雑想庵の破れた障子
ぺんぺん草に埋もれた山中の雑想庵。 破れた障子の小さな穴から見えるものを綴ります。
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早すぎる秋雨前線(?)のおかげで、何も見えません! (その3)
ぼちぼちと出てくるやろか? まだですね。

ここは標高が高いところなので、出てくるのがは早いと思われます。それを捜す人は当エリアにはほとんどいませんが、ごく一部にいないことはないようです。その人のブログを覗いたら今年はまだのようですが、早い年には8月下旬に出ているようです。で、そろそろかな?

↓ 目測で、環境省の巨樹巨木調査基準の地上高130センチでの幹周が軽く6mはありそうです。ミズナラの大木です。こういう巨木の根際を見てまわります。まだ、出ていません。
目測で幹周6mのミズナラ

↓ こちらはやや小さな巨樹ですが、それでも幹周4mありましょう。これもまだ出ていません。とにかく巨樹の根際を見て回ります。それは巨樹の根際に出るのですが、限られた特定の樹種にしか出てきません。何十、何百という巨樹の根際を見てまわってやっと一つあるという発生率のようですけれども、発生樹種や発生環境はハッキリしているので、そういう意味では探すのは簡単です。探す樹種は西日本では、標高の高いブナ帯(冷温帯)じゃミズナラ、平地の照葉樹林(暖温帯)じゃシイの木です。ねらい目は意外に中間温帯ともよばれる境目にあるシラカシ・アカガシ・クリなどのドングリのなる木であります。ときにはサクラにも出てきます。あとは、足場の悪い山の斜面を登ったり降りたりの繰り返しで歩き回るので体力しだいか? とにかく、それを捜すには屈強の体力が要りそうです。
手前味噌な記事ですが、こちらが 淡路島内でのそれの採集風景 であります。

目測で幹周4mのミズナラ


採り頃の若いエゾハリタケに当たるも、採取は禁じられています。

ここは霊峰 剣山の北西斜面です。一帯は国有林ですが、四国森林管理局の管轄ですが、四国島内に30箇所ある保護林の一つであります。(剣山植物群落保護林) 100年ほど前に民有林であったのを国が買い取って保護しているようですが、私が観察したところ完全なる極相林ではなく、林内にまだ陽樹が残存しています。で、遷移の最終局面であろうかと見ますが、幹周が6~7mぐらいのトチノキ・ミズナラがあって見事な森です。残念なことに、国の保護林であるので植物やキノコの採集は禁止されています。登山道を歩くだけならば問題ありませんが、保護林内に立ち入るには、たとえ立ち入り目的が自然調査や学術研究であっても許可が要るほどです。ということで、世俗的なキノコ採集などもってのほか、キノコ狩りなどしていると怒られますわ。採らないように。

↓採り頃の若いエゾハリタケがありますね! 東北地方北部の秋田県・山形県あたりで特に珍重されるキノコであります。
エゾハリタケ

↓ すこし拡大。幾重にも瓦を重ねたような形態のきのこであります。
エゾハリタケ

エゾハリタケは、なぜ、その名に蝦夷と冠するのであろうか?

蝦夷(えぞ) とは北海道の古名であります。幕藩時代には「蝦夷地」 「蝦夷が島」 と呼ばれていました。北海道というのは明治2年に新しくこしらえた名称であって、古代の五畿七道にならって北海道となずけられました。東海道や、吾輩のおるところは南海道、西海道といえば九州のことで、これらのパクリです。北海道 (令制) 参照。ということですが、エゾハリタケを珍重して日本列島最高の珍味だなどともてはやすのは、東北地方北部の秋田県・山形県あたり (出羽国・でわのくに) です。とくに狩猟をするマタギが春先に雪面に落ちたヌケオチと呼ぶ腐りかけのエゾハリタケを珍重するようですね。ならば、エゾハリタケではなく、デワハリタケと称するべきではないか? と以前からなんで蝦夷を冠する標準和名になったのであろうか? と不思議です。

『北海道のきのこ図鑑』から

『北海道きのこ図鑑』 の解説を読むと、ミズナラやカエデ類に出るということで意外な感じがします。四国のブナ帯じゃブナ以外にはまず出ないです。本州でもたぶんそうでしょう。これはブナの分布が北海道の渡島半島の黒松内町付近までだからでしょう。ブナの北限地は蘭越町でしたか? 札幌周縁とか道東など北海道の大部分でブナが分布していないので、エゾハリタケがしかたなく別の木に寄生するのだと思われます。それから、分布が北海道と本州となっていますが、四国が抜けています。九州にも分布しているようです。九州で出版されたキノコの書物にエゾハリタケが掲載されていますね。


お土産はキノコ栽培品であります。

保護林内でキノコ狩りなどしようものなら、森林管理署に怒られますし、販売目的で大量に採るなど悪質な場合には、徳島県警の取り調べを受ける可能性もありましょう。ということで観察だけです。で、帰りにはお土産にキノコを買いましょう! 帰りは見ノ越トンネルから旧木屋平村に降りていき、木屋平村を横断、川井峠を越えて神山町そして徳島市を経由して帰還です。道は細いしつづら折りに曲折しているし対向車が来て立ち往生するし、見ノ越から徳島市までの遠いこと! 徳島市の人が異口同音に 「県内なのに剣山は遠いわ」 と言うわけです。

↓ 見ノ越トンネルをくぐりぬけて木屋平村側ですが、雲が多いです。天神丸や高城山 (ともに標高1632m) は全く見えません。
見ノ越トンネルをくぐりぬけて木屋平村側

↓ 川井峠というところに来ました。剣山を遠望できる絶景ポイントとされますが、剣山を振り返っても雲の中であります。
川井峠から剣山方面

↓ 川井峠から西砥石権現 (標高1457m) を仰ぎ見ました。山頂に雲がかかります。西砥石権現は森の駅 「ファガスの森」 の背後の山です。
川井峠から西砥石権現を仰ぎ見る

道の駅 「温泉の里 神山」 に立ち寄りました。ここでお土産を購入します。キノコファンのお土産と申せば、もちろんキノコであります。
神山町の道の駅
お土産の栽培キノコ


キノコ栽培の菌床は町内で生産しているようだ!

神山町の道の駅で栽培キノコを購入する理由がこれです。町内で菌床を製造していますね。三枚目の写真で、青いドラム缶みたいなものにおが屑が見えています。菌床のベースにするおが屑に米ぬか等を添加して撹拌しているのでしょうか? そういう工程のように見えます。菌床の原材料は四万十川周辺のシイ材100%です! 汚染が懸念される地方で生産された原木・おが屑・菌床が全国に出回っているというハナシもあります。汚染が懸念される地方で甲状腺癌とかロコモティブ症候群の発生率増加が観測されていますね。この国の政治・行政・財界・学術・マスゴミの悪徳ペンタゴンは、既得権益を死守するのに必死であります。医療も悪徳ペンタゴンに押さえつけられて本当のことが言えない模様。油断も隙もありません。ということで用心に用心を重ねる必要があります。

札幌市のホワイトフードさんはベクレル0.5未満の安全食品販売を手掛けていますが、シイタケを扱かわないと言っています。理由は四国・九州産であってもシイタケに関する限りベクレル0.5未満の商品が見つからない、ということによります。つまり、原発過酷事故由来の汚染がなくても、自然放射能が自然界に存在します。シイタケはきわめて汚染されやすい食品だということです。で、できるだけ余計な汚染の上乗せを排除する必要があります。ということで、菌床キノコはその菌床の原材料の原木・おが屑までどこで生産されたものか確認しないと口にできないわけです。なお、食べて応援したい方に 「やめておきなさい」 とご進言しているわけではございません。人それぞれ考えも多様、食べて応援したい方は大いに応援してくださいませ。


キノコ栽培菌床製造工場
キノコ栽培菌床製造工場
キノコ栽培菌床製造工場


マイタケ探しは、巨樹・巨木林調査そのものであります!

↓ 道の駅 「温泉の里 神山」 の近くの鎮守の宮さんにある巨樹です。幹周は約6mでイチイガシです。材の価値が樫類では1位だということが名の意味です。マイタケはミズナラだけでなく樫類には出ます。この木に出るという意味ではありませんが、このような巨樹の根際を見て回るのがマイタケを捜す基本です。つまり、マイタケ探しは環境省の巨樹・巨木林調査に似た面があります。そのエリアの巨樹巨木を調べ上げる (悉皆調査) ということですわ! 検索の網にかかるせいか、マイタケ探しのコツは? という問い合わせを何べんも頂きましたが、これがその回答です。ま、実際の発生木はご自分で探すものです。人に聞いてはいけません。キノコハンターの世界というのは、キノコ発生のシロを親兄弟にさえ言わないものですわ!
これはイチイガシの巨樹
これはイチイガシの巨樹



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早すぎる秋雨前線(?)のおかげで、何も見えません! (その2)
平家の馬場で見られた亜高山帯の花

↓ トゲアザミ。平地にあるノアザミの変種とされ、物凄くトゲが多いアザミです。うっかり触るとヒドイ目にあいます。
トゲアザミ

↓ シコクフウロ。平地にあるゲンノショウコの近縁種です。イヨフウロとも言うのですが、愛媛県の人はイヨフウロと呼び、徳島県の人はシコクフウロと呼んでイヨフウロという言い方は避けていますね! 四国の四県は中央の山が邪魔になって、ご互いの交流が阻害されています。で、四国の四県はご互い結構仲が悪いみたい。四国外の者がしょっちゅう四国にきて、四国の人と話をしているとそう感じますね!
シコクフウロ

↓ タカネオトギリ。平地近くの低い山でみられるオトギリソウの近縁ですが、草丈が低いです。オトギリソウは薬草とされますが、近縁の本種やサワオトギリなども薬草?? 日本薬局方 に載っているんでしょうかね? 確認しましたところ、すくなくとも第十七日本薬局方には植物名のオトギリソウは載っていません。生薬名で載る場合もあるのですが、オトギリソウの生薬名は? 吾輩は日本薬局方に収載もされないものは薬草とは言えないと思います。日本薬局方に収載されているものでもヘンなものがありますね。つまり、オトギリソウ (その近縁種も含めて) が薬草だなどと言っても、あまりあてにならない民間療法的なものか?
タカネオトギリ

