雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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雪になるのか? 雨になるのか?
本日は2012年2月28日です。

●本日の午後に東シナ海で低気圧が発生して、今夜から明朝にかけて西日本の南岸沖を東進するようであります。西日本各地の地方気象台は比較的高い降水確率を予報しています。高い確率で降水がありそうですが、雪になるのか? 雨になるのか? 微妙なところでありましょう…。

2012年2月28日11時 徳島地方気象台発表の予報
↑本日11時に、徳島地方気象台が発表した徳島県北部の予報です。(抜粋です)本日夜・明朝とも「雪」と予報しています。淡路島に隣接している地方気象台の予報を見ますと、高松地方気象台は本日夜・明朝とも「雪か雨」、神戸海洋気象台は兵庫県南部については本日夜・明朝とも「雨か雪」、大阪管区気象台は本日夜は「雪か雨」明朝を「雨か雪」、和歌山地方気象台は本日夜「雨か雪」明朝は「雨」という予報です。

●まさに予報官泣かせの状況のようであります…。瀬戸内海沿岸地方の住民は雪にたいする備えがまったくなく、僅か3㎝の積雪でも大混乱です。過去の状況から言って、たくさんのスリップ事故が発生しています。万一にも、積雪があったりしたら気象台に苦情の電話がいくでしょう。積雪の予報をちゃんと出さんかい!とか、雪だと予報したのに雨じゃないか!とか…。
雪になるのか? 雨になるのか? 実に微妙なところで、そもそも南岸低気圧が陸地から離れ過ぎて東進した場合には、低気圧の降雨帯にかからないということもあるでしょう。低気圧が陸地に近づきすぎれば上空に暖気が侵入してきて雨となりましょう。低気圧の通過ルートが僅か100キロ南北に振れるだけで、がらりとかわってしまうから、想像するに予報官は本音では雪か雨か言いたくないハズだと思います…。

2012年2月28日09時 850hPa高度・気温
↑気象庁サイトから引用。2012年2月28日09時の上空の天気図。850hPa(ヘクトパスカル)面の高度と気温の分布です。(抜粋)実線は等高度線(等圧線ではない)で、太い線は高度1500メートル。破線は等温線です。

★地上で雪になる目安とされるのが、この850hPa面の気温が-6℃であります。本日9時のこの高層天気図をよく見ると、その-6℃線が近畿地方中部を通っています。いよいよ悩ましいです。上空が確実に雪になるといえるほど冷たくなく、かといって雨になるとも断言できるほど暖かくもありません…。しかも雪になるか雨になるかは湿度が関係します。湿度が低ければ比較的に高温でも雪になります。その原理は、落ちてくる雪片の表面が蒸発し、雪片から気化熱を奪いながら(雪片を冷やしながら)地上に落ちてくるからです。湿度が高いと0℃ぎりぎりに近くても雨になります。さらに、地形とか気流の微妙なところから、北方から寒気の侵入するところ、そうでないところとかにもよるし、本当に予報官泣かせでありましょう。

で、雪になるか?雨になるか?、また賭けの材料です。場所は南あわじ市の三原平野の中央部で、期間は本日18時から明朝08時までの降水が、雨なのか?雪なのか? 気象ファンのO君と賭けです。負けた方が相手に2000円相当の昼飯をおごるというものです。ただし、雨が雪に変わる、あるいは雪が雨に変わる、あるいは「みぞれ」の場合は引き分けとします。
(当たり前のことですが、見方が分かれたから賭けになりました。見方が同一であれば、賭けは成立しない…。)

O君の予想 ………… 雪になる。積もるまではいかない。
           山のほうでは積雪がある。

山のキノコの予想 … 雨になる。ただし、諭鶴羽山頂上では雪。
           諭鶴羽山山頂では積もるかも?

午後10時20分。雨がぱらついてきた。降り始めは雨でした。徳島県西部から山間部では、徳島地方気象台の予報の通り、雪になっている模様です。各地のライブカメラで確認できます。降り始めは雨であっても、降水とともに急激に気温が5℃ぐらいも下がって、雪になったところもあるようです。九州・福岡県では急激に気温が0℃近くに下がり、福岡市で10時アメダスで1㎝の積雪です。(その後3㎝の積雪)南あわじ市でも夜半以降は雪に変わる可能性が出てきました…。(その後、雪には変わらなかった)

結局、南あわじ市では終始雨であった模様。諭鶴羽山山頂では雪になったかどうか不明です。洲本測候所の最低気温が1.7℃まで下がったので、雪だった可能性は大です。徳島県西部から山間部は雪で、相当積もったところもある模様です。今朝、徳島県西部の三好市設置のライブカメラで積雪を見ることができました。また高野山のライブカメラでも今朝そうとう積雪があった模様です。西日本でも気温の低い内陸部とか山間部では雪となり、都市部や沿海地では雨だったようです。

総括、雪になる目安の850hPa面の気温が-6℃以下なら、ほぼ間違いなく雪になるが、0℃~-6℃の温度帯であれば、沿海地や人口密集の平野部ではまず雨、内陸奥地や山間部、山地では雪の可能性があるということが分かった。
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大学生の数学の基礎学力が低下したと言うが…。
2012年2月25日神戸新聞朝刊1面より

●兵庫県を販売エリアとするところの地方新聞の神戸新聞の、昨日の朝刊の1面を飾った記事であります。新聞の報道は真に受けられない部分が近年きわめて多くなっていますが、この記事もそんな気がします。この記事は、「大学生数学基本調査」に基づく数学教育への提言 2012年2月21日(社団法人 日本数学会)を要約して、記事にしたものと思われます。で、この日本数学会がホームページ上に公開した当該資料を、添付資料6点に至るまで全部読んでみました。
で、読んだ印象としては、全国の大学で数学を教えている5000人の先生らが、最近の学生たちは数学の基礎的な能力が低下していて困ったことだ、とぼやいている資料という感じです。ただ単に嘆いて繰り言をいっている…、てな感じであります。

●新聞記事を読んだ読者は、これは大変なことだ、日本は没落するかもしれない、なんとかしなくっちゃ、と受け止めるでしょう。しかし、日本数学会の資料、つまり二次情報ではなく原本の1次情報を読んでみたところ、私はそうは思いません。大きな疑問が湧いてきました。

●5934人の大学1年生にテスト形式の「大学生数学基本調査」を行ったということでありますが、一番肝心かなめの5934人のサンプルをどのように抽出したのかを公開していません。これでは恣意的な意図を排除できません。ま、マスゴミの世論調査とたいして変わりません。正解率を上げようとするならば難関校の学生の比率を増やせばいいのです。逆に、正解率を下げて「すわ、大変だ!」と宣伝しようとするならば、無試験で入れる定員割れ大学の学生の比率を増やせばいいのです。いかようにも情報は操作できます。いちおう、7つの偏差値群に分け、7つの系ごとのグループに分けて、それぞれのグループごとの得点分布を報告しています。しかしながら、7つの偏差値群に分けたといっても、具体的な大学名を明らかにしていないので、それぞれの水準が全く不明であります…。それぞれのグループの偏差値の水準と得点の相関をみないことには、なんとも言えません。でもまあ、グループ分けしていることは評価できます。
(概要版)日本数学会「大学生数学基本調査」に関する報告書
それにしても新聞の記事はひどいものです。ま、字数制限もあるのでしょうが、十把ひとからげに「大学生」の数学の基礎学力が落ちて誤答率が24パーセントもあるなどと書いています。すくなくとも原本には7つの偏差値群・7つの系毎に分けた得点分布を報告しています。新聞で報道された2次情報はできるだけ1次情報に当たる必要があります。

●さて、この大学生の数学の基礎学力が低下したという問題の大きな背景としては、大学の学生募集定員がそう変わらないのに、18歳人口がこの20年で急減していることがありそうです。1990年から1992年ごろには団塊の世代のジュニアたちがちょうど18歳で、1年齢人口が200万人を数万ほど越えました。しかし2009年には121万人です。しかも回復どころか今後じりじり減っていきます。次のリンクを見なはれ。
2031年までの18歳人口動態と4年制大学進学者数予測 
18歳人口および高等教育機関への入学者数・進学率等の推移
このように18歳人口が急減しているのに、大学がへるどころか新設大学が出来たりしています。すると定員割れ大学が続出です。大学当局も学生(お客様)を集めるのが大変です。そもそも入学試験を課するどころではありません。とっくに大学全入時代になっています。1992年で4年制大学進学率は26%でしたが、20年後の今日では50%にたっしています。これでは大学生全体では基礎学力が不足する学生の比率があがるのは当たり前であります。

★これを言ってはいけないかもしれませんが、人間の身長とか体重とか知能検査の結果とか、ほとんど正規分布します。頭がよくて勉強が出来るひとの比率は昔も今もそう変わるわけではないのです。むかしは、本当に優秀なひとだけが大学に進学していました。いまは、勉強があまり好きではない、基礎学力のあまりついていない人までもが大学に行っているのです。本来ならば大学に行ってはいけない人たちまで行っているのです。これこそが大学生の基礎学力低下の背景です。新聞記事では、“宮岡洋一東大教授は「ゆとりの教育」と学力試験を課さない推薦入試が学力低下に拍車をかけた」とみている” と本音を言外に言っているじゃありませんか。「ゆとり教育」や「推薦入試」が主たる要因ではない…、もっと本当の理由はほかにあって、副次的な要因の「ゆとり教育」や「推薦入試」が拍車をかけただけなのだ!

昔は進学率が低く、平均値よりも+2σ以上の知能水準のある生徒が大学へ行ったのですが、そのうち大学が増えて+1σ以上の者が大学へ行くようになった…、最近では平均値の者も大学へ進学するようになった…。と次第に大学へ行くボーダーラインが低くなってきたのではないのか? そこにゆとりの教育が拍車をかけた、また、無試験の推薦入学で大学へ行く者が多くなったので、全然勉強しない者も大学に入った。それと、無試験であるから-1σや-2σの知能水準の者も行こうと思えば大学へ行けるようになった、ということではないでしょうかね? 言いかえれば、大学生になるための基準が低下し、大学の卒業証書がインフレ化した。値打ちがなくなったのです。平均値や-1σや-2σの知能水準の者が大学生になっても、大学の数学の先生たちの指導がよろしく本人も頑張って勉学に励めば、応分の教育効果はあろうことを否定はしませんし、それこそが教育の存在意義でありましょう…。勉学の優秀な者はさらに優秀に、勉学のダメな学生もそこそこは出来るように…、となれば万々歳であります。が、それは難しいのじゃないかな? 根本的な解決策などありません。インフレで価値の低下した通貨を価値を高めるためにデノミをやるように、思い切った策、すなわち大学の総募集定員をバサっと半分か3分の1に縮小するしかありません…。つまり大学それ自体のリストラであります。

★本当の問題は、あらゆる分野で将来に指導者になっていくであろうと考えられる「最難関校」「難関校」の学生の学力が落ちていないかどうか? また、世の中の中心になって支える人材になるであろうと考えられる「中堅校」の学生の学力が落ちてないかどうか? であろうかと思います。日本数学会は次のように言っています。

【引用開始】
将来へ向けて
日本数学会は基本調査の結果を会員に周知させ大学教育に活かしていくとともに、今後とも調査を継続したいと考えております。資源に恵まれず災害の多い日本は、国民一人一人の知的水準を上げなければ生き残ることができません。 数学は科学・技術を支える基盤です。また数学教育が育む論理力は、国際交渉 のなかで不可欠です。日本数学会は数学と数学教育を通じて、国民生活の向上 に寄与できることを願っております。
【引用終了】

★あきらかにおかしいことを言っています。「国民一人一人の知的水準を上げなければ生き残ることができません」これはおかしい。そもそもこれは不可能だ。勉強の嫌いな者や、基礎学力の少ない者の知的水準を上げることなど至難のわざであります。第一に国民全員が優秀である必要はまったくないのです。そもそも大部分の人は四則計算さえ正確にできれば仕事もできるし、生活に支障はありません。しかしながら、社会や国は指導者になる優秀な人材を必要とします。大学の先生が青少年をしっかり指導して優秀な人材を養成してくれたら、社会や国は維持できます。ま、これは教育者としての立場上そう言っているのだと考えられます。
「数学教育が育む論理力は、国際交渉 のなかで不可欠です」これはそういう面もあるかもしれないけれど、そもそも国際交渉に取り組むのは相当に優秀な人材だ。たとえば、外交官とか商社マンとか。基礎学力の少ない学生が将来に国際交渉するようなことは、まあ、ないでしょう。したがいまして、日本数学会所属の数学の先生らが取り組まなければならないのは、やはり、論理力がつくように優秀な学生の指導に力をいれることであります。これで日本の国は維持できますよ。

さらに申せば、国際交渉に「数学教育が育む論理力」が不可欠などというのは、おかしくないか? 国際交渉などというのは国家間の外交でしょう。たとえば、北方領土を返してもらえないのも、普天間基地が解決しないのも、TPPで守勢にまわるのも、京都議定書で日本が不利な立場においこまれるのも、「数学教育が育む論理力」が外交官や政府に不足しているためなのか? そう考えると日本数学会は数学バカの集団だ! 日本に国際交渉力がないのは、いろいろ理由がありましょうが、あまりにも属国主義で日本のことは日本人が決めるのだ、という毅然さ独立の気概がなかったり、戦略や情報収集能力が欠けていたり…、それから重要なのが語学力、そんなのは数学とは関係ない筈だ! わたくしは国際交渉に不可欠なのは「数学」ではなく「語学力」だと考えます。

★これを言っちゃあ叱られるかもしれませんが、高等教育に耐えられない基礎学力の少ない学生さんは、無理して大学に行くよりも、一生懸命に働く方が本人のためにも社会のためにもいいと思います…。過剰にある大学の半数は淘汰する必要があります。人口比率で50%もの人が高等教育を身につける必要など全くないし、また身につくことは絶対にないでしょう…。賭けをしてもいいです。ハッキり言って、無理して大学に行くのは時間のムダ、社会の損失です。これから日本は高齢化が進展し労働人口が減少します。若者は優秀だったら大学に行って勉学に励め! それ以外は親のスネをかじらずに働け! そうなれば、日本数学会に所属する5000人の数学の先生たちは、ま、2500人ほど失業ということであります…。
あらゆる分野は、社会の変化や人口動態にあわせて、つねに変革しなければならないのです。
嗚呼残念、全く期待できない…。「日本版・緑の党」   グリーンなどという言葉にだまされるな!  
●日本版「緑の党」を作るらしい…。次の国政選挙で候補者を大勢立てるらしい…。6つの理念を高くかかげています。しかし政策を見ると、自然保護団体特有の「おめでたさ」が見受けられます。政策の中身がお花畑になっています。あまり期待できないどころか、こんな政党は絶対に出てこないでほしい、と思います。国会議員に一人も通らないようにと、心から神仏にお祈りいたします…。
緑の党・日本『みどりの未来』公式サイト

