雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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西日本まで寒気が南下するも、四国山地では積雪は僅かだった。(その2)

雪の降らない地方で雪を見に行くにはカネがかかる。

これは何を書いているかと申せば、たぶん日帰り旅行記です。名所旧跡を訪ねたり、有名な観光地に行くのが一般的な旅行でありますけど、山旅 (やまたび) という言葉もあるように山へ行くというのも旅行の一形式です。宿泊を伴わず朝真っ暗いうちに出発し日が替わる前までに帰ってくれは日帰り旅行という範疇に入るでしょう。日帰り旅行に行っているという意識は全くないのですけれども、考えたら紛れもなく日帰り旅行ということでしょう。旅行となるとそれなりに経費がかかるわけで、大鳴門橋代・高速道路通行料・ガソリン代・朝飯昼食兼用(ファガスの森)・夕食代(道の駅神山)・土産物代(道の駅神山) などやはり経費が掛かります。昼食代を経費に含めるのはおかしいという考え方もできますが(自宅におっても飯代あるいは飯の材料費は要るわけだから) 旅先のエリアに金を落とすという意味じゃ確かに旅の費用ではないか? ちなみに旅行会社の企画する旅行は食事代も旅の費用としていますね! で、日帰り雪見旅行費用はルートや何を喰うかによって変わりますけど概ね1人5000円~1万円程度。人を誘って複数で行けば少し割安になりましょうか? 玄関前に堆雪の山ができ、時には玄関前で遭難できる北陸や北日本じゃ雪を見るにはカネはいりませんけど、雪の降らない地方で雪を見るにはかなりの出費が要ります。雪は空から勝手に降ってくるもので所有者がいませんけど、タダじゃありません。雪をみるのは高いものにつきますね。それに、雪を見に行かなきゃ淡路島で冬タイヤに履き替えなんてのも全く不必要なので、やはり雪見にはかなりの経費が掛かっています。安倍デンデン国難閣下の資産家・大企業優遇、庶民増税地獄政策で、普通の庶民の財布のひもが固くなっていますね。気安く雪見など行けない状況になりつつありますし、旅行業界のパイの縮小がぼちぼち観測されていますね。GDPの6割とか7割が個人消費だということをわきまえない政策は、やがて、優遇したはずの資産家・大企業にもブーメランとして反撃してきますね。それは来年ではないかな?


川成峠のにぎやかな道標ですが、賑やかすぎて分かりにくくなっています。ここには、旧 木屋平村から登ってきた林道木屋平木沢線があります。その木屋平木沢線はスーパー林道を剣山方向へ1キロほど行った箇所から旧 木沢村に降りて行きます。
川成峠のにぎやかな道標

林道木屋平木沢線は四国の天空の路ですが、お奨めはできませんね!

↓ 川成峠から美馬市木屋平 (旧 木屋平村) に降りて行く林道木屋平木沢線の入り口 (下から上がってきたら出口) です。麓は標高320mで、つまり1318mから標高差1000mを一気に駆け降りる林道で、勾配がきつく、落石も多く、障害物競走みたいな走行になります。秋冬には木屋平村の川べりに霧が発生することも多いようで、阿蘇の天空の路が有名ですが、うまく条件がそろえばここは四国の天空の路か? というような絶景が見られます。ただし、断崖絶壁の箇所を通過し、落石が多く、お奨めはできません。四国の天空の路の絶景を見たい人は自己責任で‥。 路面に雪がないようにみえますが強風で吹き飛んでいるだけですし、気温が下がる過程で濡れた路面が凍結しています。アイスバーン一歩手前の状態になっていますし、なんといっても勾配がきついです。四輪チェーン巻でも滑るかも? ガードレールのないところもありかなり恐い林道です。
旧 木屋平村に降りて行く林道

先行車のわだちがあります。
先行車のわだちがあります

天神丸 (標高1632m) の登山口にたどり着きました。ここで標高1410mなので天神丸登山といっても標高差はわずか200mちょっとです。いったん積雪があったならば、安易に入山できません。で登山はパス。
天神丸への登山口

積雪は少ないです。10センチ程度。本日11月19日時点で、徳島県の山で一番積雪が多かったのはこのあたりだと思われます。今朝、雑想庵を出るまえに 国土交通省 川の防災情報 サイトで徳島県内の降水量分布をチェック。降水があれば雪となる気温にまで下がってから、徳島県内でどこが降水量が多いかという点に着目します。で、木沢川成が10ミリで徳島県内の山間部で最大降水量です。ちなみに剣山夫婦池じゃ5ミリ。気温が氷点下になると降水量1ミリはほぼ1センチの積雪です。どこへ雪見にいくか? 候補地は剣山見ノ越、矢筈山落合峠、風呂塔、高城山、雲早山、高越山、竜王山などたくさんの候補地から、気温・降水量分布から選びます。前もって計画的に選ぶわけじゃないです。ていうか、いかんせん太平洋側で積雪が少ないエリアなので計画的に事前に選べない、ということです。今回は天神丸周辺が徳島県内で一番積雪が多いという判断であります。
積雪は少ない
雪煙が舞う

天神丸から先は先行車はありません。この部分に限れば今朝は吾輩が剣山スーパー林道の一番乗りです。早起きした甲斐がありました。
先行車はなし
先行車はなし

積雪があれば特にスピードは控えめにということです。 「急」 のつく急ブレーキとか急ハンドルとかはご法度ですね。滑りますね。滑るだけで済めばいいんですが、スピンして谷底に転落とか! スピンしても、ご覧のようにガードレールはありません。毎年転落事故が起こっていますね! 日本に残り少なくなったオフロードの聖地でナンバープレートをみたらビックリするような遠い他府県 (札幌とか鹿児島等) からも来ますけど、雪慣れた日本海側や北日本から見える方はともかく、雪慣れない暖地からの走行車は特に気をつけたほうがよろしそうで‥。 冬季事故をやって安易に救助要請を求める者が相次いだために、スーパー林道は12月1日~3月31日まで閉鎖されるようになって久しいです。閉鎖まで、土日と祭日があと2回です。最終土日には全国からわんさかと来るのではないか?
スピードは控えめに

川成ヘリポートまでやってきました。ここで引き返すこととします。剣山の南側の登山口まであともう少しですが、明日の行事の準備を帰ってしなきゃなりません。向こうに見える尖った山は平家平 (1603m) であります。
先行車はなし
川成ヘリポート
川成ヘリポートの看板


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西日本まで寒気が南下するも、四国山地では積雪は僅かだった。
本日は2017年11月20日 (月曜日) であります。

ようやく四国山地東部の山々にも初雪ならびに初積雪がきました。で、性懲りもなく昨日に今季初の雪見に 剣山スーパー林道 へ行ってまいりました。 気象庁の観測では、鳥取県アメダス大山 (標高875m) では19日21時の時点で21センチの積雪を観測しています。アメダス大山では一昨日からの降水量自体はかなり多いので、気温が低い大山の山頂近くでは1m近い積雪となっているのではないか? いっぽう、四国山地には中国山地の谷間から日本海の雪雲の流入が少なく、気温が下がった18日夜からの降水量が最大でもわずか10ミリなので、積雪も10センチ程度でした。標高1200mから上で積雪と霧氷が見られました。


2017年11月19日、剣山スーパー林道の積雪と霧氷のハイライト写真2葉! 

