雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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「おたけさん」 の 特選写真ギャラリー
本エントリーの、写真はすべて 「おたけさん」 が撮影。文章は山のキノコです。

●本日は2012年12月24日です。天皇誕生日の振替休日であります。
昨日は、盛大に「こくもんじ」 と 「しおばば」の観察会をしたのですが、そういえば、「しおばば」 を昨日は観察しませんでした。「こくもんじ」 や 「ヒラタケ」 の採集に夢中になったので忘れていました。で、「しおばば」 は次の機会に譲るということにいたします。

●昨日は、服飾デザイナーをされている高名な写真家の方が、多忙で来られませんでした。ですが、参加者のなかの 「おたけさん」 も写真の機材といい腕前といいプロ級のレベルです。で、おたけさんから戴いた写真を拙ブログの画廊に展示したいと思います。惜しむらくは、拙ブログは無料のブログでありますから、原版のまま展示ができないことです。原版をかなり縮小しているので、若干画質が落ちてしまっています。

鈴なりの 「こくもんじ」 を手にして、思わず顔がほころぶ
★参加したオバチャンが収穫した 「こくもんじ」を手にして満面の笑みを浮かべています。さて、これをどうしようかな? 追熟して生食しても良し、庭先に吊るして風に当てて干しブドウならぬ “干しこくもんじ” にしても良し、潰してジャムに加工しても良し、はたまた発酵させて “シマサルナシ酒” にしても良し。あれこれ思うと、自然と顔がほころんできます。台所を与かる家庭の主婦というのは、何でも食べ物が手に入ると嬉しいのです…。

「こくもんじ」 を手にして満面の笑み


見事なヒラタケを採った
★径1m近いエノキの立ち枯れ木にヒラタケが大発生しました。良い条件が重なって素晴らしく生長した立派なヒラタケです。手に持つボールペンは大きさのスケールにするためのものですが、長さ14センチです。ヒラタケの大きな物はキノコの傘が径15センチから20センチもあり、とても見事なものです。

ヒラタケは西日本の各地でカンタケという方言が分布しています。カンタケは “寒茸” の意味なのですが、比較的に気温の低い時に出てきます。淡路島南部の山岳地帯では、私の観察では秋10月下旬から出始めます。年内いっぱいは出てきます。冬でも暖冬気味で降雨があると出ることもあります。ただし、ヒラタケには近縁種がたくさんあるようで、傘の薄い小型のウスヒラタケは、梅雨ごろに出ることが多いです。


エノキの枯損木に発生したヒラタケ

★両手でガバッとわしづかみです。1つの塊がかなり大きいので、両手で採らないといけません。両手でキノコの根元をしっかりとつかみ、樹幹に大して平行方向に滑らすというふうに力を加えると、ポロッと採れます。力まかせに採ろうとしたら、キノコがちぎれてしまいます。
両手で、わしづかみだ!

★これは王者の風格があります。見事なものです。大きいですねえ。わたくし山のキノコは永年キノコ観察をしていますが、こんな大きなヒラタケを見るのは久しぶりです。10年ぶりです。こんな立派なものは、キノコの傘を1枚づつ外して、炭火でジワーと焼いて、シンプルに醤油をつけて食べるのが一番うまいのです。晩酌の肴には最高です。下手にあれこれと料理しないほうがいいんですよ。とても料理とは呼べないような粗野で簡素な食べ方が旨いんです。Simple is the best way. なのです。へたな小細工料理は却って逆の結果になるのです。
キノコの王者という風格だ

★小さめの物を手に持っているのは、吾輩、山のキノコでございます。わたくしは、この小さなものを持って帰りました。小さめといっても結構かさがあり、今日鍋にしていただきましたが十分にヒラタケを堪能しました。
これは吾輩、山のキノコであります

★同じ釜の給食を喰った同級生のO君の軽トラックの荷台に収穫物を並べました。並べるのが目的ではありません。写真を撮るためです。軽トラックの荷台は畳1枚半ぐらいの広さです。その荷台の半分近くを占領するほどあり、重量ではおそらく全部で10キロぐらいあったと思います。大収穫です。
軽トラックの荷台に並べた収穫物

★これはテイカカズラという蔓植物の “種子散布の様子” を捉えた生態写真です。栽培植物の豆類のササゲの豆果そっくりの細長い果実が成ります。冬になるとそのササゲ似の長細い果実がパカッと割れます。中なら種子が出てくるのですが、種子の頭に髪の毛のようなものが付いています。極細で白くてふさふさとしています。この種髪(しゅはつ)がついているから種子が風でどこまでも飛んでゆきます。一幅の絵画を見ているような芸術性のある1枚です。
テイカカズラの種子は、風で散布する

★観察会が終了したのは午後3時半くらいでしたが、今の時期は日没が早く、晴れていて、まだ太陽がでているのですが、何となく薄暗くなってきて寂寥感が漂ってきます。宴会が終わったあとの寂しさみたいな感じです。そんな冬の夕暮れの寂寥感というふうなものを、逆光で撮るという手法で上手く表現しています。なかなか味わいのある芸術的な写真です。
寂寥感の漂う幻想的な冬の落日


なんと虹が出て、大収穫を祝福してくれた
★生物の組織や器官、行動や代謝、生物の体の仕組みのあらゆることには目的があります。たとえば、なぜテイカカズラの種子に種髪がついているのか? もちろん風で種子を広く撒き散らすためです。こくもんじの実は何故美味いのか? これも動物達に食べてもらって種子をまき散らしてもらうためです。このように生物には、~のためという目的がハッキリとあるのです。

一方、自然界の非生物には特に目的はありません。太陽は何故に何のために輝いているのか? 別に、目的などありません。膨大な質量の存在で中心部で、超高圧・超高温になり、熱核融合反応が起こっているだけです。そこには、誰かのためにとか、何かを達成するためにという目的などあろうハズがありません。さて、虹が何の目的があって出ているのか? これも、別に目的などありません。虹が発生する気象学的なメカニズムは説明できても、誰かのために、何かの目的があって、出ているなどとは決して言えないのです。

……にもかかわらず、このたびの観察会の成功と、ヒラタケの大収穫をお祝いするために、虹が出てきたとつい思ってしまいます。これこそが、合理的考えに徹することができないヒトという種の特徴でしょう。理科系の博士号を持つ人たちまで、オウム心理教の “空中浮揚” を信じたのも、無理はないのかもしれません。

虹が出た


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「こくもんじ」 観察会で、見事なヒラタケを見つけた!!
●本日は2012年12月23日です。寒い1日でありました。日中も10度ほどしかなく、風も強かったので体感気温はかなり低かったようです。気象庁が観測した淡路島内の気温は、次の通りです。(ただし19時までの観測データ)
特別地域気象観測所 洲本 最低気温3.8度、最高気温10.0度
アメダス南淡       最低気温4.8度、最高気温11.1度
アメダス郡家       最低気温1.3度、最高気温10.6度

●さて、本日、盛大に自然観察会をいたしましたところ、年末の押し迫ったなか、また大変寒い中でありましたが11人も参加者が淡路島全島からあつまり、たいへん賑わいました。淡路島の最南端部の2つの谷で「こくもんじ」というマタタビ科の植物の果実の観察をいたしました。この果実は、健康増進の作用がある機能性成分をたくさん含んでいるという研究が、今、進められているみたいです。もしかすると、不老長寿の仙薬だと脚光を浴びるときが来るかも?しれません…。

