雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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2018年 淡路島に自生するホンシャクナゲのお花見会
2018年の淡路島自生のシャクナゲお花見会をいたします!

ふるってご参加どうぞ! 淡路島民向けの企画ですが、もしよろしければ島外の方もどうぞ!


諭鶴羽山に登る道すがら、出会う登山者に島外や他府県の方が多いのにはビックリします。小さな島の中の低標高の里山に何の魅力があるのか理解できませんが、自分とこの芝生はみすぼらしく見え、他所様の芝生は立派に見えるということかも分かりません。島外からわざわざ諭鶴羽山に登りに見えるぐらいだったら、淡路島のシャクナゲ山もいいかも? 観光のついでにシャクナゲも! ところで、やがて淡路島から自生シャクナゲはたぶん消えるでしょう。シャクナゲ群落の衰退が目立ってまいりました。理由はハッキリしませんが、遷移の進行が考えられます。淡路島の自生シャクナゲは常緑の照葉樹林の林床にあります。照葉樹の生長につれてシャクナゲを被蔭しています。林床の光環境の悪化でシャクナゲが生育不良となっている、と見ています。ぜひ、消えないうちに見ておきましょう! なお、シャクナゲ自生地一帯は標高400~500mの山々が幾重にも重畳しています。で、眺望は全くダメですわ。でも、森林浴には最適です。

2018年シャクナゲお花見会


写真家 otake さんの見事な写真

こちらは昨年の5月7日に行いましたお花見に参加してくださった写真家 おたけさん の作品です。
花冠が7裂しているのがよく分かります。花冠の基部、すなわち花の漏斗状の奥の上側にネクターガイド (蜜標・色の濃い斑点群) があるのも鮮明です。
まさに、植物図鑑に採用レベルの写真と言えましょう!


otakeさんの作品
おたけさんの作品


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今年のシャクナゲの開花はどうか?
淡路島のシャクナゲお花見会の 〝下見″ 1回目

シャクナゲのお花見の本番はただ1回だけでありますが、下見は最低でも4回はしますね。お花見の下見であります。物事というのは本番が1であるとしたら、準備には少なくとも2、入念に準備するならば10ぐらいの労力がかかるものです。つまり、準備が万端ととのったならばそのイベントは終わったも同然なんですわ。それほどに準備のほうが大事なんですわ。たとえば、スポーツの祭典、じつは利権の祭典なのですが、オリンピックは本番は2週間ほどでしたか? しかしながら競技場とか選手村などをこしらえるのに大手建設会社が何年もかかっています。政治的な誘致運動だって長い期間がかかります。本番はアッという間です。


今年は花の裏年でしょうかね? つぼみがゼロだ。こりゃあ、ダメだわ。

4月17日に、シャクナゲ自生地の1つを訪ねましたが、蕾がまったくありません。
この自生地に限っては、全くの裏年のようであります。なお、この自生地の詳細は盗掘防止の観点から非公開です。
標高は270mぐらいの低いところです。淡路島に自生するホンシャクナゲは標高が低いところにあります。

つぼみがありません。
つぼみがありません。


シャクナゲのお花見の下見1回目、写真ギャラリー

鮎屋川 (あいやがわ) ダム の奥へ行ってまいりました。今年は12月~2月がかなりの厳冬だったので、落葉樹は休眠打破が早期に完了しました。いっぽう常緑樹は2月の下旬からの平年値を大きく越える暖かい春によって一挙に芽が生長しました。これが要因じゃないかと思われますけど、生物季節全般が平年よりも急激に早く進んでいますね! 栽培種のソメイヨシノのみならず野生種のヤマザクラが予想外に早く開花し、アッというまに満開、そして花が長持ちすることなく散りました。山々はすっかり新緑の季節となってしまいました。

なお、「鮎屋」 は 「あいや」 と読みます。「あゆや」 と言う人も多いようですが、権威のある 『角川日本地名大辞典 28 兵庫県』 も「あいや」 として項目を立てています。「あゆや」 じゃありません。地名の起こりは 『淡路地名考』 は 「鮎谷」 の転訛だとしています。つまり、その地の谷にアユがおったということでしょう。後で申す通り淡路島にはアマゴはおりませんけどアユはおります。一時激減していましたけど、近年島内の短小な河川にもアユが戻ってきていますね! 淡水貝のシジミも戻ってきていますね!


鮎屋川ダム

鮎屋の滝温泉なるものがあるが、常識的にはこんなもの温泉ではないよね!

ダムサイトに鮎屋の滝温泉などというものがあるけど、ただの冷たい水です。水温は14度か15度です。湯気もでていません。沸かさなきゃダメですわ。コインを投入するとホースの先端から水が出るみたいで、ポリ容器等に冷たい水を買って帰り、風呂おけに入れて沸かす必要があります。そんな手間な、しんどいことをする人なんているのかしら?? 吾輩はしませんね。いつ通ってもここで水を買っている人など見たことがありません。いちおう温泉法で定義する基準では温泉 (温度が25度ないのでいわゆる冷泉だ) というだけです。温泉法の定める基準に合致しているから、冷たい水でも温泉だと名乗れるだけのハナシであって、常識と法律が乖離しています。常識的にはたとえば別府温泉みたいに、谷に湯気がもうもうと立ち込め、その温泉に卵を漬けるとゆで卵になるようなものを温泉というのです。なお、業者(公衆浴場・旅館)等がタンクローリー満杯に購入して沸かすということはあるのかも? 南淡ユープルなんかは潮崎温泉の水を使っています。濾過循環式みたいだけど。そもそも、淡路島に常識的なほんまの温泉はないわね。

温泉法 第2条で温泉の定義をしていますけど、水温が25度以上あれば温泉だが、25度なくても別表に掲げる物質がちょっぴり溶存していたら法的には温泉というだけです。


温泉法 別表
一 温度(温泉源から採取されるときの温度とする。) 摂氏25度以上
二 物質(左に掲げるもののうち、いづれか一)
物質名                        含有量(1キログラム中)
溶存物質(ガス性のものを除く。)        総量1,000ミリグラム以上
遊離炭酸(CO2)                  250ミリグラム以上
リチウムイオン(Li*)                1ミリグラム以上
ストロンチウムイオン(Sr**)           10ミリグラム以上
バリウムイオン(Ba**)               5ミリグラム以上
フエロ又はフエリイオン(Fe**,Fe***)     10ミリグラム以上
第1マンガンイオン(Mn**)            10ミリグラム以上
水素イオン(H*)                  1ミリグラム以上
臭素イオン(Br')                   5ミリグラム以上
沃素イオン(I')                    1ミリグラム以上
ふつ素イオン(F')                  2ミリグラム以上
ヒドロひ酸イオン(HAsO4'')            1.3ミリグラム以上
メタ亜ひ酸(HAsO2)                 1ミリグラム以上
総硫黄(S)〔HS'+S2O3Sに対応するもの〕  1ミリグラム以上
メタほう酸(HBO2)                  5ミリグラム以上
メタけい酸(H2SiO3)                 50ミリグラム以上
重炭酸そうだ(NaHCO3)               340ミリグラム以上
ラドン(Rn)                       20(100億分の1キュリー単位)以上
ラヂウム塩(Raとして)                1億分の1ミリグラム以上


鮎屋の滝温泉
鮎屋の滝温泉
鮎屋の滝温泉

こりゃあ、万病に効くクスリみたいだね! 誇大表現か?
鮎屋の滝温泉
鮎屋の滝温泉
鮎屋の滝温泉

鮎屋川ダムの奥に、大城池 (だいじょういけ) というのがあります。池の右岸に林道がありどんどんと進みます。
IMG_2897_convert_20180419014629.jpg

ここに小さな橋がありますが ここで車を乗り捨ててあとは駆け足! 14時05分に出発、シャクナゲ自生地には14時22分に到着です。所要時間は17分でシャクナゲを見ることができます。片道1.7キロです。往復では3.4キロで通常ならば往復1時間コースですが、道がないところも多く、ヤブ漕ぎやガレ場の通過を余儀なくされます。非常に歩きにくい状況ですので片道1時間、往復で2時間みておくほうがいいでしょう。

↓ ここは大雨後は通行不能です。藻がついていて滑るから慎重に渡ります。
 
橋の上を川が流れる

橋や路面が流失しているところが多いです。30年前ならば軽トラックならば通れましたが、今じゃ道路の痕跡がないところが多いです。
橋が決壊しています

サケ科の渓流魚のアマゴでもおりそうな淵ですが、兵庫県下の動物 (淡水魚) 分布調査では、淡路島ではアマゴ (本土側におるヤマメも) の採捕記録がありません。淡路島にもアマゴがおると言い張るならば、標本を採捕して三田の人と自然の博物館の標本庫に収める必要があります。おると言うならば証拠がいるわけです。標本という物的証拠なき分布情報には価値がありません。
淵に渓流魚はおるでしょうか?

