台・測候所・元測候所の気象官署ではないという意味) 黄色蛍光ペンでマークしてあるのは熱帯夜の基準の25.0度以上です。

8月上旬の最高気温平年値のランキング 関連参考値

●考察するに、埼玉県・熊谷など東日本勢は、暑いことは暑いのですが、涼しい日もあり、最高気温の平年値ではそれほどではないといえましょう。東日本は西日本よりも若干高緯度になるし、しばしば夏でもオホーツク海の海洋性冷涼気団の南下の恩恵があります。

明らかに大阪が日本一暑い町です。比較すると、多治見も江川崎も熊谷も、夜間には気温が下がります。
一方、西日本ではオホーツク海からの冷涼風は中部山岳でせき止められて恩恵が全く届きません。夏の間づうーっと暑く、涼しい日など望むべくも有りません。これが最高気温の平均値を押し上げています。たまに涼しい日があれば一息つけますが、夏じゅう暑いのはこたえます。特に、大阪は最低気温も高く、25.7度と熱帯夜のレベルです。最高気温平年値では多治見よりも0.3度低いのですが、僅かな差です。一方最低気温平年値は多治見よりも大阪のほうが2.9度も高いのです。これを理由として大阪が日本一暑い町であると私は考えます。そもそも大阪府はとても暑い府県で、参考値ながら八尾がトップの多治見と肩を並べていますし、上位群に大阪府のアメダスが軒並み並んでおります。

大阪は8月上旬の最低気温平年値が、本州の中では突出して高いです。東京でさえ24.8度と大阪よりも0.9度低いです。表から分かるように本州の大部分は最低気温平年値が25度未満です。やはり、熱帯夜の多さという観点を加味して大阪が日本一暑い町と言えましょう。

●あるいは、夜温が下がらないという意味では、沖縄県も非常に暑いといえるかもしれません。広大な海洋の中の島嶼という地理的条件から、沖縄県では極端な高温は出ませんが、30度に達する海水温の高さが災いして、最低気温が非常に下がりにくいです。石垣島の7月中旬の最低気温平年値が27.7度というのは、スーパー熱帯夜のレベルです。冬が暖かい沖縄県は、リタイアした退職者などの移住先として大人気でありますが、スーパー熱帯夜が常態化し、普通の熱帯夜でも6月から9月まで延々と4か月も続くことを考えたら、私は沖縄県への移住はイヤであります。(沖縄の人には悪いけど)


サツマイモの二期作は可能か? (その4) 夏の終わりの寂寥感…
夏の終わりには、そこはかとなく物憂げで、宴会が終わった後のような寂寥感が漂っています。水と戯れる海水浴客でにぎわった砂浜も、8月下旬になると急に静かになりました。打ち上げ花火の遠雷のような音ももう聞こえません。阿波踊りの喧騒と雑踏も、過ぎ去った蜃気楼みたいな感じがします。御先祖様に手向けた献花を残して、遠くの親戚も帰りました。夏至から早2か月が経ち、太陽高度は下がってきましたし、日も実感できるほどに短くなってきました。逃げ水と陽炎を喰らい尽くして、夏は死んでゆきます…。

2013年8月21日
↑淡路島のほぼ最南端の南あわじ市阿万東町から、四国・徳島県の剣山地を遠望しました。雲の頂きがハケで掃いたように見える多毛状になった積乱雲が見えています。本日8月21日の18時台~19台に、徳島県の祖谷のアメダス京上で71.5ミリの激しい対流性の降雨があったようです。この間のお盆ごろまでは、西日本では西風場にあり、その風向ゆえに九州山地や四国山地それから紀伊半島の南側の方が気温が上がりました。ところが、お盆明けになってからは西日本は南東風場に変わりました。すると、たちまちに高温になる場所が瀬戸内海沿岸地方から九州北部へと変化しました。それと同時に四国山地の南東斜面で積乱雲が湧きたつようになりました。どうやらお天気の様子が変化してきました。まだまだ夏の余韻は尾を引くでしょうけれども、イネの穂は開花・登熟期になってきたことが象徴するように、秋は近付いてきています。

2013年8月21日
↑淡路島南部の海岸から和歌山市の方向を遠望しました。2013年8月21日午後3時ごろであります。和歌山市から海南市あたりの上空に雄大積雲が湧き上がってきました。これがさらに発達して雲頂高度を増していくかどうか経過を観察しましたが、発達はしませんでした。遥か奥のほうに、雄大積雲がさらに発達して圏界面(対流圏と成層圏の境、10キロほど上空)にまで達して、雲頂がかなとこ状になった多毛状積乱雲が見えています。大峰連山か大台ケ原山あたりの上空に立ち上がっているのであろうかと思います。気象庁 『気象庁観測の手引き』 第11章 「雲」 50ー57頁 平成10年9月 参照。

淡路島南部の灘土生から大峰の最高峰の八経ヶ岳まで105キロ、大台ケ原山まで120キロです。そこに圏界面まで達した高山、エベレストよりも高い雲の山が有ると考えることができます。200キロ~300キロも彼方にある雲が良く見えるのです。ただし、雲底は水平線(地平線)の下に沈んでいて、その雲の山の頂きが見えるのですけど。拙稿 山頂から見渡せる距離 参照。


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8月1日に苗定植、後20日目のサツマイモのつるの状態 比べると、つるの生長が歴然としています。右の畝のものと左の畝のものが、つるが伸びてつながっております。気温が高い時期なので、春植えの苗の生長よりも格段に早いですね。
8月21日 苗を定植後20日

こちらは、苗定植後10日目の状態
苗を植えて10日後の状態

こちらは、8月16日に苗を定植、後5日目の状態 無事にサツマイモの苗が活着しました。葉を食べる虫(蛾の幼虫)が来たから、退治して、灌水もした。8月16日に苗を定植などというサツマイモの超遅植え(多分、本土で一番遅いサツマイモ栽培)で本当にイモが収獲できるのだろうか?? 8月1日に苗を定植したものよりも半月遅れなのですが、この半月の生長の差が致命的になりそうな気もしています…。ま、これはサツマイモの二期作栽培試験で、どこまで遅植え可能かを探るトライアルなのですから、出来てもよし、出来なくてもよし、でありますが…。どうなるか、結果はまだ予断を許しません。
8月21日 苗を定植後5日

南あわじ市で火事が頻発しているが
●本日は、2013年8月20日(火曜日)であります。

正午すぎであるが、12時40分ぐらいに南辺寺山の山麓あたりから黒煙があがり、しばらくすると白煙に変わりました。だいぶん経ってから、消防署のサイレンが鳴りだしたので火事の可能性がありそう。サイレンが鳴りだしたのは煙があがって大分経ってからであるので、通報が遅れた可能性がありそうですが、野焼が頻繁に行われる農村地帯なので、火事だと確認されるのに時間がかかったのかもしれない。写真は山のキノコの自宅2階から眺めたものでありますが、おそらく南あわじ市の名刹、護国寺あたりの場所のようです。南あわじ市は火事が頻発するので注意を促しておりましたが、何じゃろか? 単なる失火? まさか放火? 詳しい状況は全く不明であります。泥棒は全てを持っていくことはないですが、火事で全焼となれば全てを持っていかれるので、恐いですわねえ…。

ひょうご防災ネット によると、南あわじ市賀集立川瀬田中会館付近で発生した建物火災のようですが、鎮火した模様であります。

さて、一体何を言わんとしているかと申したら、地域情報においても、いよいよ新聞など必要なくなったということであります。事件でも事故でもイベントでも当局の広報でも、関係機関がネットで情報をリリースしているから、なにも新聞ごときが色眼鏡で編集し、森林資源の破壊に加担して、さらに配送など二酸化炭素を撒き散らして、旧式の一方的な情報伝達など時代遅れとなったのです。われわれネットユーザーは政府でも省庁でも南あわじ市でも、リリースされる情報を直接に閲覧しています。文部科学省にスリよって学校で新聞が使われるようにと政治的偏向した新聞など要らないのですよ…。


2013年8月20日 12時40分ごろ 南あわじ市南辺寺山山麓あたり

サツマイモの二期作は可能か? (その3) 世界50ヶ国が東北地方・関東地方の農産物・食品を輸入規制している!
『東日本大震災 主要国・地域の輸出入等関連措置』(7月1日現在)(順不同) 平成25年7月1日 外務省経済局
外務省がリリースしているこの文書のタイトルが間違っている。正しいタイトルは、『福島原発事故 主要国・地域の輸入等関連措置』である。世界の主要国が日本からの農産物や食品を輸入する場合に、福島原発事故による放射能汚染を問題視しているのである。東日本大震災を問題にしているのでは決してない。また日本への輸出も問題にしていない。あくまでも日本からの輸入を問題にしているのである。外務省のお役人はとても頭がいいから、公開する文書のタイトルを上手く変えて、“誤魔化し上手” なのであるが、国民もそう馬鹿ではない。