これが、淡路島南部でのシマサルナシの分布です。 これで全てというわけではありません。まだまだ調べていない谷がたくさんありますので、さらに出てくると思います。
淡路島南部でのシマサルナシの分布

●まず、一番目の谷は、山腹を20~30メートルほど深く開析した谷ですが、その谷(浸食谷)の斜面に生えたシマサルナシが蔓を立ち上がらせて、谷の上部の尾根にある道にまで蔓を登らせています。で、道から手にとって観察できました。シマサルナシは10メートルぐらいの他樹に這い登り、高い所で実をつけています。したがいまして、条件がいいところでないと、観察できないのです。こちらの自生地では樹上で熟したものがけっこう見られました。試食しますと甘酸っぱく美味いものです。葉はほとんど落葉した後でした。

小人2名を含めて、なんと11人もの参加がありました。大変寒い上に年末押し迫っている中、大勢の参加を賜わり賑わいました。ありがとうございました。御礼申し上げます。 (こんなブログ誰も見ていないでしょうけど)
参加者一行小人2人含めて全11名

● ↓ こちらは、2つ目の谷です。海岸から僅か200メートルほどのところですが、けっこう深い谷です。こちらの谷のシマサルナシは、まだ黄色い葉がたくさん残っていました。実も固い物が多く、最初の谷のものと比べると、熟すのが遅れていました。こちらの谷の物は、実がやや大きいです。
勇ましく猿のように木に登ってシマサルナシの実を採取します。 が、本当の猿もよく来ます。ここの谷はモンキーセンターに近いので、実が樹上で完全に熟す正月明けぐらいになると、実を食べにサルがくるのですが、ヒヨとかムクドリなどの鳥類もシマサルナシの実が大好物で、実を食べにやってきます。シマサルナシは動物たちが種子散布をする植物なのです。
木に登ってシマサルナシの実を採取
↑どこの誰か同定できないよう不鮮明な写真を出していますが、南あわじ市では、かなり有名なお方です。

2番目の谷で、ビックリするような見事なヒラタケを見つけました。
●わたくし山のキノコは永年キノコの観察をいたしておりますが、久しぶりに見る立派なヒラタケです。10年ぶりです。大きな物は傘の大きさが子供の手の平ぐらいもあります。そういう物が10個ぐらい瓦状に重なって巨大な株立ちになっていて、採取すると1株で500gも1キロもありそうです。

●ホスト(キノコが取付く宿主)は、樹形や樹皮の感じから、おそらくエノキの枯れ木です。そこそこの大木です。周囲の環境は、島の南部ではありふれた暖帯照葉樹林の二次林ですが、比較的に幅が狭い割には深い谷なので、乾燥しにくく湿潤な環境という印象がします。おそらく、エノキの大木なのでヒラタケ菌が育つための材が多いところに、水分が十分にあって巨大ヒラタケに成長したのではないか? 淡路島南部の山岳地帯ではヒラタケはしばしば見られるのですが、キノコの生育途中で乾燥にやられて、あまり大きくならないことが多いのです。

●写真では、何者かがちぎったような形跡が見えています。これはシカ(鹿)の食害跡です。シカはキノコが大好きなのです。シカの背の届くところはみな食べられます。シカの背の届かない高いところのみ残るのです。で、ヒト(人間)はシカの残したものを戴きます。

見事すぎるヒラタケを発見

収穫したヒラタケを軽トラックの荷台に並べました。 親子連れの4人が先に帰ったので、このヒラタケは7人のオッサンとオバサンで山分けです。1個の塊で5人前の鍋物に入れるキノコとしては十分な大きさがありました。わたくし山のキノコは明日に、このヒラタケと鯛の切り身と鶏肉で鍋物をしていただきます…。
軽トラックの荷台に収獲物を並べる

ちょうど観察会が終わるころに、東の空に綺麗な虹が出てきて、観察会の成功とヒラタケの大収穫を、お祝いしてくれました。
虹が出て、観察会成功を祝ってくれた


「こくもんじ」語源考 この地方名は、古代中国の徐福伝説が関係しているのだろうか?
「こくもんじ」というシマサルナシの曰くありげな淡路島での地方名は、永らく全く意味不明でありました。しかし、もしかすると、古代中国の「徐福伝説」が関係しているのかもわかりません…。

徐福伝説はこちら 裏付ける証拠がないから、日本史の教科書には絶対出てこないハナシですが、日本各地に伝説として伝わるハナシです。2200年ほど前、秦の始皇帝の命を受けて中国の徐福という人が、不老不死の仙薬を探しに日本に来たというのです。徐福は中国に帰ることはなく、神武天皇は徐福であるという説もあるらしいです。徐福につれられて3000人が日本に来て、中国の技術を伝えたとも言われています。 

●淡路島南部で、克明な調査の結果、8か所の自生地が発見されているマタタビ科のシマサルナシという蔓性の植物ですが、秋にキウイ似の果実が鈴なりに付きます。初冬になって霜げてくると樹の上でも熟し、食べられます。ほんのりとした上品な甘みと、爽やかな酸味があり、緑色のゼリーみたいな食感です。樹によって果実の味に個体差が明らかにあり、ときには甘酸濃厚な美味い実に当たることがあります。

●南あわじ市灘地区でも、洲本市上灘地区でも、住民はシマサルナシの果実を昔から食べていました。昔は、日本全体が貧しく、食生活が貧弱でした。田舎とりわけ僻地では野生の木の実が子供たちのおやつでありました。わたくし山のキノコも、もう40年も50年も昔のことになりますが、小学生のころ同級生のO君やK君とシマサルナシの実を採って食べました。このシマサルナシの実を住民は「こくもんじ」と呼んでいました。

昔は、住民の間では食糧の足しにすることができる貴重な山の幸でありました。村のボス的存在の有力者が、自生地の管理までしていた時代もあります。勝手に採ることが許されなくて、ボスが公平な分配と乱獲防止に目を光らせていたのです。もちろん、それは食糧の不足していた時代のハナシなのですが、日本が経済成長し、食生活が豊かになるにつれて、「こくもんじ」の存在が忘れ去られていきました。ところが、近年、「こくもんじ」の高い栄養価と健康増進のための機能性成分があるらしいことから、話題性が高まっています。またキウイの品種改良に貢献する優れた性質を持っています。何かのきっかけがあれば、「こくもんじ」が脚光を浴びる可能性があります。

【さて、山口県上関町祝島に、シマサルナシにまつわる興味深い伝説があります】
祝島ホームページ 「徐福伝説のロマンを訪ねて 蓬莱の島・祝島」
コッコーの部屋

●山口県の祝島というのは周防灘に浮かぶ小さな島です。わが淡路島の付属島の沼島ぐらいの大きさです。漁業の島で人口も500人ほど、全く沼島に似ているようです。また、この島は 上関原子力発電所 に住民が徹底的に反対する島として勇名を馳せています。原発に反対の気持ちのある人で祝島の名を知らない人はいないでしょう。逆に、風力発電や太陽光発電の幻想に振り回される島として、環境保護団体に食い物にされていることでも知られます。この島の新エネルギー推進に、日本未来の党の飯田哲也氏が深く関与していることも、知っている人は知っています。