【引用開始】
「エコロジカルな知恵」(Ecological Wisdom)
世界のすべてはつながり影響しあっている…
知恵のあるライフスタイルとスローな日本へ!
「社会正義」(Social Justice)
「一人勝ち」では結局幸せになれない…
弱肉強食から脱却する思いやりの「政策」を!
「参加型民主主義」(Participatory Democracy)
納得できる政治参加…
利権・腐敗をなくし、一人ひとりの元気と幸せのためのプロセスを!
「非暴力」(Non-Violonce)
誰にも殺されたくない、殺したくない…
戦争に至らない具体的な仕組みを提案& 実現する!
「持続可能性」(Sustainability)
脱石油、脱原発、脱ダム…
子どもたちの未来と自然環境を食いつぶすシステムから脱却を!
「多様性の尊重」(respect for Diversity)
私の知らない苦しみがある…
「誰もが幸せになる権利」を尊重する生きやすく楽しい社会を!
【引用終了】

● “メンバー” というところを拝見すると、「緑の党」は地方議員たちの集団のようです。各地の、市会議員が47人、町会議員が4人、県会議員が4人、区会議員が6人、のようであります。国会議員は1人もなく、ホームページを拝見する限りにおいては、政策立案に加わるブレーンはいないようであります。ということは、ヨーロッパの緑の党の単なる翻訳版なのか? という印象であります。

●掲げている6つの理念でありますが、賛同できる部分と、全く賛同できない部分と、おかしな部分とがあります。

まず、おかしいなと思う部分ですが、3番目の「参加型民主主義」です。これを理念に掲げるのは変です。メンバーの地方議員たちは、国政への参加はまだかもしれませんが、少なくとも地方の政治には議員として既に参加しているわけです。したがいまして、納得できる政治参加などというのは、まだ政治活動を行っていない有権者の問題であります。政治参加は別に議員にならなくてもできます。市民運動に参加して政治的な主張をするとか、いろいろと手段がありましょう。政治家の後援会に参加してもいいわけです。「納得できる政治参加…」というのはその政策とか理念に賛同できるか、できないかの問題であります。『みどりの未来』の政策や理念に賛同したならば、よしワシも参加しようとサポーターになったり、資金カンパを差し出したらいいのです…。そして、この参加するかしないかは、『みどりの未来』の外側にいる有権者が決めることであります…。

もしかすると…、これは、ここの地方議員たちが国政に立候補して国会議員になりたいという「願望」を言っているのかもしれません…。国会議員になって納得のいく政策をするぞ…、という掛け声なのかも…?

●次に、ほぼ賛同できる部分です。2番目の「社会正義」、4番目の「非暴力」、6番目の「多様性の尊重」はおおむね良しと賛同いたします。世の中、多様な人々の、多様な立場・価値観があるけれども、それぞれの立場や権利を尊重して、公正に、公平に、平和的に、利益配分を図り、富の再分配を図るのであれば、まあ賛同いたします。

●さて、積極的に反対ではないけれども、イチャモンをつけたくなるのが1番目の「エコロジカルな知恵」です。そもそも「ecological」という単語は「ecology」(生態学)の形容詞形であります。したがいまして、基本的な意味は(生態学の)ということであります。「生態学」というのは、ごく簡単に申せば「生物」と「環境」との「関係」を記述する学問であります。「環境」といっても、他の種だとか他の個体というふうな「生物的環境」もありましょう。また、水や土や気候というふうな「非生物的環境」もありましょう。
で、「エコロジカルな知恵」=「生態学的な知恵」とは何を指しているのだろうか? かなりあいまいです。「すべてはつながり影響しあっている…」などと書いてあります。ので、生物同士の関係性、すなわち食物連鎖・食物網・共生・競争・棲み分け…、などをイメージしているのかもしれません。恐らくそんな感じであります。

ところが、市会議員など政治にかかわっている人たちは、自然観察など縁遠い人たちでしょう。自然のありのままの姿を知らないのでしょう。自然、とくに生物の世界というのは、自分が生き延びるためのすさまじい利己主義の世界です。動物ならば捕食者と被捕食者との戦いです。餌を奪い合う競争なのです。弱肉強食の世界であります。1次捕食者の上位に2次捕食者がいて、さらに2次捕食者の上位に3次捕食者がいて、最終的には「頂点捕食者」がピラミッドの頂に君臨しています。自然は厳しい序列の世界であります。人間に近縁な高崎山のニホンザルもボスザルを頂点にしてピラミッドの序列を作っています。残念ながら、生物の世界は平等じゃありません…。生物の世界というのは、取るか取られるか、奪うか奪われるかの殺伐としたもので、力のない者・要領の悪い者・運の悪い者は淘汰されていくのです…。ときには、喧嘩を避けるために、「共生」だとか「棲み分け」もありますが、それはごく1面でしかありません。ともに助け合う「相利共生」などごく僅かで、他人の利益を一方的にかすめ盗る「寄生」のほうが遥かに多いです。生物の世界は人間社会となんら変わりません…。

動物だけでなく、植物だって全く同じです。沢山の種子が地面に落ちて芽生えても、その種の本来の大きさまで無事に成長し、生き残れるのは僅か1%とか0.1%のオーダーなのです。他人の上に葉を広げたものが勝ちなのです。日蔭になった弱者は枯れるしかありません。つまり、他人を押しのけないと生き残れないのですよ。植物には自分が生き残るために、他人が枯れるように特定の化学物質(ある意味では汚染物質)を出すものがかなりあります。(アレロパシー)他人の上に巻き付き這い上がって相手を枯らしてしまうものも沢山あります。(絞め殺し植物)植物の世界も生き残りを賭けた厳しい戦いなのです…。
生物とは、自己保存・種の保存を唯一のの目的とする「利己的な存在」であるというのが生態系の中の動植物の姿であります。エコがどうたらとか、緑のなんとか、など標榜する人たちは生態系をなにかユートピアのような錯覚で捉えているようです。要するに、頭の中が満開のお花畑なのです…。

「エコロジカルな知恵」という意味は、生態系をつぶさに観察するならば、他人を押しのけ踏みつけ奪って、自分が得をして、自分だけが生き残るための知恵、あるいは戦略といえましょう…。

●さて、全く期待できないどころか、そんな政策はしないでくれよ、というのが5番目の「持続可能性」です。「脱石油、脱原発、脱ダム…」を目指して、経済成長主義を止めて工業生産を縮小し、皆で乏しきを分かち合って、質素に暮しましょうよ主張するならば賛同いたします。脱石油は絶対に不可能だから、実際的には「減石油、脱原発、脱ダム」と言うべきでしょう。ところが、恐らくそうだろうと思い、ホームページを詳しく拝見するとやはり主張しています。自然エネルギーを進める、です。ここの地方政治家たちも石油が減退・枯渇したら風車も太陽光発電パネルも製造出来なくなるということが理解できないようであります。太陽光発電パネルを製造するためには、シリコンの原材料の珪石等の採掘にも運搬にも、ソーラーグレードシリコンの製造にも、工場を稼働するにも、そもそも、あらゆる工程で石油が必要です。これは風力発電用の風車の製造でも全く同じです。これらが石油なしにやっていけると思っているのだろうか? 脱石油を目指そうとして新エネルギーを進めようとしたら、逆に工業生産が膨張してしまうパラドックスが起こります。しかも、不安定電源であてにできない新エネルギー発電では、既存の火力発電施設を絶対に縮小できないのです。これは、既にスペインの失敗やドイツの行き詰まりで明らかです。ヨーロッパの失敗になぜ学ぼうとしないのだろうか?

ドイツは間違った 全量固定買取価格(フィード・イン・タリフ)は正反対の結果

太陽光発電 スペインの教訓―固定価格買い取り制度の光と陰

★市場合理性からかけ離れた推進策、つまり「グリーン電力の高値買い取り」とか「補助金の流し込み」をやっても、結局は失敗しました。スペインやドイツの例が雄弁に証明しています。では、市場合理性に基づいて、グリーン電力の価格を市場での価格形成メカニズムにゆだねてやったならばどうか? あっという間に太陽光発電は淘汰されます。市場経済では収支がマイナスになるものは、絶対に存在できないのですよ。これが経済の基本原理です。結局のところ、太陽光発電(風力発電も)この世に存在するのは無理であることを示唆しています。この世に無理に存在させようとしたら、永久に膨大な税金を太陽光発電に流し込み続けなければなりません。そうすると、こんどは国家の財政を毀損します。行きつくところは「国家破産」なのか? つまり、残念ながら、どのように転んでもダメだということなのです…。

この本質的な理由はハッキリしています。簡単ですよ。太陽光発電パネルで発電できる発電電力量が少なすぎるのです。逆に言えば、単位電力量を得るために必要な太陽光発電パネルが沢山要り過ぎるのです。その製造コストが高すぎるのです。その製造にエネルギーが要り過ぎるのです。もうとっくに技術開発の揺籃期は過ぎ去っています。技術改良などではどうしようもありません。こんな簡単なことが、特に環境問題に取り組んでいる活動家などは、なぜ理解できないのだろうか?

(なお、蛇足ながら、太陽光発電パネルのメーカーの人たちは、百も承知で、知り切ってやっています。それはカネのため利権のためにです。つまり確信犯だということであります。)

「風力発電」も「太陽光発電」も、欠陥発電だ!

雑草で荒れ果てる電田ソーラー
Weed-Covered,Neglected Solar Park:20 Acres,$11 Million,Only One And Harf Years Old! から写真を引用。
旧東ドイツ(今はグリーン・ドイツ?)での話みたいですが、経営に行き詰まり放置されたらあっという間に1年半で、20エーカーの電田ソーラーも、草ぼうぼう、荒れ果ててしまうという見本であります。日本も無理して経済合理性を無視して、グリーン・ジャパン! なんて馬鹿なことを言っていると、じきにこうなるでしょう…。
(それにしても、凄い写真ですね。)
「グリーン」などという言葉に騙されるな!


動物の絶滅から見えてくるもの…。(その1)
●2007年8月20日に、瀬戸内海西部の山口県宇部市の真締川(まじめがわ)の河口付近でアザラシと思われる動物が目撃されました。中国新聞に載って話題になり、「まじちゃん」という愛称がつけられました。その後いなくなり話題も消え去りました。中国新聞ネット版はリンク切れでもう見ることができませんが、塚本まさひこ様のブログでその貴重な「まじちゃん」の姿を見ることができます。

他にも、2005年11月2日に、徳島県の那賀川にアザラシが出現しました。「なかちゃん」という愛称がつけられて、那賀川町役場に特別住民として住民票があてがわれ、住民登録されました。お祭り騒ぎのような話題になり、わたくし山のキノコも野次馬根性を逞しくして見に行きました。ウキィペディアに「ナカちゃん」の項目があります。

このように、アザラシの一種が、本来の分布域から大きく外れた瀬戸内海までときどき迷い込んでくることはあるようです。人前に姿を現さないものは、他にもかなりいる(いた)かもわかりません。しかし、この事例はあくまでも本来の分布域に生息していた個体が、なんらかの事情で本来の分布域から遠く離れた所に迷い込んだのにすぎません…。

江戸時代・明治初期には、ニホンアシカが瀬戸内海にも棲息していた!
●さて、アザラシ類とは分類上は異なるのですが、同じ海棲哺乳類のアシカがかつて瀬戸内海に沢山いたことが忘れ去られようとしています。瀬戸内海にいたのはニホンアシカという種でありますが、ウィキペディアに詳しく解説されています。
ニホンアシカの剥製
↑ウィキペディアから写真を引用。ニホンアシカの剥製。大阪市立天王寺動物園の所蔵らしい。
「哺乳類科学」Vol.35(1995),No.2 pp.176-179「1995年度ニホンアシカ談話会」
日本哺乳類学会の専門家たちが談話しているのを読むと、瀬戸内海に、ニホンアシカがいたのは疑いようがありません。淡路島に隣接する徳島県鳴門でのニホンアシカの分布記録が古い文献にもあるようです。

●なにをもって「絶滅」と評価するのか、環境省の示すその基準はあいまいなところがあります。定量的要件は何も言っていません。レッドデータブックカテゴリー定義(環境省1997) しかし 野生絶滅の定性要件の一つに挙げられている “過去50年間前後の間に、信頼できる生息の情報が得られていない” ということをもって「絶滅」と看做すのが妥当なところではなかろうか? その意味では、日本列島の沿海に生息していたニホンアシカは絶滅したとは言い切れず「絶滅危惧」状態ということであります。しかしながら、それは出来るだけ学術的な正確さを重視してそうしているだけのハナシであって、普通の庶民的・素人的な受け止め方からはニホンアシカは「事実上の絶滅」です。

日本のレッドデータ検索システム「ニホンアシカ」 では、岡山県が絶滅危惧Ⅰ類としていて、絶滅したとは評価していません。しかし瀬戸内海に今でもニホンアシカが生息しているなどと誰も思わない…。というか、そもそも、瀬戸内海にアシカが棲息していたなどというハナシは、ほとんどの方にとって初耳でありましょう…。見たことも聞いたこともない物は、まあ、とっくの昔に絶滅であります。

では、ニホンアシカは何故絶滅したのか? ですが、いろいろ資料にあったって調べてみたら、10中9つの可能性で、「乱獲」と思われます。狩猟の対象だったようです。毛皮を採るため、あるいは油をとるため、その肉を肥料にしたりと、ヒトがニホンアシカの猟をしていたのはほぼ間違いなさそうです。ときにはその肉を○○クジラだと称して食べていたようです。さらには漁師が漁業の邪魔をする害獣だとして駆除もしていたらしいです。で、江戸時代・明治初期にまでは沢山いたようですが、すでに100年まえには急速にいなくなったらしい。

つまり、環境問題が声高に叫ばれるよりも遥か以前に、ニホンアシカは絶滅にむかって追いつめられていたのです。農薬であるとか、地球温暖化であるとか、そのような要因で動植物が次々に絶滅すると主張している環境省だとか自然保護団体とかが言っている主張には、ずいぶんとおかしな誤魔化しがあります。「動植物の絶滅」を理由にして寄附をかすめ盗ったり、補助金・助成金・税金にむらがる人たちがいるということを、われわれ納税者は知っておく必要があります…。“動植物の絶滅利権” とでも言う利権構造が出来上がっています。