↓ ミヤマアキノキリンソウ。平地で見られるアキノキリンソウの高山型です。分布は亜高山帯から高山帯。これは高山植物といってもいいかも? アキノキリンソウよりも花茎の先に花が集まっているという感じです。
ミヤマアキノキリンソウ

↓ ソバナ。平地の里山でも見られるホタルブクロの近縁種です。ホタルブクロよりも花がかなり小さいです。
ソバナ


平地で7月に出るミョウガの花は、ここでは晩夏から初秋に出る。

見ノ越に降りてまいりました。ガスは晴れています。祖谷 (いや) 地方の方向は雲が少なくなっています。高知県の最高峰の三嶺 (高知県側さんれい、徳島県側みうね、標高1894m) が見えています。三嶺の登山口、名頃ダムの下の登山口駐車場は標高910mです。正味1000mを登らなきゃ山頂に立てない山なので、加齢と体重超過で長いこと登っていませんねえ! 大分持久力も回復してきたし体重も15キロ落としたので、もしかしたら昔のように登れるかも? 遠い記憶では、山頂付近の植生とか眺望は四国と思えない絶景です!
見ノ越に降りてきた
三嶺が見える

↓ 剣山の絶滅種のギンロバイ (ハクロバイ) ですが、これは植栽品です。劔神社の参道階段にあるものです。むかし、剣山の大きな岩のところにあったというのですが、剣山では観賞用採取圧が強くすでに絶滅したのでは? とされます。わたくしもその巨岩を双眼鏡で何べんでも観察していますが、確かに既にないようです。黒笠山 (1703m) にはあるらしいのですが、以前に小島峠 (おしまとうげ) へ行く途中に黒笠山を見上げたら、随所に断崖絶壁のある怖そうな山です。ロッククライミングの装備・技術を持たない者は絶対に近づかないほうが宜しそうで。石立山にもあるそうですが、そこも近づかないほうが無難な山です。
ギンロバイの花

↓ 香辛野菜のミョウガの草であります。おそらく栽培しているのだと思われます。登山口の見ノ越に鎮座する劔神社の参道階段に生えています。栽培品と思われますので採ると怒られますが、写真ならばいいでしょう。ここは地形図でしらべると標高は1415mぐらいです。吾輩はミョウガが好物で、うどんには薬味のネギのかわりにミョウガを刻んでうどんの上に乗せます。で、ミョウガを2か所で栽培していますが、7月はじめごろに花が咲いていました。標高1400mじゃまだ蕾固しという感じで、ミョウガの開花は2か月ほど遅れるようです。それにしても、これほどの高冷地 (冬は真冬日・-15度まで下がる) でミョウガが生育するのは驚きですが、インド原産のショウガの近縁種なので熱帯植物かと勘違いしていました。しかし熱帯原産のショウガと異なり、ミョウガはアジアの温帯が原産のようです。
栽培と思われるミョウガ
ミョウガの花はまだつぼみ



早すぎる秋雨前線(?)のおかげで、何も見えません!
8月17日、性懲りもなく、また剣山に登ってきましたが何も見えません。

朝早く01時ちょうどに淡路島南部にある雑想庵を出発、旧 一宇村漆野瀬 03時12分に通過。まだ草木も眠る漆黒の闇です。
旧 一宇村漆野瀬 03時12分に通過

剣山の登山口の見ノ越に03時50分に到着。支度をして04時09分に登山開始。まだ真っ暗です。暗いのと、濃霧がかかっているため木々から垂れ落ちたしずくで登山道が濡れています。すべるのでゆっくりと登りましたが1時間で登っています。以前は2時間かかっていたので随分と登るペースが早くなったものです。何べんも申したのですが、クスリ漬けにしてやろうとたくらむ悪徳算術医と縁を切るために、運動療法として1年2か月毎日10キロの駆け足を続けた威力は絶大です。むかし若いころ陸上競技をやったことがあります。走ったり歩いたり (競歩という種目があります) するのは実は好きであったというのが幸いです。05時11分に頂上ヒュッテに到着。見ノ越から所要時間は1時間02分です。夏至から早くも2か月弱が経ちました。夜明けがだいぶん遅くなってまいりました。ご来光に間に合っているハズですが、ガスっています。ご来光は見えません。
見ノ越から04時09分に登山開始
05時11分に頂上ヒュッテに到着

ここしばらく、日本列島は秋雨前線(?)がかかって天気不良。

祖谷渓に逃れた平家の落ち武者たちが、再起をはかって馬術の訓練をしたという 「平家の馬場」 ですが、ガスってしまい何も見えません。
平家の馬場はガスっています
平家の馬場はガスっています

宝蔵石もガスでかすんでいます。
宝蔵石も霧のベールがかかる

阿波エコトイレと剣山測候所跡も霧でかすんでいます。
阿波エコトイレと剣山測候所跡

案内看板があります。真ん中の石の小詞ですが、なぜか御扉(みとびら)がありません。中は空っぽであります。普通は御神像とか御鏡(みかがみ)とか御幣(ごへい)などを入れてお祀りするものですが、無造作に置いてあるという感じです。ちょっと違和感がある光景です。これは頂上ヒュッテの隣の劒山本宮宝蔵石神社とは関係がなく、何者かが勝手に持ってきて置いた??
案内看板

山頂一帯のイラストマップであります。
ということです
ということです

剣山は高山帯に達する高度ではない!

↓ この説明看板には少し違和感があります。「木道(もくどう)の周囲は高山植物群落です」 と言っていますが、これは少しおかしい。普通は高山植物とは高山帯に特有の植物群を言うのであって、高山帯とは森林限界より上の標高帯です。中部山岳じゃおおむね標高2500mあたりから上です。剣山は山頂付近がかろうじて亜高山帯に達しているだけで、とても高山帯といえる標高じゃありませんよね! よって、北アルプスの森林限界より上で見られるようなお花畑はありません。西日本で北アルプスの高山帯のお花畑のようなものが見られるのは、鳥取県の大山(標高1729m)だけです。よね? 大山も高山帯と呼ぶには標高が足りませんが、たぶん豪雪の影響で雪田草原となっているためでは? 冬季、日本海寒帯気団収束帯(JCPZ) と呼ばれる発達した雪雲の帯が北陸地方を指向しますが、JCPZは大山や氷ノ山あたりにもよくかかります。積雪が多く風が強いと標高が低くても高山帯のお花畑ができるようですが、剣山はそういう状況でもなく積雪は少ないです。
剣山は高山帯と言えるのか??

参考】 ヒトが破壊や干渉して攪乱していない自然植生 (潜在植生) の場合には、日本の植生分布はおおむね下図のようになりましょうが、上の方が水平分布、下の方が垂直分布であります、植生帯の名称とか、各帯の境界はどのあたりか? 文献により人により表現はいろいろでありますが、下図は一番有名な宮脇昭先生の図です。ただし、ヒトの攪乱はすさまじいもので、本来はブナ帯(冷温帯・山地帯)に自生すると考えられているスギとかヒノキなどの針葉樹が、わが淡路島のような暖温帯北部 (照葉樹林帯・低地帯・丘陵帯とも言える) にまで大規模に植林されています。つまり、林業とは我国の自然植生分布を攪乱する自然破壊行為という解釈も可能です。林業は自然を護っているのではないのであります。それはともかく、図でハッキリとわかるように、四国のみならず西日本の山は標高が足りないので高山帯 (紫色のエリア) はありません。普通はそういうことでありまして、なぜ環境省は剣山の山頂植生を高山植物群落だなと無理なことを言うのでしょうか? おそらく、「CO2地球温暖化説」 「温暖化危機説」 で踊った省庁ですから、ものごとを曲げて拡張解釈して無理を言う性癖がしみついているのだと思われます。狙いは利権。省益拡大を狙うわけです。つまり醜悪な木道建設のための口実として高山植物群落だなどと大袈裟に言うわけです。剣山の山頂植生を大勢の登山者の踏圧から護るというのであれば、醜悪な木道ではなく強力な入山制限を掛けるべきで、登山リフトの撤去が理想的です。2000m近い山に簡単に登れるようにする観光開発が自然を破壊しているわけです。

自然植生の水平分布

自然植生の垂直分布


山頂ピークは神聖な場所で注連縄が張られています。踏むことはできません。標高は1955mで石鎚山の1982mよりも少し低いです。しかし、かつて剣山が西日本で一番高い山だとされたこともあります。それは石鎚山の山頂に三角点がないことによります。石鎚山の1982mの標高点の北西800mの所に1920.9という三角点があります。また、西南西2.2キロのところの二ノ森の三角点が1929.6mです。で、昔は三角点の標高がその山の高さとされましたが、そうする場合には石鎚山が剣山の後塵を拝することになってしまいます。国土地理院 地形図をご参照
山頂ピークの神聖
標高は1955m

秀麗な山容で人気の次郎ギューも全く見えません。
人気の次郎ギューは見えません

矢筈山方面も全く見えません。
矢筈山も見えません

剣山測候所が廃止されて久しく、下界とどのくらい気温が違うのか実際に測ってみないとわかりません。で、性懲りもなく持参の温度計で測ると15.3度であります。気象庁検定合格の温度計じゃないから正確性に問題がありますが、熱帯夜に呻吟する瀬戸内沿岸平地よりもおおむね10度低いことが分かります。すこし風もあり、寒いぐらいです。それにしても別天地の涼しさです! 下山するのが嫌になりますね!
剣山は15.3度
やはり、図のエリアでは剣山が断トツの避暑地であることは疑いようがありません。
気象庁原図に剣山を書き込んだ




なぜ記録的な大雨が頻発するように見えるのか? (続編)
前エントリーの続編であります。

「降水量」という気象要素は、地点ごとの観測値に極端なムラがある。

狭い淡路島です。吾輩が若いころに淡路島を脱島してある東海地方の学校にいったとき、そこは、ほぼ全都道府県からまんべんなく生徒が来ておったところですが、本州出身の連中から 「淡路島で野球をしたら玉が海に落ちないかい?」 と言われたものです。たしかに、狭い島なのでホームランを打ったら玉が海に飛んで行って、海岸へ玉を捜しにいきましたね! 玉が海に落ちるんじゃねえか、と何べんいわれたことか! ま、狭い島で野球がしづらいだろうと心配してくださったのですが、野球ができないわけではありません。かつて淡路島の洲本高校が阪神間の強豪を抑えて兵庫県代表で甲子園にいったこともあります。いくら狭い島と申しても野球はできますね。ただ、玉が海に落ちないかい? と言ったのは本州の連中 (特に東京のやつら) でありまして、四国・九州・北海道の出身者は言わなかったわな。たぶん、日本の中心であり日本を牛耳っているのは本州であって、四国・九州・北海道は中心から外れた外周部、海峡を渡らなきゃ本州へ行けませんし、つまり面積が大きくても 「大きな離島」 だという意識があったのではないか?