『東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う各国・地域の輸入規制強化への対応』 農林水産省
農林水産省のお役人も大変頭がいいが、やや破瓜型統合失調症を患う人がいらっしゃるのか? リリースする資料に一貫性がなく、よく言えば右往左往と混乱しているだけ、悪く言えば悪意を以って国民を愚弄している。 諸外国・地域の規制措置 などというとても分かりやすい一覧表を作成しているが、世界がいかに東北地方・関東地方の食品を問題視・危険視しているか、を詳細に多数の文書で国民に知らせようとしている。この努力には感謝を申し上げる。ところが、その同じ農林水産省が  『食べて応援しよう』 とも言うのである。片や、世界は東北地方・関東地方の食品の放射能汚染を危険視しているから、国民の皆さまも気を付けなされいと言いたいのか? 東北地方・関東地方の食品は安全だし、とりわけ福島県産の食品は特に安全なのだから、国民の皆さんは福島県産の食品を大いに賞味してくだされといいたいのか? 判断は国民一人一人の自己責任で判断するしかないが、無知蒙昧で判断力の乏しい国民を指導してくださる偉いお役人が支離滅裂なのである。支離滅裂なのは一種の両論併記であって、賛否の判断は読む人でということかもしれないが、もしそうならば、国民にハッキリとした指針を示さない農水省官僚は職務怠慢である。あるいは、右だという文書と左だという相反する文書を一緒くたにリリースする農林水産省のお役人は、破瓜型統合失調症の疑いが大いにあるから、早く精神科の集団検診を受ける必要がある。


●これは風評でも風説でもないのであります。政府が(省庁が)ホームページで全く隠さずに発表している文書なのです。世界の多くの国がいまだに東北地方と関東地方の農産物や水産物や加工食品の安全性を問題にしているのです。各国とも、宗主国のアメリカも、中国も、お隣の韓国も、東北地方や関東地方の食品の輸入を全面禁止しているのです。(逆に、日本もチェルノブイリの周辺からの食品輸入規制をいまだに続けています)フクイチ原発事故以前は新潟魚沼産コシヒカリが中国で大人気で、べら棒な値段でも中国の金持ちたちが買ってくれていましたが、今では日本から全く輸出ができません。日本政府の安全神話プロパガンダと対比して、世界の厳しい目との、この大きな落差はいったい何でしょうかねえ??? 放射線は体に良いと吹聴する御用医学者と、国民がちょっとでも疑問の声を挙げたら風評だと決めつける御用プロパガンダ放送局のNHKと、利権構造に骨の髄まで漬かり切っている原子力ムラの連中が、悪徳トライアングルを形成して国民を洗脳しようと必死の必太郎ですが、真実は海外からやってくるのです。鎖国しているわけでもないので、情報は海外から筒抜けです。世界各国政府は日本からの食品輸入規制をかけて、われわれ日本国民に気を付けなされいと教えてくださっているわけです…。

●東北地方や関東地方の人々には大変悪いですけれども、今、西日本は安全な食べ物を供給する地域として重要です。北海道の農産物も大丈夫でしょう。世界は西日本や北海道からの輸入に関しては規制していないです。安全証明は求めても、西日本や北海道からの輸入は停止していないです。西日本では北海道のように広大な農地はありませんが、温暖なので二期作や二毛作さらには三毛作ができます。二期作が出来るということは耕地面積が倍増するのとほぼ等価です。

●わが淡路島でも休耕田が広がっています。耕作放棄された畑も広がっています。安全な食べ物を増産するために、休耕田を直ちに復田したり、耕作放棄された畑も芋類や豆類ならば作れます。里山を伐採すれば、じきにススキの草原になります。良い例が阿蘇~九重高原の草原で、そのようなススキの里山草原を作って、ウシやヤギを放牧する必要がありましょう。そんな山で放牧できるのか? という疑問もあるかもしれませんが、スイスを見なされ。アルプスの急峻な斜面で放牧していますよ。政治的に決断し本気になれば、この国は食糧完全自給ができます。それにはまずTPPを一蹴することです。それにしても、なんとまあ愛国心のない政治家ばかりであろうか。愛国心の発露は食糧自給であることは論を待たないのです。


やっぱり、自分の身を守るには、自給自足が一番です。誤魔化し上手の政府が国民の健康を守ってくれるのではないんです。で、西日本の狭い畑で食糧を増産する切り札が二期作なんです…。

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以下2葉の写真は昨年2012年産のサツマイモ畑の様子です。9月26日です。つるボケになるのではないか? と心配するほどつるが繁茂しています。しかしつるボケにはならなくて、丸々と太った芋がごろごろと出てきました。本当は8月上旬には芋が掘れたのですが、不覚にも6月の中頃にシカの侵入を許してしまい、葉が全て食われました。で、生育が1か月も2か月も遅れてしまいました。山でのサツマイモ栽培は、ヒトは動物たちに如何に破られない防護柵を張るか、シカやイノシシ側はヒトが張った防護柵の弱点を如何に突くか、双方の知恵比べです。動物たちも結構考える力があるようです…。
サツマイモ畑 2012年9月26日

丸々と太ったサツマイモ 2012年9月26日

サツマイモの二期作は可能か? (その2) 食べて何を応援するの? 政府の補償金減額を応援するのか?
農林水産省 『食べて応援しよう』

以下、農水省HPより引用する】 
(閲覧は2013年8月16日。なお着色強調など編集したが、文言は変えていない)
 

国民の皆様へ~農林水産大臣及び消費者担当大臣の共同メッセージ(平成23年4月28日) ~
農林水産省の呼びかけにより、東日本大震災の被災地及びその周辺地域で生産・製造されている農林水産物、加工食品といった被災地食品を積極的に消費する取組を、「食べて応援しよう!」というキャッチフレーズの下で進めています。 この取組は、食品流通・小売業者や消費者の皆様などが、既に主体的に取り組まれている被災地応援の輪を広げ、一体感を醸成することにより、産地の活力再生を通じた被災地の復興を応援しようとするものです。 今般、日本全国の消費者の様々な行動を被災地の応援につなげることを目的に、民間団体や企業が中心となって展開する活動を政府が後押しするものとして、「復興アクション」キャンペーンがスタートすることとなりました。 被災地を応援する取組がさらに活性化されるよう、政府は、引き続き一体となって、産地と連携した被災地産食品の積極的な利用の促進や消費者団体と連携した正確な情報の発信等に努めて参りますので、生産者、食品流通・小売業者、消費者などの関係者の皆様におかれましては、引き続き、この「食べて応援しよう!」等の被災地を応援する取組に積極的に御参加いただきますようお願いいたします。