★たとえば、いろいろと問題の多い環境保全団体の WWF は、異常なほど「地球温暖化」を持ちだして、地球温暖化でシロクマが絶滅する! と叫んでいます。温暖化を防ぎ、シロクマを救うために活動資金が要るから、寄附をお願いしますなどと言っています…。ちょっと調べればすぐわかるのですが、シロクマも狩猟の対象です。シロクマの個体数の増減は地球温暖化など全く関係がないのは歴然としています。にもかかわらず、絶滅するぞ!するぞ!と叫んで寄附集めです。地球温暖化は寄附集めの便利なセールストークになっています。べつに絶滅もしていないものを、絶滅するぞ!するぞ!と脅迫にもならないセールストークで、金集めするのを次のように称します。
「するぞするぞ詐欺だ」略して「スルスル詐欺」

世の中、エコを語ってカネ盗りをする詐欺みたいなヤカラが多すぎます。本当のエコは経済の縮小です。工業生産の縮小です! 「エコで経済成長出来るのだ」などと、タワケたことを言う輩は偽物と判断して間違いありません。ライフ・サイクル・アセスメントも語らず、エネルギー・プロフィット・レシオも語らない奴もたいてい偽物です。新エネルギーの言葉を口にする奴も偽物です。なぜならば、新エネルギーを進めると、逆に工業生産が膨らむからです。それから本当のエコは人口の縮小です! しかしこれを言うと、そんならまずお前が舌かんで死ねと批判がくるから、これは引っ込めさせていただきます。本ブログは過疎地のブログで、誰もみていませんが、善意の裏にかくれている欺瞞を指摘するのがテーマであります…。
50年前の巨大台風の被害の痕跡
●大きな被害をもたらす未曾有の自然災害では、その傷跡が後の世にまで残るものであります。このたびの東北地方太平洋沖地震でも、鉄骨だけ残された建物だとか、津波で内陸深く押し流されてきた海岸の巨石であるとか、おそらく、それらは災害の壮絶さの記憶を後世に伝える為の「記念碑」となるでありましょう。さて、いまから50年前、近代的な気象観測が始まってからの日本4大台風の一つの「第二室戸台風」の被害の記憶が、この写真の中にしっかりとあります…。
1961年(昭和36年)の「第二室戸台風」の記憶をとどめている古木
この木に未曾有の自然災害の記憶があります。

●とても風格のある木です。幹がごつごつと隆々としていて樹齢を感じさせます。これは果樹のバラ科のビワの木です。6月頃には甘酸っぱくてとても美味しい実がなります。この木は南あわじ市灘地区の果樹園にあるのですが、背後に石崖が見えているように、山の斜面の段々畑にあるビワ園にあります。樹齢は恐らく100年に近いと思われます。しっかりと「第二室戸台風」の凄まじさを物語っています。

●「第二室戸台風」1961年9月16日に、高知県の室戸岬と高知市の間に上陸(徳島県日和佐に上陸という説もある)、淡路島を通過、京都から若狭湾に抜けたとされる巨大台風であります。上陸時の解析気圧が925hPaです。日本本土に上陸した台風では、室戸台風911.6hPa(1934年)、枕崎台風916.3hPa(1945年)につぐ観測史上第3位であります。この台風では室戸測候所で、日本本土の瞬間最大風速の最大記録の84.5m/sが観測されたことは良く知られています。また、この台風は上陸後の中心気圧があまり変わらなかったということでも知られています。

第二室戸台風(1961年)の進路上の各観測地点で記録された最低気圧
室戸  →  徳島  →  洲本  →  大阪  →  京都
930.4    934.9    934.4    937.0    937.3

室戸台風(1934年)の場合は次の通りです。
室戸  →  徳島  →  洲本  →  大阪  →  京都
911.6    942.1    941.6    954.1    957.5

★わが淡路島の洲本測候所の観測データでは、室戸台風よりも、第二室戸台風のほうが低い気圧を観測しています。この2つの台風の四国から近畿の通過コースはほとんど同じだったとされていますが、気圧の推移で見るかぎりでは、第二室戸台風のほうは上陸後の勢力の減衰があまりなかったと言えるかもしれません…。わたくしも小さい頃のかすかな記憶がありますが、この第二室戸台風の風は凄かったです。

さて、このビワの老木のどこに第二室戸台風の被害の痕跡があるのだ? ということですが、太い幹が横倒しになっていることです。普通は、樹木の幹(主幹)は垂直に立っています。ところがこのビワの木は主幹が垂直ではなく地面に平行に寝ています。普通はこのようなことは有り得ません。これは第二室戸台風のものすごい暴風で木全体が横倒しに倒された姿なのです。横倒しになったのですが、根群の半分は空中に露出したものの、根群の半分は地中に残りました。そのためになんとか生きながらえて、枯れずに残ったのです。その後に横倒しになった幹から枝が出て生育しました。ですので、垂直に立っている部分は「幹・主幹」ではなく、あくまでも「枝・側枝」なのです。灘地区のビワ園の古木は、かなりのパーセンテージでこの状態になっています。これは50年前の巨大台風の被害の記憶なのであります。

さて、地球温暖化の迷信では、台風やハリケーンが巨大化するという都市伝説みたいなものが、まことしやかに喧伝されています。ところが実際の観測統計データは全く違います。
日本本土上陸の巨大台風の順位 を調べると、上位にランクされるものは、何十年も前の古いものばかりです…。
1位 室戸台風   911hPa  1934年
2位 枕崎台風   916hPa  1945年
3位 第二室戸台風 925hPa  1961年
4位 伊勢湾台風  929hPa  1959年
5位 1993年13号  930hPa  1993年
6位 1951年15号  935hPa  1951年

ハリケーンの上位ランクも古いものが多く、近年ハリケーンが巨大化しているということは全くないようです。
フェノロジー(生物季節)の観察。寒冬で開花の遅れが、鮮明になってきた!
本日は2012年2月20日であります。

●今冬はたいへんお寒い冬でありますが、実際にはどうなのか、視覚的に一目で分かるように簡単なグラフを作ってみました。掲げた気温の変化図は 特別地域気象観測所『洲本』の観測データ から作成しました。これが今冬におけるわが淡路島の気温の変化であります。
淡路島「洲本」の今冬の気温推移
(12月21日~2月20日の62日間)

特別地域気象観測所『洲本』における気温変化 2011.12.21~2012.2.20
●この自作自演の気温グラフを見ると、やはり今冬は寒冬であることはほぼ間違いないようです。とりわけ、日々の最高気温が平年値よりも低い日がとても多くなっています。ざあっと数えてみると、
最高気温が平年値より高い日が12日、低い日が48日、同値2日です。
最低気温が平年値より高い日は22日、低い日が40日、同値0日です。

と、平年値を下回るほうが圧倒的に多くなっています。
しかも、平年値を上回る幅よりも、平年値を下回る幅のほうが、大きくなっています。さらに、最低気温が0℃未満の日が15日も出現しています。このように、今冬2か月(62日間)の気温観測データを詳細に解析しなくても、簡単なグラフだけで、寒冬(厳冬)であることは歴然としています…。

●次に、旬ごとの平均気温、(平年値)、平年値からの偏差、の3要素を求めました。平年値からの偏差が+であれば赤色を-であれば青色を施しましたが、青色だらけ!であります。青色の冬将軍の面目躍如であります。
       最高気温         最低気温
12月下旬 8.1℃(9.9℃)-1.8℃  2.6℃(4.2℃)-1.6℃
1月上旬  8.3℃(8.8℃)-0.5℃  2.5℃(3.0℃)-0.5℃
1月中旬  7.6℃(8.2℃)-0.6℃  3.1℃(2.6℃)+0.5℃
1月下旬  6.8℃(7.7℃)-0.9℃  1.3℃(1.7℃)-0.4℃
2月上旬  5.9℃(8.1℃)-2.2℃ ー0.1℃(1.8℃)-1.9℃
2月中旬  6.2℃(9.0℃)-2.8℃  0.5℃(2.5℃)-2.0℃

さて、冬も終盤になって低温が目立ってきましたが、これがフェノロジー(生物季節)に大きな影響を及ぼしそうです。すでに、芽吹きや開花の遅れなどの影響が鮮明に出ています。おおむね2℃ほど平年値よりも気温が低くなっています。これは淡路島が緯度で2度北上するか、あるい標高が300メートル上昇するのに相当します。これは、あくまでも平年値と比べての話ですから、暖冬の年と比べると緯度で4~5度北上、高度で600~700メートル上昇に相当します。春の草木の芽吹きや開花がおそらく平年よりも1週間から10日、場合によっては2週間ぐらいも遅れると予測できます…。

しだれ梅
↑2012年2月20日の状態です。南あわじ市灘城方にて。観賞用の「しだれウメ」です。品種名は不明です。例年ならばとっくに咲いているのですが、今年は2月中に咲かないかもしれません…。

実採り用の梅

蕾は膨らみ出したが開花はまだ先
↑2012年2月20日の状態です。これも南あわじ市灘城方にて。実を採るためのウメです。品種名は不明です。この木は早い年には正月明けから咲きますし、遅くても1月下旬には開花します。蕾がようやく膨らんできましたが、これも2月中には咲かないかもしれません。そうとうに開花が遅れています。

オオバヤシャブシ

オオバヤシャブシ
↑2012年2月20日。南あわじ市阿万大見山にて。オオバヤシャブシという木です。これは空中窒素固定菌と共生して、痩せ地・荒れ地でもよく育つ肥料木です。例年ならば、2月中旬になれば開花が始まり、長い雄花序がウサギの尻尾みたいに垂れ下がって独特な姿を見せるのですが、まだまだ「蕾堅し」の状態です。開花はおそらく3月に入ってからでしょう。そうとう遅れています。




この冬は、厳冬(寒冬)だね。
●本日は2012年2月19日です。日本列島は寒波に覆われたのですが、昨日夕がたから今朝にかけて、瀬戸内海の南側沿岸地方で降雪雲が湧くと言う妙な現象がおこりました。日本海側からの雪雲が中国山地等の低くなっている部分を通って、瀬戸内側に流れてきたのではありません。瀬戸内海上空で雲が発生して、北西風で雲が流され、香川県・愛媛県・淡路島南部あたりで少し降雪がありました。ただし、降雪量は少しで数センチ程度であります。
2012年2月19日午後1時 南あわじ市賀集牛内ダムにて
↑南あわじ市賀集牛内ダムです。昼過ぎに行ったので雪はほとんど溶けていました。ダムの奥の小さな池には、何とハスの葉状の氷がありましたが、残念ながらそれも解けかかっていました。本日の淡路島の最低気温は、洲本で-2.2℃、郡家でー3.4℃、南淡でー2.6℃でありました。おそらく山間部のこの牛内ダムでは、山の斜面が放射冷却で冷えて、その冷気の「斜面下降流」が発生し奥の池付近に「冷気湖」ができてかなりの低温になったのではないかと想像しています。(相当な低温にならないとハスの葉状の氷ができない)

●今朝は全国的には、近畿から中国地方の内陸部で強い冷え込みがありました。広島県大朝でー17.4℃島根県弥栄でー16.3℃島根県瑞穂でー15.2℃岡山県千屋でー10.9℃奈良県針でー11.1℃和歌山県高野山でー13.3℃、などマイナス10度以下の所が沢山でました。
中国地方山間部で-15℃前後の冷え込み
2012年2月19日06時 アメダス気温分布
↑気象庁のホームページから。

「日最低気温」の観測史上1位の更新が続出
今冬は各地の観測所で最低気温の記録更新が続出しています。「おお寒む」としか言いようがありません。長野県菅平でなんとー29.2℃です。
2012年2月19日 日最低気温 観測史上1位更新
↑気象庁のホームページから。

2月3日にも最低気温の記録更新が大量出現した

アメダス大山で「日最深積雪」の記録を更新
今年は寒いだけではなく、豪雪であります。鳥取県大山(だいせん)で積雪の記録をいつ破るかと注目されていましたが、本日破られました。(どんな記録も破られるためにある?)今冬は積雪に関する記録更新も続出しています…。
日最深積雪の観測史上1位更新
↑これも気象庁のホームページから。

地球温暖化でたいへんなことになると心配している政府も、環境省も、経済産業省も、温暖化シミュレーション研究者も、温暖化ビジネスで商売する人も、NHKをはじめマスゴミたちは、この寒波を歓迎しなければなりません。冬将軍に感謝をして、お赤飯を炊いて喜ばなければなりません。毎日お赤飯が食べられるぞ…。そもそも、大寒波は温暖化の終息、あるいは反転、あるいは一時停止等を意味する可能性が大であるから、危機が回避される可能性がでてきました。温暖化が心配な政府やマスゴミらは大寒波をなぜ喜ばないのだろうか?(論理的に矛盾がありすぎるぞ!) 

●やつらは、地球温暖化を恐れているのではけっしてありません。地球温暖化を望んでいるのですよ。温暖化すればするほど、利権にできるのです…。温暖化の恐怖を宣伝して研究費をかすめ盗ったり、温暖化の対策としてくだらない政策をすすめて、いろいろな補助金や助成金をかすめ盗っているのです。その原資はわれわれ庶民からかすめ盗った税金なのです。国民はやつらのプロパガンダに騙されるな!
高層(500hPa面)も、低温記録更新!
●またまた寒波であります。昨夜からちらちらと風花が舞い、水たまりには氷が張っていました。有名な気象ブログのチーム森田の“天気で斬る!”を見ていたら、「けさ(土)9時の高層気象観測(約5000メートル)で、秋田では-46.7℃の気温を観測しました。(速報値)これは過去の記録-46.5℃を下回る、秋田としては観測史上最も低い観測値です。」などと書いているではないか! 地表だけでなく高層も記録更新だ! ということで確認してみました。
気象庁HP 過去の気象データ検索(高層) 秋田500hPa通年9時 観測史上1~10位の値(年間を通じての値) を見ると、統計期間は1957年4月~2012年2月の55年間の最低記録は従来はー46.5℃です。

秋田の高層500hPa観測統計ランク
↑気象庁サイトから。秋田の高層500hPa面での観測統計ランキングです。-46.3℃の数字が見えています。データは09時のものと、21時のものとの2枚あって、うっかり21時のものを撮ったので-46.3℃になっていますが、09時のものを見るとちゃんとー46.5℃(1967年)になっています。この1967年の観測史上の最低記録を本日破ったということになります。山本良一先生によると、地球温暖化によって人類はまもなく3分の1が死ぬ、と懸念されていますので、寒冷記録を更新したのはまことにめでたいことであります。お赤飯を炊いてお祝いをしなければなりません…。
2012年2月18日09時500hPa高層天気図の一部
↑これも気象庁サイトからです。500hPa高度、気温解析(アジア) 高層天気図でありますが、写真のものは2012年2月18日09時のものです。秋田のところにー46.7℃という観測史上の最低記録の数字がたしかに見えています。