さて、本題ですが、狭い淡路島ですが地点ごとに降水量の観測値はかなりのムラがあります。狭い島なので島内のどこでも同じような数値になりそうなものですが、実際には随分と違いがあります。今回の台風5号による直接の影響としての降水量は、島内26か所ある雨量観測所で、最小値が38ミリ、最大値が253ミリでした。降雨のたびに2倍とか3倍の差は当たり前です。雨というのは広い範囲で一様に降るんじゃまったくありません。気象状況によっては、温暖前線の進行方向手前ではシトシトと雨が降ってそうムラがないこともありますが、対流性の降雨その典型的なものは夏の夕立ですが、積乱雲の下だけ土砂降りです。数キロ離れたら晴れています。その積乱雲の真下にちょうど観測所があったならば観測値は大きくなります。降雨という気象現象はムラが大きいから、観測所をたくさん高密度に並べれば土砂降りをうまく捉えられます。観測所が少ないと土砂降りを逃がしてしまいますね。そもそも観測網の密度を密にすれば気象観測のランキングの数字が大きくなるわけです。よね? ということで、より大雨だったように印象付けるには、アメダス南淡の173ミリを報じるのでなく、淡路島南部の山中で253ミリが観測された、と報じればいいわけです。じっさい、マスゴミどもは普通は気象庁の観測値を報道していますが、場合によっては国交省のデータを持ち出します。それは一貫した報道基準じゃなくて、ご都合主義のように見えます。ご都合報道の背後には何らかの恣意・意図があるハズです。たぶん、温暖化で大変なことになるという温暖化教の教義にしたがって数字を大きくしたいということがありましょう。そもそも、マスゴミには 「危機は積極的に伝えなければならない」 というゆがんだ正義感みたいなものがあって、危機を演出したいということなんでしょう。


より大雨だったと印象づける手口は‥‥

気象庁の観測所ではなく、国土交通省の雨量観測所で一番大きな数字の地点を引っ張り出す!


台風5号による降水量分布


もうひとつの手口は、たとえば、「日降水量」 ではなく 「24時間降水量」 を引っ張り出す!

もう6年が経ちましたが、2011年9月初旬に紀伊半島で物凄い雨がありました。そのときの降水量記録を借用します。台風12号 (T1112) が昔の社会党の牛歩戦術のようにゆっくりと北上したので、紀伊半島で何日も大雨が降り続きました。気象庁観測で期間総降水量が一番多かったのは奈良県アメダス上北山で1814.5ミリでした。しかし、やはり国交省の雨量観測所のほうが数が何倍もあり、もっと凄いのがありました。大台ケ原雨量観測所ではなんと期間雨量が2436ミリに達しました。

↓ の図は 国土交通省 川の防災情報 サイトで過去データを検索、時間降水量グラフとして出力したものです。

国土交通省 大台ケ原雨量観測所の記録


さて、下表は台風12号の影響下での期間総降水量が1630ミリだった三重県アメダス宮川の観測データです。もちろん総降水量の1630ミリは報じますが、1日にどれだけ降ったかを示す場合には、日降水量では635ミリです。ところが24時間雨量と言う場合には連続した24個の数字の合計が最大になるところを取り出せば、数字が大きくなります。下表では赤字にしたところです。合計869ミリで数字がかなり大きくなります。同じ1日の降水量ということであっても、日界 (日と日の境界) を深夜0時とする日降水量と、日界に関係なく直近24個の数字の合計の24時間降水量とでは、数字が大きく変わるわけです。で、より大雨だったと印象ずけるには、気象庁は沢山の統計項目を作成しているから、その中で数字が大きくなるものを抽出して報じればいいわけです。マスゴミどもは大きな数字を追い求めて煽るわけですが、たぶん、気象庁や気象台がマスゴミに協力しているものと思われます。 「日降水量」 と 「24時間降水量」 はどちらも時間的には1日ですが、意味が全くちがいます。テレビのニュース等で報じるのは、聞き流していたら何を言っているのかよくわからないところでありますが、地球温暖化で大雨が増えて大変なことになりそうだ、と視聴者に印象づけるのは簡単なものです。

気象庁サイト から観測データを取得しました。

2011年9月の紀伊半島大水害のときの降雨記録


本日の写真(2017年8月12日)

↓ 今回の台風で淡路島内で一番降水量が多かった分水堰であります。 場所はここ 大日川上流にあります。通常は下流の大日川ダムに水を流すのですが、洪水が起こりそうな大雨の時には尾根の向こう側の牛内ダムに分水を流すということです。トンネル用水路が山をくり抜いています。
南あわじ市 大日川水系 分水堰
南あわじ市 大日川水系 分水堰
分水堰


↓ 分水堰管理所の建物の屋上に、転倒ます雨量計が設置されていますね。これは観測環境が良好ですね。気象庁のアメダスでも観測環境のヒドイのがありますね。雨量計の横に大木が育っているのを見ます。風があって横殴りの雨の場合、その大木が雨を遮り雨量が少なめに観測されてしまいます。観測所の周りで樹木が生長すると、風の強さとか日照時間などが変わってきます。気象庁の観測所でも田んぼのなかにあったのが田んぼが住宅街にかわるとか周辺環境が変わることが多いです。つまり、気候変動を観測しているんじゃなくて、周りの環境変化をモニタリングしているわけでです。地球温暖化を論じる基礎の基礎であるところの観測データというのが案外いい加減なわけです。で、あやふやなデータの上に構築した理論は空中楼閣では? という疑問が生じるわけです。
南あわじ市 大日川水系 分水堰

↓ 分水堰管理所の柵のすぐ外にリュウキュウマメガキ (琉球豆柿) の木があります。絶滅危惧種ではないにしても、兵庫県本土側にはほとんど生育せず、淡路島南部の諭鶴羽山地には点々とあります。ある谷ではリュウキュウマメガキの大木の林があります。淡路島を特徴づける暖地性の植物です。折々に刈り取られていてかわいそう。刈り取るのではなく育てて名札をつけるべき樹木です。
南あわじ市 大日川水系 分水堰
リュウキュウマメガキがある


今年はウラジロマタタビが豊作だ!

分水堰の周辺にはウラジロマタタビが多いです。ウラジロマタタビというのは漢字で書けば裏白木天蓼で、サルナシに酷似しますが葉の裏側が粉白色です。たぶん、ウラジロマタタビが4倍体とか6倍体など倍数性が変化して、その性質も変わり、耐寒性を得て、北方あるいは高標高地へと分布を広げたものがサルナシでは? ということで、分布域がやや異なります。ウラジロマタタビは暖地や温暖な低標高地、サルナシは冷涼な暖温帯上部~ブナ帯の山に見られますね。淡路島のウラジロマタタビは実をつける個体は少ないのですが、今年は豊作みたいです。ウラジロマタタビの実は熟期が早いです。10月中旬~下旬には樹上で熟してしまいます。甘酸っぱくて美味いです。シマサルナシ (淡路地方名はコクモンジ) よりも熟期が2か月ぐらい早いです。実の大きさはやや小さいです。

余談
波田先生のサイトから サルナシ(マタタビ科) をリンクさせていただきます。そういえば波田先生が所属される岡山理科大学は学校法人加計学院が設置した学校で、申すまでもなく今治市に獣医学部をこしらえようとして、今この国を揺るがせています。もはや安倍デンデン嘘つき閣下が関与しているのは疑いようもないわけです。早く真相を解明して阿部デンデンを刑務所にぶち込まなければいけませんが、検察が早く動かないと検察の信用・権威が地に落ちますね! 検察は極めて政治的な存在であることがハッキリしましたが、この国は法治国家じゃなさそうでゾッとします。早く事件 (おそらく戦後最大の疑獄になるのではないか?) を解決しないと、世間の話題の俎上に乗り 「ああ、阿部デンデンが関与した学校ね」 と言われるので、そこで真面目に学んでいる若者たちがかわいそうです。そういえば、わが南あわじ市にある吉備国際大学地域創成農学部も学校法人加計学園がこしらえたものですが、南あわじ市も何億円ものカネをとられていますね。南あわじ市の有権者・納税者はほとんどの人が知らないみたいですが、もっともっと政治に関心を持たないと納税者はええようにやられますね! 早く安倍デンデンを逮捕しないと、そこで学ぶ若者がかわいそうなだけでなく、納税者も税金だけドンドン盗られて、盗ったカネを好き勝手に使われますね。

ところで、秋の自然観察は籠を持ってウラジロマタタビの実を採るとか?