林道の痕跡が消えてしまい、石ころ累々のガレ場となっています。こんなところが多いので歩きにくいです。我輩は山村兼漁村の出身なので、こんなところでもスイスイと進みます。
林道の痕跡がほぼ消滅

シカの不嗜好植物のイズセンリョウという低木のブッシュになっています。ヤブ漕ぎを強いられます。こういう道なので一般的には時間がかかるでしょう。我輩はジャケツイバラ以外ならばヤブ漕ぎは慣れています。
イズセンリョウのヤブ漕ぎ

シロバナノウンゼンツツジが見頃

ホンシャクナゲの自生地に着きましたがシャクナゲはつぼみがありません。でも、シロバナノウンゼンツツジがちょうど見頃であります。純白の小さな花のツツジです。まだ蕾の樹もありますからもうしばらくは咲いているでしょう。なお、淡路島じゃこれをコメツツジと呼んでいますけど、コメツツジは西日本じゃブナ帯上部~亜高山帯に自生しています。剣山の標高1500m以上とか、紀伊山地の上部などです。シロバナノウンゼンツツジとコメツツジは分布域が全く異なります。
シロバナノウンゼンツツジ
シロバナノウンゼンツツジ

淡路島ではすでに山菜シーズンは終わっていますが、遅いのがまだあるわね!

これはタラの芽です。これならばまだ食べられます。
タラの芽

こちらはサンショウ (山椒) です。たくさんあるから葉を採取して佃煮にするとよろしい。炊きたての熱いご飯にサンショウの葉の佃煮があればおかずは要りません。ちょうど採り頃であります。
サンショウ
葉サンショウ


黄砂の後は、夕日を見るチャンスかも?
黄砂の後は、夕日が美しい!

本日は2018年4月18日 (水曜日) であります。目出度い大安であります。大安だからといって何か良いことが起こるわけでもないし、何か特別な日だということもありませんが、今日は日本列島全域、とりわけ西日本では春の移動性高気圧にスッポリと覆われ、穏やかで温かい良い1日でありました。16日・17日と2日間続いた黄砂がおさまり霞んでいた景色がかなりハッキリしていました。けれども黄砂の余韻は残っているわけでして、視程が50キロとか70キロあるわけじゃありません。まだ、かなり霞んでいるわけですが、黄砂であるといえる観測基準に達していないだけです。こういうときが、美しい日の出や夕日の見られるときであります。赤く燃える太陽が美しいのですが、いかんせんスマホみたいなもので撮った写真は、あまり美しくはありません。 写真は淡路島最高峰の諭鶴羽山 (標高608m) から見た夕日であります。なお、余談ながら小さな島の住民はやや夜郎自大になる傾向があります。悔い改めるべきです。世の中は広いわけです。淡路最高峰などと言うても、瀬戸内海島嶼地方では2位に転落しますね。 全日本の島嶼山岳順位では、なんと24位まで転落 しますわ。夜郎自大 (やろうじだい) になっては本土の人に笑われますわ。

諭鶴羽山からの夕日
諭鶴羽山からの夕日


すっかり板についた里山トレイルランだが、日の入りに間に合うか?

2018年4月18日、諭鶴羽駆け足登山ですが、日没が迫っております。間に合うかな?
2018年4月18日、諭鶴羽駆け足登山
2018年4月18日、諭鶴羽駆け足登山

いつ見ても不思議な地形です。尾根の上ですが、河川敷の堤防の上を走っているような雰囲気のところです。自然にこんな地形が出来るんだろうか? それにしても、剣山の登山道よりも立派な登山道であります。小さな島の中の低標高の里山ですけれども、この立派な登山道がいかに登山者が多いかを物語っています。
2018年4月18日、諭鶴羽駆け足登山

間に合いました! 登り所要時間は33分07秒です。マラソンをやっている5歳年下の方と話をしたら、気合を入れて登ったら28分は可能だが、最近は33分か34分ぐらいで登っていると言うていました。ということで、そんなに息切れもしない状態で普通に33分で駆け足で登れているので、60代という年齢では上等ではないかな? 不撓不屈の精神力で毎日かなりの運動量をこなしたら、それなりの体力・持久力がついたわ。完全に医者要らずクスリ漬けから脱却できました。「生活習慣病」 というのは 「成人病」 の言い換えで厚生労働省官僚の考えた用語です。加齢に伴う色々な疾病に関して、加齢による変化や要因を隠すための官僚の悪知恵だと思っておりましたけど、もちろんそういう面もあるハズだと思いますけど、たしかに老人になっていても生活習慣を悔い改めれば、疾病予防は十分に可能なようです。
2018年4月18日、諭鶴羽駆け足登山

日が暮れる前に、ギリギリセーフで戻ってまいりました。写真は暗く写っていますが、ギリギリ明かりなしで見えます。
2018年4月18日、諭鶴羽駆け足登山


観測統計では黄砂観測日数は増えていない
観測統計を見れば、黄砂観測日数は全く増えていない!

本日は2018年4月16日(月曜日)であります。 本日はわが淡路島南部でも明瞭な黄砂が観測されました。(吾輩が観測したということであります) 先月からすでに何回も黄砂を観測しておりますけど、今日は視程がとても悪く、近景も中景も遠景も黄土色にボヤンとかすんでいます。遠くの山の見え具合で視程は10キロあるかなしかであります。今日は黄砂が顕著だったので写真を撮りましたけど、視程が5キロとか10キロある状態では、北京みたいな昼間でも夕暮れみたいな派手な黄砂写真は撮れません。西日本の薄い黄砂など写真に収めるほどのものじゃないのかも? やはり、昼なお暗く、道行く人々がマスクをするぐらいじゃないと報道的なニュース性もなさそう。つまり、ニュース性とは、「こりゃあ、大変なことだわ!」 と危機感を煽り立てることができるぐらいじゃないとダメなんだわね! 要するに、マスゴミが持つ煽り体質というのは当たり前といえば当たり前なんですね。「今日は、穏やかな良い一日でした」 がニュースになるのは正月元旦だけです。事件や事故が大きいほどニュース性が高いわけで、ニュースを過剰に大袈裟に深刻に報じるのがマスゴミどもの性(さが)なんですわ!

危機感を煽り立てるということでは、かつての二酸化炭素地球温暖化説のプロパガンダ・報道はひどいものでした。じつは、地球が温暖化するのは気候が穏やかになるのでとてもイイことなのに、つまり低緯度と高緯度の温度差が縮小し、上空の偏西風の蛇行が弱まり、温帯低気圧が猛烈に発達することがなくなります。(温帯低気圧は暖気と寒気のぶつかり合いで特に発達する) そのため荒れた天気が減るということで穏やかになるのに、温暖化で不当に金儲けをしたり地位を得たい連中が 「温暖化で大変なことになる」 と煽りまくりましたね。何でもかんでも温暖化と無理やり牽強付会して、温暖化で黄砂が増えてえらいこっちゃだ、などとアホみたいなことを言っていました。ところが、観測統計をキチンと見ればそんなことは全く起こっていませんわ。最近では政府も環境省も気象庁もマスゴミどもも、温暖化利権でメシを喰う連中も、温暖化をあまり言わなくなってしまいました。偽装や隠蔽も発覚し、不都合な観測データがいろいろと出てきて、「マズイことになった」 というふうな動揺さえ見られます。もうそろそろ温暖化利権者どもは年貢の納め時が来たようですが、温暖化利権に乗っかって税金をかすめ取った責任を取らせるべきです。それにしても、この国の納税者はおとなしくて、心が広く、寛大なことにはビックリします。安部デンデン内閣をまだ30%近くの者が支持しているというのは信じがたい。マスゴミのいう支持率がインチキ調査である可能性がありますが、もし、ほんまに3割近くの者が、民主主義を破壊し独裁者への道を歩む安倍デンデン内閣を支持しているんなら、この国の将来は絶望的だ。



黄砂で山が黄土色にかすむ


気象庁 「黄砂観測実況図」 を1枚借用します。モンゴル南部と中国 内モンゴル自治区に横たわる ゴビ砂漠 で13日ごろ砂嵐があったようで、2日とか3日かかって西日本まで黄砂が飛来してきました。西日本に到達するまでに粒子の大きな砂は重力で落ちたり、あるいは雨で吸着されてふるい落とされ、西日本に来るころには粒子の非常に小さな砂が残るだけで、北京のように昼なお暗いような状態じゃありません。別に、何も起こっていないからガタガタと騒いではいけないわけです。観測統計を見れば、温暖化で黄砂が増えるなどと言っていた妄言は、全くのでまかせであり嘘ッパチであります。