余談ながら、飯田哲也氏は、もともとは原発関係者であり、最近は新エネルギーを布教することで飯を食っている利権屋です。今では国賊か売国奴とされている竹中平蔵氏との繋がりもあるようですし、極右団体の 国家基本問題研究所 の客員研究員です。(ただし、最近、降りたようです)理事長が極右の目付きの悪いオバチャン桜井よし子氏、理事に石原慎太郎氏などが名を連ねています。徹底的な中国敵対視と、その正体はアメリカ隷属主義者たち、なによりも原発推進をしています。かなり明確な軍拡主張をしています。そういう団体に飯田哲也氏がかかわっていたのです。そんな男が嘉田知事と一緒になって「卒原発」など主張しても、信用ができるでしょうか?? 有権者をバカにするのは止めてほしいものです。

拙ブログで、わたくし山のキノコは、国民の生活が一番(日本未来の党)を持ち上げるようなことを書いていますが、わたくしは比例区で日本未来の党に1票を入れませんでした。飯田哲也氏が大きな顔をしているのを見たとたん、入れる気が失せてしまいました。とにかく、どの政党も胡散臭すぎます。

●本題に戻ります。祝島に関するサイトを拝見しますと、祝島にはシマサルナシが自生しており、「コッコー」と呼んでいるとのことです。そして、祝島にも古代中国の「徐福伝説」が存在しています。2200年ほど前に、秦の始皇帝の命を受けて不老不死の仙薬を探しに、日本にやってきた徐福(じょふく)が祝島にもきました。徐福が求めた不老不死の仙薬が祝島に自生するシマサルナシ(コッコー)であったというのです。島に伝わる古文書には、シマサルナシのことを「獼猴藤」と書かれていているとのことであります。

コッコーを祝島の古文書では「獼猴藤」と書いているそうですが、キウイの原種(改良種も)を中国では「獼猴桃・びこっとう」と書くのに酷似しています。
北村・村田著『原色日本植物図鑑』では、オニマタタビ(キウイのこと)の中国語名を3つ記載しています。
「獼猴桃・びこっとう」「獮猴桃・せんこっとう」「陽桃・ようとう?」 ですが、読み方からすると、シマサルナシの祝島での地方名「コッコー」と良く似ています。というよりも、コッコーは中国語から来た呼び名でありそうなことが強く推認できます。古文書の表記は、藤と桃の違いはありますが、ズバリ中国名そのものです。コッコーの名は、徐福がもたらした中国名が起源なのかもしれません…。

各地に存在するところのシマサルナシの地方名は、「獼猴桃・びこっとう」が起源のコッコーの変化形である可能性が高そうです。「こくもんじ」もその関連でありそうな感じがします。「こくもんじ」=「黒門寺」かな?などという仮説を立てて調べましたが、これは何の関連性もなさそうです…。また、「こくもんじ」は原語からの変異が著しいのですが、語頭の「こ」あるいは「こく」に原語の痕跡を残しています。

山口県上関町祝島   コッコー     『紀州里域植物方言集』  コクワウ・スココカズラ  
兵庫県淡路島     コクモンジ    三重県熊野市       コクボ
鹿児島県種子島    コッコー
和歌山県南部か?   コッコナシ・コンコンナシ

シマサルナシの分布と、その地方名の分布
シマサルナシの分布と、地方名の分布
↑頌栄短期大学研究紀要,第29巻,1993,福岡誠行・黒崎史平『本州西部植物地理雑記12』、からシマサルナシ分布を転写しました。さらに、文献やネット情報で調べたシマサルナシの地方名を記入しました。
【訂正】分布図の中で、うっかり「西表島 ナシカズラ」としましたが、「西表島 カシナヅ」に訂正します。次のサイトを参考にしました。  @西表島 『西表島植物図鑑』

シマサルナシの自生北限地は、島根県益田市高島(日本海に浮かぶ小島)で、北緯34度50分です。淡路島の自生地は一番北になる鮎屋水系の自生地で北緯34度17分ぐらいです。本州での自生東限地は、三重県紀伊長島町ですが、近年、伊豆諸島のある島で自生がみつかっている(隔離分布になる)ようです。

秦の始皇帝の命を受けて、徐福(じょふく)が日本に探し求めた “不老不死の仙薬” は本当にシマサルナシなのだろうか?

中国語版Wikipedia 「獼猴桃屬」 を閲覧すると、獼猴桃屬(びこっとうぞく)日本名ではマタタビ属の植物は中国では、あるわ、あるわ、40~60種もあると書いてあります。日本よりも遥かに多種であります。日本では、佐竹他『日本の野生植物』によると、マタタビ・サルナシ・ミヤマサルナシ・ウラジロマタタビ・シマサルナシの、たった5種しか自生していないです。

●しからば、40~60種もあるマタタビ属の分布の本拠地の中国から、徐福の一行が日本にやってきて、不老不死の果実を見つけたぞというのは無理があるのではないか? むしろ、全く逆で、マタタビ属植物がたくさん中国に分布していて、古代中国人が食べていた。徐福も食べたハズです。中国でそのマタタビ属植物の果実が不老不死の仙薬として珍重されていたかどうかは分かりませんが、徐福たちが祝島に上陸し、 「日本にも獼猴桃があるじゃねえか。これは “びこっとう” だよ、食べられるんだよ、健康増進になるんだ、不老長寿の薬みたいなものだ」と身ぶり手ぶりで言ったのでありましょう。それを聞いた2200年前の祝島の住民は、先進国の中国から来た探検隊みたいな人々が、シマサルナシをもてはやすので、とても価値ある果実だと思った、ということでありましょう。そう考えるのが自然です。それが、徐福が探し求めた不老不死の仙薬は、日本自生のシマサルナシだとする説の起源でありましょうが、実際はたぶん逆なんです。徐福が日本に来てシマサルナシという不老長寿の仙薬を見出したのではなく、中国で珍重されていたマタタビ属の果実の健康増進性を日本人に教えた、のでありましょう…。

獼猴桃が2200年前の古代中国でも、発音や表記が同じであったかどうかは全く分かりませんが、中国語の発音は聞き取りにくいので、日本人には「コッコー」と聞こえたのでありましょう。徐福伝説は日本各地にあります。徐福は数十隻の大船団を仕立てて3000人もの人々が日本に渡ってきたとされます。船団がちりじりになって各地に漂着したとも考えられます。祝島から遠く離れた種子島でも「コッコー」という呼び名が存在するのですが、これは船団の分裂漂着で説明がつきそうです。

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台湾の方のサイト 「知性山水走秀秀」 様の記事を見ていると、(中国語は十分には読めませんが)シマサルナシの近縁種の写真を見せてくれます。シマサルナシとは似ていますが、写真を観察するとかなり異なります。

●阿里山獼猴桃(ありさんびこっとう)というものらしいです。中国本土ではなく、台湾に自生するものでしょうか。学名はActinidia arisanensis(アクティニディア アリサネンシス)のようです。学名から推定するならば、台湾の 阿里山(最高標高は2663メートル)で基準標本が採られて命名されたか? あるいは阿里山あたりが分布の中心域でありましょうか?