ウラジロマタタビ
ウラジロマタタビの果実
ウラジロマタタビの果実
ウラジロマタタビの果実



なぜ記録的な大雨が頻発するように見えるのか?
近年の雨は大きいとか、昔はこれほどの物凄い雨はなかった、などと巷間で言われています。マスゴミどもに言わせたら、記録的な豪雨が増えたのは地球温暖化のせいだ、と言わんばかりです。たしかに降雨強度が強まり、総降水量が増加の傾向はないこともないのですが、一面では強調されすぎています。NASAの気象学者のジェームス・ハンセンが米国議会で証言して、言い換えれば、地球温暖化の政治的な恐怖キャンペーンを仕掛けて、自然科学としての検証もろくすっぽ行わないうちに、政治的な喫緊の大問題とされてしまいました。温暖化で大変なことになるハズだという政治的な前提があるので、研究も報道もその前提に沿うようなものばかりが幅を利かせます。本当に、記録的な大雨が増えたのかどうか考えてみます。そう見えてしまう理由はいくつかありそうです。

①、降水という気象現象は 「べき分布」 を示します
正規分布じゃありません。大雨なのか小雨なのかという降水強度と、その発生頻度は 「正規分布」 じゃなく 「べき分布」 しています。つまり、降水量ゼロというのが圧倒的に多いです。日降水量というものを考えてみます。例えば10年間というのは3650日あります。そのうち、雨が降らない日は3分の2ぐらいです。降水量数ミリというのは多いです。総降水日数の半分程度でしょう。次に、降水量が数十ミリというのは結構ありましょう。ところが降水量数百ミリの豪雨となればめったにありません。つまり、雨が大きくなるにつれて発生頻度が激減するわけで、これは 「べき分布」 と呼ばれる出現分布であります。べき分布において上限はどこなのか全くわかりません。べき分布では打ち止めがないも同然です。正規分布ではありえないような物凄い現象がある程度の発生頻度で起こってしまうのがべき分布の特徴ですが、まず、そういう要因が大きいでしょう。

②、気象観測統計期間が短すぎます、記録的などと言うためには数百年の観測統計期間が必要
各地の気象台や旧測候所など気象官署でも100年前後の観測統計しかありません。長くても130年ほどです。アメダスにいたっては1970年代後半から始まったもので、まだ、たった40年ほどの観測記録しか存在しません。これでは次々に記録破りの現象が起こるのは当たり前です! 自然界には500年に1度とか千年に1度などの現象が普通に起こるのであって、たった40年の歴史からはみ出した現象をもって記録的とか観測史上の記録更新などと言うのが、そもそも間違っています。実は、「記録的」 などという言葉は、今後人類が近代的な気象観測を千年とか2千年ぐらい続けてから言う言葉なんですわ。

③、マスゴミの過剰報道による印象操作もありましょう
ちょっと大雨が降って洪水となったならば、マスゴミどもが五月蠅いほど報道します。むかしも大変な大雨は各地で頻発していますが、いちいちマズゴミは報道しませんでした。ていうか、テレビなど昔はありませんでした! 庶民が遠い地方の洪水被害など知る由もなかったわけです。うるさいほどの過剰報道で実際以上に大雨があるかのように印象操作されています。

④、被害という面では、人口増大が災害の最大要因です。
むかしは 「○○川の後背湿地には家を建てるな、いずれ洪水で流されるぞ」 というふうな言い伝えが各地にありました。わが淡路島南部の南あわじ市にも言い伝えが存在しますよね! それはどこかと言うのは差し障りがあるので言わずもがな。人々は何世代にもわたってその土地に住んでいるのです。何百年に1回というような大災害も実は経験済みなんです。で、後世の人々に対する警告として、また子々孫々がヒドイ目に合わないようにとの暖かい親切から言い伝えがあるわけです。ところが、明治初期から現在までに日本の人口は3倍に膨張しています。旺盛な住宅需要を賄うために、洪水が起これば家屋が流される危険な川沿いとか、山崩れが起これば生き埋めになる危険な山裾や、将来いつの日にか必ず津波が襲来する危険なところに、宅地開発の手が伸びます。あえて、金儲けに目がくらんだデベロッパーが危険を承知の上で宅地開発していますね。 本来ならば住んではいけない危険地帯に多くの人々が住んでいます。これは誰も指摘しませんが、これがそもそもの根本問題です。一番の防災策は危険なところには住まないことです。マスゴミが総力をあげて過剰報道するから、たとえば先月の九州北部での洪水被害でも九州北部全域がメタメタにやられたような錯覚がしますが、じつは甚大な被害があったのは河川のそばの意外に狭い範囲なんです。危険なところには住まないというのが、最強の防災策であります。でもまあ、そうはいっても、狭いニッホン、土地の値段も高いし、言い伝えを無視して危険な場所に住まざるを得ない面があるのは否めません。これが被害を甚大にし、大雨が増えているようなイメージにつながります。

⑤、観測方法や、,観測統計のとりかたいかんで数字を大きく見せかけることが可能
つまり騙せます。数字を示すというのは、正確に定量的に物事をとらえるには不可欠ですが、数字の扱い方がよろしくないと両刀の刃となってしまいます。数字というのは実は油断もすきもないもので、少し警戒してかかるほうがいいのです。その数字がどこから出てきたのか、どういうふうに計算されたのか、疑ってかかるほうがいいわけです。鵜呑みにするのはマズいわけです。 今回のエントリー記事では、この ⑤ の問題について、数字を大きく見せかける手口を2つ紹介しましょう。



一つの手口として観測所の数を増やす
というのがあります。たとえば、学校であるクラスの男子生徒が20人いるとします。うち、もっとも背が高い生徒は179センチだとします。その学校はマンモス校で15クラスあるとします。では15クラスの男子生徒300人で一番背が高いのは? たいてい190センチとかになりますよね! サンプル数を増やせば増やすほどに平均値からより乖離した長身の生徒が見つかるハズです。サンプルを増やせばより大きな数字が出現します。雨量観測所でも同じことが言えます。気象庁の観測所 (気象官署とアメダス) は全国に約1400箇所あります。普通は報道では気象庁の観測データが持ち出されます。ところが、公的機関の国土交通省は河川防災の観点から全国に雨量観測種を設置していますが、気象庁観測所の数倍あるようです。7000箇所ぐらい?? ハッキリした数はわかりませんが、気象庁よりもはるかに高密度に沢山あるのは間違いないところです。わが淡路島に関して申せば、気象庁の観測所は3箇所に対して、国土交通省の川の防災雨量観測所は23箇所 (2017年8月9日現在) あるようです。しかも新しく設置されることがあり、増える傾向です。

今回の台風に関するマスゴミどもの報道では、奄美大島の大雨災害報道では国交省観測を異様に持ち出して、「記録的」 なる言葉を叫んで煽っていました。気象庁の観測データはデータベース化されて外部の者でもいろいろと検索できますが、国交省の雨量観測データはお役所内には存在するんでしょうけれども、外部の者には、そもそもその観測所がいつ設置されたのか、観測開始がいつなのか、など基本情報すら不明です。つまり、観測統計的には使い物にならないすね。で、気象庁観測データと対比させて国交省観測値が 「記録的」 だと叫んでいたようなニュアンスでしたが、そんなのおかしいわけです。国交省の雨量観測は、河川流域での現在の降水状況をみて、洪水等の災害につながるかどうかの判断に供するものでしかない、と思います。


淡路島の事例では、降水量は46%増!
今回の台風5号による降水量 (8月6日22時~7日21時の間) は、わが淡路島では気象庁観測では、アメダス南淡で173ミリ、洲本特別地域気象観測所で110ミリ、アメダス郡家で63ミリでした。23箇所ある国土交通省観測では最小38ミリ、最大253ミリでムラが大きいのですが、諭鶴羽山周辺の5か所で200ミリを越えました。分水堰253ミリ、牛内ダム251ミリ、北富士ダム239ミリ、諭鶴羽234ミリ、諭鶴羽ダム234ミリ。通常の報道では淡路島のアメダス南淡で173ミリの雨量だったと報じますが、より大雨だったように印象づける意図があれば、国土交通省の分水堰253ミリを引っ張りだします。46%も多い数字にすることができるわけです! しかも、たいてい、報道では気象庁観測なのか、国交省観測なのか、あいまいにしてボカしますね。



上勝町(徳島県)の事例、国交省観測を持ち出せば大雨は31%増!
台風5号 (T1705) による直接影響の降水量は、四国東部で一番多かったのは徳島県上勝町のアメダス福原旭でした。上勝町は「葉っぱビジネス村興し」で有名なところですが、スーパー林道をふらふらと通行したり、高丸山や雲早山などへの登山やブナ帯の植物観察にときどき来ます。上勝町の降水量分布を見てみます。


↓ 気象庁サイトから アメダス福原旭の観測統計 を抜粋して借用します。

アメダス福原旭では365ミリ


国土交通省 川の防災情報サイト から観測値を取得しました。
川の防災雨量観測では480ミリ


↓ 国土地理院地図の上に、観測所の位置をプロットし降水量も記入。ご覧のように、上勝町には気象庁観測所はアメダス雨量観測所は福原旭の1か所だけですが、国土交通省の雨量観測所は5箇所あります。で、より大雨だったように印象づけようとするならば、国交省の殿川内の480ミリを報じればいいのです。
上勝町に雨量観測所は6か所


上勝町写真ギャラリー

以下4葉の写真は2,017年7月25日に撮った。

↓ 上勝町役場

上勝町役場

国土交通省の落合雨量観測所の近くです。アユの魚影が濃い勝浦川です。上流から下流方向を見たものです。川のあちこちにアユ釣り師がおります。
アユの魚影が濃い勝浦川

剣山スーパー林道の起点であります。むかし上勝町の主催でオフロードバイクの競走大会みたいなことをやっていませんでしたか? 吾輩は興味がないので遠巻きに眺めるだけでしたが、スーパー林道は昔の賑わいはなくなりましたね。崖崩れ等で閉鎖箇所も頻発していますし、やがて全面閉鎖もあり得るのでは?
剣山スーパー林道起点

この日の午後3時半から5時半までの2時間に、アメダス福原旭で41.5ミリの夕立がありました。すると、勝浦川の支流の旭川 (写真では分岐している左側のほう) があっという間に濁って水量が増えました。渓流釣り師は上流域での夕立に気をつける必要があります。 急な増水で流されないように‥。
ちょっと夕立がくると増水し濁る

以下の6葉の写真は2017年7月29日に撮った。

「にほんの里100選」 に選ばれたという 八重地(やえじ) というところにやってまいりました。でもまあ、ケチをつけるわけじゃないのですが、こういう山村は日本中どこにでもありませんか? わざわざ遠くから見に行くほどのものじゃないと思いますけど。それに、せっかく立てた看板です。綺麗に拭いたほうがいいのでは?
にほんの里百選に選ばれたという八重地
にほんの里百選に選ばれたという八重地
八重地は高丸山の裾の傾斜の緩い所に開けた山村です。標高は600m。夏も朝晩は涼しくて熱帯夜の県都徳島市と比べたら別天地と思われます。ただし、冬は厳しいですね。旧木沢村に抜ける道路なんか除雪が間に合わないときには通れませんね。もちろん夏タイヤじゃ通行不能です。
のどかな田んぼ

実は、これを視察にまいりました。棚田とか重要文化財の古民家を見にきたのではありません。気象観測所は、その観測値は立地環境に大きく左右されます。尾根筋にあるのか谷底なのか山の南側か北側かなどで、雨量も気温も大きく違ってきます。どこどこで何度だ、といってもそこの立地環境・周辺環境を踏まえないとあーだ、こーだと言えないわけです。日本一の高温を観測したければ、アスファルトを周囲に張り詰めたところに観測所を立てればいいわけです。41度の公式の日本最高気温を記録した高知県アメダス江川崎はまさにそんな傾向。となりに大きな駐車場がありますね。
これを視察に来た
八重地雨量観測所

この辺りは、地理的には剣山地の南東斜面にあたります。日本有数の多雨地帯のひとつです。で、いたるところに土石流危険渓流の標識が立っています。写真のところはアメダス福原旭のごく近くです。
いたるところに土石流危険渓流



台風はお祭りかも? エンターテインメントかも?
マスゴミにとっては、台風はお祭りだよね!