風の広場と呼ばれるところの霧氷です。霧氷は青空を背景にして写真を撮るものだとされますが、本日は雲が多くいくら待っても青空は望めません。ならば、背景を黒っぽくして霧氷を浮き上がらせてもいいわけだ。電線にも霧氷が付着しています。四国山地の標高が高いところにも鉄塔がたくさん立ち、電線があちこちに張られていますけど、「着氷注意報・着雪注意報」 は出ないんでしょうか? 電線に着雪着氷が多いと重みで電線が切れたり鉄塔が倒れたりすることが稀にありますね。
霧氷

天神丸 (標高1632m) の登山口 あたりが積雪が一番多かったように思います。多いといっても10センチ程度です。ま、太平洋側の山だから積雪が少ないのはしかたがありません。でも、雪見にはこの程度がいいのかも? 吾輩の車はラッセル車じゃねえから、除雪車が先導してくれないかぎり積雪20センチを越えると行けません。残念ながら、吾輩の前を先導車が露払いをしたり、歩く前に花びらを撒いてくれるような高貴な身分じゃありません。あくまでも自己責任・自力救済のしがない庶民です。事故を起こさないように‥。ここで立ち往生したら事はやっかいです。念のため、チェーン、牽引ロープ(これは他車のため)、スコップ、脱出用むしろ、のこぎり、防寒具、1週間分の食料等一式持参。車のバッテリーも寒冷地用に交換しています。積雪が少ないからワイパーは暖地用のままです。風が強く、地面に積もった雪が風で飛ばされ雪煙があがっています。
天神丸登山口



剣山スーパー林道雪見の詳細写真ギャラリー

06時20分に森の駅 ファガスの森 に到着。地下足袋王子様の愛車が見えないので、まだご出勤されていないのか南高城に霧氷の写真を撮りにいかれているのかも? ところで、このレストハウスは 「森の駅」 じゃなくて 「山の駅」 と呼んだほうがいいかも? 淡路島南部のわが雑想庵を出発したのが04時02分ですので、所要時間は2時間18分であります。
06時22分に森の駅 「ファガスの森」 に到着

06時32分ごろにご来光です。標高約1500mの徳島のヘソから南東方向です。太陽が随分と南に振れてしまいました。紀伊半島南部からの日の出? まさか太平洋からじゃないでしょうね?
06時32分ごろにご来光
06時32分ごろにご来光

よく目を凝らしてみると、やはり太平洋からじゃないようです。紀伊半島の先端近く、白浜温泉の裏山あたりからでしょうかね? 冬至ごろには更に南に振れてほぼ紀伊半島の先端から日の出? それにしても、ここは標高が1500mあるし、淡路島の諭鶴羽山よりも緯度的に38キロ (0.34度) も南に位置するので、淡路島からはみえない紀伊半島最南部がよく遠望できますね。
06時32分ごろにご来光

高城山 (標高1632m) では積雪は2センチか3センチ程度で少ない。
高城山では積雪は2センチか3センチ程度

06時30分 ~ 40分に、徳島のヘソ ~ 高城山南登山口付近を通過しましたが、徳島のヘソに1台、高城登山口に3台、南高城入り口に5台、計9台の車を見ました。今季徳島県の山で初雪・初積雪であります。しかも日曜日です。徳島市の写真家たちがわんさかと来て一眼レフがずらりと林立、コンデジなど出そうものなら恥ずかしいかと思いましたけど、あまり来ていませんねえ! 積雪が少ないといえ路面はパリパリに凍結してかなり滑ります。急な冷え込みだったので、冬タイヤに履き替えなどの対応が間に合わなかったのかも?
高城山登山口に3台
高城山登山口に3台
南高城登山口に5台

霧氷が朝焼けしています。
霧氷の朝焼け
霧氷の朝焼け
霧氷の朝焼け

那賀町のうち旧 木沢村の山々は中腹 ~ 山頂付近が雪化粧あるいは霧氷化粧 (?) しています。
那賀町の山々は山頂付近が雪化粧
那賀町の山々は山頂付近が雪化粧

高城山の西尾根には霧氷がビッシリ付いています。青空を背景にしたら美しいのですが、今日は雲が多すぎです。でも、雲がかかっているからこそ霧氷ができるのであって、いくら氷点下の条件であっても雲がかからないと霧氷はないわけです。ということは青空と霧氷は背反関係にあるわけで、共存がむずかしいです。青空を背景にした写真をものにするには、足しげく来る必要があるわけです。写真は写真の技術的なことはもとより、チャンスを狙う熱心さとか執念とかタフさのほうがものを言うのではないか??
木々には霧氷がついて、白い花が咲いているよう
木々には霧氷がついて、白い花が咲いているよう

これは樫戸丸 (かしどまる・標高1566m) 「丸」とはこの場合は「山」の意味です。清楚な深山の天女花オオヤマレンゲの自生地として四国の岳人の間で知られる隠れた名山です。国土地理院地図には山名は載っていません。風の広場から眺めました。
これは樫戸丸

山腹を走る横線が剣山スーパー林道です。標高1200 ~ 1500mの尾根あるいは山腹を、上がったり下がったり、稜線の南側にでたり北側にまわったり、縫うようにして進みます。名だたる悪路であります。日本全国山奥の林道まで舗装がすすみ、全線すさまじいダートなどというところは残り少なくなりました。いまや、悪路ファン垂涎の林道が剣山スーパー林道でして、オフロードライダーに 「聖地だ」 と言わしめたほどです。本日も昼前までスーパー林道上におったんですが、数十台のライダー軍団に出会いました。我輩が路肩に寄って道を譲ると、全員が会釈したり手をかざしたりで、ライダーたちのマナーが随分と良くなったですわね! 昔は襲撃されるのではないかと恐怖でしたが、最近のライダーは恐くなくなりましたね!
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やっと着いたね、剣山スーパー林道。全長87キロのほぼ中間地点であります。川成峠 です。標高1318m。
川成峠に到着
川成峠に到着
川成峠に到着