高層気象観測所「秋田」での「500hPa気温」の観測史上の低い順ランク。
観測統計期間は1957年4月~2012年2月の55年間です。

1位 -46.7℃ 2012年2月18日09時 本日更新!
2位 -46.5℃ 1967年2月13日09時
4位 -46.3℃ 1985年1月29日21時
4位 -46.3℃ 1981年2月26日21時
5位 -46.0℃ 1960年1月24日09時
7位 -45.9℃ 1977年2月16日21時
7位 -45.9℃ 1959年1月24日21時
10位 -45.5℃ 2001年1月15日9時
10位 -45.5℃ 1981年2月27日9時
10位 -45.5℃ 1959年1月17日21時

★この10傑をよく見ると古い記録を、本日破ったことが分かります。CO2地球温暖化説を疑うに足る反証が次々に挙がっているぞ。最近ではマスゴミたちは地球温暖化をほとんど言わなくなってきました。いまだに言っているのはマスゴミではなく、原発利権屋どもとか、環境保護団体の連中や、太陽光発電パネルを売って金儲けしている奴らなどです。地球温暖化を利用して金儲けをしていただけということが、鮮明に浮かび上がりつつあります。

それと、世界の平均気温のピークは1998年で、それ以降は温暖化が止まり、若干の寒冷化を示しています。米国からハッキリとした資料が出てきました。けれども大気中の二酸化炭素濃度はほぼ一直線に上昇が続いていて、気温とCO2濃度の相関がくずれてきました。日本の代表的なCO2地球温暖化否定論の「近藤邦明・槌田敦」らの主張する「気温の上昇が原因であって、その結果としてCO2濃度が上昇する」という説が当たっていることを強く推認させられます。これからが、面白そうです…。(大論争になってくる。あるいは、壮絶なスキャンダルになる。)
「風力発電」も「太陽光発電」も、欠陥発電だ!
●新エネルギーの主力とされている「太陽光発電」や「風力発電」に期待している国民が多いのですけど、変な幻想は捨てた方がよろしいでしょう。2つ前のエントリーで、石油や天然ガスなどの地下資源の第一人者の石井吉徳先生が、メタンハイドレート・ムラが出来上がっていることを批判し嘆いておられることを書きました。同じようなことは「風力発電」や「太陽光発電」についても言えます。とっくの昔に「風力発電ムラ」や「太陽光発電ムラ」が出来上がっています。
税を負担しつつ幻想を追う国民が哀れである
とまで石井先生がおっしゃっています。これは、政府系研究者たちの誤魔化しとウソで固めた宣伝により、税金を払う善良な国民が “資源のない日本にとって、100年分もあるというメタンハイドレートで日本は資源大国になれるのだ” などと虚妄の幻想で洗脳されるのを嘆いた言葉です。この石井先生の言葉はそっくりそのまま、“風車や太陽光発電でエネルギー問題は解決だ” などと無邪気に信じている国民についても当てはまります…。

●なぜ、風力発電や太陽光発電がダメなのか? は簡単です。それらは、どうしよいうもない欠陥発電だからです。まともな発電手段ではありません。電気事業連合会のホームページにある図表 太陽光・風力発電の出力変動 を見れば良く分かります。風力発電は風任せ、太陽光発電はお日様まかせなのです。まったく制御が利かないのです。申すまでもなく、電力という形態のエネルギーは需要者側の使用電力の増減に対応して、こまやかな出力調節がもとめられます。出力調節ができなければ周波数変動が発生したり停電となってしまいます。風任せ、お日様まかせでは、電気が必要な時には発電せず逆に電気が要らないときに発電したりと、まったくあてにはできません。それでは役に立つどころか、むしろ邪魔者です。北海道電力や東北電力管内では早くから風力発電の電力受け入れ上限を設けています。環境問題に取り組んでいる活動家など、なぜこの簡単なことが理解できないのだろうか??

太陽光発電の出力大変動
太陽光発電の出力大変動
●当たり前のことですが、夜間は太陽光発電は発電できません。上のグラフから雨の日もほとんどゼロであることがわかります。晴れの日はまあまあ発電していますが、太陽高度に依存しています。しかし晴れの日でも雲が流れてきて太陽を隠すと出力は一挙に低下するでしょう。天気によりめまぐるしく変動し、季節によっても冬至には発電電力量は少なく、夏至には多いでしょう。世の中の電力需要の変化には全くおかまいなしなので、役立たずです。

風力発電の出力大変動
風力発電の出力大変動
●風力発電も出力大変動です。それどころか、風が弱くて発電しない日の方が多いです。風は吹いたり、吹かなかったり、急に突風が吹いたりと、これもクルクルと目まぐるしく変動します。定格出力など何の意味もありません。一時、スマートグリッド(賢い送電線網だって?)などというアホウなことが話題になりましたが、スマートグリッドなどで吸収できるようななまやさしい変動じゃありません。で、最近では急に言わなくなったようです。風力も太陽光発電もその出力変動は、例えば、0、47、0、13、57、0、0、0、100、29、5、0、100、13、というような変化なのです。しかも制御が全く不可能なのです。これは致命的な欠陥です。

あてにならないのです。だから、いくら風力や太陽光を増やしても、それらが無風や悪天で発電出来ないときに備えて、バックアップの火力発電が必要なのです。火力発電が減らせないのです。ようするに太陽光発電も風力発電も自分では自立できないのです。自己完結性がありません。あくまでも、あってもなくてもいいような付属品にしかすぎないのです。否、僅かならばまだしも風力や太陽光をふやすと大きな問題が発生します。スペインやドイツで問題が発生しました。マスゴミはなぜきちんと報道しないのだろうか?

素材のエネルギー原単位
素材のエネルギー原単位
●↑の図表は、それぞれの素材を製造するにあたって、1トン製造するのに何メガカロリーのエネルギーが必要かについての表です。電力中央研究所が1991年11月に出した報告に基づく表です。古いデータなので、熱量の単位にカロリーが使われています。(カロリーは廃止されて現在はジュールです。)ですが、EPRを算出する場合は今でもこのデータが使用されているみたいです。

★問題は、太陽光発電パネルを製造する材料のシリコンが物凄く電力を喰うということです。アルミニウムが「電気の缶詰」と言われ、原発があるから電気代が高すぎて日本国内でアルミニウムの製造ができないアルミ製造メーカーが、電気代の安い東南アジアで作っているというのはよく知られています。この表をよく見ると、シリコン製造には「電気の缶詰」のアルミニウムの10倍以上も電気が必要ということであります。一体なんと表現したらいいのでしょうか? シリコンは「電気喰い怪獣」「エレキザウルス」ではどうかな? これがあるから、太陽光発電パネルの生涯で発電できる電力量よりも、製造に必要な電力量のほうが多いんじゃねえのか、と陰でこそこそ言っている専門家もけっこういるみたいですよ…。(職を失うので堂々とよう言わない…)

結局、風力発電も太陽光発電も、最大の欠陥は不安定電源で制御が不可能であること、次には、発電できる電力量が少なすぎることであります。逆に言えば単位電力を得る為には装置が巨大すぎることに尽きると言えそうです。装置が巨大な割に(つまりコストが大きすぎる)、発電電力量が少なすぎる(つまり売電収入が少ない)のです。だから、経済的にも全く経営がなりたたない…。で、カネの亡者のソフトバンクの孫正義社長が「ワシの太陽光発電を1キロワットアワーあたり40円で買い取れ!」などと露骨な無心をするのです。税金にたかる蟻みたいです。みっともない。もし太陽光発電パネルが沢山発電すれば、コストに対する収入が増えて1キロワットアワーあたり10円でも経営がなりたつのです。太陽光発電の発電能力の低さが根本的にあるのに、それは、高値買い取り制度などで改善するわけでは全くないのは明白です。

★政・官・業のトライアングルがわれわれ国民大衆にキバを向けています。新エネルギー大政翼賛会ができています。太陽光発電ムラ、風力発電ムラ、が完成しています。そう遠くない日に電気代が法外に値上げされるというかたちで庶民のお金がむしり盗られるでしょう。エコの美名のもとで補助金・助成金が流し込まれ国家財政がかすめ盗られるでしょう…。ホントに石井先生の言う通りです。
税を負担しつつ幻想を追う国民が哀れである

いや、違う! 真実・真理の探究者であるべき研究者たちが、利権の乞食、カネの亡者、権力のしもべ、に成り下がって善良な国民大衆に虚妄の幻想を植え付け、だまして、ごまかして、カネをくすね盗る手先になっているのは、哀れであります…。
脱原発に代替案は必要ない!
●むかし、わたくしは各地の文芸同人雑誌に参加して小説ともエッセーとも言えない駄文を一生懸命に書いていました。5誌に参加しました。ジャンルとしてはSFの会が主でしたが、純文学の会にも参加しました。SFでは有名な「星群」にも参加しました。そのころ、関東の「宇宙塵」と関西の「星群」の2誌が日本のSF同人誌界を二分する双壁でした。「星群」からは何人もの作家が排出しましたが、その一人に山本弘氏がいます。山本弘氏はと学会を設立したり、地球温暖化問題にも口を出して、CO2温暖化懐疑論者の武田邦彦氏にかみついてコテンパンに論破されるなど、話題をふりまいています。

●山本弘氏はどちらかというとお子様向け作風で、本格的なサイエンス・フィクションからは対極にある作風です。わたくしの好みから申せば、山本弘氏は作家になってはいけない人でした。「星群」には欧米のハードSF、サイエンス・フィクションを彷彿とするような作風の有力な書き手が何人かいたのですが、それらの書き手が文壇にデビューできず、単なる冒険譚とかファンタジーのようなお子様向けのものを書く書き手が作家になったのはまことに残念であります。おそらく、日本人は全体的に理屈で考える科学リテラシーが低くて、サイエンス・フィクションを受け入れる土壌が読書界に少なかったのだろうと思います。その反面、日本人は感覚的な抒情性には優れたものを持っているから、ファンタジーのようなものが歓迎されるのでしょう。

●この日本人の特性、すなわち論理的に理屈っぽく考えるのではなく、情緒的・感覚的・直感的にものごとを捉える傾向があるということが、環境運動とかエコ活動に暗い影を落としているように感じます。ほんとうに日本人は抒情性の民族で、刹那的な瞬間の感興をうたいあげる短詩型文学(俳句・短歌など)が異常に発達しました。けれども深刻なテーマを理屈っぽく掘り下げるロシア文学の巨匠、トルストイとかドストエフスキーのような作家は日本にはついに現われませんでした。この日本人の多くが理屈っぽくないと言う性質が、権力をにぎった排他的既得権益者たちにていよくだまされていく根本的な原因であります。まことに残念であります。

●国民大衆はもっともっと理屈っぽくなって、ものごとを疑ってかかるべきなんです。なにごとも信用してはなりません。なにか嘘がないか、インチキを弄していないか、ていよく誤魔化されていないか疑うべきなんです。へそ曲がりにならなければいけないのです。懐疑の精神、科学哲学で言うところの「反証主義」なんです。どんなに真実そうに見えてもたった一つの反証が出てきたら、その仮説は棄却なのです。ボツです。疑って、疑って、疑い尽くして、それでも何の反証も出なかったら、いちおうその仮説を認めてあげましょう…、ということなのです。誰もが信じていた不易の定説が覆されるということは、あるのです。そういう意味では、地球温暖化CO2原因説も、温暖化が危機であるとする説も、まだまだ単なる仮説です。反証はたくさんあります。ただたんに温暖化で権益やカネにしている人たちが政治的にそうしているだけにすぎません…。

●さて、脱原発には代替案が必要だといまだに信じている人が多すぎます。特に、もと左翼の活動をしていた運動家などはみな「脱原発」=「新エネルギー推進」と主張しています。新エネルギーを推進しない限り脱原発は無理だと考えているようであります。脱原発は、脱原発の主張をし原発をやめさせたらいいだけのハナシです。何の代替案も必要でないし、この国はそもそも原発に依存していないにもかかわらず、そう思い込んでいるようです。人間はいったん思いこんだら鋼鉄の檻に入れられたみたいなもので、容易に檻を破ることができないようです。もしかしたら、環境運動などしている元左翼の活動家は、利権屋なのではないのか? という気がしています。脱原発を主張して新エネルギー推進に関与して何らかの金品を得ようとたくらんでいるのかもしれません。そうでなければ説明がつきません。まもなく全原発が停止しますが、停電してもいいのかという脅迫とうらはらで、原発なしでも火力発電等で電力需要が賄える発電容量があることが、誰の目にもハッキリしてきました。にもかかわらず、いまだに原発依存からの脱却に代替エネルギーを進めろ! と叫んでいます。

(東京新聞)渡辺謙さん、ダボス会議でスピーチ 原子力からの転換訴える
2012年1月25日に、スイスで行われた世界経済フォーラム年次総会「ダボス会議」で、著名な俳優の渡辺謙氏がスピーチしたようです。そのスピーチの草稿全文が報じられています。スピーチの内容は賛同できるものですが、脱原発には新エネルギー推進が不可欠なものと思い込んでいます。これではどうしようもありません。渡辺謙氏は元左翼の環境活動家などではありませんが、「原子力から再生エネルギーへの転換」など訴えれば、排他的利権屋集団の思うつぼだということが分からないのだろうか?