地方自治体、企業などの食材利用の取組のご紹介(社内食堂など)(実施予定または実施中)
● 農林水産省職員生活協同組合は、今が旬の美味しい福島県産桃を販売しています。(7月11日) ●「地酒蔵 三篠川(広島市)」では、平成25年7月1日(月曜日)より「東北の農産物を食べて応援しよう」として福島県産米を提供しています。(7月8日) ●株式会社工藤パンは、平成25年7月1日(月曜日)より「美味しい東北の恵みシリーズ」を販売しています。(7月2日) ●岡山第2合同庁舎売店は、福島県産コシヒカリの斡旋販売を行いました。(6月19日) ●株式会社ローソンは、平成25年5月28日(火曜日)より、宮城県と岩手県の原料を使用したパンとデザートを販売しています。(平成25年5月28日) ●「食べて応援しよう!」の取組に関する東北農政局長感謝状の贈呈について(平成25年3月28日) ●農林水産省庁舎内食等での福島県産米等の取組についてご紹介します。(平成25年1月4日) ●農林水産省中国四国農政局と岡山市中央卸売場(岡山市)は、福島県産りんごの斡旋販売を行いました。(12月25日) ●住友軽金属グループは、工場や寮の食堂において、被災地産品を使用した東北地方の郷土料理を提供しています。(12月17日) ●西洋菓子海援隊は、1年を通して東日本の果物や素材を使って、スィーツやジャムを作り販売しています。(11月29日)  ●大津びわ湖合同庁舎1階エントランスロビーにおいて、農林水産業の復旧・復興に関するパネル掲示を行っています。(11月27日)  ●株式会社ローソンは、平成24年11月27日(火曜日)より福島県産桃(あかつき)桃ジャムを使用したパンを販売します。(11月20日)  ●農林水産省近畿農政局内職員食堂及び売店において、被災地産食材を使用したメニューの提供及び福島県産米の販売を行っています。(11月13日)  ●農林水産省職員生活協同組合は、味が抜群の福島県産りんご(ふじ)を販売しています。(11月6日) ●平成24年10月25日(木曜日)に防衛省共済組合本省支部直営食堂において、被災地の食材を使用したメニューを提供しました。(11月1日) ●平成24年10月15日(月曜日)~10月31日(水曜日)に外務省北庁舎8階 和食堂 昭和にて「日本を応援する!東北復興支援フェア」を実施しています。(10月29日) ●丸紅株式会社は、東京本社ビルB1F社員食堂にて「がんばろ日本!(社員食堂における被災地産農産物使用による復興支援)」を実施しています。(10月16日) ●農林水産省職員生活協同組合は、甘みと酸味のバランスに優れた福島県産梨を販売しています。(9月24日) ●平成24年8月27日(月曜日)~9月21日(金曜日)に農林水産省内各食堂にて岩手・宮城・福島県産の食材を使用した応援フェアを実施しました。(9月4日) ●農林水産省職員生活協同組合は、福島県産桃の販売をしました。(8月10日) ●平成24年6月4日(月曜日)から農林水産省食堂にて「食べて応援しよう!」の取組を実施しました。(6月12日) ●山崎製パン株式会社は、平成24年6月1日(金曜日)より東北地方の特産品を原料や加工品としてパンに使用した、「美味しい東北の恵みシリーズ」を実施します。(6月6日) ●平成23年4月15日(金曜日)から農林水産省売店にて「食べて応援しよう!」(会津中央乳業のヨーグルト、福島県産食品等の販売)の取組を実施します。 引用終了

農水省(政府)のいう「食べて応援しよう」とは、誰が何を応援するのか? 非常に曖昧にぼかしています。見え透いた誤魔化しです。まず、地震被災地や東北地方を応援などと言っておるんですが、政府のホンネは福島県の応援です。なんで福島県の名前ばかり並ぶんじゃろか? おかしいじゃねえか。嘘言わんと「放射能汚染農産物を食べて、福島県の被爆地を応援しよう」と正直に言えばいいのに…。本来ならば政府は東京電力(電力業界)と連帯責任で、汚染農産物を全量買い上げて、基準値を越える物は廃棄処分です。ていうか、汚染地帯での農業の禁止、被災者の移住や生活再建を政府の責任においてやるべきであります。にもかかわらず、汚染地帯に住民を強制抑留させ、子供たちから既に甲状腺異常が頻発しています。隠しようが無いのに、政府は隠せると思っているのだろうか? われわれ国民は、自分たちの政府が旧ソ連よりも、北朝鮮よりも、ひどい劣悪きわまりないダメな腐敗政府であることを知ったわけですが、政府の狙いは何であろうか? 下衆の勘ぐりをしてみました。

なお、農林水産省職員生活協同組合などお役所関係の取り組みが目立つが、騙されてはいけません。お役人が率先して取り組んでいるように見せかけているだけです。生協が販売するといっても僅か1個だけかもしれないし、お役人(その家族)は誰も買わないのであります。それは確認していないけど、信用しちゃダメなのよ。

①、被災者・被爆者救済の補償費用縮減を狙っておる? 官僚たちは天下り・渡りに繋がる仕事は熱心だが、そうでない事にはカネを出したがらない?
②、官民挙げての原発ビジネスから止めたくないから、金輪際、食品の放射能汚染を認めたくない? 以前の基準じゃ、間違いなく低レベル放射性廃棄物に当たる物さえ流通している。
③、惨事便乗型の利権やビジネスチャンスを狙っている? 除染等はその典型例。右の毒を左に移し、左の毒を右に移し、なんか穴を掘って埋める公共工事に似ているよね。昔から他人の不幸は金儲けのチャンス!
④、被曝の全国均質化を狙い、福島県の放射線障害の突出を目立たなくする?
⑤、④と関連するが全国一律に放射線障害をばら撒き、米国資本のがん保険を売る思惑か? 原発温存とTPP交渉参加はやっぱり繋がってるよね。


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●もはや、汚染のない安全な食べ物は自分で作るしかありません。店で買った食品は、安心できないのです。国民の健康を守らない悪徳政府が、汚染食品の流通を奨励しています。腐敗業者も汚染食品を安く仕入れて、安全食品に混ぜ込んで流通させています。(コメでやってたのが発覚しましたよ)外食産業はコスト圧縮のために、積極的に低廉な汚染素材を仕込んでおります。などと国民が言えば、風説の流布だ! けしからん! と政府は色をなして怒るのだけれども、安全でない食品を安全だと風説・風評のプロパガンダを垂れ流すのは政府の方ではないのかね!! 安全な物を食べるには、本当に、自給自足するほかありません…。で、サツマイモの2期作なんですが、2作目の苗の植え付ける限界はいつ頃なのか?

8月16日にサツマイモの苗を定植しても、収穫は可能なのか?

おそらく、本土で一番遅いサツマイモの栽培
サツマイモの二期作は可能か? (その1) の続きでありますが、本日、2013年8月16日にサツマイモの苗を一畝だけですが、また植えた。晩秋あるいは初冬にイモを掘り上げるとして、ぎりぎり収獲可能な遅植えの限界はどのあたりか? を探るためであります。 7月20日に苗定植ならば収獲可能なことは、何回も栽培しているので確認しています。しかしながら、こんなに遅くに苗を定植するのは始めてです。10月一杯はいいとしても、11月には気温が日増しに急低下します。木枯らしや、寒波の到来もあります。非常に厳しいわけですが、やってみないと、私にも予想がつきません。2013年8月16日 サツマイモの苗の超遅植え
↑ 本日8月16日の午後に、17本のサツマイモの苗を植えたのですが、サツマイモの早掘り時期は、品種にもよるけど、苗を定植後85日です。であるから、11月10日頃ということになります。しかし、早掘りは “探り掘り” とも言い、1本1本株元を調べて大きくなっているイモから探るようにして収獲するのですが、早掘りはまだ澱粉の蓄積が不足していて味が悪いです。サツマイモの本格的な収穫は定植後110~120日頃です。だとすると、収獲は12月5日~12月15日頃となってしまいます。これでは寒波が来て寒害にやられそうです。寒波だけでなく、晩秋以降は日照時間が短くなるのも大きな懸念材料です。さて、まともな収獲ができるか? 出来ないか? 賭けの対象に面白そうです。(長年、自給用のサツマイモを作っていますが、私にも全く予想がつきません…)

●1株に200gのイモが5個着くならば収穫は1キロです。本当は1株あたり2キロ収獲したいところですが、気候的にギリギリの限界での栽培ですから、1株1キロの収獲で成功とします。17株植えたから全17キロ収獲できれば成功と定義しましょう。成功するか失敗するか予想し、収獲量(キロ)も予想、収獲量を当てた方には、賞品として掘ったサツマイモとか…。あるいは年末にコクモンジの観察会ですが、参加者におすそ分けとか…。

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ランクルさんからの情報】 イチジク談義
“パクリ上手” だと自認されるランクルさんから貴重な情報が寄せられました。山のキノコも、投稿されたコメントを利用して記事に仕立てる “ふんどし借用上手” なので記事として取り上げませう。 ランクル家では自家用消費のイチジクの木があり、その実で乾燥イチジクを作るそうです。発明上手のランクルさんは、創意工夫をこらした手製の乾燥機でイチジクを乾燥させるそうですが、4~5時間で見事にできるそうです。そういえば、果物を乾燥させたものは色々ありますね…。乾しブドウ・乾し柿・乾燥プルーン等など…。中東では乾しナツメヤシとか。梅干しもそうかな?? だって塩漬けにした梅の実を天日で乾すもの。大昔から沢山の収獲があったら、長期貯蔵するのに人類は乾燥させるか、塩漬けにするか、砂糖漬けもあったか? 冷蔵庫(冷凍庫)の発明は人類の歴史上は新しいから、冷凍保存は最近ですよね。

で、サツマイモも乾燥保存したらいいとのご提案で、作り方を写真で解説してくれる素敵なサイトを紹介くださいました。ほしいも情報満載の干し芋情報サイト 『ほしいも百科事典』  