氷点下の気温よりも強い風で非常に寒いです。気象庁検定合格の正式温度計じゃないし、車のドアミラーに吊り下げて測っているので、測器・測定方法ともに問題がありますが、目安にはなりましょう。上空に寒気が南下していますから標高1300mともなればやはり周辺の平地よりも10度前後気温が下がりますね。下図 (近畿の気温分布図) は 気象庁サイト からの借用。
2017年11月19日午前8時00分 剣山スーパー林道川成峠
気象庁サイトから


ジネンジョのむかごを採りに行こう! (その2)
ジネンジョのむかごの市販価格は意外に高い

ジネンジョのむかごは一般のスーパーなどでは売られていません。市場で流通するようなものではなく、扱っている業者 (ほとんどがジネンジョの生産者) からの直販でなければ入手できないようです。山菜販売業者が山菜やキノコ採集の副産物として、ジネンジョのむかごを扱っている事例もあるようです。いずれにしてもかなり高価で取引されているのにはビックリです。晩秋の小春日和に里山をめぐって自分で採取するならばタダですし、たとえ自分の土地でないところで採取しても、ジネンジョのむかごで怒る人はいませんね。かってに芋まで掘ると怒られるかもしれませんけど‥。ネットでジネンジョのむかごの価格を調査しました。扱っている業者によって取引最低単位の分量はまちまちですので1キロに換算しました。

ジネンジョだけでなく長芋・ナガイモ (中国原産) のむかごも売られていますが、ナガイモであるときちんと明記しない業者もおるようです。騙されないように注意がいります。むかごの価格は業者によってまちまちですが、ナガイモのむかごはやや低価格です。ジネンジョのむかごのほうが値段は高いようです。ジネンジョのむかごの価格は、おおむね1キロ2000円~4000円ていどが相場でしょうか? 一番多い価格帯は1キロ3000円か?


長芋ナガイモのむかごの販売価格例
1980円、カガヤキ農園 (新潟県新潟市、ナガイモのむかご500グラム税込990円)

3000円、有限会社 庄内の恵み屋 (山形県鶴岡市、ナガイモのむかご500グラム1500円)


自然薯ジネンジョのむかごの販売価格例
2000円、政田自然農園株式会社 (山口県柳井市、食用むかご1キロ税込2000円)
政田自然農園は有名な自然薯栽培 クレバーパイプ の考案開発者です。政田農園が自然薯の栽培化に先鞭をつけブームを起こした功績は非常に大きいと思いますけど、生産した芋はパイプに密着する面が黒くなりがちです。また、芋が綺麗な円筒形ではなく扁平になりがちな欠点もあります。必ずしも、クレバーパイプが自然薯の栽培最適器とは言えません。我輩もむかし政田式クレバーパイプで自給用ジネンジョを栽培したことがありますけど、この栽培器には大いに不満です。一番いいのは穴を掘って砂を投入し、ジネンジョの芋を砂のなかで自然に伸ばす、いろいろやってみましたけどこれが一番いいですね。つまり鳥取砂丘式自然栽培です。ですが、やはりジネンジョは山堀りが一番うまいですね!

2000円、矢口農産 (栃木県那須郡那、むかご1キロ税込2000円)

2057円、有限会社 仙石組 (広島県三原市、むかご500グラム×2袋 税込2057円)

3000円、自然薯屋 販売サイト (静岡県静岡市、むかご1キロ税込3000円)

3240円、株式会社丸俊 (山形県山形市、むかご100グラム税込324円)

3675円、自然薯 御芋の里 (福岡県行橋市、むかご大200グラム税込735円)

4000円、有限会社ドリームサービス (山口県周南市、むかご1キロ税込4000円)

8000円、メデタシ種苗 (茨城県筑西市、栽培種用むかご500グラム4000円税別か不明)
栽培用種むかごということですが値段が高すぎ。カビが生えやすいむかごを春の播種期まで痛まないようにと、防カビ剤等コーティングでもしているのかも?


むかごの収穫
ジネンジョの果実
ジネンジョの果実・種子の観察



ジネンジョのむかごを採りに行こう!
むかごは食用にもなるし、ジネンジョ栽培の際の種でもあります。

このあいだジネンジョ (標準和名はヤマノイモ) を採ってきて食べたらなかなか美味かったので、また採りにいきました。吾輩の出身地の旧 南淡町内をあちこち歩き回ってむかごを探しましたが、今年はむかごが少ないようです。むかごは食用とすることができますし、畑でジネンジョ栽培するさいには種であります。ただし、むかごは栄養繁殖器官であって種子ではありません。ジネンジョの果実は風変わりなものです。3稜がありまして軍配の形をしたものが3枚合わさっています。鼻たか面などと呼ばれる果実が熟すと割れ、中から種子が出てきます。ほんまの種子は直径5ミリほどで小さく薄く、種子のまわりには幕 (翼) があって風が吹くと飛び散ります。ジネンジョは種子が風散布する蔓植物であります。むかごを採取しながら、蔓の茎が太いものをチェック、地中の芋を掘るのは冬の仕事です。寒中に掘ったジネンジョはアクが出にくい傾向があります。

ジネンジョの黄葉
ジネンジョのむかご
ジネンジョのむかご

むかごの採取には傘を使い、風選します。

むかごの採取は簡単です。むかごは秋遅くになるとポロリと落ちやすいです。非常に落ちやすいです。で、手で採取していたら落とすほうが多くなってしまいます。傘を逆さにして落ちてくるむかごを受け止めるようにします。棒でジネンジョの蔓をたたきます。こうしたら簡単にむかごを採取できます。傘で受け止めたむかごはゴミと一緒になっていますから、片手で持った傘を上下に軽くゆすぶり、もう片手でうちわのようなもので扇いで軽いゴミを吹き飛ばします。つまりゴミだけ飛んでいき重いむかごが残ります。風選ということです。
むかごの採取は傘を使う
うちわで扇いでゴミを飛ばす(風選する)


青空に映えるジネンジョの独特な形状の果実
ジネンジョの果実
ジネンジョの果実
ジネンジョの果実


旧 南淡町の風光明媚

南あわじ市阿万本庄ダムです。10月に襲来した台風で付近の分水堰で400ミリを少し超える大雨があり、山から出る水が濁ってしまいました。日が経っても濁りがおさまりません。で、ダム池の水の色がおかしくなっています。11月~12月にかけて照葉樹林帯でも紅葉 (黄葉) の季節であります。例年ならば照葉樹に混じっている落葉樹の紅葉が見られるのですが、今年はなんだか変です。
南あわじ市阿万本庄ダム

南あわじ市福良の裏山から諭鶴羽山を眺めました。淡路島は山が多い島ですが、標高が低いといえ遥かに続く山並を見ると、瀬戸内海東部で岩盤が隆起し、淡路島全体が地塁山地の島であることがよく分かります。
南あわじ市福良の裏山から諭鶴羽山を眺める
南あわじ市福良の裏山から諭鶴羽山を眺める