「知性山水走秀秀」様から借用


自然観察会のお知らせ
淡路島の最南端部で、自然観察会をいたします
●12月23日(天皇誕生日・日曜日)の午後に、盛大に自然観察会をいたします。ふるって、ご参加ください。ただし、自然観察会とは名ばかりで、50代や60代のオッサンやオバチャンが集まって、野山を散策するにすぎません。動植物の解説をしてくださる専門家の随伴はありませんので、参加者自身による自己観察であります。ですので、当日観察するフィールドで質問をいただいても、連絡人は十分なる返答はできないと思いますが、その点は御了解ください。
サネカズラの赤い実
↑今の時期によく見られる常緑性の蔓植物のサネカズラです。果実が赤い宝石のように美しく、冬枯れてきた初冬の野山でよく目立ちます。葉は厚く光沢があり、葉の表面は濃い緑色であることが多く、裏面は紫色がかっています。

自然観察会のチラシ
こくもんじの観察
しおばばの観察

23日の天気はどうか?
12月19日10時50分 気象庁予報部発表(抜粋)

気象庁ホームページ 全般週間天気予報 を見るとヤバそうです。前日の金曜日~土曜日に気圧の谷が通過して雨の予想です。もし、天気の変化が先へずれたならば日曜日まで雨が残るということもあり得そうです。予想どおりに進んでも、日曜日には冬型の気圧配置になり、寒気移入により日中の気温が全くあがりません。場合によっては、雪雲が太平洋側まで流れてきて、しぐれか俄か雪があるかもしれません。朝は0度近く、日中でも10度以下と大変寒い日となりそうです。自然観察どころではないかもしれません。

●しかしながら、氷点下10度とか、氷点下20度とかいうような、ダイヤモンドダストが見られるような酷寒の釧路平原で、天然記念物の鶴のタンチョウの観察などと比べると、ましであります。で、寒かろうが、小雨(小雪)ぐらいでは中止とはなりません。

集合場所
下の2枚の地図は 国土地理院 「電子国土ポータル」 から借用しました。地図中に赤丸で示した所が集合場所であります。淡路島のほぼ最南端の近くです。
南あわじ市灘土生の場所
↓拡大した図です。灘土生(なだはぶ)の漁港埋立地の東の所です。灘ターミナルセンターという標柱があります。
沼島汽船の乗船場

見事なバンドワゴン効果だ。有権者は奴隷に成りたがっているのではないか?
●あまりにも見事な、見事すぎるバンドワゴン効果だ、としか評しようがありません。バンドワゴン効果 というのはアナウンス効果の一種です。【引用開始】バンドワゴン効果(バンドワゴンこうか、Bandwagon Effect)とは、ある選択が多数に受け入れられている、流行しているという情報が流れることで、その選択への支持が一層強くなることを指す。「バンドワゴン」とは行列の先頭の楽隊車のことであり、「バンドワゴンに乗る」とは、時流に乗る・多勢に与する・勝ち馬に乗る、といった意味である。政治学・社会学と経済学で使われる。対義語は「アンダードッグ効果」(underdog とは「負け犬」のこと)。バンドワゴン効果は、「バンドワゴンの誤謬」(衆人に訴える論証)が成功したときに発生する効果である。【引用終了】

●バンドワゴン(行列の先頭の楽隊車)の役回りを演じたのは、明らかに、テレビや新聞のマスゴミどもであります。本当の争点を隠して、景気対策が一番の争点だとして、自民党優勢のプロパガンダに全力をあげました。ドイツのナチス党の宣伝大臣 ヨーゼフ・ゲッベルス は「嘘も100回いえば本当になる」という有名な名言を、まったく地で行くような結果となりました。マスゴミが、毎日、毎日、争点は「景気対策なんだよ」と100回言ったから、そうなりました。“GDP(国内総生産)の7割は個人消費である” という厳然たる事実から考えると、個人消費を冷やす消費税増税は、景気対策と相容れざる政策であります。それまでは、マスゴミたちは財務省の走狗になりさがって、景気を冷やす効果のある消費税増税を煽りまくっていました。しかし選挙戦に突入すると、景気対策が争点だなどと煽りました。とんでもない論理矛盾であります。で、内包する論理矛盾には目をつむって、消費税増税法案に賛成した自民党が圧倒的優勢などとアナウンスしまくったのです。

●マスゴミのこの見事な誘導に有権者は乗せられました。マスゴミが、「争点は景気対策なんだ」と100回言うから、有権者はそうバイアスをかけられました。有権者の視界から、消費税問題が消え去りました。有権者は、景気を良くして欲しいから、景気冷却作用のある “不況下の増税政策” を進める政党に票を入れました。 まったく笑うに笑えない滑稽なハナシであり、見事な誘導であります。有権者は政策で判断しているのでないことがハッキリしました。また、マスゴミが自民党が圧倒的に優勢だと100回いったから、有権者もそう思いました。皆が皆自民に票を入れるのならばわしも自民に入れようと付和雷同しました。付和雷同は日本人の大きな特徴です。日本人には、へそ曲がりや反逆者が少なすぎます。あるいは、小党乱立政党に入れても結局、死票になるだけで無駄だ、投票所に行くだけしんどいわ、と初めからあきらめの境地です。行為する前の敗北感を良しとするのが、賢明なのか?愚かなのか?

●身の周りの誰と話をしても、原発にも、消費税増税にも、みな反対です。感触と言うか、実感として、庶民の8割は反対という印象がしています。広い社会全体としても、首相官邸前で毎金曜日に行われ続けた原発反対抗議デモをみても、国民のレベルでは反対が過半数だと思います。もちろん国民の中にも原発賛成の人も多いでしょう。しかし、その人たちはまさに原発に何らかに形で繋がって利益を得ているひとでありましょう。この多くの国民の思いとかけ離れた結果が出てただ驚愕するほかはありません…。もちろん、国民の思いをしっかり受け止める選択肢の無かった選挙区が多すぎたこともありますし、自民党が圧倒的に歓迎をもって選ばれたのでも全くありません。たんなる敵失による消極的な有権者の支持でしかありません。自民党が真に支持されたわけではないことは、自民党自身が一番よく分かっているでしょう。

しかしまあ、多くの有権者は、これほど簡単にマスゴミの誘導キャンペーンに乗せられてしまうのには絶句です。近未来に現出する日本の姿は、何党が政権を担おうとも、その政権はアメリカの傀儡政権です。小泉ー竹中ラインの進化形で、更なる新自由主義の浸食により、富める者は一段と富み、貧しい者はいつまでも貧しく、這いあがることはできません。今でさえ、この国の貧困率はどの調査でも先進国5指に入っているというのに、近い将来に世界トップに躍り出るかもしれません。貧しい若者は国防軍に入るしか生きる道はありません。現在でも、税収総額に占める消費税額の比率ではヨーロッパと全くかわらないのに、更なる消費税増税が強行されるのは規定のことですが、それは官僚の天下りと渡りの原資となりましょう。また大企業や大金持ちの減税の原資でもあります。そして、なによりも、全原子炉54基が検討により安全と認定されて、次々に再稼働。いつのまにか元の黙阿弥になるだけでなく、東海地震の震度7で浜岡原発の原子炉周辺のパイプが破損、大事故になるでしょう。あるいは冷却水取水口が津波で破壊されて原子炉が暴走か? あるいは、玄海原発1号機の老朽化した原子炉圧力容器の破壊かも? この国は滅亡への道を歩み始めているようです…。

有権者がマスゴミの誘導に付和雷同的に流れることの本質は、おそらく、この国の国民の多くは、奴隷になりたがっているのでありましょう。難しいことや良く分からないことの判断は避けて、長い物には巻かれていたらいいんだ。偉い人たちが決めたことは誤謬が有るハズがないから、唯々諾々と従い、逆らわずに、言われたことだけを黙々とこなしていたらいいんだ。それが一番無難であるし、また気楽な生き方なんだ。という奴隷の心理なのでしょう。昔、アメリカで奴隷解放がなされた時に、解放された黒人の奴隷がご主人様の元に帰ってきたというハナシがあります。解放されて自由の身になっても、自分で判断し自分で生きていかなければならなくなった奴隷達が、何をどうしていいか分からず、やっぱり奴隷をしていた方が気楽でいいやと考えた人々が大勢有ったということであります。