イチジクの実
↑ こちらはランクルさんのイチジクの木ではなく、わたくし山のキノコのイチジクの木です。イチジクの、いちじるしい特徴は、夏果と秋果の2回成るということであります。前年枝で越冬した花芽が生長して夏果(6~7月ごろ)となり、今年出た新しい枝には秋果(8~10月ぐらいか)が成るのです。つまり、イチジクの木は丸坊主に強剪定しても果実がなるのです。多くの果物は昨年出た枝にしか果実がつかず、強剪定したら収獲は皆無になります。いくら剪定をしても成るというイチジクはスーパー果物で、庭先に植える家庭果樹として最適なのです。

イチジクを解剖してみた
↑ イチジクは漢字では “無花果” などと書きますが、洞察力のある昔の人もイチジクに関しては観察不足でした。イチジクも花は咲きますが、実(花嚢・かのう)の中で咲くので外からは見えないだけです。ただし、ルーペで観察しないと、どういうふうな花の構造なのか、小さな花が無数にあるので肉眼ではわかりません。写真は皿に無花果の実をのせて、解剖したのですが、花ではなく小さな果実が無数に出来ていることが分かります。食用にしているのは無数の小果と、果実を付けるための台のようなもの、すなわち花托(かたく)と呼ばれる部分であります。


サツマイモの二期作は可能か? (その1)
もはやこの国はアメリカの属国、経済植民地から脱却することは不可能であることがハッキリしました。日本の国土を守れ! 日本の伝統・文化・皇統を護れ! とがなりちらす連中たちは、中国や韓国を仮想敵国と看做すわけです。ところがアメリカにたいしては一切何も言わないわけです。米軍が首都圏上空の制空権を掌握して日本の航空機が自国の領空を自由に飛べなかろうが、米兵が犯した犯罪を日本の法律で裁けないという治外法権があろうとも、年次改革要望書日米経済調和対話など形式的には双方向とされるけれども事実上はアメリカからの要求書によって内政干渉されようとも、一切何も言わないわけです。どうみたって日米関係は対等な立場ではありません。政治的・戦略的にアメリカの方が遥かに強者の立場であるにもかかわらず、同盟などと対等であるかのごとき幻想をふりまくプロパガンダがなされています。国を守れという論説を主張する政治家や論者や右翼活動家たちは、アメリカに対しては嬉しそうに尻尾を振るポチで、隷米属国の奴隷精神の持ち主で、(あるいはカネや地位保証でそうさせられている面が強いが) 主張していることが矛盾だらけです。

たとえば、皇統を守れと言うのならば、愛子さまのDNAを守るために京都御所に疎開させろと主張すべきです。国土を守れというのであれば、福島原発事故で国土の一部を喪失したも同然だし、美しい国土が汚染されたのだから原発絶対反対を言うべきです。日本の利益を守れというのならば、外為特金で為替介入し、得たドルで買わされた100兆円を遥かに超えるアメリカ国債を売ってカネを取り返せ!と叫ぶべきです。ところが、国を守れと叫ぶ愛国心がある筈の(右翼系の)政治家・論者・活動家ほど、言うことが逆なんです。愛国心がある筈のものほど売国奴なんです…。いったいこれは何なのだろうか? 米国の植民地支配の桎梏からなんとしてでも脱却しようと、年次改革要望書を命がけで蹴り、世界一危険な普天間をなんとか国外に(米領テニアン島が可能性が大であった)追い出そうとした元鳩山首相こそ真の愛国首相だったのにもかかわらず、外務省・マスゴミ・愛国活動家が総力を挙げて潰しました。あれは一体なんだったのか? 観光客が来なくて産業が無いテニアン島議会が、テニアン島は基地の島として生きると満場一致で決議したにもかかわらず、選択肢の一部にも取り上げられませんでした。どうやらこの国には、アメリカ側の日本支配意思とはべつに、日本人側にも米国属国で利権にしている連中が大勢いるみたいですね…。 

さて、TPPも「年次改革要望書」や「日米経済調和対話」の延長線上にある協定だと考えると、その本質が馬脚を表わすのだけれども、おそらく日本農業の解体が主たる狙いではないでしょうが、日本が食糧自給権を放棄するであろうということは確定的になりました。食糧の自給は独立国の基礎であり、米国でもヨーロッパ諸国でも自国の農業に国家が莫大な補助金を流し込んでいるということは、国民も認識していると思うんですが、植民地支配の中間管理職であるグローバル経済信奉論者の “農業は補助金を食いつぶす既得権益業界だ” という議論に都市住民や消費者が乗せられているのは、誠に残念であります。そもそも農業は国家の独立性を担保するために国家が補助金を流し込むべき産業なのです。その国家が食糧自給を放棄したならば相手国のいいなりです。洋の東西を問わず古今、兵糧攻めが相手を屈服させる作戦です。相手の食糧・物資補給路を断つほど有効な手段はありません。腹が減ってはいくさができぬ、ということなのであります。

かつて、米国政府高官のアール・バッツ農務長官は次のように言っております。
「食糧はアメリカが持つ外交上の強力な手段です。とりわけ食糧を自給できない日本には有効です。日本に脅威を与えたいのなら、穀物の輸出を止めればいいのです。もちろん、それはあってはならないことです。しかし何か事態が悪化して、そうせざるを得なくなったら、日本はひどいことになるでしょう。日本は自国の農業だけで国民を養うことなど出来ないのですから」
 
 出典はNHK報道番組 『地球 豊かさの限界 第一集 一頭の牛が食卓を変えた』 

食糧危機はあり得るということを、頭の隅においておこう
●前置きが長くなりましたが、もはやこの国は食糧自給権を放棄した属国、いいかえれば独立国ではありませんからこの先何が起こるか分かりません。宗主国(支配国)の意のままです。属国といえども言い分はありましょうし、宗主国があまりにも無茶な要求をすれば対立ということもありえましょう。その場合は兵糧攻めです。また宗主国の食糧生産が激甚な気候災害により壊滅するということが、絶対にないとは言い切れません。そのばあいは乏しい食糧を植民地の奴隷にも分け与えてくれるだろうかと考えたら、深刻な事態が想像出来ます。

●で、国民ひとりひとりが自助努力・自己救済するしかないのです。将来にあり得る、あるいは絶対にないとは言えない食糧パニックにどう対処したらいいのか? ですが、食糧増産の一環として、本土でサツマイモの二期作が可能かどうか実際に栽培試験してみます。サツマイモは穀物や芋類のなかで、突出して単位面積当たりのカロリー生産が高く、人口支持率が高い作物です。しかし、寒さに弱く経済栽培としては二期作は奄美大島以南では行われています。自給栽培としても鹿児島県の島嶼部あたりが限界ではないか? 本土で年2回サツマイモの収穫ができるかどうかが、本エントリーのテーマです。淡路島は本土ではなく本州に付随する離島ですが、本州・四国・九州の気候帯でサツマイモの年2回の収獲はできるのか?? という趣旨です。


2013年8月1日にサツマイモの苗を定植
8月1日に苗を定植した
↑ 写真は苗を定植して5日後の8月6日です。右の畝に10株、左の畝に25株植えてあります。自給自足用ですからこれで十分です。そう毎日イモばかり食べるのではありませんから。畝は30㎝の高畝とし、黒マルチは張りません。8月の盛夏の植え付けだから、黒マルチなど張ったら土が高温になり過ぎます。サツマイモの栽培は苗の挿し木です。活着が決定的に重要です。挿し穂の葉を1枚も枯らさずに根を出させるのです。もし葉を枯らしたら、生育が2週間ぐらい遅れてしまいます。年2回サツマイモを収穫するという気候的にギリギリ限界的な栽培ですから、絶対に挿し穂の葉を枯らすわけにはいかないのです。

それで、左側の畝ですが、サツマイモの苗を植えてから十二分に灌水し、苗を直射日光から覆う為にヤマモモの緑枝を差します。苗を乾燥から守るのです。5日間こうして、覆いのヤマモモの緑枝を取り除いたのが右側の畝です。全く1枚の葉も枯らさずに見事に活着しています。これでサツマイモの栽培は成功したも同然です。隣町の徳島県鳴門市は有名なサツマイモの生産地ですが、4月中頃に黒マルチを張った高畝に苗を定植、苗の上に少し藁(ワラ)を置くだけです。で、葉をほとんど枯らします。プロの栽培でも苗の葉を枯らすのですが、これが生育を遅らせる大きな要因です。ギリギリの限界栽培では絶対に苗の葉を枯らしてはいけないのです。これが全てといってもいいほど重要です。