福良地区の裏山の標高200mぐらいの所から福良湾を俯瞰しました。昔、もう50年ほども昔ですが、旧 南淡町長の森勝氏がイタリアへ政務調査に行きました。名目は調査だの視察だの言っても、つまり役場の税金を使っての観光旅行じゃねえか? ということですが、帰ってきて福良湾を見て 「福良湾は関西のナポリだ、観光行政に力を入れよう!」 てなことを言いました。ような記憶があります。けれども、日本のナポリとか関西のナポリなんちゅうのは各地にたくさんあるわけです。日本は海に囲繞された国で、全国各地・津々浦々に港町はたくさん、日本中ナポリだらけです。どこが、ほんまの〇〇のナポリなのかハッキリしませんわね! それに世界的に著名な港町のナポリにあやかりたいという比喩表現でありまして、本家のイタリアのナポリには遠く及ばないと言っているわけです。先山 (標高たった448m) を淡路富士などと言うのと同じ表現形式であります。標高では富士山の8分の1か9分の1しかありません。富士山には遠く及ばないのです。夜郎自大になって自画自賛したところで、〇〇の△△だという表現をしているようでは、自分とこはダメだねえ、と告白しているようなものですわ。
南あわじ市福良 福良湾
南あわじ市の福良湾、関西のナポリ?
南あわじ市福良 福良湾




農作物の防寒対策が要りそうな寒波襲来!
大山鳴動(たいざんめいどう)してネズミが一匹 と申せば、大変なことになるぞ! と上を下への大騒ぎしたのに、結果的には大したことはなかったじゃねえか! という意味であろうかと思います。最近の事例では国難騒ぎなんかそうじゃないのかな? 安倍デンデン閣下が先の総選挙で、国難突破解散だ! と叫ぶから北朝鮮から核弾頭を搭載したミサイルが飛んでくるのか、こりゃあ、エライこっちゃじゃ、どこに落ちるんやろか? と固唾を飲んで事態の推移にハラハラしましたけど、核弾頭は飛んできませんでしたねえ! 選挙前には北朝鮮は盛んにミサイルを飛ばしていたけど、選挙が終わったとたん飛ばさなくなりました。安倍デンデン国難閣下も選挙が終わったら 「国難」 などという言葉を一切言わなくなりました。一体どないなっとるんやろか?? なんとなく胡散臭いものを感じるわけです。こりゃあ、じつは、われわれ国民には不可視な水面下では米国・日本・北朝鮮はつながっているのじゃねえか? というふうな邪推が湧いてきます。すくなくとも、国難騒ぎはそういうふうな状況証拠に見えますよね!!

さて、気象庁は季節外れの寒波襲来で西日本の日本海側山間部を中心にして15日夜~16日朝頃に雪が降るぞ、積雪もアリだ、と一週間前から大騒ぎでしたけど実際には寒気の南下はイマイチという感じです。たとえ積雪があるとしても西日本の山頂部、あるいは5合目から上ではないか? それならば特別に早いというわけじゃありません。ま、いわば大山鳴動してイノシシの群れが出た程度でしょうか。ただし、寒波第二波の18日~19日にはほんまに瀬戸内の山間部でも雪が舞いそうです。もしかしたら平野部でも? 気温も零度近くまで下がりそうなので、農産物の寒波対策が必要な感じです。



11月14日17時発表 徳島県の週間天気予報 を借用します。19日ごろには場合によっては零度近くまで気温が下がりそうな予報ですが、徳島市のような地方都市でもヒートアイランド現象は発生しているわけで、ちょっと郊外じゃ数度気温が低くなることが多いです。ということは郊外や内陸部じゃ氷点下か? 庭の熱帯植物の鉢植えなどは10度以下にさらすと枯らしてしまいますし、寒さに弱い亜熱帯の植物ならば危険ラインはおおむね5度です。暖温帯南部の植物ならば危険ラインは零度ですね。

11月14日17時 徳島県の週間天気予報


秋作サツマイモの防寒対策

以前にも書いたことがありますが、日本は稲作文化の国であるというのは一面しか見ていない言説です。弥生時代ころにイネが伝来して日本は稲作文化の国になったというものの、気候・土質の制約から稲作が不可能だったエリアが存在しています。たとえば、南西諸島のうちで隆起サンゴ礁の島や九州南部のシラス台地です。これらでは畑の水はけが良すぎて保水性がなく水田が作れませんでした。吾輩の叔母の配偶者は鹿児島県最南端の与論島出身ですが子供のころサツマイモが主食だったと言っております。瀬戸内海の小さな島嶼群も川や谷がなく水田が作れずかつてはサツマイモが主食です。いっぽう、本州中央高地や開拓時代の北海道でもイモや雑穀を主食とせざるを得なかったようですけど、北方では稲作が出来なかったのは寒冷な気候のためです。稲作が不可能だった事情は地方によって異なるにしても、日本でも稲作不可能地帯がけっこうあったわけです。

さて、吾輩は、その唐芋(からいも・サツマイモのこと)食文化を背負った瀬戸内島嶼民の末裔でありますが、瀬戸内島嶼じゃ伝統的な食事というのはサツマイモを主食にして、副食には段々畑で採れた菜っ葉のおかず、瀬戸内海で網で掬ったイワシやアジが蛋白源です。サツマイモ + 青菜 + 小魚が瀬戸内島嶼食文化の基本でありますが、栄養的に申せば完璧です。非の打ちどころがないです。これ以上はない理想的な食材構成でありますね! 山陽新幹線とか山陽自動車道で大阪から九州へ向かうときに、車窓に見える瀬戸内海の島々を眺めたらよく分かりますが、山の山頂部が水面上に出ているという感じです。つまり平坦地はなく坂だらけなんです。で、栄養的には理想的な食事に加え、急坂を登ったり降りたりすることでよく運動していたから、かつては瀬戸内島嶼人は屈強で健康でありました。ところが、流通が発達しコメの飯を喰うようになって瀬戸内島嶼人の健康が損なわれ、体力も落ちてしまったわけです。 ‥‥という歴史的な背景から、吾輩は伝統的な食文化に回帰しています。で、主食はサツマイモ! サツマイモの弱点はたんぱく質がほとんど含まれていないことです。そこは、瀬戸内海のアジやイワシをタマですくいます。簡単に釣れるベラでもいい。関西・瀬戸内じゃベラは釣り対象魚ですわ。



↓ 瀬戸内島嶼民の末裔の吾輩の主食のサツマイモ畑であります。サツマイモの二期作をやっていますが秋作の状態です。8月13日に苗を定植しちょうど3か月たった11月13日です。探り掘りをしたらイモがだいぶん大きくなってまいりましたができればもう1か月芋を太らせたいところ。ジャガイモでもサトイモでもそうですが芋類は地上の蔓が枯れるまでイモが太り続けます。早掘りは損なわけです。ですが、気温の急激な低下が予想されるので、地中の芋の防寒対策が必要となってまいりました。沖縄や奄美大島じゃサツマイモの二期作も無理なく行えるでしょうけど、淡路島じゃサツマイモの二期作なんてギリギリの限界のところですので、秋作は防寒対策なしではちょっと無理があります。
淡路島南部のサツマイモ秋作の畑