台風はお祭りかも? エンターテインメントかも? などと申すと誤解を招くかもしれません。 「甚大な被害が出るかもしれないし、小さな台風でもかならず死亡者が出ている、おまはんは、なんてことを言うのだ!」 と叱られるかもしれません。けれども、台風がお祭りだというのはある意味では全くその通りであります。実は、世の中には、台風が来るのを楽しみにしている連中がおりますね。いちばん台風をお祭り騒ぎにしたいのはマスゴミどもです。やつらは、世の中が平穏無事で、風波が立たないのは具合が悪いわけです。世の中が混乱し、大きな事件が起こり、大きな災害が起こるほどに、仕事のネタがあるわけです。で、台風が来るとなるとテレビは朝から晩までワイワイと上を下への大騒ぎです。大きな事件や災害があるほどに、テレビは視聴者が増えるし新聞は売れるわけです。これは紛れもない事実であります。政治的に色がついている事件ならば、それを取り上げるマスゴミの姿勢や立場いかんによっては視聴者・読者から反発を受けかねません。しかし、台風のいいところは政治的な色がないということです。ただの自然現象だから、政治的には無難な題材ですわね! で、台風がくると報道するテレビのレポーターは、わざと暴風雨の中に立って飛ばされそうな演技をしながら実況中継するのが普通です。これは考えたらおかしな話で、なにも暴風雨の中に立たなくてもいいわけです。建物の中から外の様子を撮影すればいいハズですが、ようするに、大袈裟な演出を狙っているわけです。無理をしてでも絵になる映像を撮って、 「大変な大変」 を印象操作しているわけです。台風時のテレビに登場する気象予報士どももマスゴミと同類で、大きな気象災害があったときには 「我々の出番だ」 とばかりに解説の声に力が入っています。表情も生き生きしているように見えます。


庶民にとっても台風は、エンターテインメントなのかも?

マスゴミにとって台風はお祭りなのですが、われわれ一般大衆にとっても台風はお祭り、エンターテインメントだという面があります。井戸端会議でも皆が皆にわか気象評論家になって、聞きかじりの知識を並べてあーだ、こーだとにぎやかな議論です。ネットを検索していたら、たぶん沖縄県在住の方と思われますが、 「タコの卵」 様が 台風はお祭りだ!? 沖縄県民の台風あるある! で台風が接近すると気分が高揚して、お祭り気分だというふうなことを書いていらっしゃいます。沖縄の人が本土に移住すると、本土に来る台風は小さいので面白くないとか。そりゃあそうです。北緯26度の沖縄本島や洋上の島嶼では台風は最盛期の勢力で接近してきますね。ところが、転向点を越えて北緯30度台に北上してきたら、海水温も下がりだしエネルギー補給が減って、台風は衰退期ですよね! ま、たまに最盛期の状態を保持して本土をアッタックする台風もないことはないのですが、例えば室戸台風 (室戸測候所で911.6hPa)、枕崎台風(枕崎測候所で916.1hPa) それから第二室戸台風や伊勢湾台風です。もう50年も80年も大昔です。吾輩は第二室戸台風は経験しました。まだ小学校に上がっていませんでしたが、ハッキリ記憶にあります。暴風で屋根の瓦が吹き飛ばされ、黒い瓦が黒いカラスの群れみたいに宙を舞い飛び、大木が暴風でゆっくりと倒れ、パニック映画のワンシーンのような光景を覚えています。それにしても、最近、ここ30年とか40年は室戸台風級の大きな台風が全く来ていないですよね! 温暖化で台風が巨大化するというハナシは再検討の必要性が大いにありそう‥。 過去300年間で本土をアタックした最強の台風はシーボルト台風だと言われています。(日本気象学会の 『天気』 にシーボルト台風を論じた論文がたしか2本あったっけ?) 温暖化で台風が巨大化するなんて言うても、まだ小氷期の名残があった江戸時代後期の気温が低いころに、、日本本土最強の台風が来ているわけです。

国内観測史上の最大の大波は室戸市で観測されています。 (ただし津波の遡上高は除く) 26.15mの小山のような数字が観測されています。(2004年台風23号来襲時においてナウファス観測史上最高波を室津(高知県室戸市)で観測) 室戸岬 (室戸市) は台風の大波を観賞する最高のスポットでありましょう。で、室戸岬にいきたいところですが、遠いし、台風時に四国に渡ったら帰りに大鳴門橋で通行止めを喰らう可能性があります。ま、通行止めになったらなったで、大毛島で宿泊してもいいのですが、荒天時に予約なしに行ったらボッタくられますね! (むかしボッタくられました!) やはり台風時には島外に出ないほうがよさそうです。


2017年8月7日、台風5号の波浪観察!

関西ではよく知られた有名な黒岩水仙郷にやってまいりました。兵庫県下ではここが第一の大波観察ポイントであります。なぜならば、兵庫県下では太平洋に面しているのは淡路島南部海岸のみであるわけで、風向や波浪進行方向によっては外洋の大波が届く海岸です。本格的な波浪観察には室戸岬方面に行かなければなりませんが、ここでもそこそこの大波の見物が出来ます。ただし、満潮時とか、強い台風のときには大波が道路まで打ちあがり、非常に危険なところです。本日も吾輩が大波観察を終えたころ海岸道路はバリケードで封鎖されました。お祭りには花火とか山車とかの見ものがあるわけですが、台風祭りの見ものの一つが大波であります。

↓ 兵庫県南あわじ市 灘黒岩の波止場に大波が打ち寄せています。釣り師にけっこう人気の波止場ですが、かつて、この波止場で台風接近時に釣りをしていた人が波にさらわれて死亡しています。台風が遠く離れていても、「うねり」 が届いていたら絶対に波止場に行かないように。1000の波が打ち寄せれば有義波高の2倍の大波が必ず来ます。これにやられるんですわ!
波止場に押し寄せる大波
波止場に押し寄せる大波

↓ 黒岩水仙郷であります。猿山まで車で6分です。
黒岩水仙郷
さる山まで車で6分のところ
2017年8月7日 黒岩水仙郷にて
2017年8月7日 黒岩水仙郷にて
2017年8月7日 黒岩水仙郷にて

↓ こうなったら海 (水圏) と 空 (気圏) が混然一体となって、両者の境目が全くわかりません。海がまるで沸騰する地獄の釜になったような光景ですが、これは台風の暴風のさ中じゃないと見ることができない光景です。
2017年8月7日 黒岩水仙郷にて
2017年8月7日 黒岩水仙郷にて

↓ 13時45分です。まだ通行車がありますが、まもなく海岸道路は越波のため通行止めになった模様。満潮時や、強い台風の場合には絶対に海岸道路へは行かないように。吾輩はここの出身なのでどこまでが安全か、どこからが危険か見極めて来ております。
13時45分ですが、まだ通行車があります。


台風が弱弱しく、コースもダメ。大波見物としてはいまいちだった。

今回の台風T1705は本日07日10時ごろ室戸岬の先端付近を通過しましたが、旧室戸測候所で10時に971.9hPaを観測しました。中心気圧が高すぎます。本土での観測史上最強の室戸台風 (1934年) の911.6hPaに遠く及びません。弱弱しい台風だったので風も弱く波浪も小さく、ぜんぜん迫力がありませんでした。お祭りの見ものとしては物足りませんね。台風のコースもよくありませんでした。午後2時台に紀伊水道の入り口を横切ったのですが、つまり淡路島南部海岸より30キロ南を通りました。これでは風向が北東もしくは東で、風の吹送距離が短く波浪が成長しません。淡路島南部海岸で波浪が特に大きくなるのは、台風が播磨灘側を北東進するコースです。 以下に、気象庁サイトから沿岸波浪実況図(AWJP)カラー版(pdfファイル) を借用します。これは台風5号の中心が室戸岬手前にあった09時の図ですが、台風が弱弱しいので中心部でも推計波高が僅か7メートル (これは有義波高) でしかありません。

2017年8月7日 午前9時 沿岸波浪実況図



大都会のほうが、単位人口当たりの熱中症救急搬送人員数が少ない
前々回のエントリーの話題をすこし掘り下げて議論したいと思います。


熱中症救急搬送リスクは、突出する東京都や大阪府はむしろ小さい。グラフとは逆!