【引用開始】
 国は栄えて行くべきだ、経済や文明は発展していくべきだ、人は進化して行くべきだ。私たちはそうして前へ前へ進み、上を見上げて来ました。しかし度を超えた成長は無理を呼びます。日本には「足るを知る」という言葉があります。自分に必要な物を知っていると言う意味です。人間が一人生きて行く為の物質はそんなに多くないはずです。こんなに電気に頼らなくても人間は生きて行けるはずです。「原子力」という、人間が最後までコントロールできない物質に頼って生きて行く恐怖を味わった今、再生エネルギーに大きく舵を取らなければ、子供たちに未来を手渡すことはかなわないと感じています。
【引用終了】

電気に頼らない生き方を目指すならば、原発を棄却するだけでいいわけです。その分だけ日本の総発電容量を減らせます。また火力発電も縮小できたら更にいいわけです。原子力村に関わる会社や省庁が新エネルギーもやっているのを知らないのだろうか? たとえば原子炉を製造する日立・東芝・三菱重工・IHIは、風力発電や太陽光発電パネルを製造しています。たとえば原子力も新エネルギーも所轄するのは経済産業省です。つまり原子力村と新エネルギー村はほとんど重なっています。原子力村の住人たちは原子力が万が一温存できなかった場合は新エネルギーで行こうと考えています。再生エネルギーに大きく舵をとらないと脱原発ができないと考えること自体が、完全にプロパガンダに乗せられています。

それに、スペインでの風力発電の行き詰まりと、太陽光発電バブルの崩壊を知らないのだろうか? ドイツでの太陽光発電の財政的失敗・行き詰まりを知らないのだろうか? 不安定電源の新エネルギーをいくら増やしても、バックアップする火力発電が削減できないのは既にスペインの事例で判明しています。このようなことは、マスゴミはほとんど報道しなかったから、知らないのかもしれません…。
ドイツは間違った 全量固定買取価格(フィード・イン・タリフ)は正反対の結果
原子力村以外にも「ムラ」はたくさんあるぞ!      メタンハイドレート・ムラ
●2011年3月の福一原発の核爆発犯罪で(これは事故ではない、犯罪だ)原子力村(げんしりょくむら)の存在が浮かび上がりました。このムラの住民の特徴は、いびつな仲間意識でご互いをかばいあい、責任は絶対に認めないどころか自己の責任を他者に転嫁する醜さで、さらに、他者が苦しもうが死のうが全くおかまいなしの傍若無人さで、黒いものを白だといいくるめ、まるで寄生虫のように他者のお金を吸い盗る人たちである、といえましょうか。

●残念なことに、おぞましいことに、この国には「原子力村」の他にも、色々な排他的利益集団の「ムラ」が出来ているようであります。その一つである「メタンハイドレート村」について書いてみましょう。もったいない学会の創設者で国立環境研究所の第9代所長を務められた石井吉徳(いしいよしのり)先生が「メタンハイドレート村が出来ている!」と言っていますから、ほぼ間違いないでしょう…。この国はもはや排他的既得権益集団の「ムラ」だらけで、国家の財政に蟻のようにたかって税金をかすめ盗る研究者たちがいっぱいいるようです。研究費泥棒のような研究者たちにだまされる国民の姿を見て、石井先生は「税を負担しつつ幻想を追う国民が哀れである」とまで仰っています…。嘆いておられます…。

という前提において、次のニュースをご覧ください。
(朝日新聞デジタル)メタンハイドレート掘削へ12日出港 渥美半島沖へ なお、朝日新聞は「浅卑新聞」などと揶揄されています。権力者たちの手先・広報紙になって国民をまどわす「あさましくて、いやしい」新聞だ!という意味だと思われます。ネット言論空間でそんな異名が流布しています。

【引用開始】
 新しい天然ガスとして注目されるメタンハイドレートを世界で初めて海洋で試掘するため、静岡市の清水港に寄港した地球深部探査船「ちきゅう」が10日、報道陣に公開された。12日に出港し、国内でも有数の埋蔵量があるとされる愛知県渥美半島沖へ向かう。ちきゅうは全長210メートル、幅38メートルで、海底から地中へ7千メートル掘る能力がある世界最高水準の探査船。波や風を受けても、高い精度で船を同じ位置に保つことができる。試掘をするのは石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)などで、出港後にメタンハイドレートが埋まる東部南海トラフ(海盆)の海域へ向かい、14日朝から約40日かけ、海面下約1200~1400メートルの井戸を計4本掘る。
【引用終了】

●この記事は、(独立行政法人)海洋研究開発機構(JAMSTEC・ジャムステック)の地球深部探査センター発表した内容をそのまま垂れ流した記事のようであります。廃止や縮減が政治課題となっている独立行政法人が手前みそな発表をそのまま流すだけの新聞であるから、おかみの広報新聞だと揶揄されるのでしょう。おそらく政府系研究機関は「こんな立派な調査・研究をやっているのですよ」と国民に宣伝したいのでしょう。海洋研究開発機構の予算推移を見ると、年間予算は2011年で補正予算を含めて537億円です。ここ10年ほどは予算が伸び悩んでいます。それでこんな立派な研究をしていると宣伝して、予算の増額を要求するネライがあるのではないか? 
(地球深部探査船「ちきゅう」はJAMSTEC地球深部探査センターに所属していますが、メタンハイドレートの試掘をするのは独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構のようです)

政府系機関からのプレスリリースを垂れ流すだけでは新聞社の値打ちはありません。新聞社にも数は少ないけれども科学記事を書く理系の記者もいるみたいですから、その調査や研究に莫大な税金を流し込むだけの大義や費用対効果があるのか? その新聞社なりの検証が必要なのです。プレスリリースを垂れ流すだけでは新聞社の存在理由はないのです。なぜならば、その機関のホームページを閲覧すれば新聞記事よりもはるかに詳しく情報を得られるからです。

●さて、多分、石油とか天然ガスなど地下資源に関して、第一人者と思われる石井先生の主張は物凄いものです。メタンハイドレートなど資源ではない! と一刀両断に斬り捨てます。資源としての価値はなしと完全否定です。 新聞社には政府系研究機関のアホウな応援団をするのではなく、石井先生のようなまともな学者を取材して、すくなくとも、両論併記で報道してくれたらなあ、と望みたいです。

メタンハイドレートは資源ではない(1)資源は質が全て
メタンハイドレートは資源ではない(2)在来型ガス田と全く違う
メタンハイドレートは資源ではない(3)膨大なメタン回収エネルギー

石井吉徳先生の主張を要約します
1.資源とは質がすべてだ。量ではない。どんなに埋蔵量がたくさんあ
 っても質の悪い物はダメだ。質が良いかどうかの判定基準はEPR=
 Energy Profit Ratioだ。入力エネルギーと出力エネルギーの比。

2.メタンハイドレートは水深千メートルの海底下の数十から数百メー
 トルの地層の中にある。薄く広がっている。氷のような固体なので掘
 削しても自噴するわけではない。固体をガスとして遊離させねば採掘
 できないが、それには莫大なエネルギーが必要。

3.資源であるための3条件。①濃縮されている。②大量にある。③経済
 的な位置にある。これを満たすものでないと資源ではない。専門家に
 もこれが分からない愚か者がいる。メタンハイドレートは①と③を満
 たしていない。いくら埋蔵量があっても意味がない。

4.すでに20年からの研究の歴史があるが、エネルギー収支比、EPRに
 よる科学的な経済評価が全くなされていないし、しようとしない。経
 済性があるかどうかも不明。(科学的な経済評価をしたらダメなこと
 がバレてしまうから、しない)

5.それにもかかわらず、現実を無視した楽観的なバラ色の話ばかりが
 マスゴミを通してばら撒かれる。もはや研究それ自体が利権化してい
 る。メタンハイドレート・ムラが出来上がっている!
税を負担しつつ幻想を追う国民が哀れである

★わかりやすく例えるならばこうです。
富士山の麓に空腹の人がおります。腹ペコであります。すると、富士山の頂上から声が聞こえるではありませんか。「おーい、腹ペコさんよ~。御馳走したるで。ここまでおいでや」という声です。腹ペコさんは麓から3776mの富士山頂まで登りました。険しい登山道をよじ登ってやっと山頂にたどり着いて、どんぶり一杯のご飯を食べさせてもらいました。しかしながら、計算してみると、どんぶり一杯のご飯の熱量よりも、登山で消費したエネルギーの方が大きいことが判明。体重を測ると痩せていました…。
収入よりも支出のほうが大きかったら商売は赤字です。EPR(Energy Profit Ratio)も商売の収支計算と全く同じ考え方です。赤字になるものは資源とは言えないのです。
究極の検証方法! 単なる試算よりも実証的実験を! エネルギー経済特区を作って「再生可能性」の証明をしてみろ。
「再生可能」だとか「持続可能」とか「サステナビリティsustainability」などの言葉が氾濫しています。特に環境問題であるとかエネルギー問題などの議論においては、必ずと言ってもいいほど出てくる言葉です。ところがこれらの言葉は、極めて曖昧であり情緒的・イメージ的に使われているのが現状であります。何をもって再生可能(持続可能)と評価するのかその定義もなく、ほんとうに再生可能かどうか判定する基準もかなりあいまいであるという、印象がいなめません。

サステナビリティの科学的基礎に関する調査 という有志の研究者に依る任意団体の報告書があります。この任意の研究者の集団のメンバーには、有名な地球温暖化利権者の山本良一氏をはじめ、CO2地球温暖化説擁護の元締めという立場の小宮山宏氏などの諸氏が顔を並べているので、興ざめであります。また日本の選挙にマニュフェストというものを移入させた政治家の北川正恭氏がいるのも興ざめです。「科学的基礎に関する調査」などと銘うちながら、政治家や工学者や環境活動の運動家がかかわっていますから、そうとう割り引いて受け止める必要がありそうです。ですが、この集団が作成した報告書で定義している「持続可能性=サステナビリティ」の定義自体はおおむね賛同できます。

報告書の第1部 サステナビリティとは何か でサステナビリティの定義と題していますが、一読してすぐに気付くことですが、「サステナビリティ」を全く定義していません。サステナビリティという概念の出てきた経緯を簡単にのべ、そういう概念が発生する下地にあった認識であるとか、その概念についての複数の人々の考えを紹介しているだけです。ようするに簡略的に定義するのが極めて難しい概念であるという気がいたします。(おそらく、何ページかにわたって論じていること全体が、定義であるのでしょう)

書いてあることを、次のように要約できるでしょう。

「有限な世界で無限の成長は不可能」であります。また、「従来型の経済成長には物理的・生態学的な限界がある」のは明白です。そこで、まづ世界の有限性をよく認識ししなければなりません。また、世代間の公平さ・南北間の公平さという倫理も持つ必要があります。そして、他の生物種の生存権も認めなければなりません。それらを踏まえながら「枯渇性資源の依存」から脱却し、かつ「廃棄物の累積」を回避しなければならないのです。

●この有志の研究者集団の作成した報告書は、教科書的に要領よくまとめていて、格調高い報告書であります。けれども、読み進めるうちに、わたくしは腹が立ってきました。そもそも、「独立行政法人・国立環境研究所」や「独立行政法人・産業技術総合研究所」の環境省と経済産業省の官僚天下り組織の御用研究者が作成にかかわった報告書です。ハッキリ言って、ほとんど政府のプロパガンダ報告書であります。読み進めると、案の定、地球温暖化を危機だと持ち出しているし、風力発電だとか太陽光発電を手放しで「再生可能エネルギー」だとしています。

●風力発電も太陽光発電も、ほんとうに「再生可能」なのかどうか全く検証されていないのにもかかわらず、手放しで再生可能なものだという前提において報告書がまとめられています。これは背後にうごめく利権誘導がなせる恣意的報告書であり、きわめて詐欺的であると言っても過言ではありません。たしかに、電力中央研究所は風車や太陽光発電のEPR(energy profit ratio、エネルギー利益率)について、風力発電で38~54倍、太陽光発電の旧来技術で12~21倍、太陽光発電の最新技術で16~31倍などと、とんでもない数字を挙げています。それを以って再生可能な発電システムだと評価される根拠になっています。しかしそれは単なる試算でしかすぎません。再生可能であることの「証明」とは全く違います。試算はあくまでも仮説と同じであります。

通常「再生可能」と言っているのは、風や陽光が無尽蔵であって、枯渇することがないというだけのハナシです。風車や太陽光パネルという「工業製品」が風車の電力・太陽光の電力でその「工業製品」が再生産できるのか? ということとは全く異なります。

●そこで、風車や太陽光発電システムが再生可能かどうかの簡単な証明法を提案したいと思います。簡単です。再生可能エネルギー経済特区を作ればいいのですその経済特区ではいくら太陽光発電パネルを設置してもかまいません。建物の屋根という屋根には全て太陽光発電パネルを設置します。空き地という空地にもパネルを敷設です。ようするに地表は太陽光パネルだらけです。なお、その特区の面積はわたくしの住む淡路島ぐらいの大きさがいいでしょう。

次に、太陽光パネルが敷設し終わった暁には、それ以降は石油を使ってはいけません。石炭もダメ、天然ガスもご法度。もちろん化石燃料が起源の電力もだめ。使えるのは太陽光発電パネルで発電した電力だけです。そういうエネルギー経済特区をつくるのです。そして、その経済特区で太陽光電力のみのエネルギーで、新たな太陽光発電パネルが製造できるか?実験するのです。数十年後、あるいは100年後、石油が枯渇にせまり自由に使えないときは必ずきます。(石炭はもう少し枯渇は先でしょうが)そうなればイヤでも太陽光電力のみで新たな太陽光パネルの製造を余議なくされます。それを前倒しで実験するのです。太陽光パネル材料のシリコンの採掘・精錬・製造から、運搬、パネル製造工場の建設や稼働、パネル製造、もちろん懸架台の製造も、設置も、保守点検も、廃棄にいたるまで、使えるエネルギーは太陽光発電電力だけです。そのようになっても新しい太陽光パネルが作れたとしたら、つまり自己再生産が可能であったならば、はじめて「再生可能」だといえましょう。その特区で1年間に製造しなければいけない太陽光パネルの量は、敷設してあるパネルの最低でも20分の1です。これはそのパネルの使用耐用年数が20年であると仮定したら必然的にそうなります。これはあくまでも最低量です。

「そのシステムで生産したエネルギーのみで、そのシステムの自己再生産が可能」というのが「再生可能」の本当の意味ですが、ここのところは誰も言わないのは何故なのだろうか? 実際はもっと厳しいものです。「そのシステムで生産したエネルギーの一部でもって自己再生産」ができなければ、社会で使用できるエネルギーは無いということです。つまり自己再生産した上でなおかつ余剰のエネルギーを沢山産み出さなければダメだということです。電力中央研究所などが何百編の論文で試算してもなんの説得力もありません。試算などどういう数字でも出せます。そんな論文の紙切れよりも一つの壮大な経済特区の実験です。つまり論より証拠(実験)なのです。実験が試算の検証なのです。
賭けをしてもいい。もしこの壮大な実験をすれば、プロパガンダの化けの皮がはがれるでしょう…。

試算など、投入エネルギーの積算を少なくして、算出エネルギーを多めに見積もれば、数字はどないでも誤魔化せます。しかもそれを推進したい側の人が算出しているのです。中立の立場の研究機関がしているのではありません。そんな「恣意」が入ることを排除できない試算などではなく、実際の実験をするのが最も説得力があるのは論をまちません。
橋下徹に対する批判が挙がりだした!
●橋下徹に対する批判が一斉に挙がり出しました。昨日の朝刊各紙で、橋下徹が自身の言葉で語った内容が報道されるやいなや、批判や疑問が挙がりだしたわけですが、それまでは橋下徹は政策の基本的な部分を語りませんでした。それで橋下の政治家としての考えが不明なので良いも悪いも評価のしようがありませんでした…。多くの人々は様子見であったのですが、橋下の基本的な考えが判明してきたから、橋下徹にたいする批判はこれから広がってくるでしょう…。そして批判の広がりと反比例して橋下にたいする演出された熱狂は醒めてくるでしょう…。

天木直人さんのブログ2月11日記事「橋下徹の正体が見えた!」

【引用開始】
 あまりにもめまぐるしく世の中が動いているせいなのか、それとも目の付けどころが的確なのか、次々と私の予言が的中していく。私は橋下「維新の会」の評価は二つ点が明らかになった時に決まるとかねてから言い続けて来た。すなわち既存の政党、政治家と連携せずあくまでも橋下新党を貫徹すること、そして自ら掲げる政策が正しいものであること、これである。前者についてはまだ不明である。橋下氏がどの政党とも組まない可能性はある。そしてそれを私は歓迎し、もしそうなれば橋下氏を評価する。しかし残念ながらその前にその政策において彼が私の対極にあることがついにはっきりした。