1993年にノーベル経済学賞をとった米国の経済学者ロバート・フォーゲルは、「奴隷制」が “優れた経済合理的な生産システムだ” という驚くような説(数量経済史の有名な説)を唱えています。近代社会では奴隷制は全く廃止されています。したがって市場で売買されるのは、あくまでも労働者が提供する「労働サービス」です。労働者そのものが売買されるのではありません。しかし、労働者は自分自身の全てを商品として企業に売り切り、奴隷になりまと、企業は経営不振になったら労働者(すなわち奴隷)を別の企業に売り払います。売れなければ奴隷を置いておくしかないのですが、飯を食べさせなければなりません。奴隷は自分で考えたり選挙にいったりする煩雑なことから解放されるし、食いはぐれ(失業)の心配がありません。もちろん奴隷自身は自らを高く売るためにはスキルを高めなければいけませんが、企業も企業で、自社の所有する奴隷を、他の企業に高く売るためには奴隷の品質を高める必要があります。奴隷は商品であるから当たり前のことです。労働者が提供する労働サービスを市場で取引するよりも、労働者そのものを商品(奴隷)として売買するほうが、奴隷自身も生活水準が上がるし、奴隷を売買するご主人様も生産性が向上するのであります。たしかに、米国の奴隷制をしらべてみると、一般に考えられているほど奴隷が虐げられていたのではなく、結構大事にされていたという歴史が浮かんできます。

おそらく、多くの有権者は奴隷に成りたがっているのだと思います。まもなく、日本政府の、米国の傀儡政権化が進んで、日本企業の外資化もすすみ、我々日本人をお望み通り、奴隷にしてくれるでしょう…。冗談を言っているみたいに見えるかもしれませんが、選挙権などの煩わしいものを返上して、奴隷になった方がいいのかもしれません…。

 
争点隠しが、目に余る… 原発・消費税・TPPこれらが争点だ!
●われわれ国民大衆みんなに等しく選挙権があって、憲法上での建前でしかない面もあるのですが、いちおう国の最高の意思決定機関は国会です。その国会議員を選べるということは、ある意味では、もの凄いことなのです。歴史的な変遷はありますが、昔は男性しか選挙権がなかったり、また一定額以上の税金を納めなければ選挙権がなかったなどは、当たり前だったわけです。全ての人に、生まれながらにして、みなが平等に選挙権があるなどという考え方は、むしろ非常識だったということであります。

現在でも、民主的な選挙が行われていない国はたくさんあるみたいです。たとえば中国。中国は、国家としての最高の意思決定機関である 全国人民代表大会 の代表(議員)を国民が選べるのではありません。直接選挙で選べるのは、ずーっと下級の行政機関の人民代表大会の代表(議員)だけのようです。そのような国と比較すると、国会議員を我々しがない国民大衆が、直接選挙で選べるというのは物凄いことのハズであります。

●けれども、我々しがない国民大衆が国会議員を直接に選べるというふうな “ものすごい権利” でありますが、残念ながら、独裁者とか権力者に対して民主化を要求し、革命を挑んで、命がけで勝ち取ったものではありません。現在、我々が持っている権利の多くが、連合国軍最高司令官ののマッカーサー元帥から与えられたものにすぎません。二階から落ちてきたボタ餅みたいなものです。市民革命で戦って戦って勝ち取ったものではないのですから、その有難味がわからないのだろうと思います。

だから、選挙に行かない人の多いこと…。いつでも投票率が低すぎます。独裁国家が形式的に選挙をして、投票率がほぼ100%ということなどは奇妙なハナシでありますが、選挙権のあることの意味を思うならば、投票率は90~95%でなければおかしいです。棄権するのは勿体ないです。棄権したからといって、バチが当たるということもないと思いますが、組織票が強固な政党が勢力を増します。で、国民大衆の望まない政策が進められるでしょう…。結局そのことがバチなのかもしれません。つまり、モッタイナイことをしたら、必ずその報いがあるということです…。ちなみに「未来の党」代表の嘉田由紀子氏は、 NPO法人 もったいない学会 の評議員です。

●脱原発は、“もったいない” の精神で簡単にできます。今ある火力発電の発電能力でほぼ電力需要が賄えます。もし少し不足するというのであれば、物を大切にしてムダをしないという “もったいない” の精神で簡単に乗り切れます。うろたえて、原子力村ほどではありませんが、税金流し込み利権構造にまみれた太陽光発電などに傾斜すべきではありません。嘉田氏は「もったいない学会」設立にも深く関与した主要メンバーのひとりであるにもかかわらず、太陽光発電セールスマンの飯田哲也氏に洗脳されているようです。

●さて、マスゴミどもの報道の名を借りた “選挙活動” が目にあまります。異常です。連日、何々党は当選者が何人とかの数字ばかり報道しています。そんなことは蓋を開けないことには分かりっこないのに、具体的な数字を挙げ過ぎです。もはや、規制すべき段階です。明らかにバンドワゴン効果を狙っているのでしょうが、ヒドすぎます。こんなのは報道じゃありません。部数をじりじりと減らして、長期の坂道を下っている新聞は、いよいよ読者から見はなされて凋落していくでしょう…。

それと、争点隠しが目に余ります。今回の総選挙の争点は、主に3つあります。原発存続の是非、消費税増税の是非、TPP参加の是非を国民に問う選挙であります。野田も消費税増税法案を通してから、選挙でその是非を問うと言っていたではないか。順序はあべこべでありますが、選挙で消費税増税の是非を国民に問うと言ったのちに、衆議院を解散させました。当然、消費税が最大の争点のハズです。

選挙の争点は、明確な二項対立です。
【既出の表を再掲します】
明確な2項対立
水面下の深いところで、繋がっているんじゃねえか?
●それにしても、なにか事あるごとに、不思議なことが起こるものです。胡散臭いハナシが多すぎます。

ちょうど2年前になるのですけど、延坪島砲撃事件(ヨンピョンドほうげきじけん) という事件がありました。2年前の2010年11月23日に、大延坪島近海で起きた北朝鮮人民軍と、南の韓国軍による砲撃戦ですが、北朝鮮が先に不意打ちに砲撃しました。それを発端として北朝鮮・韓国間の緊張が高まりました。

ちょうど、そのころは2009年8月31日投開票の総選挙で、民主党が確か308議席で圧勝して、歴史的な政権交代が実現しました。鳩山内閣が発足しまして、マニフェストに掲げた項目実現の動きが始まりました。沖縄の負担軽減と、それだけではなく、真のネライは、アメリカの属国である日本の自主独立を目指そうとしたものであろうと思いますが、普天間問題に取り掛かりました。旧政権は普天間基地を名護市辺野古へ移設することを決めていました。しかし鳩山氏は、公約通り、普天間基地は “海外、最低でも県外” を主張し議論がはじまりました。それが、2年前の2010年の10月から11月ごろのハナシです。