2018年4月16日、西日本の黄砂実況図


地球温暖化と黄砂観測日数との間に、相関関係も因果関係もあるようには見えない! 黄砂観測日数の長期的な変動は全く不明であります。そもそも、黄砂は年ごとの変動が非常に大きいようで、これを気候変動に関する何らかの指標にするのは無理でありましょう。ただ、黄砂の季節変動は明瞭で、春3月~5月に多く夏7月~9月にはめったに起ころませんね。何でもかんでも地球温暖化に絡めて結論ありきの報告や論文が多すぎますけど、たぶん、そうすれば研究費の助成を得やすいからでしょうね! 偉い先生が研究したら何々が分った、なんていう話は信用したらダメだということです。
1967年から2017年までの黄砂観測日数


気象庁サイトから 1967年から2017年までの黄砂観測日数表 を借用します。
1967年から2017年までの黄砂観測日数表

カッキーさんの写真ギャラリー
【特設コーナー】 カッキーさんの写真ギャラリー 2018.04.08、高城山

山を愛し、自然を愛し、シロクマの如くこよなく氷雪を好む北方系 (?) のカッキーさんに、写真はないのですか? とお聞きしたら選りすぐりの写真を1葉見せてくださるのかの思いきや、なんと 12枚の写真 を見せてくださいました。で、ここに特設コーナーをこしらえてギャラリーに展示したいと思います。なお、吾輩が勝手に写真を解説 (怪説かも?) しました。

蒼い空と、白い雪とのコントラストが美しい1枚です。積雪の深さは浅いけど、4月の雪です。春の雪であります。ここは徳島のヘソと言われ、高城山(標高1632m)の東側で山頂直下であります。標高は正確には分かりませんけど、1490mと1500mの等高線の間に位置しています。剣山スーパー林道の進入口からちょうど10キロのところです。徳島県屈指のご来光撮影ポイントでありまして、日曜日の明け方なんかには三脚にセットした一眼レフが林立します。で、コンデジなど出しづらい雰囲気があります。ただ、ここでは標高が高いため紀伊半島の山々を見下ろすようなアングルになってしまい、太平洋の水平線から昇る日の出は撮れません。太平洋から昇るご来光はやはり県南部の室戸岬に近いほうに行かなきゃ無理みたいです。
カッキーさんの写真

スパー林道から高城山の山頂を仰ぎました。こけし風な奇妙な構造物は、国土交通省のレーダー雨量観測所であります。あくまでもレーダー画像による降水強度の推計をやるのであって、実際の降水量を実測しているのではありません。山頂付近には霧氷がついています。青空を背景にした霧氷は絵になります。徳島市内の登山者が異口同音にいうには、霧氷は剣山よりも高城山や雲早山のほうが見事だと言っています。申すまでもなく、霧氷は氷点下の気温帯で雲がかかったときに出来ますが、標高1500mぐらいの高度で低層雲が濃密になるからではないか? 気温がいくら低くても雲が薄ければ霧氷は貧弱ということなんでしょう。そういえば、剣山でも夫婦池 (標高1450m) 付近で霧氷ができているのに、剣山山頂へ登ると霧氷がないという経験を何べんもしています。ようするに、雲海の上に剣山が突き出ているという状況でそうなります。 

ところで、写真をよく見るとお月さまが出ていますね。半月です。これは上弦の月でしょうか? 下弦の月でしょうか? じつは下弦の月であります。下弦の月というのは満月 → 下弦の月 → 新月へと欠けていくときの中途経過です。お月さんだけ見て見分けるのはむずかしい面があるのですが、朝出ているのは下弦の月です。時間帯で見分けるのが確実であります。(上弦の月は夕方から晩に見える)

カッキーさんの写真
カッキーさんの写真

これは、おそらく、徳島のヘソあるいはスーパー林道から眺めた雲早山であります。谷を挟んで向こう側の山ですが、勝浦三山」 (高城山、雲早山、高丸山」) の一つであります。標高は1496m。かわいそうに1500mに4m足りません。本州の中央部じゃ亜高山帯は普通標高1500mより上とされます。標高基準じゃ亜高山帯に4mたりませんでした。なお、剣山地じゃシコクシラベが出てくる1800m以上が亜高山帯とされ、あるいはコメツガが出てくる1700m以上とか、などが言われています。山名は普通は 「くもそうやま」 と読まれますが、地元では 「くもさやま」 という言い方もあるようです。
カッキーさんの写真

剣山スーパー林道です。ここは高城山の北斜面にあたります。ファガスの森と徳島のヘソとのほぼ中間地点でしょうか。標高はここで1400mぐらいでしょう。写真右側の針葉樹はウラジロモミです。標高1000mとか1100mあたりでは、普通のモミと葉の裏が白いウラジロモミが混在していますが、1400mになると皆ウラジロモミです。見分け方はモミは葉の先端が針になっていて痛いのですが、ウラジロモミは痛くありません。剣山スーパー林道は全線すさまじいダートで、残り少なくなった未舗装林道です。日曜日には日本全国からライダーが押し寄せますけど、カーブが多いし、ときたま転落事故も発生しています。くれぐれも安全運転で行くように!
カッキーさんの写真

ファガスの森の裏からみた剣山のアップです。積雪がすくないですね。4月上旬では剣山の北東斜面の行場付近は遅くまで残雪があるんですけど、今年は根雪はほとんど消えてしまいました。今冬は12月~2月は西日本では平年値よりも2度ほど低く、厳冬だったのに剣山周辺では降雪は少なかったようです。降雪 (つまり降水) が多いか少ないかは、厳冬か暖冬かはあまり関係ないのかも? ま、そもそも、ここは日本海側じゃないので‥。
カッキーさんの写真

雲早トンネルであります。ここで標高はほぼ千mです。隧道 (ずいどう) とトンネルはどう違うのか? ま、発音が違いますね。日本語か外来語かの違いもあります。国土交通省 は意味は同じものだと言っていますね。一昨年でしたか、雲早トンネルを補修工事やってから壁面からの水がほとんど出なくなりました。以前はトンネルの壁面や天井から派手なつららが垂れ下がりましたが、補修後はつららが貧弱になりました。ご覧のように貧弱なつららですが、気温があまり低くないということもありますけど、トンネル内に水が出なくなったこともあります。ところで、このトンネルの上の尾根には見事なシャクナゲ群落があります。5月中旬頃にお花見にいいかも?
カッキーさんの写真


紙幣の紙の原料になるミツマタが、徳島県の山中で広範囲に野生化

ミツマタは枝が三つ又に分岐することが名の起こりですが、コウゾと並んで和紙の材料となる落葉低木であります。ミツマタでこしらえた和紙は独特の手触りがあり強靭なので 紙幣の用紙の原料 にもされ、徳島県下でも山間部で栽培され、その生産物が国立印刷局(前身は大蔵省紙幣局) に納入されていたようであります。現在では山間部をあちこち走り回っても栽培しているようには見えませんけど、栽培品が逸出・野生化が進んで山間部じゃいたるところで見られます。神山町、旧木沢村、旧木屋平村、旧一宇村など比較的標高の高いところで野生化しているのを見かけます。標高の低いところではあまり見かけないのは、たぶん、照葉樹林帯では林内の光環境が悪いためではないか? 比較的に林床が明るい夏緑樹林帯で生育良好のようで、野生化しているのは暖温帯上部~冷温帯下部あたりで、標高1300mまで見られます。陽光が当たるところではよく育ち花着きもいいようで、本来はかなり丈夫な植物みたいです。

ここは、神山町の奥です。岳人の森に行く手前の最終集落の大中尾というところです。国道193号の最終地点 (雲早トンネルへ行く道は193号未開通部分) にログハウス風の公衆トイレがあって、そこから橋をわたって林道を進んだ先で、ミツマタの大群落があります。標識では峠を 「たお」 と読ませていますが、これは西日本各地にある言い方です。日本の民俗学の開拓者であり巨人 柳田国男 の考察によると、峠というのは山の尾根筋の鞍部を越えて向こう側に行くものです。鞍部というのは尾根線というか稜線が弓状に撓 (たわ) んで低くなったところでありまして、「たわ」 → 「たお」 ということではないか? (なお、吾輩の解釈も勝手に混ぜています) ちなみに、峠を意味する語は他にも沢山あって、「越、こし」 なんかはそうでありまして、剣山の登山口の見ノ越は木屋平から東祖谷山へ (もちろん逆でもいい) 山越えで行く峠であります。
カッキーさんの写真
カッキーさんの写真
カッキーさんの写真
カッキーさんの写真
カッキーさんの写真