苗を植えてから10日後の、8月11日の様子
苗を植えて10日後の状態
↑ 苗の葉を1枚も枯らさずに挿し穂が活着、つるが急速に伸び始めました。ビニールの黒マルチのかわりに、落ち葉マルチです。地面に敷いてあるのは掃き集めた落葉です。草刈りをしたものも敷き詰めます。夏は降雨が少なく、とくに瀬戸内式気候の支配下にあるので夏は淡路島では乾季です。乾燥防止と過激な地温上昇を防ぐための落葉マルチなのです。落葉は、最寄りの神社に参って、宮司さんに落ち葉が欲しいので掃除をさせて下さいと願い出ると歓迎してくれます。落葉マルチは秋遅くには地温の低下を防ぐし、やがて腐葉土となり土壌改良にもなります。腐植質が大量に入った膨軟なふわふわの山土で栽培したサツマイモは格別に美味いです。砂地栽培のサツマイモよりも遥かに美味いです。

おそらく、本土で一番遅いサツマイモの栽培でなかろうかと思います。というよりも、本土(南西諸島じゃないという意味)では、気候的な限界からサツマイモを二期作しようという発想自体が出ないでしょう。ただしこれは露地栽培での話です。ハウス栽培ならば可能です。常識的にはサツマイモは年1回の栽培で、遅くても梅雨の6月頃に苗を植えます。8月に入ってから苗を植える人はいないと思います…。

サツマイモの露地での二期作が、瀬戸内海沿岸地方の気候条件下であれば、可能であることを実際の栽培実験で証明したいとおもいます。栽培経過をこのブログに記録します。
1作目………4月~7月の4か月の間に栽培収獲。これは実際に営業栽培で普通に行われていますので、証明するまでもありません。
2作目………8月~11月の4か月の間に栽培収獲 


【本エントリーは続く】

シカの食べない草 (その1) おたけさんの写真ギャラリー
柏原ー諭鶴羽山系のシカ(鹿)たち

謝辞】 掲げた3葉のシカの生態写真は、写真家になった 「おたけ」 さんの作品です。拙ブログに使用を快諾たまわりました。「おたけ」 さんには、深甚なる感謝の意を表します。ありがとうございます。

こちらは 「おたけ」 さんが 「ランクル」 さんと共同運営されている 落書き掲示板 のようです。

貫禄のある雄シカ
↑ なんともはや貫禄のある雄シカですね。りんと引き締まった顔の表情に威厳があります。アゴの下にたくわえたヒゲがふさふさとしていて風格があり、かなり老成した個体でしょうか。シカ(ニホンジカ)は寿命を全うしたならば20年ぐらい生きるというから、この貫禄のある雄シカは15歳とか20歳のおじいさんシカでしょうかねえ? 柏原ー諭鶴羽山系のシカの個体群のボスかもわかりません。シカは単独で行動することもありますが数頭あるいはまとまった群れで暮らすことも多いです。もしかしたらこの雄シカはシカ村の村長かもわかりません…。

きょとんとした雌シカ
↑ 南あわじ市の諭鶴羽ダムで撮った写真らしいです。大きな目をパッチリと開けて、はあ? 何だあぁ? てな感じです。集音効果が高そうな大きな耳が特徴的です。かすかな物音も逃さない聴力の良さが想像できます。今でこそシカの捕食者はいないですけれども、かつて氷河期にアジア大陸と陸続きになった日本列島には、大陸からタイリクオオカミやトラなど捕食者が侵入したハズで、シカたちも大きな耳でかすかな音を捉え、被捕食の難を逃れていたのでしょうか? 今でも北海道のヒグマはエゾシカを捕食することもあるようで、抜群の聴力や視力を持っていないと捕食者から身をかわせないのでしょう…。口に咥えているのは、サルトリイバラの葉か? もしそうであるならば、そのサルトリイバラはシカによる被食圧の強さのあまり、矮生化しているようです。

何だあぁ? てな感じ
↑ 危険を察知したためか起き上がりました。北米のプレーリードッグなどが典型例ですけれども、多くの動物は危険を察知すると2本足で立ちあがったり、身を伏せるのではなく起き上がります。視点を高所に移動させるのは、視地平距離を延ばすという意味では合理的ですけども、潜んでいる捕食者から丸見えという意味では不合理という矛盾があります。そういうふうな視点から考察すると、まだそれほど危険ではないときには立ち上がり、危険が急迫しているときには立ち上がらないのだと考えるのが合理的です。あるいは、逃走の準備ということも考えられます。本当はどうなのかシカさんに聞いてみないと分かりません。さて、口に咥えているのは何の葉でしょうかねえ?

柏原ー諭鶴羽山系のニホンジカたちは、好き嫌いがかなり激しく、彼らが好んで食べる草(木の葉も含む)と、絶対に食べない草とがあります。また、今まで決して食べなかったのにもかかわらず、最近になってよく食べるようになった草もあります。彼ら(彼女ら)の 「不嗜好植物」 あるいは 「食草」 というのは、必ずしも固定的なのではなく、それなりに可変的な面がありそうなことが観察できます。

【拙稿は続く】

ついに出た! ウルトラ熱帯夜!
●本日は2013年8月11日です。

なんと、今朝の東京の最低気温が30.9度であります。
日本の首都、東京でついにウルトラ熱帯夜(註)が出現しました。午前5時41分に、千代田区大手町にある東京管区気象台の観測で最低気温が30.9度であります。まだ1日が終わっていないいし、突然に夕立が起こり26~27度に気温が急低下する可能性が絶対にないとはいえないから、30.9度が日最低気温として確定したわけではありません。けれども、本日の東京の最高気温の予想は38度で、夕立の可能性は少ないし、日没後の気温低下もあまり進まないでしょうから、既に確定したも同然です。今日が夕立がなく無事に終われば、日最低気温の高い方からの順位で、日本記録更新です。


10行 緊急追記】 午後になって、丹沢山地とか東京都西部で雷雲が発生し、都心に流れた模様です。アメダス練馬・府中・世田谷で降雨(雷雨)があったようです。東京での降雨は観測されていないようですけれども、その影響か? 13時44分に38.3度 → 14時に37.3度 → 15時に36.4度 → 16時01分に30.5度 と気温が急低下です。日本記録更新は惜しくも潰え去りました…。かつての石原都知事のアホウな打ち水パフォーマンスと違い、自然の本物の大規模な打ち水は、なんとも絶大な効果です。一挙に気温を5~10度も下げます。拙記事はややフライング記事でありました…。反省して自戒いたします。しかしながら、熱帯夜の最低気温としての30.9度は何ら揺るぎません。それは日最低気温が30.5度になった(更に24時までにもっと下がるかも?)のとは意味が全く異なるからです。

さらに3行追記】 日が変わる寸前になって、23時49分に30.4度を観測。これで、東京の8月11日の日最低気温は30.4度と確定しました。日本記録更新はなりませんでしたが、それでも堂々の歴代全国2位の記録です。

(註)ウルトラ熱帯夜などという用語はありません。私が勝手に言っているだけです。熱帯夜とは、夜間の最低気温が25.0度以上を言う(気象庁の説明)のであります。有名気象予報士の森田正光氏が、夜間の気温が27度以上をスーパー熱帯夜などと提唱していますが、気象庁が用語として採用しているわけでなく、スーパー熱帯夜も私的表現と言えましょう。

↓の表は、最低気温の高い方から歴代全国ランキング 出典は 気象庁ホームページ 歴代全国ランキング です。もし東京の日最低気温30.9度が確定したならば、その可能性は極めて高いと思いますが、現在14位に甘んじて、田舎町の後塵を拝している東京が第1位に踊り出ます。全国の頂点に君臨です。まさに、帝都、大東京の面目躍如といえましょう。政治・経済・文化のあらゆる面で日本一の東京は、寝苦しい熱帯夜でも日本一でありますね。町興しになるかも?? 天下の大東京がいまさら町興しというのは変ですが、色々な気象要素で日本一になったら町興しの材料にしています。

たとえば、北海道の十勝支庁(十勝振興局)の 陸別町 「日本一寒く、日本一熱いしばれフェスティバル」 は、1月の月最低気温の平年値が-20.2度で、日本一の寒さです。埼玉県の熊谷市と並んで、歴代日本最高の40.9度を観測した岐阜県の 日本一 あついまち 多治見市 はホームページの表紙に日本一の暑さを銘打っています。日本一の暑さそのものを金儲けの商売に利用していないようですけれども、ありとあらゆる文書に “日本一あついまち” と枕詞を冠して宣伝に余念がありません。実際、全く無名の田舎町にすぎなかったのに、アメダス多治見が40.9度を観測してから、多治見市の知名度は全国区です。 このように、ただの気象観測データであっても、それが日本一の記録ならば大きな経済的価値を持ちます…。