すると、それに全くタイミングを合わせて、突然の大延坪島への北朝鮮軍の砲撃です。そして、北朝鮮の脅威が一斉に言われはじめて、やはり日米同盟は絶対に不可欠だ、米軍は沖縄からニラミを利かせてもらわにゃならん、普天間基地を名護市辺野古に移転するのであればいいが、県外などダメだ。海外などはとんでもない。という議論が巻き起こり、鳩山首相が徹底的に批判されました。鳩山内閣では岡田克哉氏が外務大臣で、岡田氏が鳩山首相の政策に協力するのでは全くなく、逆で、外務省官僚たちと岡田氏が一緒になって鳩山首相の足を引っ張りました。そして結局、翌年2011年5月から6月にかけて報道といえば、鳩山氏をこきおろす報道ばかりで、退陣に追い込まれてしまいました。

ひじょうに奇妙なのは、日本の政治的な動きと、北朝鮮の砲撃が符合していたことです。北朝鮮の南への砲撃が、鳩山政権の目玉政策のひとつであった普天間基地の「海外、最低でも県外」を潰すのに一役買っていたのです。北朝鮮の南への砲撃が鳩山政権の米軍基地政策を潰すのを狙っていたと、きわめて高い蓋然性を以って、そう思われるのです。

●さて、2年後の現在です。北朝鮮によるミサイル発射実験 ついこの間の2012年12月12日の午前中に、国際社会の反発や牽制を無視して、強硬されました。このタイミングも非常に奇妙です。南の韓国もこの12月19日に投開票の日程で大統領選挙が行われるということもあります。が、いま、日本では総選挙の真っ最中です。非常に高い蓋然性がありそうだという気がするのですが、これは自民党に票を集中させるための “まさに、援護射撃” なのではないのか? そもそもタイミングがおかしすぎるのです。もちろん、そんなことは多くの国民・有権者はうすうす気づいているのです。自民党は国防軍の創設を唱えています。自衛隊を名実ともに軍隊として、組織や装備・兵員を増強するには大義が必要なハズです。その大義としての “ミサイルの援護射撃” と想像できそうです。

やはり、真相は深い闇のなかで、軍事の専門家であろうと、国際政治学者であろうと、だれにも分からないでしょうが、こういうハナシは “誰がそのハナシで利益を得るのか?” という観点から想像するべきでしょう。

北朝鮮のミサイル発射で、間接的に大きな利益になる人々

軍需産業 そもそも、軍需産業にとっては緊張とか、きな臭い話は歓迎すべき喜ばしいことであって、平和になると大変に困るのであります。緊張や戦争がなければ “武器の在庫一掃セール” ができないのです。 
防衛省や自衛隊 北朝鮮がミサイルをどんどん飛ばしてくれれば、北朝鮮の脅威を理由にして組織の拡大ができますし、防衛予算の増強が主張できます。早速にミサイル防衛網の構築の必要性が議論されています。
自民党 国防軍創設を狙う自民党にとって、選挙で大きな追い風になるハズ。国を守らなきゃならんと主張する自民党に賛同する有権者が増えます。北朝鮮のミサイル発射のおかげで、うまくすると圧勝。北朝鮮に足を向けて寝られません。
アメリカの軍産複合体 アメリカの軍需産業も日本に「パトリオット」などミサイル迎撃システムを高く売り付けることが出来ます。米軍もアジアの緊張をダシにして軍備増強の予算を要求したり、軍事費を流し込めます。
右翼団体・右翼民族団体 国を守るんだと叫んで街宣活動すれば、カネになります。右翼団体は、そもそも1992年の暴力団対策法で商売がしにくくなった暴力団が姿を変えたものです。街宣活動という仕事をすると、闇から資金が流れ込んでくるらしいです。 
新聞やテレビ これら、マスゴミどもは大きな騒ぎがメシの種です。世の中が何事もなく平和で平穏であったならば、記事を書く材料がないわけです。白い新聞を出すわけにはいかないです。北朝鮮がどんどんミサイルを飛ばしてくれれば、どんどん記事が書けます。
北朝鮮もトクになる ときどき悪い子を演じて、瀬戸際外交を行うのが北朝鮮のやり方。悪い子を演じて国際社会の非難をあびて、少しだけ悔い改めます。その悔い改める際の取引として、食糧援助などをせしめるのです。アメリカが北朝鮮をイラクみたいにやっつけるつもりはなさそう、ということを北朝鮮がみて悪さをしているようです。させられているのか?
アメリカも北朝鮮が必要 アジア、とりわけ極東を緊張させるには、ときどき悪い子を演じる北朝鮮がなければ困ります。警察や裁判所にとって犯罪者が必要なのと全く同じです。それから、日本・韓国・中国・北朝鮮・台湾が、ユーロ圏みたいに大同団結されたら困る。適当にいがみ合って仲が悪いほうが都合がいいのです。さもなくば、日本・韓国・フィリピンに駐留する米軍は撤収になってしまいます。それは困る。

★中国はどうなのか? 中国は、北朝鮮の友人であり支援国です。国連安全保障理事会緊急会議で、新たな北朝鮮制裁の枠組みの導入には、中国はひとり反対しています。北朝鮮のミサイル技術はかなり中国からきているとも言われているようですが、中国は何の利益があるのだろうか? ここがよく分からないです。日本の軍備低下を狙っているなどという見方もあるみたいです。つまり、ミサイル迎撃に予算を回させて、他の部分を削らせるのだ…。と。しかし、そうじゃないと思います。もちろんミサイル迎撃にも予算を流し込むけれども、他の部分も増強する、つまり軍備全体を増強・拡大しようという動きが見えてきています…。

北朝鮮がミサイルを発射しても、別に、だれも困るわけでもなく、むしろ利益になり、したがって水面下の深いところで、誰かがそうさせているのではないか? それは国際政治を陰から操っているといわれる国際金融資本なのか??
日本も、アメリカも、韓国も、北朝鮮も、中国も、容易に窺い知れない深いところでは案外、繋がっている部分があるのではないか??

しのびよる軍靴の足音…。極右の台頭を懸念します。
●自民党の悲願は憲法改正であろうことは容易に想像できるわけです。平成24年4月27日付けで、自民党は憲法改正草案を発表しています。その憲法改正草案を読むと、非常に復古調というか、戦前回帰の色合いを多分に含んでおります。 自民党の選挙ポスター のキャッチコピーは「日本を取り戻す」という文言が書かれています。以前、腹痛を起こして首相の座を無責任になげうった阿部氏が、キリリとした表情で何を取り戻したいのか? 経済や教育や外交などを取り戻すと項目をならべてはいますが、本当のところは、かつての帝国主義時代の戦争が出来る日本を取り戻したいのではないのか? そういう懸念が湧いてくる憲法改正草案であります。 

自民党が平成24年4月27日に発表している憲法改正草案はこちらです。
まず、現行憲法の前文を掲げ、次に、自民党憲法改正草案の前文を引用して、両者を読み比べてみます。

現行憲法の前文
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。


●現行憲法の前文を読んで、気づくことは2点あります。というよりも、この2点だけを述べているといってもいいと思います。現行憲法の前文は、とても格調高い文章であります。

① 徹底した国民主権の思想。「主権が国民に存することを宣言」とか「国民の厳粛な信託」とか「その権力は国民の代表者がこれを行使」など表現する内容はみな同じです。同じような言葉を、繰り返し、何重にも言って、強調しているのです。君主であるとか、腕力の強い者、財力のある者、などに権力があるのではない。権力はそもそも国民にあるんだ。と、国民主権は不偏的な原理なんだと言っています。

② 平和主義の宣言。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」というのは現実には不公正も不信義も沢山あります。「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会」というのも現実離れした絵空事かもしれません。そうであっても、平和を求めるのは政治道徳であります。それはドグマ的というか、理想論ではあるけれども、我が国は平和主義なんだ、ということであります。