ミツマタはジンチョウゲ科の低木だが、チョウセンナニワズとは近縁

以下の2葉の写真は吾輩の撮ったものです。環境省カテゴリーで絶滅危惧Ⅱ類のチョウセンナニワズです。上の段の写真は2017年5月19日に剣山行場で撮り、下の段の写真はこのあいだ2018年4月3日に西三子山で撮りました。属では異なりますが、同じ科に属するだけあってミツマタもチョウセンナニワズも花の基本設計というか形態はよく似ています。写真じゃ細部が分からないので観察できませんけど。 ジンチョウゲ科植物で淡路島にあるものでは、コショウノキですが手持ちの写真がないので近々写真を撮ってまいります。大日川水系の斜面にコショウノキの大きな群落がありますわ。

チョウセンナニワズ
チョウセンナニワズ


何べん訊かれても、返事は変わりません。
何べん訊かれても、返事は同じ‥。

また、いつものメタボなおじさまに訊(き)かれた。「山のキノコはんよ、おまはんがいに痩せて、腹も凹めたけんど、どないしたんで?」 そない何べんも訊かれても返事は同じです。喰うもんを減らして、しっかりと運動することです。ダムの水位を下げるには、上流から流れ込む水を減らして、かつ放流する水を増やすことですわ。入水と出水の収支がプラスならば水位が上がるし、収支がマイナスならば水位がさがります。簡単なことじゃないですかね! 貯金を殖やしたり、商売を黒字にしたり、体重を減らすのも、基本的なやり方は全く同じでしょ。きちんと収支計算してコントロールしたらいいのであって、どんぶり勘定をやっていたら絶対にダメですわ! ということですが、そのメタボなおじさまは危機感が足りないというか、減量志向の動機が弱いというか、初心を貫徹する気合が足りないのか、こればかりは本人の内面の問題なので他人がああだ、こうだと進言してもダメかもしれません。とにかく、メタボな人々を観察したり話を聞いたりしたら喰いすぎのようです。腹一杯喰って、運動を全くせずに、楽して減量する方法なんてあろうハズがありません。何々を飲めば痩せるなどという詐欺話にひっかかるだけです。詐欺師のカモになるだけです。ま、いったん身にベッタリと着いてしまった脂肪をそぎ落とすには、不撓不屈の精神力が要るのかも?ということで、何べん訊かれても返事は同じです。

とにかく運動して余分なエネルギーを吹き飛ばすことです!

喰うもんを減らせないんだったら、喰いすぎた分のエネルギーを運動で吹き飛ばそう! じつは、喰うもんを減らすほうが遥かに楽ですわ! 手前味噌ではありますが、吾輩はここまでやっていますわ。4月11日の運動による消費エネルギーは1504キロカロリーであります。日課にしてしまえば別にたいしたことじゃありませんが、運動嫌いの人ならば途方もない運動をしないと、身体にベッタリと張り付いた脂肪を減らせませんわ。なお、7000キロカロリーのマイナス収支で体重は1キロ減であります。つまり、食事量を変えないとするならば、この運動を5日やってようやく体重1キロ減であります。


諭鶴羽山までトレイルランニング、推計685キロカロリーを吹き飛ばす。

登山だといっても全行程走っています。急傾斜ではゆっくりと、緩傾斜では早く行っていますので運動強度はほぼ一定であります。この運動強度が何メッツなのか不明ですが、息切れ・発汗程度・運動時間・疲労度合いからみて体感的にはダム周遊路を5周するのにほぼ同じように感じます。よって、消費エネルギーは685キロカロリーと推計します。

4月11日の諭鶴羽トレイルランニング
4月11日の諭鶴羽トレイルランニング
4月11日の諭鶴羽トレイルランニング
4月11日の諭鶴羽トレイルランニング
4月11日の諭鶴羽トレイルランニング

このお墓みたいな石積みの高さが、だんだん高くなっているような気がします。
4月11日の諭鶴羽トレイルランニング
4月11日の諭鶴羽トレイルランニング
4月11日の諭鶴羽トレイルランニング
4月11日の諭鶴羽トレイルランニング
4月11日の諭鶴羽トレイルランニング

帰りには花の観察も怠りません。 ↓コバノミツバツツジであります。山頂付近には花の大きなトサノミツバツツジもあり、地域絶滅危惧種のユキグニミツバツツジも僅かに見られますが、淡路島の里山で見られるのはほとんどコバノミツバツツジです。花も葉も小さいのが特徴。
コバノミツバツツジ
コバノミツバツツジ

モチツツジであります。花の基部の萼片や花柄に腺毛があって粘着液を分泌し、鳥もちみたいにべたつきます。それが名の起こり。
モチツツジ
モチツツジ

無事に生還しました。
4月11日の諭鶴羽トレイルランニング


下山後に、ダム周遊路を駆け足、消費エネルギーは134キロカロリー。

分速は171.7mで、下記資料のメッツ表から、運動強度は10.3程度と勘案できます。運動時間は0.19時間。体重は76キロ。
このダム周遊路1周駆け足で消費したエネルギーは、(10.3-1)メッツ × 0.19時間 × 76kg = 134キロカロリーであります。


下山後の諭鶴羽ダム駆け足
下山後の諭鶴羽ダム駆け足
下山後の諭鶴羽ダム駆け足
下山後の諭鶴羽ダム駆け足
下山後の諭鶴羽ダム駆け足
下山後の諭鶴羽ダム駆け足


夕方にはダム周遊路を5周の駆け足! 685キロカロリーを吹き飛ばす。

分速は169.6mで、下記資料のメッツ表から、運動強度は10.2程度と勘案できます。運動時間は0.98時間。体重は76キロ。
このダム周遊路10キロ駆け足で消費したエネルギーは、(10.2-1)メッツ × 0.98時間 × 76kg = 685キロカロリーであります。


夕方のダム周遊路5周
夕方のダム周遊路5周
夕方のダム周遊路5周
夕方のダム周遊路5周
夕方のダム周遊路5周
夕方のダム周遊路5周


厚生労働省の資料によると、運動による消費エネルギーの計算式は次の通りです。

計算式
計算式
運動によるメッツ表


剣山雪見登山写真ギャラリー、2018年4月8日 (その1)
陳列している写真は2018年4月8日に撮影

06時15分です。旧一宇村漆野瀬の電光標識、ここで標高520m。このあたりから木々の上に薄っすらと雪があります。標識の文言ではチェーン規制はかかっていません。4月1日からチェーン規制は解除です。現実には規制の有無に関係なくドライバーの自主的対応が必要です。
旧一宇村漆野瀬の電光標識、ここで標高520m

旧一宇村桑平、標高620m付近の人家です。人家は標高800m近くまであります。4月でもこんな光景があるから、この辺りの住民の意識は太平洋側じゃないでしょうね。たぶん、おそらく、日本海側か寒冷地の意識じゃないかと想像します。ま、夏は涼しくていいでしょうね!
旧一宇村桑平、標高620m付近の人家

サクラの花の上に積雪どころか、葉桜の上に積雪です。
サクラの花の上に積雪どころか、葉桜の上に積雪

第一ヘアピンカーブ、ここで標高750m。この辺りではまだ路面には雪がありません。路面に雪が出てきたのは標高1000mより上です。
第一ヘアピンカーブ、ここで標高750m

06時54分です。休業中とされる剣山スキー場ですが、実質的には廃業だと思います。施設は閉鎖されています。冬季にゲレンデに来て勝手に滑るのは可能。ただしリフトは動かないので徒歩で山上に登るのが大変です。滑り降りるのはアッという間。登る労力が過酷なんで何べんも滑れるものじゃありません。徳島県のスキー場として開発されたのですが、徳島県 → 一宇村 → 平成大合併でつるぎ町へと次々に移管されました。つるぎ町の議事録を閲覧したら、スキー場の再開が議論されたようですが施設が老朽しているので再開はもはや無理のようです。地元の人に聞いたら、廃止とか倒産とか言わないのは、スキー場を廃止したらゲレンデを植林などして自然状態に復帰しなきゃいけないからで、それにはかなりのお金が要るとか、言っていました。ここで標高1360m。標高が高いので、雪質がいいと評判でしたけど残念ですね! たとえスキーをしなくても昼飯を喰う所として貴重な存在でした。
剣山スキー場、標高1360m