という小見出しを付しましたが、打ち続く猛暑で大勢の人が熱中症で救急搬送されている模様です。総務省消防庁 のサイトを閲覧すると熱中症情報というコーナーが特別に作られているほどです。1枚グラフを借用しましたが、このグラフこそ誤解を招く問題のあるグラフじゃなかろうかと違和感を感じます。このグラフをパッと一目みると、やっぱり大阪とか東京や名古屋や福岡など大都市圏は熱中症で倒れる人が多いんだな、とつい思ってしまいます。温暖化虚妄説の政治的プロパガンダに洗脳された目には、やっぱり大都市圏は物凄く気温が上がっているし、今後は熱中症で人がバタバタと倒れ、とんでもないような大変なことになるんだろうな、とヘンな杞憂が生じるかもしれません。


↓ 総務省消防庁のプレスリリースされた資料に掲載されているグラフ
これは誤解をまねきかねないです。つまり、「熱中症てか、そりゃあ東京や大阪など大都会のハナシやで。田舎の県じゃ熱中症やこ、あまりないよな」 と受け止める人が必ず出てきそうです。

2017年 5月1日~7月30日までの全国都道府県別の熱中症による救急搬送人員数


この都道府県別の熱中症による救急搬送人員を見ると、都道府県ごとに救急搬送人員数に大きな差がありますが、そもそも各県の人口が全く異なります。熱中症救急搬送という事象の背景、統計学でいうところの母数の大きさが全く異なります。人口が最小の鳥取県は57.3万人にすぎませんが、最大人口をほこる東京都では1351.5万人の膨大さです。東京都の人口は鳥取県の23.58倍にも達します。人口が少ない都府県のグループと多い都府県のグループではおおむね10倍の格差があります。これほどの人口格差があるからには、統計数字をあるていど加工し、都道府県ごとの土台を平準化して単位人口当たりで見るべきではないか? そこで、人口10万人当たりの熱中症救急搬送人員数に換算してグラフを作り直してみました。すると、グラフを見た印象は全く異なってしまいます。県ごとにそう大きな差はなくなりました。少ない県と多い県との差はせいぜい2倍とか3倍までです。

消防庁のグラフで突出していた東京都が、全国2番めの低さになったではないか! すさまじいヒートアイランド現象で暑い東京が、冷涼な避暑地の北海道をしのぐ熱中症安全エリア?? などという摩訶不思議なことになってしまいました。ま、これにはいろいろと要因がありましょうけど、たとえば東京都の高齢者比率が22.24パーセントの低さであるとか‥。熱中症にやられるのは半数が高齢者です。高齢者比率が熱中症救急搬送人員の多寡に大きな要因になっているハズです。


↓ 総務省消防庁および総務省統計局のサイトから取得したデータをもとに吾輩がこしらえたグラフ
都道府県別熱中症による救急搬送人員数グラフ


↓ 都道府県別の熱中症リスク、階級色分け?  こうしたら、危ないエリア安全なエリアが明瞭になりました。ただし、安全エリアであってもリスクがないわけじゃないから油断してはいけません! また、たとえ危険エリアであっても、十分なる注意や対応をすれば大丈夫でありましょう! それにしても、神奈川県が遥か北の北海道よりも熱中症リスクが少ない?? 何ともはや、奇妙な地図になってしまいましたわね! でも、やっぱり、私は気候の違いから北海道よりも神奈川県のほうが熱中症リスクはかなり高いと思います。
都道府県別の熱中症リスク、階級色分け?

人口10万人当たりの、都道府県別熱中症救急搬送人員数を観察すると、次のようなことが言えそうです。

①、大都市圏 (東京・名古屋・大阪・福岡) では、周辺の田舎県よりも明らかに熱中症リスクが低くなっている。
  大都市圏で数字が低い最大要因は高齢者比率が低いことでなかろうか? ほかにも、
  建物内の冷房がしっかりとなされる? 最寄りに病院が数多く救急搬送を要請しないケースが多い?
  都市気候・ヒートアイランドで暑いけれども、暑さで目まいがしても逃げ込める冷房の利いた建物が多い?
  (ま、これを言よったら、田舎でも逃げ込める涼しい木陰が多いけど‥)
  建設業・農林水産業など炎天下での就業者の比率が田舎県よりも低いのも要因か?
  都会は情報が多く、当局による熱中症防止キャンペーン・啓蒙が盛ん?

②、やはり、日本列島の南にいくほど熱中症リスクが高いようだ。明らかに西高東低、南高北低。
  関東地方は夏が暑いようでも、ときどき北東冷涼気流が侵入し涼しい日がけっこうあります。
  これが関東で関西よりも低くなる大きな要因と思われます。
  北東冷涼気流は中部山岳で遮られ、西日本には恩恵は届きません。これが西で高い理由。
  安倍の悪政で景気が悪く、勤労者の実質所得は右肩下がり。エアコンが買えない。
  年金をへらされた高齢者が、電気代を節約して蒸し風呂の部屋でガマンする。

③、熱中症リスク日本一は沖縄県のようだ。特筆すべきは沖縄県の高齢者比率が19.39%と日本最低。
  もし、沖縄の高齢者比率が30%だったら、47人 → 60人に上昇すると推定できます。
  それにしても長い夏と、延々と続く熱帯夜の気候のもと、よくぞ47人に抑えているのは立派。
  悪辣安倍政権は沖縄の学校への冷房費助成を打ち切ったみたい、学生・生徒の熱中症が増える?

④、意外に北海道・東北北部・信州などの冷涼地でも熱中症リスクがある。
  通常は気温が低い北日本であっても、時々異常な高温が発生していますね。
  最高気温記録は沖縄那覇が35.6度、北海道札幌が36.2度だ。沖縄のほうが低いがウソではない。
  北日本の家屋は冬の厳寒対応、高気密・高断熱、窓が小さく二重窓。これが裏目に出る?
  クーラーの普及率が低いエリアがある。年数日しかない暑い日のための費用負担が重い?
  普段、南の地方よりも気温が低いから、熱中症に無防備? 予防知識の不足?


万余のデータや資料に当たってからでないと、あーだ、こーだと言ってはいけませんが、高齢化が進む田舎の県のほうが熱中症のリスクが多くなるのはほぼ間違いないと思われます。大都市圏のほうが熱中症救急搬送が少ないのは、たぶん、熱中症にやられるのは高齢者が患者の半数を占めますが、大都市圏は高齢者比率が小さいことが最大要因とみます。なお、大都市圏では医療機関が高密度に配置され、救急搬送に要する時間が短く、初期対応が良好なので軽症率が高い傾向がありそうです。特に大阪。田舎じゃ救急車が来てくれるのに時間がかかりすぎ、その間に重症化してしまいますね。とにかく都道府県ごとのデータというのは、県ごとの面積も人口も年齢構成も産業構造も、土台があまりにも不揃いですし、救急搬送を増やす要因、逆に救急搬送を減らす要因は沢山ありそうですし、県ごとに特色もありそう。たとえば、救急車をタクシー代わりに気安く呼ぶ県民性の県もあれば、自力救済が第一と厳しく考える県民性の県もあるかも? なので、消防庁のリリースするグラフを見るには少し注意が要ります。 つまりこの県ごとの不揃いを悪用すれば、温暖化妄想・温暖化利権のキャンペーンと同じで、誤魔化そうとすれば、いかようにも誤魔化し印象操作ができますね。


↓ 都道府県ごとのデータです。人口に関するデータは総務省統計局  2- 6 都道府県、年齢3区分別人口 から取得しました。
都道府県別熱中症による救急搬送人員数 および人口データ


里山早朝登山
本日は2017年8月2日 (水曜日) であります。

気象庁のホームページから今朝早く02時50分の 気象衛星水蒸気画像 を1枚借用します。気象庁の解説を引用しますと、「水蒸気画像は赤外画像の一種で、大気中にある水蒸気と雲からの赤外放射(6.2μm帯)を観測した画像です。 この波長帯の赤外線は、大気中に存在する水蒸気によく吸収されると同時に、その水蒸気からの放射が行われる特性をもっています。 この特性を利用して、水蒸気画像では、雲がないところでも対流圏上・中層にあるごくわずかの水蒸気からの放射を観測することができます。 また、対流圏上・中層の水蒸気の多いところが白く、少ないところが黒く写るように処理を施し、上空の大気の湿り具合をわかりやすくしています。 さらに、複数の画像を動画として見ることで、水蒸気の流れを介して上空の大気の流れを見ることができます。」 ということであります。

西日本の上空に乾燥して少しだけ冷涼な空気が南下してきたのが分かります。南の暖湿気に北からの乾燥空気がぶつかって、東海~関東沖に潜在的前線帯があり雲が湧き立っているようです。この状況はわが淡路島の諭鶴羽山でご来光を見るチャンスであります。標高はわずか608mしかないのに、紀伊水道を吹きあがる湿気で、このところ山頂にガスがかかり続けておりました。暖候期にはこの山は標高の低いわりにガスが非常によくかかる山であります。ところが乾燥空気が南下してまいりましたので今朝はガスがない筈です。ということで、諭鶴羽山にご来光の写真を撮りに行きましたが‥‥。


乾燥冷涼空気が南下してきた

登山口の諭鶴羽ダムサイトを04時22分に出発、標高差430m、距離3.7キロを39分で登り、05時01分に608mの山頂に到着。ご来光に間に合っている筈ですが、冷涼な北風が吹いています。で、秋遅くに吹きだす北西季節風によるような、低層を這って流れてくるような積雲もしくは層積雲のようなものがあるではないか! こりゃあ、ダメですわ。30分ほど経つと雲の上に太陽が顔をだしましたが、これではご来光と呼べません。残念。 山頂には05時38分まで滞在、Sさんにお土産を少し採取、吾輩は森林組合の入山権を持っていますから不法採取じゃありません。06時22分にダムサイトまで降りてきました。下り所要時間は44分で登りよりも5分長いのですが、これは登山道に石が多く走って降りると危険だからです。

2017年8月2日 諭鶴羽山にて
2017年8月2日 諭鶴羽山にて
2017年8月2日 諭鶴羽山にて

山名標識
山名標識

この雲はまさに秋の雲です。非常に涼しい北風が吹いております。盛夏となったところですが、そこはかとなく秋の気配がいたします。
秋の雲だ

何べんも申すように気象庁検定合格の正式な温度計じゃなく、300円のおもちゃのようなもので、正確性には欠けますが20度であります。涼しいすね! 標高差430mを駆け足で登ったので汗びっしょりですが、涼風が一挙に汗をぬぐい去ります。気化熱で体温を奪われ寒いぐらいです! 夏なのでこの気温じゃ凍死することはありませんが、気温の低い時期だったら汗冷えで凍死するかもしれません。(汗冷えは恐いもので、夏でも気温が低い富士山とか北海道の山じゃ低体温症・凍死の危険性はあります。よね?)
2017年8月2日05時12分 諭鶴羽山山頂にて


山へ避暑に行こう!
猛暑というのは稲作にとっては吉、温暖化で米作りが打撃を受けるというのは嘘っぱちだ!