 きょう(2月11日)の読売新聞が報道している。橋下徹大阪市長は10日、次期衆院選で掲げる政権公約に環太平洋経済連携協定(TPP)への参加と、日米同盟を基軸とした外交政策を盛り込む方針を明らかにした、と。これだけで十分だ。読売新聞はそのほかにもいくつかの政策を並べ、「国政進出を目指す維新の会の公約『船中八策』の骨格がほぼ固まった」と伝えている。しかし対米従属の象徴であるこの二つの政策だけで十分だ。

 見ているがいい。いまに沖縄普天間基地問題についても辺野古移転を進めよと言い出すに決まっている。強い者には弱く、弱いものには強い橋下徹の正体が確認された瞬間だ。私はこれまで橋下氏を好意的に見てきた。無理を承知で、まだその政策を自分の口から正式に発表するまでは橋下氏の正しい評価はしない、できない、と言ってきた。そしてついに橋下氏は2月10日、記者団の前で、大阪市役所で、公式に明言したのである。「日本は自主自立の防衛力を持たない。(米国に)頼らざるを得ないのが現実だ」と述べて、日米同盟を基軸とする外交を支持したのだ。これこそが自民、民主を貫くこれまでのこの国の既存支配体制と共通の考えである。こんな考えを持っている者のどこが革命者なのか。

 もう一つ加えておこう。「船中八策」は橋下氏が個人の信念にもとづいてつくられたものではない。橋下の人気に便乗し、ブレーン気取りになって群がる元官僚や権力にめざとい学者、有識者たちがつくったものだ。その上に橋下氏が乗っているだけだ。この点もまた、自民党、民主党を問わず、これまでのこの国の政治指導者たちと同じ構図だ。私の闘う相手は、まさしくこのような人物と、それに群がるもの立ちが、がこの国の政治を乗っ取ろうとしている、その動きそのものである。彼らには決して日本は救えない。本物の救世主がますます必要になってくる。おもしろくなってきた。血が騒いできた。
【引用終了】

(なお、天木氏の文章は原稿密度が余白部分が多すぎて、折角の主張も間延びした印象がいなめないので、私が勝手に文章を引き締めました。が文字表現そのものは変えていません)

●橋下徹は改革者のふりをした守旧派政治家の手先に過ぎないことがこれでハッキリしました。この国にいま必要なことは、アンジャンレジーム(旧体制)の打破であります。アメリカが実効支配している体制からの脱却であります。官僚たちが支配している構造の破壊であります。しかしそれができる有力政治家が僅か数人しかいないことがこの国の不幸であります。有権者は橋下徹みたいなチンピラ若造政治家にのせられてはいけません。

●天木直人さんの記事タイトルと、昨日のわたくしのエントリーのタイトルが偶然にほとんど同じものになってしまいました。しかし、これは偶然ではなく必然であります。誰であっても自分自身が旧体制につらなる権益者でないかぎり、「橋下の正体がわかったぞ!」と受け止めるわけであります。そう見えるわけです。ですから、偶然ではなく必然なのです。もしそう見えないのであれば、貴方ご自身が既得権益者に他ならないか、あるいはマスゴミのプロパガンダに洗脳されているかの、どちらかです…。
(自分の「知識の多寡」と「依拠する立場」により、ものごとは全く異なって見えるのです。)
橋下徹氏の正体が見えた!
●舌の運動神経が発達している橋下徹氏の正体が判明しました。馬脚を顕してきたようであります。橋下氏はまぎれもなくアメリカ隷属主義者であり、旧体制温存擁護の守旧派政治屋であることがほぼハッキリしてきました。みんなの党と繋がっていることから、そうではないかとにらんでいましたが、やっぱりそうでした。もう、国民・有権者はだまされるな。小泉純一郎(ポチ1号)にだまされ、菅直人(ポチ2号)にだまされ、野田佳彦(ポチ3号)にだまされ、次は橋下徹(ポチ4号にはなれないでしょう)にだまされるのか? いい加減に国民は学習をしろ。1回だまされるのはしかたがない。しかし、だまされたら失敗の経験から教訓を学習する必要があります。

●そもそもマスゴミが持ち上げるものには欺瞞があふれています。嘘だらけと言っても過言ではありません。マスゴミがもてはやすのは、マスゴミにとって都合が良いからもてはやしているのに過ぎません。マスゴミは我々国民大衆のためを思って、大衆にとって良い政治が行われるようにと、もてはやしているわけでは決してありません。

(読売オンライン)維新の会、TPP参加公約に…橋下氏が骨格表明

【引用開始】
地域政党・大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長は10日、環太平洋経済連携協定(TPP)への参加や日米同盟を基軸とした外交などを次期衆院選の公約として掲げる意向を明らかにした。橋下氏はすでに、首相公選制や高所得者に対する年金の掛け捨て制の導入なども打ち出しており、維新の公約「船中八策(せんちゅうはっさく)」の骨格がほぼ固まった。
 橋下氏は同日、市役所で記者団に公約の内容を問われ、「(TPPには)基本的には参加だ。ヒト・モノ・カネの移動は国境を意識せず、日本の外から付加価値を取り込む」と述べた。農家などの反発については、「一部の人は痛みを伴うかもしれないが、将来的には必ずプラスになる」と語った。安保政策については、「日本は自主自立の防衛力を持たない。米国に頼らざるを得ないのが現実だ」と述べ、日米同盟を基軸とする外交を支持する考えを示した。一方、米軍普天間飛行場移設など沖縄県の基地問題については、「個人的には考えがある」としたが、党内論議を深めるとして明言は避けた。(2012年2月11日 読売新聞)
【引用終了】

●そりゃ、来たぞ。橋下徹氏は、TPP推進派だ。恐らく原発も温存推進のハズだ。橋下の脱原発は口先だけだ。放射能ガレキを受け入れると言っていたし、原発反対住民投票もつぶしにかかっている。安保政策についても米国に頼らざるを得ないなどと、露骨に米国隷属だ。旧体制既得権益擁護の姿勢がありありと出ています。財務官僚・外務官僚・防衛官僚たちの敷いた路線を踏襲するということがハッキリしました。これでは旧体制の改革者ではまったくありませんし、橋下が出てくる必然性はないのです。なぜならば、自民党や民主党野田・岡田派と基本的な政策ではなんら変わらない、ということであります…。

TPPには中国も韓国も台湾もインドネシアもタイもインドもロシアも参加しません。入るのは小国ばかりです。事実上の日米貿易協定でしかありません。しかもアメリカは輸出倍増計画を進めています。ブルネイなどアジアの小国にはアメリカ製品を売りさばく市場がありません。アメリカの輸出倍増計画のターゲットは日本であることは明白であります。すでに、日本の「軽自動車という規格」は非関税貿易障壁だ!などとやくざの因縁みたいなことをアメリカが言い始めております。そういう無理難題を吹きかけられて、はねのけるだけの外交的強さは日本にはありません。そういう状況の中で、橋下が言うように、「日本の外から付加価値を取り込む」など出来るハズがありません…。そんなアホな。全く逆だ。日本はアメリカに国民が汗水ながして稼いだ付加価値をかすめ盗られるだけだ。TPPは永久に日本がアメリカの植民地になる罠であることは明白です。政府が言うように本当にアジアの成長を取り込むのを狙うのならば、TPPじゃあなくて、ASEAN+3 あるいはASEAN+6 の推進じゃあないのか? これならばアメリカがカヤの外じゃ。TPPにはアジアの成長から取り残されるアメリカの焦りが感じられます…。TPPを足がかりにしてアメリカがアジアに食い込みたいのではないか? まず日本が付加価値をアメリカにかすめ盗られる…。日本に駐留するアメリカ軍の経費は7割も8割も日本が出しています。外為特金などでアメリカの国債をしこたま買わされ、しかも超円高に担ぎあげられ大損させられています。宗主国アメリカはあの手この手で植民地日本からカネを巧妙にかすめ盗っているようです。

TPPには極めて問題が多いと指摘されるISD条項がしかけられています。経済産業省の官僚はこれを隠していたので、昨年秋の国会で野党議員からISD条項の問題点を質問で糺されたときに、野田首相が全く知らなかったことが発覚しました。野田首相のしどろもどろの答弁には国民は唖然とさせられました。TPP中身知らない野田・枝野/ISD条項・国内法に優越する事も知らず この動画では自民党の議員が野田首相をきびしく追及していますが、この問題については自民党を支持せざるを得ないところが、とても悩ましいです。

橋下徹氏はTPP盲信の売国奴であることがハッキリした。もう国民・有権者は橋下徹にだまされるな。

★たとえば次に列挙するような主張を宣言し、命がけで取り組む覚悟を持った政治家(候補者)こそが、われわれ国民大衆の味方であり、真の改革者であるということを忘れてはならないのです。こんなことは、橋下徹氏は全く言っていませんよ。橋下の舌先三寸、目先の巧言令色を信用してはいけないのです。

●原発全面廃止。原発村の解体。これが政官業癒着構造や既得権益の象徴であり、不正や欺瞞の巣窟です。
●消費税増税阻止。消費税とヨーロッパの付加価値税とは似て非なるもの。消費税を廃止して、以前のぜいたく品ほど重くなる物品税を復活せよ。高級車ほど減税になる(エコカー減税・補助金)政策は全くおかしい。ぜいたく品を減税するのは環境にわるいし…。
●官僚の天下りと渡りの禁止。これこそがこの国の最大の問題。ですが、これに本格的に手を付ける政治家は殺されるのが現実です。(伊藤白水に殺害された石井紘基議員の例など)
●企業団体の政治献金の全面禁止。カネのある会社が政治を陰から牛耳るのをやめさせるのは、これしかない。選挙権のない企業(自然人ではなく法人)が政治を牛耳るのはそもそもおかしい。
●特別会計の一般会計への組み換え、独立行政法人等の廃止縮減。国会審議さえなされず、官僚たちの使い勝手のいい財布になっているのをなんとかしないといけない。
●アメリカからの真の独立。アメリカもかつて宗主国イギリスから独立した。今度は日本が独立する番だ。
●司法改革、検察警察の取り調べ全面可視化。調書の捏造により無実の罪が作られているだけでなく、反体制派を抹殺していく道具になっています。国策捜査をやめさせなければいけない。
●マスゴミ改革。電波のオークション制の導入。再販制度の廃止。国民がていよく洗脳されだまされていくのはマスゴミの腐敗が原因です。ここにメスをいれないとどうしようもありません。

半世紀ぶりの寒波だ。
今冬はかなりの寒冬(厳冬)であります。恐らく平成最強の寒冬となりましょう。ヨーロッパでも、ロシアでもアジア東部でも記録的な寒波で、寒さの影響でかなりの犠牲者がでております。まだ寒波は終息していないし、犠牲者の集計が進むとうなぎのぼりに増加するでありましょう…。それにしても、日本のマスゴミはおかしい。熱波で犠牲者がでたら大騒ぎするのに、寒波の犠牲者をあまり報道しません。日本のマスゴミにとっては寒いというニュースは、彼らにとっては「不都合なニュース」であって、できれば避けたいのでしょうね…。

(時事ドットコム)ドナウ川氷結、運航に支障=欧州大寒波の死者460人に
【引用開始】
(ベルリン時事)欧州各地で続く大寒波で、水運の大動脈であるドナウ川が広範囲にわたって氷結し、船舶の運航に深刻な影響が出ている。一方、寒波による死者は増え続け、AFP通信によると9日までに460人に達した。ドナウ川の氷の厚さが一部で50センチに達したセルビアでは、運航再開まで10日かかる見通しで、物流が滞っている。ブルガリア当局は運航を全面的に禁止。このほか、クロアチア、ルーマニア、ハンガリー、オーストリアで運航に支障を来している。(2012/02/10)
【引用終了】

●アジアの寒波も数十年ぶりのものです。日本でもこのあいだ低温の記録が沢山更新されましたが、マスゴミたちはほとんど報道しませんでした。温暖化の危機とやらで恐怖におののくマスゴミたちは、寒くなって良かったと喜んで報道しなければならないのに、不都合な事実は見て見ぬふりです。
「日最低気温」の記録更新地点の、大量出現。

(ハンギョレ・サランバン)“55年ぶりの寒波” 本日ソウル零下17度
【引用開始】
 ソウルなど中部地方と南部内陸地方の一部に寒波特報が出された中で、2日朝ソウルの気温が零下17度まで下がるなど、寒さが絶頂に達するものと見られる。 今回の寒波は土曜日からゆるむ展望だ。
 気象庁は1日「金曜日(3日)まで冷たい大陸高気圧の影響で昼間の気温が零下圏にとどまるなど寒さが続き、特に内陸地方を中心に朝の最低気温が大幅に下がり今冬一番の寒さ」として「水道管凍結破裂防止など施設管理と健康管理に留意することを望む」と明らかにした。
 ソウルの2月の気温が零下17度まで下がるのは1957年2月11日に零下17.3度を記録して以来、55年ぶりだ。 立春(4日)を目前にして類例のない寒さが続く理由は、北極の気温が高まりながら冷たい空気を包んで回転するジェット気流の回転力が弱まり、冷たい空気が韓半島まで降りてきたためだ。 気象庁は「先月21日から(ジェット気流の強さを表す) ‘北極振動指数’がマイナスに下がった」と説明した。
 気象庁は「今回の寒さは4日から次第にゆるみ、週末には全国大部分の地方で平年の気温分布を示し、その後今月末まで1,2回は強い寒気が現れると予想される」と見通した。
【引用終了】

★記録的な寒波ということは、温暖化の進行が反転した、あるいは温暖化の進行が停滞した、という可能性が極めて高いのに、研究費の配分を政治によって押さえられていて、さらに、温暖化ビジネスで金儲けをたくらむ企業の御用学者を演じざるをえない気象学者たちは、苦しい言いわけを弄しています。「温暖化が進むと、寒冷化するのだ!」アホな。もう国民は騙されない…。

★そもそもCO2地球温暖化説は、スリーマイル島の事故やチェルノブイリ原発の事故で、新規の原発建造ができなくなった米国の原発業界が、NASAの気象学者ジェームズ・ハンセンに研究費を提供し、アメリカ議会でCO2地球温暖化の証言をさせたことから始まったことが、ようやく広く知られてきました。気象学者たちが地球の気温が高くなるように、田舎の観測所を減らし都会の観測所を増やして平均気温が上昇するように計算して工作していたことも、大分知られてきました。もうバケの皮ははがれているのに、いつまで御用学者を演じるのだろうか…。
御用学者どもは、ぼちぼち年貢の納めどきだ。
橋下徹氏の「大風呂敷」に疑問を呈す。
●弁護士から芸能人へと、そして芸能人から政治家へと、次々に脱皮を重ね華麗なる転身をとげてきた橋下徹氏の勢いが止まりません…。まさに破竹の進撃であります。飛ぶ鳥を撃ち落とす勢いであります。寄らば大樹のかげ、権勢をふるう者には、おこぼれにあやかろうとする小賢しい者どもがスリ寄ってくるのは、世の常、ヒトという種の業ともいうべき習性であります…。