畑には3畝 (うね) ありますが、これは防寒対策済みの畝です。
淡路島南部のサツマイモ秋作の畑

サツマイモの蔓をまくり上げて、芋がついている株元に落ち葉の布団をかけます。落葉はフワフワしていて間に空気の層がありそれなりの保温効果があります。外気温が下がっても芋がある土中の温度ができるだけ下がらないようにします。地中の芋は8度以下になると寒害が発生します。できるだけ遅くまで8度以上をキープするために落葉の布団を厚く厚く敷くわけです。なお、井戸水が冬に暖かいのを見ても分かる通り、土の深い所は冬暖かく夏は冷たいです。たいていはその土地の平均気温と同じです。この畑のある場所は無霜の斜面でありますから、畑を50センチ掘ってサツマイモを貯蔵し、上にモミガラや落葉を厚くかけ雨水が入り込まないようビニールを掛けておけば、寒害なく越冬貯蔵ができます。
淡路島南部のサツマイモ秋作の畑



来週に季節外れの寒波襲来か? (その2)
なんと、気象庁は西日本日本海側でも積雪の予想をしているではないか!

昨日 (2017年11月9日) の気象庁の 異常天候早期警戒情報 の発表を閲覧してビックリであります。なんと、西日本の日本海側でも積雪があるとみているようです。まだ、11月半ばであります。今月も残す日はたくさんあります。ようやく平地に紅葉前線が降りてきて紅葉狩りたけなわです。11月中頃にもなると北日本じゃ積雪はアリですが、西日本じゃ、日本海側でも積雪があると予想するのは、ある意味では気象庁は勝負に出たな、という感じがしますね。日本海側でしぐれても雪にならなかったら気象庁の沽券は潰れます。というふうに考えたら、気象庁は威信にかけて予想しているのではないか? ま、今の時期、さすがに山陰の平野部じゃ積雪はないでしょうけど、山越えの峠道などでは積雪で冬対策のできていない車が多数立ち往生や、スリップ事故の多発があるかも? そういう意味じゃ、気象庁は予想が外れるリスク覚悟で、季節外れの積雪に警戒するようにと言っているのでしょうかね?

こりゃあ、商用や行楽で日本海側へ遠出する人や、吾輩のように四国山地の高所に行く者は、最低限チェーンの必携できればスタッドレスタイヤに履き替えたほうがよさそうですね! 登山者の報告や山小屋の情報では剣山では初雪・初積雪はまだのようです。日本海側の伯耆大山じゃ10月30日に初雪・初積雪があった模様です。四国山地はいちおう太平洋側になるので、標高の低い中国山地を乗り越えて雪雲がどれぐらいこちらへ流れ込んでくるかによりますけど、剣山山頂 (1955m) はおろか、はるかに標高が低い高越山 (1133m) あたりでも一挙に白く薄化粧するかも? 運がよければ諭鶴羽山山頂 (608m) でもひらひらと白い風花が舞うかも?


気象庁サイトから借用

今季の北極圏上空の低温が目立ちますが、偏西風帯が大きくうねって、今度は上空の寒冷渦が西回りで大きく南下してくるようであります。3回ぐらい寒波の波状攻撃で西日本まで寒冷爆弾が落ちてくるという感じです。

西日本で異常低温となる予想
西日本で異常低温となる予想



寒波襲来のタイミングでこういう記事をパッと出すのは、週刊誌の得意とするところ‥。

当たるも八卦、当たらぬも八卦。ま、地球温暖化一辺倒じゃないのが嬉しいところです。



↓ 週刊ポスト 2017年11月17日号 126-127頁から借用しました。今発売中です。私は買って読みましたが、この記事はこちらで読めます ただし、針小棒大に煽ることを身上とするお行儀のよろしくない週刊誌が多いわけでありまして、単純に真にうけないほうが宜しそうで‥。
週刊ポスト 2017年11月17日号 126-127頁


来週に季節外れの寒波襲来か?
今年の秋は、いいところがなかった!

本日は2017年11月8日 (水曜日) であります。

思うに、日本は気候がいい国じゃなさそうです。日本は気候の悪い国ではなかろうか? 夏は暑いし、冬は寒いし、じめじめした梅雨 (すなわち短いけど雨季) があるし、夏は暑いだけでなく瀬戸内じゃ乾季でもあります。昔は淡路島じゃ夏には断水で苦労しました。(本土導水が実現して解消しましたけど) 冬は寒いだけでなく北陸じゃ豪雪ですし。沖縄じゃ暖候期には延々と熱帯夜が続くし、北海道じゃ半年近く北極みたいなものです。雨だって降れば大雨で洪水が起こり、降らないとなると干ばつです。それに台風も来るし。これでは、日本は気候のいい国だなどと言えません。ま、砂漠よりもマシという程度か? 日本列島のどこの地方に住もうが、気温が15~20度 (野外で活動するにちょうどいい気温) の良い期間は春と秋の1か月づつでありますね! ま、そもそも大陸の東岸沖に位置する宿命で、気温の年較差が大きなのが原因なのでありましょう。 とりわけ、今年の秋は2回も台風が襲来してさんざんでした。山の紅葉の発色もおかしくなりましたし、行楽客をあてにした商売人はあてが外れた模様です。秋のいいところがないまま、今度は早々と西回りで寒波が西日本まで南下しそうな予想です。気象庁のスパコンは凄い予想図を打ち出していますね!


来週11月15日晩~16日午前に、九州北部~山陰~近畿北部でも初雪かも?

西日本で、初雪最早記録更新があるかも?


下図は、気象庁サイトの数値予報天気図 から抜粋借用しました。実線は地上の等圧線です。破線は850hPa高度 (おおむね1500mの高さ) の等温線です。等温線は3度刻みに描画されています。850hPa高度で-6度というのが地上で降水があった場合に雪となる目安です。ただし、地上付近の夜間の冷え込みが強かったり、北からの地上を這う寒気移流とか、空気が非常に乾燥しているとか条件がいいと-3度でも降雪になる場合もありますね。条件が悪いと-6度でも雨! -6度で必ず地上が雪かというとそうでもなく、あくまでも目安ですよね。 850hPa高度で0度というのは高い山で雪となる目安とされますが、高い山とは標高何m? 高い山の標高が具体的な数字で示されることはないのですが、1000m以上で雪がちらちら、1500m以上で積雪と考えたらいいんじゃなかろうか?