西日本では、梅雨明け後は、今年は昨年よりも気温が高いみたいです。とりわけ瀬戸内沿岸部じゃ夜間になっても気温があまり下がりません。連日連夜、熱帯夜が打ち続いて寝苦しい夜が続き体力を消耗させられます。しかしながら、こういう暑い夏はイネが元気よく生育し、豊作が期待されます。地球温暖化二酸化炭素原因説を採る政府 (文部科学省等) から流れ落ちてくる研究費を当てにしている研究者どもにかかると、温暖化で米作が打撃を受けるなどと戯言を言うわけですが、じつは、研究費を配分してもらうためにはそう言わざるを得ないわけです。ところが実際は全く逆であります。夏が暑ければ暑いほどコメは大豊作なんですわ。ただし、夏暑いのに豊作じゃないケースもありますが、それは台風の被害です。この点、コメの作況指数と気温の相関をみる場合には台風害がなかったかどうかのチェックが要ります。猛暑と大豊作の相関・因果を示す典型的な実例が1993年と1994年のデータです。

1993年は近年まれに見る冷夏の年でありました。梅雨明けがハッキリせず、ていうか梅雨明けがありませんでした。夏中天気が悪く気温が低くかったのですが、低温と日照不足のため戦後最悪の大凶作となりました。北日本じゃ収穫皆無の水田が多かったです。わが兵庫県でも内陸の山間部では実が入らないシイナが多くかなりの不作となりました。 米の全国作況指数は74で稀にみる大凶作で、冷害は北日本や信州のみならず近畿圏や中国地方まで及びました。 

ところが、翌年の1994年は一転して近年まれにみる猛暑の夏となりました。とくに西日本では県ごとに存在する23個の気象台 (管区気象台・地方気象台) のうち17個で最高気温の記録が出ました。そのほとんどは23年経った現在でも破られていません。この記録的猛暑のおかげで、北海道から九州にいたるまで全国都道府県別のイネの作況指数は103~124の見事な大豊作でした! 都道府県別のコメの作況指数は沖縄県の94が唯一の100未満でしたが、本土では最低が石川県と福井県が103でした。軒並みどの県も110前後で、わが兵庫県や徳島県では113。最高が大分県でなんと124でした。

収穫統計と気象統計の相関・因果をちゃんと見れば、猛暑の夏はコメの大豊作というのはハッキリしています。温暖化の恐怖を騙る御用学者やマスゴミどもは何故この重要な事実を無視するのでありましょうか? これが、温暖化恐怖説を煽る連中の言動が信用できない理由の一つです。真実を解き明かそうという学問研究が、カネで支配される政治活動に成り下がっているのは恐いことです。ちなみに、加計疑獄で安倍でんでん嘘つき閣下は崖っぷちに追い詰められていますが、加計学園グループが新設する獣医学部の政治的な影のネライは細菌兵器の研究か? という情報が流れていますがもし本当ならば恐いことです。学問とか研究が軍国主義復活を目指す政治に左右されるというハナシでありまして、恐いなと思います。真実を追求する学問研究が政治圧力に簡単に屈するのは非常に怖いことであります。


熱中症救急搬送リスクは、突出する東京都や大阪府はむしろ小さい。グラフとは逆!

さて、打ち続く猛暑で大勢の人が熱中症で救急搬送されているようです。総務省消防庁 のサイトを閲覧すると熱中症情報というコーナーが特別に作られているほどです。1枚グラフを借用します。


7月17日~7月23日までの全国の熱中症による救急搬送人員

この都道府県別の熱中症による救急搬送人員を見ると、県ごとに救急搬送人数に大きな差がありますが、そもそも各県の人口が全く異なります。人口が100万人に満たない県もある反面、東京都のように1000万人を越えるところもあります。で、人口10万人当たりの熱中症救急搬送者数に換算してグラフを作り直せば、県ごとにそう大きな差はないのではないか? 少ない県と多い県との差はせいぜい2倍程度だと思います。東京都や大阪府の方が逆に少なくなると思われます。むしろ、高齢化が進む田舎の県のほうが多くなると思われ、熱中症救急搬送リスクはこのグラフと逆で、大都市圏のほうがリスクが少なく安全? たぶん、熱中症にやられるのは高齢者が多く大都市圏は高齢者比率が小さいのが要因? とにかく都道府県ごとのデータというのは、県ごとの面積も人口も年齢構成も産業構造も、土台があまりにも不揃いなので、ちょっと注意が要ります。 つまりこの不揃いを悪用すれば、温暖化のキャンペーンと同じで、誤魔化そうとすれば、いかようにも印象操作ができますね。

このようなことを話題にすれば、猛暑は何も問題はない、こんな暑さなど暑いうちに入らない、もっともっと暑くなってほしい、と言っているようにみえるかもわかりませんが、そうではありません。連日の熱帯夜はかなわんですわねえ! 早く秋になってほしいものです。これからまだ2か月は暑いわけで、うんざり。で、山の上に避暑に行ってまいりました。やはり、山の上は別天地の涼しさであります。気候帯が異なる1000キロ北方に水平移動・避暑に行くのは大ごとですが、山の上に1キロ半垂直移動するのはチョイチョイの簡単です。1000キロ北へ行くのと同等な気温低下です。



徳島県上勝町 高丸山に避暑登山に行ってまいりました

午前2時30分に淡路島南部の雑想庵を出発し、徳島市を経由、勝浦川ぞいを上流へとまいりました。午前5時ちょうどに登山口に到着。日の出の時刻ですが雲が多くてご来光は見えません。
ご来光は見えません

徳島県立 高丸山千年の森 の高丸山現地案内所の施設です。普段は施設は閉められています。100台か200台ぐらい駐車できそうな広大な駐車場があります。普段は管理人がいませんが、勝手にテントを張っていいものかどうか?
高丸山千年の森
高丸山千年の森
高丸山千年の森

+マークのところが高丸山千年の森 現地案内所の場所であります。


今日は土曜日なに誰も来ていません。写真は標高差で400mを登って降りてきた時点で、午前9時04分であります。結局、吾輩が滞在した時間内には誰も来なかったのにはビックリです。ここは避暑地にとても良い所なんで、避暑客が10張ぐらいテントを張っているかと思いましたが、なんで誰も来ないんやろか?
誰も来ていません
誰も来ていません

高丸山 (標高1439m) であります。駐車場は標高1045mぐらいです。標高差は約400mですが、淡路島の先山を登る程度であります。山頂はガスっています。この山に登ってまいりました。
高丸山を見上げる
山頂はガスっています


2017年7月29日、高丸山(1439m) 納涼登山写真ギャラリー

登山案内看板
登山案内図

登山道はよく整備されてはいますが、登山者はさほど多くはなさそう。日本100名山のタイトルを持ちシーズンには全国からわんさかと登山者がくる剣山の登山道とは比べるべくもないです。やはり非常にマイナーな山という印象がします。
登山道はよく整備されています

標高1360m地点に展望の利くところがありましたが、何も見えません。いや、「何も見えないということ」 が見えています。本当に何も見えなければ暗黒の闇であります。雲霞がたなびくだけです。
標高1360m地点
何も見えません

山頂直下の胸突き八丁を急登します。ここが最後の踏ん張りどころ。登山道の両側のササはスズタケであります。ここは標高が低いので剣山のようなミヤマクマザサはありません。
山頂直下の胸突き八丁を急登

05時40分に登りはじめて06時36分に山頂にたどりつきました。何やら石碑があります。高丸山開発記念と書いてありますが、この文言に少し違和感があります。これでは土建屋的発想じゃないか? 中部山岳の山じゃよく開山記念碑というのはあります。誰も登れなかった山に登山道を切り拓いたとかいう碑であります。宗教的な山じゃ教祖とか修験者が寺社を建立して山岳信仰の道筋をつけるのも開山と称するようです。ところが高丸山は開山ではなく開発ですか? おおいに違和感がありますけど、それは開発のイメージが乱開発とか自然破壊であるわけで、自然を破壊してでも金儲けをたくらむのが開発であるわけです。これがこの石碑の文言に違和感を覚える要因です。結局、千年の森というのは自然を護るとか育てるとかいうのは表面の建前であって、ホンネ部分では税金を流し込んで色々と土建屋的工事とか事業をやるのが目的? というのが透けているように思います。べつに開発がダメだと申すのではなく、大いに開発したらいいと思うのですが、開発というホンネを美辞麗句で隠しているのがおかしいと感じるわけです。そのホンネがポロリと出てしまった石碑です。
山頂であります
山頂の碑

雲霞の切れ間から標高差400m下の駐車場が見えています。蓮の池のほとりから地獄を覗き込んだらこんな感じでしょうか? 吾輩のオンボロ車が白い点となって見えます。他の車はまだ来ていないようです。
400m下の駐車場

西をみても東をみても何も見えません。しかし上空の雲は薄く、すぐ上は雲がなさそうです。(遥か上空の中層雲や高層雲はありますけど) こりゃあ、剣山にしときゃ雲海が見られたかも? 残念です。
何も見えません
何も見えません

山頂で小一時間、雲が晴れるのを待ちましたがダメでした。ここは西の剣山方面を眺めるにしても、東の紀伊水道を眺めるにしても素晴らしい眺望なのでまた来ます。気温は06時45分に19度です。風もあるし寒いぐらいです。
極楽の涼しさ


ここにテントを張って一週間ぐらいおりたいところですが、下山します。

旗立て? 旗振り通信(旗振り山) のことでしょうか? 江戸時代後期~明治時代に大坂の堂島米会所で米の先物取引が行われましたが、売買で成立したコメの値段という情報が旗の振り方で遠方に通信されました。その旗振り山だという解説をみましたが、それは違うのでは? いわゆる江戸時代におこなわれ明治まで続いた旗振り通信というのは、コメの値段や高下のトレンドをいち早くキャッチすれば売買に有利でおおきな利ザヤが得られるから行われたもので、淡路島も旗振り通信ルートでした。大阪堂島 → 途中に何か所か → 神戸の鉢伏山 (旗振り山) → 津名生穂あたり? → 洲本三熊山 → 南あわじ市南辺寺山 → 鳴門撫養城あたり? → 徳島 というルートで米相場の情報が旗振り連携リレーで伝えられました。結局、情報を欲しがったのは、米相場で金もうけをたくらむ豪商とか、年貢米を有利に売りたい地方大名です。よね? こんな山のなかに旗振りで何の情報を伝える必要があるのか? 誰が、何のために? という疑問が湧きます。
旗立て