●橋下徹氏が破竹の勢いでありますけれど、どこか危うくないか? 胡散臭くないか? インチキ臭くないか? ワンフレーズのキャッチコピーを鸚鵡のように唱えて、大衆の耳目を集めることのみにエネルギーを注ぎ、そのことがお祭り騒ぎのように、もてはやされすぎていないのか? と、わたくし山のキノコは懐疑的にみています。

●橋下徹氏は、府と市の二重行政を問題にしております。しかしながら、私のみたところこの国には二重行政どころか、三重行政、四重行政が間違いなく存在し、幾重にもムダが行われています。もっと言えば、そもそもする必要のない行政が沢山行われています。いちいち事例を列挙して敷衍すべきところではありますが、長くなるのでそれは別の折に論じたいと思います。が、そもそも二重行政など分かり切っていることであって、橋下徹氏が初めて指摘したことではけっしてなく、多くの論者が早くから指摘しております。その改革の処方箋も複数出されているところであります。
橋下徹氏は芸能人出身だけあって、マスゴミを利用した演出は上手いところがあります。大言壮語つまり大風呂敷を広げて、マスゴミに報道させていますが、橋下徹氏がしているのか? マスゴミが橋下氏を持ち上げてやっているのか、あるいは橋下氏の背後に橋下氏を操る組織・勢力があるのか? いろいろな見方ができそうです。

わたくし山のキノコの見方は、橋下氏の背後にある勢力が間違いなくおって、おそらく橋下氏と「みんなの党」あたりを組ませて、次の国政選挙で真の改革を目指そうとする勢力の票を奪う、あるいは真の改革勢力を支持する有権者の票を分散させる…、と、そういう役回りを橋下氏に演じさせているのではないか? と見ています。

●というのは、橋下氏の言動には全く理念が感じられないからであります。氏は国政選挙で300人の候補者を立てるといっています。けれども、一番肝心かなめの旗幟鮮明さがありません。出陣する際の「幟」の色が不明、のぼりには何も書いていません。白紙委任を有権者に求めるような状態です。

「維新政治塾」応募 1500人近く集まる

【引用開始】
 大阪市の橋下市長が率いる「大阪維新の会」が来月開講する予定の政治塾に、9日までに1500人近い応募が集まっていることがわかりました。「大阪維新の会」は来月24日に「維新政治塾」を開講する予定で、塾生400人を募集しています。 締め切りは10日ですが、「維新の会」によりますと9日までに1500人近い応募があり、中には現役官僚、元国会議員、弁護士や医師なども含まれているということです。「維新の会」は次の衆議院選挙で300人の候補者を擁立、200議席の確保を狙っていますが、塾生からも候補者を出す考えで、政治塾ではマニフェストとなる維新版「船中八策」についても議論される予定です。
【引用終了】

●1500人集まったというけれども、単に橋下氏の人気にあやかりたいだけと見るのが普通でありましょう。そもそも橋下氏は国会議員の経験はまだなく、マニフェストもまだありません。次の国政選挙に200人の議席を狙うなどという大言壮語(大風呂敷)を言っていますが、政策が全く不明であります。
次の衆議院選挙は近いと予想されているのに、これから「議論」するだって?? 次の選挙で間違いなく争点になるハズの、原発推進か?原発脱却か? TPP推進か?TPP反対なのか? 消費税増税賛成か?消費税増税反対か? 官僚の天下りや渡り禁止か?容認か? 特別会計はどうするんや? 普天間基地はどうするんや? 企業団体の政治献金全面禁止をするのか?しないのか?、などなど沢山の争点があるのに、橋下徹氏の「のぼり」の色は全くハッキリしていません…。橋下氏が大風呂敷を広げるのは、まだ10年早い…。

橋下氏は国政に関する政策については、全く旗幟鮮明ではありません。どういう政策を掲げるかハッキリしないのに、白紙の旗のもとにすりよる1500人も相当いい加減であります。政治家を目指すものは、旗幟鮮明にして主義主張をハッキリさせ、どのような改革をおこない、どのような国づくり、新しい体制作りをするのか、その理念を語ってほしいものです。そうでないと、われわれ有権者は選びようがありません…。判断しようがありません…。

●橋下徹氏の公式サイトを閲覧しても、国政に関してどのような主義・主張があるのか、どのような青写真をえがいているのか、その理念を熱く語らなければいけないのに、(書かなければいけないのに)何もない…。父親が暴力団だけあってさすがに威勢がよく、脅迫一歩手前の高圧的に出るかと思えば、お涙ちょうだいの泣き落としに出たりと、要求を押し通す戦術は変幻自在で、その点は父親譲りであり芸能人生活でつちかったのであろうと思われます。しかしながら、氏の公式サイトには何もない…。ホントに氏の公式サイトには読むところが何もありません。空っぽの洞窟…。がらんがらんの殿堂。まだ庶民のブログの方が読むところがあります。氏の公式サイトがこんなにも空っぽだったとは、驚かされました……。 橋下徹氏のオフィシャルウェブサイト
「緊急地震速報」など、全く意味がなく、“まやかし”だ。(その3)
なぜ、気象庁は愚かな「緊急地震速報」などというものに貴重な税金を流し込んでまでやるのか? というのが大きな疑問でありますが、たぶん、恐らく、「地震予知」は不可能だと白旗をあげたからだろうと想像しています。
気象庁HP 地震予知について でハッキリと地震予知は不可能だと認めていますよ。唯一、地震予知ができる可能性があるのは「東海地震」だけだと言っていますが、それもよく読めば無理だとトーンダウンしています。なんとなく東海地震が予知が出来る可能性があるかのような書きかたをしているのは、さんざん税金を流し込んでやった手前、ハッキリと東海地震の予知は不可能ですと言ってしまうのはマズいという判断からなのでしょう。

で、「地震予知」はとても無理だ、「地震予知」で利権にするのはもうダメになったから、何かその替わりのものがないか? と考えたところ、それならば「緊急地震速報」で行こう、ということだったのであろうと思います。数年前に地震予知を気象庁があまり言わなくなり、それと引き換えに「緊急地震速報」を盛んに宣伝し始めた経緯から考えると、そのように見えます…。そして何年か経って「緊急地震速報」利権が出来上がっております。(ただし、地球温暖化利権、二酸化炭素利権ほどではありません)

役に立たない「緊急地震速報」に群がる組織たち…。いやはや、ちょっと調べただけでもゾッとするほど膨大にあります。利権のすそ野はものすごく広いのです…。「緊急地震速報」というシステムを成立させるためのハードからソフトまで広範囲にカネの成る利権の木が生い茂っています。地震計などの機器の開発・製造・販売、解析ソフトの開発や研究、配信サーバの設置、速報端末の製造・販売・普及、速報を伝達するための通信・放送インフラの構築、国民を啓蒙し洗脳するための広報活動・講演・出版、危機管理に関するコンサル業務まで…、意外な会社にまで及んでいます。官民あげての異業種複合の “緊急地震速報コングロマリット” が形成されています。

★やがて、国民は必要もないガラクタ(速報端末)を買わされてカネを盗られます…。多分、そう遠くない将来にその「緊急地震速報端末」の設置義務が法制化されるでしょう。一家に一台、一建物に一台「速報端末」を設置しないと法令違反として罰金を盗られることになるでしょう。国家による合法的窃盗であります。巧妙な合法的詐欺。恐ろしいのは地震学者たちまで加担していることです。愚かな施策を進める政府・気象庁を学者たちは誰も批判しない…。この国は御用学者ばかり…。学術とか研究とかいうものは、政治の前にはこれほど弱いものなのか。

★と思っていたところ、あの人ならばもしかしたら気象庁を批判しているのでは?という気がしましたので、その人のHPを閲覧しましたところ、やはりありました。地震学者の島村英紀先生です。2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震で、気象庁が説明抜きにモーメントマグニチュードで9.0を発表したときに、算出方式を勝手に変えて誤魔化すな! とただ一人気象庁を批判した地震学者です。
島村英紀先生の「緊急地震速報についての見解」をぜひお読みください。気象庁を手厳しく批判しています。素人の私が言うよりも、島村先生の文章を読むほうが説得力があると思いますので、わたしはこれで筆をおきます。筆をおくのにあたり「緊急地震速報」を飯のタネ・利権の源泉、官僚は天下りの場所、にする組織の一部を挙げておきましょう。調べればもっともっと有る筈です…。

役に立たない「緊急地震速報」に群がる組織たち
【政府組織】  内閣府・総務省・文部科学省・気象庁・消防庁

【独立行政法人】防災科学技術研究所

【財団法人】  震災予防協会・地震予知総合研究振興会
        日本地震工学会・東京都私学財団

【一般社団法人】グリーンカンパニー・JEITA電子情報技術産業協会
        危機管理対策協議会

【社団法人】 JCTA日本ケーブルテレビ連盟・電波産業会
       デジタル放送推進協会・土木学会・日本建築学会
       地盤工学会・日本民間放送連盟・日本機械工業連合会
       電子情報技術産業協会

【NPO法人】  リアルタイム地震情報利用協議会

【組織形態不明】緊急地震速報利用者協議会

【株式会社】  テレネット株式会社・株式会社藤縄地震研究所
       イーアールエス・イメージシティ・東日本電信電話
       応用地震計測・カテナ・シーファイブ・3softジャパン
       電源開発・東芝・東芝テクノネットワーク・日本酸素
       パシフィックコンサルタンツ・パトライト・明星電気
       東京法令出版・先端力学シミュレーション研究所
       KITシステムズ・アイブリッジ・日本減災対策
「緊急地震速報」など、全く意味がなく、“まやかし”だ。(その2)
●われわれ庶民大衆からかすめ盗った莫大な税金を流し込んで、気象庁が運営する「緊急地震速報」は、暗いところを照らさず照らす必要がないところを照らす “昼行燈・ひるあんどん” だ!と申しましたが、動かぬ証拠をお見せしましょう。その証拠(データ)はすべて気象庁のホームページにあるんですよ。気象庁は何一つかくしていないんです。

★実は、官僚たちは正直なのです。たとえば財務省は「日本は財政危機だ」とか「早く消費税を上げないと、ギリシャみたいになるぞ!」と国民を脅迫していますが、それは単に財務官僚たちが自分たちが自由に扱えるカネを確保したいが為にいっているだけです。でも財務省のホームページを隅々まで子細にチェックすれば、日本は喧伝するほどの財政危機なんかじゃなくて、すこし旧体制の改革をはかれば立て直せます。財務官僚たちはホームページに財政危機ではない資料をちゃんと発表していますよ…。

気象庁も同様で、NHKなどマスゴミを使って「緊急地震速報」の必要性を宣伝するのに一生懸命です。しかしそれは単に気象庁の技術官僚たちが、なんとか天下り先を確保したくてやっているだけです。官僚たちはとことん国民をだますハラはなさそうです。そもそも官僚たちは非常に優秀な方々です。優秀であるがゆえに、本当のところはやはりキチンと発表しておかなければならない、でないと優秀な自分たちに傷がついてしまう、と考えているようであります…。

海溝型の巨大地震においても、「緊急地震速報」は意味がない…
●海溝型の巨大地震の実際例として、昨年3月11日の「東北地方太平洋沖地震」を例にして敷衍いたします。気象庁は矢継ぎ早に1報~15報まで「緊急地震速報」をリリースしました。気象庁HP 緊急地震速報の内容 がそれです。その概要は次の通りです。9報あたりまでまともな解析ではありません。地震波を最初にキャッチして後30秒後の第10報以降になって相当な大地震であるらしい片鱗が見えてきます。

地震波の検知時刻は、14時46分40.2秒

 1報 14時46分45.6秒  5.4秒 M4.3 震度1を予想
 2報 14時46分46.7秒  6.5秒 M5.9 震度3を予想
 3報 14時46分47.7秒  7.5秒 M6.8 震度4を予想
 4報 14時46分48.8秒  8.6秒 M7.2 震度4ー5弱を予想
 5報 14時46分49.8秒  9.6秒 M6.3 震度3ー4を予想
 6報 14時46分50.9秒  10.7秒 M6.6 震度4を予想
 7報 14時46分51.2秒  11.0秒 M6.6 震度4を予想
 8報 14時46分56.1秒  15.9秒 M7.2 震度4を予想
 9報 14時47分02.4秒  22.2秒 M7.6 震度4ー5弱を予想
10報 14時47分10.2秒  30.0秒 M7.7 震度5弱を予想
11報 14時47分25.2秒  45.0秒 M7.7 震度5弱を予想
12報 14時47分45.3秒  65.1秒 M7.9 震度5弱ー5強を予想
13報 14時48分05.2秒  85.0秒 M8.0 震度5弱ー5強を予想
14報 14時48分25.2秒 105.0秒 M8.1 震度5弱ー6弱を予想
15報 14時48分37.0秒 116.8秒 M8.1 震度5弱ー6弱を予想

●次に地震計がとらえた地震の揺れの波形を見ます。気象庁HP 強震波形(2011年 東北地方太平洋沖地震)から、宮城県涌谷町新町の地震計がとらえた地震波形を引用いたします。なお、涌谷町新町の観測所は震央からの距離は158.5㎞であります。
地震の波形
震度の変化

●「緊急地震速報」のシステムが最初に地震の動きを捉えたのは、14時46分40.2秒です。そして、まともな解析ができた第10報がリリースされたのは14時47分10.2秒であります。ものさしのスケールで示される時刻は14時46分30秒からです。
とくに下側のグラフの震度変化を見ると、46分45秒ぐらいから揺れが始まっています。いきなり大揺れであることが分かります。まともな解析がでる47分10秒には、震度4~5に達して大揺れであります。つまり「緊急地震速報」が出るのと同時に、間髪をいれず、あるいは速報が出るよりも先に、大揺れなのです。

巨大地震になるとP波自体が大きいのです。あるいはP波もS波も大きさに区別がほとんどないのです。いきなり大揺れが来るのです。
これが、「緊急地震速報」など役に立たない理由であります。昨年2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震では、震度6強ー6弱の烈震に見舞われた沿岸部から少し内陸部では、「緊急地震速報」みたいなアホウなものは全く役に立たなかったハズです。