国道 (酷道とも言われる) 438号線、標高の高い部分では路面に積雪があります。積雪は少ないが路面がパリパリに氷っています。夏タイヤじゃ無理です。ここでは、4月中旬でもあり得る光景です。4月の雪は毎年見られます。これが、吾輩が冬タイヤから夏タイヤに履き替える時期を4月20日頃にしている理由です。
国道 (酷道とも言われる) 438号線、標高の高い部分には積雪
国道 (酷道とも言われる) 438号線、標高の高い部分には積雪
国道 (酷道とも言われる) 438号線、標高の高い部分には積雪
国道 (酷道とも言われる) 438号線、標高の高い部分には積雪
国道 (酷道とも言われる) 438号線、標高の高い部分には積雪

夫婦池の深いほうの池、くぼ地になっています。この地形は石灰岩地形で見られるドリーネ(くぼ地)?? 周辺には石灰岩が全く見られないので違うと思いますけど、いったい何でしょうかね? 不思議なくぼ地です。
夫婦池の深いほうの池

夫婦池の浅いほうの池
夫婦池の浅いほうの池

ラ・フォーレつるぎさんの植栽シャクナゲです。花着きはいかに? まもなくシャクナゲお花見シーズンです! ここは標高1450mで夏緑樹林帯です。考えたらシャクナゲのような常緑照葉樹 (紛れもなく照葉樹です!) がこんな高標高に自生し植栽されているのは奇妙です。で、そこは高標高の厳しい寒冷に対処するために葉を丸めてしのいでいます。樹が痛んでいるのではありません。暖かい日には葉が平らに戻ります。
ラ・フォーレつるぎさんの植栽シャクナゲ

剣山が見えてきました
剣山が見えてきました

左が三嶺、右が塔丸
左が三嶺、右が塔丸

高知県最高峰の三嶺 (さんれい、標高1894m) ですが、山頂は高知・徳島県境にあります。徳島県側では 「みうね」 と言っていますね。山の南側と北側で呼び名が異なっています。ここに我輩が最後に登ったのが20年前ですが、体重の増加に反比例して体力・持久力が低下して登れなくなっていましたけど、最近急激に体力が回復しました。で、たぶん今では登れるでしょう。そろそろ‥。三嶺は四国離れして絶景の山です。山頂付近は疑似的高山帯と言えるかも?
高知県最高峰の三嶺

07時26分、見ノ越に到着しました。朝、淡路島を02時30分に出発していますけど、5時間もかかっています。じつは、寝不足なんかじゃないのに道中にコンビニで車中仮眠を2時間。もしかしたら、ネジが緩んできたのかも?
見ノ越に到着

駐車場は積雪は少ないけどパリパリに凍結しています。
駐車場は積雪は少ないけどパリパリに凍結

駐車場二階は一面の雪原、積雪は8センチ。
駐車場二階は一面の雪原、積雪は8センチ

登山リフトは冬眠中です。
登山リフトは冬眠中

雪原にワダチのシュプール! リフトにまだ鬼が来ていないので大丈夫ですが、鬼がいたら怒られるところです。何べん怒られたことか。 ここの人らはよく怒りますね。こっちだって土産物を買うし昼飯も喰っているのに、ここの人らは接客態度が良くありません。山村僻地の人らは観光業に向いていないようです。ここは日本百名山の一つです。日本全国からお客様が見えます。素敵な景色と、爽やかな接客ならばどんなに遠くても、いつかまた来てくださいます。もう少し接客技術を磨くほうがよろしそうで‥。
雪原にワダチのシュプール!

スキーよろしく4つ輪の箱で滑り降ります。箱スキーであります。今季最後の滑りかも? でも、可能性としては4月20日までは積雪を見る可能性はまだ残っています。もうしばらく、高層天気図から目が離せません。
滑り降ります。今季最後の滑りかも?

08時18分です。劔神社 (標高1420m) の物置に掛けてある温度計は-5度を指しています。
劔神社(標高1420m)の物置に掛けてある温度計

08時44分、登山リフト山上駅 (西島駅) です。見ノ越の民宿街の下のほうの駐車場 (標高1390m) に車を停めて08時15分ちょうどに登山開始しました。ここまで所要時間は29分。一般登山者のやや早めのペースです。もっと急ぎたいところですが、雪があるため急ぐのは危険です。
登山リフト山上駅(西島駅)
登山リフト
登山リフト
登山リフト

じつは、山を破壊しているのは山を護ろうと言っている山岳観光業者だ!

よく怒られるので腹いせを半分含めて言うのですが、この登山リフトが霊峰剣山の癌でありましょう。安易に登れるので、こよなく自然を愛し山を愛する人ではないところの物見遊山客までが大挙して押し寄せます。で、山頂の平家の馬場が荒れて醜悪な木道が要るようになるわけです。日本百名山で山頂が一番醜悪なのが剣山かもしれません。本当に 「美しい山をいつまでも」 と言うのであれば、簡単に登れなくすることです。実は、山を擦り崩して自然を破壊しているのは、登山者ではなく山岳観光業者なのであります。山岳観光業者は山をダシにして金儲けをたくらんでいるだけであって、自然を護っているわけじゃありません。ちなみに、富士山は8号目から上は富士浅間神社の社有地です。(国と裁判で争っていたようですが) むかし、富士山の山頂までロープウェイを掛けようとする計画が持ち上がりましたが、浅間神社は固く拒否しました。富士山にロープウェイを架ければ大量の観光客が誘致できるのは間違いないところでしょうが、敢然と反対した浅間神社の宮司はとても立派です。最近の神社業界は極右団体の日本会議と表裏一体となって、この国の民主主義を破壊し、明治期の大日本帝国軍国主義を復活させ、国家神道の復活をたくらんでいる保守反動のトンデモない悪徳業界に成り下がっていますけど、山を護ろうという姿勢に関しては評価できます。山にある神社も広い意味では山岳観光業者と言えそうですけど、世の中、必ずしも山を破壊する業者ばかりじゃないようです。

薄っすらと石鎚山が見えています。それにしても素敵な眺望です。これこそが山登り冥利というものでしょう。
薄っすらと石鎚山が見えています。

08時54分、刀掛松です。むかし、安徳天皇が剣山に登る際に刀をひょいと松に掛けたのだとか‥。800年ほど前なので真偽のほどは如何に? ま、だいたいこの辺りにある松はクロマツじゃなくてヒメコマツです。剣山の南東斜面の保護林に幹径1mのヒメコマツがありますけど、年輪の幅が2ミリとしても樹齢500年です。3ミリでは樹齢330年。そう考えると、800年前のヒメコマツはありません。ま、3代目か4代目の樹と考えるのが妥当でしょう。
刀掛松

登山道の様子です。残雪のうえに新雪が積もって道が分からなくなった所もあります。コメツツジの霧氷が綺麗です。
登山道の様子
登山道の様子
登山道の様子
登山道の様子
登山道の様子

09時8分に頂上ヒュッテに到着。ヒュッテの入り口横の温度計は-5度を示しています。
頂上ヒュッテに到着
頂上ヒュッテに到着
-5度を示しています


カッキーさんから頂いたコメント

徳島のへそ
こんばんは! 行ってきました、雪見に。徳島のへそですけど。
できれば高城山に登りたかったのですが、スタッドレスと言えども2駆なんで諦めました。
へそで日の出時刻に-5℃、積雪2~3センチでした。ファガスの森の裏から剣山が綺麗に見えました。
帰りに大中尾でミツマタの群生も見てきました。


山のキノコの返信

大バチが当たりましたわ!
徳島のヘソは、標高1495mぐらいですね。(1490mと1500mの等高線の間にあります)
見ノ越よりも若干高いですね。徳島県では日の出写真の最高の撮影スポットですね。
いつ行っても三脚にセットした一眼レフが林立して、コンデジなんて出しづらいところがあります。
ところで、写真はないのですか? もしよろしければ、ここに陳列しますわ。
私は、帰りは、中尾山グラススキー場へ回っていきましたら、大バチが当たりました。
タイヤがパンク! 久しぶりに大バチですが、谷に転落したわけじゃないから、小難で済んだ?
いろいろあって、淡路に舞い戻ったのは夜8時過ぎです。朝は2時半出発。



剣山から眺めた高城山

旧 木屋平村の深い谷の南側が高城山であります。
旧 木屋平村の深い谷の南側が高城山

剣山から見た高城山です。ほぼ東方向。
剣山から見た高城山

高城山の周辺の山座同定です。これで間違いないと思います。
高城山の周辺の山座同定

見ノ越から木屋平へ降りて行く途中に、中尾山へ至る林道があります。その林道に侵入し、標高1150mあたりから見た高城山です。
ここから見ると、穴吹川の谷底からの比高が大きく、けっこう男性的な荒々しい山脈に見えます。

中尾山へ至る林道から見た高城山


中尾山高原グラススキー場で大バチが当たった!