気象庁数値予報天気図を抜粋

それにしても、すごい予想図を気象庁は打ち出してきましたが、ま、1週間も先のハナシです。当たるも八卦 当たらぬも八卦のたぐいか? 1週間後にほぼこの予想図通りの寒気襲来となれば、-6度線が西日本中国地方から近畿北部をかすめて通るタイミングで初雪の可能性が大ありですね! 瀬戸内地方でも初雪の可能性がありますね。強い冬型の天気図になりそうなので、山越えの雪雲が瀬戸内海や四国山地に進入してくるでしょうが、瀬戸内は乾燥します。湿度が30~40%と低くければ5度とか6度での高温時降雪があり得ますね! 気象観測上はみぞれでもいいわけで、雨のなかを雪片がひらひらと混じっていたら初雪です。

なお、淡路島の旧 洲本測候所の観測統計では、雪の最早観測は1966年の11月21日です。
もしかしたら、50年ぶりに雪の最早記録を破るかも? でも測候所は廃止されたから、正式に観測されることはありません。



今年の紅葉は色がさえませんでしたね!

以下写真は2017年11月2日、南あわじ市北阿万の公営銭湯の 「南あわじリフレッシュ交流ハウスゆーぷる」 にて。温泉などと銘打っていますけど、潮崎温泉からタンクローリーで運んだ水を沸かしているだけで、しかもかけ流しじゃなくて濾過循環させているだけです。経営主体の南あわじ市から叱られそうですが、こんなのただの銭湯ですわ。本来、温泉ちゅうもんは別府温泉みたいに山間から熱湯が噴き出しているものを言うのであって、網にいれた生卵をその温泉に漬けたら10分でゆで卵になるようなものを言うんですわ。と、こき下ろしてはいますけど、100回徳用券を購入してちゃんと利用しています。南あわじ市にお金を納めて利用しているから、批判する権利もあるというわけです。 

ケヤキが色づいています。これはまだマシなほうですが、例年とくらべるとなんとなく色がさえません。

ケヤキの紅葉
ケヤキの紅葉
ケヤキの紅葉

例年ならば照葉樹林帯の紅葉もなかなかなものです。緑のウバメガシやアカマツ林の中に燃えるようなハゼノキが点在して錦絵のように綺麗なものですが、今年は色が全くさえません。いつもならば、コナラも橙色系統に色づくのですが、今年はなんだか変です。色づかないままに落葉しそうです。今年は8月の終から9月の初めころに 淡路島各地で異常な紅葉(不時紅葉と言うべきか?) が観察されまして、不吉な前兆じゃなければいいが‥、と心配しましたが今のところ顕著な天変地異は起こっていません。しかし、今後天変地異 (たとえば地球寒冷化とか) が起こらない保障はありません。来週に季節を前倒しにするような強い寒波が襲来しそうなのは、その前兆なのかもわかりません。
色がさえない

黄色いのはエノキ、赤いのはハゼノキですが色がさえません。
ハゼノキの紅葉

サクラ (品種不明) の紅葉も色がさえません。
サクラの紅葉

石の力士たちが切磋琢磨してぶつかり合っております。2年前でしたか? ここに大相撲淡路南淡場所が巡業してまいりましたが、それを記念した石の力士たちかと思いましたけど、それ以前からあるようです。いま、十両に這い上がって活躍しているわが南淡路出身の力士は 照強 翔輝(てるつよし しょうき) ですね。応援したいところですが、身長169センチ体重112キロの小兵ゆえ越えられない壁があるのでは? かつて人気を博した舞の海みたいにちょこまかと動き回って奇襲戦法で行くしかなさそう? 相撲界はレスリングと違い事実上の無差別級なので、まともにぶつかったのでは、乗用車はトラックに撥ね飛ばされますね。
石の力士たち
切磋琢磨


自然薯掘りのシーズン到来!
待ちに待った自然薯 (じねんじょ) の掘り取り適期が到来!

ジネンジョの黄葉 (標準和名はヤマノイモ)
ジネンジョの黄葉 (標準和名はヤマノイモ)

自然薯 (じねんじょ) の葉が黄色くなってまいりました。そろそろ自然薯の掘り頃が到来ですね! ツルハシを持って山に行きましょう! なお、棒の先に葉書のような鉄器がついた自然薯掘り取り鍬なるものが存在しますけど、あんなものは、関東ローム層だとか、九州南部のシラス台地など、土壌が深くて石が少ないところの専用具です。わが淡路島南部の白亜紀堆積岩層の石だらけの山じゃ全く通用しません! で、道具は土方仕事に使うツルハシですわ!

自然薯の芋をすりつぶして、ダシ汁あるいは味噌汁で延ばしたとろろを、麦飯にかけた山芋とろろ飯は田舎じゃ昔は最高のご馳走でした。東北地方では秋の行事に芋煮会が有名ですが(発祥地は山形村山地方・最上川中流域でしたか?)、西日本じゃ秋11月に集落をあげて自然薯掘りを行い、集会所に村人が集まって皆で山芋とろろ飯をこしらえて宴に興ずるという風習が広くおこなわれました。その宴(うたげ)を何ていうのか知りませんけど、「芋煮会」 みたいな地方横断共通名称はなかったと思います。仮に 「自然薯とろろ会」 と名付けるとしましょう。それは平野部じゃダメですが、平野と山地の境あたりの集落、あるいは山間部の集落じゃ西日本各地で行われていたようで、わが淡路島じゃ旧 津名町 長澤地区 が有名です。リンクの地形図でわかるように、島の中なのに標高が250m前後の高原みたいなところです。淡路島北部の丘陵や山地は花こう岩が風化した水はけのいい土で、石が少なく、地中深く伸長する自然薯の芋の生育に適しています。我輩がおる淡路島南部の和泉層群の石だらけの土よりも品質の良い自然薯が採れるわけで、これが淡路島北部で自然薯とろろ会が盛んな理由でしょうかね? ようするに土質によって自然薯の品質の良し悪しはありますけど、自然薯の分布域は丘陵 ~ 里山 ~ 山地であるわけで、そういうところで自然薯とろろ会が盛んなわけです。


自然薯の分類学上の標準和名は 「ヤマノイモ」 だが、呼び名には混乱が見られます

自然薯は植物分類学上の標準和名は ヤマノイモ であります。一般的には 「の」 という格助詞を省略して 「やまいも」 と呼ぶわけですが、標準和名に 「の」 を入れた理由は何でしょうかね? 植物分類学者が世間一般で呼びならわしている 「やまいも」 をそのまま標準和名に採用したのでは、値打ちがない、学問的な権威が損なわれる、などとでも考えたのかも? あるいは畑で栽培する 「つくね芋」 がふつう 「やまいも」 と称されるので、自生するものを 「ヤマノイモ」 として区別したのかも?