●もちろん、この現行憲法は、連合国軍(米軍)の統治下にあった時代の押し付けられた憲法であります。形式的には日本人が草案を書き、日本の国会で採択したので、日本人みずからの手になる憲法ということになっています。しかしそれは建前であって、マッカーサー元帥が原案を提示し、盛り込むべき内容を指定し、草稿をチェック何回も書き直させたことから、全くの押し付け憲法であることは異論がないでしょう。ま、押し付けられた憲法ではありますが、不偏的原理・政治理念を高らかに謳う素晴らしい文章でありますから、これを捨てる必要はないと思います。これを捨てるのは勿体ないです。

自民党の憲法改正草案の前文
日本国は、長い歴史と固有の文化を持ち、国民統合の象徴である天皇を戴いただく国家であって、国民主権の下、立法、行政及び司法の三権分立に基づいて統治される。
我が国は、先の大戦による荒廃や幾多の大災害を乗り越えて発展し、今や国際社会において重要な地位を占めており、平和主義の下、諸外国との友好関係を増進し、世界の平和と繁栄に貢献する。
日本国民は、国と郷土を誇りと気概を持って自ら守り、基本的人権を尊重するとともに、和を尊び、家族や社会全体が互いに助け合って国家を形成する。
我々は、自由と規律を重んじ、美しい国土と自然環境を守りつつ、教育や科学技術を振興し、活力ある経済活動を通じて国を成長させる。
日本国民は、良き伝統と我々の国家を末永く子孫に継承するため、ここに、この憲法を制定する。


自民党憲法改悪草案は、現代版『教育勅語』だ!
●なんとも品のない文章です。格調が全くありません。現行憲法が崇高な理念を謳うのとは雲泥の差であります。自民党は、現行憲法が謳う国民主権と平和主義が嫌いなのでしょう。「天皇を戴いただく国家」とか、「国家を形成する」とか「国を成長」「国家を末永く」などの表現が目立ちます。現行憲法前文では「国民」という語句が頻繁に出てきます。一方、自民党草案では「国とか国家」が強調されています。「三権分立に基づいて統治される」という文言があり、国民主権ではなく、「司法」や「行政」すなわち「統治機構」に主権があるんだ、と言っているように聞こえます。国民に主権があるのは建前であって、統治機構を切り盛りする官僚に主権があると言っているように聞こえます。極めて国家主義的な前文です。

憲法の前文なのでありますから、法体系をつらぬく、あるべき基本的な法道徳とか、めざすべき高い理念とかを宣言するというふうなものでなければならないのに、品がないとしか評しようがありません。戦後うまれの若い人は知らないでしょうが、わたくし(山のキノコ)のような年寄りには戦前の 『教育勅語』 を連想させられる自民党草案です。自民党草案と教育勅語には類似する文言が随所にみられます。文語調の表現が現代風に換言されているだけであって、国家中心主義の復活と言っていいでしょう。

「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ」→ 国と郷土を誇りと気概を持って自ら守り
「皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニ」→ 国民統合の象徴である天皇を戴いただく国家であって
「父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ」→ 和を尊び、家族や社会全体が互いに助け合って
「天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」→ 国家を形成する。活力ある経済活動を通じて国を成長させる。

現行憲法 = 国民の憲法、支配者の暴走を牽制するための憲法

自民党憲法 = 国家の憲法、支配者が国民を支配するための憲法

平和主義も明らかに後退しています。「先の大戦による荒廃や幾多の大災害を乗り越えて発展し」という文言を見ると、無理な戦争を起こして300万人もの有為な若者を死に至らしめた「反省」が消えています。戦争と災害を並列的に並べているのは、戦争を自然災害みたいに思わさせるのを狙っているのでしょう。戦争は戦争でメシを喰う軍需産業などの戦争屋(戦争利権者)が、自己の利益拡大のために、強力なロビー活動や世論操作を行って、人為的に起こすものです。自然災害とは本質的に異なります。

●自民党の憲法改正草案の条文を順に読んでみましたが、天皇を元首と規定したり、国防軍の創設でありとか、総理大臣は現役軍人はダメ(ということは退役軍人ならば良いという意味だろう?)、政府は緊急事態宣言が出来て個人の権利や自由が制限されるとか、国会の過半数(3分の2ではなく、半数で)で憲法改正が出来るとか、かなりヤバそうな条文がたくさん新設されています。

おそらく、対米隷属のこの国のあり方から想像すると、米国の意向を受けて自民党が動いているのではないか? 日本が米国の要請があれば、世界のどこにでも出て行って、米軍と日本軍が一体になって戦争が出来るようにと環境づくりを狙っているのではないのか? しかしながら、米国が仕掛けたイラク戦争に全く大義はありませんでした。国際社会が大量破壊兵器があるのかどうか確認ができるまで待てと制止したにもかかわらず、ブッシュ大統領は開戦しました。イラクが大量破壊兵器を隠し持っているというのが開戦の理由でした。しかしながら大量破壊兵器は存在しなかったことが明らかになり、これはブッシュ大統領も認めました。日本はこのままでは大義なき戦争に巻き込まれていくのは必定です…。自衛隊に替わって国防軍が創設され、志願兵が募集されるでしょう。失業した人を勧誘して志願兵集めするのは暴力団の仕事です。(被曝を余儀なくされ白血病などを罹患しても補償もない原発労働者を集めるのが暴力団の資金源なのは紛れもない事実ですよ)

近未来を想像すると、景気がよくなるハズなど決してありません。なぜならば、不況であるならば失業者があふれます。若い世代の失業者が大量にいないことには国防軍の人員を充足させることができないからです。米国でも軍隊に入隊するのは失業者とかの社会的弱者です。だから、意図的に不況に誘導するという政策がひそかに行われるハズですよ。実際に早くも自衛隊の定員の増強が失業対策になるなどと公言し始めています。行うべきは不況を脱する政策であるのに、不況を容認して失業者を増やすハラが透けています。さらに、もし志願者だけでは人数がたりなければ、徴兵制が敷かれるでしょう…。

徴兵される危険性のある20代~30代の若い有権者は、しっかりと反対しなければならない。もちろん、わたしら年寄りも反対するけども、常に政府はウソをつくということを若い世代も気づかないといけません。


「こくもんじ」 と 「しおばば」 の観察会
こくもんじの観察
しおばばの観察
これが本当の世論ではないのか?
●マスゴミどもが、なんともはや胡散臭い世論調査結果を報道しています。もはや、世論調査に法的な規制が必要だと思います。特定の勢力の広報係になりさがったマスゴミどもの、きわめて恣意的な世論調査を何とかできないものか? マスゴミが不偏不党・公正中立であるならば世論調査をしても問題ありませんが、特定の勢力の肩入れが濃厚なマスゴミが、自分自身で世論調査を行い、それを大々的に報道して世論を誘導しているのは、もはや報道ではありません。報道の名を騙った政治活動であります。

●そもそも、マスゴミどもこそ、護送船団方式で国家の庇護のもとに権益をむさぼっている 「既得権益集団」 であります。宗主国のアメリカでさえクロスオーナーシップが禁止されているのに、日本では認められています。新聞がテレビを経営し、あるいはテレビが新聞を経営しています。新聞とテレビの資本提携がマスゴミの巨大さの要因であり、力を持ちすぎています。世論を操作するなど朝飯前です。