さしずめ、東京では寝苦しい夜を耐え忍ぶ我慢大会がいいのではないか? 転んでもタダでは起きない、災い転じて福となす精神であります。クーラー、扇風機はもちろん御法度。うちわ・扇子ならば許可です。うちわの購入を参加費としてもいいです。日中に太陽で蓄熱して特別に暑いコンクリートの屋上に、テントを張って寝苦しい夜を耐え忍ぶ…。耐え忍んだ猛者には都知事の名前で立派な認定書を交付します。なあに認定書など1枚の紙切れです。大してコストはかかりませんよ。参加者を全国から募って盛大にやれば、地方から参加した人はついでに東京見物。しっかりとカネを落とします。参加費は低廉にして、他でカネを使わせる知恵を巡らしましょう。経済効果は必ずあるハズです…。

日最低気温の高い方からのランキング

上掲の表で、日最低気温が30度超の観測地点が5か所あります。その5か所はすべて北陸地方(福井県・石川県・富山県・新潟県の4県)にあります。この地方は フェーン現象 の常襲地帯です。リンクの説明は松江地方気象台のものですが、山陰地方もフェーン現象によく襲われます。で、30度超の高い最低気温はフェーン現象が深く関係しております。そうしたことを考慮したならば、東京で30.9度というのは、フェーン現象が絡まない記録としては注目です。都市が巨大化することによる昇温化がいかにすさまじいか示唆しているのでしょう…。

さらにスーパー熱帯夜は広がる!
●本日は2013年8月10日であります。今年の猛暑もいよいよ佳境に入ってまいりましたが、本日13時06分に、高知県のアメダス江川崎(エカワサキ)と、山梨県の甲府地方気象台で40.7度を観測した模様です。気象庁が観測する正式なデータでの日本記録は、埼玉県の熊谷地方気象台での40.9度、岐阜県アメダス多治見での40.9度(同値)ですが、あと一歩のところに迫りました。

2013年8月10日 日最高気温の高い方からのランキング】 関東以西は風が非常に弱く、内陸部のみならず山間部でも非常に熱がこもり、しかも夜間にあまり気温が下がりません。もしかしたら、明日ぐらいに日本記録を破るかも?? 大いに注目されるところです。
2013年8月10日 日最高気温の高い方からのランキング

地球温暖化を言わなくなったマスゴミども
朝日新聞デジタル 「高知・四万十、甲府など4地点で40度超 各地で猛暑」 から引用します。
(引用開始) 「日本列島南の海上から張り出してきた太平洋高気圧が、沖縄から関東にかけて覆っている影響で、10日は朝から晴れて気温が上昇。4地点で最高気温が40度を超えた。午後3時の時点で全国927地点のうち、30度以上の真夏日は693地点、35度以上の猛暑日は290地点に達した。気象庁は、熱中症への警戒を呼びかけている。
 気象庁によると、高知県四万十市と甲府市で40.7度を記録。2007年8月に埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市で記録した観測史上最高気温の40.9度に迫った。このほか、山梨県甲州市で40.5度、群馬県館林市で40.1度まで上昇した。11日も九州から関東にかけて35度以上が予想される。九州から関東にかけての広い範囲で、これから数日間は晴れて高温になる傾向が続く見込み。太平洋高気圧は今後、勢力をさらに北に広げると予想されるため、東北も覆われて高温になっていくという。」 (引用終了)

●数年前ならば、マスゴミどもは、かならず地球温暖化に絡めて報道していました。「地球温暖化の進行で危機的な状況に拍車がかかる」とか、「早急に手を打たなければ大変なことになる」などと付け加えていました。しかし、最近は地球温暖化の危機をあおる(脅迫する)文言が消えてしまいました…。マスゴミは、昔の区内観測所時代の観測データに、40度超の記録がたくさんあるのを知らないようです。最高は徳島県撫養(現在は鳴門市)の42.5度です。1923年のことで90年前です。昔の気温の観測は百葉箱でおこなわれましたが、百葉箱では気温が高めに出る場合があるなどと文句を付けるヤカラがいますが、昔は気象台でも測候所でも百葉箱での観測です。都合の悪い観測データを無視するための恣意的な文句はいかがなものか? 


2013年8月10日 スーパー熱帯夜の出現分布
は最低気温が28.0度以上、は最低気温が27.0度~27.9度
本日は東北地方南部までスーパー熱帯夜が広がっております。東北最北端の気象官署の青森でも熱帯夜です。

2013年8月10日 スーパー熱帯夜の分布
↑ 気象庁の観測データを拾って、国土地理院の 『電子国土ポータル』 の白地図に落し込んた。なお、南西諸島と北海道がチョン切れていますが、なにもこれらの地方を粗末に扱っているのではなく、単に図に入り切らなかっただけであります。

下表に、2013年8月10日の気象官署および旧測候所の地点での最低気温を示します。ただし、かならずしも日最低気温ではなく、前夜(9日)夕方頃から本日10日朝頃までの間の最低気温です。

2013年8月10日 各地の最低気温

  【最低気温が高い順】       【最低気温が低い順】
 1位 沖縄県石垣島 29.4度    1位 静岡県富士山  7.2度 
 2位 東京都 東京 29.0度    2位 北海道 根室 17.5度
 3位 三重県  津 28.8度    3位 北海道北見枝幸18.6度
 4位 大阪府 大阪 28.6度    4位 栃木県奥日光 18.7度
 5位 石川県 金沢 28.4度    5位 北海道 稚内 19.2度
 5位 愛知県名古屋 28.4度    6位 北海道 広尾 19.5度
 7位 香川県多度津 28.3度    7位 北海道 紋別 19.8度
 8位 山口県 下関 28.2度    7位 北海道 帯広 19.8度
 8位 香川県 高松 28.2度    9位 北海道 網走 19.9度
10位 福岡県 福岡 28.1度    10位 長崎県雲仙岳 20.0度
10位 島根県 西郷 28.1度    10位 北海道 雄武 20.0度
10位 沖縄県 那覇 28.1度 


●やはり、特筆すべきことは山は涼しいということでありましょう。長崎県雲仙岳ですが、山は20年ほど前の噴火で128m高くなって1488mの海抜高度があります。しかしアメダス雲仙岳は中腹の温泉旅館街にあり、海抜は678mであります。たった700m弱の海抜で、周辺の平地の気温と比べると最低気温で5.2-6.6度も低くなっています。で、北海道の並み居る強豪に食い込んで、最低気温の低いランキングに登場です。やはり、避暑に行くには山にかぎりますね…。

スーパー熱帯夜は広がる!
2013年8月09日 スーパー熱帯夜の出現地点
は最低気温が28.0度以上、は最低気温が27.0度~27.9度
2013年8月9日 最低気温が27度超の地点
↑ 気象庁の観測データを拾って、国土地理院の 『電子国土ポータル』 の白地図に落した。なお、南西諸島と北海道がチョン切れていますが、なにもこれらの地方を粗末に扱っているのではなく、単に図に入り切らなかっただけであります。

●上に掲げた図は、特別地域気象観測所(旧測候所)を含む気象官署153地点の観測データから作成した。(なお、父島気象観測所・南鳥島気象観測所・富士山特別気象観測所も含む)アメダスは除外しています。アメダスを除外したのは、手作業で観測データをチェックするのは膨大すぎてチェックしきれないだけではありません。アメダスの観測環境はあまりにも劣悪で、露場(ろじょう)は狭すぎ、地面には芝生ではなく防草シートが張られ、隣接する周囲に建物があったり、樹木が覆いかぶさったり、こんな場所での観測データを信用していいのか??? ということもあるし、観測統計期間もまだ30年ちょっとしかなく長期の気候変動をモニターする観測所としては全くダメであるとしか言いようがないからであります。

●153か所の気象官署等の、2013年08月09日01時~12時(0時01分~12時00分)の間の最低気温で、25.0度以上の熱帯夜の地点は、94か所で関東地方以西に広がっています。最低気温が27度以上のスーパー熱帯夜(註)は35か所もあり、最低気温が28度超の眠れない夜は10か所です。


(註)スーパー熱帯夜というのは、気象庁の用語ではありません。有名気象予報士の森田正光氏が言いだした言葉でしたか? 国内の全地点の観測データで、日最低気温が最も高かったのは、新潟県アメダス糸魚川で1990年8月22日に30.8度です。これが必ずしも熱帯夜の高温記録ではありません。フェーン現象が絡んでいるので、前日の晩20時に28.4度です。深夜に北アルプス越えのフェーン現象の熱風が吹き出して気温が上昇しているようです。この場合には翌日の日最低気温の30.8度がただちに熱帯夜の記録とは言えないでしょう…。おそらく28.4度よりも若干低いハズです。日最低気温が明け方にでるとは限らないのが、大変悩ましいところです。

私の作製した図では0時01分~12時00分の間の最低気温を、前日夕方から当日朝の熱帯夜の最低気温と看做して作成しています。ほぼそれで間違いないでしょうが、夜間の最低気温が日が変わるまえの晩に出る場合もあり得ることを付記いたします。(気象庁が熱帯夜の正式な統計を取っていないので、調べるのには物凄い手間がかかる…。マスゴミの熱帯夜報道をどこまで信用していいのだろうか??)