とにかく、ヤマノイモ科の食用芋は名称が混乱しています。丹波篠山の江戸時代からの名産品の 「つくね芋」 が昔から山芋 (時には山の芋) と称されますし、伊勢芋だってつくね芋の系統ですよね! 関東地方の 「いちょう芋」 も山芋と称され、それだから天然のものを自然薯と呼ばざるを得ないわけです。ことさら自然薯と呼ぶのは、栽培種の長芋やつくね芋系統と区別しているわけです。そこで、植物分類学上の標準和名を 「ジネンジョ」 とすれば良かったわけなんですが、「ヤマノイモ」 としたから大混乱です。ということで、本エントリでは、日本原産ヤマノイモ科のヤマノイモを自然薯 (自然薯) と表記します。食べるという観点からは自然薯という漢字表記をあて、植物の形態や生態という観点からはジネンジョというカタカナ表記にして明確に区別します。



芋を掘るまえに、まず 「むかご」 を賞味しましょう!

自然薯のむかごは幻の山菜とまでいわれますが、そんなことはありません。自然薯じたいは人里でも普通に見られます。道路際とか、森林の端のマント植生の中などにジネンジョは沢山自生しています。陽生植物なので鬱蒼と茂った森林内にはありません。そのジネンジョの葉の付け根に丸い小豆や大豆ぐらいの大きさの黒いものがついています。それが栄養繁殖器官の 「むかご」 です。ほとんど流通しないので売っていないだけでありまして、むかご自体は山裾などではどこにでもあります。しかも、簡単に採取できます。自然薯の芋掘りをすると場所によっては怒られますけど、むかごの採取ならば怒られる心配はありません。

自然薯のむかご
自然薯のむかご炊き込みご飯

まさに、黒豆ご飯という印象です。写真の撮り方がまずくて美味そうには見えませんけど、なかなかこれはいけますね! 美味いですよ! むかごの食感は芋っぽくなく、豆っぽい感じです。芋と豆の中間ぐらいでしょうかね。今回はダシをたっぷりと入れて炊き込みご飯としましたが、純粋に赤飯ふうにするといいかも?

北海道式赤飯 (炊いたご飯に甘納豆を混ぜる) にするとかなり美味いかも? むかごは豆っぽいので、うずら豆の煮豆のように甘く甘く炊きます。ご飯は瀬戸内の荒潮のみでおこわに炊きます。で、両方を混ぜ合わせます。たぶん、相当に美味いと思います。まだやってみたことはありませんけど‥。ご飯に甘納豆と申せば西日本じゃ奇異に感じる人もいるかもしれませんが、ご飯とお砂糖はとても相性がいいですわ。それが証拠に、「おはぎ」 という料理は簡単にいえば握り飯に小豆の甘いあんこをまぶしたものですが、美味いですよね! 寿司飯というのも酢に砂糖をタップリと入れますよね! 西洋人に米のご飯を食べさせたら砂糖を振りかけて食べる人もいますね!


淡路島じゃ、むかご採取適期はちょうど今頃です! 遅れないように!


西日本にも山上に冬のたよりが届いた (その2)
2017年10月31日、剣山写真ギャラリー

優れモノの 国土地理院地形図(電子国土Web) からはめ込み借用します。

なお、余談を申せば、測量に基ずく実測の地図としてこれが本物の地図であります。他の地図はみな国土地理院地図をもとに編集しているだけです。つまり、他の地図はみな単なる劣化コピーにすぎません。ということで、登山者は (アウトドアズマンたる者は) 国土地理院地図を見なければいけません。劣化コピーであっても編集の仕方によっては存在意義がないわけではありませんが、しょせんコピーはコピーであります。国土地理院地形図の見方習熟はアウトドアズマンの必須科目であります。商魂たくましいアウトドアズ業界の便利なグッズは否定しませんけど、かれらの商業主義に踊らされていては、資産家じゃないかぎり金がいくらあっても足りません。踊らされないように! 野外活動の基本の基本に立ち返りましょう!





山頂 (平家の馬場、へいけのばば) の様子

剣山 (徳島県・標高1955m) 山頂の神聖な三角点ピーク、注連縄が張られています。踏まないように。
画面左のササ山は次郎笈 (ジロウギュー・標高1930m)、剣山は別名を太郎笈 (タロウギュー) と言います。
画面右の少し尖った山は三嶺 (高知県側さんれい徳島県側みうね、標高1894m)、高知県の最高峰です。
三嶺の右肩はるか奥に愛媛県の石鎚山 (標高1982m) がみえています。

剣山の山頂

剣山山頂の隆起準平原です。緩やかな笹原となっています。山頂ピーク側から頂上ヒュッテ方向 (東) を見た。
剣山山頂の隆起準平原

逆に、頂上ヒュッテのすぐ上にある旧剣山測候所跡付近 (ここで標高1945m) から西の山頂ピークを見た。
山頂ピークとの標高差は10mでわずか。

剣山山頂の隆起準平原

夏頃から工事をしていた木道が新しくなりました。たぶん、来年春以降に残っている部分を更新か?
木道が新しくなった

剣山頂上ヒュッテの青い屋根。画面左の向こうの山は矢筈山で標高1849m。画面右やや下に見える山頂が少し尖った山は丸笹山で標高1712m。
剣山頂上ヒュッテ


剣山の山頂からの眺望

東側の眺望です。高城山・雲早山・高丸山などの方向。
空気が清澄ならば紀伊水道の向こうに大峰連山が見えるけど、今日はダメ。

東側の眺望です。高城山、雲早山方向。
東側の眺望です。高城山、雲早山方向。

西側の眺望です。遠くに石鎚連峰が見えています。
すぐ下の深い谷は旧 東祖谷山村の中央を西進する谷。

西側の眺望です。遠くに石鎚連峰が見えています。
すぐ下の深い谷は旧 東祖谷山村の中央を西進する谷

南側の眺望です。室戸岬方向ですが、重畳する山々が邪魔して室戸岬は見えません。
南側の眺望、室戸岬は見えません。

山頂から北の方向。空気が清澄ならば丸笹山の上に伯耆大山が見えることもあります。今日はダメ。
山頂からの眺望、北の方向
山頂からの眺望、北の方向

印象的な、優美で女性的、たおやかな、などの言葉が浮かぶ次郎ギュー。
印象的な山容の次郎ギュー
印象的な山容の次郎ギュー


山頂一帯は紅葉終了、標高1000~1500mあたりで見ごろだった

刀掛松 (標高1810m) 付近では紅葉はほぼ終了です。2週続けて週末は台風でさんざんでしたね。
刀掛松付近では紅葉ほぼ終了

刀掛松付近でカラマツの黄葉が残っていましたけど、色が全然ダメですね! 一昨年は美しい黄色でしたが、去年と今年は全くダメです。紅葉 (黄葉) の発色は気温の下がり方の変化次第です。気温が等速度で次第に下がるか、遅くまで暖かで一気に寒くなるか、気温の下がり方は年によりいろいろ。で、紅葉も見事だったり、もう一つだったり。降水とか日照も関係するのかも?
カラマツの黄葉
今年のカラマツの黄葉は色がさえない

丸笹山の南斜面で紅葉の最中ですが、色がさえません。
丸笹山の南斜面で紅葉の最中

標高1300m前後ぐらいが紅葉の盛りでしたけど、色がさえません。今年の紅葉は鮮やかさが全然ダメです。山岳観光業者の写真はあざやかですが、あれは色合いを調整していますね! 小細工を弄しているわけです。お客さんに来てほしいという思いでやっているのでしょうけど、インチキにだまされないように。
標高1300mあたり

見ノ越の大劔神社からの眺め、向こうのやや尖った山は三嶺。
見ノ越の大劔神社からの眺め


本日の観察、上等な食用きのこのクリタケ!