一つ考えられるのは狼煙台 (のろしだい) です。徳島県の山間部には山城跡がたくさんあり、山頂もしくは山頂付近の見通しのいいところに見張り台があって、山上から麓を眺めて敵の動向をウォッチ、敵の侵攻をキャッチしたならば狼煙をあげて麓の本城に危急をしらせたとか? 剣山スーパー林道ぞいの天神丸 (1632m) などはまさにそれです。天神丸は山名そのものがそういう名です。つまり天の陣の丸。で、旗を振るのではなく危急をキャッチしたならば旗を立てて遠方もしくは麓の本部に通信したとか? 旗立て通信にしろ狼煙台にしろ大きな組織が人手を投入してやらなきゃできることじゃありません。なんの旗を立てた (振った) のでしょうか? それに、この旗立てというところは標高1230mぐらいで尾根筋の鞍部にあり、たとえ樹林がなくても展望がよろしくなさそうです。狼煙台跡というのも考えにくいです。 ちなみに、阿波藩の狼煙台通信について 海上保安庁が分かりやすく解説しています。


↓ ブナの原生林でありますが、高丸山荘一帯がブナ林です。ただし、樹齢は少ないように感じます。高城山とか西砥石権現のほうがブナの巨木が多いです。すこし観察したところ、ここには環境省巨樹調査基準の地上130センチで幹周300センチ超を満たすと目測できそうなブナ巨樹があまり見当たりません。看板が自画自賛するほどの立派なブナ林には見えないわけですが、立派ではないからこそ将来の立派をめざして保護林にしているのかも?

ブナの原生林

高丸山荘というのだそうですが、山小屋じゃないみたい。少し離れたところにある東照神社の社務所とか参籠所とか? 何なんでしょうか?
高丸山荘

東照神社というのだそうです。岩でこしらえた小詞ですが、前に拝殿のような小屋があります。戸はなく通り門になっていて、コウモリが3匹いて吾輩が来たら大歓迎してバタバタと飛び交ってくれました。
東照神社



【付録写真】 高丸山は遠くから山座同定しやすい山だ!

高丸山は山頂から3方向の斜面が急こう配で浸食されて、山頂付近が三角錐の山容をしています。見事な氷河地形 (氷食尖峰) で日本屈指の名峰の槍ヶ岳をすこし思わせるような尖った山容であります。で、遠くからでも、あれは高丸山じゃなと山座同定が容易です。山名の起こりは高くて丸く見えるということらしいのですが、それは高丸山周辺でのハナシであって、淡路島から遠望すると連山のなかでひときわ尖った山に見えます。剣山よりも500m標高が低いのに距離的には近いので、淡路島南部からでは高丸山のほうが高く見えます。ということで、吾輩は若いころは高丸山を剣山だと勘違いしていました。

淡路島南部の海岸から遠望した高丸山
淡路島から眺める高丸山
淡路島から眺める高丸山

剣山の山頂から眺めた高丸山
剣山から見る高丸山
剣山から見る高丸山


本日は2017年7月26日 (水曜日) であります。

昨日の午後に急きょ 山犬嶽 (やまいぬだけ、徳島県上勝町 標高997m) に登ってまいりました。ここは知る人ぞ知るコケの名所であります。梅雨時期になると徳島新聞の記事に出るので徳島県内ではよく知られていますが、他県では山犬嶽などというあまりにもローカルな山は知名度ゼロでありましょう。が、ここのコケ (苔) は見事であります。標高が低いのに亜高山帯の蘚苔林の林床みたいな一面のコケであります。で、わざわざ他県 (いちおう吾輩は兵庫県人) からでも見に行く価値があります。なお、ここは観光地化されているわけじゃないから、村人に迷惑をかけない配慮が要ります。取ってもいいのは写真だけ、持ち帰るのはゴミだけ、残してもいいのは思い出だけ、が迷惑をかけないマナーの基本です。


国土地理院の電子地形図を埋め込み借用します。+記号あたりが水苔の名所です。なぜか地形図に登山道の記載がありませんが、登山道はあります。最終人家から山犬嶽へ行く登山道があって、途中3ルートに分かれますが、やがてまた合流します。地元の方が要所ごとに立てた案内に従って進むと迷うことはありません。



迷惑そうな看板があるね!

ハッキリと迷惑だと言っている看板です。登山者・観光客が地元にお金を落とさないかぎり、迷惑以外の何物でもないわけです。それは当たり前のハナシでありまして、被害だけあって利益がないのは理不尽ということです。お金を落としてくれるのであるならば、少々の迷惑もしかたがありませんが、お金を落としもしないのに迷惑だけ被るのは登山も物見遊山も公害だということであります。で、訪問する側といたしましては、いちばんいい対処法は、村人に出会ったら大きな声で明るく 「こんにちわ!」 と挨拶することであります。いちばんマズイのは黙って村人の前を通ることであります。山村と海辺という違いはありますが吾輩かて僻地指定・離島振興法指定の大変な田舎出身なので、これは自信をもって言えます。大きな声で明るく挨拶さえすれば、田舎ほど山村ほど人は根は親切で人懐こいですわ。いろいろと教えてくれます。 それと、もちろん申すまでもありませんが、可能なかぎり地元にお金を落とすことであります。どうせどこかでガソリンを補給せんとあかんから、ならば、その地元のスタンドでガソリンを補給するとか、道端で農産物を売っていたら土産に買うとか、皆が皆そうすれば、他所から大勢来てくれてありがたいとなるわけです。ようするに地獄の沙汰も金しだいですわ!
迷惑そうな看板

これは余談】 余談を申せば、ようするに、世の中、迷惑だけ受けて何のトクにもならないことは永続しないわけです。安倍デンデン閣下 (註) の支持率が急落してまいりましたが、まさにそれです。安倍デンデンのお友達だけは利益供与を受けますが、われわれ一般国民はどうでしょうか? 安倍デンデンのせいで勤労者の実質所得は下がり続けています。日本は失われた20年が失われた30年になろうとしています。GDP (国内総生産) は横ばいもしくは減少がつづいていますがこの間、世界主要国は軒並み2倍に成長しています。日本だけが安倍デンデンのせいで取り残されています。アベノミクスなどという意味不明な言葉を弄するのは何たる欺瞞か! 欺瞞が見破られたのでアベノミクスなんて言わなくなりました。金銭的なことだけでなく、国民を監視し統制し支配し、文句や反対を言えなくする悪法が次々に作られています。 特定秘密保護法の強行採決、集団的自衛権行使容認の憲法解釈の変更、事実上の戦争法の制定、共謀罪の強行制定などなど。加計疑獄に安倍デンデンが関与しているのは明白なのに、まともに説明しようとしません。安倍デンデンは最近では 「嘘つき安倍」 と揶揄されるようになってまいりましたが、異様な虚言癖があるようです。99パーセントの国民の立場からは安倍政権 (自民政権) では被害ばかりで利益は皆無です。

これでは、山犬嶽の登山口の住民がたまりかねて婉曲に苦言を呈する看板を立てたのと同じです。登山者のマナーが悪ければ 「もう来てくれないほうがいいわ」 と余所者の登山禁止となりましょう。安倍デンデン嘘つき閣下もそろそろご退場願う時期となりましたね! 支持率26パーセントはまだ高すぎます。支持率調査に不正とか恣意があるのかどうかは分かりませんが、ほんまの支持率はたぶん一桁ではないか? もう30年が経ちましたが、圧政に苦しむフィリピンの民衆が立ち上がって、100万人がマラカニアン宮殿を十重二十重に取り囲んで抗議し、独裁者マルコスを倒したのを思い出します。マルコスはハワイに逃れました。日本でも、100万人が、いな人口比率から申すと200万人が首相官邸を取り囲むべきときではないか? 安倍デンデン嘘つき閣下の逃亡先は北朝鮮か? あるいは刑務所かも? あるいは精神病棟?


(註) 安倍デンデンとは、云々 (うんぬん) が読めずに、「でんでん」 と読んだ安倍を揶揄するネット上でのニックネームのことである。

山犬嶽登山口の看板


岩塊流(がんかいりゅう)、あるいは岩塊斜面の礫の上に生育するコケのようだ

山犬嶽の登山道を標高差で200mぐらい登ってまいりました。標高は840mあたりと思われます。水苔の名所というところにやってまいりました。ここはモコモコワールドであります。大小さまざまな岩が堆積した谷のようですけれども、あらゆる岩の上に厚くコケが生育してモコモコとしています。まるで岩の上に緑の雪が積もったかのようです。大昔に日本一の多雨地帯の大台ヶ原山 (奈良・三重県境、1695m) に登ったときに、亜高山帯の針葉樹のトウヒ林の林床に見事なコケのじゅうたんを見ましたが、それを彷彿とするような見事なコケであります。亜高山帯ならばあり得る光景ですが、800mの高度でこれだけのコケが生育するのは、このあたり一帯が非常に湿潤であり、雨量も多く常に雲霞がかかるなどコケの生育環境がいいのでありましょう。

ちなみに、日降水量の日本記録は剣山系のアメダス魚梁瀬の851.5ミリですが、山犬嶽の山麓にあるアメダス福原旭でも641.5ミリと全国ランキングの15位に食い込んでいます。剣山は726ミリで9位です。全国の雨量観測所は1400か所もあるなかで日降水量ランキングで剣山系の観測所が20位以内に何か所もランクインしています。つまり剣山系の南東斜面は全国屈指の豪雨地帯です。多い年には年降水量は軽く5000ミリを超え、この多雨がコケをはぐくんでいるのでありましょう。


山犬嶽 水苔の名所
山犬嶽 水苔の名所
山犬嶽 水苔の名所
山犬嶽 水苔の名所
山犬嶽 水苔の名所


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