意外にも、気象庁の統計種目には、熱帯夜はない
気象庁HP 気温に関する用語 あるいは 気象庁HP よくある質問集 気温について を見ると、熱帯夜について次のように説明しています。

①、「夜間の最低気温が25度以上のこと。(備考)気象庁の統計種目にはない。」
②、「夕方から翌日の朝までの最低気温が摂氏25℃以上になる夜のことをいいます。」


●この気象庁の説明を 「定義」 であると考えて宜しいのでありましょうか?? 気象庁は、夜間とは 「18時頃から翌日の午前6時頃まで」 としています。また、夕方とは 「15時頃から18時頃まで」とし、 朝というのは 「午前6時頃から午前9時頃まで」 としています。ならば、

①、の説明では、18時頃から翌日午前6時頃までの最低気温が25度以上のこと、になります。
②、の説明では、15時頃から18時頃 ~ 翌日午前6時頃から午前9時頃までの最低気温が25度以上、になる。


しかも 「頃」 などという接尾辞までついています。なんとなく、スッキリしない説明であり、ぜんぜん要領を得ません。曖昧さのようなものが否めないです。ま、熱帯夜をピシッと定義付けるのは難しいのか? あるいは、定義付けということに合わない事象なのかもしれません。“夜間の時間幅” をある程度は融通を利かせて捉えるほうがいいのかもわかりません…。そういう意味では、気象庁みずからが熱帯夜について 「気象庁の統計種目にはない」 というのも肯首できます。ま、マスゴミ報道では熱帯夜をよく報道しますが、気象庁自体は熱帯夜の統計をとっていないというのは意外な気もします。

仮に、“日没から、翌朝の日の出までの間の最低気温が25度以上を、熱帯夜と呼ぶ” と定義したとしたならば、曖昧さがないのですが、日没や日の出は季節の進行とともに日々変化するし、日本でも結構時差があって、その地点の東経と緯度に依存して日の出の時刻がかなり違います。で、この定義ではたぶん統計が取りにくいでしょう…。しかも、日の出の後に最低気温が出現することも多いです。で、そこのところは曖昧に、~頃とするほうが実際的なんでしょう。


下表に、2013年8月9日の各地の(気象官署等の地点で、アメダスは除く)最低気温を示します。ただし、0時01分から12時00分までのデータによります。
2013年8月9日 各地の最低気温

  【最低気温が高い順】       【最低気温が低い順】
 1位 沖縄県石垣島 29.0度    1位 静岡県富士山  5.3度 
 2位 沖縄県 那覇 28.5度    2位 北海道 根室 17.0度
 3位 大阪府 大阪 28.4度    3位 栃木県奥日光 17.4度
 3位 長崎県 厳原 28.4度    4位 長野県軽井沢 18.0度
 3位 広島県 広島 28.4度    5位 北海道 雄武 18.6度
 6位 兵庫県 神戸 28.1度    5位 熊本県阿蘇山 18.6度
 7位 鹿児島種子島 28.0度    7位 北海道 広尾 19.3度
 7位 沖縄県 名護 28.0度    8位 北海道 釧路 19.7度
 7位 山口県 下関 28.0度    9位 北海道北見枝幸19.9度
 7位 三重県  津 28.0度    10位 山梨県河口湖 20.0度


この気象官署の観測データを見ると、やはり避暑には山の上に登るといいことが分かります。さて、明日朝は今夏の猛暑のピークみたいです。スーパー熱帯夜を遥かに凌駕するウルトラ熱帯夜?(最低気温が30度超?)が見られるかも分かりません…。

避暑に行くにはどこがいいか?
●暑い。めっちゃ暑い。田舎の国道でも救急車の往来が頻繁で、もしかしたら、熱中症で倒れた人を搬送しているのかもしれません。今年の夏は西日本は猛暑に狙われておりますが、梅雨が早くあけたものの、潜在的な梅雨前線が本州中部にかかり続けている模様で、それが証拠に北陸地方と東北地方では梅雨明けがいまだに宣言されていません。その潜在的な梅雨前線に暖湿気流が吹き込むかたちになっているようで、西日本ではムシムシと湿度が高く、猛暑が余計に体にこたえます。

●さて、気象庁からありがたくない高温予報が出されております。で、この猛暑から一時的でもいいから逃れるためにはどこへ避暑にいけばいいのか? 費用対効果およびアクセスの容易さなどの観点から、考察してみましょう。また実際に、できれば大枚をはたいて避暑にまいりたいと思います。


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気象庁ホームページから引用
気象庁ホームページから
気象庁ホームページから
引用終了

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●気象庁が言うのには、淡路島の含まれる近畿地方では、8月7日頃からの約1週間に、地域7日平均気温が 「かなり高い」 確率が30%以上あるというのです。地域7日平均気温というのは分かりにくいですが、① 各地点ごとに毎日の平均気温を積算して7日間の平均を計算し、さらに、② 特別地域気象観測所を含む気象官署毎に平年値からの偏差を計算し、③ その地方(近畿地方など)の全部の気象官署の偏差を平均する、ということのようです。私は理解しましたが、普通には非常に分かりづらいと思います。 しかも、過去30年間の観測データから、地域7日平均気温が、気温の高い方から上位10%にはいる確率、言い換えれば30個のデータセットがあれば上位3個に入る確率が30%以上あるのだ、という予報です。いよいよ分かりづらく、気象などあまり関心がなければ、気象庁の複雑怪奇な説明など誰も読まないでしょう…。

で、気象庁は複雑怪奇な計算法をやっているので、せめて図だけは分かりやすくと考えたのか、北海道以外の本州・四国・九州が真っ赤であり、イメージ的にも大変暑そうであります。真っ赤な日本列島を見せられると、なんだか相当暑そうだねと、これは良く分かります。ぜひとも当たってほしいものです。当たって欲しいと言うのは逆ではないか? と思われそうですがそうではありません。当たると避暑地に行く大義名分が出来るのです


どこが避暑地によいか?
避暑地の候補地の気温データを表にしてみた。避暑地の候補地は色々考えられます。神戸市民ならば六甲山、京都市民ならば比叡山など。1000mの山を登ると6.5度気温が下がるのだから、避暑地の候補地はなんといっても山の上であります。6.5度の気温低下を期待しようとすれば、水平移動では1000kmも北方に移動しなければなりませんが、垂直移動では1000mの山を登ればいいのだから遥かに簡単です。

西日本の山岳にある気象観測所の8月の観測データ (気象庁観測)
西日本の山岳にある気象観測所の8月の観測データ
註)伊吹山測候所および剣山測候所は既に廃止されています。両者ともに2001年3月31日で観測は終了しています。『日本気候表』から1961-1990年の30年平均の数字を拾った。 それ以外の観測所のデータは、気象庁のホームページから拾い集めたが、それらは1981-2010年の30年平均である。

●表の数字を丹念に見ると、熱帯夜で苦しむ大阪の人ならば、電車で1時間か2時間で行ける高野山がいいことが分かります。わずか800mの海抜高度ですけれども、比べると北海道・札幌と8月の気温はほとんど変わらないです。

南あわじ市在住者にお奨め避暑地
●淡路島南部の住民ならば剣山がいいのではないか? 江戸時代には淡路島は徳島県(徳島藩)に属していました。 庚午事変(こうごじへん) という分藩独立にからんだ内乱があったために、淡路島は兵庫県に編入されてしまいましたが、もし庚午事変がなければ間違いなく淡路島は現在も徳島県であったハズです。政治こそ兵庫県の支配下におかれていますが、徳島県と隣接する南あわじ市は現在でも経済的・文化的には徳島県の強い影響下にあります。そういう意味において、剣山は他府県の山ではなく、自分とこの山という意識があります。

●夏の平地で日本で一番涼しいのは北海道の道東地方の釧路や根室あたりであります。剣山の観測データは根室よりも涼しいことを示しています。ちょっと肌寒いのではないか、という人ならば中腹の海抜1400mにある国民宿舎などに滞在して避暑を満喫すればいいのではないか? 釧路まで避暑に行くには時間的・コスト的に大変ですが、剣山ならば自分の車で3時間で行けるから、お奨めです…。で、剣山に遠征して、ブナ帯や亜高山針葉樹林帯の自然観察などいいかも?