上等な食用きのこ クリタケ であります。良いダシが出て汁物に上等なキノコでありますが、難点は傘の裏面のヒダが生長とともに黒くなっていくことです。傘が平らに開いたものはヒダがかなり黒くなっているので食欲が起こりません。本菌をキノコ狩りの対象とする場合は、なんといっても採り頃は傘が開く前の幼菌にかぎります。東北地方などで栽培がおこなわれつつあるようですけど、普及しない大きな理由はこのヒダが生長につれて黒変するためではないか? 写真のものは、たぶんミズメという樹木の大きな切り株に出ていました。切り株の腐朽が進んでいるので分かりにくく、ミズメでない可能性もあります。クリタケはわが南あわじ市の諭鶴羽山でも晩秋によく見かけます。
クリタケ

これぐらいの、傘がまだ開かずにお饅頭型のころが採り頃!
クリタケ


西日本にも山上に冬のたよりが届いた
本日は2017年10月31日 (火曜日) であります。
(さっき、日が替わって11月1日になりました。)

剣山で、10月24日に初霜・初氷・初霧氷か?

昨日来、西日本にも今季初の寒波といえるものが南下してまいりました。で、性懲りもなくまた剣山 (徳島県・標高1955m) によじ登ってまいりました。山頂にある山小屋のおかみさんに聞いたら、今朝早く3時ごろ寒暖計は-6度を指していたそうです。明け方には霧氷も。ただし、日が昇ると霧氷はじきに落ちたそうです。昨日 (10月30日) は非常に強い風で、雲がかかり見事な霧氷が見られたが、降雪はなかったそうです。山小屋のスタッフの観察によると、10月24日に初霜・初氷・初霧氷だったそうです。

霧氷を見るべく、吾輩は淡路島南部の雑想庵を午前2時に出発するつもりでありましたけど、寝過ごしてしまったではないか! アウトドアズマン失格! で、05時20分に出発、大鳴門橋 ~ 徳島自動車道 ~ 酷道438号というルートですっ飛ばして、剣山登山口の見ノ越に07時45分に到着。所要時間は2時間25分。素早く支度をして見ノ越を07時50分に登山開始、山頂の頂上ヒュッテに08時47分に到着。所要時間57分もかかってしまったが、途中写真を撮ったり霜柱を観察したりで時間ロスがあります。45分あれば登れるのではないか?


10月31日、剣山での寒候期現象

標高1650m、ミヤマクマザサの葉の上に一面の霜です。霜はもっと下の旧一宇村の人家のあるところでも標高600mあたりから見られました。
2017年10月31日 剣山の標高1650m地点にて
2017年10月31日 剣山の標高1650m地点にて

西島駅直下の標高1650mのところの霜柱です。ここから山頂まで登山道には派手な霜柱がありました。
2017年10月31日 剣山の標高1650m地点にて
2017年10月31日 剣山の標高1650m地点にて

標高1900m地点につららが見られました。ただし、氷は標高1400mの見ノ越でも張っていました。07時52分に見ノ越の神社の物置に掛けてある温度計は-1度を示していました。
2017年10月31日 剣山の標高1900m地点にて

写真じゃ何なのか分かりにくいのですが、剣山の頂上の平家の馬場にある水たまりです。パリパリに氷っています。
2017年10月31日 剣山平家の馬場の水たまりに張った氷

霧氷が地面に落ちています。雪じゃありません。霧氷か、雪かはその結晶状態を見れば簡単に識別できます。
霧氷が地面に落ちている
霧氷が地面に落ちている


剣山の山頂で唯一の山小屋の剣山頂上ヒュッテです。この山小屋が存在するおかげで、一命をとりとめた登山者もいるのでは?
剣山頂上ヒュッテ

頂上ヒュッテの店内の様子。黒板があって-6度だったとのことです。ただし、気象庁の検定合格の温度計じゃないし建物に密着してはかっているので、1度~1.5度ぐらいの誤差はあると思う。
店内の黒板
午前3時に-6度だったらしい

西日本で一番高所での朝食です。半田そうめんですが、旧半田町 (現つるぎ町) の特産のそうめん。普通のそうめんよしも麺の太さが太いです。おかみのそうめんの麺の太さの規格を変えさせたいわくつきの特産品。食後の飲み物はホットココア。
半田そうめん
ホットココア


本日は西日本で強い冷え込み!

気象庁サイト から図を1枚借用します。今朝は (10月31日) 西日本で強い冷え込みがあり、軒並み最低気温は10度以下となりました。中国山地の山間部jでは氷点下を観測した地点もあり、10月としての最低記録を更新した地点も出ました。瀬戸内地方沿岸で10度を割るようになると、剣山の山頂で氷雪の寒候期現象が見られます。平地で10度というのが目安となります。

それにしても、先月末もそうでしたが最低気温の記録更新が頻繁にでていますね。高層天気図で上空の寒気をみると、シベリアの奥地では500hPa高度の気温が早々と-40度を割っています。都市部の観測所の気温データではヒートアイランド現象に相殺されて分からなくなっていますが、田舎の観測所のデータをみると近年緩やかに気温が下がってきています。蔭じゃ小氷期の再来があるかも? とぶつぶつ言う研究者がけっこうおるようですが、もしかすると当たるかもしれません。最近は政府もマスゴミも表立っては地球温暖化をほとんど言わなくなりましたね! 今冬は、予想外の大寒波が襲来して大変なことになるかも? 周囲が海で冷えづらい淡路島でも水道管が破裂したり、植えてあるミカン類が枯らされたり、20センチぐらい雪が積もって交通事故が多発したり。極端な低温が起らない地方ほど厳寒対応ができていないので、被害は大きいでしょう。頭の隅に地球寒冷化が起こり始めているかもしれない、ということを置いておくほうがよさそうです!

西日本でよく冷え込んだ

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