中尾山高原グラススキー場 というところに回ってきました。ここは丸笹山から東に延びる緩やかで長大な尾根にあります。傾斜が緩やかで高原状になっています。眺望もよく、とても素敵なところです。ほんまの雪のスキー場は冬に滑るものですが、グラススキーというのはどんなものか? よう知りませんけど、営業は夏場 (4月~11月) のようです。であるので、冬は雪の上を滑り、夏は草の上を滑れば年中滑れますわね! 吾輩は近畿圏じゃ有名な黒岩水仙郷のごく近くの出身でありまして、子供のころスイセン (水仙) の自生群落の上をミカン箱にのって滑りましたわ! 名付けてスイセンスキー! スイセンの葉はつるつるしていて良く滑るんですわ。出身地じゃ子供たちはそうして遊んだのですが、スイセンは冬の切り花として貴重な売り物です。当然に大人たちから大目玉です。 さて、しばらく付近を散策して帰ろうとしたら、ポンコツ車の足回りから異音です、調べたらタイヤがパンクしています。バチが当たったようです。スペアタイヤと交換すべく、素手でジャッキを取り出そうとしたら手に怪我です。バチの上に更にバチの上塗り。ま、穴吹川の谷に転落したんじゃないから、大難ではなく小難で済んだということで有り難いことです。考えようによってはバチが当たっても有り難い。

宿泊施設の平成荘、食事もできるらしい。この辺りを拠点にして、赤帽子山(1620m)や丸笹山(1712m)の登山してもいいわけだ。ここで標高1060mか1070mです。丸笹山との標高差は650mほど。
宿泊施設

グラススキー場であります。
グラススキー場

ゲレンデから剣山がチラと見えます。
ゲレンデから剣山がチラと見える

こちらは子供用のゲレンデらしい。
こちらは子供用のゲレンデ

四国山地で降雪があるかも?
4月8日、剣山地の中腹より上で積雪があった


寒気の通過時に、もし降水があれば四国山地では確実に雪だ!

気象庁のホームページ から、アジア地上気圧、850hPa気温 の数値予報天気図を借用します。日本付近をトリミングし最低限の着色をしました。850hPa高度面の気温ですが、ほぼ1500m上空です。1500m上空と一定しているわけじゃなく、高層気象観測で850hPaの気圧になる高度ということで、1400mであったり1520mであったりですが概ね1500m前後。ちょうど、剣山の登山口の見ノ越の標高がそれにあたります。

この数値予報図を閲覧してビックリです。寒気を低緯度まで運び降ろす上空の偏西風が大蛇行、下層寒気がクサビを打ち込むように低緯度の西日本まで流れ落ちてきそうです。-6度の等温線が瀬戸内をかすめて通りそうな気配です。真冬ならば降水があれば地上で雪となる気温ですわね! ま、4月なんで地表付近は暖まっているから、たとえ降水があってもそう簡単には雪にならんでしょうが。今季最後の寒気襲来か? 冬将軍の最後の一撃であります。山陰地方の山間部ではもしかしたら? 山陰の標高が高いところで、サクラの花、いや葉桜の上に雪が積むところがあるかも? 剣山の山頂は850hPa面の上に突き出ています。ほぼ800hPaです。8日の明け方ぐらいが寒気の底でしょうか? 剣山山頂で最低気温が-6度~-8度ぐらいだと推定します。降水がなければ降雪はありませんけど、派手な霧氷が見られるハズです。見に行くか? どうしようか?


↓ こりゃあ、凄いね。0度線が亜熱帯の沖縄まで南下する予報です。屋久島の山頂部でも降水があれば雪でしょう。西日本では平年値よりも10度低いですわね! 春の雪があるかどうか、四国山地に見にいかなくっちゃ! 寒気の底は8日(日曜日)の未明から明け方でありましょう。西高東低による降水(降雪)の中心は北陸以北でしょうけど、四国山地の高所でも小雨(小雪)が時間的に遅くまで残ると思われます。もし、見に行くならば厳重な防寒対策を!
気象庁原図をトリミング


カッキーさんから頂いたコメント

今時分に雪が!

見たい!行きたい!良かったら連れて行って下さい。
当方日曜の夕方3時までに帰ってこれるなら行けます


山のキノコの返信

帰ってくるのは夜中ですわ!

剣山のみならず徳島県の山々は、晴れて空気が清澄ならば、すぐそこに見えていますね。
剣山周辺の高峰は、県都の徳島市内からはほとんど見えませんが、距離をとるとよく見えます。
鳴門海峡を隔てた淡路島南部の海岸からのほうが剣山・矢筈山・高城山など一列に並んで見えます。
高知県最高峰の三嶺も山頂がチラと、丸笹山と塔丸の間に、塔丸の左肩に顔を出しています。
地球から平均38万キロ離れたお月さんがすぐそこに見えますが、実際には遠いです。
それと同じで、すぐそこに見えている四国東アルプスの重鎮たちですが、実際には遠いですね!
片道早く行っても3時間、ゆっくり行ったら4時間、復路もあるので行き帰りだけで一日仕事です。
往復だけで6~8時間で、1日の労働時間を8時間とすると、ほぼ一日仕事。
重鎮を登り、山頂で眺望し、自然を観察し、写真も撮って、ついでに道沿いの名所旧跡を訪ねると、+数時間。
ということなんで、朝早く真っ暗いうちに出発しても、淡路に帰ってきたら夜9時とか10時とかですわ。
登山の疲れで車中で3~4時間仮眠すれば、淡路に帰るころには日が替わっていますわ。
ときには、朝帰りなんてことも‥。同居人がお帰りになっていいんですが、おったら怒られそう。
本来であるならば、山小屋とか、谷あいの宿で一泊するコースかも?
日本は狭いなどといわれますが、それはロシアや米・中など面積が広大な国と比べての話でして、
世界には日本より面積が狭い国はたくさんあります。隣の韓国も、北朝鮮も、台湾も日本より狭いです。
イギリスも、イタリアも、ノルウエーも、日本より狭いです。ドイツだって日本より少し狭いですわ。
世界200国ほどあるうちの面積ランキングじゃ、日本は61位! なんと、中央値よりも上ですわ!
徳島県の4146平方キロの、なんと、広いこと! すぐそこに見えても遠いわけです。
むかし、オンボロ車で足摺岬まで走ったら、遠くて死ぬかと思いましたね!
四国本島の18300平方キロはあまりにも広くて、四国外周ぐるっとドライブは未完であります。
そりゃあ、高速の乗り物、新幹線とか飛行機で行けば日本は狭いかもしれませんけど、
ゆっくり行けば広いです。登山家 植村直己が30歳のときに日本列島徒歩縦断をしました。
稚内から鹿児島市まで3000キロコースを、毎日平均60キロ歩いても、52日もかかっていますね。
そう考えると、日本は広いわけですね!



広島県の山間部で積雪を観測! 7日10時現在、アメダス八幡で積雪7センチ!

【追伸、7日10時8分】

いよいよ西日本にも下層寒気がドッと流れ落ちてきました。冬に逆戻りですね!
気温が急低下してまいりました。タンスの奥にしまい込んだ防寒着を出しましょう。
7日10時現在、広島県アメダス八幡で積雪7センチを観測 していますね。
広島県八幡は区内観測所時代には、なんと-28度を観測した西日本最寒の地です。
やはり、中国山地の標高の高い所では、サクラの花の上に積雪がありそうな感じです。
もちろん四国山地もですが、積雪の深さは少ないでしょう。せいぜい数センチていどか?

鳥取県 奥大山も雪になっている模様


高城山と西砥石権現との間のコルに位置するファガスの森の管理人、地下足袋王子さまが粉雪が舞ったと言っていますね。
ファガスの森の敷地芝生内に4等三角点があります。標高はちょうど1300m、やはり四国山地では降水があれば雪です。
ただし、午後2時現在までは、冬の季節風による降水は四国山地では愛媛県側が中心です。今後の変化を期待したい。
ファガスの森「高城」、春の山菜タラ芽の天ぷらを提供できるかな?
ところで、採取した山菜、タラの芽もイタドリもちょっと長けていないですか?
ま、長けたほうが分量は多くなりますね!