徳島県三好市が設置した剣山の山頂ライブカメラ

剣山山頂ヒュッテ は山頂唯一の山小屋で、独占的に営業しているから法外な宿泊料をとるかと思ったら、そうではなく1泊2食7500円と比較的にリーズナブルな宿料です。特筆すべきは山頂の山小屋なのにお風呂があります。西日本一の高所にあるお風呂です。


真夏の観察会を終えて
真夏の散策会は、これという見処はなし】 本日は2013年8月5日であります。昨日に “淡路島南部の洲本市鮎屋川の源流地帯を散策する” という自然観察会を開催したのですが、とにかく暑く、そうやたらに歩き回れるものではありませんでした。鮎屋川の上流域まで車で行き、歩いたのはせいぜい片道1キロぐらいでありましょうか。ひんやりと涼しい谷筋で、苔むした岩に腰掛けて弁当、ノンアルコール偽ビールで酒盛り(?)に終わりました。小さな渓谷を流れる水は清冽で冷たく、谷を吹き降ろしてくる風には冷気が含まれ予想外に涼しいのには驚かされた…。

鮎屋ダムから淡路島南部の山地の方を見る
↑ 鮎屋川ダムの堰堤(えんてい)から南の方角を眺めた。ダム池の満水時の最大長は直線距離で1028m、最大幅は230m、満水時のダム池面積は11.36haであります。流域面積は約8.3平方kmです。しかしこの数字は国土地理院の地形図上で私が勝手に計測したものであって、ダム管理者側の公表数字と異なる可能性があります。ものの大きさというものは、気温の測定と同じで、計測に使う道具や道具の器差や測る方法や有効桁数の取り方など、さまざまな要因で数字は変わるのです。 写真の中央やや右に見えているピークは海抜434mですが、写真には写っていない源流地帯の最高所は海抜544mあり、400~500mの山々が重畳(ちょうじょう)しています。

鮎屋ダムから先山を見る
↑ こちらはダム堰堤から北の方向を眺めたものです。7キロ離れている先山(せんざん)が指呼の間に見えています。先山は山頂に寺院があり非常に抹香臭い山であります。実際と写真とでは見え方が異なるもので、こうして写真で見ると淡路島は山ばかりです。飛鳥~奈良時代の律令制の下での、地方行政区分として、淡路島は、面積的には全国の約600分の一という小さな島ですが 「淡路国」 という 令制国(りょうせいこく) の地位が与えられました。(もっとも佐渡・壱岐・対馬・隠岐も1島1国ですが)言わんとすることは、淡路国の特徴は何かと申すと、山国だということであります。島なのに少し内陸部に入ると海など全く見えず、視野に入るのは山ばかりなのです…。

コモチシダの観察
べつに兵庫県版レッドデータ種でもなんでもなく、普通種のシダ植物でありますが、特異な生活史をもつコモチシダが “葉の上に子が生じている” 状態だったので観察しました。写真を見ての通り、葉の上に “無性芽・むせいが” と呼ばれる沢山の “子” が出来ています。標準和名は “子持ちシダ” の意味でありましょう。胞子で殖える筈のシダ植物が、胞子だけでなく、胞子に加えて、このような一種の “クローン戦術=分身の術か?” で殖えるのは、とても面白いものであります。淡路島南部の山岳地帯ではありふれたシダ植物で、林道の法面など急傾斜のところに大きな葉を垂れ下がらせています。けれども、なかなか子を見ることが少ないです。(最大の要因は盛夏のクソ暑いときには山歩きをしないのが、この子持ち状態の姿をあまり見ない理由でありましょうが…)

なぜ、胞子で殖えることができるのに、栄養器官の上に無性芽などというクローンを沢山つくるのか? は確かに大きな疑問ですが、次の問答がとても良い参考になります。日本植物生理学会 みんなの広場 質問コーナー 「苔のふえかた」


コモチシダ

コモチシダ
↑ 淡路島鮎屋川のコモチシダです。植物生態研究室(波田研)のホームページ に解説と、拡大写真があるので参考にしましょう。

淡路島に、サケ科の渓流魚はいるのか?
ところで、本日は真夏の散策会でありましたが、弁当を食べるころから、ランクルさんは釣糸を淵に垂らして渓流釣りを始めました。散会後は渓流釣りを本格的にやるために、その谷筋をさらに上流の方へと遡行していきました。その谷の源頭岩場にもシャクナゲが自生していて、調査のために数限りなく私もその谷を遡行しています。谷の源流近くには小さな島とは思えないほどの水量豊かな淵があったり、落差は小さくても良い滝もあったりで、何かが居そうな感じはします。釣果はいかほどであったでしょうかねえ?

●ちなみに、渓流釣りの対象魚種といえば、アユ(鮎)、ヤマメ(山女魚)、アマゴ(雨子)、イワナ(岩魚)あたりが定番でしょうか。アユ(アユ科)ならば淡路島の小さな河川にも昔は沢山おりました。地名にも鮎屋とか鮎原とかアユにちなんだ地名が残っております。河川の中流域や下流域に棲息するアユは水質の悪化でほとんど居なくなっておりましたが、最近はアユが帰ってきたという話をよく聞きます。魚ではありませんが、シジミも淡路島に戻ってきています。わたしもあちこちの用水路などでシジミ(マシジミ)を確認しています。

●さて、渓流釣りの定番のヤマメ、アマゴ、イワナは申すまでもなくサケ科の魚ですが、淡路島には残念ながらおりません。いろいろな資料に当たって調べても、これらの魚が淡路島内で標本さえも採取されていません。自然分布としては、ほぼ確実にそれらの分布域から外れているのでしょう…。イワナは川の上流域の低水温に棲息していて、兵庫県では氷ノ山付近には僅かにいるみたいですが標本程度。紀伊半島の山の渓谷では絶滅寸前だとか…、ということから考えるとイワナは淡路島におる可能性はゼロです。

もし可能性があるとしたらアマゴでしょうね。サツキマス (陸封型をアマゴと称す) アマゴの自然分布域は、神奈川県以西の本州太平洋側・四国・九州です。(なお本州内陸や日本海側はヤマメの分布域) 徳島県と香川県との境の阿讃山地の谷にはアマゴが僅かに居るみたいです。アマゴは養殖稚魚が放流されますが、徳島県の剣山系の河川中流・上流域には居ります。むかし私も入漁券を購入して毎週のように剣山地の渓谷にアマゴを釣りにいきました。でも、釣れるのは野生化したニジマスが多かったです。ところで、淡路島南部の海域で、サツキマス(サツキマスの陸封型がアマゴであり両者は同じもの)が網にかかって獲れたという話があるみたいです…。しかしながら、アユみたいに海と渓谷を往来する降海型のアマゴが、たとえば灘とか福良の漁港で水揚げされたとしても、アマゴが淡路島にいるとは言えないでしょう…。

兵庫県立人と自然の博物館 自然環境モノグラフ 4号2008年3月 『兵庫の淡水魚』兵庫県水生物研究会 編 の 61ー75頁 を閲覧すると、70頁にイワナ、72頁にヤマメ、73頁にアマゴの兵庫県内の詳細な棲息分布図が公開されています。大変勉強になる報告書なので、釣り好きなかたもご覧になるといいでしょう。しかしながら、これはあくまでも自然環境を護る目的のために使われるべき資料であります。絶滅危惧種や珍品を捕るためのガイドブックではありません。目的外使用は厳禁であります。

●世の中、ブラックバス釣りの連中がわがもの顔であちこちの池やダムでのさばっています。いつも思うのですが、ブラックバスを放流するのではなく、ニジマス(虹鱒・レインボートラウト)を山間のダム池に放流してくれないものだろうか? ニジマスは暖水域でも棲息できるサケ科の魚で、食用魚としても上等品です。塩焼きにしたら非常に美味いです。香川県の満濃池の近くにニジマスを放流して釣れる池があり、昔わたくしもよく釣りに行きました。


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