★なお、震央から300キロとか400キロ離れた所では間に合った可能性はありますが、しかし震度が小さくなるのと、P波が減衰して確かに初期微動みたいな状態になります。それは各観測所の記録した波形にくっきりとあらわれています。ところが、その場合には初期微動がまもなくくる大揺れを知らせてくれるのです。つまり、「緊急地震速報」みたいなアホウなものは無くてもいい…、のであります。
「緊急地震速報」など、全く意味がなく、“まやかし”だ。(その1)
●以前から “こんなもの絶対におかしいぞ!” と大いに疑問を持っていたものに、「緊急地震速報」というものがあります。「気象庁の解説」 あるいは 「Wikipediaの解説」 をご参照ください。こんなものに一体何の意味があるのだろうか? なぜこんな愚かなものを莫大な税金を流し込んで気象庁はやるのだろうか? これもある種の利権がからんでいるのじゃねえのか? と、本質的な疑問があるわけですが、納税者の市民の視点から、素人なりに考察してみます。

そもそも、緊急的危機に見舞われる場所では、速報は全く間に合わない。間に合った場所では、それほど緊急事態ではない
ということが、疑問の生じる原因であります。その根本的な矛盾を無視して、強引にこのようなムダな施策に税金をなぜ流し込むのか? 疑惑があると言っても過言ではないと思います。この国の官僚たちには、財務省や経済産業省の司法官僚・経済官僚だけでなく、気象庁のような技術官僚においてまでも、“省益や天下り場所確保優先” の行動原理があるようです…。

●その根本的矛盾は内陸地殻内で発生する直下型地震等において、鮮明に浮かび上がります。まず内陸でおこる直下型地震等の代表として、2004年10月23日に発生した「新潟県中越地震」の観測データを見てみます。この地震は新潟県の中央部で発生してマグニチュードは6.8です。震央付近の山古志村では、家屋が倒壊するだけでなく山が崩れ、崩れおちた土砂で堰止湖ができるなど、地形が変わるほどのすさまじい被害でありました。気象庁HP 2004年(平成16年)10月23日 新潟県中越地震の震度分布図 を引用いたします。
「新潟県中越地震」の震度分布

●↓は震度6(烈震)~震度7(激震)であった観測所のデータを抜粋したものです。南北・東西・上下の列に並んでいる数字は最大加速度です。(単位はガル = cm/毎秒毎妙)
「新潟県中越地震」の各観測所のデータ

●震度6弱~震度7と判定された観測点のデータでは、最大加速度が1000ガルを遥かに超えている地点があります。すさまじい揺れであったと思われます。注目するべきは山古志村竹沢では、上下動の最大加速度が1059.1ガルを記録しています。申すまでもなく地球表面の重力加速度が981ガルですから、山古志村竹沢では、地面に固着していない物体であったならば、何トンある巨石であろうと真下から1059ガルの力を受けたのであるから、その巨石が一瞬浮きあがったであろうと想像できます。実際は上下動だけでなく水平方向の力も作用したのですから、巨石が跳ね跳び、ごろごろと転がり地獄のような恐ろしい状況であっただろうと想像できます。

●さて、地震が起こって被害らしい被害が出るのは震度5以上であります。気象庁震度階級の表を見ると、次の通りであります。

 震度4  25~80ガル まだ被害らしいものは出ない。
 震度5  80~250ガル 一般家屋に軽微な被害が出はじめる。
 震度6 250~400ガル 家屋の倒壊は30%以下。
 震度7  400ガル以上  家屋の倒壊は30%以上。

要するに建物が倒壊して人的被害が出るのは震度6~7なのです。震度5であれば、壁に亀裂が入ったり、墓石・石灯篭が倒れたり、石崖が破損したり、すわりの悪い家具が倒れるという程度のことはあっても、人が死ぬほどのことはないのであります。実際に、1995年の兵庫県南部地震では、わたくしの住む地区では震度5強でありましたが、地区住民3000人中ひとりも死ななかったです。怪我をしたというハナシも聞いていません。(屋根瓦がずりおちたり、古い木造家屋が傾くことはありました)
重ねて申せば、地震で深刻な人的被害・物的被害が出るのは、震度6弱~6強~7なのです。ゆるく見積もっても震度5強以上であります。震度4では「あっ!地震だ。ちょっと揺れたなあ」でおしまいです。何事も起こりません…。

●さて、「緊急地震速報」というものは、地震が発生したさいに、震源に近い地震計が、先に到達する初期微動(P波)をとらえたらコンピューターで素早く解析して、その震源の位置や地震の規模を判定し、各地の主要動(S波)の到達時間や震度を予想して緊急に知らせるというものでありましょう。
ところが震源に一番近い地震計が地震波をキャッチしても、解析し緊急地震速報を出すのに数秒どうしてもかかります。その地震のマグニチュードなどかなり正確にとらえるには10秒とか20秒かかってしまいます。主要動(S波)の岩石中を伝わる速度は3~4㎞/秒とされるので、10秒とか20もあれば震央から数十㎞とか100㎞ぐらいS波は進行してしまいます。 平成23年3月12日に新潟県で発生したマグニチュード6.6の地震の速報内容参照。

●内陸で発生する直下型地震等では、人的被害などの深刻な被害のでる震度6とか7の範囲は狭く、震源(震央)の周辺だけです。100㎞離れれは揺れることはあっても、被害は軽微であります。したがって、建物が倒壊して圧死するなど危険性の深刻なエリアでは、「緊急地震速報」など絶対に間に合いません。せめて、10秒とか20秒とかの猶予があれば倒壊建物から逃げるということもあり得るかもしれませんが、絶対に間に合わないのです。良くても、S波到達とほぼ同時に速報が出たのでは意味がないです。普通は、建物が倒壊して圧死したあとで「緊急地震速報」がむなしく鳴り響くのであります…。

その一方で、震央から200㎞とか300㎞とか離れた場所では、速報が間に合うということもありましょう。けれども、それだけ離れれば、震度はせいぜい3とか4であります。なにごとも起こらず何の被害もありません。速報が間に合っても何の意味もないのです…。「緊急地震速報」など「昼行燈・ひるあんどん」の典型例であります。明りの必要な夜には点かず、必要ではない昼間に点いているのです……。

模式的なグラフにすると…震央からの距離と、震度・猶予時間の関係
【グラフの説明】
あくまでも、模式的なグラフであります。横軸の数字は震央からの距離(km)です。原点の0は震央。縦軸は震度です。震度0から7までです。

★震央では震度7の激震でありますが、震央から距離をとるほど震度は減衰していきます。(青の線)
★赤の線は、「緊急地震速報」が出てから主要動(S波)の激しい揺れが来るまでの猶予時間です。縦軸の数を10倍(秒)します。S波の進行速度を秒速4㎞とし、地震発生10秒後に「緊急地震速報」が出されたものとします。
猶予時間は、震央から距離をとるほど線形的に伸びていきます。震央から200㎞地点では猶予時間は40秒ありますが、震度が小さいので逃げる必要がありません。
逆に、震央から50㎞以内では震度が6~7で身の安全を確保する必要がありますが、猶予時間は0か数秒で、身をかわす余裕などは全くありません。

●さて、「緊急地震速報」などというアホウなものは、内陸地殻内地震(直下型地震)では全くの “昼行燈” であります。それでは、海溝型地震(巨大地震)では役に立つのか?というと、これまた役に立たないのであります。やはりアホウな昼行燈であります…。 (次のエントリーに続く)

「日最低気温」の記録更新地点の、大量出現。
本日は2012年2月3日です。

●今朝は九州内陸部とか、中国山地一帯とかで強烈に冷え込みました。それで、アメダス観測所で、「日最低気温」の最低記録を更新するところが大量に出現しています。やはり、今冬は30~40年ぶりの厳冬であることが裏付けられました。大都市・県庁所在都市など都市部に設置されているところの、地方気象台や旧測候所では記録更新とはなっておりませんが、それはヒートアイランド現象をひきおこしている熱汚染がいちじるしいことを、鮮明に浮かび上がらせております……。いよいよ地球温暖化利権者どもは年貢の納めどころだ。かすめ盗った補助金を国庫に返せ!

★たとえば、いんちきエコ団体「WWFジャパン・世界自然保護基金ジャパン」は、温暖化の脅威を煽りまくって、補助金をかすめ盗ったり、企業や善意の個人から寄付金をかすめ盗るな。“生活できる環境保護” だとか “食える自然保護” などとぬかして自然保護を利権(カネ儲けの手段・生計の資)にするな。そもそも自然保護などというのは本来は「手弁当」でするものなのだ! ハッキリ言ってこの似非エコ団体は、当初は自然保護が目的であったかもしれないが、今や、活動資金を集めることが目的にすりかわっています。(そう見えますよ)

アメダス気温分布
↑気象庁のHPから。2月3日06時の九州地方北部のアメダス気温分布です。九州内陸部で-5℃以下、あるいは-10度以下の地点が広がり、沢山の最低気温更新が出現しました。

「日最低気温」の「観測史上1位の値」を塗り替えた地点
「日最低気温」の記録更新地点のリスト

●上記のリストは気象庁のホームページから採りました。観測統計期間が短いものを除外して、観測統計期間が36年~34年あるものに限っても、なんと23地点も最低気温の記録を更新しました。

【主だったものを拾うと…】
宮城県・築館   -18.3度 (従来は-15.9度)
長野県・野辺山  -26.0度 (従来は-25.0度)
兵庫県・西脇    -8.6度 (従来は -8.2度)
岡山県・奈義   -15.5度 (従来は-14.7度)
大分県・玖珠   -14.7度 (従来は-12.9度)
鹿児島県・内之浦  -5.3度 (従来は -4.1度)
淡路島でも本格的な結氷、気温がプラス時の結氷か?
本日は2012年2月2日です。

●今冬でけっして初めてではなく、何回もあったけれども、今朝は淡路島各地の平野部や海岸でも、本格的な結氷を観測しました。(山のキノコが視認した)そこで証拠写真を撮りました。
以下の3葉の写真は、朝9時半から10時にかけて、南あわじ市市内の未舗装の道路や小川で撮りました。いずれも海抜は10mや20mのところで、人家のある平野部であります。昨日に数ミリの降雨があり、随所に水たまりができております。それが凍結したという感じであります。
私の自宅の庭にも水たまりがあり、厚さ1㎝の氷が張りました。

2012年2月2日午前10時
↑未舗装の農道、南あわじ市阿万にて。海抜10mぐらい。
2012年2月2日
↑これも未舗装の農道。南あわじ市阿万にて。海抜10m。厚さ1㎝の結氷でありますが、車が通って割られたようであります。
2012年2月2日
↑南あわじ市市の三原川の河原にて。海抜30メートルぐらい。岩の間の水たまりが氷結しています。

●ところが何か変なのであります。しっかりとした氷が張っているから、気温が氷点下をかなり下回ったのではないかと思われたのですが、全くそうではありません。

南あわじ市阿万にあるアメダス観測所のデータ
↑アメダス南淡の本日の観測データです。今朝の最低気温は8時35分に0.3℃をつけていますが、全く氷点下ではありません。にもかかわらず、この観測所と同じ阿万地区内であちこちで結氷しているのを確認しました。

20キロ離れた洲本・特別地域気象観測所では、あけがた僅かに気温が0℃を下回りました。洲本の最低気温は-0.5℃であります。しかしながら、洲本の観測所は三熊山の山頂近く109mの地点にあります。本日は上空に第一級の寒気が侵入していて、気温減率は非常に大きくなっております。0.8~1.0℃/100mぐらいでありましょう。で、三原平野や洲本平野などの平地では0℃を割らなかったものと推定できます。しかも、風が非常に強く10m/s近くあります。放射冷却で平野部の地表が冷えたと考えるのも、無理があります。放射冷却で冷えようとしても、冷えるのは地表のごく薄い層だけで、強風があると上部の暖かい層とかき回されるので、冷却が阻害されます。

●普通、気温がプラスであるのに結氷が観測されるのは、強い放射冷却で地表が冷却された場合です。最低気温がプラス4℃ぐらいになると霜が観測され、プラス2℃あたりから下になると結氷が観測されます。気温は地上1.2~1.5mの高さで測るものですが、強い放射冷却が発生したならば、地表では5℃も7℃も温度が低くなるのは良く知られています。そもそも強い放射冷却が起こるのは、快晴で無風の夜間であります。強風の今日の気象条件はそれとは明らかに異なります。

★それでは今朝のように、アメダス観測では気温がプラス圏で推移し、しかも、強風で放射冷却が阻害されたときの “高温時結氷” のメカニズムは一体なんでありましょうか? 

まづ思いつくのは、強風・乾燥という条件下での激しい水分蒸発にともなって地表から潜熱(気化熱)をどんどんと奪った、そして、もちろん水たまりも激しく蒸発して気化熱を奪われて冷えたのか?? 気温がプラス圏であったとしても、0℃に近く、蒸発によってどんどんと冷やされた結果、氷結を可能ならしめたのか? と推論してみましたが果たしてどうなのか?
つまり、「乾湿球湿度計」の原理と同じ。湿度が低いと、ガーゼで濡らした湿球が気化熱を奪われて、乾球の示す気温よりも湿球の示度のほうが数度も下がるのと同じメカニズム…、なのか? けれども水が氷になったら蒸発が減るはずだが、乾燥と強風が著しかったので、氷からもはげしく蒸発(昇華)したのだろうか?
寒い記録は伝わらない…。(あまり報道しない)
●今冬は東北地方を中心にして、とても厳しい寒さです。寒いニュースは伝わらない、伝えない、ようです。そもそもマスゴミには不都合な事象は報道しない習性があります。それは広告費を提供してくれるパトロンの意向に反する報道はしづらいということがありましょう。また、それまでに行った扇動的な報道の手前、それに反する報道をするのが具合が悪いということもありましょう。それで、ここにその事象を記録しておきます。

●いよいよ過去30年以上観測されなかった “最低気温の更新” が出はじめました。地方気象台とか特別地域気象観測所(旧測候所)などは、大部分が大都市・中都市にあります。それらではヒートアイランド現象が著しく、ひどい熱汚染に見舞われています。それで低温が出現しにくい状況になっておりますが、ヒートアイランド現象の影響のすくないアメダス観測所での最低気温の更新が目立ってきました。アメダスが開始されたのは1976年以降でありますが、すでに30数年の観測統計が積み上がっています。今冬の寒さは東北地方を中心とする地域で30~40年ぶりのものであるということが鮮明になってきました。

1月31日
2012年1月31日
2月1日
2012年2月1日

上の表は気象庁HPからです。統計開始の遅い2003年以降の記録は、除外したほうがいいでしょう。30数年ぶりの観測史上の最低気温の更新記録は次の通りです。1月31日以降のものを書きましたが、これ以前にも記録更新は出ています。

新潟県関山   -10.5℃ ( -9.9℃) 1月31日更新
福島県桧原   -22.9℃ (-21.7℃) 2月1日更新
群馬県みなかみ -14.1度 (-13.1℃) 2月1日更新
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