検証結果 【以下、8日23時頃追記】


「四国山地で確実に雪だ」 「剣山山頂で最低気温が-6度~-8度ぐらいだと推定」 「せいぜい数センチていどか」 と予想しましたが、当たっているかどうか検分にいってまいりました。

日本百名山の徳島県・剣山です。2018年4月8日、09時14分57秒です。見ノ越の民宿街の下のほうの駐車場 (標高1390mぐらい) を08時15分00秒に出発したので、所要時間59分57秒で登りました。3秒ですが1時間を切っています。今日は積雪があるので滑らないように慎重に歩き、立ち止まって写真を沢山撮り、すれ違う登山者と結構会話し、その中での1時間なので、雪が消えて気合を入れて登れば45分以内は十分可能ではないか? という気がします。もちろん早く登ればいいというものではありませんけど、ひとつには医者要らずクスリ要らずの運動療法の意味もあるので、だらだらと登るのではなくシッカリと運動になるような登り方を志向しております。写真の向こう側の山々は、手前の山が塔丸(とうのまる、1711m)、遠景の山が矢筈山(やはずさん、1849m) です。中腹から上に見事に雪が積もりましたね! 4月の雪です。春の雪です。車道を登ってくる際には、つるぎ町一宇地区の奥、標高600mあたりから木々に積雪が見られました。人家付近でサクラの花の上に、あるいは葉桜の上に雪が積もっていました!
四国山地に雪が積もった
4月8日 剣山の山頂

見ノ越のリフト前の2階建て駐車場の2階部分です。ここは広い駐車場一面に均質に雪が積もっています。モノサシで測ると、どこを測っても8センチです。数センチであろうという予想通りでした。なお、車が通った跡が沢山ありますが、これは吾輩のしわざです。たぶん、おそらく、今日が今季最後の雪道走行になると思います。で、童心に回帰してはしゃぎ回っておるわけです。
見ノ越で積雪8センチ

登山道や山頂での積雪がどれぐらいだったか不明です。吹き溜まりじゃ膝まで雪が溜まっていますし、吹きさらしじゃ地面が露呈しています。均質に広く雪が積もっている場所がないのでモノサシで測りようもありません。でも見ノ越あたりよりも若干雪が多いかなという印象です。積雪10センチのレベルでありましょう。
登山道の積雪は10センチ程度か
登山道で積雪10センチ程度か

青い屋根の素敵な建物は剣山頂上ヒュッテです。4月の下旬から営業再開されると思いますが、今はまだ冬眠中です。入り口の横の柱に寒暖計が架けてあります。気象庁検定合格の精度が確保された温度計とことなり、誤差が1度ぐらいあるでしょうけど、09時08分に-5度を示しています。太陽が出て2時間あまり経っていることと、各地の観測データを調べると四国東部では7日深夜~8日未明ころが寒気の底だったと思われ、この2点を考慮すると、やはり剣山での最低気温は予想した-6度~-8度あたりだったのではないか?
剣山頂上ヒュッテ
4月8日、9時8分に頂上ヒュッテの入り口に掛けてある寒暖計

「派手な霧氷が見られるハズ」 とも書きましたけど、山頂付近では確かに派手な霧氷 (いわゆるエビの尻尾) が出来ていました。ちっとも派手じゃないな、蔵王山のモンスター樹氷ぐらいにならないと派手とはいえない、という声も聞こえてきますが、蔵王山は霧氷の上に次々に霧氷が重なってモンスターに生長するものですわ。つまり、ひと月もふた月もかかるわけです。一晩でできるものとしては、これで十分に派手ですわ!
派手な霧氷が出来ています




剣山を遠望する絶景ポイントの西三子山(標高1349m)に登るも、剣山は見えず! (その2)
淡路島まで帰らんならんので時間に余裕がありませんが、すこし自然観察をしましょう。

西三子山 (にしみねやま、標高1349m) は石灰岩の山

山全体が石灰岩というわけではなく、山頂から南西方向に延びる尾根やトロッコ道で石灰岩が見られます。炭酸カルシウムの含有率が高い真っ白いのもありますが、炭酸カルシウムの含有率が少なかったり不純物が混じってあまり白くないのもありますね。剣山地一帯では山地全体に石灰岩が広がっているのじゃなくて、あちこちに点々と散在しているという感じです。例えば剣山でも石灰岩が見られるのは行場とか刀掛け松付近とかで、山全体じゃないです。高城山では山頂付近のごく狭い範囲です。剣山地で小規模な石灰岩地帯が散在している様子は、地質図Naviの電子地質図 でよく分かります。なお注意が要るのは山によっては地質図と背景地図がズレています。例えば、高城山じゃ山頂付近が石灰岩ですが電子地質図の石灰岩表示が200mほど北へズレ込んでいます。


↓ 山頂から南西方向へ延びる尾根を標高差で120m降りました。登ってきたのと反対方向です。フクジュソウ自生地に行くためです。降りて行く尾根の様子です。写真ではあまり白くありませんが、肉眼ではもっと白いです。炭酸カルシウムの含有率が高いと思われます。岩の表面に、石灰岩独特の水が流れた跡みたいなものがあります。石灰岩が化学的風化に弱いことを示していますね!
西三子山の石灰岩
西三子山の石灰岩
西三子山の石灰岩


石灰岩の山と申せば、好石灰岩植物であります。石灰岩が風化した土壌は化学組成が特異で、そういうのを好む植物が生育し、典型例では全山石灰岩からなる滋賀県・伊吹山は特異な植物相ということで知られていますね。石灰岩の山に来ると他で見られない植物が色々と出てきますね。そういう目で植生を観察していると果たして出てきました。チョウセンナニワズです。絶滅危惧植物です。環境省カテゴリーでは絶滅危惧Ⅱ類、徳島県版レッドデータでは絶滅危惧Ⅰ類です。採らないように。ややマニアックですがチョウセンナニワズの分布図がある解説文 を参照。


↓ 西三子山の石灰岩の岩場で見られたチョウセンナニワズ。見ごろは葉が少し展葉した2週間後ぐらいか? 7月~8月の赤い実のほうが観賞価値が高いかも? 石灰岩の露頭周辺を捜したら10株ほどありました。本種は絶滅危惧性が高いので採らないように! (採るな言うのなら黙っておけ、と言われそう)
チョウセンナニワズ
チョウセンナニワズ


珍奇な植物よりも、一般的にお奨めできるのがこちら。観賞価値が高い ヤマシャクヤク です。園芸種のシャクヤクは八重咲でケバケバしすぎですが、野生種は上品で清楚な美しさがあります。徳島県版レッドデータでは準絶滅危惧種です。採らないように。トロッコ道沿いにけっこうあります。見ごろは4月の下旬ぐらいでしょうか? お花見にはここは急斜面でやや危険です。スーパー林道ぞいの砥石権現がいいでしょう。砥石権現に至る登山道に大きな群落がありますわ。
ヤマシャクヤク

↓ つぼみの先端が赤味がさしていますけど、白花のヤマシャクヤクです。今月下旬には咲くでしょう。赤花のベニヤマシャクヤクは花期が遅いです。
ヤマシャクヤク

↓ こちらは2016年5月3日、赤帽子山 (標高1620m) にて白花ヤマシャクヤク大群落
ヤマシャクヤクの大群落

参考】 ベニヤマシャクヤクは花期が1か月ほど遅れ、5月の終わりから6月の中ごろぐらいでして、分布域もより低標高。
赤花のベニヤマシャクヤクは暖温帯上部あたり、白花のヤマシャクヤクは明らかにブナ帯 (冷温帯下部あたり) です。

ベニヤマシャクヤク
ベニヤマシャクヤク


西三子山のフクジュソウは絶滅寸前?