また、宗主国のアメリカでさえテレビ電波のオークション制を採っているのに、日本では2兆円の価値があると推定されているテレビ電波 (これは公共物であり国民の資産であるハズです) を、テレビ局はタダ同然で使用しています。電波行政を司る総務省から電波使用料タダ同然の便宜 (逆賄賂) をもらっているのです。どうりで、テレビが政府ベッタリの報道をするわけです。

それから、マスゴミどもは世界でも希だといわれる記者クラブなどという談合クラブで、政府や省庁から便宜を図ってもらっているということも広く知られてきました。新聞は独占禁止法の特別品として再販売価格維持の便宜を図ってもらっていますし、最近では、NIE (教育に新聞を) などということで文部科学省が新聞販促支援をしています。さらに、消費税増税キャンペーン報道の陰には、新聞を消費税免除をするという密約があるらしいとのうわさが出ています。

これらは、まさに、報道と政府の癒着であります。こんな癒着まみれ、既得権益まみれでは、マスゴミにはまともな報道が出来るハズがありません。

●で、マスゴミの報道やマスゴミの世論調査がおかしいと強く推認できる証拠がまた挙がりました。ネット言論空間で大きな話題になっております。

12月2日投開票の、三重県桑名市の市長選挙で、「未来」政治塾の塾生の伊藤なるたか氏が、劇的な圧勝!

桑名市ホームページ 桑名市市長選挙 開票速報 から抜粋引用いたします。「未来」政治塾の塾生の伊藤なるたか氏が見事な圧勝であります。すばらしいですねえ。いくら予想しても、予想は後ろから読めば嘘よであります。恣意的な世論調査をいくらやっても事実とは異なります。選挙の結果こそが “本当の世論” なのです。
平成24年12月2日の市長選結果

伊藤なるたか氏のサイトから プロフィール の一部を抜粋して引用いたします。たしかに、滋賀県知事の未来政治塾の塾生であります。
桑名市長 伊藤なるたか氏のプロフィールから抜粋

なお、滋賀県知事の嘉田由紀子氏が設立された「未来」政治塾のホームページはこちらです。


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【前回は、伊藤なるたか氏は次点だった】
平成20年11月30日の市長選結果

爆弾低気圧の陰に、強烈な寒気あり。
●気象庁から出ている最新の季節予報によると、特に、関東地方以西では、この冬は厳冬予測であります。政府の御用官庁となって地球温暖化を印象付けたい気象庁も、暖冬予測を出せないわけです…。シベリア上空の気温はグングンと下がっています。先月から、まだ初冬だというのに厳寒期なみの寒気が涵養されています。11月26日から国連気候変動枠組み条約第18回締約国会議(COP18)が開催されて、2週目に入っております。が、各国の利害対立は激しく、エゴとエゴとのぶつかり合いで溝を埋めようがありません。やはりもめています。合意などつきません。ユーラシア大陸の高緯度の上空では、地球温暖化対策会議の茶番劇などあざ笑うかの如く寒気が醸成されているのです。今、北極圏は一日中夜です。冬至には北緯66度以北は一日中夜、北緯50度、60度でも太陽が射すのはちょっとの間、しかも太陽高度は低く、温まりません。放射冷却でどんどんと冷えてまいります。

特に、一旦、気温が氷点下何十度とかなると、空気中に含まれる水蒸気がほとんどありません。気温が高ければ二酸化炭素の数十倍から数百倍ものオーダーで存在する水蒸気という圧倒的な温室効果ガスも、気温が極端に低くなるとほとんどないのですから、暖かい布団をはぎ取ったも同然です。放射冷却で冷えるしかありません。圧倒的な水蒸気の掛け布団の前には、わずか400PPM弱しかない二酸化炭素など薄い透けた布程度でしかありません。どんどん冷えるしかありません。地球温暖化総本山のIPCCも、もちろん、そんなことは百も承知なのですけれども、水蒸気はその大気中に存在する濃度がころころ変わるために、考慮する必要がないとか…。ころころ変わるものは無視していいのだそうです。(じゃあ、橋下徹氏の言うことも無視してもよい)

まだ初冬なのに厳冬期並みの第一級の寒気が続々と… 2012年12月05日09時の高層天気図です。500hPa高度・気温解析図の一部を抜粋引用。
2012年12月05日高層天気図
↑ 気象庁HP 船舶向け天気図提供ページ の 500hPa高度、気温解析(アジア) の図から日本付近を抜粋して借用しました。まだ、初冬なのに、北緯50度東経120度に位置する上空の低気圧(寒冷渦)の後面には-46.1度などという観測データがプロットされています。凄いですねえ。厳寒期の数字じゃありませんか。地球温暖化のタワゴトなど枯れ葉のごとく吹き飛びそうな数字です。ひと雨ごとに地上の気温も上空の気温も、井戸のつるべが落ちていくみたいです。毎日2回気象庁が発表するアジア高層天気図を見るのが楽しみであります。

●この高層天気図の時刻と同じ地上天気図を見ると、東シナ海北部の山東半島の沖付近に地上低気圧がありますが、それが強烈に発達して爆弾低気圧になる予測を気象庁が出しています。で、警戒を呼び掛けています。

気象庁サイトより引用
暴風と高波及び雷に関する全般気象情報第2号  平成24年12月5日16時46分 気象庁予報部発表

(見出し)日本海で急速に発達する低気圧の影響で、5日夜から7日にかけて、西日本から北日本では非常に強い風が吹き、北日本では猛烈な風が吹く見込みです。暴風や暴風雪、高波に警戒してください。また、大気の状態も非常に不安定となるため、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。

(本文)[気圧配置など]
 朝鮮半島付近には発達中の低気圧があって東に進んでいます。この低気圧は、6日にかけて急速に発達しながら日本海を北東に進み、7日にはオホーツク海に達するでしょう。また、この低気圧からのびる寒冷前線の通過に伴
い、西日本から北日本にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
 
[防災事項]
<暴風・高波>
 西日本では5日夜のはじめ頃から6日昼過ぎにかけて、北陸地方では6日未明から夕方にかけて、北日本では6日明け方から7日にかけて、海上や海岸を中心に非常に強い風が吹き、北日本では猛烈な風が吹く見込みです。

 6日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  北海道地方、東北地方       30メートル(45メートル)
  北陸地方               28メートル(40メートル)
  中国地方、四国地方、近畿地方  25メートル(35メートル) 
  九州北部地方            23メートル(35メートル)  の見込みです。
引用終了

温暖化ではなく、寒冷化で、温帯低気圧はより発達するのではないのか?
●温帯低気圧が発達する条件はいくつかありましょうが、500hPa高層天気図で、この低気圧の後面で-45度の強烈な寒気移流が大きな立役者になっていることは容易に想像できるところです。温暖化の恐怖を煽りまくる温暖化脅威論と実際の現象やデータとが異なるのがこれです。寒気が強ければ強いほど、換言すれば温暖化ではなく寒冷化のほうが、温帯低気圧はより強力に発達するようであります。今年の4月初めに、日本海で964hPaという記録的な爆弾低気圧が出現して、北日本で最大風速40メートル超の暴風が吹いて大きな被害がでました。その時も500hPa高度の気温が-30℃以下で季節外れの寒気が立役者になっていました。

米国のハリケーンの観測統計を見ても、ハッキリと、地球温暖化でハリケーンが巨大化もしていないし、メジャー・ハリケーンが増えてもいません。

台風だって、温暖化脅威論が主張するのとは裏腹で、温暖化で巨大化したなどとは全くいえない観測統計です。

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