かつては、ここはフクジュソウの有名な自生地でありました。自然探索の書物にも取り上げられ、たとえば 『日本列島花maps 花の旅フクジュソウ』 1993年、北隆館 などに大きく掲載されました。我輩はこの本でここの自生地を知りました。しかしながら近年はここのフクジュソウ群落は衰退し、一時絶滅か? などと言われましたけど、地元の人々の手で防御ネットが張られ保護されています。何から保護しているのか? シカの食害じゃなくて、ヒトの盗掘圧から護っているのかも? 少なくともシカの食害じゃないと見ます。フクジュソウは花は美しいのですが有名な毒草です。美しい花にはトゲや毒があるのが普通です。たとえばシャクナゲも有毒植物。 

今年に開花したであろうと思われるものは1株しか見当たりません。入念に地面を観察すると、実生の小さな未開花株ならば、オーダーで数十株程度ありそうな感じです。小さな幼株が育って群落が復活するのかどうか? ネットを張っているぐらいだから、地元の人々が群落消長の経年モニタリングしているかもしれませんね。フクジュソウは誤食による死亡例もある有毒植物であります。東京都福祉保健局「食品衛生の窓」 参照。たぶん、おそらく、シカに対しても毒性があるのではないか? 近年、どこの山でもシカの不嗜好植物ばかりがはびこっています。 (しかしながら、シカの不嗜好植物ばかりがはびこるのも自然の変化なのであって、それはそれでよろしい。大陸に棲むハイイロオオカミを移入・放獣などアホウななことをしてはいけない) 本日も、登山道周辺を観察すると、アセビ、シコクブシ、ニリンソウ(イチリンソウかも?)、タケニグサの芽生え、などなどシカが喰わん植物が目立ちます。それはそれでいいわけです。山は変化し、植生も変化し、数十年か数百年が経過して別の安定状態(平衡状態)に遷移するだけであります。シカが増えたなどとガタガタ騒ぐのは、伏魔殿の環境省の利権を支援することになりますわ。環境省は自然を護るお役所であって確かにその通りなんですけど、自然が破壊されてこそ存在意義があり矛盾を抱えているわけです。北関東じゃ放射性物質のバラマキを環境省がやっていますけど、言よったら怒られるので余談はさておき、張られているネットの外にもフクジュソウの未開花株がけっこうあります。シカが喰っているような形跡は確認できませんでした。 ということで、シカよりもヒトが一番タチが悪い動物だと思います。周辺環境を観察するとフクジュソウ自生地が常緑針葉樹の植林に囲まれています。植林の生長にともなう早春の光環境の劣化とか? 何らかの病気? 個体数激減による遺伝子多様性の喪失? 群落衰退の要因はいろいろ考えられそうでシカによると短絡的に決めつけないほうがよろしそうで‥。何でしょうかね??


西三子山のフクジュソウ群落は絶滅寸前?
西三子山のフクジュソウ群落は絶滅寸前?
西三子山のフクジュソウ群落は絶滅寸前?
西三子山のフクジュソウ群落は絶滅寸前?
西三子山のフクジュソウ群落は絶滅寸前?


以下3葉の写真は、2017年3月29日徳島県西部の三好市東祖谷山の寒峰(標高1605m)にて

西三子山のフクジュソウ群落には花がなかったから、寒峰のフクジュソウの花の写真を陳列します。東祖谷山じゃ寒峰以外にもフクジュソウは結構みられますが、剣山地の東部じゃ全然見ないですね。フクジュソウの花の観察には黒い傘が必携(?)です。太陽を遮ると花がしぼみ、太陽を当てると花が開きます。数分で反応しますわ。

2017年3月29日徳島県西部の三好市東祖谷山の寒峰(標高1605m)にて
2017年3月29日徳島県西部の三好市東祖谷山の寒峰(標高1605m)にて
2017年3月29日徳島県西部の三好市東祖谷山の寒峰(標高1605m)にて



剣山を遠望する絶景ポイントの西三子山(標高1349m)に登るも、剣山は見えず!
剣山は西日本第二の標高なのに、山容を遠望するポイントは限られる

剣山は標高1955mで、石鎚山に次ぐ西日本第二の亜高山であります。西日本には2000mを越える山がありませんけど、2000mにあと一歩という標高があれば、それなりの高い山のハズです。ところが登山口の見ノ越とか、夫婦池付近から眺めても高い山には見えません。標高差が少ないからです。近くから眺めても高い山に見えないから少し離れて見ようとしても、、剣山は前衛の山々に何重にも取り囲まれ、剣山地はちょうど傘みたいな感じです。中央に位置する剣山が少しだけ周囲の山々より高く、剣山から距離が離れると山々の高度が下がっています。ということから、剣山の山容を眺める絶景ポイントは限られます。三嶺(1894m)や、神山町と旧木屋平村との境界の東宮山(1091m)や、吉野川の北側にそびえる王滝山(946m)などです。4月3日に登った西三子山も剣山を眺める絶景ポイントです。旧木沢村の深いⅤ字谷の奥に剣山が聳立しているから山の高度感がある絶景です。山頂付近に雪があるころだと、黒部峡谷を小型にしたような光景が見られます。西日本離れした絶景ポイントなんですが、せっかく久しぶりに登ったのに霞が多く眺望はダメでした。眺望はダメであったが、良い運動になりましたわ。大雑把に計算しても消費エネルギーは1000キロカロリーを越えています。島内の諭鶴羽山ばかりを駆け足登山しても面白くありません。で、ここへきて健康維持のためのトレイルランニング!


先ず、往路でお土産を購入

徳島市を横断して南下、小松島市を通り、勝浦町 という所までやって来ました。JA東とくしま の経営する よってネ市 でお土産を購入します。帰りにも通るのですが店が閉まっているかもしれないし、売れ残りをつかまされます。東側横に道の駅がありますけど、お客さんの奪い合いにならないのかしら? 洋服の青山の横にあえて出店する洋服のはるやまみたい。よってネ市は勝浦町の産物が廉価に買えるのでいいところです。徳島市民の買い出しの店とも言えそうですが、88か所巡りのお遍路さんがついでに寄るのはいいとしても、他県からわざわざ来るのは交通費のコストが高いですわね。いい店なんでコスト度外視で遊びがてら来るのもいいかも?
よってネ市
よってネ市
本日のお土産

葉っぱビジネスで有名になった上勝町役場前を通ります。
上勝町役場前

ここで標高960mあまり。それなりに標高のある峠です。
八重地トンネル

西三子山が見えました。ややピダミダルな山容です。
西三子山が見えた
西三子山

八重地トンネル から1.8キロ降りてきたところが登山口であります。気合を入れて登りましょう。今日は来るのが遅かったから、気合を入れて登り、帰ってこないと日が暮れちゃいます。もちろん強力なライト携行ですが、日が暮れるとクマが出るかも?
西三子山の登山口

本日の登山コースです。地形図にある登山道を行きます。登山口からトロッコ道までは標高差200mあまりの急登です。トロッコ道は後山峠までほぼ平坦です。危険個所があるのはこの平坦部分です。ここは山慣れた人向きかもしれません。マイナーな山なので登山者が少なく、登山道がハッキリしない箇所があります。ハイキング気分の人は来ないほうがいいかも? 峠から山頂までは緩やかな尾根を直登します。むかしは西三子山はフクジュソウ自生地として有名でしたが、近年はフクジュソウの群落が衰退しています。一時は絶滅したか? といわれ地元の人が防御ネットを張って群落回復の策を講じています。少しは回復しているみたいですけど、有名なフクジュソウ自生地の寒峰 (1605m、旧東祖谷山村) の大群落には遠く及びません。
本日の登山コース

標高差200m余りの急登が終わり平坦路に出ました。ここまで16分22秒。この平たん路は、四国電力が送電鉄塔をこしらえるのに資材運搬のトロッコ軌道を設置したようで、そのトロッコ道が残されています。標高1060mの等高線に沿って道があります。ただし、年月が経って道は崩壊し滑落の危険場所が何か所かあります。滑らない履物でなきゃ危険です。我輩は雪上でも滑らないスパイク長靴で来ました。
トロッコ道まで来た

後山峠というところに着きました。平たん路は17分33秒で通過。
峠に着いた

まだ標高差300mあります。気合を入れて登ろう!
まだ標高差300mある

尾根伝いを直登します。道があるような、ないような。
尾根伝いを登る

大昔に陸上競技部に足を踏み入れたことがありますが、短距離が全くダメなんでハードルは苦手種目です。シカのようにピョンピョンと飛び越えることはできません。それにしても、諭鶴羽山でも剣山地でも野生シカの跳躍力は目を見張るものがあります。でも、天然記念物のニホンカモシカは鈍重ですけど。せめて、ニホンカモシカ程度には‥。よく見かけるけど写真を撮るのがむずかしい。
まるで障害物競走
まるで障害物競走

300m尾根直登は25分39秒かかった。西三子山の山頂にたどり着きました。登り所要時間は全体で59分34秒。日々のトレーニングが功を奏して、一般登山者よりも登るスピードがかなり速くなっております。
西三子山の山頂
西三子山の山頂
西三子山の山頂

木々の間に高城山の雄姿が見えます。
高城山の雄姿

本日の昼飯であります。水分と糖分の補給には柑橘類が一番よろしい。我輩は、工場で製造された添加物満載の物は極力食べない主義であります。できるだけ、自然な物しか食べないのは、厚生労働省の食品行政は世界一食品添加物に甘い基準だからです。厚生労働省は国民の健康を守るのではなく、国民が不健康になってほしいということなんでしょうかね? そのほうが、製薬メーカーや食品加工業者が栄え天下る場所が確保できますから!
本日の昼飯


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